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Oracle Business Intelligence Discoverer Oracle Application Server Portalでのワークブック公開ガイド
10g リリース2(10.1.2.1)
B25078-01
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3 DiscovererポートレットによるOracleAS Portalページの作成

この章では、DiscovererポートレットによるOracleAS Portalページの作成方法について説明します。項目は次のとおりです。

OracleAS PortalでDiscovererワークシートを公開するための前提条件

OracleAS PortalでDiscovererコンテンツを公開するために必要なものは、次のとおりです。

注意

OracleAS PortalページにDiscovererポートレットを追加するには、次の操作を実行します。

Discovererポートレットを作成後、次の2通りの方法でこのポートレットを変更できます。

注意

OracleAS Portalへの接続および「ポートレットの追加」ページの表示方法

ポートレット(「Discovererワークシート」ポートレットなど)をOracleAS Portalページに追加する場合は、OracleAS Portalに接続して「ポートレットの追加」ページを表示します。

OracleAS Portalに接続して「ポートレットの追加」ページを表示する手順は、次のとおりです。

  1. インターネット・ブラウザを起動します。

  2. Discovererポートレットを追加するOracleAS Portalページを表示します。

  3. まだログインしていない場合は、「ログイン」をクリックしてOracleAS Portalログイン詳細(Single Sign-On詳細)を入力します。

  4. 「編集」をクリックし、「ビューの編集」ページを表示します。

  5. ページの最上部にある「ビューの編集: レイアウト」リンクを選択します。

    portal_2.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  6. リージョン内の「ポートレットの追加」アイコンをクリックし、「ポートレットの追加」ページを表示します。

    ポートレットを追加するには、「使用可能なポートレット」リストから「選択したポートレット」リストにポートレットを移動します。

  7. 「使用可能なポートレット」領域で、「Discoverer Portlet Provider」を選択するか、Discoverer Portlet Providerの格納場所に移動して選択します。

    ヒント: Oracle Application ServerまたはOracle Business Intelligence(あるいはその両方)を最近インストールした場合、Discovererポートレットは「ポートレット・ステージング領域」フォルダに格納されている可能性があります。Discoverer Portlet Providerが見つからない場合、DiscovererマネージャまたはOracleAS Portal管理者に問い合せてください。

    portal_3.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

    3つのDiscovererポートレット・タイプ(「Discovererワークシート」、「Discovererワークシートのリスト」および「Discovererゲージ」)が「使用可能なポートレット」領域に表示されます。

  8. 「選択したポートレット」リストに追加するDiscovererポートレットをクリックします。

  9. (オプション)「選択したポートレット」リスト内のポートレットの順序を変更するには、上矢印および下矢印を使用します。

  10. 「OK」をクリックします。

OracleAS Portalページに「Discovererワークシートのリスト」ポートレットを追加する方法

OracleAS PortalにDiscovererワークシート・リンクを提供するには、OracleAS Portalページにワークシートのリスト・ポートレットを追加します。たとえば、販売部門の同僚に売上高ワークシートへのリンクを公開できます。

詳細は、「「Discovererワークシートのリスト」ポートレット」を参照してください。

「Discovererワークシートのリスト」ポートレットを追加する手順は、次のとおりです。

  1. OracleAS Portalに接続し、「ポートレットの追加」ページを表示します(詳細は、「OracleAS Portalへの接続および「ポートレットの追加」ページの表示方法」を参照してください)。

  2. 「Discovererワークシートのリスト」リンクを選択し、このポートレットを「選択したポートレット」リストに追加します。

  3. 「OK」をクリックして「ポートレットの追加」ページを閉じます。

  4. 今追加したポートレットの隣の「デフォルトの編集」リンクを選択し、ポートレット・ウィザードを起動します。

    portal_8.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  5. 「データベース接続」ページを使用して、OracleAS Portalユーザーによるポートレットへのアクセス方法を指定します(詳細は、「Discovererポートレットに対するデータベース接続の選択」を参照してください)。

  6. 「ワークシートのリスト」ページを使用して、ポートレットに表示するワークシートを選択します。

  7. 「リフレッシュ・オプション」ページを使用して、ワークブック・リストをリフレッシュするタイミングを指定します。

  8. 「ポートレット・オプション」ページを使用して、ポートレット名、ワークシートの順序および表示するワークシートの最大数を指定します。

    たとえば、最大10個のワークシートをアルファベット順に表示できます。

  9. 「ポートレット・デフォルトの確認」ページを使用して、正しいポートレット・オプションを選択したかどうかを確認します。

  10. 「終了」をクリックしてデフォルトを保存します。

これで、「Discovererワークシートのリスト」ポートレットを表示できるようになりました。初回は、ポートレットのコンテンツ取得に数分かかる場合があります。

OracleAS Portalページに「Discovererワークシート」ポートレットを追加する方法

OracleAS PortalのページにDiscovererワークシート・データを追加するには、ワークシート・ポートレットを追加します。たとえば、販売部門の同僚に売上高レポートを公開できます。

詳細は、「「Discovererワークシート」ポートレット」を参照してください。

「Discovererワークシート」ポートレットを追加する手順は、次のとおりです。

  1. OracleAS Portalに接続し、「ポートレットの追加」ページを表示します(詳細は、「OracleAS Portalへの接続および「ポートレットの追加」ページの表示方法」を参照してください)。

  2. 「Discovererワークシート」ポートレット・リンクを選択し、このポートレットを「選択したポートレット」リストに追加します。

  3. 「OK」をクリックして「ポートレットの追加」ページを閉じます。

  4. 今追加したポートレットの隣の「デフォルトの編集」リンクを選択し、ポートレット・ウィザードを起動します。

    portal_9.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  5. 「データベース接続」ページを使用して、OracleAS Portalユーザーによるポートレットへのアクセス方法を指定します(詳細は、「Discovererポートレットに対するデータベース接続の選択」を参照してください)。

  6. 「ワークシート」ページを使用して、ポートレットに表示するワークシートを選択します。

  7. (オプション)ワークシートにパラメータが定義されている場合、「パラメータの編集」ページを使用してパラメータ値を指定します。

    パラメータ値は、ワークシートに動的な入力を提供します。たとえば、特定の情報に焦点をあてたり、ユーザー定義アイテムに入力を提供するために使用します(パラメータの詳細は、『Oracle Business Intelligence Discoverer Plusユーザーズ・ガイド』を参照してください)。

    注意: 「パラメータの編集」ページは、OLAPデータが含まれるワークシートを公開する場合には表示されません。

  8. 「ポートレット・オプション」ページを使用して、公開するワークシートの要素を指定します。

    たとえば、ワークシート・データのみ、ワークシート・グラフのみ、またはワークシート・データとワークシート・グラフの両方を公開できます。

  9. 「リフレッシュ・オプション」ページを使用して、ワークシート・データをリフレッシュするタイミングを指定します。

  10. 「ポートレット・デフォルトの確認」ページを使用して、正しいポートレット・オプションを選択したかどうかを確認します。

  11. 「終了」をクリックしてデフォルトを保存します。

これで、ポートレットにDiscovererワークシートを表示できるようになりました。初回は、ポートレットのコンテンツ取得に数分かかる場合があります。

OracleAS Portalページに「Discovererゲージ」ポートレットを追加する方法

OracleAS PortalのページにDiscovererワークシート・データをゲージとして表示するには、「Discovererゲージ」ポートレットを追加します。たとえば、キー・パフォーマンス・インジケータを監視する管理ダッシュボードを作成できます。

注意: 「Discovererゲージ」ポートレットを作成するには、クロス集計ワークシートを使用する必要があります。

詳細は、「「Discovererゲージ」ポートレット」を参照してください。

「Discovererゲージ」ポートレットを追加する手順は、次のとおりです。

  1. OracleAS Portalに接続し、「ポートレットの追加」ページを表示します(詳細は、「OracleAS Portalへの接続および「ポートレットの追加」ページの表示方法」を参照してください)。

  2. 「Discovererゲージ」ポートレット・リンクを選択し、このポートレットを「選択したポートレット」リストに追加します。

  3. 「OK」をクリックして「ポートレットの追加」ページを閉じます。

  4. 今追加したポートレットの隣の「デフォルトの編集」リンクを選択し、ポートレット・ウィザードを起動します。

    portal_10.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  5. 「データベース接続」ページを使用して、OracleAS Portalユーザーによるポートレットへのアクセス方法を指定します(詳細は、「Discovererポートレットに対するデータベース接続の選択」を参照してください)。

  6. 「ワークシート」ページを使用して、ポートレットに表示するワークシートを選択します。

    注意: 「Discovererゲージ」ポートレットを作成している場合、「ワークシート」ページにはクロス集計ワークシートのみが表示されます。 テーブル・ワークシートに基づいて「Discovererゲージ」ポートレットを作成することはできません。

  7. (オプション)ワークシートにパラメータが定義されている場合、「パラメータの編集」ページを使用してパラメータ値を指定します。

    パラメータ値は、ワークシートに動的な入力を提供します。たとえば、特定の情報に焦点をあてたり、ユーザー定義アイテムに入力を提供するために使用します(パラメータの詳細は、『Oracle Business Intelligence Discoverer Plusユーザーズ・ガイド』を参照してください)。

    注意: 「パラメータの編集」ページは、OLAPデータが含まれるワークシートを公開する場合には表示されません。

  8. 「ゲージ」ページを使用して公開する行および列を指定し、ゲージのしきい値を指定します。

  9. 「ポートレット・オプション」ページを使用して、公開するワークシートの要素を指定します。

    たとえば、ワークシート・データのみ、ワークシートのグラフのみ、またはワークシート・データとワークシート・グラフの両方を公開できます。

  10. 「リフレッシュ・オプション」ページを使用して、ワークシート・データをリフレッシュするタイミングを指定します。

  11. 「ポートレット・デフォルトの確認」ページを使用して、正しいポートレット・オプションを選択したかどうかを確認します。

  12. 「終了」をクリックしてデフォルトを保存します。

これで、「Discovererゲージ」ポートレットを表示できるようになりました。初回は、ポートレットのコンテンツ取得に数分かかる場合があります。

Discovererポートレットの編集方法

OracleAS Portalユーザーに対するポートレットの表示方法を変更する場合は、Discovererポートレットを編集します。たとえば、「Discovererゲージ」ポートレットで異なるワークシートを表示できます。

Discovererポートレットを編集する手順は、次のとおりです。

  1. インターネット・ブラウザを起動します。

  2. 編集するDiscovererポートレットを含むOracleAS Portalページを表示します。

  3. まだログインしていない場合は、「ログイン」をクリックしてOracleAS Portalログイン詳細(Single Sign-On詳細)を入力します。

  4. 「編集」をクリックし、このページを編集モードで表示します。

  5. ページの最上部の「ビューの編集」領域から「レイアウト」リンクを選択します。

  6. 編集するポートレットの隣の「デフォルトの編集」リンクを選択し、「デフォルトの編集」ページを表示します。

    たとえば、「Discovererワークシート」ポートレットの場合、「ポートレット・デフォルトの編集」ページが表示されます。

    portal_12.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  7. 「ポートレット・デフォルトの編集」ページの「更新」ボタンを使用して、ポートレット設定を必要に応じて変更します。

    たとえば、ポートレット・オプションを更新するには、「ポートレット・オプション」領域の「更新」をクリックして「ポートレット・オプション」ページを表示し、変更を加えます。

  8. 「完了」をクリックして変更を保存します。

これで、更新したDiscovererポートレットを表示できるようになりました。

Discoverer Portlet Providerを使用したDiscovererポートレットのカスタマイズ方法

自分にのみ表示され、他のOracleAS Portalユーザーには表示されない変更を加える場合は、Discovererポートレットをカスタマイズします。たとえば、「Discovererワークシート」ポートレットにストップライト・フォーマットを適用できます。

Discoverer Portlet ProviderおよびDiscoverer Viewerで実行できる様々なカスタマイズの詳細は、「Discovererのパーソナライズ・フレームワークとしてのOracleAS Portalの使用」を参照してください。

Discoverer Portlet Providerを使用してDiscovererポートレットをカスタマイズする手順は、次のとおりです。

  1. インターネット・ブラウザを起動します。

  2. 編集するDiscovererポートレットを含むOracleAS Portalページを表示します。

  3. まだログインしていない場合は、「ログイン」をクリックしてOracleAS Portalログイン詳細(Single Sign-On詳細)を入力します。

  4. 「カスタマイズ」をクリックし、選択したDiscovererポートレットに適した「ポートレットのカスタマイズ」ページを表示します。

    たとえば、「Discovererゲージ」ポートレットの場合、「ゲージ・ポートレットのカスタマイズ」ページが表示されます。

    portal_11.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  5. 「ポートレットのカスタマイズ」ページを使用して、ポートレットに必要な変更を加えます。

  6. 「適用」をクリックして、ポートレットに対するカスタマイズを保存します。

これで、更新したDiscovererポートレットを表示できるようになりました。加えたカスタマイズ変更は自分にのみ表示され、他のOracleAS Portalユーザーには表示されません。

ポートレットに表示されるDiscovererワークシートを「分析」リンクを使用してViewerでカスタマイズする方法

通常、ポートレットに表示されるDiscovererワークシートをカスタマイズして、レイアウトを変更したり、パーソナライズされたビューを作成します。

Discoverer Portlet ProviderおよびDiscoverer Viewerで実行できる様々なカスタマイズの詳細は、「Discovererのパーソナライズ・フレームワークとしてのOracleAS Portalの使用」を参照してください。

注意: 「デフォルトの編集」リンクを使用して表示される「ポートレット・オプション」ページの設定を使用して、ユーザーがDiscoverer Viewerで分析したり、Discoverer Viewerから変更を保存しなおすことを禁止できます。

ポートレットに表示されるDiscovererワークシートを、「分析」リンクを使用してViewerでカスタマイズする手順は、次のとおりです。

  1. インターネット・ブラウザを起動します。

  2. 編集するDiscovererポートレットを含むOracleAS Portalページを表示します。

  3. まだログインしていない場合は、「ログイン」をクリックしてOracleAS Portalログイン詳細(Single Sign-On詳細)を入力します。

  4. 「分析」リンクを選択し、ワークシートをDiscoverer Viewerで表示します。

  5. Discoverer Viewerでワークシートに変更を加えます。

  6. 「保存してポータルに戻る」リンクを選択します。

    ヒント: 「保存してポータルに戻る」リンクは、変更の保存に必要な権限がある場合にのみ表示されます。必要な権限がない場合は、「取り消してポータルに戻る」リンクのみが表示されます。権限が必要な場合は、ポートレットを公開したユーザーに問い合せてください。

これで、更新したDiscovererワークシートをポートレットに表示できるようになりました。

「Discovererワークシート」ポートレットでグラフのサイズを変更する際の注意事項

「Discovererワークシート」ポートレットでグラフを含むワークシートを公開する際に、OracleAS Portalの表示領域に対してグラフがが大きすぎることがあります。 グラフが大きすぎる場合は、次のいずれかの方法でサイズを変更できます。

注意

Discovererポートレットでワークシート・パラメータを使用する際の注意事項

ワークシート・パラメータを含むDiscovererポートレットを作成した場合、ワークシート・パラメータをOracleAS Portalページ・パラメータにマッピングして、シンプル・パラメータ・フォーム・ポートレットを作成できます。これにより、ポートレット・ユーザーはページ・レベルのパラメータに対して簡単にパラメータ値を指定し、様々なDiscovererポートレットを同時に更新できます。このためには、次の操作を実行します。

たとえば、3つのDiscovererポートレットを作成し、それぞれにパラメータCity_WS_paramを持つワークシートが含まれるとします。各ポートレットのデフォルトを編集する間に、City_WS_paramを汎用Discovererポートレット・パラメータ(「DiscoParameter1」など)にマッピングします。OracleAS Portalページ・パラメータを正しく設定できるように、各汎用Discovererポートレット・パラメータと、これらのパラメータのマッピング先となるワークシート・パラメータをメモします。

3つのポートレットをすべてOracleAS Portalページに配置したら「編集」ボタンをクリックし、「ページ: プロパティ」リンクを選択します。「ページの編集」画面の「パラメータ」タブを表示します。適切なページ・パラメータがない場合は、新規ページ・パラメータCity_Page_Paramを追加します。「ページ・パラメータのプロパティ」セクションでパラメータを「カスタマイズ可能」にし、オプションで「表示名」、「デフォルト値」および「説明」を設定できます。「ポートレット・パラメータ値」セクションで、該当する各ポートレットについて、「DiscoParameter1」をマッピングしてページ・パラメータCity_Page_Paramを使用するようにします。

注意: ワークシート・ポートレットおよびゲージ・ポートレットのどちらでもパラメータをマッピングできます。つまり、1つのパラメータ値で、ゲージ・ポートレットおよびワークシート・ポートレットの両方を同時に更新できます。

また、1つ以上のシンプル・パラメータ・フォーム・ポートレットをPortalページに追加することで、ユーザーはページ・レベルのパラメータ値を簡単に設定できるようになります。ポートレット・ユーザーはシンプル・パラメータ・フォーム・ポートレットでパラメータ値を指定し、多くのDiscovererポートレットを同時に更新できます(詳細は、「OracleAS Portalページへのシンプル・パラメータ・フォーム・ポートレットの追加方法」を参照してください)。

Portalページ・レベル・パラメータへのワークシート・パラメータのマッピングの詳細は、「OracleAS Portalのページ・パラメータへのワークシート・パラメータのマッピング方法」を参照してください。

注意

OracleAS Portalのページ・パラメータへのワークシート・パラメータのマッピング方法

OracleAS Portalのページ・パラメータにワークシート・パラメータをマッピングすると、ポートレット・ユーザーは、多くのDiscovererポートレットを同時に更新するページ・パラメータ値を指定できます。たとえば、ポートレット・ユーザーがページ・パラメータ値として「January」を選択した場合、3つのDiscovererワークシートを1月のデータによってリフレッシュできます。

ページ・パラメータにワークシート・パラメータをマッピングするには、次の操作を実行します。

Discovererでは、「DiscoParameter1」、「DiscoParameter2」、「DiscoParameter3」から「DiscoParameter10」までの10個のデフォルトの汎用ページ・パラメータが提供されます。

次の図は、ページ・パラメータにワークシート・パラメータをマッピングするプロセスを示しています。

図3-1 Oracle Portalにおけるページ・パラメータへのワークシート・パラメータのマッピング

図3-1の説明は次にあります。
画像の説明

Portalページ・パラメータにDiscovererワークシート・パラメータをマッピングする手順は、次のとおりです。

  1. 各Discovererポートレットについて、ワークシート・パラメータを汎用ページ・パラメータにマッピングします(詳細は、「ワークシート・パラメータの汎用ページ・パラメータへのマッピング方法」を参照してください)。

    たとえば、ワークシート・パラメータ「Month」を汎用ページ・パラメータ「DiscoParameter1」にマッピングします。

  2. (オプション)編集するOracleAS Portalページでページ・パラメータを作成していない場合は、ページ・パラメータを作成します(詳細は、「ページ・パラメータの作成方法」を参照してください)。

    たとえば、OracleAS Portalでページ・パラメータ「MonthPP」を作成します。

  3. OracleAS Portalページ上の各Discovererポートレットについて、ページ・パラメータに汎用ページ・パラメータをマッピングします(詳細は、「汎用ページ・パラメータのページ・パラメータへのマッピング方法」を参照してください)。

    たとえば、「DiscoParameter1」を「MonthPP」にマッピングします。

ワークシート・パラメータの汎用ページ・パラメータへのマッピング方法

ワークシート・パラメータを汎用ページ・パラメータにマッピングすると、後で汎用ページ・パラメータをOracleAS Portalのページ・パラメータにマッピングできます。

ワークシート・パラメータを汎用ページ・パラメータにマッピングする手順は、次のとおりです。

  1. インターネット・ブラウザを起動します。

  2. 編集するDiscovererポートレットを含むページを表示します。

  3. まだログインしていない場合は、「ログイン」をクリックしてPortalログイン詳細(Single Sign-On詳細)を入力します。

  4. 新規「Discovererワークシート」ポートレットまたは「Discovererゲージ」ポートレットを作成(または既存のポートレットを編集)し、次のように「パラメータ」ページに移動します。

    Oracle Portalに「パラメータ」ページが表示されます。

    portal_13.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  5. 「パラメータ」列のワークシート・パラメータの隣にある「汎用ポートレット・パラメータ」ドロップダウン・リストを使用し、そのワークシート・パラメータをDiscovererで提供される汎用ページ・パラメータの1つ(「DiscoParameter1」など)にマッピングします。

    たとえば、ワークシート・パラメータ「Month」を「DiscoParameter1」にマッピングするには、「汎用ポートレット・パラメータ」ドロップダウン・リストから「DiscoParameter1」を選択します。

  6. ポートレットに対する変更を保存します。

汎用ページ・パラメータにワークシート・パラメータをマッピングしている場合、汎用ページ・パラメータをOracleAS Portalのページ・パラメータにマッピングする必要があります(詳細は、「汎用ページ・パラメータのページ・パラメータへのマッピング方法」を参照してください)。

ページ・パラメータの作成方法

ページ・パラメータを作成すると、ポートレット・ユーザーは多くのDiscovererポートレットを同時に更新するページ・パラメータ値を指定できます。

ページ・パラメータを作成する手順は、次のとおりです。

  1. インターネット・ブラウザを起動します。

  2. 編集するDiscovererポートレットを含むOracleAS Portalページを表示します。

  3. まだログインしていない場合は、「ログイン」をクリックしてOracleAS Portalログイン詳細(Single Sign-On詳細)を入力します。

    pardpp4.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  4. 「ページ」領域で「プロパティ」リンクを選択し、「ページの編集」ダイアログを表示します。

  5. 「パラメータ」タブを表示します。

  6. 「新規パラメータ」フィールドにページ・パラメータの名前を入力し、「追加」をクリックします。

    ヒント: パラメータ名は、空白またはセパレータを含まない一意の短い文字列にする必要があります(「MonthPP」など)。

    作成したページ・パラメータが、「ページ・パラメータのプロパティ」領域のリストに追加されます。

    pardpp.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  7. 「OK」をクリックしてページ・プロパティを保存します。

    これで、汎用ページ・パラメータを新規ページ・パラメータにマッピングできるようになりました(詳細は、「汎用ページ・パラメータのページ・パラメータへのマッピング方法」を参照してください)。

汎用ページ・パラメータのページ・パラメータへのマッピング方法

汎用ページ・パラメータをページ・パラメータにマッピングすると、ポートレット・ユーザーは、多くのDiscovererポートレットを同時に更新するページ・パラメータ値を指定できます。

ヒント: ページ・パラメータを汎用ページ・パラメータにマッピングするには、最初にワークシート・パラメータを汎用ページ・パラメータにマッピングし(詳細は、「OracleAS Portalのページ・パラメータへのワークシート・パラメータのマッピング方法」を参照してください)、ページ・パラメータがない場合は作成しておく必要があります(詳細は、「ページ・パラメータの作成方法」を参照してください)。

汎用ページ・パラメータをページ・パラメータにマッピングする手順は、次のとおりです。

  1. インターネット・ブラウザを起動します。

  2. 編集するDiscovererポートレットを含むOracleAS Portalページを表示します。

  3. まだログインしていない場合は、「ログイン」をクリックしてOracleAS Portalログイン詳細(Single Sign-On詳細)を入力します。

    pardpp4.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  4. 「ページ」領域で「プロパティ」リンクを選択し、「ページの編集」ダイアログを表示します。

  5. 「パラメータ」タブを表示します。

  6. 「ポートレット・パラメータ値」領域の「ポートレット」テーブルで、ポートレット名(「Discovererワークシート」など)をクリックし、汎用ページ・パラメータ(「DiscoParameter1」、「DiscoParameter2」など)のリストを表示します。

    pardpp5.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  7. ページ・パラメータのマッピング先となる汎用ページ・パラメータの隣のドロップダウン・リストから、「ページ・パラメータ」を選択します。

    pardpp6.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  8. 前の手順で「ページ・パラメータ」を選択したときに表示された2つ目のドロップダウン・リストから、ページ・パラメータ(「MonthPP」など)を選択します。

    pardpp2.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  9. 「OK」をクリックしてページ・プロパティを保存します。

    Oracle PortalでPortalページがリフレッシュされます。

    これで、シンプル・パラメータ・フォーム・ポートレットを作成し、ポートレット・ユーザーが様々なDiscovererポートレットを同時に更新するページ・パラメータ値を指定できるようになりました(詳細は、「OracleAS Portalページへのシンプル・パラメータ・フォーム・ポートレットの追加方法」を参照してください)。

    注意: 多くのDiscovererポートレットを更新するページ・パラメータ値をポートレット・ユーザーが指定できるもう1つの(ただし、より時間がかかる)方法は、次のとおりです。

    1. 「カスタマイズ」リンクを選択し、「ページのカスタマイズ」ページを表示します。

    2. 「パラメータ」タブを表示します。

    3. 「ページ・パラメータ値」領域で、ページ・パラメータの隣の「値」フィールドを使用してパラメータ値を指定します。

      たとえば、「Discovererワークシート」ポートレットを1月のデータでリフレッシュする場合は、「January」と入力します。

    4. 「OK」をクリックして変更を保存します。

      指定したページ・パラメータ値は、そのページのDiscovererポートレットに適用されます。

OracleAS Portalページへのシンプル・パラメータ・フォーム・ポートレットの追加方法

OracleAS Portalページにシンプル・パラメータ・フォーム・ポートレットを追加すると、ユーザーは1つ以上のDiscovererポートレットに表示されるデータを更新するためのパラメータ値を簡単に適用できます。

シンプル・パラメータ・フォーム・ポートレットを作成する前に、次の操作を実行する必要があります。

OracleAS Portalページにシンプル・パラメータ・フォーム・ポートレットを追加する手順は、次のとおりです。

  1. インターネット・ブラウザを起動します。

  2. シンプル・パラメータ・フォーム・ポートレットを追加するDiscovererポートレットを含むOracleAS Portalページを表示します。

  3. まだログインしていない場合は、「ログイン」をクリックしてOracleAS Portalログイン詳細(Single Sign-On詳細)を入力します。

    pardpp4.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  4. 「ポートレットの追加」リンクを選択し、「ポートレットの追加」ページを表示します。

  5. 「ポートレット・ビルダー」リンクおよび「シンプル・パラメータ・フォーム」リンクを選択し、「シンプル・パラメータ・フォーム」を「選択したポートレット」のリストに追加します。

  6. 「OK」をクリックします。

    OracleAS Portalに、未定義のシンプル・パラメータ・フォーム・ポートレットが表示されます。

    spf2.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  7. 未定義の「シンプル・パラメータ・フォーム」で「定義」リンクを選択します。

    OracleAS Portalに表示されるシンプル・パラメータ・フォームの定義ページに、シンプル・パラメータ・フォーム・ポートレットの作成に必要な詳細を入力します。

    たとえば、「Month」ページ・パラメータについて、「エントリ・フィールド」領域に次の情報を入力します。

    spf4.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  8. 該当するすべての詳細を入力した後、「終了」をクリックします。

  9. OracleAS Portalに、新規の「シンプル・パラメータ・フォーム」が表示されます。

    spf5.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  10. 「ページ」領域で「プロパティ」リンクを選択し、「ページの編集」ダイアログを表示します。

  11. ページ・パラメータ(「MonthPP」など)がない場合は作成します(詳細は、「ページ・パラメータの作成方法」を参照してください)。

  12. 汎用ページ・パラメータをページ・パラメータにマッピングします。

    この手順は、シンプル・パラメータ・フォーム・ポートレットについて1回実行し、「シンプル・パラメータ・フォーム」を更新する各Discovererポートレットについて1回実行します(詳細は、「汎用ページ・パラメータのページ・パラメータへのマッピング方法」を参照してください)。

  13. 「イベント」タブを表示します。

  14. 「シンプル・パラメータ・フォーム」リンクの下の「実行」リンクを選択します。

    OracleAS Portalに追加領域が表示されます。ここにイベント内容を指定できます。

  15. 「ブラウズ」アイコンをクリックし、このイベントが発生したとき(ユーザーが「シンプル・パラメータ・フォーム」で「実行」ボタンをクリックしたとき)にパラメータ値が送信されるページを選択します。

    たとえば、シンプル・パラメータ・フォーム・ポートレットでパラメータ値がDiscoverer BIデモ・ページに送信されるよう指定するには、「ページに移動」ラジオ・ボタンを選択します(次のスクリーンショットを参照してください)。

    spf7.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

    OracleAS Portalに「ページ入力」領域が表示されます。

  16. 「ページ入力」領域に表示されたフィールドに、該当する情報を入力します。

    たとえば、イベントの発生(ユーザーが「シンプル・パラメータ・フォーム」で「実行」ボタンをクリックしたとき)による入力が「パラメータ1」であることを指定するには、次の値を選択します。

    spf8.gifの説明は次にあります。
    画像の説明

  17. 「OK」をクリックして変更を適用します。

これで、OracleAS Portalページにシンプル・パラメータ・フォーム・ポートレットが追加されたため、ユーザーが1つ以上のDiscovererポートレットに表示されるデータを更新するためのパラメータ値を簡単に適用できるようになりました。

ヒント: Discovererポートレット内の他のパラメータ値を更新するための「シンプル・パラメータ・フォーム」を追加作成できます。

詳細は、次のマニュアルおよびヘルプ・システムを参照してください。

ポートレットでDiscovererコンテンツを公開する際の注意事項

Discovererポートレットを作成する際、表示されるデータの内容について高度に制御できます。また、ポートレットをリフレッシュするタイミングおよび頻度についても制御できます。ポートレットを作成するときは、これらの設定をよく考慮して要件を満たしていることを確認し、データの適時性とシステムのパフォーマンスのバランスを維持する必要があります。

次の各項では、Discovererポートレットの公開について説明しています。

Discovererポートレットに対するデータベース接続の選択

Discovererポートレットを作成(または既存のDiscovererポートレットを編集)する場合、1つ目の手順は、次の要素を決定するデータベース接続の選択です。

「データベース接続」ページを使用して、データベース接続を選択します(次のスクリーンショット例を参照してください)。

図3-2 「Discovererワークシートのリスト」ポートレットに対応する「データベース接続」ページ

図3-2の説明は次にあります。
画像の説明

図3-3 「Discovererワークシート」および「Discovererゲージ」ポートレットに対応する「データベース接続」ページ

図3-3の説明は次にあります。
画像の説明

「公開したユーザーの接続」リストには、OracleAS Portalユーザーとして使用できるすべてのDiscoverer接続の名前が表示されます。パブリック接続には、末尾にアスタリスク(*)が付けられます。Single Sign-OnユーザーとしてDiscoverer接続中に作成したプライベート接続も表示されます。

「公開したユーザーの接続」フィールドで選択したDiscoverer接続により、ウィザードの後続の手順で使用できるワークシートまたはワークシートのリストが決定します。また、その他のユーザー(Portalにログインしているユーザーおよびログインしていないユーザー)に対するデータ表示について設定できる接続も決定します。このページの残り部分にある接続のリストは、「公開したユーザーの接続」で選択した接続と同じデータベースおよびEULを持つ接続に限られています。これにより、他のユーザーに対して「公開したユーザーの接続」以外の接続を選択した場合は、自分が選択したコンテンツをユーザーが参照できるようになります。

このページの「ログインしているユーザー」領域では、ユーザーがOracleAS Portalにログインしているときのデータの表示方法を指定します。これらのログイン・ユーザーにデータを表示する方法については、3つの選択肢があります。

OracleAS Portalにログインしていないのにポートレットが含まれるページにアクセスできるユーザーに対して、データの表示方法を指定します。これらのユーザーは、パブリック・ユーザーとも呼ばれます。これらのユーザーについては、次に示す2つの選択肢があります。

注意: データの表示に「公開したユーザーの接続」以外の接続を選択した場合、またはユーザーが独自の接続を選択できるようにした場合は、ポートレットで定義されたワークシートにアクセスできる接続のみがデータを参照できます。たとえば、ワークシートMyWorkbook.sheet1を使用してワークシート・ポートレットを作成し、「公開したユーザーの接続」をユーザー「SCOTT」になるように選択し、さらにユーザーが自分のデータベース接続をカスタマイズできるようにしたとします。ユーザー「SCOTT」は、ワークブックMyWorkbookをユーザー「MARY」と共有していますが、ユーザー「FRED」とは共有していません。ユーザー「MARY」が自分の接続を使用するようにポートレットをカスタマイズした場合、「MARY」にはMyWorkbook.sheet1のコンテンツが表示されます。ユーザー「FRED」が自分の接続を使用するようにポートレットをカスタマイズした場合、ワークシートへのアクセス権がないことを示すエラーが表示されます。共有の詳細は、『Oracle Business Intelligence Discoverer Plusユーザーズ・ガイド』を参照してください。

「Discovererワークシートのリスト」ポートレットの場合、ログインしているユーザーへのデータの表示方法について、次のように2つの選択肢があります(「データベース接続」ページの「ログインしているユーザー」領域内)。

注意: ユーザーが「Discovererワークシートのリスト」ポートレットをカスタマイズして独自のワークシートのリストを含めることができるようにするには、「ワークシートのリスト」ページで「選択したワークシートのユーザーによる変更を許可」オプションを必ず選択してください。

「データベース接続」ページの「ログインしていないユーザー」領域では、OracleAS Portalにログインしていないのにポートレットが含まれるページにアクセスできるユーザー(パブリック・ユーザー)に対するデータの表示方法を指定します。データを表示しない方法、または指定したDiscoverer接続を使用してデータまたはワークシートを表示する方法のいずれかを選択できます。

Discovererポートレットに対するリフレッシュ・オプションの選択

Discovererポートレットを作成する場合、ポートレット内のデータをリフレッシュする頻度を指定します。ポートレットがリフレッシュされるたびに、中間層マシンで少なくとも1つのDiscovererセッションが必要となります。別々のユーザーが異なる接続を使用して同じポートレットを表示する場合、ユーザーごとに異なるDiscovererセッションが必要です。

OracleAS Portalによりリフレッシュされるポートレット・インスタンスの数は制限されています。最大数は、DiscovererマネージャまたはOracle管理者が決定します(Discoverer Portlet Providerプール内のセッション数の詳細は、『Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド』を参照してください)。任意の時点においてリフレッシュ・ジョブ数がセッション数を超えた場合は、セッションが使用可能になるまでリフレッシュ・ジョブがキューに入れられます。

ユーザーの適時性の要件を満たすデータを提供できるレベルで、できるだけ低い頻度を選択することをお薦めします。最終リフレッシュ時刻および次回リフレッシュ時刻の値が各ポートレットに表示されるため、ユーザーはデータがどれほど新しいものであるかがわかります。「分析」リンクを選択することによるデータの分析をユーザーに許可した場合、新規クエリーが実行され、現在のデータがDiscoverer Viewerで表示されます。

ポートレットをリフレッシュしないように選択できます。これはデフォルト設定です。この場合、ポートレットでDiscovererセッションが必要となるのは、ポートレットが公開されるとき、新規ユーザーがポートレットに初めてアクセスするとき、またはユーザーがパラメータ値のセットを変更するとき(パラメータを含むワークシートに基づくワークシート・ポートレットまたはゲージ・ポートレットにのみ適用)です。静的なワークシートのリストが含まれる「Discovererワークシートのリスト」ポートレットのリフレッシュ・スケジュールは設定できません。

ポートレットを公開したユーザーとして、いつでもポートレットの「デフォルトの編集」ページにアクセスし、「すぐにポートレットをリフレッシュ」オプションを選択してポートレットを手動でリフレッシュできます。

Discoverer接続およびOracleAS Single Sign-On

Discoverer接続は、OracleAS Single Sign-Onについて次のように機能します。

注意: OracleAS Single Sign-Onの詳細は、『Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド』を参照してください。