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Oracle Application Server Forms and Reports Servicesインストレーション・ガイド
10gリリース2(10.1.2)for Solaris Operating System (SPARC)
B25095-02
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E Java Access Bridgeのインストール

この付録では、Java Access Bridgeのインストール手順について説明します。Java Access Bridgeを使用すると、Oracleコンポーネントでスクリーン・リーダーを利用できます。

この付録の項目は次のとおりです。

E.1 概要

Java Access Bridgeをインストールすると、JAWSスクリーン・リーダーなどのユーザー補助機能を使用して、Windowsプラットフォームで実行されるJavaアプリケーションを読み取ることができます。ユーザー補助機能では、Oracle Universal InstallerやOracle Enterprise Manager Application Server ControlなどのJavaベースのインタフェースを読み込むことができます。

Forms and Reports ServicesのCD-ROMには、インストール時にOracle Universal Installerによって使用されるJava Runtime Environment(JRE)1.4.1が収録されています。JREを使用すると、インストール時にJava Access Bridgeが利用できます。Oracleコンポーネントのインストール後にJava Access Bridgeをインストールして構成する方法については、第E.3項「インストール済のOracleコンポーネントの設定」を参照してください。

E.2 JRE 1.4.2の設定

JRE 1.4.2でJava Access Bridgeを設定するには、Oracleインストール・メディアにある次のバッチ・ファイルを実行します。

DRIVE_LETTER:\install\access_setup.bat

バッチ・ファイルを実行した後で、ユーザー補助プログラムを再起動します。

E.3 インストール済のOracleコンポーネントの設定

この項では、Oracleコンポーネントをインストールした後に、Java Access Bridge for Windowsをインストールおよび構成する手順について説明します。この項は、次のトピックで構成されています。

E.3.1 Java Access Bridgeのインストール

Java Access Bridgeをインストールする手順は次のとおりです。

  1. Oracleインストール・メディアで、AccessBridgeディレクトリにナビゲートします。

  2. accessbridge-1_0_4.zipファイルを選択し、Java Access Bridgeをインストールする場所にファイルを解凍します。次に例を示します。

    c:\AccessBridge-1.0.4
    
    
  3. 表E-1のJava Access Bridgeファイルを、Oracleコンポーネントが使用するJRE 1.4.2ディレクトリにコピーします。デフォルトでは、Oracleコンポーネントが使用するJREは次のディレクトリにインストールされています。

    ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\jre\1.4.2
    
    

    表E-1に、ハード・ドライブ上のJava Access BridgeディレクトリからOracleコンポーネントが使用するJREディレクトリにコピーする必要のあるファイルを示します。

    表E-1 JREディレクトリにコピーするファイル

    コピー対象 コピー先

    \AccessBridge-1_0_4\installer \installerFiles\jaccess-1_4.jar

    ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\jre\1.4.2\lib\ext

    \AccessBridge-1_0_4\installer \installerFiles\access-bridge.jar

    ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\jre\1.4.2\lib\ext

    \AccessBridge-1_0_4\installer \installerFiles\JavaAccessBridge.dll

    windows_ directory\system32

    \AccessBridge-1_0_4\installer installerFiles\WindowsAccessBridge.dll

    windows_ directory\system32

    \AccessBridge-1_0_4\installer \installerFiles\JAWTAccessBridge.dll

    windows_ directory\system32

    \AccessBridge-1_0_4\installer \installerFiles\accessibility.properties

    ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\jre\1.4.2\lib


  4. jaccess-1_4.jar(現在はORACLE_BASE\ORACLE_HOME\jre\1.4.2\lib\extにある)をjaccess.jarに変更します。

  5. 正常にインストールされると、次のディレクトリにあるJava Access Bridgeドキュメントにアクセスできます。

    c:\AccessBridge-1.0.4\doc
    

E.3.2 Java Access Bridgeを使用するためのOracleコンポーネントの構成

インストール完了後、Java Access Bridgeを使用できるようにOracleコンポーネントを構成します。構成するには、システム変数ORACLE_OEM_CLASSPATHで、インストールしたJava Access Bridgeファイルを指すように設定します。

Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003の構成

Windows 2000、Windows XPまたはWindows Server 2003で、Java Access Bridgeを使用するようOracleコンポーネントを構成する手順は次のとおりです。

  1. スタート」→「設定」→「コントロール パネル」→「システム」を選択します。Windowsの「コントロール パネル」の「システムのプロパティ」が表示されます。

  2. 詳細設定」タブを選択します。

  3. 環境変数」をクリックします。

  4. 「システム環境変数」リストの下にある「新規」をクリックして、「新しいシステム変数」ダイアログ・ボックスを表示します。

  5. 変数名」フィールドに、「ORACLE_OEM_CLASSPATH」と入力します。

  6. 変数値」フィールドに、jaccess.jaraccess-bridge.jarへのフルパスを入力します。

    2つのパスは、セミコロンを使用して区切ります。引用符やスペースは使用しないでください。たとえば、JRE 1.4.2をデフォルトのインストール先にインストールする場合は、次の設定になります。

    c:\oracle\product\10.1.0\Db_1\jre\1.4.2\lib\ext\jaccess.jar;c:\oracle\product\10.1.0\Db_1\jre\1.4.2\lib\ext\access-bridge.jar
    
    
  7. OK」をクリックします。