リリース・ノート
10g(9.0.4.2) for HP-UX Itanium
部品番号: B28561-02
原典情報: B25812-02 Oracle Content Management SDK Release Notes, 10g (9.0.4.2) for HP-UX Itanium
2007年6月
このドキュメントには、発行時における最も正確な情報が記載されています。発行後に判明した情報は、通常のサポート経路から入手できます。リリース・ノートの最新情報および追加情報へは、次のOTN-J(Oracle Technology Network Japan)サイトからアクセスできます。
注意: ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。
このドキュメントの内容は、Oracle Content Management SDK 10g(9.0.4.2)for HP-UX Itaniumに特化しており、項目は次のとおりです。
オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。
ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて
スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。
外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて
このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。
Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス
アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、(800)446-2398にお電話ください。
Oracle Content Management SDK(Oracle CM SDK)は、コンテンツ管理アプリケーションを構築するための強力な開発プラットフォームです。Oracle CM SDKは、バージョニング、チェックイン/チェックアウト、セキュリティ、検索、拡張可能なメタデータ、およびその他の標準的なコンテンツ管理操作のための一連のJava APIを提供し、次の機能を備えています。
Oracle CM SDKリポジトリへのファイル・ベースのアクセスを提供するプロトコル・サーバー(NFS、HTTP/WebDAV、AFP、SMB/NTFS、FTP、CUPなど)
開発者向けドキュメント、Javadocおよびサンプル
Oracle Workflow、Oracle Text、Oracle Internet Directory、Oracle Real Application Clusters(RAC)などの関連テクノロジとの統合
Oracle Database ServerおよびOracle Application Serverにより提供されるスケーラビリティ、信頼性、セキュリティおよびプラットフォーム独立性
これらの特長および機能の目的は、コンテンツ管理ベースのアプリケーションを、他のプラットフォームの場合よりも迅速かつ良好に市場に投入できるように開発者を支援することです。
9.0.3より前のリリースでは、Oracle CM SDKはOracle Internet File System(Oracle 9i FS)と呼ばれていました。
Oracle CM SDK 10g(9.0.4)と以前のバージョンのOracle Internet File Systemリリース9.0.2以下の大きな違いは、デフォルトのWebユーザー・インタフェースがサンプルのWeb Starter Applicationに置き換わったことです。 詳細は、Web Starter Applicationのサンプル・コードに含まれるReadMeファイルを参照してください。
このリリースでは、Windows UIは使用できません。
以前のバージョンのOracle 9i FSリリース9.0.2以下からOracle CM SDK 10g(9.0.4)にアップグレードする場合は、10g(9.0.4)で利用できない機能(Web UIやWindows UIなど)を使用していないことを確認してください。スキーマをOracle CM SDK 10g(9.0.4)にアップグレードすると、Oracle 9i FSリリース9.0.2以下で動作が保証されたコンポーネントは実行できなくなります。
次の推奨事項を注意してください。
Oracle CM SDK 10g(9.0.4)で利用できないOracle 9i FSリリース9.0.2のコンポーネントが必要な場合は、アップグレードしないでください。
同じOracleホームまたはマシンに本製品の2つのバージョンをインストールしないでください。
異なるマシンに本製品の2つのバージョンをインストールすると、製品は同じスキーマを指すことができなくなります。
Oracle Filesは、Oracle CM SDK 10g(9.0.4)と同じマシンにインストールしないでください。
アップグレードの詳細は、Oracle Content Management SDKのインストレーションおよび構成ガイドを参照してください。
Oracle Content Management SDK 10g(9.0.4)は、次の新機能を提供します。
Web Starter Application
Oracle Enterprise Manager Application Server Controlの拡張機能
Domain Controller Migration
Oracle Internet Directoryグループのサポート
DBMS_JOBSを介したOracle Text Indexの自動同期化
拡張グローバリゼーション・サポート
ドキュメント・リンク
Oracle CM SDKは、カスタム・アプリケーションを構築するためのプラットフォームを提供します。Oracle CM SDKの今後のリリースとの互換性を維持するために、次のガイドラインに従ってください。
公開されているクラスおよびメソッドを使用する。Javadocで公開されているクラスおよびメソッドのみを使用してください。Oracle CM SDKの内部で使用されているクラスおよびメソッドは多数存在しますが、これらは公開されているJavadocの一部ではありません。オラクル社は、これらのクラスおよびメソッドを予告なく変更または削除する権利を保有しています。公開されていないこれらのクラスまたはメソッドを使用すると、アプリケーションの損傷や予期しないアプリケーション動作が発生する可能性があります。
アプリケーションのネームスペースを設定する。将来的に拡張されるOracle CM SDKクラスと開発者独自のカスタム・クラスとの競合を避けるために、サブクラス、属性およびデータベース表に固有の識別子を接頭辞として付けてください。 たとえば、ACME社の開発者がPRIORITYという属性名を持つREPORTサブクラスを作成する場合、このサブクラスはACME_PRIORITYという属性を持つACME_REPORTという名前にします。既知の不具合番号1857689も参照してください。
Oracle CM SDKスキーマを直接変更しない。スキーマに対するすべての操作は、公開されているAPIを介して行う必要があります。
Oracle CM SDKのデータベース層として、Oracle9i Database Serverリリース1(9.0.1.4)または2(9.2.0.3)以上を使用します。Oracle CM SDKは、Oracle Workflow 2.6.2および2.6.3での動作が保証されています。
動作保証されているOracle Application Server Infrastructureのバージョンについては、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com
)でOracle Application Server 10g の動作保証に関する最新情報を確認してください。
次のクライアント・ソフトウェアは、Oracle CM SDKに対応するかどうかテストおよび動作確認されています。次に示すオペレーティング・システムとアプリケーションのサービス・パックおよびリリース番号以上のリリースがサポートされます。
Microsoft Windows NT 4.0 Workstation Service Pack 6aと次のアプリケーションとの組合せ
Microsoft Office 2000 Service Pack 3(Officeの内訳は次のとおり)
Microsoft Word 2000
Microsoft Excel 2000
Microsoft PowerPoint 2000
Microsoft FrontPage 2000
Microsoft Windows 2000 Professional Service Pack 3と次のアプリケーションとの組合せ
Microsoft Office 2000 Service Pack 3(Officeの内訳は次のとおり)
Microsoft Word 2000
Microsoft Excel 2000
Microsoft PowerPoint 2000
Microsoft FrontPage 2000
Microsoft Office XP Service Pack 2(Officeの内訳は次のとおり)
Microsoft Word 2002
Microsoft Excel 2002
Microsoft PowerPoint 2002
Microsoft FrontPage 2002
Microsoft Visio 2000、2002
Microsoft Project 2000、2002
Adobe Acrobat 5.0
Microsoft Windows XP Professional Service Pack 1と次のアプリケーションとの組合せ
Microsoft Office 2000 Service リリース1(Officeの内訳は次のとおり)
Microsoft Word 2000
Microsoft Excel 2000
Microsoft PowerPoint 2000
Microsoft FrontPage 2000
Microsoft Office XP Service Pack 2(Officeの内訳は次のとおり)
Microsoft Word 2002
Microsoft Excel 2002
Microsoft PowerPoint 2002
Microsoft FrontPage 2002
Microsoft Visio 2000、2002
Microsoft Project 2000、2002
Adobe Acrobat 5.0
Microsoft Windows
Netscape Communicator 7.0x
Mozilla 1.4
Microsoft Internet Explorer 5.5 Service Pack 2以上
Macintosh
Microsoft Internet Explorer 5.2
Linux
Netscape Communicator 7.0x
Mozilla 1.4
UNIX
Mozilla 1.4
Microsoft Windows: Microsoft Internet Explorer 5.5 Service Pack 2以上
Windows
OnNet FTP 4.0
WS_FTP Pro 7.6
Cute FTP XP 5.0
Hummingbird 7.0
UNIX
Command line ftp Solaris 2.8、2.9、HP-UX Itanium
Macintosh OS X.2
Transmit 2.5.1
Mac OS X.2とMicrosoft Office Mac Xとの組合せ(Officeの内訳は次のとおり)
Microsoft Word for Mac OS X
Microsoft Excel for Mac OS X
Microsoft PowerPoint for Mac OS X
Microsoft Windows
Hummingbird NFS Maestro 6.0(Windows 98、NT)
Hummingbird NFS Maestro 7.0(Windows NT/2000)
OnNet 7.0(Windows 2000のみ)
UNIX
HP-UX Itanium
Solaris 2.8、2.9
Linux Advanced Server 2.1、Kernel 2.4.9-e.16
Linux Red Hat 8.0
Windows XP Professional Service Pack 1
Microsoft Office XP Service Pack 2、Microsoft Internet Explorer 6.02 Service Pack 1、MSDAIPP.DLLバージョン10.145.3914.17(Officeの内訳は次のとおり)
Microsoft Word 2002
Microsoft Excel 2002
Microsoft PowerPoint 2002
Microsoft FrontPage 2002
Microsoft Visio 2002
Microsoft Project 2002
Adobe Acrobat 5.0
Microsoft Office 2000 Service Release 1、Microsoft Internet Explorer 6.02 Service Pack 1、MSDAIPP.DLLバージョン8.103.5219.0(Officeの内訳は次のとおり)
Microsoft Word 2000
Microsoft Excel 2000
Microsoft PowerPoint 2000
Microsoft Visio 2000
Microsoft Project 2000
Adobe Acrobat 5.0
Microsoft Windows 2000 Professional Service Pack 3
Microsoft Office XP Service Pack 2、Microsoft Internet Explorer 6.02 Service Pack 1、MSDAIPP.DLLバージョン10.145.3914.17(Officeの内訳は次のとおり)
Microsoft Word 2002
Microsoft Excel 2002
Microsoft PowerPoint 2002
Microsoft FrontPage 2002
Microsoft Visio 2002
Microsoft Project 2002
Adobe Acrobat 5.0
Microsoft Office 2000 Service Pack 3、Microsoft Internet Explorer 5.5 Service Pack 2、MSDAIPP.DLLバージョン8.103.3521.0(Officeの内訳は次のとおり)
Microsoft Word 2000
Microsoft Excel 2000
Microsoft PowerPoint 2000
Microsoft Visio 2000
Microsoft Project 2000
Adobe Acrobat 5.0
Microsoft Windows NT 4.0 Workstation Service Pack 6aと次のアプリケーションとの組合せ
Microsoft Office 2000 Service Pack 3、Microsoft Internet Explorer 5.5 Service Pack 2、MSDAIPP.DLLバージョン8.103.3521.0(Officeの内訳は次のとおり)
Microsoft Word 2000
Microsoft Excel 2000
Microsoft PowerPoint 2000
Microsoft FrontPage 2000
Windows XP Professional Service Pack 1
Windows 2000 Professional Service Pack 3
Windows NT Workstation Service Pack 6
Windows 98
Internet ExplorerブラウザまたはWindows 2000オペレーティング・システムの一部のバージョンでは、Oracle CM SDK Javadoc内のリンクが機能しません。この問題を回避するために、次のブラウザは使用しないでください。
Internet Explorer 6.0(Windows 2000 Service Pack 2の場合)
Internet Explorer 6.0.26(Windows XPの場合)
Javadocの表示には、次のいずれかの使用をお薦めします。
Internet Explorer 6.0(Windows 2000 Service Pack 3の場合)
Internet Explorer 6.0.28(Windows XPの場合)
Netscape Communicator 7.0x
新しい機能やテクノロジを活用するためにOracle CM SDK Java APIは拡張されています。それに伴い一部のクラス、属性およびメソッドが廃止される場合があります。今後の主なリリースでは、廃止されたこれらの要素は削除されると考えてください。これにより、アプリケーションを変更してサポート対象のクラス、属性およびメソッドを使用できるようにするための完全なリリース・サイクルが提供されます。
このリリースで廃止された機能については、Javadocの「Deprecated」リンクにアクセスしてください。廃止の各項目には、サポートされる同等の使用方法についてのコメントが記載されています。また、-deprecationフラグを使用してJavaアプリケーションをコンパイルすると、廃止されたクラス、フィールドまたはメソッドが対象のアプリケーションによって使用されているかどうかも確認できます。
重要な変更点および廃止された機能は、次のとおりです。
Oracle CM SDKの今後のリリースでは、AppleTalk Filing Protocol(AFP)はサポートされない予定です。今後のリリースでは、MacユーザーはSMBまたはWebDAVを使用できる予定です。
次のFTP QUOTEコマンドは、このリリースで廃止され、今後のリリースでは削除される予定です。
QUOTE ACL
QUOTE NOACL
QUOTE ADMIN
QUOTE NOADMIN
SearchObject
クラスとその関連クラスは廃止されました。SearchObjectは、Oracle CM SDKの同じリリース内でのみ動作が保証され、上位互換性がなく利点が少ないため、今後のリリースでは削除されます。
アプリケーションでSearchObject
を使用している場合は、次のいずれかの方法でアプリケーションを変更します。
必要に応じて、毎回SearchSpecification
を作成する。
検索ツリーをXMLなどのテキスト形式で保存して、そのXMLをドキュメントに保存する。この場合、アプリケーションはXMLを使用して検索ツリーを再構築します。
Oracle CM SDKの次の主要リリースには、Definitionクラスの使用に関する変更が追加されます。Definitionクラスは、oracle.ifs.beans.LibraryObjectDefinition
のサブクラスで、Oracle CM SDKインスタンスの新規作成や既存のインスタンスの変更に使用されます。以前のバージョンのOracle CM SDKでは、これらのDefinitionクラスには未公開のゼロ(0)引数コンストラクタが定義されていました。これは、次のような文は正常にコンパイルされ、(ほとんどの場合)正常に実行されたことを意味します。
DocumentDefinition def = new DocumentDefinition();
これは、構成のバリアントとしては正式、推奨のいずれにも該当しませんが、ほとんどの場合、適正な結果が得られました。ただし、この方法で作成された定義インスタンスを使用すると、不明な例外が発生する場合もあります。
定義オブジェクトを正しく構成するには、単一のLibrarySession
引数を使用する公開済のコンストラクタ・バリアントを使用します。
Oracle CM SDKの次の主要リリースでは、このゼロ(0)引数バリアントは削除され、それらを使用するコードはすべてコンパイル・エラーとなります。
また、Oracle CM SDKの次の主要リリースでは、公開済のコンストラクタ・バリアントは、oracle.ifs.beans.LibrarySesssion
引数ではなく、oracle.ifs.common.LibrarySessionInterface
引数を使用するように変更されます。LibrarySessionによってLibrarySessionInterfaceが実装されるため、コードを変更する必要はありません。ただし、この変更では、Oracle CM SDKに記述されるコードのうち、定義インスタンスを生成するすべてのコードを再コンパイルする必要があります。
リリース9.0.3では、新しいクラスLockObject
が導入されました。このクラスは、PublicObject
で使用できる次のロック・タイプの管理に使用します。
unlock
hard lock
soft lock
user lock
timed lock
session lock
詳細は、LockObject
Javadocを参照してください。
ほとんどのOracle CM SDKプロトコル・サーバー(FTP、SMBなど)で、ファイル転送の二次的な作用としての解析およびレンダリングは実行されなくなります。以前のリリースでは、これらのプロトコルを介してアップロードされたXML文書が自動的に解析されました。リリース9.0.3以上で、この機能は廃止されました。
この廃止機能に対する例外は、コマンドライン・ユーティリティ・プロトコル(CUP)・サーバーです。XMLファイルの解析およびレンダリングを継続するには、CUPサーバーを使用します。XMLファイルを介してOracle CM SDKオブジェクトを作成する場合は、CUPを使用してXMLファイルをアップロードします。CUPでは、XML内のオブジェクトも引き続きレンダリングします。
Oracle CM SDKでフレームワークを解析およびレンダリングする目的は、アプリケーション開発者がファイル転送時にプロトコル・サーバーの動作を変更できるようにすることでした。プロトコル・サーバーがこの機能をサポートしなくなったため、このリリースでは次の内容が廃止されます。
oracle.ifs.beans.parsers.Parser oracle.ifs.beans.parsers.ParserCallback oracle.ifs.beans.parsers.XmlParserInterface oracle.ifs.server.renderers.Renderer
oracle.ifs.beans.parsers.IfsSimpleXmlParser oracle.ifs.beans.parsers.IfsXmlParser oracle.ifs.beans.parsers.LiteralDocumentParser oracle.ifs.beans.parsers.ParserInputStream oracle.ifs.server.renderers.BaseRenderer oracle.ifs.server.renderers.SimpleXmlRenderer oracle.ifs.server.renderers.XmlRenderer
ファイル・コンテンツの格納または検索(あるいはその両方)の時点で、ファイル・コンテンツを変更する必要がある場合、アプリケーション開発者はドキュメントのアップロードまたはダウンロード時に入力ストリームを直接変更することによりこの変更を行えます。
この属性は廃止されました。この属性は、バージョニングされたドキュメントがチェックアウトされる間、そのドキュメントの「作業コピー」をOracle CM SDK内部に保持できるようにするためのものでした。すべてのプロトコル・サーバーは、このオブジェクトを認識するよう機能が拡張されました。ただしオブジェクトを作成することはありません。この属性を使用するカスタム・アプリケーションがある場合は、Oracle CM SDKを次の主要リリースにアップグレードする前に、代替の実装手法を開発することをお薦めします。
既知の問題の詳細は、Oracle Internet Directoryのリリース・ノートを参照してください。この項では、Oracle CM SDKに固有の問題のみを取り上げます。表1「インストールおよび構成における不具合」に記載する不具合の一部は、Oracle Internet Directoryをサポートするデータベース・インスタンスをOracle9i Database Serverリリース1(9.0.1.4)にアップグレードすることで修正されます。
Oracle CM SDKは、Oracle Internet Directoryにおけるユーザーおよびグループの変更通知について、Directory Integration Platformで提供されるProvisioning Integration Serviceに依存しています。これらの変更は、Oracle Internet Directory変更ログに記録され、Provisioning Integration Serviceによって適切にフィルタ処理されてから、このアプリケーションに対する変更イベントとして配信されます。レプリケーション・モードでOracle Internet Directoryを配置していない場合でも、定期的に不要な変更ログ・エントリを消去するために、ディレクトリ管理者はレプリケーション・サーバーを必ず起動するようにしてください。
ログを消去するには、次のコマンドを使用してレプリケーション・サーバーを起動します。
$ oidctl connect=<net_service_name> server=oidrepld instance=1 flags="-p <ldapserver_port_number>" start
定期的なクリーン・アップを怠ると、Oracle Internet Directory変更ログがファイル・システム全体を占有し、Oracle Internet Directoryサービスが利用できなくなる可能性があります。変更ログを消去するためにレプリケーション・サーバーを起動する必要がありますが、これは一時的な制約で、今後のリリースでは解消される予定です。
レプリケーション・サーバーの起動および停止の詳細は、『Oracle Internet Directory管理者ガイド』を参照してください。
Oracle CM SDKのこのリリースでは、次の不具合が存在することがわかっています。対処方法があるものについては、その内容が説明されています。ここでは、既知の不具合をプロセスまたはコンポーネント別に分類しています。
表1 インストールおよび構成における不具合
不具合番号# | 説明 | 対処方法 |
---|---|---|
2391425 |
NLS: AL32UTF8データベースの日本語環境でIFSCONFIGが失敗する。 Oracle TextではAL32UTF8データベースの日本語レクサーはサポートされません。そのため、Oracle CM SDKでは、アジア言語のAL32UTF8データベースはサポートされません。 |
データベースでAL32UTF8のかわりにUTF8を使用します。 |
2677722 |
構成時にOPMNのタイムアウト時間を超えているというエラーが発生する。 OPMNタイムアウトの値が小さすぎます。 |
OPMNタイムアウトの値を大きくします。デフォルト値は30分です。 |
2960519 |
同じ中間層を使用して構成および設定されたOracle CM SDKスキーマの再利用がサポートされない。 同じOracleホーム内で、同じOracle CM SDKドメインおよびスキーマに対して、Oracle CM SDK Configuration Assistantを2回実行すると、次の場合、ローカル・ノード内のエージェントは非アクティブになります。
|
1つのOracleホームにおける各Oracle CM SDKドメインおよびスキーマに対して、Oracle CM SDK Configuration Assistantを2回以上実行しないでください。 Configuration Assistantをすでに2回実行し、エージェントが非アクティブになった場合は、Application Server Controlにアクセスし、影響を受けたノードのすべてのエージェントを「アクティブ」に設定することにより問題を解決できます。 |
3016906 |
Windows 64ビットのOracle9i Database Serverリリース9.2のデータベースに対してOracle CM SDKを構成しようとすると失敗する。 データベースにctxhx実行ファイルがありません。このファイルは、このスキーマでOracle Textを使用可能にするために必要です。 |
これには2つの解決方法があります。
|
3163780 |
ifsshellスクリプトには、Solaris上でのCUPクライアントの実行権限が必要。 ファイルがFTPを介して転送されたときに、Solarisの |
CUPクライアントを実行できない場合は、次のコマンドを使用してifsshellスクリプトを実行可能にします。 chmod +x ifsshell ifsshellスクリプトは、 |
3038101、3113355 |
9.2.0.3または9.2.0.4のDBMSに対してOracle CM SDKを構成しようとすると失敗する。 9.2.0.3または9.2.0.4のデータベースに対して構成しようとすると、アドバンスト・キューの作成時に次のエラー・ログが記録されます。
この問題は、一部のストアド・プロシージャが9.2.0.1レベルのまま、ソフトウェアを9.2.0.3または9.2.0.4にアップグレードしたことが原因です。 |
|
3151323 |
IMEが有効になっている場合に、Configuration Assistantが簡体字中国語環境での起動に失敗する。 これは、Input Method Editor(IME)がJavaアプリケーションに影響を与える原因となる、JDK 1.4.1_05の不具合によって発生します。 |
IMEを無効にしてから、Configuration Assistantを再実行します。 |
3195013 |
Configuration Assistantを起動して既存のスキーマを再利用すると、Web Starter Applicationが使用できなくなる。 Oracle CM SDKインスタンスでHTTPノードを設定すると、Web Starter Applicationは自動的に構成されます。中間層にあるスキーマを再利用し、新しいノードでエージェントを実行するように選択すると、元の中間層でWeb Starter Applicationが非アクティブになります。 |
Application Server ControlにログインしてWeb Starter Applicationを再度アクティブにします。 |
3163079 |
Oracle CM SDKのインストール時に「製品の言語」ボタンが使用できない。 Oracle CM SDKのインストール時には、言語を選択する方法はありません。 |
Oracle CM SDKには、すべての言語が自動的にインストールされるため、インストール時に「製品の言語」ボタンをクリックする必要はありません。 |
1857689 |
カスタム・クラスが出荷時の状態の新規のOracle CM SDKクラスと競合し、アップグレードに失敗する。 以前のリリースのOracle Internet File SystemまたはOracle CM SDKを使用して作成したカスタム・クラスが、Oracle CM SDKの新しいクラスと競合している場合、Oracle CM SDKへのアップグレードは失敗します。 |
アップグレードする前に、競合するカスタム・クラスを削除し、競合しない名前で再作成する必要があります。Oracle CM SDKに追加された新しいクラスは次のとおりです。
|
3175218 |
Oracle CM SDKのアップグレード後、Oracle Internet Directoryを資格証明管理に使用している場合、プロトコル・サーバーが起動に失敗する。 これは、Oracle CM SDKアプリケーションの実体をいくつかのOID DASグループに追加する必要があるため発生します。 |
ifscmcaツールを実行して、アプリケーションの実体をOIDインスタンスに再登録します。これは、Oracle CM SDK 10g(9.0.4)へのすべてのアップグレードにおけるアップグレード後の必須作業です。 ifscmcaの詳細は、『Oracle Content Management SDK管理者ガイド』を参照してください。 |
3214142 |
通常ノードのJavaコマンドをSolaris 2.9用に変更する必要がある。 Oracle CM SDKの通常ノードでの現在のJavaコマンドには、次の引数が含まれます。
この引数は、Solaris 2.8で実行している場合にのみ有効です。Solaris 2.9で実行している場合は、この引数を削除する必要があります。Solaris 2.9でこの引数を保持すると、問題が発生する可能性があります。 |
Solaris 2.9で実行している場合は、次の手順を実行します。
ノード構成の変更および通常ノードの再起動の詳細は、『Oracle Content Management SDK管理者ガイド』を参照してください。 注意: 作成した新しいノード構成にこの引数が含まれていないことを確認してください。 |
4718632 |
[AS10.1.2.0.2 HP-IA64]Oracle TextのチェックがCMSDKのインストール中に失敗する。 |
エラー・メッセージが表示される場合は、「OK」をクリックして、Oracle Textを有効にしないスキーマを作成します。CM SDKの検索機能が動作しない場合があることに注意してください。 |
表2 管理上の不具合
不具合番号# | 説明 | 対処方法 |
---|---|---|
1718014 |
SQL予約語と同じ名前の拡張属性を追加できない。 属性に、UNIQUEやSELECTなどのOracle予約語と同じ名前を付けることはできません。 |
属性には予約語以外の名前を付けてください。予約語の一覧は、『Oracle9i SQLリファレンス』を参照してください。 |
1683035 |
プロパティ・インスペクタ: Solarisでは、マウスを使用してスプリッタを操作した場合、サイズを変更できない。 Solarisでは、「カテゴリ」や「リレーションシップ」などのプルダウン・スプリッタの操作にマウスを使用した場合、プロパティ・インスペクタによるサイズ変更は正常に機能しません。その結果、ユーザーが手動でスプリッタをクリックしてプルダウンしないかぎり、カテゴリや関連は表示できません。 |
「プロパティ」、「カテゴリ」、「リレーションシップ」のいずれかのタブに移動する前に、「プロパティ」タブを2回クリックしておくと、すべてのスプリッタのサイズが正常に変更されます。この操作は、1回のみ実行します。 |
3181920 |
Oracle Internet Directoryグループ名の変更がOracle CM SDKと同期しない。 グループ名がOracle Internet Directoryの内部で変更された場合、その変更内容はOracle CM SDKには反映されません。これは、10g(9.0.4)のOracle Internet Directoryの制限事項です。 |
このリリースでは、 |
2216321 |
OID User Migrationツールを使用している場合、削除済のユーザーを再作成しようとすると失敗する。 OID User Migrationツールによってユーザーを
|
以前に削除したユーザーの |
3164833 |
Oracle CM SDK Manager内のBFILEパスのヒント文に誤植がある。 「詳細」→「システム」→「LOB記憶域」ページのBFILE ベース・パスの下のヒントには誤植があります。 |
正しい文は次のとおりです。 「UNIXでは「/」で始まり、Windowsではドライブ文字で始まる絶対パス、または「/」で始まるデータベースのOracleホームからの相対パスを指定できます。」 |
2988355 |
既存のOracle CM SDKユーザーが、OCSリリース1および2向けのOracle Internet Directoryに対して認証されない。 Oracle CM SDKをこれらのリリースのOracle Internet Directoryに対して構成した後で作成された新規ユーザーは認証されますが、Oracle Internet Directoryインスタンスの既存のユーザーは認証されません。 |
ユーザーを認証するには、認証する前にユーザーのパスワード検証機能を再生成する必要があります。既存のユーザーは、 |
表3 Oracle CM SDKの一般的な不具合
不具合番号# | 説明 | 対処方法 |
---|---|---|
2460867、1924737 |
アドバンスト・キュー(AQ)を削除する前にスキーマを削除すると、失敗する場合がある。 AQを削除する前にスキーマを削除すると、次のエラーが発生する場合があります。 ERROR at line 1: ORA-00604: error occurred at recursive SQL level 1 ORA-24005: must use DBMS_AQADM.DROP_QUEUE_TABLE to drop queue tables スキーマを削除する場合は、スキーマを削除する前にDropQueues.sqlを使用してAQを削除してください。 |
一度このエラーが発生すると、スキーマは削除できなくなります。その場合は、新しいスキーマを作成する必要があります。 |
1724775 |
索引付けされていないファイルも返すという条件付きのOR演算によるコンテンツ・ベース検索で、索引付けファイルのみ返される。 "all files containing 'Bob'"など、索引付けされていないファイルを返すという属性検索付きのOR演算によるコンテンツ・ベース検索を実行すると、検索結果に索引付けされていないファイルは返されません。 |
検索をコンテンツ検索と属性検索の2つに分割します。 |
1369729、1389141 |
ユーザーに付与されているアクセス権限の対象オブジェクトを表示できない。(ユーザーのアクセス権限が取り消されたオブジェクトの属性にユーザーがアクセスしようとすると、IfsExceptionが発生する。) 別のユーザーがそのオブジェクトを検出できるように、あるユーザーがオブジェクトのACLを変更しても、その別のユーザーがOracle CM SDKを切断して再接続するまでは、オブジェクトを検出できない場合があります。たとえば、ユーザーAがフォルダ内の項目のACLをPrivateからPublicに変更しても、ユーザーBはOracle CM SDKを切断して再接続するまで、この項目を参照できません。 逆に、ユーザーBがオブジェクトを検出した後で、ユーザーAがそのオブジェクトのACLを変更してユーザーBが参照できないようにしても、ユーザーBはOracle CM SDKを切断して再接続するまで、引き続きそのオブジェクトを参照できます。ただし、ユーザーBがそのオブジェクトに対して操作(名前の取得など)を実行すると、その操作は失敗しIfsExceptionがスローされ、ユーザーBにはその操作を実行する権限がないことが表示されます。 |
セッションを切断して再接続します。 |
表4 AFPの不具合
不具合番号# | 説明 | 対処方法 |
---|---|---|
2380571 |
Macファイルのサイズにリソース・フォークのサイズが考慮されない。 リソース・フォークはサイズ計算の対象外です。したがって、ドキュメントのサイズは正確でない場合があります。 |
ありません。 |
1990453 |
Mac OS Finderを使用してAFPボリュームとしてマウントされたOracle CM SDK上でファイルを暗号化する場合、「File」→「Encrypt」が失敗する。 Mac OSの「File」→「Encrypt」ユーティリティは、名前にアスタリスク(*)を含む一時ファイルを作成します。Oracle CM SDKではファイル名にアスタリスクを使用できないため、マウントされたAFPボリュームを介してアクセスされるOracle CM SDKファイルの場合、このコマンドは失敗します。 |
Oracle CM SDKのファイルは、Macから暗号化しないでください。Mac上でローカルに暗号化し、AFPを介してOracle CM SDKにコピーします。 |
2719007 |
デフォルトのプロトコル・キャラクタ・セットのロジックが全体的に適用される。 AFPサーバー・プロトコル(すなわち、コマンド)のエンコードは、サーバー全体に適用される定数値です。AFPサーバーに接続するすべてのユーザー・セッションは、同じエンコードを使用します。ユーザー単位またはセッション単位でこのエンコードをオーバーライドする方法はありません。異なるエンコードを適用してAFPサーバーに接続する必要があるAFPクライアント(Macintoshクライアント)は、AFPサーバーのエンコードを適宜変更しないかぎり接続できません。 |
異なるエンコードを適用する複数のクライアントがAFPサーバーを共同で使用できるようにするには、複数のAFPサーバーを稼働する必要があります。そのためには、複数の中間層マシンを使用し、各マシンで目的のエンコードが適用されたAFPサーバーを稼働します。AFPサーバーのエンコードは、プロパティ |
2847678 |
AFPではリンクがサポートされていない。 AFPでは新しいOracle CM SDKリンク機能は使用できません。 |
ファイルのコピーを作成する必要があります。 |
2995643 |
長い名前が付いたMicrosoft PowerPointファイルを直接保存できない。 AFPを使用して、ファイル名が31文字を超えるPowerPointファイルを保存すると、ファイル名が切り捨てられます。次に例を示します。
ユーザーは、他のファイルと同様に、PowerPointファイルを開きローカルのハード・ディスクにコピーできます。 ただし、PowerPointを開いた後に、ファイルの内容を変更して「上書き」コマンドを実行すると、「ファイル<ファイル名>にアクセス中にエラーが発生しました」というエラー・メッセージが表示されます。変更内容は保存されず、開いていた元のファイルが削除されます(「ごみ箱」に移動され、PowerPoint Temp 0などの名前に変更されます)。 |
変更内容を保存してファイルを保持するには、「名前を付けて保存」コマンドを実行します。この場合、メニューまたはツールバーからコマンドを選択するか、またはファイルを閉じるときに表示されるダイアログ・ボックスで「はい」をクリックします。保存するファイルには、別の名前を付けてください。これにより、新しいファイルが正しく保存されます。 |
表5 NFSの不具合
不具合番号# | 説明 | 対処方法 |
---|---|---|
1749601 |
Oracle CM SDK NFSでchgrpコマンドが実行できない。
|
ありません。セキュリティ・モデルが異なるため、このコマンドは機能しません。 |
1749621 |
Oracle CM SDK NFSでchmodコマンドが実行できない。
|
ありません。セキュリティ・モデルが異なるため、このコマンドは機能しません。 |
1750049 |
モード属性を設定できない。 Oracle CM SDK NFSでは、アクセス権モードのビットを変更できません。 |
ありません。セキュリティ・モデルが異なるため、このコマンドは機能しません。 |
2730990 |
削除済ファイルへのリンクを編集できない。 削除済のドキュメントへのリンクを編集すると、エラーが発生します。 |
削除済ファイルへのリンクを削除します。 |
表6 HTTP / WebDAVの不具合
不具合番号# | 説明 | 対処方法 |
---|---|---|
2386806 |
'%'が含まれているURLが機能しない。 '%'が埋め込まれていると、URLは正常に機能しません。 |
URLには、'%'は使用しないでください。 |
2393968 |
'#'が含まれているURLが機能しない。 '#'が埋め込まれていると、URLは正常に機能しません。 |
URLには、'#'は使用しないでください。 |
2337719 |
';'が含まれているURLが機能しない。 ';'が埋め込まれていると、URLは正常に機能しません。 |
URLには、';'は使用しないでください。 |
3006494 |
同じクライアント・コンピュータ上で、異なるユーザー資格証明を使用する複数のWebフォルダ・マッピングが作成できない。 Webフォルダの制限により、Oracle CM SDKでは同一のWindowsクライアントから異なるユーザーとしてWebフォルダにログインすることはサポートされていません。Webフォルダではユーザー資格証明をキャッシュに格納します。そのため、最初にuser1としてWebフォルダ・マッピングを作成し、その後、user2として2つ目のマッピングを作成した場合、user2はuser1の接続が切断した後に、user1のコンテンツにアクセスできます。 |
異なるユーザー・アカウントを使用する複数のWebフォルダ・マッピングは、同一のクライアント・コンピュータからは作成しないでください。 または、Windowsクライアント・マシンを再起動する方法もあります。 |
2955251 |
CookieがないWebDAVクライアントからOracle CM SDKに接続できない。 複数のOracle CM SDK中間層が、ロード・バランス・リクエストのCookieに依存するロード・バランサを介して動作している場合、Cookieを保存しないWebDAVクライアントでは、ロード・バランサを介してOracle CM SDKインスタンスにアクセスできません。この問題は、特にMacintoshクライアント・マシンで顕著です。 |
CookieではなくIPアドレスを使用してロード・バランシングを行うように、ロード・バランサを構成します。 |
2697262 |
WebDAVのドラッグ・アンド・ドロップ・ダウンロードを実行すると、ファイル・サイズが0バイトになる。 ファイルがOracle CM SDK上の別のユーザーによってロックされている場合、Oracle CM SDK 上のWebフォルダからローカルPC のファイル・システムにファイルをドラッグすると、ファイル・サイズが0 バイトになる場合があります。この問題の原因は、MSDAIPP.DLLバージョン8.103.2402にあると考えられます。 |
Internet Explorerを最新のService Packにアップグレードします。 クライアントの環境が、「クライアントの動作保証」の「WebDAV: Webフォルダ」に記載されているサポート対象の構成に適合していることを確認します。 |
3225450 |
httpsを使用して実行するようにOracle CM SDKを構成した場合、WebDAVを介して認証を実行できない。 httpsを使用してOracle CM SDKを実行するように設定した場合、認証に問題があるためWebフォルダは使用できません。これは、デフォルトのセキュリティ・チェックにより、Basic認証を使用した認証ができなくなるためです。 |
IFS.SERVER.PROTOCOL. DAV.IfsServer.Auth. ClearText.Accept
サーバー構成パラメータの設定、サーバーの再ロードおよびOC4Jインスタンスの再起動の詳細は、『Oracle Content Management SDK管理者ガイド』を参照してください。 |
表7 Windows / SMB / Print Servicesの不具合
不具合番号# | 説明 | 対処方法 |
---|---|---|
1113581 |
SMBでバージョニングされたファイルの削除または名前変更を実行できない。 SMBでバージョニングされたファイルの削除または名前変更を実行しようとすると、そのファイルの全体または一部がロックされている可能性を示すエラー・メッセージが表示されます。Microsoft WordやMicrosoft Excelのような特定のアプリケーションでは、そのドキュメントの古いバージョンを削除後、作業内容を保存します。この動作は、データ属性の消失およびOracle CM SDKのバージョニング機能に影響を及ぼすため、Oracle CM SDKのSMBサーバーでは、バージョニングされたファイルの削除や名前変更を許可していません。 |
SMBを使用して削除する場合は、事前にドキュメントがバージョニングされていないことを確認します。 |
2472522、2995548 |
Windowsが複数の印刷ジョブを生成する。 Windowsのバージョンによっては、ユーザーが1つのドキュメントの印刷をリクエストしたときに、Oracle CM SDKに複数の印刷ジョブが作成されます。この余分な印刷ジョブの中身は空で、紙には出力されません。ただし、このジョブは、短時間印刷キューに表示されます。ドキュメントは正しく印刷されます。 |
プリンタ・キューを表示するダイアログ・ボックスにアクセスし、空のジョブを手動で取り消します。 |
3020371 |
Hummingbird NFSクライアントではSMBマウントポイントをリスト表示できない。 マシンにHummingbird NFSクライアントがインストールされている場合は、NFSとSMBの両方をサポートするサーバーに接続するよう指示すると、マシンはNFSを使用しようとします。 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」をクリックし、「\\servername」と入力すると、Hummingbird NFSクライアントによって新しいウィンドウにマウントポイントが表示されます。SMBマウントポイントとプリンタは表示されません。 |
この問題には、次に示す複数の対処方法があります。
|
2344972 |
ユーザー名およびパスワードで制限されているプリンタで印刷できない。 Windows NT/2000からプリンタに接続すると、ユーザーはユーザー名およびパスワードの入力を要求されません。プリンタの共有がユーザー名およびパスワードで制限されている場合、印刷はできません。 |
この問題には、次の2つの対処方法があります。
> net use \\<server-name>\<printer-name> <password> /USER:<username> その後で、プリンタの共有と同じ名前を使用してプリンタをマウントします。 |
2699323 |
20文字を超えるユーザー名のユーザーが、WindowsクライアントからSMBを介して接続できない。 このエラーは、ユーザー名が無効であることを示しています。 |
Windowsオペレーティング・システムでは、20文字を超えるユーザー名は使用できません。別のユーザー名を使用してWindowsクライアントからSMBに接続してください。 |
3027080 |
DOS 8.3形式のファイル名を使用するプログラムが、長いファイル名では動作しない。 SMBサーバーは長いファイル名をDOS8.3形式の短いファイル名に変換する機能をサポートしていないため、DOS8.3形式のファイル名を使用するプログラムはSMBサーバーでは動作しません。このようなプログラムの例として、DOS EDIT、Windowsのイメージングやペイントなどがあります。これらのプログラムには、DOS 8.3形式のファイル名が必要です。また、これらのプログラムでは、パス内の各ディレクトリを8.3形式のディレクトリ名にすることも必要です。 |
ファイルの名前をDOS 8.3形式のファイル名に変更します。長いファイル名のディレクトリがパスに入らないよう、必要に応じてファイルを別のディレクトリに移動します。 |
2890902 |
SMBを使用してフォルダ間でファイルをコピーすると、ファイルのメタデータが失われる。 Oracle CM SDK SMBサーバーを使用して、あるフォルダから別のフォルダにファイルをコピーすると、ファイルの内容のみがコピーされます。カテゴリなどのOracle CM SDKメタデータはコピーされません。これは、Windowsオペレーティング・システムの制限が原因です。Windowsオペレーティング・システムは、Oracle CM SDKメタデータを処理できないため、ファイルのコピー時にメタデータはコピーされません。 状況によっては、Windowsのエクスプローラでファイルの切取りおよび貼付け操作により、ファイルはコピーではなく移動します。ファイルの移動の場合は、Oracle CM SDKメタデータが保持されます。 |
メタデータを持つファイルをコピーする場合は、Web Starter Applicationまたは独自のカスタム・アプリケーションを使用します。 |
3008391 |
「プリンタの追加」ウィザードでプリンタを追加できないことがある。 Windowsクライアントから「プリンタの追加ウィザード」を介してプリンタを追加すると、「プリンタが見つかりません」というエラー・メッセージが表示されることがあります。 |
「プリンタの追加」ウィザードを使用してプリンタを追加しないでください。 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」をクリックし、 表示されたウィンドウで、追加するプリンタをダブルクリックします。 |
3027564 |
PowerPointファイルを編集する場合、Windows NTでは変更日が更新されない。 Windows NTでMicrosoft PowerPointファイルを編集すると、ファイルを保存してもファイルの更新日が更新されないことがあります。 |
Windows NTの最新のサービス・パックがインストールされていることを確認してください。問題が解消されない場合は、ファイルをローカル・ドライブに保存して、SMBが割り当てられたドライブにファイルをコピーします。 |
3108043 |
SMBログの詳細をすべて参照するには、LogAllCommandsサーバー構成パラメータを手動で追加し、これをTRUEに設定する必要がある。 SMBサーバーには、ログ・ファイルに追加情報を記録するための構成パラメータがあります。この情報は、実行対象となるSMBサーバー・コマンドで構成され、SMBサーバー内の問題をデバッグするために使用できます。 |
Application Server Controlを使用して、 サーバー構成パラメータを追加する方法の詳細は、『Oracle Content Management SDK管理者ガイド』を参照してください。 |
表8 電子メールの不具合
不具合番号# | 説明 | 対処方法 |
---|---|---|
1859056 |
バイナリ・ドキュメントに索引付けできない。 バイナリ・ドキュメントにはコンテンツ索引が付けられないため、検索できません。 |
ありません。この機能は今後のリリースで提供される予定です。 |
表9 XMLの不具合
不具合番号# | 説明 | 対処方法 |
---|---|---|
1600470 |
電子メール・アドレスに、マルチバイト・キャラクタを含めることができない。 デフォルトでは、XMLを使用してユーザーを作成すると、<Username>と<EmailAddressSuffix>が連結され電子メール・アドレスが生成されます。電子メール・アドレスには、マルチバイト・キャラクタを含めることができないため、マルチバイト・キャラクタを含むユーザー名の場合、ユーザー作成が失敗します。 |
<EmailAddress>タグを使用して、マルチバイト・キャラクタを含めずに電子メール・アドレスを明示的に設定します。 |
表10 Oracle FileSyncの不具合
不具合番号# | 説明 | 対処方法 |
---|---|---|
3037418 |
Oracle FileSyncのインストール言語のリストにアラビア語がない。 Oracle FileSyncは、アラビア語のマシンにインストールでき、アラビア語で動作します。ただし、インストール・プロセスではアラビア語は表示されません。 |
別の言語でOracle FileSyncをインストールしてから、ロケールをアラビア語に切り替えます。 |
2853182 |
Oracle FileSyncの「除外」タブで「タイプ」列を切り替えると、設定が保存されない。 マッピングでは、拡張子別に除外してから同期を実行します。「ログ・ファイル」画面から組み込んだ項目を「除外」タブから除外しても、変更内容は保存されません。 |
ファイルの組込みおよび除外を実行するには、「ログ・ファイル」画面を使用します。 |
Oracle Content Management SDKリリース・ノート, 10g (9.0.4.2)for HP-UX Itanium
部品番号: B28561-02
原本名: Oracle Content Management SDK Release Notes, 10g (9.0.4.2) for HP-UX Itanium
原本部品番号: B25812-02
Copyright © 2007, Oracle.All rights reserved.
このプログラム(ソフトウェアおよびドキュメントを含む)には、オラクル社およびその関連会社に所有権のある情報が含まれています。このプログラムの使用または開示は、オラクル社およびその関連会社との契約に記された制約条件に従うものとします。著作権、特許権およびその他の知的財産権と工業所有権に関する法律により保護されています。 独立して作成された他のソフトウェアとの互換性を得るために必要な場合、もしくは法律によって規定される場合を除き、このプログラムのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイル等は禁止されています。
このドキュメントの情報は、予告なしに変更される場合があります。 オラクル社およびその関連会社は、このドキュメントに誤りが無いことの保証は致し兼ねます。 これらのプログラムのライセンス契約で許諾されている場合を除き、プログラムを形式、手段(電子的または機械的)、目的に関係なく、複製または転用することはできません。
このプログラムが米国政府機関、もしくは米国政府機関に代わってこのプログラムをライセンスまたは使用する者に提供される場合は、次の注意が適用されます。
U.S. GOVERNMENT RIGHTS
Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations. As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the Programs, including documentation and technical data, shall be subject to the licensing restrictions set forth in the applicable Oracle license agreement, and, to the extent applicable, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software—Restricted Rights (June 1987). Oracle USA, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.
このプログラムは、核、航空産業、大量輸送、医療あるいはその他の危険が伴うアプリケーションへの用途を目的としておりません。 このプログラムをかかる目的で使用する際、上述のアプリケーションを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。万一かかるプログラムの使用に起因して損害が発生いたしましても、オラクル社およびその関連会社は一切責任を負いかねます。
Oracle、JD Edwards、PeopleSoft、Siebelは米国Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の登録商標です。 その他の名称は、他社の商標の可能性があります。
このプログラムは、第三者のWebサイトへリンクし、第三者のコンテンツ、製品、サービスへアクセスすることがあります。 オラクル社およびその関連会社は第三者のWebサイトで提供されるコンテンツについては、一切の責任を負いかねます。 当該コンテンツの利用は、お客様の責任になります。 第三者の製品またはサービスを購入する場合は、第三者と直接の取引となります。 オラクル社およびその関連会社は、第三者の製品およびサービスの品質、契約の履行(製品またはサービスの提供、保証義務を含む)に関しては責任を負いかねます。 また、第三者との取引により損失や損害が発生いたしましても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。