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Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイド for F5 BIG-IP Local Traffic Manager
リリース3(2.1.1.1.0)

B40116-01

Oracle® Enterprise Manager

System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイド for F5 BIG-IP Local Traffic Manager

リリース3(2.1.1.1.0)

部品番号: B40116-01

原典情報: B28039-02 Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-in Installation Guide for F5 BIG-IP Local Traffic Manager, Release 3 (2.1.1.1.0)

2007年2月

このドキュメントには、Oracle System Monitoring Plug-in for F5 BIG-IP Local Traffic Managerに関する簡単な説明、プラグインでサポートされるバージョンの詳細、およびプラグインのインストールの前提条件が記載されています。また、プラグインのダウンロード、インストール、検査および検証方法の手順も記載されています。

説明

System Monitoring Plug-in for F5 BIG-IP Local Traffic Managerは、Oracle Enterprise Manager Grid Controlを拡張して、F5 BIG-IP Local Traffic Managerの管理に対するサポートを追加します。Grid Control環境にプラグインをデプロイすると、次の管理機能を取得できます。

サポートされるバージョン

このプラグインでは、次のバージョンの製品がサポートされます。

前提条件

プラグインをデプロイする前に、次の前提条件を満たす必要があります。

プラグインのデプロイ

前提条件を満たしていることを確認した後、次の手順に従ってプラグインをデプロイします。

  1. F5 BIG-IP Local Traffic Managerプラグインのアーカイブを、ブラウザを起動しているデスクトップまたはコンピュータにダウンロードします。アーカイブは、Oracle Technology Network(OTN)からダウンロードできます。

  2. スーパー管理者としてEnterprise Manager Grid Controlにログインします。

  3. Grid Controlホームページの右上隅にある「設定」リンクをクリックし、次に「設定」ページの左側にある「管理プラグイン」リンクをクリックします。

  4. 「インポート」をクリックします。

  5. 「参照」をクリックしてプラグインのアーカイブを選択します。

  6. 「リスト・アーカイブ」をクリックします。

  7. プラグインを選択して「OK」をクリックします。

  8. プラグインのデプロイ先のエージェントすべてに優先資格証明を設定したことを確認します。

  9. 「管理プラグイン」ページで、F5 BIG-IPプラグインの「デプロイ」列のアイコンをクリックします。管理プラグインのデプロイ・ウィザードが表示されます。

  10. 「エージェントの追加」をクリックして、プラグインのデプロイ先のエージェントを1つ以上選択します。ウィザードが再び表示され、選択したエージェントが表示されます。

  11. 「次へ」をクリックし、「終了」をクリックします。

    優先資格証明が設定されていないというエラー・メッセージが表示された場合、「プリファレンス」ページに移動してエージェント・ターゲット・タイプの優先資格証明を追加します。

  12. 次の場所にwsdl4j-1.5.1.jarをコピーします。

    $ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/emx/f5_bigip_v9plus_loadbalancer

    この作業は、プラグインがデプロイされたすべてのエージェントで行ってください。

    OSクラスタを構成するシステムにエージェントがインストールされている場合は、このjarファイルを次の場所にコピーする必要があります。

    $ORACLE_HOME/<node_name>/sysman/admin/scripts/emx/f5_bigip_v9plus_loadbalancer

    node_nameは、エージェントが稼働しているクラスタ・ノードの名前です。(この手順は、これらのエージェントにターゲットを追加する前に完了しておく必要があります。)

監視対象インスタンスの追加

プラグインを正常にデプロイした後、プラグイン・ターゲットを集中監視および管理するために、次の手順に従ってGrid Controlに追加します。

  1. プラグインをデプロイしたエージェントのホームページで、「追加」ドロップダウン・リストからBIG-IP Local Traffic Managerターゲット・タイプを選択し、「実行」をクリックします。BIG-IP Local Traffic Managerの追加ページが表示されます。

  2. パラメータに次の情報を入力します。

    • 名前: プラグインの名前。

    • ホスト名: F5 BIG-IP Local Traffic Managerのホスト名またはIPアドレス。

    • ポート: F5 BIG-IPプラグインがトラフィックを受信するためのポート。HTTPSのデフォルトは443。

    • ユーザー名: プラグインがデータにアクセスできるようにするためのguest以上の権限を持つユーザーの名前。

    • パスワード: ログイン用のパスワード。

  3. 「接続テスト」をクリックして、入力したパラメータ(パスワードなど)が正しいことを確認します。

  4. 接続テストが成功した場合、手順2の暗号化されたパラメータを再入力して、「OK」をクリックします。


    注意

    プラグインをデプロイして、環境内で1つ以上のターゲットを監視するように構成した後、プラグインの監視設定をカスタマイズできます。これにより、環境の特別な要件を満たすようにメトリックの収集間隔およびしきい値の設定を変更できます。メトリックの収集を1つ以上無効にした場合、メトリックなどに関するレポートに影響を与える可能性があります。  


プラグインの検査および検証

プラグインでデータの収集が開始するまで数分間待機した後、次の手順を使用して、プラグイン・ターゲットがEnterprise Managerで適切に監視されていることを検査および検証します。

  1. エージェントのホームページの「監視ターゲット」表で、F5 BIG-IP Local Traffic Managerターゲット・リンクをクリックします。F5 BIG-IP Local Traffic Managerのホームページが表示されます。

  2. 「メトリック」表に、メトリック収集エラーが報告されていないことを確認します。

  3. 「レポート」プロパティ・ページを選択して、レポートが表示されていること、およびエラーが報告されていないことを確認します。

  4. 「構成」セクションの「構成の表示」リンクをクリックして、構成データが表示されていることを確認します。構成データがすぐに表示されない場合は、「構成の表示」ページで「リフレッシュ」をクリックします。

プラグインのアップグレード

  1. プラグインのデプロイ先のエージェントすべてに優先資格証明が設定されていることを確認します。

  2. より高いバージョンのプラグインをデプロイするエージェントに対して、F5 BIG-IP Local Traffic Managerターゲットをブラックアウトします。必ず即時ブラックアウトを選択してください。

  3. これらのエージェントに新しいバージョンのプラグインをデプロイします。

  4. 次の場所にwsdl4j-1.5.1.jarをコピーします。

    $ORACLE_HOME/sysman/admin/scripts/emx/f5_bigip_v9plus_loadbalancer

    この作業は、プラグインがデプロイされたすべてのエージェントで行ってください。

    OSクラスタを構成するシステムにエージェントがインストールされている場合は、このjarファイルを次の場所にコピーする必要があります。

    $ORACLE_HOME/<node_name>/sysman/admin/scripts/emx/f5_bigip_v9plus_loadbalancer

    node_nameは、エージェントが稼働しているクラスタ・ノードの名前です。(この手順は、これらのエージェントにターゲットを追加する前に完了しておく必要があります。)

  5. ターゲットのブラックアウトを削除します(手順2を行った場合のみ必須)。

プラグインのアンデプロイ

プラグインをエージェントからアンデプロイするには、次の手順を実行します。

  1. スーパー管理者としてEnterprise Manager Grid Controlにログインします。

  2. 「ターゲット」タブを選択して、次に「すべてのターゲット」サブタブを選択します。「すべてのターゲット」ページが表示されます。

  3. F5 BIG-IP Local Traffic Managerを選択して「削除」をクリックします。この手順は、プラグインのすべてのインスタンスに対して実行する必要があります。

  4. プラグインのデプロイ先のエージェントに優先資格証明が設定されていることを確認します。

  5. 「すべてのターゲット」ページの右上隅にある「設定」リンクをクリックし、次に「設定」ページの左側にある「管理プラグイン」リンクをクリックします。「管理プラグイン」ページが表示されます。

  6. F5 BIG-IPプラグインの「アンデプロイ」列のアイコンをクリックします。「管理プラグインのアンデプロイ」ページが表示されます。

  7. F5 BIG-IP管理プラグインに現在デプロイされているエージェントをすべて選択して「OK」をクリックします。

    プラグインをEnterprise Managerから完全に削除するには、システムのすべてのエージェントからアンデプロイする必要があります。

  8. 「管理プラグイン」ページでF5 BIG-IP Local Traffic Manager管理プラグインを選択して、「削除」をクリックします。

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