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Oracle Content Management SDKリリース・ノート
10g(9.0.4.2)for HP-UX Itanium
B28561-02
 

 

Oracle® Content Management SDK

リリース・ノート

10g(9.0.4.2) for HP-UX Itanium

部品番号: B28561-02

原典情報: B25812-02 Oracle Content Management SDK Release Notes, 10g (9.0.4.2) for HP-UX Itanium

2007年6月

このドキュメントには、発行時における最も正確な情報が記載されています。発行後に判明した情報は、通常のサポート経路から入手できます。リリース・ノートの最新情報および追加情報へは、次のOTN-J(Oracle Technology Network Japan)サイトからアクセスできます。

http://otn.oracle.co.jp/

注意: ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。

このドキュメントの内容は、Oracle Content Management SDK 10g(9.0.4.2)for HP-UX Itaniumに特化しており、項目は次のとおりです。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス

アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、(800)446-2398にお電話ください。

Oracle Content Management SDKの概要

Oracle Content Management SDK(Oracle CM SDK)は、コンテンツ管理アプリケーションを構築するための強力な開発プラットフォームです。Oracle CM SDKは、バージョニング、チェックイン/チェックアウト、セキュリティ、検索、拡張可能なメタデータ、およびその他の標準的なコンテンツ管理操作のための一連のJava APIを提供し、次の機能を備えています。

これらの特長および機能の目的は、コンテンツ管理ベースのアプリケーションを、他のプラットフォームの場合よりも迅速かつ良好に市場に投入できるように開発者を支援することです。

9.0.3より前のリリースでは、Oracle CM SDKはOracle Internet File System(Oracle 9i FS)と呼ばれていました。

警告

Oracle CM SDK 10g(9.0.4)と以前のバージョンのOracle Internet File Systemリリース9.0.2以下の大きな違いは、デフォルトのWebユーザー・インタフェースがサンプルのWeb Starter Applicationに置き換わったことです。 詳細は、Web Starter Applicationのサンプル・コードに含まれるReadMeファイルを参照してください。

このリリースでは、Windows UIは使用できません。

インストール時の注意

以前のバージョンのOracle 9i FSリリース9.0.2以下からOracle CM SDK 10g(9.0.4)にアップグレードする場合は、10g(9.0.4)で利用できない機能(Web UIやWindows UIなど)を使用していないことを確認してください。スキーマをOracle CM SDK 10g(9.0.4)にアップグレードすると、Oracle 9i FSリリース9.0.2以下で動作が保証されたコンポーネントは実行できなくなります。

次の推奨事項を注意してください。

  • Oracle CM SDK 10g(9.0.4)で利用できないOracle 9i FSリリース9.0.2のコンポーネントが必要な場合は、アップグレードしないでください。

  • 同じOracleホームまたはマシンに本製品の2つのバージョンをインストールしないでください。

  • 異なるマシンに本製品の2つのバージョンをインストールすると、製品は同じスキーマを指すことができなくなります。

  • Oracle Filesは、Oracle CM SDK 10g(9.0.4)と同じマシンにインストールしないでください。

アップグレードの詳細は、Oracle Content Management SDKのインストレーションおよび構成ガイドを参照してください。

インストール時におけるOracle Textのエラー

Content Management SDK 10g(9.0.4)のインストール中、検証の段階で次のエラー・メッセージが表示されます。

Oracle Text seems to be misconfigured
Action: Press OK to continue the Configuration without Oracle Text
configuration.

このエラーは、Oracle Textのverityフィルタがサポートされていないために発生します。 このエラーは、無視してもかまいません。

Oracle Content Management SDK 10g(9.0.4)の新機能

Oracle Content Management SDK 10g(9.0.4)は、次の新機能を提供します。

Oracle Content Management SDKでの開発

Oracle CM SDKは、カスタム・アプリケーションを構築するためのプラットフォームを提供します。Oracle CM SDKの今後のリリースとの互換性を維持するために、次のガイドラインに従ってください。

動作保証およびシステム要件

Oracle CM SDKのデータベース層として、Oracle9i Database Serverリリース1(9.0.1.4)または2(9.2.0.3)以上を使用します。Oracle CM SDKは、Oracle Workflow 2.6.2および2.6.3での動作が保証されています。

動作保証されているOracle Application Server Infrastructureのバージョンについては、OracleMetaLinkhttp://metalink.oracle.com)でOracle Application Server 10g の動作保証に関する最新情報を確認してください。

クライアントの動作保証

次のクライアント・ソフトウェアは、Oracle CM SDKに対応するかどうかテストおよび動作確認されています。次に示すオペレーティング・システムとアプリケーションのサービス・パックおよびリリース番号以上のリリースがサポートされます。

SMB

  1. Microsoft Windows NT 4.0 Workstation Service Pack 6aと次のアプリケーションとの組合せ

    Microsoft Office 2000 Service Pack 3(Officeの内訳は次のとおり)

    • Microsoft Word 2000

    • Microsoft Excel 2000

    • Microsoft PowerPoint 2000

    • Microsoft FrontPage 2000

  2. Microsoft Windows 2000 Professional Service Pack 3と次のアプリケーションとの組合せ

    • Microsoft Office 2000 Service Pack 3(Officeの内訳は次のとおり)

      • Microsoft Word 2000

      • Microsoft Excel 2000

      • Microsoft PowerPoint 2000

      • Microsoft FrontPage 2000

    • Microsoft Office XP Service Pack 2(Officeの内訳は次のとおり)

      • Microsoft Word 2002

      • Microsoft Excel 2002

      • Microsoft PowerPoint 2002

      • Microsoft FrontPage 2002

    • Microsoft Visio 2000、2002

    • Microsoft Project 2000、2002

    • Adobe Acrobat 5.0

  3. Microsoft Windows XP Professional Service Pack 1と次のアプリケーションとの組合せ

    • Microsoft Office 2000 Service リリース1(Officeの内訳は次のとおり)

      • Microsoft Word 2000

      • Microsoft Excel 2000

      • Microsoft PowerPoint 2000

      • Microsoft FrontPage 2000

    • Microsoft Office XP Service Pack 2(Officeの内訳は次のとおり)

      • Microsoft Word 2002

      • Microsoft Excel 2002

      • Microsoft PowerPoint 2002

      • Microsoft FrontPage 2002

    • Microsoft Visio 2000、2002

    • Microsoft Project 2000、2002

    • Adobe Acrobat 5.0

Webブラウザ(Oracle CM SDK ManagerおよびApplication Server Control用)

  • Microsoft Windows

    • Netscape Communicator 7.0x

    • Mozilla 1.4

    • Microsoft Internet Explorer 5.5 Service Pack 2以上

  • Macintosh

    • Microsoft Internet Explorer 5.2

  • Linux

    • Netscape Communicator 7.0x

    • Mozilla 1.4

  • UNIX

    • Mozilla 1.4

Webブラウザ(Web Starter Application用)

Microsoft Windows: Microsoft Internet Explorer 5.5 Service Pack 2以上

FTPクライアント

  • Windows

    • OnNet FTP 4.0

    • WS_FTP Pro 7.6

    • Cute FTP XP 5.0

    • Hummingbird 7.0

  • UNIX

    • Command line ftp Solaris 2.8、2.9、HP-UX Itanium

  • Macintosh OS X.2

    • Transmit 2.5.1

AFP

Mac OS X.2とMicrosoft Office Mac Xとの組合せ(Officeの内訳は次のとおり)

  • Microsoft Word for Mac OS X

  • Microsoft Excel for Mac OS X

  • Microsoft PowerPoint for Mac OS X

FTPクライアントのサポート

  • Microsoft Windows

    • Hummingbird NFS Maestro 6.0(Windows 98、NT)

    • Hummingbird NFS Maestro 7.0(Windows NT/2000)

    • OnNet 7.0(Windows 2000のみ)

  • UNIX

    • HP-UX Itanium

    • Solaris 2.8、2.9

    • Linux Advanced Server 2.1、Kernel 2.4.9-e.16

    • Linux Red Hat 8.0

WebDAV: Webフォルダ

  1. Windows XP Professional Service Pack 1

    • Microsoft Office XP Service Pack 2、Microsoft Internet Explorer 6.02 Service Pack 1、MSDAIPP.DLLバージョン10.145.3914.17(Officeの内訳は次のとおり)

      • Microsoft Word 2002

      • Microsoft Excel 2002

      • Microsoft PowerPoint 2002

      • Microsoft FrontPage 2002

      • Microsoft Visio 2002

      • Microsoft Project 2002

      • Adobe Acrobat 5.0

    • Microsoft Office 2000 Service Release 1、Microsoft Internet Explorer 6.02 Service Pack 1、MSDAIPP.DLLバージョン8.103.5219.0(Officeの内訳は次のとおり)

      • Microsoft Word 2000

      • Microsoft Excel 2000

      • Microsoft PowerPoint 2000

      • Microsoft Visio 2000

      • Microsoft Project 2000

      • Adobe Acrobat 5.0

  2. Microsoft Windows 2000 Professional Service Pack 3

    • Microsoft Office XP Service Pack 2、Microsoft Internet Explorer 6.02 Service Pack 1、MSDAIPP.DLLバージョン10.145.3914.17(Officeの内訳は次のとおり)

      • Microsoft Word 2002

      • Microsoft Excel 2002

      • Microsoft PowerPoint 2002

      • Microsoft FrontPage 2002

      • Microsoft Visio 2002

      • Microsoft Project 2002

      • Adobe Acrobat 5.0

    • Microsoft Office 2000 Service Pack 3、Microsoft Internet Explorer 5.5 Service Pack 2、MSDAIPP.DLLバージョン8.103.3521.0(Officeの内訳は次のとおり)

      • Microsoft Word 2000

      • Microsoft Excel 2000

      • Microsoft PowerPoint 2000

      • Microsoft Visio 2000

      • Microsoft Project 2000

      • Adobe Acrobat 5.0

  3. Microsoft Windows NT 4.0 Workstation Service Pack 6aと次のアプリケーションとの組合せ

    • Microsoft Office 2000 Service Pack 3、Microsoft Internet Explorer 5.5 Service Pack 2、MSDAIPP.DLLバージョン8.103.3521.0(Officeの内訳は次のとおり)

      • Microsoft Word 2000

      • Microsoft Excel 2000

      • Microsoft PowerPoint 2000

      • Microsoft FrontPage 2000

WebDAV: Oracle FileSyncクライアント

  • Windows XP Professional Service Pack 1

  • Windows 2000 Professional Service Pack 3

  • Windows NT Workstation Service Pack 6

  • Windows 98

電子メール・クライアント

  • Eudora 4.3 for IMAP、SMTP

  • PINE 4.33 for IMAP、SMTP

  • Outlook Express 6.0(以上)for IMAP、SMTP

  • Outlook 2000 for IMAP、SMTP

  • Netscape Communicator 7.0以上

コマンドライン・ユーティリティ・クライアント

  • MS Windows NT

  • MS Windows 2000、XP、2003

  • HP-UX Itanium、Solaris 2.8、Solaris 2.9、Linux Advanced Server 2.1

Javadocリンク

Internet ExplorerブラウザまたはWindows 2000オペレーティング・システムの一部のバージョンでは、Oracle CM SDK Javadoc内のリンクが機能しません。この問題を回避するために、次のブラウザは使用しないでください。

Javadocの表示には、次のいずれかの使用をお薦めします。

Oracle Content Management SDKで廃止された機能および変更内容

新しい機能やテクノロジを活用するためにOracle CM SDK Java APIは拡張されています。それに伴い一部のクラス、属性およびメソッドが廃止される場合があります。今後の主なリリースでは、廃止されたこれらの要素は削除されると考えてください。これにより、アプリケーションを変更してサポート対象のクラス、属性およびメソッドを使用できるようにするための完全なリリース・サイクルが提供されます。

このリリースで廃止された機能については、Javadocの「Deprecated」リンクにアクセスしてください。廃止の各項目には、サポートされる同等の使用方法についてのコメントが記載されています。また、-deprecationフラグを使用してJavaアプリケーションをコンパイルすると、廃止されたクラス、フィールドまたはメソッドが対象のアプリケーションによって使用されているかどうかも確認できます。

重要な変更点および廃止された機能は、次のとおりです。

AFPサポートの変更点

Oracle CM SDKの今後のリリースでは、AppleTalk Filing Protocol(AFP)はサポートされない予定です。今後のリリースでは、MacユーザーはSMBまたはWebDAVを使用できる予定です。

廃止されるFTPコマンド

次のFTP QUOTEコマンドは、このリリースで廃止され、今後のリリースでは削除される予定です。

  • QUOTE ACL

  • QUOTE NOACL

  • QUOTE ADMIN

  • QUOTE NOADMIN

廃止されたクラス: SearchObject

SearchObjectクラスとその関連クラスは廃止されました。SearchObjectは、Oracle CM SDKの同じリリース内でのみ動作が保証され、上位互換性がなく利点が少ないため、今後のリリースでは削除されます。

アプリケーションでSearchObjectを使用している場合は、次のいずれかの方法でアプリケーションを変更します。

  • 必要に応じて、毎回SearchSpecificationを作成する。

  • 検索ツリーをXMLなどのテキスト形式で保存して、そのXMLをドキュメントに保存する。この場合、アプリケーションはXMLを使用して検索ツリーを再構築します。

Definition(定義)クラスの使用における今後の変更内容

Oracle CM SDKの次の主要リリースには、Definitionクラスの使用に関する変更が追加されます。Definitionクラスは、oracle.ifs.beans.LibraryObjectDefinitionのサブクラスで、Oracle CM SDKインスタンスの新規作成や既存のインスタンスの変更に使用されます。以前のバージョンのOracle CM SDKでは、これらのDefinitionクラスには未公開のゼロ(0)引数コンストラクタが定義されていました。これは、次のような文は正常にコンパイルされ、(ほとんどの場合)正常に実行されたことを意味します。

DocumentDefinition def = new DocumentDefinition();

これは、構成のバリアントとしては正式、推奨のいずれにも該当しませんが、ほとんどの場合、適正な結果が得られました。ただし、この方法で作成された定義インスタンスを使用すると、不明な例外が発生する場合もあります。

定義オブジェクトを正しく構成するには、単一のLibrarySession引数を使用する公開済のコンストラクタ・バリアントを使用します。

Oracle CM SDKの次の主要リリースでは、このゼロ(0)引数バリアントは削除され、それらを使用するコードはすべてコンパイル・エラーとなります。

また、Oracle CM SDKの次の主要リリースでは、公開済のコンストラクタ・バリアントは、oracle.ifs.beans.LibrarySesssion引数ではなく、oracle.ifs.common.LibrarySessionInterface引数を使用するように変更されます。LibrarySessionによってLibrarySessionInterfaceが実装されるため、コードを変更する必要はありません。ただし、この変更では、Oracle CM SDKに記述されるコードのうち、定義インスタンスを生成するすべてのコードを再コンパイルする必要があります。

新しいクラス: LockObject

リリース9.0.3では、新しいクラスLockObjectが導入されました。このクラスは、PublicObjectで使用できる次のロック・タイプの管理に使用します。

  • unlock

  • hard lock

  • soft lock

  • user lock

  • timed lock

  • session lock

詳細は、LockObject Javadocを参照してください。

プロトコル・サーバーでの解析およびレンダリング

ほとんどのOracle CM SDKプロトコル・サーバー(FTP、SMBなど)で、ファイル転送の二次的な作用としての解析およびレンダリングは実行されなくなります。以前のリリースでは、これらのプロトコルを介してアップロードされたXML文書が自動的に解析されました。リリース9.0.3以上で、この機能は廃止されました。

この廃止機能に対する例外は、コマンドライン・ユーティリティ・プロトコル(CUP)・サーバーです。XMLファイルの解析およびレンダリングを継続するには、CUPサーバーを使用します。XMLファイルを介してOracle CM SDKオブジェクトを作成する場合は、CUPを使用してXMLファイルをアップロードします。CUPでは、XML内のオブジェクトも引き続きレンダリングします。

Oracle CM SDKでのフレームワークの解析およびレンダリング

Oracle CM SDKでフレームワークを解析およびレンダリングする目的は、アプリケーション開発者がファイル転送時にプロトコル・サーバーの動作を変更できるようにすることでした。プロトコル・サーバーがこの機能をサポートしなくなったため、このリリースでは次の内容が廃止されます。

インタフェース

oracle.ifs.beans.parsers.Parser
oracle.ifs.beans.parsers.ParserCallback
oracle.ifs.beans.parsers.XmlParserInterface
oracle.ifs.server.renderers.Renderer

クラス

oracle.ifs.beans.parsers.IfsSimpleXmlParser
oracle.ifs.beans.parsers.IfsXmlParser
oracle.ifs.beans.parsers.LiteralDocumentParser
oracle.ifs.beans.parsers.ParserInputStream
oracle.ifs.server.renderers.BaseRenderer
oracle.ifs.server.renderers.SimpleXmlRenderer
oracle.ifs.server.renderers.XmlRenderer

ファイル・コンテンツの格納または検索(あるいはその両方)の時点で、ファイル・コンテンツを変更する必要がある場合、アプリケーション開発者はドキュメントのアップロードまたはダウンロード時に入力ストリームを直接変更することによりこの変更を行えます。

VersionSeriesクラスのPendingPublicObject属性

この属性は廃止されました。この属性は、バージョニングされたドキュメントがチェックアウトされる間、そのドキュメントの「作業コピー」をOracle CM SDK内部に保持できるようにするためのものでした。すべてのプロトコル・サーバーは、このオブジェクトを認識するよう機能が拡張されました。ただしオブジェクトを作成することはありません。この属性を使用するカスタム・アプリケーションがある場合は、Oracle CM SDKを次の主要リリースにアップグレードする前に、代替の実装手法を開発することをお薦めします。

Oracle Internet Directoryの問題

既知の問題の詳細は、Oracle Internet Directoryのリリース・ノートを参照してください。この項では、Oracle CM SDKに固有の問題のみを取り上げます。表1「インストールおよび構成における不具合」に記載する不具合の一部は、Oracle Internet Directoryをサポートするデータベース・インスタンスをOracle9i Database Serverリリース1(9.0.1.4)にアップグレードすることで修正されます。

Oracle Internet Directory変更ログを消去するためのOracle Internet Directoryのレプリケーション・サーバー

Oracle CM SDKは、Oracle Internet Directoryにおけるユーザーおよびグループの変更通知について、Directory Integration Platformで提供されるProvisioning Integration Serviceに依存しています。これらの変更は、Oracle Internet Directory変更ログに記録され、Provisioning Integration Serviceによって適切にフィルタ処理されてから、このアプリケーションに対する変更イベントとして配信されます。レプリケーション・モードでOracle Internet Directoryを配置していない場合でも、定期的に不要な変更ログ・エントリを消去するために、ディレクトリ管理者はレプリケーション・サーバーを必ず起動するようにしてください。

ログを消去するには、次のコマンドを使用してレプリケーション・サーバーを起動します。

$ oidctl connect=<net_service_name> server=oidrepld instance=1 flags="-p <ldapserver_port_number>" start

定期的なクリーン・アップを怠ると、Oracle Internet Directory変更ログがファイル・システム全体を占有し、Oracle Internet Directoryサービスが利用できなくなる可能性があります。変更ログを消去するためにレプリケーション・サーバーを起動する必要がありますが、これは一時的な制約で、今後のリリースでは解消される予定です。

レプリケーション・サーバーの起動および停止の詳細は、『Oracle Internet Directory管理者ガイド』を参照してください。

既知の不具合

Oracle CM SDKのこのリリースでは、次の不具合が存在することがわかっています。対処方法があるものについては、その内容が説明されています。ここでは、既知の不具合をプロセスまたはコンポーネント別に分類しています。

表1 インストールおよび構成における不具合

不具合番号# 説明 対処方法

2391425

NLS: AL32UTF8データベースの日本語環境でIFSCONFIGが失敗する。

Oracle TextではAL32UTF8データベースの日本語レクサーはサポートされません。そのため、Oracle CM SDKでは、アジア言語のAL32UTF8データベースはサポートされません。

データベースでAL32UTF8のかわりにUTF8を使用します。

2677722

構成時にOPMNのタイムアウト時間を超えているというエラーが発生する。

OPMNタイムアウトの値が小さすぎます。

OPMNタイムアウトの値を大きくします。デフォルト値は30分です。

2960519

同じ中間層を使用して構成および設定されたOracle CM SDKスキーマの再利用がサポートされない。

同じOracleホーム内で、同じOracle CM SDKドメインおよびスキーマに対して、Oracle CM SDK Configuration Assistantを2回実行すると、次の場合、ローカル・ノード内のエージェントは非アクティブになります。

  • 2回目にConfiguration Assistantを実行する以前に中間層にすでにノードがあり、すべてのエージェントがそこで起動するように設定されている場合。

  • Configuration Assistantを2回目に実行中に、「エージェントを実行」チェックボックスを選択した場合。

1つのOracleホームにおける各Oracle CM SDKドメインおよびスキーマに対して、Oracle CM SDK Configuration Assistantを2回以上実行しないでください。

Configuration Assistantをすでに2回実行し、エージェントが非アクティブになった場合は、Application Server Controlにアクセスし、影響を受けたノードのすべてのエージェントを「アクティブ」に設定することにより問題を解決できます。

3016906

Windows 64ビットのOracle9i Database Serverリリース9.2のデータベースに対してOracle CM SDKを構成しようとすると失敗する。

データベースにctxhx実行ファイルがありません。このファイルは、このスキーマでOracle Textを使用可能にするために必要です。

これには2つの解決方法があります。

  • Oracle Textを使用可能にせずにスキーマを作成する。

  • 独自のctxhx実行ファイルを作成する。 詳細は、OTNサイト(http://otn.oracle.com/products/text/htdocs/FilterServer.htm)を参照してください。

3163780

ifsshellスクリプトには、Solaris上でのCUPクライアントの実行権限が必要。

ファイルがFTPを介して転送されたときに、Solarisのumask設定によって、ファイルのデフォルト権限が変更されました。

CUPクライアントを実行できない場合は、次のコマンドを使用してifsshellスクリプトを実行可能にします。

chmod +x ifsshell

ifsshellスクリプトは、/ifs/clients/cmdline/unixディレクトリにあります。

3038101、3113355

9.2.0.3または9.2.0.4のDBMSに対してOracle CM SDKを構成しようとすると失敗する。

9.2.0.3または9.2.0.4のデータベースに対して構成しようとすると、アドバンスト・キューの作成時に次のエラー・ログが記録されます。

java.sql.SQLException: ソケットから読み込むデータはこれ以上ありません。

この問題は、一部のストアド・プロシージャが9.2.0.1レベルのまま、ソフトウェアを9.2.0.3または9.2.0.4にアップグレードしたことが原因です。

  1. データベースを停止します。

  2. データベースを移行モードで起動します。

  3. $ORACLE_HOME/ rdbms/adminディレクトリからcatpatch.sqlを実行します。

  4. Oracle CM SDK Configuration Assistantを起動します。

3151323

IMEが有効になっている場合に、Configuration Assistantが簡体字中国語環境での起動に失敗する。

これは、Input Method Editor(IME)がJavaアプリケーションに影響を与える原因となる、JDK 1.4.1_05の不具合によって発生します。

IMEを無効にしてから、Configuration Assistantを再実行します。

3195013

Configuration Assistantを起動して既存のスキーマを再利用すると、Web Starter Applicationが使用できなくなる。

Oracle CM SDKインスタンスでHTTPノードを設定すると、Web Starter Applicationは自動的に構成されます。中間層にあるスキーマを再利用し、新しいノードでエージェントを実行するように選択すると、元の中間層でWeb Starter Applicationが非アクティブになります。

Application Server ControlにログインしてWeb Starter Applicationを再度アクティブにします。

3163079

Oracle CM SDKのインストール時に「製品の言語」ボタンが使用できない。

Oracle CM SDKのインストール時には、言語を選択する方法はありません。

Oracle CM SDKには、すべての言語が自動的にインストールされるため、インストール時に「製品の言語」ボタンをクリックする必要はありません。

1857689

カスタム・クラスが出荷時の状態の新規のOracle CM SDKクラスと競合し、アップグレードに失敗する。

以前のリリースのOracle Internet File SystemまたはOracle CM SDKを使用して作成したカスタム・クラスが、Oracle CM SDKの新しいクラスと競合している場合、Oracle CM SDKへのアップグレードは失敗します。

アップグレードする前に、競合するカスタム・クラスを削除し、競合しない名前で再作成する必要があります。Oracle CM SDKに追加された新しいクラスは次のとおりです。

  • interMedia Audio

  • interMedia AudioCdTrack

  • interMedia Image

  • interMedia Movie

  • interMedia Source

  • interMedia Video

  • MediaTextBlob

  • NodeConfiguration

  • PortletUserProfile

  • Rfc822ContentObject

  • Rfc822Message

  • ServerConfiguration

  • ServiceConfiguration

3175218

Oracle CM SDKのアップグレード後、Oracle Internet Directoryを資格証明管理に使用している場合、プロトコル・サーバーが起動に失敗する。

これは、Oracle CM SDKアプリケーションの実体をいくつかのOID DASグループに追加する必要があるため発生します。

ifscmcaツールを実行して、アプリケーションの実体をOIDインスタンスに再登録します。これは、Oracle CM SDK 10g(9.0.4)へのすべてのアップグレードにおけるアップグレード後の必須作業です。

ifscmcaの詳細は、『Oracle Content Management SDK管理者ガイド』を参照してください。

3214142

通常ノードのJavaコマンドをSolaris 2.9用に変更する必要がある。

Oracle CM SDKの通常ノードでの現在のJavaコマンドには、次の引数が含まれます。

-XX:+OverrideDefault Libthread

この引数は、Solaris 2.8で実行している場合にのみ有効です。Solaris 2.9で実行している場合は、この引数を削除する必要があります。Solaris 2.9でこの引数を保持すると、問題が発生する可能性があります。

Solaris 2.9で実行している場合は、次の手順を実行します。

  1. 任意の中間層マシンでApplication Server Controlにログインし、「ノード構成」ページに移動します。

  2. 通常ノード構成ごとに、Javaコマンド・プロパティから-XX:+OverrideDefault Libthreadを削除し、「OK」をクリックします。

  3. 各通常ノードを再起動します。

ノード構成の変更および通常ノードの再起動の詳細は、『Oracle Content Management SDK管理者ガイド』を参照してください。

注意: 作成した新しいノード構成にこの引数が含まれていないことを確認してください。

4718632

[AS10.1.2.0.2 HP-IA64]Oracle TextのチェックがCMSDKのインストール中に失敗する。

エラー・メッセージが表示される場合は、「OK」をクリックして、Oracle Textを有効にしないスキーマを作成します。CM SDKの検索機能が動作しない場合があることに注意してください。


表2 管理上の不具合

不具合番号# 説明 対処方法

1718014

SQL予約語と同じ名前の拡張属性を追加できない。

属性に、UNIQUEやSELECTなどのOracle予約語と同じ名前を付けることはできません。

属性には予約語以外の名前を付けてください。予約語の一覧は、『Oracle9i SQLリファレンス』を参照してください。

1683035

プロパティ・インスペクタ: Solarisでは、マウスを使用してスプリッタを操作した場合、サイズを変更できない。

Solarisでは、「カテゴリ」や「リレーションシップ」などのプルダウン・スプリッタの操作にマウスを使用した場合、プロパティ・インスペクタによるサイズ変更は正常に機能しません。その結果、ユーザーが手動でスプリッタをクリックしてプルダウンしないかぎり、カテゴリや関連は表示できません。

「プロパティ」、「カテゴリ」、「リレーションシップ」のいずれかのタブに移動する前に、「プロパティ」タブを2回クリックしておくと、すべてのスプリッタのサイズが正常に変更されます。この操作は、1回のみ実行します。

3181920

Oracle Internet Directoryグループ名の変更がOracle CM SDKと同期しない。

グループ名がOracle Internet Directoryの内部で変更された場合、その変更内容はOracle CM SDKには反映されません。これは、10g(9.0.4)のOracle Internet Directoryの制限事項です。

このリリースでは、ldapmodifyを使用してOracle Internet Directoryグループの名前(cn/dn/rdn)を変更しないでください。

2216321

OID User Migrationツールを使用している場合、削除済のユーザーを再作成しようとすると失敗する。

OID User MigrationツールによってユーザーをIfsCredentialManagerからOidCredentialManagerに移行する場合、移行されたユーザーの識別名およびパスワードはIfs CredentialManagerから削除されません。移行後、移行済のユーザーを削除し、その後でIfs CredentialManagerを使用して同じ識別名でユーザーを新規作成すると、次の例外がスローされます。

  • IFS-10154: ユーザー(ユーザー名)を作成できません。

  • IFS-10172: 識別名が一意ではありません。

以前に削除したユーザーのIfs CredentialManagerエントリを明示的に削除します。 これを行うには、oracle.ifs.server. S_LibrarySessionのメソッドDYNCredentialManager DeleteUser()をコールします。

3164833

Oracle CM SDK Manager内のBFILEパスのヒント文に誤植がある。

「詳細」→「システム」→「LOB記憶域」ページのBFILE ベース・パスの下のヒントには誤植があります。

正しい文は次のとおりです。

「UNIXでは「/」で始まり、Windowsではドライブ文字で始まる絶対パス、または「/」で始まるデータベースのOracleホームからの相対パスを指定できます。」

2988355

既存のOracle CM SDKユーザーが、OCSリリース1および2向けのOracle Internet Directoryに対して認証されない。

Oracle CM SDKをこれらのリリースのOracle Internet Directoryに対して構成した後で作成された新規ユーザーは認証されますが、Oracle Internet Directoryインスタンスの既存のユーザーは認証されません。

ユーザーを認証するには、認証する前にユーザーのパスワード検証機能を再生成する必要があります。既存のユーザーは、oiddasを使用してパスワードをリセットする必要があります。


表3 Oracle CM SDKの一般的な不具合

不具合番号# 説明 対処方法

2460867、1924737

アドバンスト・キュー(AQ)を削除する前にスキーマを削除すると、失敗する場合がある。

AQを削除する前にスキーマを削除すると、次のエラーが発生する場合があります。

ERROR at line 1:
ORA-00604: error occurred at recursive SQL level 1
ORA-24005: must use DBMS_AQADM.DROP_QUEUE_TABLE to drop queue tables

スキーマを削除する場合は、スキーマを削除する前にDropQueues.sqlを使用してAQを削除してください。

一度このエラーが発生すると、スキーマは削除できなくなります。その場合は、新しいスキーマを作成する必要があります。

1724775

索引付けされていないファイルも返すという条件付きのOR演算によるコンテンツ・ベース検索で、索引付けファイルのみ返される。

"all files containing 'Bob'"など、索引付けされていないファイルを返すという属性検索付きのOR演算によるコンテンツ・ベース検索を実行すると、検索結果に索引付けされていないファイルは返されません。

検索をコンテンツ検索と属性検索の2つに分割します。

1369729、1389141

ユーザーに付与されているアクセス権限の対象オブジェクトを表示できない。(ユーザーのアクセス権限が取り消されたオブジェクトの属性にユーザーがアクセスしようとすると、IfsExceptionが発生する。)

別のユーザーがそのオブジェクトを検出できるように、あるユーザーがオブジェクトのACLを変更しても、その別のユーザーがOracle CM SDKを切断して再接続するまでは、オブジェクトを検出できない場合があります。たとえば、ユーザーAがフォルダ内の項目のACLをPrivateからPublicに変更しても、ユーザーBはOracle CM SDKを切断して再接続するまで、この項目を参照できません。

逆に、ユーザーBがオブジェクトを検出した後で、ユーザーAがそのオブジェクトのACLを変更してユーザーBが参照できないようにしても、ユーザーBはOracle CM SDKを切断して再接続するまで、引き続きそのオブジェクトを参照できます。ただし、ユーザーBがそのオブジェクトに対して操作(名前の取得など)を実行すると、その操作は失敗しIfsExceptionがスローされ、ユーザーBにはその操作を実行する権限がないことが表示されます。

セッションを切断して再接続します。


表4 AFPの不具合

不具合番号# 説明 対処方法

2380571

Macファイルのサイズにリソース・フォークのサイズが考慮されない。

リソース・フォークはサイズ計算の対象外です。したがって、ドキュメントのサイズは正確でない場合があります。

ありません。

1990453

Mac OS Finderを使用してAFPボリュームとしてマウントされたOracle CM SDK上でファイルを暗号化する場合、「File」→「Encrypt」が失敗する。

Mac OSの「File」「Encrypt」ユーティリティは、名前にアスタリスク(*)を含む一時ファイルを作成します。Oracle CM SDKではファイル名にアスタリスクを使用できないため、マウントされたAFPボリュームを介してアクセスされるOracle CM SDKファイルの場合、このコマンドは失敗します。

Oracle CM SDKのファイルは、Macから暗号化しないでください。Mac上でローカルに暗号化し、AFPを介してOracle CM SDKにコピーします。

2719007

デフォルトのプロトコル・キャラクタ・セットのロジックが全体的に適用される。

AFPサーバー・プロトコル(すなわち、コマンド)のエンコードは、サーバー全体に適用される定数値です。AFPサーバーに接続するすべてのユーザー・セッションは、同じエンコードを使用します。ユーザー単位またはセッション単位でこのエンコードをオーバーライドする方法はありません。異なるエンコードを適用してAFPサーバーに接続する必要があるAFPクライアント(Macintoshクライアント)は、AFPサーバーのエンコードを適宜変更しないかぎり接続できません。

異なるエンコードを適用する複数のクライアントがAFPサーバーを共同で使用できるようにするには、複数のAFPサーバーを稼働する必要があります。そのためには、複数の中間層マシンを使用し、各マシンで目的のエンコードが適用されたAFPサーバーを稼働します。AFPサーバーのエンコードは、プロパティIFS.SERVER. PROTOCOL.AFP.Encodingに指定されています。

2847678

AFPではリンクがサポートされていない。

AFPでは新しいOracle CM SDKリンク機能は使用できません。

ファイルのコピーを作成する必要があります。

2995643

長い名前が付いたMicrosoft PowerPointファイルを直接保存できない。

AFPを使用して、ファイル名が31文字を超えるPowerPointファイルを保存すると、ファイル名が切り捨てられます。次に例を示します。

long_long_long_long_lo?5A0B.ppt

ユーザーは、他のファイルと同様に、PowerPointファイルを開きローカルのハード・ディスクにコピーできます。 ただし、PowerPointを開いた後に、ファイルの内容を変更して「上書き」コマンドを実行すると、「ファイル<ファイル名>にアクセス中にエラーが発生しました」というエラー・メッセージが表示されます。変更内容は保存されず、開いていた元のファイルが削除されます(「ごみ箱」に移動され、PowerPoint Temp 0などの名前に変更されます)。

変更内容を保存してファイルを保持するには、「名前を付けて保存」コマンドを実行します。この場合、メニューまたはツールバーからコマンドを選択するか、またはファイルを閉じるときに表示されるダイアログ・ボックスで「はい」をクリックします。保存するファイルには、別の名前を付けてください。これにより、新しいファイルが正しく保存されます。


表5 NFSの不具合

不具合番号# 説明 対処方法

1749601

Oracle CM SDK NFSでchgrpコマンドが実行できない。

chgrpコマンドでは、ファイルのモードを変更できません。

ありません。セキュリティ・モデルが異なるため、このコマンドは機能しません。

1749621

Oracle CM SDK NFSでchmodコマンドが実行できない。

chmodコマンドでは、ファイルのモードを変更できません。

ありません。セキュリティ・モデルが異なるため、このコマンドは機能しません。

1750049

モード属性を設定できない。

Oracle CM SDK NFSでは、アクセス権モードのビットを変更できません。

ありません。セキュリティ・モデルが異なるため、このコマンドは機能しません。

2730990

削除済ファイルへのリンクを編集できない。

削除済のドキュメントへのリンクを編集すると、エラーが発生します。

削除済ファイルへのリンクを削除します。


表6 HTTP / WebDAVの不具合

不具合番号# 説明 対処方法

2386806

'%'が含まれているURLが機能しない。

'%'が埋め込まれていると、URLは正常に機能しません。

URLには、'%'は使用しないでください。

2393968

'#'が含まれているURLが機能しない。

'#'が埋め込まれていると、URLは正常に機能しません。

URLには、'#'は使用しないでください。

2337719

';'が含まれているURLが機能しない。

';'が埋め込まれていると、URLは正常に機能しません。

URLには、';'は使用しないでください。

3006494

同じクライアント・コンピュータ上で、異なるユーザー資格証明を使用する複数のWebフォルダ・マッピングが作成できない。

Webフォルダの制限により、Oracle CM SDKでは同一のWindowsクライアントから異なるユーザーとしてWebフォルダにログインすることはサポートされていません。Webフォルダではユーザー資格証明をキャッシュに格納します。そのため、最初にuser1としてWebフォルダ・マッピングを作成し、その後、user2として2つ目のマッピングを作成した場合、user2はuser1の接続が切断した後に、user1のコンテンツにアクセスできます。

異なるユーザー・アカウントを使用する複数のWebフォルダ・マッピングは、同一のクライアント・コンピュータからは作成しないでください。

または、Windowsクライアント・マシンを再起動する方法もあります。

2955251

CookieがないWebDAVクライアントからOracle CM SDKに接続できない。

複数のOracle CM SDK中間層が、ロード・バランス・リクエストのCookieに依存するロード・バランサを介して動作している場合、Cookieを保存しないWebDAVクライアントでは、ロード・バランサを介してOracle CM SDKインスタンスにアクセスできません。この問題は、特にMacintoshクライアント・マシンで顕著です。

CookieではなくIPアドレスを使用してロード・バランシングを行うように、ロード・バランサを構成します。

2697262

WebDAVのドラッグ・アンド・ドロップ・ダウンロードを実行すると、ファイル・サイズが0バイトになる。

ファイルがOracle CM SDK上の別のユーザーによってロックされている場合、Oracle CM SDK 上のWebフォルダからローカルPC のファイル・システムにファイルをドラッグすると、ファイル・サイズが0 バイトになる場合があります。この問題の原因は、MSDAIPP.DLLバージョン8.103.2402にあると考えられます。

Internet Explorerを最新のService Packにアップグレードします。

クライアントの環境が、「クライアントの動作保証」の「WebDAV: Webフォルダ」に記載されているサポート対象の構成に適合していることを確認します。

3225450

httpsを使用して実行するようにOracle CM SDKを構成した場合、WebDAVを介して認証を実行できない。

httpsを使用してOracle CM SDKを実行するように設定した場合、認証に問題があるためWebフォルダは使用できません。これは、デフォルトのセキュリティ・チェックにより、Basic認証を使用した認証ができなくなるためです。

  1. Application Server Controlにログインし、「サーバー構成」ページに移動します。

  2. 次のDav ServerConfigurationプロパティをTRUEに設定します。

IFS.SERVER.PROTOCOL. DAV.IfsServer.Auth. ClearText.Accept

  1. OC4J_iFS_cmsdkを再起動し、各中間層ホストにDAVサーバーを再ロードします。

サーバー構成パラメータの設定、サーバーの再ロードおよびOC4Jインスタンスの再起動の詳細は、『Oracle Content Management SDK管理者ガイド』を参照してください。


表7 Windows / SMB / Print Servicesの不具合

不具合番号# 説明 対処方法

1113581

SMBでバージョニングされたファイルの削除または名前変更を実行できない。

SMBでバージョニングされたファイルの削除または名前変更を実行しようとすると、そのファイルの全体または一部がロックされている可能性を示すエラー・メッセージが表示されます。Microsoft WordやMicrosoft Excelのような特定のアプリケーションでは、そのドキュメントの古いバージョンを削除後、作業内容を保存します。この動作は、データ属性の消失およびOracle CM SDKのバージョニング機能に影響を及ぼすため、Oracle CM SDKのSMBサーバーでは、バージョニングされたファイルの削除や名前変更を許可していません。

SMBを使用して削除する場合は、事前にドキュメントがバージョニングされていないことを確認します。

2472522、2995548

Windowsが複数の印刷ジョブを生成する。

Windowsのバージョンによっては、ユーザーが1つのドキュメントの印刷をリクエストしたときに、Oracle CM SDKに複数の印刷ジョブが作成されます。この余分な印刷ジョブの中身は空で、紙には出力されません。ただし、このジョブは、短時間印刷キューに表示されます。ドキュメントは正しく印刷されます。

プリンタ・キューを表示するダイアログ・ボックスにアクセスし、空のジョブを手動で取り消します。

3020371

Hummingbird NFSクライアントではSMBマウントポイントをリスト表示できない。

マシンにHummingbird NFSクライアントがインストールされている場合は、NFSとSMBの両方をサポートするサーバーに接続するよう指示すると、マシンはNFSを使用しようとします。 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」をクリックし、「\\servername」と入力すると、Hummingbird NFSクライアントによって新しいウィンドウにマウントポイントが表示されます。SMBマウントポイントとプリンタは表示されません。

この問題には、次に示す複数の対処方法があります。

  1. 「ネットワーク ドライブの割り当て」ダイアログ・ボックスまたは「プリンタの追加ウィザード」を使用して、SMBマウントポイントおよびプリンタを直接マウントします。

  2. SMBサーバーが稼働しているマシン上のNFSサーバーを無効にします。

  3. サーバー上のSMBマウントポイントをリストする必要があるマシンからHummingbird NFSクライアントをアンインストールします。

2344972

ユーザー名およびパスワードで制限されているプリンタで印刷できない。

Windows NT/2000からプリンタに接続すると、ユーザーはユーザー名およびパスワードの入力を要求されません。プリンタの共有がユーザー名およびパスワードで制限されている場合、印刷はできません。

この問題には、次の2つの対処方法があります。

  1. プリンタをマウントする前に、同じサーバー上にあるファイル共有にネットワーク・ドライブを割り当てます。ユーザー名とパスワードの確認を要求された場合は、後でこのプリンタにアクセスする際に使用するユーザー名およびパスワードを入力します。

  2. プリンタをマウントする前に、DOSプロンプトを開き次のように入力します。

> net use \\<server-name>\<printer-name> <password> /USER:<username>

その後で、プリンタの共有と同じ名前を使用してプリンタをマウントします。

2699323

20文字を超えるユーザー名のユーザーが、WindowsクライアントからSMBを介して接続できない。

このエラーは、ユーザー名が無効であることを示しています。

Windowsオペレーティング・システムでは、20文字を超えるユーザー名は使用できません。別のユーザー名を使用してWindowsクライアントからSMBに接続してください。

3027080

DOS 8.3形式のファイル名を使用するプログラムが、長いファイル名では動作しない。

SMBサーバーは長いファイル名をDOS8.3形式の短いファイル名に変換する機能をサポートしていないため、DOS8.3形式のファイル名を使用するプログラムはSMBサーバーでは動作しません。このようなプログラムの例として、DOS EDIT、Windowsのイメージングやペイントなどがあります。これらのプログラムには、DOS 8.3形式のファイル名が必要です。また、これらのプログラムでは、パス内の各ディレクトリを8.3形式のディレクトリ名にすることも必要です。

ファイルの名前をDOS 8.3形式のファイル名に変更します。長いファイル名のディレクトリがパスに入らないよう、必要に応じてファイルを別のディレクトリに移動します。

2890902

SMBを使用してフォルダ間でファイルをコピーすると、ファイルのメタデータが失われる。

Oracle CM SDK SMBサーバーを使用して、あるフォルダから別のフォルダにファイルをコピーすると、ファイルの内容のみがコピーされます。カテゴリなどのOracle CM SDKメタデータはコピーされません。これは、Windowsオペレーティング・システムの制限が原因です。Windowsオペレーティング・システムは、Oracle CM SDKメタデータを処理できないため、ファイルのコピー時にメタデータはコピーされません。

状況によっては、Windowsのエクスプローラでファイルの切取りおよび貼付け操作により、ファイルはコピーではなく移動します。ファイルの移動の場合は、Oracle CM SDKメタデータが保持されます。

メタデータを持つファイルをコピーする場合は、Web Starter Applicationまたは独自のカスタム・アプリケーションを使用します。

3008391

「プリンタの追加」ウィザードでプリンタを追加できないことがある。

Windowsクライアントから「プリンタの追加ウィザード」を介してプリンタを追加すると、「プリンタが見つかりません」というエラー・メッセージが表示されることがあります。

「プリンタの追加」ウィザードを使用してプリンタを追加しないでください。 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」をクリックし、 \\<servername>と入力して[Enter]を押します。

表示されたウィンドウで、追加するプリンタをダブルクリックします。

3027564

PowerPointファイルを編集する場合、Windows NTでは変更日が更新されない。

Windows NTでMicrosoft PowerPointファイルを編集すると、ファイルを保存してもファイルの更新日が更新されないことがあります。

Windows NTの最新のサービス・パックがインストールされていることを確認してください。問題が解消されない場合は、ファイルをローカル・ドライブに保存して、SMBが割り当てられたドライブにファイルをコピーします。

3108043

SMBログの詳細をすべて参照するには、LogAllCommandsサーバー構成パラメータを手動で追加し、これをTRUEに設定する必要がある。

SMBサーバーには、ログ・ファイルに追加情報を記録するための構成パラメータがあります。この情報は、実行対象となるSMBサーバー・コマンドで構成され、SMBサーバー内の問題をデバッグするために使用できます。

Application Server Controlを使用して、IFS.SERVER. PROTOCOL.SMB.LogAll CommandsパラメータをSmbServerConfigurationに追加します。ログ・ファイル内のSMBコマンドを参照するために、値をTRUEに設定します。

サーバー構成パラメータを追加する方法の詳細は、『Oracle Content Management SDK管理者ガイド』を参照してください。


表8 電子メールの不具合

不具合番号# 説明 対処方法

1859056

バイナリ・ドキュメントに索引付けできない。

バイナリ・ドキュメントにはコンテンツ索引が付けられないため、検索できません。

ありません。この機能は今後のリリースで提供される予定です。


表9 XMLの不具合

不具合番号# 説明 対処方法

1600470

電子メール・アドレスに、マルチバイト・キャラクタを含めることができない。

デフォルトでは、XMLを使用してユーザーを作成すると、<Username>と<EmailAddressSuffix>が連結され電子メール・アドレスが生成されます。電子メール・アドレスには、マルチバイト・キャラクタを含めることができないため、マルチバイト・キャラクタを含むユーザー名の場合、ユーザー作成が失敗します。

<EmailAddress>タグを使用して、マルチバイト・キャラクタを含めずに電子メール・アドレスを明示的に設定します。


表10 Oracle FileSyncの不具合

不具合番号# 説明 対処方法

3037418

Oracle FileSyncのインストール言語のリストにアラビア語がない。

Oracle FileSyncは、アラビア語のマシンにインストールでき、アラビア語で動作します。ただし、インストール・プロセスではアラビア語は表示されません。

別の言語でOracle FileSyncをインストールしてから、ロケールをアラビア語に切り替えます。

2853182

Oracle FileSyncの「除外」タブで「タイプ」列を切り替えると、設定が保存されない。

マッピングでは、拡張子別に除外してから同期を実行します。「ログ・ファイル」画面から組み込んだ項目を「除外」タブから除外しても、変更内容は保存されません。

ファイルの組込みおよび除外を実行するには、「ログ・ファイル」画面を使用します。



Oracle Content Management SDKリリース・ノート, 10g (9.0.4.2)for HP-UX Itanium

部品番号: B28561-02

原本名: Oracle Content Management SDK Release Notes, 10g (9.0.4.2) for HP-UX Itanium

原本部品番号: B25812-02

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