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Oracle Application Server TopLinkアプリケーション開発者ガイド
10gリリース2(10.1.2)
部品番号: B19121-01
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OracleAS TopLink例外

OracleAS TopLink例外はすべて、RuntimeExceptionのサブクラスです。TopLinkExceptionクラスは、すべての実行時例外および開発例外のスーパークラスです。

実行時例外

実行時例外は実行時のエラー条件を示していますが、必ずしも致命的なエラーではありません。データベース接続の障害など、実行時の条件が無効であることを示すものです。実行時例外はすべてtry-catchブロックで処理する必要があります。

実行時にスローされる例外には次のものがあります。

  • DatabaseException

  • OptimisticLockException

  • CommunicationException

開発例外

開発例外は、コードの一部が無効であることを示しています。開発例外の中には、実行時の条件に依存しないものがあります。したがって、開発例外はすべてアプリケーションをデプロイする前に解決することが必要です。たとえば、ディスクリプタまたはマッピングのプロパティに誤りのあるアプリケーションを初めて初期化したときには、DescriptorExceptionがスローされます。開発例外は、ディスクリプタ内の非一貫性を発見するためのデバッグ・ツールとして有効です。開発例外は異常な動作を表しているため、try-catchブロックでは処理しないでください。

次の例外は、実行時の条件に依存していません。これらの例外のいずれかがスローされた場合、テスト対象のアプリケーション・コードは無効であり、変更する必要があります。これらの例外は処理しないようにしてください。

  • DescriptorException

  • BuilderException

  • ConcurrencyException

  • ConversionException

  • QueryException

  • ValidationException

例外の書式

どの例外からも、例外名と例外の原因を説明するメッセージが返されます。表示されるメッセージは、例外のタイプを反映しています。

OracleAS TopLink例外には、次の情報が含まれています。

  • OracleAS TopLink例外の名前

  • エラーの最も可能性が高い原因の説明

  • ネイティブ・エラー・コード

例外のエラー・コード番号

OracleAS TopLinkでは、例外のエラー・コードとして使用可能な範囲の番号がすべて使用されるわけではありません。表C-1は、使用される可能性のある範囲を示しています。

表C-1 OracleAS TopLink例外のエラー・コードの範囲

例外 エラー・コードの範囲
ディスクリプタ例外 1〜199
ビルダー例外 1001〜2000
並行性例外 2001〜3000
変換例外 3001〜4000
データベース例外 4001〜5000
オプティミスティック・ロック例外 5001〜6000
問合せ例外 6001〜7000
検証例外 7001〜8000
EJB QL例外 8001〜8999
セッション・ローダー例外 9000〜10000
EJB例外ファクトリ 10001〜11000
キャッシュ同期化通信例外 11001〜12000
通信例外 12001〜13000
XMLデータ・ストア例外 13001〜14000
デプロイ例外 14001〜15000
同期化例外 15001〜16000
JDO例外 16001〜17000
SDKデータ・ストア例外 17001〜18000
JMS処理例外 18001〜19000
SDKディスクリプタ例外 19001〜20000
SDK問合せ例外 20001〜21000
検出例外 22000〜22100
Remote Command Manager例外 22101〜22200
XML変換例外 25001〜26000
EJB JAR XML例外 72001〜73000