この章では、Oracle Application Server Integration B2B(OracleAS Integration B2B)に関する問題について説明します。この章の内容は次のとおりです。
この項では、一般的な問題とその対処方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
第16.1.4項「Oracle Application ServerクラスタリングおよびIntegration B2B」
第16.1.7項「Oracle Enterprise Managerで表示されるOracleAS Integration B2Bページ」
設計時のデータ変更が再デプロイに反映されていないことがわかった場合(例、XPath式の変更が認識されない)、次のようにしてB2Bサーバーを再起動します。
opmnctl restartproc process-type=B2BServer
不要になった構成を消去すると、関連するランタイム・データが削除されます。消去する前に、ランタイム・データのデータベース・アーカイブを実行することをお薦めします。
サポートされているのは、取引パートナおよびアグリーメントの作成のみで、更新や削除はサポートされていません。また、このAPIでは、RosettaNetコラボレーションもサポートされていません。
Oracle Application Server Integration B2Bは、クラスタ化されたアプリケーション・サーバー中間層環境にはインストールできません。また、中間層にインストールしたOracle Application Server Integration B2Bを、クラスタのノードとして追加することもできません。
b2bユーザーとしてログインする際、最初にb2bユーザーにロールを割り当てておかないと、ページには何も表示されません。最初にadminユーザーとしてログインして、b2bユーザーにロールを割り当てる必要があります。これでb2bユーザーがログインでき、割り当てられたロールに基づく機能を利用できます。
事前定義されたadminユーザーのパスワードは更新できません。かわりに、新規ユーザーを作成して、Administratorロールを割り当てます。この新規ユーザーのパスワードは更新できます。
英語以外の言語でOracleAS Integration B2Bを使用する場合でも、Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlでは、OracleAS Integration B2Bのいくつかのページの一部は、英語のみで表示されます。
Oracle Application Serverの典型的な環境では、Oracle Application Server中間層とJ2EE and Web CacheインストールおよびOracleAS Integration B2Bインストールは、OracleAS Infrastructure層およびOracleAS Metadata Repositoryインストールと通信します。
また、エンタープライズ環境で実行されるようにOracleAS Integration B2Bを構成することもできます。エンタープライズ環境はOracle Application Serverの典型的な環境とは少々異なり、企業ネットワークの外側に、Web層という追加の中間層がインストールおよび構成されています。このWeb層のインストール・タイプはJ2EE and Web Cacheです。ただし、OracleAS Integration B2Bインストールはなく、Web層にはアプリケーションがデプロイされません。Web層の用途は、Oracle Application Server中間層(とJ2EE and Web CacheインストールおよびOracleAS Integration B2Bインストール)と(Oracle HTTP Server経由で)HTTPリクエストを交換することのみです。その結果、Oracle Application Server中間層は、OracleAS Infrastructure層およびOracleAS Metadata Repositoryインストールと通信します。
Web層が用意されたエンタープライズ環境でOracleAS Integration B2Bを使用するには、次の構成作業を実行する必要があります。
Oracle Application Server中間層(とJ2EE and Web CacheインストールおよびOracleAS Integration B2Bインストール)で実行する作業は、次のとおりです。
ORACLE_HOME/opmn/confディレクトリに移動します。
テキスト・エディタを使用して、opmn.xmlを開きます。
OC4J_B2Bに対応するエントリを検索します。
AJPポートの範囲を、3301-3400から3301-3301に変更します。
これで、OC4J_B2Bが、ただ1つのAJPポートで実行できるようになります。
変更を保存します。
Web層(とJ2EE and Web Cacheのみのインストール)で実行する作業は、次のとおりです。
ORACLE_HOME/Apache/Apache/confディレクトリに移動します。
テキスト・エディタを使用して、mod_oc4j.confを開きます。
ファイルの末尾近く、ただし</IfModule>行の前に、次のエントリを追加します。これらのエントリによって、AJPルーティングが、構成済のOC4J_B2Bと通信できるようになります。
Oc4jMount /b2b ajp13://hostname:ajpport Oc4jMount /b2b/* ajp13://hostname:ajpport
各項目の説明:
hostname: Oracle Application Server中間層がインストールされているホストの名前
ajpport: Oracle Application Server中間層で構成したAJPポートの範囲
変更を保存します。
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関連項目: 企業ネットワーク外部のWeb層(およびOracle HTTP Server)の構成に関する追加手順は、『Oracle Application Server Integration B2Bインストレーション・ガイド』を参照してください。 |
この項では、ドキュメントの記載内容の誤りについて説明します。この項の内容は次のとおりです。
この項では、『Oracle Application Server Integration B2B User's Guide, 10g Release 2 (10.1.2.0.2)』(部品番号: B19370-01)に対する修正と補足事項について説明します。
章: 第3章「Supported Protocols」(supp_protos.htm)
項: 「Document Protocols」
ページ: オンライン版
最初のパラグラフは、正しくは次のようになります。
The document protocol defines the document type of the message payload. Business protocols can have multiple document protocols. Document protocols follow the hierarchy shown in Figure 3-1.
章: 第11章「Managing Callouts」(callouts.htm)
項: 「Tutorial: Adding Callout Usages to the RosettaNet over the Internet Transaction」
ページ: 11-16およびオンライン版
最初のパラグラフは、正しくは次のようになります。
This tutorial assumes you have completed the tutorial described in "Tutorial 1: Setting Up a RosettaNet over the Internet Transaction."
章: 第11章「Managing Callouts」(callouts.htm)
項: 「Tutorial: Adding Callout Usages to the RosettaNet over the Internet Transaction」
ページ: 11-17およびオンライン版
この手順では、あるステップが欠落しており、これがないとチュートリアルとして機能しません。送信側のサーバー(この例ではAcme)では、リモート取引パートナ(この例ではGlobalChips)は、ECXMSGキューにエンキューされたメッセージで、Trading Partner Identifier - EDI Location CodeをPARTY_SITE_ID(この例では3101)に設定している必要があります。これはアグリーメントで選択する必要はありません。ただし、リモート取引パートナに設定する必要はあります。前述のTrading Partner Identifierがないと、エンキューされたOAG POメッセージでは、宛先情報を検索できません。
この項では、『Oracle Application Server Integration B2Bインストレーション・ガイド』に対する修正と補足事項について説明します。
なし。