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Oracle Business Intelligence Discoverer Oracle Application Server Portalでのワークブック公開ガイド
10g リリース2(10.1.2.1)
B25078-01
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2 OracleAS PortalでのDiscoverer Portlet Providerの設定

この章では、OracleAS PortalにおけるDiscoverer Portlet Providerの設定方法について説明します。項目は次のとおりです。

前提となるタスクおよびOracleAS PortalでのDiscovererポートレットの公開に必要なロール

次のリストは、OracleAS PortalでDiscovererポートレットを公開するための前提となるタスクと、各タスクを実行するロールを示しています。

注意: 通常、前述の初期タスクの多くがすでにインストール時またはインストール後に完了しています。

OracleAS PortalでのDiscovererポートレットの公開方法

OracleAS PortalでDiscovererポートレットを公開する手順は、次のとおりです。

  1. (オプション)インターネット・ブラウザに次のURLを入力し、Discoverer Portlet Providerが正しくインストールされていることを確認します。

    http://<host.domain>:<port>/discoverer/portletprovider/

    Discoverer Portlet Providerが正しくインストールされている場合、PDK-Javaテスト・ページが表示され、「Congratulations! You have successfully reached your Provider's Test Page」というメッセージが表示されます。テスト・ページには、使用可能なDiscovererポートレットのタイプもリストされます。

  2. Discoverer Portlet ProviderをOracleAS Portalに登録します(詳細は、「OracleAS PortalへのDiscoverer Portlet Providerの登録方法」を参照してください)。

    この手順は、インストール後に1回のみ実行する必要があります。通常、Oracle Application Server管理者がDiscoverer Portlet Providerを登録します。

  3. OracleAS Portalを使用して、DiscovererポートレットをPortalページに追加します(詳細は、第3章「DiscovererポートレットによるOracleAS Portalページの作成」を参照してください)。

    通常、Portalページの設計者がDiscovererポートレットをPortalページに追加します。

OracleAS PortalへのDiscoverer Portlet Providerの登録の概要

OracleAS PortalページでDiscovererワークシートを公開するには、Discoverer Portlet ProviderをOracleAS Portalに登録しておく必要があります。Discoverer Portlet ProviderはOracleAS Portalに1回のみ登録できます。

Discoverer Portlet ProviderをOracleAS Portalに登録すると、OracleAS PortalページでDiscovererポートレットを公開できます(詳細は、第3章「DiscovererポートレットによるOracleAS Portalページの作成」を参照してください)。

OracleAS PortalへのDiscoverer Portlet Providerの登録方法

Discoverer Portlet Providerを登録することで、OracleAS Portalエンド・ユーザーは、Discovererビジネス・インテリジェンス・ポートレットを自分のPortalページに追加できるようになります。

Discoverer Portlet ProviderをOracleAS Portalに登録する手順は、次のとおりです。

  1. Webブラウザを起動し、OracleAS PortalのURLを入力します。

    例:

    http://<host.domain>:<port>/pls/portal

    OracleAS Portalメイン・ページの表示方法の詳細は、OracleAS Portal管理者に問い合せてください。

    port5.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  2. 「ログイン」をクリックし、Portal管理者として接続します。

  3. 「管理」タブを表示します。

  4. 「ポートレット」サブタブを表示します。

    port4.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  5. 「プロバイダの登録」リンクを選択し、「プロバイダ情報」ページを表示します。

    port1.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  6. Discoverer Portlet Providerの詳細を入力します。

    Discoverer Portlet Providerの任意の名前および表示名を入力できます。名前と表示名には異なる名前を指定できます。

    ヒント: ユーザーがDiscovererポートレットをPortalページに追加するときにこの表示名が表示されるため、Discoverer Portlet Providerには有用な表示名を指定してください。

  7. 「実装スタイル」ドロップダウン・リストから「Web」を選択します。

  8. 「次へ」をクリックして「接続の定義」ページを表示します。

    port2.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  9. Discoverer Portlet Providerの一般プロパティを次のように入力します。

    1. 「URL」フィールドに、Discoverer Portlet ProviderのURLを次の書式で入力します。

      http://<host.domain>:<port>/discoverer/portletprovider(例: http://myserver:80/discoverer/portletprovider)

    2. 「Portalと同じCookieドメインのWebプロバイダ」チェック・ボックスの選択を解除します。

    3. 「ユーザーは、Webプロバイダ・アプリケーション内とシングル・サインオン認証内とで、同じ識別情報を保持します。」ラジオ・ボタンを選択します。

    4. 「ユーザー/セッション情報」領域で、「ユーザー」ラジオ・ボタンを選択し、「ログイン周期」フィールドの「ユーザー・セッションごとに1回」オプションを選択します。

      注意: その他のフィールドのデフォルト値は変更しないでください。

  10. 「次へ」をクリックして「アクセス制御」ページを表示します。

    port3.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  11. (オプション)必要に応じて、デフォルトのアクセス制御設定を変更します。

  12. 「終了」をクリックします。

これで、エンド・ユーザーがDiscoverer Portlet Providerを使用してポートレットをOracleAS Portalページに追加できるようになりました。

注意

OracleAS Portalに登録した後のDiscoverer Portlet Providerの編集方法

Discoverer Portlet Providerの動作方法を変更する場合は、これを編集します。たとえば、Discoverer Portlet Providerの「表示名」を変更したり、「アクセス制御」の設定を変更できます。

Discoverer Portlet Providerを編集する手順は、次のとおりです。

  1. Webブラウザを起動し、OracleAS Portalメイン・ページのURLを入力します。

    例:

    http://<host.domain>:<port>/pls/portal

    OracleAS Portalメイン・ページの表示方法の詳細は、OracleAS Portal管理者に問い合せてください。

  2. 「管理」タブを表示します。

  3. 「ポートレット」サブタブを表示します。

    port4.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  4. 「リモート・プロバイダ」領域で、「名前」フィールドにDiscoverer Portlet Providerの名前(表示名)を入力し、「編集」をクリックして「プロバイダ情報」ページを表示します。

    ヒント: Discoverer Portlet Providerの表示名が不明な場合は、次の操作を実行します。

    1. 「名前」フィールドの右側にある「プロバイダをブラウズ」アイコンをクリックします。

    2. 表示された「ポートレット・プロバイダ」のリストからDiscoverer Portlet Provider名を選択します。

      ヒント: 選択する名前は、Discoverer Portlet Providerの登録時に指定した表示名です(詳細は、「OracleAS PortalへのDiscoverer Portlet Providerの登録方法」を参照してください)。

    3. 「編集」をクリックして、「ポートレット・プロバイダの編集」ページを表示します。

  5. 次のように必要な変更を加えます。

    • 「メイン」タブを使用してプロバイダ情報を変更(Discoverer Portlet Providerの表示名など)

    • 「接続」タブを使用して一般プロパティを変更(Discoverer Portlet ProviderのURLなど)

    • 「アクセス」タブを使用してアクセス権限を変更(Discoverer Portlet Providerのアクセス制御設定など)

  6. 「OK」をクリックし、加えた変更を保存します。

加えた変更に従ってDiscoverer Portlet Providerが更新されます。

Discovererのデフォルト・パフォーマンス設定を変更する際の注意事項

Discovererのデフォルト・パフォーマンス設定を変更し、Discovererのパフォーマンスを向上させることができます。

Discovererのデフォルト・パフォーマンス設定の変更の詳細は、『Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド』を参照してください。

9.0.4のメタデータ・リポジトリをDiscoverer Portlet Providerリリース10.1.2およびOracle Portal 10.1.2で使用できるようにアップグレードする方法

OracleBI Discoverer Portlet Provider 10.1.2は、OracleAS Portal 10.1.2またはOracleAS Portal 9.0.4と併用できます。OracleBI Discoverer Portlet ProviderをOracleAS Portal 10.1.2と併用するには、『Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド』の第2章および第11章を参照してください。

この項では、OracleBI Discoverer Portlet Provider 10.1.2をOracleAS Portal 9.0.4と併用する方法について説明します。

OracleBI Discoverer Portlet Provider 10.1.2をOracleAS Portal 9.0.4と併用する場合は、この項で説明するupgradeMRスクリプトを使用して、9.0.4のOracleASメタデータ・リポジトリ(MR)のOracleBI Discoverer部分のみをアップグレードする必要があります。

upgradeMRスクリプトを使用してメタデータ・リポジトリのOracleBI Discoverer部分のみをアップグレードすると、OracleAS Portalでは引き続きメタデータ・リポジトリを処理できます。つまり、OracleAS Portalインスタンスを10.1.2にアップグレードする必要がなくなります。

OracleAS Metadata Repository Upgrade Assistant 10.1.2を使用してOracleASメタデータ・リポジトリを9.0.4から10.1.2に更新すると、OracleAS Portal 9.0.4のスキーマも10.1.2にアップグレードされます。そのため、OracleAS Portal 9.0.4ではメタデータ・リポジトリが処理されなくなります。引き続きOracleAS Portal 9.0.4を使用する場合は、OracleASメタデータ・リポジトリのアップグレードにOracleAS Metadata Repository Upgrade Assistant 10.1.2を使用しないでください。

OracleBI Discoverer Portlet Provider 10.1.2をOracleAS Portal 9.0.4で使用する手順は、次のとおりです。

  1. 使用するOracleAS Portalに関連付けられているOracle Application Server Infrastructureに、Oracle Business Intelligenceを関連付けます。

    詳細は、『Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド』の第2章(OracleAS InfrastructureへのOracleBIインストールの関連付けと再関連付けの方法に関する項)を参照してください。

  2. OracleASメタデータ・リポジトリのOracleBI Discoverer部分をアップグレードします(詳細は、「メタデータ・リポジトリのOracleBI Discoverer部分のみをアップグレードする方法」を参照)。

  3. 次のいずれかの方法でOracleBI Discoverer Portlet Provider 10.1.2をOracleAS Portal 9.0.4に登録します。

    • 既存のOracleBI Discoverer Portlet Provider 9.0.4がOracleAS Portalに登録されている場合は、OracleBI Discoverer Portlet Provider 10.1.2のURLを使用するようにOracleBI Discoverer Portlet Providerの登録を変更します。

      メタデータ・リポジトリのDiscoverer部分が10.1.2にアップグレードされた後はOracleBI Discoverer Portlet Provider 9.0.4が動作しなくなるため、OracleBI Discoverer Portlet Providerの登録をOracleBI Discoverer Portlet Provider 10.1.2に変更する必要があります。

    • 既存のOracleBI Discoverer Portlet ProviderがOracleAS Portalに登録されていない場合は、OracleBI Discoverer Portlet Provider 10.1.2を登録します。

    詳細は、『Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド』の第11章を参照してください。

注意

メタデータ・リポジトリのOracleBI Discoverer部分のみをアップグレードする方法

OracleBI Discoverer Portlet Provider 10.1.2で動作するように、OracleBI Discovererインストールの次の場所にあるスクリプトを使用して、OracleASメタデータ・リポジトリ9.0.4のOracleBI Discoverer部分のみをアップグレードします。

ORACLE_HOME¥discoverer¥util¥upgradeMR.bat(Windowsの場合)ORACLE_HOME/discoverer/util/upgradeMR.sh(Solarisの場合)

OracleASメタデータ・リポジトリ9.0.4をOracleBI Discoverer Portlet Provider 10.1.2で動作するようにアップグレードする手順は、次のとおりです。

  1. スクリプトを実行する前に、ORACLE_HOME環境変数がOracleBI Discovererホーム・ディレクトリに設定されていることを確認します。

  2. Oracle Business Intelligenceマシン上で、コマンド・プロンプトを開いてupgradeMRスクリプトを実行します。

    たとえば、Unixマシンでは次のコマンドを入力します。

    upgradeMR.sh

    OracleASメタデータ・リポジトリ内のOracleBI Discovererスキーマを10.1.2にアップグレードするかどうかの確認を求めるプロンプトが表示されます。

  3. プロンプトに対してyを入力します。

    ユーザー名とパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。

  4. OracleASメタデータ・リポジトリがあるデータベース上のSYSTEMユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。

スクリプトの出力がコンソールに表示され、utilディレクトリにあるMRUpgrade.logファイルにも記録されます。 たとえば、Solarisでは、ログ・ファイルはORACLE_HOME/discoverer/util/MRUpgrade.logにあります。

注意: OracleASメタデータ・リポジトリのOracleBI Discoverer部分をアップグレードした後、使用できるのはOracleBI Discoverer Portlet Provider 10.1.2のみです。このOracleAS PortalおよびOracleAS Infrastructureでは、OracleBI Discoverer Portlet Provider 9.0.4は使用できなくなります。

Oracle Business Intelligenceインストール間におけるDiscovererポートレットのコピー

Oracle Business Intelligenceのインストール後に、他のOracleAS Portalインストールで作成された既存のDiscovererポートレットをデプロイできます。 既存のDiscovererポートレットをデプロイするには、ポータル・ページとポートレットを新規のOracle Business Intelligenceインストールにコピーします。

Oracle Business Intelligenceインストール間でDiscovererポートレットをコピーする方法

トランスポート・セット用のOracleAS Portalのエクスポートおよびインポート機能を使用して、Discovererポートレットをコピーします。 トランスポート・セットは、エクスポート対象となるポータル・オブジェクトの集合です。

注意: Discovererポートレットをコピーする前に、まずポートレットで使用されるDiscoverer接続をコピーする必要があります。 詳細は、「Oracle Business Intelligenceインストール間でDiscoverer接続をコピーする方法」を参照してください。

次の図に、Discovererポートレットのコピー手順の概要を示します。

図2-1 Oracle Business Intelligenceインストール間におけるDiscovererポートレットのコピー

図2-1の説明は次にあります。
画像の説明

注意: ソースおよびターゲットのOracle Business Intelligenceインストールは、異なるマシン上にあってもかまいません。

Oracle Business Intelligenceインストール間でDiscovererポートレットをコピーする手順は、次のとおりです。

  1. Discovererポートレットで使用するDiscoverer接続をターゲットOracle Business Intelligenceインストールにコピーします(詳細は、「Oracle Business Intelligenceインストール間でDiscoverer接続をコピーする方法」を参照)。

  2. ソースおよびターゲットのOracle Business Intelligenceインストールが同じインフラストラクチャを共有していない場合は、新規のDiscoverer Portlet Providerをソース・インストールで使用されているのと同じ名前でターゲット・インストールに登録する必要があります。

    たとえば、Discoverer Portlet Providerがソース・インストールにDiscoverer01という名前で登録されている場合は、新規Discoverer Portlet Providerをターゲット・インストールにDiscoverer01という名前で登録する必要があります。

    Discoverer Portlet Providerの登録方法の詳細は、「OracleAS PortalへのDiscoverer Portlet Providerの登録方法」を参照してください。

  3. ソースOracle Business Intelligenceインストールで、OracleAS Portalに接続してページまたはページ・グループをトランスポート・セットにエクスポートします(詳細は、「Discovererポートレットをトランスポート・セットにエクスポートする方法」を参照)。

    トランスポート・セットのエクスポート時に、OracleAS PortalによりUNIXスクリプトとWindowsスクリプトが生成されます。これらのスクリプトは次のモードで実行できます。

    • エクスポート・モードで実行して、トランスポート・セットをダンプ(*.dmp)ファイルにコピーします。

    • インポート・モードで実行して、トランスポート・セットをダンプ(*.dmp)ファイルから抽出します。

  4. ソースOracle Business Intelligenceインストールで、OracleAS Portalにより生成されたスクリプトをエクスポート・モードで実行し、トランスポート・セットを含むダンプ(*.dmp)ファイルを作成します(詳細は、「ダンプ(*.dmp)ファイルを作成してDiscovererポートレットをコピーする方法」を参照)。

  5. ソース・インストールとターゲット・インストールが異なるマシンにある場合は、ソース・マシンからターゲット・マシンにダンプ(*.dmp)ファイルとスクリプトをコピーします。

  6. ターゲットOracle Business Intelligenceインストールで、OracleAS Portalにより生成されたスクリプトをインポート・モードで実行し、ダンプ(*.dmp)ファイルからトランスポート・セットを抽出します(詳細は、「ダンプ(*.dmp)ファイルからトランスポート・セットを抽出する方法」を参照)。

  7. ターゲットOracle Business Intelligenceインストールで、OracleAS Portalに接続してトランスポート・セットとしてエクスポートされたページまたはページ・グループをインポートします(詳細は、「トランスポート・セットをOracleAS Portalにインポートする方法」を参照)。

OracleAS Portalにログインする方法

OracleAS Portalにログインし、OracleAS Portalのコンテンツの表示、編集および管理タスクを実行可能にします。 たとえば、ポータル・ページに新規ポートレットを追加できます。

OracleAS Portalにログインする手順は、次のとおりです。

  1. Webブラウザを起動します。

  2. OracleAS Portalのメイン・ページを表示します。

    ヒント: OracleAS PortalのWebアドレスは次のいずれかです。

    • ブラウザの起動時にアクセスするデフォルトのWebページ

    • ブラウザのアドレス・フィールドに入力するインターネット・アドレス(URL)(一般的なURLはhttp://machinename.myorganization.com:7777/pls/portalなど)

    • 使用中のポータルや他のインターネット・サイトまたはイントラネット・サイトからのリンク

    mainpage.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  3. 「ログイン」をクリックして「サイン・イン」ページを表示します。

  4. 管理者権限を持つSingle Sign-Onユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。

    たとえば、OracleAS Portal管理者としてログインするには、ユーザー名orcladminを使用してログインします。

これで、OracleAS Portalのコンテンツを表示、編集して管理タスクを実行できます。

Discovererポートレットをトランスポート・セットにエクスポートする方法

Oracle Business Intelligenceインストール間でコピーできるように、DiscovererポートレットをOracleAS Portalのトランスポート・セットにエクスポートします。

Discovererポートレットをトランスポート・セットにエクスポートする手順は、次のとおりです。

  1. ソース・インストールで、管理者権限を持つユーザーとしてOracleAS Portalにログインします(詳細は、「OracleAS Portalにログインする方法」を参照)。

  2. 「ナビゲータ」リンクを選択し、「Portalナビゲータ」ページを表示します。

    main2.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  3. コピーするページまたはページ・グループの名前の横にある「操作」列で「エクスポート」リンクを選択し、「オブジェクトのエクスポート」ページを表示します。

    main3.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

    このページの他のフィールドのデフォルト値は変更しないでください。

  4. 「新規トランスポート・セットを作成」ラジオ・ボタンを選択します。

  5. デフォルトのトランスポート・セット名を変更する場合は、「名前」フィールドでデフォルト名を編集します。

    指定したトランスポート・セット名は、OracleAS Portalでトランスポート・セットの識別に使用されます(インポートまたは削除する場合など)。

  6. 「次へ」をクリックして「トランスポート・セット・オブジェクト」ページを表示します。

    main4.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  7. 「明示的に選択されたオブジェクト」テーブルで、次のいずれかの操作を実行します。

    • ソースとターゲットのOracle Business Intelligenceインストールが同じインフラストラクチャを共有していない場合は、「インポート時に置換」列のチェック・ボックスの選択を解除します。

    • ソースとターゲットのOracle Business Intelligenceインストールが同じインフラストラクチャを共有している場合は、「インポート時に置換」列のチェック・ボックスを選択します。

  8. 「今すぐエクスポート」をクリックして「スクリプトのダウンロードとログの表示」ページを表示します。

    main5.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  9. 「操作のログを表示」リンクをクリックしてエクスポート・ステータスを監視します。

    エクスポートが完了するまでブラウザ・ウィンドウをリフレッシュします。 エクスポートが完了すると、ログ・エントリ「完了日: <date and time>」が表示されます。 エクスポートが完了したことを示すポップアップ・メッセージは表示されません。

  10. 「閉じる」をクリックして「スクリプトのダウンロードとログの表示」ページに戻ります。

  11. 「スクリプトのダウンロード」領域で、使用中のプラットフォームに対応するリンクを選択し、ブラウザ・ウィンドウにスクリプトを表示します。

    たとえば、UNIXプラットフォームの場合は「UNIXシェル・ユーティリティのダウンロード」リンクを選択します。

  12. スクリプトをブラウザに保存します(たとえば、Internet Explorerの場合は「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択し、ファイル名と場所を選択します)。

  13. ブラウザの「戻る」ボタンをクリックして「スクリプトのダウンロードとログの表示」ページに戻ります。

  14. 「閉じる」をクリックします。

これで、Discovererポートレットがトランスポート・セットにエクスポートされました。 次に、ダンプ(*.dmp)ファイルを作成します。 詳細は、「ダンプ(*.dmp)ファイルを作成してDiscovererポートレットをコピーする方法」を参照してください。

PORTALログイン・パスワードの取得方法

OracleAS Portalにより生成されたスクリプトを実行するには、OracleASインフラストラクチャ・データベース用のPORTALログイン・パスワードが必要です。 PORTALログイン・パスワードが不明な場合は、ldapsearchコマンドを使用して取得します。

PORTALログイン・パスワードを取得する手順は、次のとおりです。

  1. コマンド・プロンプトから、次の構文を使用してldapsearchコマンドを入力します。

    ldapsearch -h directory_host_name -p directory_port -D directory_bind_dn -w directory_bind_dn_password -b "orclReferenceName=infrastructure_database" "orclresourcename=PORTAL" orclpasswordattribute

    ldapsearchコマンドの詳細は、『Oracle Internet Directory管理者ガイド』を参照してください。

ダンプ(*.dmp)ファイルを作成してDiscovererポートレットをコピーする方法

Discovererポートレットをトランスポート・セットにエクスポートした後、OracleAS Portalにより生成されたスクリプトをエクスポート・モードで実行してダンプ(*.dmp)ファイルを作成します。

ダンプ(*.dmp)ファイルを作成してDiscovererポートレットをコピーする手順は、次のとおりです。

  1. ソースOracle Business Intelligenceインストールで、コマンド・プロンプトから次のコマンドを入力し、OracleAS Portalにより生成されたスクリプトを実行します。

    <script name> -mode export -s portal -p <PORTAL login password> -c <database connect string> -d <*.dmp file>

    各項目の意味は次のとおりです。

    • <script name>は、OracleAS Portalにより生成されたスクリプト・ファイルの名前(my_script.shなど)です。 スクリプト名はトランスポート・セットのエクスポート時に指定します。

    • <PORTAL login password>は、OracleASインフラストラクチャ・データベースのPORTALログイン・パスワードです。 PORTALログイン・パスワードの取得方法の詳細は、「PORTALログイン・パスワードの取得方法」を参照してください。

    • <database connect string>は、インフラストラクチャ・データベースのログイン詳細です。

    • <*.dmp file>は、ダンプ・ファイルに割り当てる名前です。

    たとえば、スクリプト名がmy_script.shの場合は、次のように入力します。

    my_script.sh -mode export -s portal -p mypassword -c db1 -d exp.dmp

  2. ソースとターゲットのOracle Business Intelligenceインストールが異なるマシンにある場合は、ダンプ(*.dmp)ファイルと生成されたスクリプトを(FTPなどを使用して)ターゲット・マシンにコピーします。

これで、トランスポート・セットを含むダンプ(*.dmp)ファイルが作成されました。 次に、Oracle Business Intelligenceインストールで、ダンプ(*.dmp)ファイルからトランスポート・セットを抽出します(詳細は、「ダンプ(*.dmp)ファイルからトランスポート・セットを抽出する方法」を参照)。

ダンプ(*.dmp)ファイルからトランスポート・セットを抽出する方法

ダンプ(*.dmp)ファイルの作成後に、OracleAS Portalにより生成されたスクリプトをインポート・モードで実行して、ターゲットOracle Business Intelligenceインストール上でダンプ(*.dmp)ファイルからトランスポート・セットを抽出します。

ダンプ(*.dmp)ファイルからトランスポート領域を抽出する手順は、次のとおりです。

  1. ターゲットOracle Business Intelligenceインストールで、コマンド・プロンプトから次のコマンドを入力し、OracleAS Portalにより生成されたスクリプトを実行します。

    <script name> -mode import -s portal -p <PORTAL login password> -pu <target portal username> -pp <password of target portal user> -company none -c <database connect string> -d <*.dmp file>

    各項目の意味は次のとおりです。

    • <script name>は、OracleAS Portalにより生成されたスクリプト・ファイルの名前(my_script.shなど)です。 スクリプト名はトランスポート・セットのエクスポート時に指定します。

    • <PORTAL login password>は、OracleASインフラストラクチャ・データベースのPORTALログイン・パスワードです。 PORTALログイン・パスワードの取得方法の詳細は、「PORTALログイン・パスワードの取得方法」を参照してください。

    • <database connect string>は、インフラストラクチャ・データベースのログイン詳細です。

    • <*.dmp file>は、トランスポート・セットを含むダンプ・ファイルの名前です。

    たとえば、エクスポート・ファイル名がmy_script.shの場合は、次のように入力します。

    my_script.sh -mode import -s portal -p mypassword -pu orcladmin -pp adminpassword -company none -c db1 -d exp.dmp

これで、ダンプ(*.dmp)ファイルからトランスポート・セットが抽出されました。 次に、トランスポート・セットをOracleAS Portalにインポートします(詳細は、「トランスポート・セットをOracleAS Portalにインポートする方法」を参照)。

トランスポート・セットをOracleAS Portalにインポートする方法

ダンプ(*.dmp)ファイルからトランスポート・セットを抽出した後、DiscovererポートレットをOracleAS Portalにインポートします。

トランスポート・セットをOracleAS Portalにインポートする手順は、次のとおりです。

  1. ターゲットOracle Business Intelligenceインストールで、管理者権限を持つユーザーとしてOracleAS Portalにログインします(詳細は、「OracleAS Portalにログインする方法」を参照)。

  2. 「管理」タブを表示します。

    main6.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  3. 「トランスポート・セットのインポート」領域で、「名前」フィールドの横にある「ブラウズ」ボタンをクリックして、インポートするトランスポート・セットを選択します。

    選択したトランスポート・セットの名前が「名前」フィールドに表示されます。

    main8.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  4. 「インポート」をクリックしてインポート処理を開始します。

    「トランスポート・セットのインポート」ページが表示されます。

    main9.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  5. 「明示的に選択されたオブジェクト」テーブルで、「インポート時に置換」列のチェック・ボックスが選択されていることを確認します。

  6. 「今すぐインポート」をクリックしてインポートを開始します。

    「ログの表示」ページが表示されます。

  7. 「操作のログを表示」リンクをクリックしてエクスポート・ステータスを監視します。

    インポートが完了するまでブラウザ・ウィンドウをリフレッシュします。 インポートが完了すると、ログ・エントリ「完了日: <date and time>」が表示されます。

  8. 「閉じる」をクリックして「ログの表示」ページに戻ります。

  9. 「閉じる」をクリックして「管理」タブに戻ります。

これで、DiscovererポートレットがOracleAS Portalにインポートされました。 OracleAS Portalユーザーは、新規のOracle Business Intelligenceインストールで既存のDiscovererポートレットを使用できます。

Oracle Business Intelligenceインストール間でDiscoverer接続をコピーする方法

Oracle Business Intelligenceインストール間でDiscoverer接続をコピーするには、ssomigスクリプトを使用します。

Oracle Business Intelligenceインストール間でDiscoverer接続をコピーする手順は、次のとおりです。

  1. ソースOracle Business Intelligenceインストールで、ssomigスクリプトを使用してORASSOスキーマをエクスポートします(詳細は、「Discoverer接続のエクスポート方法」を参照)。

  2. ターゲットOracle Business Intelligenceインストールで、ssomigスクリプトを使用してORASSOスキーマをインポートします(詳細は、「Discoverer接続のインポート方法」を参照)。

注意

  • ssomigスクリプトの詳細は、『Oracle Application Server Single Sign-On管理者ガイド』を参照してください。

ORASSOログイン・パスワードの取得方法

ssomigコマンドを実行するには、ORASSOログイン・パスワードが必要です。 ORASSOログイン・パスワードが不明な場合は、ldapsearchコマンドを使用して取得します。

ORASSOログイン・パスワードを取得する手順は、次のとおりです。

  1. コマンド・プロンプトから、次の構文を使用してldapsearchコマンドを入力し、ORASSOログイン・パスワードを取得します。

    ldapsearch -h directory_host_name -p directory_port -D directory_bind_dn -w directory_bind_dn_password -b "orclReferenceName=infrastructure_database" "orclresourcename=ORASSO" orclpasswordattribute

ldapsearchコマンドの詳細は、『Oracle Internet Directory管理者ガイド』を参照してください。

Discoverer接続のエクスポート方法

Oracle Business Intelligenceインストール間でコピーできるように、Discoverer接続をエクスポートします。

Discoverer接続をエクスポートする手順は、次のとおりです。

  1. ターゲットOracle Business Intelligenceインストールで、コマンド・プロンプトから次のコマンドを実行します。

    <ORACLE_HOME>/sso/bin/ssomig -s ORASSO -p <orasso_password> -c <src_tns_alias> -export

    各項目の意味は次のとおりです。

    • <orasso_ password>は、ORASSOログイン・パスワードです。 ORASSOログイン・パスワードの取得方法の詳細は、「ORASSOログイン・パスワードの取得方法」を参照してください。

    • <src_tns_alias>は、OracleAS Single Sign-Onデータベースのネット・サービス名です。

    例:

    <ORACLE_HOME>/sso/bin/ssomig -s ORASSO -p Ov0aR19T -c portalsrc -export

これで、ソースOracle Business IntelligenceインストールからDiscoverer接続がエクスポートされました。 次に、そのDiscoverer接続をターゲットOracle Business Intelligenceインストールにインポートします(詳細は、「Discoverer接続のインポート方法」を参照)。

Discoverer接続のインポート方法

Oracle Business Intelligenceインストール間でコピーできるように、Discoverer接続をインポートします。

Discoverer接続をインポートする手順は、次のとおりです。

  1. ターゲットOracle Business Intelligenceインストールで、コマンド・プロンプトから次のコマンドを実行します。

    <ORACLE_HOME>/sso/bin/ssomig -s ORASSO -p <orasso_password> -c <dst_tns_alias> -import -merge -discoforce

    各項目の意味は次のとおりです。

    例:

    <ORACLE_HOME>/sso/bin/ssomig -s ORASSO -p F9qX233h -c portalsrc -import -merge -discoforce

これで、ターゲットOracle Business IntelligenceインストールにDiscoverer接続がインポートされました。 次に、DiscovererポートレットをターゲットOracle Business Intelligenceインストールにコピーできます(詳細は、「Oracle Business Intelligenceインストール間でDiscovererポートレットをコピーする方法」を参照)。