Crystal Reports用インテグレーション・ガイド
リリース9.1.0.1
部品番号: B53900-01
2009年4月
このドキュメントでは、Crystal Reports Developer XIおよびCrystal Reports Server XIを使用してCrystal Report版のOracle Identity Managerレポートを作成する方法について説明します。このドキュメントでは次の項目について説明します。
ここでいう検索とは、指定された入力パラメータに対して使用可能な値を表示するドロップダウン・リストのことです。レポートを構成して実行する前に、Oracle Identity Managerの入力パラメータ用にCrystal Reports検索を構成する必要があります。
ビジネス・ビュー・マネージャを使用してOracle Identity Managerの入力パラメータ用にCrystal Reports検索を構成するには、次の手順を実行します。
ビジネス・ビュー・マネージャを起動します。Microsoft Windowsの「スタート」メニューから「プログラム」を選択し、「Business Objects」→「Crystal Reports Server」→「Business View Manager」を選択します。ビジネス・ビュー・マネージャが表示されます。エンタープライズ認証で管理者としてログインします。
ビジネス・ビュー・マネージャの「Tools」メニューをクリックし、「Import」を選択します。「Import」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「Import」ダイアログ・ボックスの「XML Filename」フィールドの隣にある「Choose XML」ボタンをクリックします。
LookUps.xmlインポート・ファイルがある場所を参照し、そのファイルを選択して「Open」をクリックします。
デフォルトでは、LookUps.xml
インポート・ファイルの場所は、Oracleがデプロイされている場合は\installServer\xellerate\db\Oracle\CrystalReports\
ディレクトリで、Microsoft SQL Serverがデプロイされている場合は\installServer\xellerate\db\SQLServer\CrystalReports\
ディレクトリです。「Import」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックし、ファイルをインポートします。
ビジネス・ビュー・マネージャの「View」メニューをクリックし、「Repository Explorer」を選択します。ビジネス・ビュー・マネージャにリポジトリ・エクスプローラ・ウィンドウが表示されます。
リポジトリ・エクスプローラから接続を変更する値リストを選択し、「Show referenced objects」をクリックします。「Referenced Objects」ダイアログ・ボックスが表示されます。
接続レベル・エントリを確認できるように、「Referenced Objects」ダイアログ・ボックスの「List of Values」オプションを拡張します。接続名に注意して、「Referenced Objects」ダイアログ・ボックスの「Close」をクリックします。
リポジトリ・エクスプローラで接続エントリの名前をダブルクリックします。ビジネス・ビュー・マネージャのメイン・ウィンドウに接続の設定が表示されます。
ビジネス・ビュー・マネージャの「View」メニューをクリックし、「Object Explorer」および「Property Browser」を選択します。ビジネス・ビュー・マネージャにオブジェクト・エクスプローラ・ウィンドウとプロパティ・ブラウザが表示されます。
プロパティ・ブラウザの「Connection」フィールドをクリックして、接続用の値を設定します。プロパティ・ブラウザにリストされるどのフィールドをクリックしても値を設定できます。
注意: ツールバーにある「Test Connectivity」アイコンをクリックすると、データベースへの接続を確認できます。 |
表1に、OracleおよびMicrosoft SQL Server両方のデータソースの各レポートの実行に必要なファイルをリストします。
注意: OracleおよびSQL Serverデータソースのどちらであっても、それぞれのレポートを実行するファイルの名前は同じですが、ファイル内容はデータソースごとに異なります。 |
Oracleデータソースの場合、表1にリストされているファイルはOracle Indentity ManagerインストールCDの次のディレクトリにあります。
\installServer\xellerate\db\Oracle\CrystalReports\SP_Wrappers\
\installServer\xellerate\db\Oracle\CrystalReports\RPT\
Microsoft SQL Serverデータソースの場合、表1にリストされているファイルはOracle Indentity ManagerインストールCDの次のディレクトリにあります。
\installServer\xellerate\db\SQLServer\CrystalReports\SP_Wrappers\
\installServer\xellerate\db\SQLServer\CrystalReports\RPT\
それぞれのレポートにはXellerate User Loginという入力パラメータがあります。どのレポートでも、Xellerate User Loginパラメータのデフォルト値はxelsysadm
です。Xellerate User Loginパラメータはxellerateユーザーに対応し、実行するレポートに基づいています。レポートは、xellerateユーザーをログイン・ユーザーとするOracle Identity Managerと同じセキュリティ・モデルに従います。
レポートが実行されると、Xellerate User Loginパラメータは抑止され、ユーザーはこのパラメータの値を編集できません。管理者またはレポートを公開するユーザーは、必要なセキュリティ・レベルに応じて、Xellerate User Loginパラメータの値を設定する必要があります。
注意: 表1でリストされたファイルは、Oracle Identity ManagerインストールCDの中にあり、Oracle Identity Managerをインストールしてもシステムにはインストールされません。 |
表1 各レポートの実行に必要なファイル
レポート | ラッパー・ストアド・プロシージャ(.sql) | RPT(.rpt) |
---|---|---|
ユーザー・リソース・アクセス |
XL_SP_UserResourceAccess_CR |
UserResourceAccess |
リソース・パスワードの期限切れ |
XL_SP_ResPassExp_CR |
ResPassExp |
OIMパスワードの期限切れ |
XL_SP_OIMPassExp_CR |
OIMPassExp |
グループ・メンバーシップ・プロファイル |
XL_SP_GroupMembershipProfile_CR 注意: Oracleの場合、ラッパー・ストアド・プロシージャ名は次のようになります。 XL_SP_GrpMembershipProfile_CR |
GroupMembershipProfile |
ポリシー・リスト |
XL_SP_PolicyList_CR |
PolicyList |
ポリシーの詳細 |
XL_SP_PolicyDetail_CR |
PolicyDetail |
権限のサマリー |
XL_SP_EntitlementSummary_CR |
EntitlementSummary |
プロセス別のアテステーション・リクエスト |
XL_SP_AttestReqByProc_CR |
AttestReqByProc |
アテステーション・リクエスト詳細 |
XL_SP_AttReqDetail_CR |
AttReqDetail |
アテステーション・プロセス・リスト |
XL_SP_AttestProcList_CR |
AttestProcList |
レビューア別のアテステーション・リクエスト |
XL_SP_AttestReqByRev_CR |
AttestReqByRev |
リソース・アクセス・リスト |
XL_SP_ResourceAccessList_CR |
ResourceAccessList |
ユーザー・アクセス履歴 |
XL_SP_UserAccessHistory_CR |
UserAccessHistory |
リソース・アクセス・リスト履歴 |
XL_SP_ResAccessLstHistory_CR 注意: Oracleの場合、ラッパー・ストアド・プロシージャ名はXL_SP_ResAccessLstHistory_CRになります。 |
ResourcAccessListHistory |
ユーザー・プロファイル履歴 |
XL_SP_UserProfileHistory_CR |
UserProfileHistory |
ユーザー・メンバーシップ履歴 |
XL_SP_UserMembershipHistory_CR |
UserMembershipHistory |
グループ・メンバーシップ履歴 |
XL_SP_GroupMembershipHistory_CR 注意: Oracleの場合、ラッパー・ストアド・プロシージャ名は次のようになります。 XL_SP_GrpMembershipHistory_CR |
GroupMembershipHistory |
グループ・メンバーシップ |
XL_SP_GroupMembership_CR |
GroupMembership |
承認者別の承認ステータス |
XL_SP_ApprovalStatusByApprover_CR 注意: Oracleの場合、ラッパー・ストアド・プロシージャ名は次のようになります。 XL_SP_ApprovStatsByApprover_CR |
ApprovalStatusByApprover |
組織構造 |
XL_SP_OrganizationStructure_CR |
OrganizationStructure |
財務的に重要なリソース |
XL_SP_FinanciallySigResources_CR 注意: Oracleの場合、ラッパー・ストアド・プロシージャ名は次のようになります。 XL_SP_FinanciallySigResourc_CR |
FinanciallySigResources |
リソース・アクティビティ・メトリック |
XL_SP_ResourceActivity_CR |
ResourceActivity |
組織別の委任管理者 |
XL_SP_DelegatedAdministratorsByOrg_CR 注意: Oracleの場合、ラッパー・ストアド・プロシージャ名は次のようになります。 XL_SP_DelegatedAdminByOrg_CR |
DelegatedAdministratorsByOrg |
リソース別の委任管理者および権限 |
XL_SP_DelegAdminPermsByRes_CR 注意: Oracleの場合、RPT名は次のようになります。 oracleフォルダ内のファイル名はDelegatedAdminPermsByRes.rptであるため、DelegatedAdminPermsByRes.rpt |
DelegAdminPermsByRes 注意: Oracleの場合、RPT名はDelegatedAdminPermsByResになります。 |
ステータス別のリクエスト詳細 |
XL_SP_RequestDetailByStatus_CR |
RequestsDetailsByStatus |
初期化済リクエスト |
XL_SP_RequestsInitiated_CR |
RequestsInitiated |
組織別の委任管理者および権限 |
XL_SP_DelegAdminPermsByOrg_CR |
DelegatedAdminPermsByOrg |
作成済ユーザー |
XL_SP_UsersCreated_CR |
UsersCreated |
タスク割当て履歴 |
XL_SP_TaskAssignmentHistory_CR |
TaskAssignmentHistory |
リソースのアカウント・アクティビティ |
XL_SP_AccountActivityInRes_CR |
AccountActivityInRes |
削除済ユーザー |
XL_SP_UsersDeleted_CR |
UsersDeleted |
リソース別の委任管理者 |
XL_SP_DelegatedAdminByRes_CR |
DelegatedAdminByRes |
ロック解除済ユーザー |
XL_SP_UsersUnlocked_CR |
UsersUnlocked |
無効化されたユーザー |
XL_SP_UsersDisabled_CR |
UsersDisabled |
パスワードの正常なリセットの失敗 |
XL_SP_PassResetSuccessFail_CR |
PassResetSuccessFail |
リソース別の統制外アカウント |
XL_SP_RogueAccountsByResource_CR |
RogueAccountsByResource |
リソース別のファイングレイン権限例外 |
XL_SP_FineGrainEntExcpByRes_CR |
FineGrainEntExcpByRes |
この項では、Crystal Report版のOracle Identity ManagerレポートをCrystal Reports DeveloperおよびCrystal Reports Server用に構成する方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
注意: 「Crystal Report版のOracle Identity Managerレポート用データべースの構成」には、Crystal Reports DeveloperおよびCrystal Reports Server両方に対する一般的な情報が記述されています。 |
データベースのタイプに応じて、次の項のいずれかの手順を実行し、ラッパー・ストアド・プロシージャをコンパイルします。それがレポートのデータソースになります。
注意: ラッパー・プロシージャごとに親プロシージャをコールします。このコールの6番目のパラメータである、親プロシージャでintpagesize_in と名付けられたパラメータは、取り出すレポートのレコード数を表します。デフォルトでは、intpagesize_in の値はラッパー・プロシージャごとに5000に設定されています。
必要に応じて、ラッパー・ストアド・プロシージャをコンパイルする前に |
Crystal Report版のOracle Identity Managerレポート用Oracleデータべースを構成するには、Oracle Identity Managerのデータベース・ログインを使用して、\Oracle\Wrappers\XL_SP_
Report Name_CR.sql
スクリプトをデータベース・サーバーで実行します。
Crystal Report版のOracle Identity Managerレポート用Microsoft SQL Serverデータべースを構成するには、次の手順を実行します。
\SQLServer\XL_SP_
Report Name_CR.sql
スクリプトを編集し、@sysuserという文字列をすべて、Oracle Identity ManagerのSQL Serverログインの名前で置き換えます。
Oracle Identity Managerのデータベース・ログインを使用して、更新した\SQLServer\XL_SP_
Report Name_CR.sql
スクリプトをデータベース・サーバーで実行します。
この項では、OracleおよびMicrosoft SQL Serverデータソースを使用してCrystal Reports Developerに対して実行するレポートを構成する方法について説明します。デフォルトでは、レポートは最初の設計時に構成したデータソースに接続しようとします。
レポートが接続するデータソースの場所を変更するには、次に示すOracleまたはMicrosoft SQL Serverデータソース固有の手順を実行します。この項の内容は次のとおりです。
Oracleデータソースを使用して、Crystal Reports Developerに対して実行するレポートを構成するには、次の手順を実行します。
Crystal Reports Developerを開き、エンタープライズ認証で管理者としてログインします。
実行するレポートに対する\Oracle\RPT\
Report Name.rpt
ファイルを開きます。
「Database」メニューをクリックして、「Datasource Location」を選択します。「Set Datasource Location」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「Set Datasource Location」ダイアログ・ボックスの「Replace With」フィールドにある「Create New Connection」オプションを拡張します。
「Oracle Server」を選択します。「Oracle Server Connection」ダイアログ・ボックスが表示されます。
TNSNAMES.ora構成ファイルで定義された接続文字列の名前を「Service」フィールドに入力します。
「User ID」フィールドにデータベースのユーザーIDを入力します。
「Password」フィールドにパスワードを入力し、「Finish」ボタンをクリックします。
「Replace With」フィールドにあるOracle Serverエントリのためのオプション・リストから、ラッパー・ストアド・プロシージャをコンパイルしたユーザー名/スキーマのエントリを拡張します。
レポートに対するラッパー・ストアド・プロシージャを選択します。
「Set Datasource Location」ダイアログ・ボックスの「Current Data Source」フィールドで元のデータソースを選択し、「Update」ボタンをクリックします。「Enter Values」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「Enter Values」ダイアログ・ボックスでパラメータごとに適切な値を入力し、レポートを実行します。
注意: 新しいパラメータ値を設定したレポートを実行するには、リフレッシュ・ボタンをクリックします。 |
Microsoft SQL Serverデータソースを使用して、Crystal Reports Developerに対して実行するレポートを構成するには、次の手順を実行します。
Crystal Reports Develperを開き、実行するレポートに対する\SQLServer\RPT\
Report Name.rpt
ファイルを開きます。
「Database」メニューをクリックして、「Datasource Location」を選択します。「Set Datasource Location」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「Set Datasource Location」ダイアログ・ボックスの「Replace With」フィールドにある「Create New Connection」オプションを拡張します。
「OLE DB (ADO)」を選択します。「OLE DB (ADO) Provider」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「Provider」ボックスのリストをスクロールして、「Microsoft OLE DB Provider for SQL Server」を選択します。「Next」ボタンをクリックします。「OLE DB (ADO) Connection Information」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「Server」フィールドにSQL Serverのホスト名を入力します。
「User ID」フィールドにデータベースのユーザーIDを入力します。
「Password」フィールドにパスワードを入力します。
「Database」フィールドにデータベース名を入力し、「Next」ボタンをクリックします。「OLE DB (ADO) Advanced Information」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「OLE DB (ADO) Connection Information」ダイアログ・ボックスの「Finish」ボタンをクリックします。
「Replace With」フィールドにある「OLE DB (ADO)」のエントリ・リストから、データベース名のエントリを拡張し、レポートに対するラッパー・ストアド・プロシージャを持つユーザー名を選択します。
レポートに対するラッパー・ストアド・プロシージャを持つユーザー名に対して、「Stored Procedures」エントリを拡張します。
レポートに対するラッパー・ストアド・プロシージャを選択します。
「Set Datasource Location」ダイアログ・ボックスの「Current Data Source」フィールドで元のデータソースを選択し、「Update」ボタンをクリックします。「Enter Values」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「Enter Values」ダイアログ・ボックスでパラメータごとに適切な値を入力し、レポートを実行します。
注意: 新しいパラメータ値を設定したレポートを実行するには、リフレッシュ・ボタンをクリックします。 |
この項は、Crystal Reports Serverに対して実行するレポートを構成する方法について説明します。Crystal Reports Serverに対して実行するレポートを構成するには、次の手順を実行します。
Crystal Reports Serverに対して実行するレポートを構成するための最初の手順は、Crystal Reports Serverにレポートを公開することです。Crystal Reports Serverにレポートを公開するには、公開ウィザードを使用して、次の手順を実行します。
公開ウィザードを起動します。Microsoft Windowsの「スタート」メニューから「プログラム」を選択し、「Business Objects」→「Crystal Reports Server」→「Publishing Wizard」を選択します。「Welcome to the Publishing Wizard」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「Welcome to the Publishing Wizard」ダイアログ・ボックスで「Next」をクリックします。「Please Log On」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「Please Log On」ダイアログ・ボックスのフィールドに次の情報を入力します。
「System」フィールドに、Crystal Reports Serverが稼働しているシステムのホスト名を入力します。
「User Name」フィールドに、Crystal Reports Serverのユーザー名を入力します。
「Password」フィールドにパスワードを入力します。
「Authentication」フィールドが「Enterprise」に設定されていることを確認し、「Next」をクリックします。
「Select Files」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「Select Files」ダイアログ・ボックスの「Add Files」をクリックします。公開するRPTファイルの場所を参照し、ファイルを選択して、「Open」をクリックします。
選択したRPTファイルが公開ファイル・リストに表示されたら、「Select Files」ダイアログ・ボックスの「Next」をクリックします。「Specify Location」ダイアログ・ボックスが表示されます。
レポートを表示する場所を参照し、「Change Default Values」ダイアログ・ボックスが表示されるまで「Next」ボタンをクリックします。
「Change Default Values」ダイアログ・ボックスの「Publish without modifying properties」オプションを選択し、「Next」をクリックします。「Publishing Wizard」ダイアログ・ボックスが表示され、公開するために選択したオブジェクト/レポートがリストされます。
「Next」をクリックして、レポートを公開します。レポートの公開後、「Finish」をクリックします。
Crystal Reports Serverにレポートを公開した後、ユーザーがそのレポートにアクセスできるように公開したレポートを構成する必要があります。
注意: Oracle用に設計したレポートをSQL Serverデータソースに対して構成および公開することはできません。また、SQL Server用に設計したレポートをOracleデータソースに対して構成および公開することはできないので注意してください。次の手順10は、OracleデータソースとSQL Serverデータソースで異なります。データソースに応じて適切な手順を実行してください。 |
公開ウィザードを使用して公開したレポートを構成するには、次の手順を実行します。
Java Administration Launchpadを起動します。Microsoft Windowsの「スタート」メニューから「プログラム」を選択し、「Business Objects」→「Crystal Reports Server」→「Java Administration Launchpad」を選択します。ブラウザが開き、「Welcome to the Administration Launchpad」ページが表示されます。
「Launch the Central Management Console」をクリックします。「Central Management Console Log On」ページが表示されます。
「Central Management Console Log On」ページで次のフィールドを入力します。
「System」フィールドに、Crystal Reports Serverが稼働しているシステムのホスト名を入力します。
「User Name」フィールドに、ユーザー名を入力します。ユーザー名は、管理者または管理者権限を持ったユーザーである必要があります。
「Password」フィールドにパスワードを入力します。
「Authentication Type」フィールドが「Enterprise」に設定されていることを確認し、「Log On」をクリックします。
「Central Management Console」ページが表示されます。
「Folders」をクリックします。「Top Level Folders」ページが表示されます。
公開したレポートがあるフォルダを選択します。フォルダの内容が表示されます。
レポートをクリックします。レポートの詳細が表示されます。
レポートの詳細に関するフィールドに次の情報を入力します。
「Report Title」フィールドにレポートのタイトルを入力します。
「Report Description」フィールドにレポートの説明を入力します。
「Process」タブをクリックします。「Database」をクリックします。構成されたデータベースの情報が表示されます。
「Use custom database logon information specified here」オプションを選択します。
この手順はOracleデータソース、SQL Serverデータソースのどちらを使用しているかによって異なります。データソースに応じて、次のいずれかの手順を実行します。
Oracleの場合
「Select a database driver」オプションを選択し、リストから「Oracle」を選択します。
TNSNAMES.ora構成ファイルで定義された接続文字列の名前を「Server」フィールドに入力します。
「User Name」フィールドに、ユーザー名を入力します。ユーザー名は、管理者または管理者権限を持ったユーザーである必要があります。
「Password」フィールドにパスワードを入力します。
「Specify a custom table prefix」オプションを選択します。
「Specify a custom table prefix」フィールドにuser_name
.
を入力します。ここでuser_name
はデータベース・ユーザーを表します。次に例を示します。
oracledb1user.
注意: 必ずユーザー名の後にピリオドを付けてください。 |
Microsoft SQL Serverの場合
「Specify a custom driver」オプションを選択し、フィールドにcrdb_ado
を入力します。
「Server」フィールドにSQL Serverのホスト名を入力します。
「Database」フィールドにデータベース名を入力します。
「User Name」フィールドに、ユーザー名を入力します。ユーザー名は、管理者または管理者権限を持ったユーザーである必要があります。
「Password」フィールドにパスワードを入力します。
「Specify a custom table prefix」オプションを選択します。
「Specify a custom table prefix」フィールドにdatabase_name
.
user_name
.
を入力します。ここでdatabase_name
はデータベースの名前、user_name
はデータベース・ユーザーを表します。次に例を示します。
sqldb1.sqldb1user.
注意: 必ずユーザー名の後にピリオドを付けてください。 |
「Use same database logon as when report is run」オプションを選択し、「Update」をクリックします。
「Parameters」をクリックします。レポートのデフォルト・パラメータを設定する画面が表示されます。
パラメータをクリックして、デフォルト値を設定し、表示する際にそのパラメータの新しい値について要求するかどうかを構成します。
注意: 管理者は、有効なOracle Identity ManagerユーザーIDを入力して、Xellerate User Loginパラメータの値を設定する必要があります。Xellerate User Loginパラメータについては、ユーザーに要求するような設定をしないでください。不適切なユーザーIDが入力されると、データベース接続エラーなどを示すエラー・メッセージがユーザーに送られます。 |
パラメータにデフォルト値を設定した後は、「Update」をクリックします。
レポートを実行する前に、Central Configuration Managerを使用して、適切なサーバーが稼働していることを確認してください。Microsoft Windowsの「スタート」メニューから「プログラム」を選択し、「Business Objects」→「Crystal Reports Server」→「Central Configuration Manager」を選択します。Central Configuration Managerが表示されます。
サーバーごとに「Status」列をチェックして、適切なサーバーが稼働していることを確認します。
「Central Management Console」の「Properties」タブをクリックします。
「Preview」ボタンをクリックし、レポートを実行して、要求された場合は適切な情報を入力します。レポートの結果は、「Crystal Reports Viewer」ブラウザ・ウィンドウに表示されます。
公開レポートを構成した後、そのレポートを配布する前に、レポートにアクセスするユーザーを作成し、適切なアクセス権限レベルを作成する必要があります。
次の手順を実行します。
ユーザーと適切なアクセス権限を作成します。詳細は、Crystal Reportsのドキュメントを参照してください。
InfoView Webサイト用にセントラル構成コンソールのURLをユーザーに配布します。
そのURLからユーザーはログイン・ページにアクセスし、管理者が指定したユーザーIDおよびパスワードを使用してログインできます。ユーザーは、レポートがあるフォルダまで移動し、検索リストを使用してレポートの適切な入力パラメータを選択して、レポートを実行できます。
Crystal Report版のOracle Identity Managerレポートを作成する際のCrystal Reports DeveloperおよびCrystal Reports Serverの使用に関する一般的な制限を次に示します。
パラメータについてユーザーが要求されるようにするには、レポートを公開するユーザーまたは管理者は、「Prompt the user while viewing」プロパティを有効にする必要があります。
日付タイプの入力パラメータを持つレポートの場合、レポートの実行前に、ユーザーは値を指定するか、「Set to NULL」オプションを選択する必要があります。
Crystal Reports RPTファイルでは、Oracle Identity Managerの「ユーザー定義フィールド」レポート機能は、レポート入力パラメータ・リストに追加してもレプリケートできません。
検索ベースの入力パラメータを持つレポートの場合、レポートの実行前に、ユーザーは値を指定するか、「Set to NULL」オプションを選択する必要があります。
日付ピッカーの日付書式は、常にデフォルトで次のようになっています。
mm:dd:yyyy hh:mi:ss
日付書式は、クライアント・コンピュータまたはブラウザでのユーザーの言語設定に従って変わることはありません。
Microsoft WordのRTF編集可能オプションを使用してレポートをエクスポートすると、レポートの列タイトルがページ・ヘッダーに表示されてしまいます。
Crystal Report版のOracle Identity Managerレポートでは、Oracle Identity Managerレポートに表示される値ではなく、データベースに格納されるエンコードされた値が表示されます。この制限は検索に基づいた列で確認できます。「ユーザー・リソース・アクセス」レポートの「従業員タイプ」列の場合、Crystal Report版のレポートでは、Oracle Identity Manager版の同じレポートに表示されるデコードされた値のフルタイムの従業員ではなく、エンコードされた値のフルタイムが表示されます。
ページ当たりのレコード数は構成できません。Crystal Reportsはそれぞれのページで使用可能なデータおよびスペースに基づいてレコードの調整を試みます。
Oracle Identity Managerのレポートに使用されるリンクは、Crystar Report版のOracle Identity Managerレポートでは使用できません。
レポートを設計する際、列の幅は判断されません。列に対して割り当てられた幅にデータが適合しない場合、データは折り返され、次の行に出力されます。
検索フィールドからデータを選択している間、特定の検索によって表示される値を決定するOracle Identity Managerのセキュリティ・モデルが実行されません。レポートは、特定の検索の値に対してデータを返さない場合があります。
注意: データソースとしてOracleを使用している場合、Crystal Reports Developerが稼働するシステムにSQL*Plusクライアントをインストールする必要があります。Crystal ReportsはOracleデータベースへの接続にTNS接続を使用します。 |
オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/
を参照してください。
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外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて
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アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、 (800)446-2398にお電話ください。
次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。
Oracleサポート・サービス
オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。
http://www.oracle.com/lang/jp/support/index.html
製品マニュアル
製品のマニュアルは、次のURLにあります。
http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/index.html
研修およびトレーニング
研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。
http://education.oracle.com/pls/web_prod-plq-dad/db_pages.getpage?page_id=3
その他の情報
オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。
http://www.oracle.com/lang/jp/index.html
http://www.oracle.com/technology/global/jp/index.html
注意: ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。日本語版の情報については、前述のURLを参照してください。 |
Oracle Identity Manager Crystal Reports用インテグレーション・ガイド, リリース9.1.0.1
部品番号: B53900-01
Oracle Identity Manager Integration Guide for Crystal Reports, Release 9.1.0.1
原本部品番号: E14060-01
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