メニュー項目は、管理およびユーザー・コンソールの左側のパネルにリンクとして表示されます。この章では、管理およびユーザー・コンソールのメニューをカスタマイズする方法について説明します。
管理およびユーザー・コンソールのメニューをカスタマイズするには、次の手順を実行します。
カスタマイズするメニュー・グループまたは項目を特定し、Oracle Identity Manager Design Consoleの「Form Information」フォームを使用してそのメニュー・グループまたは項目のクラス名を取得します。
たとえば、「マイ・リソース」メニューの「新しいリソースのリクエスト」項目のクラス名は、My Resources.Request New Resources
です。この名前は、データベースのWIN
表に含まれます。対応するメニュー項目は、メニュー・グループ・コードがMy Resources
で、メニュー項目コードがRequest New Resources
であることを示しています。
xlWebAdmin.properties
またはxlDefaultAdmin.properties
ファイルを開きます。表8-1に、サポートされる各アプリケーション・サーバーでのこれらのファイルの場所を示します。
表8-1 xlWebAdmin.propertiesおよびxlDefaultAdmin.propertiesファイルの場所
メニュー・グループを変更するには、カスタマイズするメニュー・グループのプロパティ名をxlWebAdmin.properties
ファイル内で検索します。各メニュー・グループには、表示ラベルを示す単一のプロパティが関連付けられています。
メニュー・グループの表示ラベルのプロパティ名は、menuGroup.menu group code
の形式で、空白はハイフン(-)に置き換えられます。たとえば、My Resources
というコードのメニュー・グループの場合、プロパティ名はmenuGroup.My-Resources
です。プロパティに割り当てられた値を、表示するラベルに変更します。
各メニュー項目には、2つのプロパティが関連付けられています。1つはメニュー項目の表示ラベル・プロパティで、もう1つはメニュー項目のリンク・プロパティです。このリンク・プロパティにより、メニュー項目が選択されたときに表示されるターゲット・ページが識別されます。メニュー項目の表示ラベル・プロパティはxlWebAdmin.properties
ファイルに定義され、メニュー項目のリンク・プロパティはxlDefaultAdmin.properties
ファイルに定義されます。
メニュー項目の表示ラベルのプロパティ名は、menuItem.menu group code.menu item code
の形式で、空白はハイフンに置き換えられます。つまり、My-Resources
というコードのメニュー・グループに含まれるRequest-New-Resources
というコードのメニュー項目のプロパティ名は、menuItem.My-Resources.Request-New-Resources
です。メニュー項目のリンク・プロパティの形式は、menuItem.menu group code.menu item code.link
です。
新規メニュー項目またはグループを作成するには、最初にOracle Identity Manager Design Consoleの「Form Information」フォームを使用して、システムに適切なエントリを作成します。次に、手順3の説明に従って、対応する新規プロパティを追加します。新規メニュー・グループごとに1つの新規プロパティが必要です。また、新規メニュー項目ごとに2つの新規プロパティが必要です。
たとえば、FavoritesおよびNon-Work Linksというコードの2つの新規メニュー項目を含むMy Linksというコードの新規メニュー・グループを追加するとします。この場合、Design Consoleの「Form Information」フォームでMy Links.Favorites
およびMy Links.Non-Work Links
というクラス名を使用して、システムに2つの新規エントリを作成する必要があります。
注意: 任意のクラス名を指定できます。表示されるラベルはこれらの名前に依存しません。 |
手順4で指定したクラス名を使用して、xlWebAdmin.properties
ファイルに次のプロパティを追加します。
menuGroup.My-Links=My Links menuGroup.My-Links.Favorites=Favorites menuGroup.My-Links.Non-Work-Links=Non-Work Links
手順4で指定したクラス名を使用して、xlDefaultAdmin.properties
ファイルに次のプロパティを追加します。
menuGroup.My-Links.Favorites.link=favorites.do?myfavorites menuGroup.My-Links Non-Work-Links.link=nonworklinks.do?nonworklinks
注意: メニュー・グループや項目名を変更するには、xlWebAdmin.properties ファイルとxlDefaultAdmin.properties ファイルのみを変更します。データベースやコードを変更する必要はありません。 |