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Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソール・カスタマイズ・ガイド
リリース9.1.0.1
B52970-02
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8 メニューのカスタマイズ

メニュー項目は、管理およびユーザー・コンソールの左側のパネルにリンクとして表示されます。この章では、管理およびユーザー・コンソールのメニューをカスタマイズする方法について説明します。

管理およびユーザー・コンソールのメニューをカスタマイズするには、次の手順を実行します。

  1. カスタマイズするメニュー・グループまたは項目を特定し、Oracle Identity Manager Design Consoleの「Form Information」フォームを使用してそのメニュー・グループまたは項目のクラス名を取得します。

    たとえば、「マイ・リソース」メニューの「新しいリソースのリクエスト」項目のクラス名は、My Resources.Request New Resourcesです。この名前は、データベースのWIN表に含まれます。対応するメニュー項目は、メニュー・グループ・コードがMy Resourcesで、メニュー項目コードがRequest New Resourcesであることを示しています。

  2. xlWebAdmin.propertiesまたはxlDefaultAdmin.propertiesファイルを開きます。表8-1に、サポートされる各アプリケーション・サーバーでのこれらのファイルの場所を示します。

    表8-1 xlWebAdmin.propertiesおよびxlDefaultAdmin.propertiesファイルの場所

    アプリケーション・サーバー 場所

    Oracle Application Server

    非クラスタ環境では、ファイルはOAS_HOME\product\10.1.3.1\OracleAS_1\j2ee\home\applications\Xellerate\xlWebApp\WEB-INF\classes\にあります。

    クラスタ環境では、ファイルはOAS_HOME\product\10.1.3.1\OracleAS_1\j2ee\member\applications\Xellerate\xlWebApp\WEB-INF\classes\にあります。

    JBoss Application Server

    非クラスタ環境では、次のようにします。

    1. JBOSS_HOME\server\default\deploy\XellerateFull.earにあるEARファイルからxlWebApp.warを抽出します。

    2. WARファイルからxlWebApp.war\WEB-INF\classes\xlWebAdmin.propertiesおよびxlWebApp.war\WEB-INF\classes\xlDefaultAdmin.propertiesを抽出します。

    3. xlWebAdmin.propertiesファイルまたはxlDefaultAdmin.propertiesファイルを編集します。

    4. WARファイルを再パッケージします。

    5. EARファイルを再パッケージします。

    クラスタ環境では、JBOSS_HOME\server\all\deploy\XellerateFull.earにあるEARファイルからxlWebApp.warを抽出し、手順2〜手順6を実行します。

    IBM WebSphere Application Server

    ファイルは、WAS_HOME\AppServer\profiles\profile_name\installedApps\node_name\XellerateFull.ear\xlWebApp.war\WEB-INF\classesにあります。

    Oracle WebLogic Server

    非クラスタ環境では、ファイルはBEA_HOME\user_projects\domains\domain_name\XLApplications\WLXellerateFull.ear\xlWebApp.warにあります。

    クラスタ環境では、次の場所にあります。

    管理サーバー: ファイルは、BEA_HOME\user_projects\domains\xldomain\XLApplications\WLXellerateFull.ear\xlWebApp.war\WEB-INF\classesにあります。

    管理対象サーバー: ファイルは、WL_HOME\wlserver_10.3\common\nodemanager\MANAGED_SERVER_NAME\stage\Xellerate\xlWebApp.war\WEB-INF\classes\にあります。

    マネージャ・サーバーの場合、ファイルの変更は全ノードで行う必要があります。


  3. メニュー・グループを変更するには、カスタマイズするメニュー・グループのプロパティ名をxlWebAdmin.propertiesファイル内で検索します。各メニュー・グループには、表示ラベルを示す単一のプロパティが関連付けられています。

    メニュー・グループの表示ラベルのプロパティ名は、menuGroup.menu group codeの形式で、空白はハイフン(-)に置き換えられます。たとえば、My Resourcesというコードのメニュー・グループの場合、プロパティ名はmenuGroup.My-Resourcesです。プロパティに割り当てられた値を、表示するラベルに変更します。

    各メニュー項目には、2つのプロパティが関連付けられています。1つはメニュー項目の表示ラベル・プロパティで、もう1つはメニュー項目のリンク・プロパティです。このリンク・プロパティにより、メニュー項目が選択されたときに表示されるターゲット・ページが識別されます。メニュー項目の表示ラベル・プロパティはxlWebAdmin.propertiesファイルに定義され、メニュー項目のリンク・プロパティはxlDefaultAdmin.propertiesファイルに定義されます。

    メニュー項目の表示ラベルのプロパティ名は、menuItem.menu group code.menu item codeの形式で、空白はハイフンに置き換えられます。つまり、My-Resourcesというコードのメニュー・グループに含まれるRequest-New-Resourcesというコードのメニュー項目のプロパティ名は、menuItem.My-Resources.Request-New-Resourcesです。メニュー項目のリンク・プロパティの形式は、menuItem.menu group code.menu item code.linkです。

  4. 新規メニュー項目またはグループを作成するには、最初にOracle Identity Manager Design Consoleの「Form Information」フォームを使用して、システムに適切なエントリを作成します。次に、手順3の説明に従って、対応する新規プロパティを追加します。新規メニュー・グループごとに1つの新規プロパティが必要です。また、新規メニュー項目ごとに2つの新規プロパティが必要です。

    たとえば、FavoritesおよびNon-Work Linksというコードの2つの新規メニュー項目を含むMy Linksというコードの新規メニュー・グループを追加するとします。この場合、Design Consoleの「Form Information」フォームでMy Links.FavoritesおよびMy Links.Non-Work Linksというクラス名を使用して、システムに2つの新規エントリを作成する必要があります。


    注意:

    任意のクラス名を指定できます。表示されるラベルはこれらの名前に依存しません。

  5. 手順4で指定したクラス名を使用して、xlWebAdmin.propertiesファイルに次のプロパティを追加します。

    menuGroup.My-Links=My Links
    menuGroup.My-Links.Favorites=Favorites
    menuGroup.My-Links.Non-Work-Links=Non-Work Links
    
  6. 手順4で指定したクラス名を使用して、xlDefaultAdmin.propertiesファイルに次のプロパティを追加します。

    menuGroup.My-Links.Favorites.link=favorites.do?myfavorites
    menuGroup.My-Links Non-Work-Links.link=nonworklinks.do?nonworklinks
    

注意:

メニュー・グループや項目名を変更するには、xlWebAdmin.propertiesファイルとxlDefaultAdmin.propertiesファイルのみを変更します。データベースやコードを変更する必要はありません。