Oracle Application Serverリリース・ノート 10gリリース2(10.1.2)for Solaris Operating System (SPARC) B15829-14 |
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この章では、Oracle Application Serverの管理およびセキュリティに関する問題について説明します。この章の内容は次のとおりです。
この項では、管理およびセキュリティに関する一般的な問題について説明します。この項の内容は次のとおりです。
OracleAS Portalの構成ファイルをリストアするには、次の手順を実行します。
次のコマンドを使用して、インスタンスをリストアします。
bkp_restore.sh -m backup_instance_online
bkp_restore.sh -m restore_instance -t time_stamp
前述のコマンドでtime_stampは、リストアに使用しているバックアップのタイムスタンプです。
次のコマンドを使用して、構成ファイルをリストアします。
bkp_restore.sh -m restore_config -t time_stamp
-F noDCM
前述のコマンドでtime_stampは、リストアに使用しているバックアップのタイムスタンプです。これは、手順1で使用したタイムスタンプと同じタイムスタンプになります。
Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantデータベースでbkp_restore.plスクリプトを実行する前に、PERL5LIB環境変数を、Oracle Application Server Metadata Repository Creation AssistantデータベースのPerlディレクトリのパスに設定します。
フラッシュ・リカバリ領域が、インフラストラクチャのメタデータ・リポジトリがインストールされたOracleホームの外にある場合は、Loss of Host Automation(LOHA)のリカバリ中にディレクトリは再作成されません。この問題を回避するには、元のホストにあるOracleホームのイメージをバックアップするときに情報を保存してから、元のホストと同じ読取り/書込み権限を設定した新しいホストでディレクトリを使用できるようにします。
OracleAS Portalアプリケーションが登録されていないデータベースをバックアップすると、次のようなエラー・メッセージが表示される場合があります。
perl bkp_restore.pl -m backup_cold_incr Performing cold incremental backup ... Checking for portal registration ... Error encountered while querying database for portal registration !!! See /private/iasinst/work/db300/backup_restore/logs/2007-05-24_16-03-29_portal.tmp for more info. Incremental cold database backup completed successfully !!!
このメッセージは無視してかまいません。
opmnctl stopall
またはopmnctl startall
コマンドを実行すると、oidctlログ・ファイルに次のエラー・メッセージが記録されます。
*** Instance Number already in use. *** *** Please try a different Instance number. ***
このエラー・メッセージは無視してかまいません。
このエラー・メッセージは、Oracle Application Server InfrastructureとともにOracle Internet Directoryをインストールすると表示されます。
リリース10.1.2の『Oracle Application Server管理者ガイド』では、runstartupconsole
コマンドを使用してインスタンスを起動および停止する方法が説明されています。しかし、このコマンドはリリース10.1.2.0.2より前のリリースでは使用できません。次の項で、リリース10.1.2.0.0で起動および停止する方法について説明します。
リリース10.1.2.0.0のOracleAS Infrastructureですべてのプロセスを起動するには、この項の手順を実行します。この手順は、OracleAS Infrastructureのすべてのタイプに適用できます。
Oracle Identity ManagementおよびOracleAS Metadata Repository: 両方の手順を実行して、Oracle Identity ManagementとOracleAS Metadata Repositoryを起動します。
OracleAS Metadata Repositoryのみ: 手順1のみを実行して、OracleAS Metadata Repositoryを起動します。OracleAS Metadata Repositoryのみのインストールでは、OPMNやApplication Server Controlコンソールは不要なため、Oracle Identity Managementを起動する2番目の手順を実行する必要はありません。
Oracle Identity Managementのみ: 手順2のみを実行して、Oracle Identity Managementを起動します。Oracle Identity ManagementをサポートするOracleAS Metadata Repository(別のOracleホームにある)がすでに起動されていることを確認してください。
OracleAS Infrastructureを起動する手順は次のとおりです。
OracleAS InfrastructureにOracleAS Metadata Repositoryが含まれている場合、次のように起動します。
ORACLE_HOME
環境変数を、OracleAS InfrastructureのOracleホームに設定します。
ORACLE_SID
環境変数を、OracleAS Metadata RepositoryのSIDに設定します(デフォルトはorcl
)。
ORACLE_HOME/bin/lsnrctl start
OracleAS Metadata Repositoryインスタンスを起動します。
ORACLE_HOME/bin/sqlplus /nolog
SQL> connect SYS as SYSDBA
SQL> startup
SQL> quit
Oracle Enterprise Manager 10g Database Controlを起動します。
ORACLE_HOME/bin/emctl start dbconsole
OracleAS InfrastructureにOracle Identity Managementが含まれている場合、次のように起動します。
リリース10.1.2.0.0のOracleAS Infrastructureですべてのプロセスを停止するには、この項の手順を実行します。この手順は、OracleAS Infrastructureのすべてのタイプに適用できます。
Oracle Identity ManagementおよびOracleAS Metadata Repository: 両方の手順を実行して、Oracle Identity ManagementとOracleAS Metadata Repositoryを停止します。
OracleAS Metadata Repositoryのみ: 手順2のみを実行して、OracleAS Metadata Repositoryを停止します。
Oracle Identity Managementのみ: 手順1のみを実行して、Oracle Identity Managementを停止します。
OracleAS Infrastructureを停止する手順は次のとおりです。
OracleAS InfrastructureにOracle Identity Managementが含まれている場合、次のように停止します。
OracleAS InfrastructureにOracleAS Metadata Repositoryが含まれている場合、次のように停止します。
ORACLE_HOME
環境変数を、OracleAS InfrastructureのOracleホームに設定します。
ORACLE_SID
環境変数を、OracleAS Metadata RepositoryのSIDに設定します(デフォルトはorcl
)。
OracleAS Metadata Repositoryのインスタンスを停止します。
ORACLE_HOME/bin/sqlplus /nolog
SQL> connect SYS as SYSDBA
SQL> shutdown
SQL> quit
Oracle Net Listenerを停止します。
ORACLE_HOME/bin/lsnrctl stop
Oracle Enterprise Manager 10g Database Controlを停止します。
ORACLE_HOME/bin/emctl stop dbconsole
リリース10.1.2.0.0の中間層インスタンスですべてのプロセスを起動するには、この項の手順を実行します。この手順は、中間層インスタンスのすべてのタイプに適用できます。
中間層インスタンスを起動する手順は次のとおりです。
中間層インスタンスでOracle Identity ManagementやOracleAS Metadata RepositoryなどのOracleAS Infrastructureのサービスを使用している場合、それらが起動されていることを確認してください。
コンポーネントを起動します。
ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl startall
このコマンドにより、OPMNとOPMNが管理するすべてのプロセス(DCM、Oracle HTTP Server、OC4Jインスタンス、OracleAS Web Cache、Forms、Reportsなど)が起動します。
Application Server Controlコンソールを起動します。
ORACLE_HOME/bin/emctl start iasconsole
リリース10.1.2.0.0の中間層インスタンスですべてのプロセスを停止するには、この項の手順を実行します。この手順は、中間層インスタンスのすべてのタイプに適用できます。
中間層インスタンスを停止する手順は次のとおりです。
Application Server Controlコンソールを停止します。
ORACLE_HOME/bin/emctl stop iasconsole
コンポーネントを停止します。
ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl stopall
このコマンドにより、OPMNとOPMNが管理するすべてのプロセス(DCM、Oracle HTTP Server、OC4Jインスタンス、OracleAS Web Cache、Forms、Reportsなど)が停止します。
この項では、ポート変更に関する問題について説明します。この項の内容は次のとおりです。
Oracle HTTP Serverのリスニング・ポートを変更した後は、portlist.ini
を新しいポート番号で更新する必要があります。これにより、後に中間層をOracleAS Infrastructureに関連付ける場合や、中間層に関連付けられているOracleAS Infrastructureを変更する場合に発生する可能性のある問題を回避できます。portlist.ini
ファイルは、次のディレクトリにあります。
(UNIX) ORACLE_HOME/install
この項では、Oracle Application Serverインスタンスのクローニングに関する問題について説明します。この項の内容は次のとおりです。
SSLが有効なOracleAS Portalインスタンスをクローニングしたとき、ServicesポートレットおよびApplication Server Controlコンソール・ページ上の「Ultra Search管理」リンクは、クローニング後のインスタンスではなく、元のインスタンスのURLを参照します。
この問題を回避するには、次のファイルを編集してPortalListeningHostPortプロパティを正しいポート番号で更新します。
Oracle_Home/sysman/emd/targets.xml
ポート番号は次のファイルで確認できます。
Oracle_Home/install/portlist.ini
OracleBI Discovererのクローニングに関する重要な情報を次に説明します。
ユーザーがインストール後にconfiguration.xml
で設定した値は、クローニング後のOracleホームでは保持されません。このファイルは次の場所にあります。
Oracle_Home/discoverer/config/configuration.xml
この問題を回避するには、元のOracleホームにあるconfiguration.xml
ファイルをクローニング後のOracleホームにあるconfiguration.xml
ファイルにコピーして、上書きされた値をリセットします。
OracleBI Discovererインスタンスをクローニングした後に、「Discoverer Viewer」ページの「終了」リンクをクリックすると、ページが破損します。これは、oc4j.properties
ファイル内のポート番号が適切に更新されていないためです。この問題を回避するには、次のファイルを編集してoracle.discoverer.applications.portプロパティを正しいポート番号で更新します。
Oracle_Home/j2ee/OC4J_BI_Forms/config/oc4j.properties
ポート番号は次のファイルで確認できます。
Oracle_Home/install/portlist.ini
OracleAS Forms and Reports Services(別のCDからインストール)のクローニングに関する重要な情報を次に説明します。
OracleAS Forms and Reports ServicesをクローニングしてからOracleAS Infrastructureに関連付けた場合、クローニング後のインスタンスはファームの一部にはなりません。このインスタンスをファームの一部にするには、クローニング後のOracleホームで次のコマンドを使用します。
dcmctl joinfarm
Windowsでは、Grid ControlコンソールがOracleAS Forms and Reports Servicesと同じマシンにインストールされている場合、OracleAS Reports Services構成ツールに障害が発生します。この問題を回避するには、ターゲットの圧縮されているOracleホームを解凍する前に、次のファイルをzipファイルから削除します。
ORACLE_HOME/sysman/emd/centralagents.lst
『Oracle Application Server管理者ガイド』で、OracleAS Forms and Reports Servicesのクローニングに関する情報に誤りがあります。「OracleAS Forms and Reports Servicesのクローニングに関する検討事項」には次のように記述されています。
「prepare_clone.pl
スクリプトを実行する前に、次の例に示すように、ソースOracleホームのias.properties
ファイルを更新し、DatabaseManagedClusterSupport
の値をfalseからtrueに変更する必要があります。
DatabaseManagedClusterSupport=true
」
この情報は、OracleAS Forms and Reports ServicesがMetadata Repositoryに関連付けられている場合のみ該当します。
OracleAS Forms and Reports ServicesがMetadata Repositoryに関連付けられていない場合、DatabaseManagedClusterSupport
の値はfalseに設定する必要があります。
この項では、管理に関するその他の問題について説明します。この項の内容は次のとおりです。
mod_oc4jとOC4J間でSSLを使用可能にした場合、双方で信頼できる証明書を使用する必要があります。
そうしないと、HTTPSポートへのアクセス時に次のエラーが表示されます。
500 Internal Server Error
『Oracle Application Server管理者ガイド』の第12章「テスト環境から本番環境への変更」には、Oracle Internet Directoryデータを本番環境に移行するための手順が記載されています。この手順には、ldapaddmt
コマンドを実行する手順、およびadd.log
ファイルを確認する手順も含まれています。add.log
ファイルには、デコード・エラー・メッセージが含まれている場合があります。このメッセージは害がないため、無視してかまいません。
restore_config
を実行すると、次のようなファイルの欠落を示すメッセージが表示される場合があります。
Could not copy file C:\Product\OracleAS\Devkit_1129/testdir/ to C:\Product\OracleAS\Devkit_1129\backup_restore\cfg_bkp/2004-12-01_03-26-22.
restore_config
操作中、一時構成バックアップが作成されます。これは、リストアが失敗したときに、一時バックアップをリストアして、インスタンスをリストア前と同じ状態に戻すことができるようにするためです。リストア操作前にファイル(config_misc_files.inpで指定したファイルおよびディレクトリを含む)が削除されていた場合、欠落したファイルがあることを示すメッセージが一時バックアップ中に表示されます。欠落したファイルはrestore_config
操作の一部としてリストアされるため、このエラー・メッセージまたは警告メッセージは無視してかまいません。
『Oracle Application Serverパフォーマンス・ガイド』の第5章「Oracle HTTP Serverの最適化」には、Solarisオペレーティング・システムのチューニング・パラメータの設定に関する情報が記載されています。Solaris 10オペレーティング・システムでは、System Vのプロセス間通信(IPC)機能はいずれも、自動構成されるか、またはリソース制御によって制御されます。したがって、オペレーション・システムの追加チューニングは必要ありません。
そのため、Solaris 10オペレーティング・システムについては、『Oracle Application Serverパフォーマンス・ガイド』の第5.1項「TCPチューニング・パラメータ(UNIX)」の記述を無視してください。
Solaris 10オペレーティング・システムへのOracle Application Serverのインストールの詳細は、第3.1.3項「Solaris 10オペレーティング・システムでのインストールのための追加手順」を参照してください。
Oracle Application Serverをマルチ・プロセッサ・システムにインストールしている場合は、jvm
オプションに-XX:+UseParallelGC
を追加してパラレルなガベージ・コレクションを可能にすることで、パフォーマンス上のメリットを得られる場合があります。詳細は、次のWebサイトを参照してください。
http://java.sun.com/developer/technicalArticles/Programming/turbo/index.html
この項では、管理に関するドキュメントの記載内容の誤りについて説明します。この項の内容は次のとおりです。
第4.6.1項「『Oracle Process Manager and Notification Server管理者ガイド』の記載内容の誤り」
第4.6.4項「Oracle HTTP Serverのopmn.xmlファイルにおけるstart-mode要素のデフォルト値の誤り」
第4.6.7項「『Oracle Application Server管理者ガイド』の「Oracle HTTP Serverリスニング・ポートの変更」における手順の補足説明」
第4.6.8項「『Oracle Application Server管理者ガイド』に記載されている手順は、スタンドアロンのForms and Reportsも参照」
第4.6.11項「『Oracle Application Server管理者ガイド』に記載されているクローニングの手順に対する修正」
第4.6.12項「『Oracle Application Serverエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』のKeepAlive行に関する修正事項」
『Oracle Process Manager and Notification Server管理者ガイド』には、次の記載の誤りがあります。
第6.2項「opmn.xmlの要素および属性について」のrequest
属性の説明には、次の誤った記述があります。
「request
属性には、ONSが自身のリモート・ポートをバインドするIPアドレスまたはホスト名を指定します。」
正しい記述は次のとおりです。
「request
属性には、ONSが自身のリクエスト・ポートをバインドするIPアドレスまたはホスト名を指定します。」
『Oracle Application Server管理者ガイド』には、バックアップとリカバリでサポートされるタイプが次のように示されています。
J2EE and Web Cache
J2EEスタンドアロン
Portal and Wireless
Business Intelligence and Forms
Infrastructure(Identity ManagementおよびMetadata Repository)
Infrastructure(Identity Managementのみ)
Infrastructure(Metadata Repositoryのみ)
OracleAS TopLink(スタンドアロン、または中間層のOracleホームにインストール済)
Oracle BPEL Process Analytics
Oracle Content Management Software Development Kit
Integration B2B
Business Intelligence CD
Cold Failover Cluster(Infrastructure)
Cold Failover Cluster(中間層)
Identity Management(Oracle Internet Directory + Single Sign-On)
Identity Management(Oracle Internet Directory)
Identity Management(Single Sign-On)
Identity Managementの高可用性ソリューション
MRCA 10.1.0.x(Real Application Clustersデータベース)
MRCA 9.2.0.x
正しい一覧は次のとおりです。
J2EE and Web Cache
J2EEスタンドアロン
Portal and Wireless
Business Intelligence and Forms
Infrastructure(Identity ManagementおよびMetadata Repository)
Infrastructure(Identity Managementのみ)
Infrastructure(Metadata Repositoryのみ)
OracleAS TopLink(スタンドアロン、または中間層のOracleホームにインストール済)
Oracle BPEL Process Analytics
Oracle Content Management Software Development Kit
Integration B2B
Business Intelligence CD
Cold Failover Cluster(Infrastructure)
Cold Failover Cluster(中間層)
Identity Management(Oracle Internet Directory + Single Sign-On)
Identity Management(Oracle Internet Directory)
Identity Management(Single Sign-On)
Identity Managementの高可用性ソリューション
MRCA 10.1.0.x(Real Application ClustersデータベースおよびReal Application Clusters以外のデータベース)
MRCA 10.2(Real Application ClustersデータベースおよびReal Application Clusters以外のデータベース)
MRCA 9.2.0.x
『Oracle Application Server管理者ガイド』では、runstartupconsole
コマンドを使用してインスタンスを起動および停止する方法が説明されています。このコマンドは、10.1.2.0.2ではサポートされていません。次の項の手順を実行して、インスタンスを起動および停止してください。
この項では、OracleAS Infrastructureですべてのプロセスを起動する方法について説明します。この手順は、OracleAS Infrastructureのすべてのタイプに適用できます。
Oracle Identity ManagementおよびOracleAS Metadata Repository: 両方の手順を実行して、Oracle Identity ManagementとOracleAS Metadata Repositoryを起動します。
OracleAS Metadata Repositoryのみ: 手順1のみを実行して、OracleAS Metadata Repositoryを起動します。OracleAS Metadata Repositoryのみのインストールでは、OPMNやApplication Server Controlコンソールは不要なため、Oracle Identity Managementを起動する2番目の手順を実行する必要はありません。
Oracle Identity Managementのみ: 手順2のみを実行して、Oracle Identity Managementを起動します。Oracle Identity ManagementをサポートするOracleAS Metadata Repository(別のOracleホームにある)がすでに起動されていることを確認してください。
OracleAS Infrastructureを起動する手順は次のとおりです。
OracleAS InfrastructureにOracleAS Metadata Repositoryが含まれている場合、次のように起動します。
ORACLE_HOME環境変数を、OracleAS InfrastructureのOracleホームに設定します。
ORACLE_SID環境変数を、OracleAS Metadata RepositoryのSIDに設定します(デフォルトはorcl
)。
Net Listenerを起動します。
ORACLE_HOME/bin/lsnrctl start
OracleAS Metadata Repositoryインスタンスを起動します。
ORACLE_HOME/bin/sqlplus /nolog
SQL> connect SYS as SYSDBA
SQL> startup
SQL> quit
Oracle Enterprise Manager 10g Database Controlを起動します。
emctl start dbconsole
OracleAS InfrastructureにOracle Identity Managementが含まれている場合、次のように起動します。
コンポーネントを起動します。
opmnctl startall
このコマンドにより、OPMNとOPMNが管理するすべてのプロセス(DCM、Oracle HTTP Server、OC4Jインスタンス、Oracle Internet Directoryなど)が起動します。
Application Server Controlコンソールを起動します。
emctl start iasconsole
また、Windowsでは、コントロール・パネルの「サービス」を使用して、Application Server Controlコンソールを起動できます。Application Server Controlのサービス名は、次の形式になります。
OracleOracleHomeNameASControl
詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。
また、Windowsでは、「スタート」→「プログラム」→「Oracle Application Server Infrastructure - Infra_name」→「Start instanceName」を選択して、Infrastructureをプログラム・メニューから起動できます。
この項では、OracleAS Infrastructureですべてのプロセスを停止する方法について説明します。この手順は、OracleAS Infrastructureのすべてのタイプに適用できます。
Oracle Identity ManagementおよびOracleAS Metadata Repository: 両方の手順を実行して、Oracle Identity ManagementとOracleAS Metadata Repositoryを停止します。
OracleAS Metadata Repositoryのみ: 手順2のみを実行して、OracleAS Metadata Repositoryを停止します。
Oracle Identity Managementのみ: 手順1のみを実行して、Oracle Identity Managementを停止します。
OracleAS Infrastructureを停止する手順は次のとおりです。
OracleAS InfrastructureにOracle Identity Managementが含まれている場合、次のように停止します。
Application Server Controlコンソールを停止します。
emctl stop iasconsole
また、Windowsでは、コントロール・パネルの「サービス」を使用して、Application Server Controlコンソールを停止できます。詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。
opmnctl stopall
このコマンドにより、OPMNとOPMNが管理するすべてのプロセス(DCM、Oracle HTTP Server、OC4Jインスタンス、Oracle Internet Directoryなど)が停止します。
OracleAS InfrastructureにOracleAS Metadata Repositoryが含まれている場合、次のように停止します。
ORACLE_HOME環境変数を、OracleAS InfrastructureのOracleホームに設定します。
ORACLE_SID環境変数を、OracleAS Metadata RepositoryのSIDに設定します(デフォルトはorcl
)。
OracleAS Metadata Repositoryのインスタンスを停止します。
ORACLE_HOME/bin/sqlplus /nolog
SQL> connect SYS as SYSDBA
SQL> shutdown
SQL> quit
Oracle Net Listenerを停止します。
ORACLE_HOME/bin/lsnrctl stop
Oracle Enterprise Manager 10g Database Controlを停止します。
emctl stop dbconsole
また、Windowsでは、「スタート」→「プログラム」→「Oracle Application Server Infrastructure - Infra_name」→「Stop instanceName」を選択して、Infrastructureをプログラム・メニューから停止できます。
中間層インスタンスを起動する手順は次のとおりです。
中間層インスタンスでOracle Identity ManagementやOracleAS Metadata RepositoryなどのOracleAS Infrastructureのサービスを使用している場合、それらが起動されていることを確認してください。
コンポーネントを起動します。
opmnctl startall
このコマンドにより、OPMNとOPMNが管理するすべてのプロセス(DCM、Oracle HTTP Server、OC4Jインスタンス、OracleAS Web Cache、OracleAS Forms Services、OracleAS Reports Servicesなど)が起動します。
Application Server Controlコンソールを起動します。
emctl start iasconsole
また、Windowsでは、コントロール・パネルの「サービス」を使用して、Application Server Controlコンソールを起動できます。詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。
また、Windowsでは、「スタート」→「プログラム」→「Oracle Application Server - Oracle_Home」→「Start」→「instanceName」を選択して、中間層をプログラム・メニューから起動できます。
中間層インスタンスを停止する手順は次のとおりです。
Application Server Controlコンソールを停止します。
emctl stop iasconsole
また、Windowsでは、コントロール・パネルの「サービス」を使用して、Application Server Controlコンソールを停止できます。詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。
コンポーネントを停止します。
opmnctl stopall
このコマンドにより、OPMNとOPMNが管理するすべてのプロセス(DCM、Oracle HTTP Server、OC4Jインスタンス、OracleAS Web Cache、OracleAS Forms Services、OracleAS Reports Servicesなど)が停止します。
また、Windowsでは、「スタート」→「プログラム」→「Oracle Application Server - Oracle_Home」→「Stop」→「instanceName」を選択して、中間層をプログラム・メニューから停止できます。
『Oracle Process Manager and Notification Server管理者ガイド』の「Oracle HTTP Server」で、opmn.xml
ファイルのid="start-mode"
のデフォルト値がssl-enabled
として誤って記載されています。id="start-mode"のデフォルト値はssl-disabled
です。
『Oracle Application Server管理者ガイド』に次の記述がありますが、これは誤りです。
第22.2.6項「Infrastructureの構成ファイルのリストア」の作業1は誤りです。この手順では、この作業を行わないでください。
『Oracle Application Server管理者ガイド』の付録Dに、Oracle Application Serverのデフォルトのポート番号が一覧表示されています。次のポートに関する記述内容は誤りです。
Application Server ControlコンソールRMI
Oracle Management Agent
Oracle Internet Directory(SSL)
正しいポートは、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。
『Oracle Application Server管理者ガイド』の第4.3.3項「Oracle HTTP Serverリスニング・ポートの変更」には、例にUNIX用のシェルが示されていないため混乱を招く可能性があります。
記載されているコマンドでは、cshを使用しています。bashなどの別のシェルを使用する場合は、構文が多少異なることがあります。たとえば、作業2のコマンドは、bashシェルでは次のようになります。
alias portconfig='$ORACLE_HOME/jdk/bin/java -cp \ $ORACLE_HOME/sysman/webapps/emd/WEB-INF/lib/emd.jar:\ $ORACLE_HOME/dcm/lib/dcm.jar:\ $ORACLE_HOME/sso/lib/ossoreg.jar \ oracle.sysman.ias.sta.tools.PortConfigCmdLine \!*'
また作業2では、alias portconfig
で始まるコマンドは、1行で入力する必要があります。ここでは、読みやすくするために複数行で示しています。
『Oracle Application Server管理者ガイド』の第8.2.2項「中間層インストールのホスト名、ドメイン名、またはIPアドレスの変更」は、この項で一覧表示している中間層インストール・タイプに加えて、Forms and Reportsのスタンドアロン・インストールも参照しています。
『Oracle Process Manager and Notification Server管理者ガイド』の第6章「opmn.xmlの一般的な構成」に、<ping>
要素の属性の1つとして、retry
が記載されています。これは誤りで、retry
属性を<ping>要素とともに使用することはできません。
opmn.xml
ファイルでカスタムpingコマンドを設定できます。詳細は、『Oracle Process Manager and Notification Server管理者ガイド』の第10章「カスタム・プロセスの構成」を参照してください。
『Oracle Process Manager and Notification Server管理者ガイド』では、pingタイムアウトのデフォルト値を20秒と記載していますが、これは誤りです。正しくは30秒です。
『Oracle Application Server管理者ガイド』の第10.4.2項「ソースの準備」の手順3は、UNIXでソースをアーカイブおよび圧縮する方法の例を示しています。この例では、ソース・ディレクトリ内のドット・ファイル(ピリオドで始まる名前を持つファイル)はアーカイブおよび圧縮されません。正しいコマンドは次のようになります。
cd Source_Oracle_Home cd .. tar cf - Source_Oracle_Home | gzip > oracleas.tar.gz
ファイルを解凍するには、第10.4.3項「インスタンスのクローニング」の手順2の例を、次のコマンドに置き換えます。
gunzip < Dir_Containing_Tar/oracleas.tar.gz | tar xf - mv Source_Oracle_Home_Name Destination_Oracle_Home_Name
『Oracle Application Serverエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』の第9.2.3.4項「httpd.confファイルの更新」で、手順7のKeepAlive
行を次のように変更する必要があります。
KeepAlive Off
次の記述は正しくありません。
KeepAlive off
Off
のO
は大文字にする必要があります。