この図は、ノードが存在する2つの層を示しています。各層に、独自の仮想ホスト名とIPアドレスがあります。
1つ目の層には、アクティブ・ノード(ノード1)およびパッシブ・ノード(ノード2)もあります。アクティブ・ノードによって、OracleAS Metadata Repository、Oracle Internet DirectoryおよびOracle Directory Integration and Provisioningが実行されます。このノードは、これらのコンポーネントがインストールされている共有ディスクにアクセスできます。oraInventory
ディレクトリも共有ディスクにあります。
ノード1に障害が発生した場合は、ノード2がこの層のアクティブ・ノードになります。共有ディスクにアクセスして、仮想ホスト名およびIPアドレスに関連付けられ、OracleAS Metadata Repository、Oracle Internet DirectoryおよびOracle Directory Integration and Provisioningのコンポーネントを実行します。
2つ目の層には、アクティブ・ノード(ノード3)およびパッシブ・ノード(ノード4)があります。アクティブ・ノードによって、Oracle Delegated Administration ServicesおよびOracleAS Single Sign-Onが実行されます。このノードは、Oracle Delegated Administration ServicesおよびOracleAS Single Sign-Onがインストールされている共有ディスクにアクセスできます。共有ディスクには、インベントリ・ディレクトリも含まれています。仮想ホスト名およびIPアドレスは、アクティブ・ノードに関連付けられています。
ノード3に障害が発生すると、パッシブ・ノード(ノード4)がアクティブになります。共有ディスクにアクセスして、仮想ホスト名およびIPアドレスに関連付けられ、Oracle Delegated Administration ServicesおよびOracleAS Single Sign-Onのコンポーネントを実行します。