Oracle Enterprise Manager 10g Grid Controlは、Oracle Gridとそこで実行されるアプリケーションのあらゆる機能を管理するための一元的な統合ソリューションです。Grid Controlは、高性能なトップダウン型のモニタリング・アプローチによる最高品質のアプリケーション向けサービスを提供するとともに、構成管理、プロビジョニングおよびシステム管理を自動化するためのコスト効果の高いソリューションを提供します。この強力な組合せにより、どのような規模のOracleデータ・センターでも、最高レベルの管理体制を実現できます。
オラクル社では、Oracle Enterprise Managerの機能を特定の用途向けに拡張するための、オプション、管理パック、管理プラグインなどの製品も多数提供しています。このマニュアルでは、Oracle Enterprise Managerの機能を特定の環境向けに拡張するために購入できる、Oracle Enterprise Managerの管理パック、管理プラグイン、およびその他の製品の個別ライセンスについて説明します。このマニュアルの内容は次のとおりです。
エンタープライズ・データベース管理
Oracle Middleware Enterprise Management
ビジネス・インテリジェンス管理
Enterprise Managerでのアイデンティティ管理
その他のインフラストラクチャ管理
サービス管理
アプリケーション管理
Application Testing Suite
Linux管理
サード・パーティ・ライセンス
各章に記載されているオプション、パック、レポート、ライセンス・リポジトリ・ビューまたはコマンドライン・インタフェース(CLI)動詞は、適切なライセンスがないと使用できません。これらのオプション、管理パックまたは製品が、製品CDやダウンロードに含まれていたり、入手したドキュメントに記載されている場合でも、ユーザーがそれらの製品を適切なライセンスなしで使用することを許可するものではありません。
Enterprise Managerでは、リンクの隣に特定のパックを表す略語が表示されている場合、それがライセンスの必要なリンクであることを表します。デフォルトでは、これらの略語は表示されません。この機能を有効化するには、次の手順を実行してください。
Enterprise Manager Grid Controlの任意のページにアクセスします。
左側の「Oracle Enterprise Managerバージョン情報」リンクの隣の+アイコンが見えるまで、ページを下方向にスクロールします。
+アイコンをクリックします。+アイコンが-アイコンに変わり、ライセンス・リンクの隣にパックの略語が表示されます。
たとえば、「ターゲット」タブ、「サービス」サブタブ、サービス名の順にクリックします。表示されるサービスのホームページでは、複数のリンクの隣にSLMという略語が表示されています。略語リンクをクリックすると、略語、パック名、ターゲット・タイプおよびすべてのパックに関する説明が記載された表が表示されます。
ほとんどのパックについては、Oracle Enterprise Manager 10g Grid Controlコンソールで次の手順を実行することにより、機能を有効化または無効化できます。
現在使用しているOracle Enterprise Manager 10g Grid Controlのリリース番号が、10.2.0.4以上であることを確認します。
Grid Controlのリリース番号を確認するには、Grid Controlコンソールにログインして、各ページの一番下にある「Oracle Enterprise Managerバージョン情報」をクリックします。
Grid Controlコンソールにスーパー管理者としてログインします。
ページの右上隅の「設定」をクリックします。
左側のナビゲーション・パネルの「Management Packのアクセス権」をクリックします。
「Management Packのアクセス権」ページで、リストされたターゲットごとに各管理パックのアクセス権を有効化または無効化できます。
リストされたターゲットごとに、ターゲットに関連する管理パックを有効化または無効化できます。「名前」列にリストされたターゲットで、アクセス権のある管理パックを選択し、そのパックに対応するボックスを選択します。新規ターゲットの場合は、「パック・アクセス同意済」列のボックスを選択し、ライセンス契約条項に同意します。「パック・アクセス同意済」オプションは、ライセンス契約条項をまだ受諾していない新規追加ターゲットでのみ選択できます。
「適用」をクリックして変更内容を保存します。
いずれかの管理パックを無効にすると、そのパックに含まれているリンクは無効になります。または、リンクをクリックしても、関連するパックの使用ライセンスがないことを示すメッセージが表示されます。この項の手順を実行してパックを無効にした後は、Grid Controlコンソールにログインするどの管理者も、無効にした管理パックの機能にアクセスできなくなります。
Oracle Database 10g、Oracle Fusion MiddlewareまたはOracle WebLogic Serverに関連する製品のライセンスの詳細は、次のOracle Technology Networkのドキュメントを参照してください。
http://www.oracle.com/technology/global/jp/index.html
『Oracle Databaseライセンス情報』
『Oracle Fusion Middlewareライセンス情報』
『Installing and Updating WebLogic Platform License Files』