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Oracle Business Intelligenceリリース・ノート
10gリリース2(10.1.2)for Solaris Operating System (x86) and Solaris Operating System (x86-64)
E05375-01
 

 

Oracle® Business Intelligence

リリース・ノート

10gリリース2(10.1.2) for Solaris Operating System (x86) and Solaris Operating System (x86-64)

部品番号: E05375-01

原典情報: B25856-03 Oracle Business Intelligence Release Notes, 10g Release 2 (10.1.2) for Solaris Operating System (x86) and Solaris Operating System (x86-64)

2007年6月

このリリース・ノートでは、Oracle Business IntelligenceのCDに含まれる製品の既知の問題と対処方法について説明します。 これらの製品をインストールするには、Oracle Business Intelligenceのインストレーション・ガイドを参照してください。このマニュアルは、Oracle Business IntelligenceのCD-ROMおよび次のOracle Business IntelligenceドキュメントのWebサイトから入手できます。

http://www.oracle.com/technology/documentation/bi.html

このリリース・ノートは、次の各項で構成されています。

Oracle Business IntelligenceのCDには、Oracle Application Serverが同梱されています。便宜のため、このリリース・ノートの内容は、Oracle Application Serverのリリース・ノートにも記載されています。

1 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/ を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

2 このリリース・ノートの使用方法

このリリース・ノート・ドキュメントの使用に関する重要なヒントを次に示します。

  • このリリース・ノートは、新しい情報が入手可能になった時点で定期的に更新されます。最新バージョンのリリース・ノートを参照できるように、次のOracle Business IntelligenceドキュメントのWebサイトをチェックしてください。

    http://www.oracle.com/technology/documentation/bi.html

  • Oracle Business Intelligenceのベータ版から製品リリースへのアップグレード方法はありません。ベータ版をインストールした場合は、製品リリースもインストールする必要があります。たとえば、Discovererカタログをベータ版で使用していた場合は、製品リリースをインストールした後にDiscovererカタログをインストールする必要があります。製品リリースのインストール後は、ベータ版でインストールしたDiscovererカタログには接続できません。

  • Oracle Business Intelligence Warehouse Builderの詳細(リリース・ノートを含む)は、Oracle Business Intelligence Warehouse BuilderのCDを参照してください。


注意:

ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。

3 一般的な問題と対処方法

この項では、Oracle Business Intelligence製品に関する一般的な問題とその対処方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。

3.1 動作要件

Oracle Business Intelligenceドキュメント内の情報に優先する最新の動作要件は、次の場所にあるOracleMetaLinkを参照してください。

http://metalink.oracle.com

3.2 HWOnlineファイルの利用について

以前のリリースのOracle Business Intelligence Discovererには、ドリルアウト機能のデモに使用するHWOnline.htmおよびMemo.docファイルが同梱されていました。ディスク領域所要量を削減してインストール時間を短縮するために、これらのファイルおよび使用に関する手順が次のOracle Technology NetworkのURLで入手可能になりました。

http://www.oracle.com/technology/products/bi/samples/samples_readme.html

3.3 Required Support Filesに関する互換性の問題

Oracle Databaseおよび他のOracleデータベース・クライアント・ソフトウェア(SQL*Plus、データベース・エクスポート・ユーティリティなど)では、Oracle Required Support Files(RSF)が使用されています。

Oracle Business Intelligenceでも、Oracle Required Support Files(RSF)のリリース10.1.0.4が使用されます。Oracle Required Support Filesのこのリリースは、Oracle Business Intelligenceのインストール時にインストールされます。

Required Support Filesのリリース10.1.0.4は、以前のリリースのOracle Database 10gと互換性がないことに注意してください。そのため、Oracle Business Intelligenceをインストールするマシンに10.1.0.4より前のリリースのOracle Database 10gまたはデータベース・クライアント・ソフトウェアがすでにインストールされている場合は、互換性の問題が発生します。たとえば、Oracle Business Intelligenceをインストールし、10.1.0.4より前のリリースのSQL*Plusを実行しようとすると、次のエラーが表示されます。

ORA-12557 TNS: プロトコル・アダプタをロードできません

互換性の問題を回避するには、マシンのOracle Database 10gまたはデータベース・クライアント・ソフトウェアを、Oracle Business IntelligenceとともにインストールされたRequired Support Filesのリリースと同じリリース(10.1.0.4)にアップグレードします。

この問題は、Oracle9i Database Serverには発生しません。

3.4 GUID生成の問題に対応したパッチ・セットの取得

インストレーション・ガイドに記載されている手順を実行するだけでなく、パッチ・セット4628714をインストールして、Discovererカタログのグローバル一意識別子(GUID)の生成に関する問題を解決する必要があります。パッチ・セット4628714は、次の場所にあるOracleMetaLinkから入手できます。

http://metalink.oracle.com

3.5 Metadata RepositoryとOracle Database 10gリリース1の問題

Metadata RepositoryにOracle Database 10gリリース1(10.1.x)を使用しているとき、またはMetadata RepositoryをOracle Database 10gリリース1にアップグレードした後、OracleBI Discoverer Plusの「接続」ページ、OracleBI Discoverer Viewerの「接続」ページおよびApplication Server Controlの「パブリック接続」定義ページに、次のエラーが表示される場合があります。

The connection list is currently unavailable.
ORA-06510: PL/SQL: unhandled user-defined exception
ORA-06512: at "ORASSO.WWSSO_API_PRIVATE," line 258
ORA-06510: PL/SQL: unhandled user-defined exception
ORA-06512: at "ORASSO.WWSSO_UTL" line 728
ORA-28231: no data passed to obfuscation toolkit
ORA-06512: at line 1 Unable to retrieve connection list

この問題を解決するには、Metadata Repositoryデータベースで次の変更を行います。

  1. 次の場所にあるinit%ORACLE_SID%.oraファイルを編集します。

    Solarisの場合: DB_install_home/dbs

  2. このファイルに次の行を追加します。

    event="10946 trace name context forever, level 36"

  3. spfile%ORACLE_SID%.oraが、dbsフォルダまたはdatabaseフォルダのどちらかに存在する場合は、そのファイルの名前をspfile%ORACLE_SID%.bakに変更します。データベース・サーバーがspfileを検出した場合は、init%ORACLE_SID%.oraに対する変更内容はロードされません。

  4. sysadminとしてログインします。

  5. SQLプロンプトで、データベース・サーバーを停止してから起動します。

  6. コマンドopmnctl restartallを使用して、OracleBI Discovererサーバーを再起動します。

3.6 リリース番号の説明

Oracle Business Intelligenceのドキュメント(『Oracle Business Intelligence Discoverer Plusユーザーズ・ガイド』など)には、リリース番号10.1.2.1が付いています。対象となるインストールは次のとおりです。

  • Oracle Application Server 10gリリース2(10.1.2.0.2)Business Intelligence and Formsインストール・タイプ

  • Oracle Business Intelligence 10gリリース2(10.1.2.0.2)

Oracle Business Intelligenceリリース2(10.1.2.0.2)は、Oracle Application Serverリリース2(10.1.2.0.2)とともに出荷されます。Oracle Business Intelligenceリリース2(10.1.2.0.2)の一部であるOracle Business Intelligenceコンポーネント(OracleBI Discoverer Plusなど)およびそれらのドキュメント(『Oracle Business Intelligence Discoverer Plusユーザーズ・ガイド』など)には、リリース番号10.1.2.1が付いており、それらが10.1.2.0.0から変更されたものであることを示しています。

3.7 MozillaおよびFirefoxブラウザにおけるサイズ変更の問題(4050951)

Oracle Business Intelligence Discoverer Plus RelationalまたはOracle Business Intelligence Discoverer Plus OLAPをMozillaおよびFirefoxブラウザ(バージョン1.5以上)で使用中にブラウザのウィンドウをサイズ変更すると、ブラウザがフリーズし、アプレットが断続的にクラッシュする場合があります。この問題は、Sun Java Runtime EngineのBug4836462および5076485が原因で発生します。

この問題を回避するには、アプレット・ウィンドウのサイズを変更しないようにするか、Internet Explorerなどの別のブラウザを使用します。

3.8 ワークシートでのSerifフォントに関する問題(3938196)

チェコ語などの英語以外のロケールを使用している場合に、フォントに関する問題が発生する場合があります。たとえば、ワークシートでSerifフォントを使用している場合、そのワークシート内のテキストが画面および印刷出力で正しく表示されないことがあります。

この問題を回避するには、Serifフォントをマッピングするファイルを更新します。このファイルの名前は、使用しているロケールによって異なります。 OracleBI Discoverer Plus、OracleBI Discoverer Plus RelationalまたはOracleBI Discoverer Plus OLAPを英語で使用している場合、ファイル名はfile.propertiesになります。Oracle Business Intelligence Discoverer Plusを英語以外のロケールで使用している場合、ファイル名にはそのロケールのコードが含まれます。たとえば、チェコ語の場合はfile.properties.csになります。

マッピング・ファイルを次の情報で更新します。

serif.0=Times New Roman,EASTEUROPE_CHARSET
serif.1=WingDings,SYMBOL_CHARSET,NEED_CONVERTED
serif.2=Symbol,SYMBOL_CHARSET,NEED_CONVERTED

フォントの追加情報は、次のSun社のWebサイトを参照してください。

http://java.sun.com/j2se/1.3/docs/guide/intl/addingfonts.html

3.9 PDFへのASCII以外のデータのエクスポート時に追加フォントが必要

MacintoshまたはLinuxのクライアント・マシンでOracleBI Discoverer Plus RelationalまたはPlus OLAPを実行している場合、ASCII以外のデータをPDFファイルにエクスポートして正しく表示するには、クライアント・マシンに適切なフォント・ファイルを追加する必要があります。

これらのフォント・ファイルには、ALBANWTJ.TTFやALBANWTK.TTFという名前のAlbanyフォントがあります。これらのファイルは、Oracle Application Server Metadata Repository Upgrade AssistantのCD-ROMまたはDVDの/utilities/fontsディレクトリに格納されています。

必要な追加フォントをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. OracleAS Metadata Repository Upgrade AssistantのCD-ROMまたはDVDの/utilities/fontsディレクトリに移動します。

  2. 適切なAlbany TTFファイルを、/utilities/fontsディレクトリからMacintoshまたはLinuxのクライアント・マシンの$jdk/jre/lib/fontsディレクトリにあるプラグイン・ディレクトリにコピーします。

3.10 クエリー時間の大半を要するクエリー予測(4121234)

リレーショナル・データソースでOracle Business Intelligence Discovererを使用している場合、QPPEnableプリファレンスの値を1に設定することで、情報の取得に必要な時間を予測できます。ただし、状況によっては、情報の取得に要する時間の多くが予測アクティビティ自体に費やされることがあります。

この問題を回避するには、QPPObtainCostMethodプリファレンスの値を1(動的ビューを使用してクエリー時間を予測)ではなく、0(EXPLAIN PLAN文を使用してクエリー時間を予測)に設定します。

プリファレンスの設定の詳細は、『Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド』を参照してください。

3.11 <ALL>が設定されているページ・アイテムの詳細をドリルダウンする際の問題

OracleBI Discoverer Plus RelationalおよびOracleBI Discoverer Viewerでリレーショナル・ワークシートを表示する場合、<ALL>に設定されたページ・アイテムの詳細をドリルダウンすると既知の問題が発生することがあります。この場合、データは取得されません。

3.12 OracleBI Discoverer PlusとOracleBI Discoverer Viewerの日付フォーマット

OracleBI Discovererでは、既知のバグにより、ワークシートの日付値が正しく表示されない場合があります。これは、URLパラメータNLS_DATE_FORMAT=を使用してワークシートを表示する場合に起こります。

たとえば、データベースに01-NOV-2005 03:53:12というsale_date値があるとします。この場合、OracleBI Discoverer Plusでワークシートを作成し、そのワークシートにsale_dateアイテム用の日付列を作成すれば、その日付値は正しく表示されます。しかし、NLS_DATE_FORMAT=パラメータを次のような値に設定してワークシートを表示する場合があります。

http://<hostname>:<port>/discoverer/plus?@cn=us_a103&NLS_DATE_FORMAT=YYYY-MM-DD%20HH24:MI:SS)

この場合、OracleBI Discovererに、正しい値である2005-11-01 03:53:12のかわりに、2005-11-01 00:00:00と誤って表示されます。

この問題は、Oracle Business Intelligenceの今後のパッチ・リリースで修正される予定です。

3.13 OracleBI Discoverer PlusとOracleBI Discoverer Viewerのワード・ラップ動作

ワード・ラップの設定を正しく使用するには、それがOracle Business Intelligence Discovererに対してどのように設計されているかを理解する必要があります。

  • OracleBI Discoverer Plusの場合: OracleBI Discoverer Plusで行うワード・ラップ設定はワークシートに保存され、OracleBI Discoverer Plusでのワークシートの表示およびPDFへの出力に影響します。

  • OracleBI Discoverer Viewerの場合: 印刷設定ダイアログに表示されるワード・ラップ設定は、次のように機能します。

    • ワード・ラップ設定は、OracleBI Discoverer Viewerでのワークシートの表示には影響しません。

    • リレーショナル・データの場合:

      • ワード・ラップ設定は、ワークシートからPDFへの出力に影響します。

      • サイズが列の幅を超えた場合は常にワードラップする」チェック・ボックスが選択されている場合は、PDFへの出力時に、OracleBI Discoverer Viewerの印刷設定が、OracleBI Discoverer Plus Relationalのワークシートで行った設定よりも必ず優先されます。

      • サイズが列の幅を超えた場合は常にワードラップする」チェック・ボックスの選択が解除されている場合は、PDFへの出力時に、OracleBI Discoverer Viewerの印刷設定が、OracleBI Discoverer Plus Relationalのワークシートで行った設定よりも優先されることはありません。

    • OLAPデータの場合:

      • ワード・ラップ設定は、ワークシートからPDFへの出力に影響しません。

      • サイズが列の幅を超えた場合は常にワードラップする」チェック・ボックスが選択されているか選択解除されているかにかかわらず、PDFへの出力時に、OracleBI Discoverer Viewerの印刷設定が、OracleBI Discoverer Plus OLAPのワークシートで行った設定よりも優先されることはありません。

3.14 ブラウザ・ウィンドウの背後に表示されるアプレット

Microsoft Internet Explorerでは、OracleBI Discoverer Plus RelationalまたはPlus OLAPアプレットの初期化およびダウンロードのダイアログが、そのアプレットを起動したブラウザ・ウィンドウの背後に表示されます。OracleBI Discoverer Plusアプレットのダウンロードと初期化が終了すると、アプレットを起動したブラウザ・ウィンドウの前面にダイアログが表示されます。

この問題を回避するには、次の操作を行います。

  • Netscape NavigatorやMozilla Firefoxなど、Internet Explorer以外のブラウザを使用します。

  • 『Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド』で説明されている、OracleBI Discoverer PlusのURLパラメータ_plus_popup=falseを使用します。

3.15 Mac OS XブラウザおよびOracleBI Discoverer Plusに関する問題

Mac OS XでSafariブラウザを使用して、OracleBI Discoverer Plus RelationalまたはPlus OLAPアプレットを実行する際に発生する問題を次に示します。

  • アプレットのブラウザ・ウィンドウのサイズを変更すると、コンテンツの一部がクリッピングされる場合があります。この問題を回避するには、Mac OS Xで作業する際にアプレットのブラウザ・ウィンドウを常に最大化します。

  • キーボードの組合せ(ニーモニック)は、OracleBI Discoverer Plus RelationalとPlus OLAPで機能しません。たとえば、[Alt]キーを押しながら[F]キーを押しても「ファイル」メニューにアクセスできません。

  • OracleBI Discoverer Plus Relationalの「ワークブックの共有」ダイアログでは、「共有:」リストの先行文字が切り取られます。つまり、このリストの左端が切り捨てられます。たとえば、「DISCODEV」というワークブックを共有すると、リストに「SCODEV」しか表示されません。また、リストのタイトルも切り捨てられるため、「Shared:」の「d」が垂直線として表示され、コロンが続きます(「l:」として表示される)。

    このダイアログは期待どおりに動作しますが、「共有:」リストの判読は困難になります。この問題への対処方法はありません。

3.16 「ようこそ」ページには英語しか表示されない

「ようこそ」ページは、ブラウザに指定されている正しいロケールで表示されません。「ようこそ」ページは、ブラウザに設定されている言語に関係なく、英語で表示されます。

この問題を回避するには、次の操作を行います。

  1. Oracle Business Intelligenceの中間層のマシンで、Apache/Apache/htdocsディレクトリに移動します。

    1. ファイルindex.html.htmlの名前をindex.html.html-oldに変更します。

    2. ファイルindex.htmlの名前をindex.html.htmlに変更します。

  2. Webブラウザで、ブラウザのキャッシュを消去し、「ようこそ」ページをリフレッシュします。

3.17 トルコ語のリージョン設定に関する問題

Sun JRE 1.4のBug4688797のため、コンピュータでトルコ語のリージョンが設定されているときにデータベース・スキーマに接続すると、問題が発生することがあります。bibdemoなど、Iやiなどの特定の文字が含まれるユーザー名を使用してデータベース・スキーマに接続しようとすると、問題が発生します。 影響を受ける文字に関する詳細は、Sun JREのバグ情報を参照してください。

この問題を回避するには、トルコ語のリージョン設定を使用しないようにするか、または影響を受ける文字が含まれるユーザー名を使用しないようにします。

3.18 英語以外のヘルプ・ファイル

Oracle Business Intelligenceのインストレーション・ガイドの第4.6.1項には、OracleBI Discoverer Plus RelationalまたはPlus OLAPをインストールした後に、英語以外の言語に翻訳されたヘルプ・ファイルをインストールする方法が記載されています。 この項では、OracleBI Discoverer Plusのヘルプ・ファイルが、Oracle Business IntelligenceのCD-ROMおよびDVDの/extrasディレクトリにJARファイルとして格納されていると説明されています。

この/extrasディレクトリは、今回のリリースのCD-ROMまたはDVDには存在しません。すべての翻訳済JARファイルが入ったZIPファイルは、Oracle Technology Networkの次の場所から入手できます。

http://www.oracle.com/technology/documentation/discoverer.html

Oracle Technology NetworkからJARファイルを入手し、Oracle Business Intelligenceのインストレーション・ガイドの説明に従ってヘルプ・ファイルをインストールしてください。

3.19 追加された新しいユーザー作業環境

次の表に示すように、新しいユーザー作業環境が追加されました。これらの作業環境は、『Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド』の第10.6項「Discovererユーザー作業環境のリスト」への追加となります。

表1 新しいユーザー作業環境

名前 カテゴリ 説明 デフォルト値 有効な値

CSVIgnore CarriageReturn

アプリケーション

OracleBI Discoverer Plusで、ワークシートをCSVフォーマットにエクスポートする際に、各行の末尾に改行復帰文字(/r)を入れるかどうかを指定します。

この作業環境を0に設定すると、改行文字(LF)のみが入ります。この作業環境を1に設定すると、改行復帰文字(CR)に続いて改行文字(LF)が入ります。

0

0 = LFコードを入れる。

1 = CRコードの後にLFコードを入れる。

RewriteCost Comparison

データベース

OracleBI Discovererが、プレーンSQLを使用した場合とサマリーSQLを使用した場合の実行コストを比較し、最も効率的なSQLタイプを自動的に使用するかどうかを指定します。たとえば、最新のデータをクエリーするよりも遅くなる可能性があっても、ユーザーが常に(前日作成などの)サマリー・データをクエリーするようにする場合、RewriteCostComparisonをオフに(0に設定)します。

1

0 = 常にサマリーSQLを使用。

1 = 最も効率的なSQLタイプを使用。

Optimize ComplexFolders

データベース

OracleBI Discovererが、パフォーマンスを向上させるために、複合フォルダに対して最適化SQLを使用するかどうかを指定します。たとえば、ワークシート・ウィザードの反応が遅くなってOracleBI Discovererのパフォーマンスに影響を与える複合フォルダがある場合は、OptimizeComplexFoldersをオンに(1に設定)します。

0

0 = 複合フォルダに対して最適化SQLを使用しない。

1 = 複合フォルダに対して最適化SQLを使用する。

UseNoRewrite Hint

データベース

OracleBI DiscovererがSQLにNOREWRITEヒントを追加するかどうかを指定します。

たとえば、(前日作成などの)サマリー・データをクエリーするよりも遅くなる可能性があっても、ユーザーが常に(今日作成などの)最新のデータをクエリーするようにする場合、UseNoRewriteHintをオンに(1に設定)します。NO_REWRITEヒントは、オプティマイザに対して、クエリー・ブロックのクエリー・リライトを無効化するように指示し、パラメータQUERY_REWRITE_ENABLEDの設定より優先させます。

0

0 = NOREWRITEヒントを追加しない。

1 = NOREWRITEヒントを追加する。


3.20 Oracle Business Intelligenceのインストレーション・ガイドに対する修正

この項では、Oracle Business Intelligenceのインストレーション・ガイドに関する変更事項について説明します。

  • Oracle Business Intelligenceのインストレーション・ガイドの第2.3項には、Oracle Business Intelligenceのデータベース要件が記載されています。この項は、正しくは次のようになります。

    Oracle Business Intelligence 10.1.2.1では、レポート対象とするデータを含むデータベースに対し、次のリリースがサポートされています。

    • Oracle9i Databaseリリース2(9.2.0.6以上)

    • Oracle Database 10gリリース1(10.1.0.4以上)

    • Oracle Database 10gリリース2(10.2.0.1以上)、動作保証対象となる予定


    注意:

    • リレーショナル分析を実行する場合は、Oracle Database Standard EditionまたはOracle Database Enterprise Editionを使用できます。マテリアライズド・ビュー、分析関数、Advanced Security Option(ASO)データベース機能および透過的アプリケーション・フェイルオーバー(TAF)データベース機能を利用する場合は、Oracle Database Enterprise Editionを使用する必要があります。

    • マルチディメンション分析を実行する場合は、Oracle Database Enterprise EditionとOLAPオプションを使用する必要があります。


    サポートされているリリースの最新情報は、http://metalink.oracle.comのアプリケーションの動作保証に関する項で確認できます。

  • Oracle Business Intelligenceのインストレーション・ガイドの第4.7項「次の作業」では、次のテキストで始まる箇条書き項目を無視してください。「Webブラウザに次のURLを入力します。

    http://<host.domain>:<port>/quicktour/index.htm」

3.21 OracleBI Discoverer接続のヘルプに対する修正

この項では、OracleBI Discoverer接続のヘルプに関する修正事項について説明します。この項の内容は次のとおりです。

3.21.1 「アカウントの詳細: パスワードの入力」ページのヘルプ・トピック

このヘルプ・トピックには、「接続の作成: パスワードを入力」ページというタイトルが誤って付けられていますが、正しくは「アカウントの詳細: パスワードの入力」ページになります。

3.21.2 「アカウントの詳細: 職責の選択」ページのヘルプ・トピック

このヘルプ・トピックには、「Discoverer接続用のApplications職責の選択」ページというタイトルが誤って付けられていますが、正しくは「アカウントの詳細: 職責の選択」ページになります。

3.21.3 「OracleBI Discovererに接続」ページのヘルプ・トピック

  • 「接続の作成」ボタンの説明には、次の注意を補足する必要があります。

    • OracleBI Discovererマネージャが(Application Server Controlを使用して)、エンド・ユーザーによるプライベート接続の作成を禁止している場合、「接続の作成」ボタンは無効化されます。

  • 「パスワード」フィールドの下にある注意と箇条書き項目は無視してください。

3.21.4 「アカウントの詳細: ユーザー名とパスワードの入力」ページのヘルプ・トピック

このヘルプ・トピックは無視してください。

3.21.5 「アカウントの詳細: ユーザー名の選択」ページのヘルプ・トピック

このヘルプ・トピックは無視してください。

3.21.6 「接続の詳細を入力してください。」ページのヘルプ・トピック

パスワード」フィールドの下にある注意と箇条書き項目は無視してください。

3.22 『Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド』に対する修正

この項では、『Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド』に関する修正事項について説明します。次の箇条書きに、必要な修正事項を要約します。

  • 第6.7項「Discoverer Plus OLAPサーブレットのURLパラメータ」にある表6-1について、次のように修正します。

    • password=は有効なURLパラメータではありません。セキュリティ上の理由により、OracleBI Discovererのエンド・ユーザーは必ずパスワードの入力を求められます。このパスワードは、HTTPのPostメソッドでのみ送信できます。

    • workbookname=は、Discovererカタログのディレクトリ・パスで修飾する必要があります。パスは、フォルダ名、ワークブック名、ワークシート名をスラッシュ(/)で区切るか、URLを符号化したスラッシュ文字値(%2F)で区切って指定します。たとえば、DiscovererカタログのUsers/Jchan/領域にあるWorkbook Aを指定する場合は、「&workbookname=Users/JChan/Workbook+A」のように入力します。

      Single Sign-On以外の環境にOracleBI Discovererをデプロイしている場合は、URLに「lm=OLAP」を指定する必要があります。

  • 第6.8項「Discoverer ViewerにおけるOLAPワークシートのURLパラメータ」に表6-2があります。ここでは大文字と小文字が区別されるため、この表内のURLパラメータworksheetname=は「worksheetName=」のように入力する必要があります。

    Single Sign-On以外の環境にOracleBI Discovererをデプロイしている場合は、URLに「lm=OLAP」を指定する必要があります。

  • 第8.4項では、Oracle Business IntelligenceをインストールするとOracleBI Discovererで必要なキャッシュ・ルールが自動的に構成されると説明されていますが、これは誤りです。

    Oracle Business Intelligenceをインストールした後、第8.5.1項「Discovererキャッシュ・ルールの作成方法」の説明に従って、手動でキャッシュ・ルールを指定する必要があります。

  • 第8.5.1項では、OracleBI Discovererのキャッシュ・ルールの作成方法が示されています。この項における手順8の後に、次の手順を追加してください。

    1. 「高度なキャッシュ方法」タブを表示します。

    2. 選択したヘッダーのリストに「User-Agent」ヘッダーを追加します。

    3. 適用」をクリックします。

  • 第15.1項「Discoverer接続とOracle E-Business Suite」の注意の項で、「SSOを使用してデータベースにすでに接続していれば」で始まる最後の箇条書き項目は無視してください。

  • 第15.2項「Discovererプライベート接続、OracleAS Single Sign-OnおよびOracle E-Business Suiteのユーザーについて」はすべて無視してください。

  • 第A.1項「Discovererファイルの場所のリスト」のmigratediscoconnection.shスクリプトのエントリは無視してください。

  • 第A.2項「configuration.xml内の構成設定のリスト」のenableAppsSSO設定は無視してください。

  • 第D.1.9項では、Sun Java Plug-inを使用している場合の、OracleBI Discoverer Plus Relationalのヘルプの表示に関する問題が示されています。Sun Java Plug-inのプロキシ設定を変更するための解決策を、次のように修正してください。

    1. クライアント・マシンのブラウザで、プロキシ設定を指定するダイアログを表示します。

      たとえば、Microsoft Internet Explorerでは、「ツール」メニューから「インターネット オプション」→「接続」→「LAN の設定」→「詳細設定」を選択し、「プロキシの設定」ダイアログを表示します。

    2. 例外」のフィールドに次の文字列が入力されていることを確認します。

      *.oraclecorp.com

    3. OK」をクリックして変更を保存します。

    4. 新しいクライアント・ブラウザ・セッションを開始して、OracleBI Discoverer Plusを起動します。

  • 第7.6.4項「マシン上でPreferencesコンポーネントを無効にする方法」では、有効になっているDisco_PreferenceServerエントリを無効にする方法が手順3に示されています。この手順3に、次のテキストを追加してください。

    <process-type id="SessionServer" module-id="Disco_SessionServer" status="enabled">タグの後に、次のタグを追加します。

    <process-set id="SessionServer" minprocs="0" maxprocs="50" restart-on-death="false" parallel-requests="true"> <module-data> <category id="start-parameters">

    <data id="dis51ws-extra-options" value="-preferenceHost <hostname of remote preference>"/>

    たとえば、マシン138.2.150.44でプリファレンス・サーバーを使用するには、このタグに次の情報を入力します。

    <data id="dis51ws-extra-options" value="-preferenceHost 138.2.150.44"/>

3.23 Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control Discovererのヘルプに対する修正

この項では、Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control(Application Server Control)Discovererのヘルプに関する修正事項について説明します。この項の内容は次のとおりです。

3.23.1 「Discoverer管理」ページのヘルプ・トピック

「Discoverer管理」ページのヘルプ・トピックは、次のように修正する必要があります。

  • OracleBI Discovererの管理ページのヘルプ・トピックに含まれる「カタログのインストール」、「カタログのアンインストール」および「カタログの管理」へのリンクは、それぞれ「インストール」、「アンインストール」および「管理」に変更する必要があります。

3.23.2 「Discoverer構成」ページのヘルプ・トピック

「Discoverer構成」ページのヘルプ・トピックは、次のように修正する必要があります。

  • 「Viewer遅延時間」領域には、次の2つの新しいフィールドがあります。

    • クエリー・リクエスト・タイムアウト (秒)

      OracleBI Discovererによって「クエリーの進行状況」ページが表示されるまでの待機時間。

    • ロング・リクエスト・タイムアウト (秒)

      OracleBI Discovererによってロング・クエリーの「クエリーの進行状況」ページが表示されるまでの待機時間。

3.23.3 「カタログのインストール」ページのヘルプ・トピック

このヘルプ・トピックには、「Discovererカタログのインストール」ページというタイトルが誤って付けられていますが、正しくは「カタログのインストール」ページになります。

3.23.4 「カタログの管理へのログイン」ページのヘルプ・トピック

このヘルプ・トピックには、「Discovererカタログの管理へのログイン」ページというタイトルが誤って付けられていますが、正しくは「カタログの管理へのログイン」ページになります。

3.23.5 「カタログのアンインストール」ページのヘルプ・トピック

このヘルプ・トピックには、「Discovererカタログのアンインストール」ページというタイトルが誤って付けられていますが、正しくは「カタログのアンインストール」ページになります。

3.23.6 「Discoverer Plus構成」ページのヘルプ・トピック

「Discoverer Plus構成」ページのヘルプ・トピックは、次のように修正する必要があります。

  • デフォルト(Oracleロゴ)ラジオ・ボタンは「なし」に変更し、その説明を次のように変更する必要があります。

    このラジオ・ボタンを使用して、OracleBI Discoverer Plus RelationalおよびOracleBI Discoverer Plus OLAPにロゴが表示されないようにします。

3.23.7 「Discoverer Portlet Provider構成」ページのヘルプ・トピック

「Discoverer Portlet Provider構成」ページのヘルプ・トピックは、次のように修正する必要があります。

  • 「Discoverer Sessionプール」という見出しを「Discovererセッション」に変更する必要があります。

  • ポートレット汎用パラメータ」フィールドを「最大汎用パラメータ数」フィールドに変更する必要があります。

  • 最大セッション数」フィールドの説明に、次のテキストを追加する必要があります。


    注意:

    この値は、opmn.xmlのmaxprocsの設定値以下にする必要があります(詳細は、『Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド』の「opmn.xml内の構成設定のリスト」を参照)。

3.23.8 「Discoverer管理」ページのヘルプ・トピック

「Discoverer管理」のヘルプ・トピックは、次のように修正する必要があります。

  • 認証されたOracleAS Single Sign-On (SSO)ユーザーがSSO対応Oracle Applicationsデータベースへのプライベート接続を、パスワードを入力せずに作成および使用できるようにします。」チェック・ボックスが含まれる、SSO対応のOracle Applicationsデータベースへの接続に関する項は無視してください。

3.24 『Oracle Business Intelligence Discoverer Oracle Application Server Portalでのワークブック公開ガイド』に対する修正

この項では、『Oracle Business Intelligence Discoverer Oracle Application Server Portalでのワークブック公開ガイド』の修正事項と補足事項について説明します。

3.24.1 「Oracle Business Intelligenceインストール間でDiscoverer接続をコピーする方法」の項の修正事項と補足事項

この項では、第2章の「Oracle Business Intelligenceインストール間でDiscoverer接続をコピーする方法」の項の修正事項と補足事項について説明します。

Oracle Business Intelligenceインストール間でOracleBI Discoverer接続をコピーする場合は、次のことに注意してください。

  • コピー元インストールにあるOracleAS Single Sign-Onユーザー・アカウントは、コピー先インストールで再作成する必要があります。OracleAS Portalにおいて「管理」タブの「ユーザー」領域でOracleAS Single Sign-Onユーザーを作成します(詳細は、OracleAS Portalのヘルプを参照)。

  • tnsnames.oraファイルをコピー元インストールからコピー先インストールにコピーする必要があります。たとえば、コピー元インストールにある<ORACLE_HOME>/network/admin/tnsnames.oraファイルを、コピー先インストールの<ORACLE_HOME>/network/admin/tnsnames.oraファイルにコピーします。

  • コピー元インストールのORASSOログイン・パスワードを取得する必要がある場合(たとえば、ssomigコマンドを使用してORASSOスキーマをエクスポートする場合)は、コピー元インストールでldapsearchコマンドを実行します。コピー先インストールのORASSOログイン・パスワードでssomigコマンドを使用してORASSOスキーマをエクスポートすると、エクスポートは失敗します。

  • コピー先インストールのORASSOログイン・パスワードを取得する必要がある場合(たとえば、ssomigコマンドを使用してORASSOスキーマをインポートする場合)は、コピー先インストールでldapsearchコマンドを実行します。コピー元インストールのORASSOログイン・パスワードでssomigコマンドを使用してORASSOスキーマをインポートすると、インポートは失敗します。

  • ldapsearchコマンドを使用して、あるインストールのORASSOログイン・パスワードを取得する場合(たとえば、ssomigコマンドで使用する場合)は、次のコマンドライン構文を使用します。

    ldapsearch -D cn=orcladmin -w <superuser password> -p <port number> -h <Infrastructure hostname> -b "cn=IAS,cn=Products,cn=OracleContext" -s sub -v OrclresourceName=ORASSO | grep orclpasswordattribute

    ここで、

    • <superuser password>は、Oracle Internet Directory(OID)でorcladminユーザーが使用するパスワードです。デフォルトでは、新規にInfrastructureをインストールした後のias_adminユーザーのパスワードと同じになります。

    • <port number>は、OIDのポート番号です。

    次に例を示します。

    ldapsearch -D cn=orcladmin -w manager1 -p 389 -h hostname1.nl.oracle.com -b "cn=IAS,cn=Products,cn=OracleContext" -s sub -v OrclresourceName=ORASSO | grep orclpasswordattribute

    このコマンドにより、OID変数と値のリストが返されます。ORASSOログイン・パスワードを取得するには、orclpasswordattribute変数の値を調べてください。

  • ORASSOスキーマを(ssomigコマンドを使用して)エクスポートした後、ssomig.dmpファイルとssoconf.logファイルをコピー先インストールにコピーする必要があります。 たとえば、コピー元インストールの<source installation directory name>/inf/sso/logディレクトリから、コピー先インストールの<target installation directory name>/inf/sso/logディレクトリに、ファイルをコピーします。

4 Oracle Business Intelligence Discoverer Plus Relational

この項では、Oracle Business Intelligence Discoverer Plus Relational(OracleBI Discoverer Plus Relational)のリリース・ノートを提供します。この項の内容は次のとおりです。

4.1 切捨てまたはクリッピングされて表示されるテキスト(3919653)

OracleBI Discoverer Plus Relationalを、Sun Java Plug-in 1.4.2_06、ルック・アンド・フィールのBrowserおよびアジア言語(韓国語または中国語など)とともに実行すると、ユーザー・インタフェースの静的テキストおよびボタン内のテキストが切捨てまたはクリッピングされて表示される場合があります。この問題を回避するには、次のいずれかの操作を実行します。

  • ルック・アンド・フィールをPlasticまたはSystemのいずれかに変更します。

  • Sun Java Plug-inのかわりにJInitiator 1.3.1.17を使用します。

  • Sun社から利用可能になった時点で、Sun Java Plug-in 1.4.2_10をインストールします。

4.2 タイトルまたはテキスト領域に正しく保存されない非ASCII文字

新しいワークブックをOracleBI Discoverer Plusで保存すると、次の条件にすべて一致する場合、拡張ASCII文字が正しく保存されません。

  • Oracle E-Business Suiteユーザーとしてログインしている。

  • コンピュータの言語が英語以外である。

  • 対応する英語以外の言語がインストールされていないOracle E-Business Suiteデータベースに対してOracleBI Discoverer Plusが実行されている。

この問題への対処方法はありません。

4.3 クエリーの実行を取り消す場合の問題

OracleBI Discoverer Plus Relationalで実行中のクエリーを取り消すと、「はい」を選択して変更内容を元に戻すか、「いいえ」を選択して空白のシートを表示するよう求められます。「はい」を選択した場合、OracleBI Discoverer Plus Relationalがハングするため、ウィンドウを閉じて再起動する必要があります。この問題を回避するには、「いいえ」を選択して空白のシートを表示します。このシートをリフレッシュして、作業を続行してください。

4.4 OracleBI Discoverer Plus Relationalのスケジュール・ワークブックと集計

OracleBI Discoverer Plus Relationalでは、スケジュール・ワークブックの集計できない値が表示されません。つまり、OracleBI Discoverer Plus Relationalでは、「ワークシート・プロパティ」ダイアログの「集計」タブで、「集計できない値の表示方法: <集計できないラベル>」オプションを選択した場合と同様の方法でスケジュール・ワークブックが処理されます。

集計できない値には、次のSQL関数に基づいた値が含まれます。

  • CASE SQL文

  • DECODE SQL文

  • PL/SQL関数

  • DISTINCT SQL文

  • 分析関数

4.5 OracleBI Discoverer Plus Relationalのヘルプに対する修正

この項では、OracleBI Discoverer Plus Relationalのヘルプに関する修正事項について説明します。この項の内容は次のとおりです。

4.5.1 「Discoverer Plusに接続」ページのヘルプ・トピックへの参照

OracleBI Discoverer Plusのヘルプ・トピックには、「Discoverer Plusに接続」ページへの参照が多く含まれています。「Discoverer Plusに接続」ページへの参照は、すべて「OracleBI Discovererに接続」ページへの参照に変更する必要があります。

4.5.2 Discoverer接続でログイン情報を作成および保存する作業手順に関するヘルプ・トピック

このDiscoverer Plusのヘルプ・トピックは、次のように修正する必要があります。

  • 手順7の注意事項は無視してください。

  • 手順8の注意事項は無視してください。

  • 手順9は全体を無視してください。

4.5.3 ワークシートからソートを削除する作業手順に関するヘルプ・トピック

OracleBI Discoverer Plus Relationalのこのヘルプ・トピックの手順2は、次のように修正する必要があります。

2. 「ツール」→「ソート」を選択して、「ワークシートの編集」ダイアログの「ソート」タブまたは「クロス集計のソート」ダイアログを表示します(表示されるワークシートのタイプによって異なる)。

4.6 今回のリリースにおける重要なバグ修正

今回のリリースでは次の重要なバグが修正されています。

  • 以前のリリースでは、非ASCIIファイル名、つまりアジア言語の文字(日本語の文字など)を含むファイル名を持つエクスポート済ファイルを自動的に開くことができませんでした。

  • 以前のリリースでは、OracleBI Discoverer Plusの「ページ設定」ダイアログで、印刷に使用する用紙サイズを指定および保存できませんでした。

4.7 OracleBI Discoverer DesktopからのOracleBI Discoverer Plus Relationalワークシートの移行

OracleBI Discoverer Desktopリリース9.0.4またはそれ以前のリリースを使用して作成したワークシートを、OracleBI Discoverer Plus Relationalで開く場合は、ワークシートのタイトル領域のサイズは、高さが2行のデフォルト値に設定されます。タイトルの高さが2行に設定されると、ワークシートのタイトルが2行を超える必要がある場合や2行未満にする必要がある場合に、問題となることがあります。タイトル領域のサイズを変更する場合は、タイトル領域のサイズを手動で変更してワークシートを保存する必要があります。

ワークシートのタイトル領域のサイズを変更するには、ワークシートを開いて、タイトル領域のペインの最下部にあるバーを上下にドラッグします。

5 Oracle Business Intelligence Discoverer Plus OLAP

この項では、Oracle Business Intelligence Discoverer Plus OLAP(OracleBI Discoverer Plus OLAP)のリリース・ノートを提供します。この項の内容は次のとおりです。

5.1 アプレットのダウンロードに関する問題(3958587)

Sun Java Plug-Inでキャッシュが有効になっている場合にOracle Business Intelligence Discoverer Plusアプレットをダウンロードすると、問題が発生することがあります。プラグインでキャッシュを無効にすると、この問題を回避できます。

5.2 NetscapeおよびMozillaブラウザが使用できない(3982598)

Netscape 7.xまたはMozillaブラウザを実行している場合、OracleBI Discoverer Plus OLAPのモーダル・ダイアログ・ボックスが表示されているときに、NetscapeおよびMozillaのメール・クライアントおよびWebブラウザが無効になる場合があります。OracleBI Discoverer Plus OLAPのダイアログを閉じると、NetscapeおよびMozillaツールの通常動作が再開されます。

5.3 [Tab]キーによるメニュー同期化の失敗(3974317)

ワークシートで[Tab]キーを使用して項目を選択すると、現在選択されている項目を反映してメニューが同期化されない場合があります。この問題への対処方法はありません。

5.4 [Esc]キーによる特定ダイアログを閉じる操作の失敗(3710431)

「合計」、「新規合計」、「パラメータ」および「カタログの管理」のダイアログでは、[Esc]キーを押してもダイアログは閉じません。[Esc]キーを使用するかわりに、「閉じる」または「OK」ボタンをクリックしてください。

5.5 一部のロケールにおけるリンク・ツールの不正動作(3398276)

リンク・ツールを使用すると、ユーザーはクロス集計セルから外部URLにドリルアウトできますが、URLのエンコードの問題により、一部のロケールで正しく動作しない場合があります。この問題への対処方法はありません。

5.6 非常に大きいグラフをエクスポートする場合のメモリーに関する問題(3978034)

非常に大きいグラフをエクスポートすると、メモリーの問題が発生し、OracleBI Discoverer Plus OLAPセッションの再起動が必要になる場合があります。この問題への対処方法はありません。

5.7 「ページ設定」ダイアログの空白表示(3976116)

「印刷」ダイアログから「ページ設定」ダイアログを2回起動すると、「ページ設定」ダイアログが空白になる場合があります。この問題への対処方法はありません。

5.8 大きなデータ値を含むワークシートの印刷(3884041/3917989)

データ・セルに大きな数値が含まれるワークシートを印刷する場合、実際の数値のかわりに#######の文字列が印刷される場合があります。この問題への対処方法はありません。

5.9 タイトルとテキスト領域に関する問題

タイトルとテキスト領域には次の問題があります。

  • 空ではないタイトルおよびテキスト領域は、ワークシートで非表示になっている場合にも印刷されます。この問題への対処方法はありません。

  • タイトルまたはテキスト領域の背景色を緑に設定してワークシートをHTMLファイルにエクスポートすると、エクスポート・ファイルでは背景色が誤って赤に設定されます。この問題への対処方法はありません。

5.10 最初にワークブックを開く際のワークシートの移動に関する問題

複数のシートが含まれるワークブックを開いて、そのワークブック内に表示されているシートを移動する場合、新しくアクティブになったワークシートが空または空白のシートとして表示されます。この問題を解決するためにシートをリフレッシュしようとすると、新しくアクティブになったシートが表示されず、NullPointerExceptionに関するエラー・メッセージが表示されます。

この問題を回避するには、元のシートまたはその他のシートを表示してから、空白として表示されたシートに戻ります。 または、移動操作を開始する前にすべてのシートを開くか表示する場合、移動操作の直後にターゲット・シートが表示されます。

5.11 ASCII以外のデータが含まれるDiscovererカタログのエクスポートに関する問題

ワークブックの名前、内容またはデータにASCII以外の文字が含まれるDiscovererカタログをエクスポートすると、エクスポートしたファイルが不完全になったり、破損したりする場合があります。

この問題を回避するには、中間層サーバーのコマンドラインからエクスポート操作を実行します。次のコマンドライン構文に示すパラメータを設定して、エクスポート時にUTF-8キャラクタ・セットが使用されるようにします。

java -Dfile.encoding=UTF-8 -classpath d4o.jar oracle.dss.d4o.administration.D4OCommand export -h <hostname> -po <portnumber> -sid <sid> -p <D4OSYS password> -f <export xml filename>

D4OSYSパスワードのデフォルトはD4OSYSです。

5.12 OracleBI Discoverer Plus OLAPのヘルプに対する修正

この項では、OracleBI Discoverer Plus OLAPのヘルプに関する修正事項について説明します。次の箇条書きに、必要な修正事項を要約します。

  • 平方偏差の計算に関するトピックにある計算式が正しくありません。正しい式は「Base-Target」です。

  • 偏差率の計算に関するトピックにある計算式が正しくありません。正しい式は「(Base-Target)/Target」です。

  • マークアップ率の計算に関するトピックにある計算式が正しくありません。正しい式は「(From - Markup)/Markup」です。

6 Oracle Business Intelligence Discoverer Portlet Provider

この項では、OracleBI Discoverer Portlet Providerのリリース・ノートを提供します。この項の内容は次のとおりです。

6.1 範囲の最小値と最大値を示すラベルを非表示にできない問題

ゲージ・ポートレットの「表示」オプションで、「最小値」および「最大値」の範囲ラベルがチェックされていますが、これらの選択を解除できないため非表示にできません。最小値と最大値はセット内の各ゲージの最後に表示されます。ただし、測定する値が最小値と最大値の範囲外にあるものは表示されません。表示する値が最小値と最大値の範囲を超えているゲージは、その値に合せて自動的に調整されます。

この問題への対処方法はありません。

6.2 OracleBI Discoverer Portlet ProviderをOracleAS Single Sign-OnおよびSecure Sockets Layer(SSL)モードと連携して使用する

OracleBI Discoverer Portlet Providerを、OracleAS Single Sign-OnやSSLと連携して稼動するように構成する場合、OracleBI DiscovererでUIXイメージが正しく表示されないことがあります。たとえば、「OracleBI Discovererに接続」ページのDiscoverer接続リストにある「詳細」列の展開アイコン(青色+記号)が正しく表示されません。

この問題を解決するには、Oracle Business Intelligenceの中間層でoc4j-propertiesファイルを手動で更新する必要があります。

OracleBI Discovererのoc4j-propertiesファイルを手動で更新するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Business Intelligenceの中間層マシンで、テキスト・エディタを使用してoc4j-propertiesファイルを開きます。

    たとえば、$ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_BI_Forms/config/oc4j-propertiesを開きます。

  2. oracle.discoverer.applications.port=という行を探し、使用するSSL(HTTPS)ポート番号に設定します。たとえば、この行を「oracle.discoverer.applications.port=4443」に変更します。


    注意:

    ファイルにoracle.discoverer.applications.port=という行がない場合は、この行を(該当するSSL(HTTPS)ポート番号も含めて)ファイルの最後に追加してください。

  3. oc4j-propertiesファイルに次の行が存在することを確認します。

    oracle.discoverer.applications.protocol=https


    注意:

    ファイルにoracle.discoverer.applications.protocol=httpsという行がない場合は、この行をファイルの最後に追加してください。

  4. oc4j-propertiesファイルを保存します。

  5. Oracle Application Serverのインフラストラクチャ・サービスと中間層サービスを再起動します。

6.3 ドキュメントの修正事項

この項では、OracleBI Discoverer Portlet Providerのヘルプ・トピックに関する修正事項について説明します。この項の内容は次のとおりです。

6.3.1 「リフレッシュ・オプション」ページのヘルプ・トピック

「リフレッシュ・オプション」ページのヘルプ・トピックで、「初回リフレッシュ日付」フィールドは次のように説明されています。

このフィールドを使用して、ポートレットのデータが最初に更新される日付(DD-MON-YYYY)を指定します。たとえば、2005年1月25日のデータを更新するには、25-JAN-2005と入力します。グラフィカル・カレンダを使用して日付を選択するには、隣のカレンダ・アイコンをクリックします。

正しい説明は次のとおりです。

このフィールドを使用して、ポートレットのデータが最初に更新される日付(YY/MM/DD)を指定します。たとえば、2005年1月25日のデータを更新するには、05/01/25と入力します。グラフィカル・カレンダを使用して日付を選択するには、隣のカレンダ・アイコンをクリックします。

6.3.2 「ポートレット・デフォルトの確認」ページのヘルプ・トピック

「ポートレット・デフォルトの確認」ページのヘルプ・トピックは、次のように説明されています。

ポートレットの設定を保存するときは、「適用」をクリックします。

正しい説明は次のとおりです。

ポートレットの設定を保存するときは、「終了」をクリックします。既存のポートレットを編集する場合は、「ポートレット・デフォルトの確認」ページの「適用」をクリックします。

6.3.3 「データベース接続の選択」ページ(カスタマイズ・モード)のヘルプ・トピック

ユーザーの接続」フィールドの説明に、次のテキストを追加してください。

Oracle Application Server Portalのユーザーは、次のいずれかの接続にのみ変更できます。

  • (OLAPの場合)同じデータベースとの接続

  • (リレーショナルの場合)同じデータベースとEnd User Layer(EUL)の組合せとの接続


注意:

接続を変更しても、ポートレットに異なるワークシートは表示できません。ただし、接続を変更すると、ワークシートに異なるデータが返される場合があります。

6.3.4 「データベース接続」ページのヘルプ・トピック

ユーザーにデータベース接続のカスタマイズを許可し、異なるデータを表示」ラジオ・ボタンの説明を、次のテキストで置き換えてください。

このラジオ・ボタンを使用すると、認証されたユーザーが「カスタマイズ」ページに移動して接続を変更できるようになります。接続を変更する権限があると、ユーザーは異なるログイン詳細で接続してポートレットを使用できます。つまり、基礎となるログイン詳細に異なるものを使用することにより、同じワークシートでも異なるデータを表示させることができます。

7 Oracle Business Intelligence Discoverer Viewer

この項では、Oracle Business Intelligence Discoverer Viewer(OracleBI Discoverer Viewer)のリリース・ノートを提供します。この項の内容は次のとおりです。

7.1 OracleBI Discoverer Viewerでドリル・アイコンを非表示にできない

pref.txtファイルには、正しく機能しないShowDrillIconという設定が含まれています。ShowDrillIconをFalseに設定しても、OracleBI Discoverer Viewerにドリル・アイコンが表示されます。この問題への対処方法はありません。

7.2 OracleBI Discoverer Viewerでの電子メール送信エラー

Application Server Controlで、OracleBI Discoverer Viewerに対して名前にハイフンを含むSMTPサーバー(my-smtpserver.mycompany.comなど)を構成すると、OracleBI Discoverer Viewerから電子メールを送信する際に次のエラー・メッセージが表示されます。

OracleBI Discoverer was unable to read the configuration file.
A value is required for the following expression
my-smtpserver.mycompany.com

アプリケーション・ログには次のテキストが含まれています。

ERROR: Invalid SMTP Server

この問題を回避するには、SMTPサーバーを構成する際、サーバー名のかわりにサーバーのIPアドレスを使用します。この問題は、今後のパッチ・リリースで修正される予定です。

7.3 複数のSSOユーザーのページを表示する際のエラー

OracleAS Single Sign-On(SSO)ユーザーがワークシートのリスト・ポートレットからワークシートを表示する場合、別のSSOユーザーがそのワークシートを同じブラウザ・ウィンドウで先に表示していると、2番目のユーザーに「ページを表示できません。」というエラー・メッセージが表示されます。

この問題を回避するには、新しいブラウザ・セッションを開始してワークシートを表示します。

7.4 行番号を非表示にできない

OracleBI Discoverer Viewerでは、表形式のワークシートで行番号を非表示にする機能は削除されました。

7.5 フレームに埋め込まれているOracleBI Discoverer Viewerに関する問題

次の両方の条件に一致するとき、「アクセスが拒否されました」などのJavaScriptエラー・メッセージが表示されたり、その他の予期しない動作が発生したりする場合があります。

  • OracleBI Discoverer ViewerがIFRAMEタグに埋め込まれている。

  • IFRAMEタグを含むHTMLページをホストするサーバーのドメインが、OracleBI Discoverer Viewerを実行しているOracleBI Discovererサーバーのドメインと異なる。

この問題には、次の対処方法のいずれかを使用します。

  • OracleBI Discovererサーバーと、IFRAMEタグを含むHTMLページをホストしているサーバーを同じドメインで実行します。

  • 次の手順に従って、OracleBI DiscovererサーバーのCommon2_2_20.jsファイルを変更します。

    1. Application Server Controlを使用して、Oracle Business Intelligenceの中間層のサービスをすべて停止します。

    2. 次のディレクトリにあるCommon2_2_20.jsファイルのバックアップ・コピーを作成します。

      ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_BI_Forms/applications/discoverer/discoverer/cabo/jsLibs

    3. Common2_2_20.jsファイルを編集し、すべてのparent._pprSomeActionをwindow._pprSomeActionに置き換えます。

    4. Application Server Controlを使用して、Oracle Business Intelligenceの中間層のサービスをすべて開始します。

    5. クライアント・マシンのブラウザ・キャッシュをクリアして、新しいCommon2_2_20.jsファイルが使用されるようにします。

7.6 特定の状況下でのPDFへのエクスポートに関する問題

Microsoft Internet ExplorerでOracleBI Discoverer Viewerを使用している場合、名前にASCII以外の文字、空白および数字が含まれるワークシートをPDFにエクスポートしようとすると、エラー・メッセージが表示されることがあります。この場合、次のようなメッセージが表示され、エクスポートは失敗します。

No %PDF- in a file header

この問題を回避するには、次のいずれかの方法を使用します。

  • NetscapeやMozillaなど、Internet Explorer以外のブラウザを使用します。

  • ASCII以外の文字と数字間の空白を削除するか、数字をすべて削除します。

  • Internet Explorerを引き続き使用してワークシート名に空白を残す場合は、次の手順を実行します。

    1. Adobe Readerを起動します。

    2. 「編集」メニューから「環境設定」を選択し、「インターネット」をクリックします。

    3. PDFをブラウザに表示」チェック・ボックスの選択を解除します。

7.7 Mac OS X上のApplication Server ControlでOracleBI Discoverer Viewerの色を変更する場合の問題

Application Server Controlの「カスタマイズ」ページを使用すると、OracleBI Discoverer Viewerのルック・アンド・フィールを変更できます。このページには、カラー選択ダイアログ(パレット)があります。Mac OS XのSafariブラウザを使用してApplication Server Controlを実行している場合にパレットで色を選択すると、ページに正しいカラー・コードが入力されません。この問題を回避するには、Firefoxブラウザを使用するか、カラー・コードを直接入力します。

カラー・コードには、HTMLで使用される標準の16進表記カラー・コードを使用します。カラー・パレットで選択可能な49色の1つを入力するか、HTMLで使用される有効な16進表記カラー・コードを入力します。

色とコードの対応例を次に示します。


白 #FFFFFF
グレー #CCCCCC
黒 #000000
ピンク #FFCCCC
赤 #FF0000
薄い黄色 #FFFFCC
黄色 #FFFF00
薄い緑 #99FF99
濃い緑 #00CC00
薄い青 #66FFFF
濃い青 #3333FF
ラベンダー #FF99FF
紫 #CC33CC

7.8 UNIXサーバー上でDiscovererカタログのアイテムが表示されない

UNIXサーバー上でOracleBI Discoverer Viewerを使用してOLAPデータを表示する場合、Discovererカタログのアイテムを表示するときに問題が発生することがあります。この問題を解決するには、OracleBI Discovererが実行されている中間層マシンで、次の手順を実行します。

タイムゾーン変数が設定されているかどうかを確認します。

  1. シェル・プロンプトを開きます。

  2. echo $TZ」と入力してタイムゾーンの設定を表示します。

値が表示されない場合、タイムゾーンは設定されていません。

タイムゾーン変数を設定する手順は次のとおりです。

  1. シェル・プロンプトを開きます。


    注意:

    TZ変数を設定するUNIXユーザーは、Oracle Business IntelligenceをインストールしたUNIXユーザーと同じである必要があります。

  2. 使用するシェルがわからない場合は、「$echo $SHELL」と入力すると、現在のシェルの名前が表示されます。

  3. 適切なタイムゾーンを設定します。

    たとえば、US/太平洋標準時の場合、次のように設定します。

    • Bourne、BashまたはKornシェルの場合は、「export TZ=US/Pacific」と入力します。

    • Cシェルの場合、「setenv TZ US/Pacific」と入力します。


    注意:

    値の詳細は、シェルのドキュメントを参照してください。

7.9 JAWSで[Enter]キーを使用してドリルできない既知のバグ

OracleBI Discovererでは、JAWSスクリーン・リーダーなどのユーザー補助機能を使用できます。ただし、次に説明するように、JAWSにはバグがあるため、リレーショナル・データソースのクエリーを実行する際、OracleBI Discoverer Viewerでドリル機能が正しく動作しません。

キーボードを使用して、ワークシート・ヘッダーの項目の横にあるドリル・アイコンにナビゲートするとします。(ヘルプ・システムおよび『Oracle Business Intelligence Discoverer Viewerユーザーズ・ガイド』のワークシートの表示ページ: (ページ・レベルのツールおよびコントロール)に関するトピックで説明されているように)[Enter]キーを押してそのヘッダー項目をドリルすると、通常は「ドリル」ページが表示されます。

ただし、JAWSを実行中の場合、「ドリル」ページが表示されません。かわりに「ドリル」ポップアップ・メニューが表示されます。このポップアップ・メニューからはキーボードを使用して項目を選択できません。また、JAWSはポップアップ・メニューの項目を読み取りません。この問題への対処方法はありません。

7.10 JAWSでフィールドの前のアスタリスクが読み取られない

OracleBI Discoverer Viewerでは、テキスト・フィールドの前にあるアスタリスクは、ユーザーがそのテキスト・フィールドに値を入力する必要があることを示しています。JAWSスクリーン・リーダーでは、必須テキスト・フィールドの前にあるアスタリスクが読み取られず、フィールドが必須であることを他の方法で示すこともありません。この問題への対処方法はありません。

7.11 OracleBI Discoverer Viewerのヘルプに対する修正

この項では、OracleBI Discoverer Viewerのヘルプに関する修正事項について説明します。この項の内容は次のとおりです。

7.11.1 「Discoverer Viewerに接続」ページへの参照

OracleBI Discoverer Viewerヘルプには、「Discoverer Viewerに接続」ページへの参照が多く含まれています。「Discoverer Viewerに接続」ページへの参照は、すべて「OracleBI Discovererに接続」ページへの参照に変更する必要があります。

7.11.2 「ワークシートのリスト」ページのヘルプ・トピック

「ワークシートのリスト」ページのヘルプ・トピックには、次の注意を補足する必要があります。


注意:

プライベート接続の使用時または直接接続時に、「ワークシートのリスト」ページのリフレッシュやその前後へのナビゲートにWebブラウザ・コントロール(更新、戻る、進む)を使用すると、接続が切断される場合があります。接続が切断された場合は、OracleBI Discoverer Viewerで、再接続するよう要求するメッセージが表示されます。リフレッシュおよびナビゲートには、ページ内のコントロールを使用してください。

7.11.3 「印刷可能ページ・オプション」ページ: 「内容」タブのヘルプ・トピック

このヘルプ・トピックには、「「印刷可能ページ・オプション」ページ: 「ページ・コンテンツ」タブ」というタイトルが誤って付けられています。正しくは「「印刷可能ページ・オプション」ページ: 「内容」タブ」になります。

7.11.4 「プリファレンス」ページのヘルプ・トピック

このヘルプ・トピックには、次の変更を行う必要があります。

  • 可能な場合、常に使用する」フィールドとその説明が重複しているため、いずれか1つを削除する必要があります。

  • サマリー・データの経過日数がnn日未満のとき」フィールドとその説明を削除する必要があります。

7.11.5 Discoverer接続でログイン情報を作成および保存する作業手順に関するヘルプ・トピック

このDiscoverer Viewerのヘルプ・トピックは、次のように修正する必要があります。

  • 手順7の注意事項は無視してください。

  • 手順8の注意事項は無視してください。

  • 手順9は全体を無視してください。

7.12 OracleBI Discoverer ViewerのページがOracleAS Web Cacheによってキャッシュされない

OracleBI DiscovererをOracleAS Web Cacheと併用する場合は、次のことに注意してください。

  • OracleAS Single Sign-Onが有効になっているとき、ページへのアクセスにパブリック接続とプライベート接続のどちらを使用しているかに関係なく、OracleAS Web CacheはOracleBI Discoverer Viewerのページをキャッシュしません。

  • OracleBI Discoverer ViewerのページにURLを介して直接アクセスしていて、(ユーザー名やデータベース名など)ログイン詳細を指定したURLパラメータがURLに含まれている場合、OracleAS Web Cacheはそのページをキャッシュしません。たとえば、次のURLを使用して表示されるWorkbook 2ワークブックのSheet 1ワークシートは、OracleAS Web Cacheではキャッシュされません。

    http://<host.domain>:<port>/discoverer/viewer?us=video5&db=db1&eul=VIDEO5&wbk=Workbook+2&ws=Sheet+1


    注意:

    この例では、us=にデータベース・ユーザー名が指定され、db=にデータベース名が指定されています。

    ただし、同じログイン詳細を使用してユーザーが手動でOracleBI Discoverer Viewerにログインし、Workbook 2ワークブックのSheet 1ワークシートにナビゲートすると、OracleAS Web CacheではそのSheet 1ワークシートはキャッシュされます。

  • OracleBI Discoverer ViewerのワークブックがOracleAS Web Cacheによって適切にキャッシュされるようにするには、OracleBI Discoverer Viewerの遅延を少なくとも60秒に増やす必要があります。遅延時間を設定するには、次の手順を実行します。

    1. Application Server Control Discovererのホーム・ページを表示します。

    2. 「コンポーネント」リンクを選択して、「コンポーネント」領域を表示します。

    3. 「コンポーネント」領域の「名前」列で、OracleBI Discoverer Viewerリンクを選択します。

    4. 「Viewer遅延時間」フィールドに、60以上の値を入力します。

    5. 「OK」を選択して変更を保存します。

8 Oracle Business Intelligence Discoverer EUL Command Line for Java

この項では、Oracle Business Intelligence Discoverer EUL Command Line for Java(OracleBI Discoverer EUL Command Line for Java)のリリース・ノートを提供します。この項の内容は次のとおりです。

8.1 エクスポートした非ASCIIデータに関する問題

Windows以外のプラットフォームで、OracleBI Discoverer EUL Command Line for Javaから、マルチバイト・データまたは東ヨーロッパ・データ(日本語やロシア語のアイテム名、ビジネスエリア名など)をエクスポートすると、エクスポートしたデータが破損します。

この問題を回避するには、エクスポートの前に、ORACLE_HOME/discovererディレクトリにあるdiscwb.shファイルを編集します。NLS_LANG変数のキャラクタ・セット値をUTF8に変更します。

たとえば、この変数が次のように設定されているとします。

NLS_LANG="GERMAN_GERMANY.WE8ISO8859P1"

この設定を次のように変更します。

NLS_LANG="GERMAN_GERMANY.UTF8"

9 Oracle Reports

この項では、Oracle Reportsに関する問題について説明します。この項の内容は次のとおりです。


関連項目:

  • 最新バージョンのOracle Reportsオンライン・ヘルプをダウンロードするリンクなど、Oracle Reportsに関する広範な情報については、OTNのOracle Reports 10gのページ(http://www.oracle.com/technology/products/reports/index.html)を参照してください。

  • Oracle Application Serverソフトウェアには、Oracle Application Server Forms and Reports Servicesのスタンドアロン・インストールが同梱されています。 Oracle Application Serverの一部の機能のみが必要な場合は、このCDを使用してください。詳細は、マニュアルのCDに収録されているOracle Application Server Forms and Reports Servicesのインストレーション・ガイドを参照してください。 OracleAS Forms and Reports Servicesインストールに関するよくある質問については、OTNの「Oracle Reports Technical FAQ」(http://www.oracle.com/technology/products/reports/htdocs/faq/faq_fr_services.htm)を参照してください。


9.1 一般的な問題と対処方法

この項では、Oracle Reportsに関する一般的な問題とその対処方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。

9.1.1 JServが構成されている場合、OracleAS Reports Servicesデモが動作しない

JServとOracleAS Reports Servicesを同じアプリケーション・サーバー・インスタンスで構成した場合、OracleAS Reports Servicesのデモを実行できません。

OracleAS Reports Servicesデモを正しく動作させるには、OracleAS Reports ServicesをインストールしたコンピュータでApache JServを構成しないでください。

9.1.2 OracleAS Portalでバッチ登録されたレポートの編集時にエラーが発生する

OracleAS Portalでレポートをバッチ登録し、続いてそのレポートの登録を手動で編集すると、「名前を付けて保存」ダイアログ・ボックスが予期しないタイミングで表示される場合があります。

この問題を回避するには、OracleAS Portalでレポートの登録を編集する際に「表示名」プロパティを指定します。

OracleAS Portalでレポートを登録する方法の詳細は、『Oracle Application Server Reports ServicesレポートWeb公開ガイド』を参照してください。

9.1.3 DelimitedData出力のリンクされた問合せでの制限

DelimitedData出力では、同レベルのグループがサポートされていないため、メインの問合せに複数の問合せをリンクできません。

次に例を示します。

ケース1: Q1Q2の間にリンク、Q2Q3の間にリンクがあり、Q4がスタンドアロンの問合せであるとします。

Q1<-->Q2<-->Q3 Q4

この場合、DelimitedData出力は適切に生成されます。

ケース2: Q1Q2の間にリンク、Q2Q3の間にリンクがあり、さらにQ4Q1の間にリンクがあるとします。

Q1<-->Q2<-->Q3 Q1<-->Q4

この場合、DelimitedData出力は適切に生成されません。かわりにXML出力を使用できます。

9.1.4 グループ上およびマトリックス・スタイルを指定したJSPベースのWebレポートで、サマリー列が位置揃えされない

グループ上またはマトリックス・スタイルを指定したJSPベースのWebレポート出力で、サマリー列の値が左揃えされない場合、次の対処方法で適切に位置揃えできます。

  • Reports BuilderでJSPレポートを開きます。

  • Webソース」ビューを選択します。

  • 「Webソース」ビューで、サマリー列が定義されているセクションを探し、次の行を削除して余分なスペースを削除します。

    <th class="summary_column_name"> </th>
    

9.1.5 Oracle Enterprise Manager 10gでOracle ReportsのHTML出力のイメージが表示されない

OracleAS Web CacheがSSL対応、Oracle HTTP Serverが非SSL対応に構成されている場合、Oracle ReportsのHTML出力のイメージは、Oracle Enterprise Manager 10gで表示されません。これは、HTML出力に記述されているイメージのURLが、SSL対応のOracleAS Web Cacheポートを指定しているためです。これに対し、Oracle Reportsの過去のジョブ出力に対してOracle Enterprise Manager 10gから発行されるリクエストは非SSL対応です。

この問題を回避するには、Oracle HTTP ServerポートではなくOracleAS Web Cacheポートを指定するように、Reports Server用のURL内のServletプロパティを、targets.xmlファイルで編集します。targets.xmlファイルは、ORACLE_HOME/sysman/emdディレクトリにあります。

たとえば、OracleAS Web CacheがSSL対応で、リスニング・ポート番号が443の場合は、Reports ServerのターゲットのURL内のServletプロパティを、targets.xmlファイルで次の例のように編集します。

<Target TYPE="oracle_repserv" …..>
......
<Property NAME="Servlet" VALUE="https://xyz.mycompany.com:443/reports/rwservlet"/>
......
</Target>

9.1.6 Acrobat Reader 7.0で拡張フォント・サブセット機能を使用すると、大容量のマルチバイト・レポートに文字位置のずれが生じる

Acrobat Reader 7.0で、デフォルトの拡張フォント・サブセット機能を使用する大容量のマルチバイトおよびUnicodeのPDFレポートを表示すると、一部の文字が誤った位置に表示されます。

この問題を回避するには、次のいずれかを実行します。

  • 環境変数REPORTS_ENHANCED_SUBSETNOに設定して、Oracle Reports 10gリリース2(10.1.2)より前のリリースで使用していたType 3フォントのサブセットの実装に戻します。

  • Acrobat Reader 6.0以前を使用します。

9.1.7 「ペーパー・デザイン」ビューで、複数行からなるテキストにインラインでHTMLタグを使用すると色が不正になる

次のいずれかの状況下では、Reports Builderの「ペーパー・デザイン」ビューでテキストが不正な色で表示される場合があります。

  • テキスト・オブジェクトが複数行のテキストで構成されており、2行目以降へ折り返されている。

  • テキスト・オブジェクトの「HTMLタグを含む」プロパティが「はい」に設定されている。

  • 複数行のテキストの部分によって適用されている色が異なる。


注意:

この問題は、「ペーパー・デザイン」ビューでのみ発生します。これ以外のフォーマットではすべて、レポートは正しい色で出力されます。

9.1.8 SQL構文を使用するとPL/SQLのコンパイルが失敗する

レポート内でSQL構文を使用すると、次の条件下でPL/SQLコンパイルに失敗することがあります。

  • ROW_NUMBER()など、Oracle Database 9.0.1より後のリリースで導入されたSQL構文が使用されている。

  • SQL構文がクライアント側のPL/SQLプロシージャで使用されている。

この問題を回避するには、次のいずれかを実行します。

  • Oracle Databaseリリース10.1.0.4以降を使用します。

  • SQL構文をサーバー側のストアド・プロシージャに移動します。

  • プロシージャではなく、SQL問合せでSQL構文を直接使用します。

9.1.9 レポートをXMLとして保存するとPL/SQLパッケージ仕様または本文(あるいはその両方)が失われる

Oracle Reports 10gリリース2(10.1.2.1)Patch2より前のリリースで開発されたレポートでは、レポートをXML形式で保存する際に問題が発生することがあります。レポートでPL/SQLパッケージを定義していると、パッケージ仕様(場合によっては本文)がXMLレポートに保存されません。この問題を解決するには、次の手順のいずれかを実行します。

  • RDFが存在する場合、Oracle Reports 10gリリース2(10.1.2.1)Patch2以降を使用して、XML出力ファイルを再生成します。

  • RDFが存在しない場合は、次の例のように、XMLを手動で編集してfunction要素にtype="packageSpec"またはtype="packageBody"(あるいはその両方)を追加します。

<programUnits>
 <function name="a" type="packageSpec">
    <textSource>
      <![CDATA[
        PACKAGE a IS
          function lire return date ;
        END a;
      ]]>
    </textSource>
  </function>
  <function name="a" type="packageBody">
    <textSource>
      <![CDATA[
        PACKAGE BODY a IS
          function lire return date is
            c2 date;
            begin
              c2 :=sysdate;
              return c2;
            end;
        END;
   ]]>    </textSource>  </function>  <function name="cf_1formula" returnType="date">    <textSource>      <![CDATA[        function CF_1Formula return Date is          aa date;          begin            --aa :=a.lire;          end;      ]]>
    </textSource>
  </function>
</programUnits>

9.2 ベンダー固有の問題と対処方法

この項では、Oracle Reportsのベンダー固有の問題とその対処方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。

9.2.1 ブラウザでHTMLCSSの出力に下線が表示されない

次の例のように、HTMLCSSでフィールド・オブジェクトのスタイルをカスタマイズし、スタイルの一部として背景色と下線の両方を指定した場合、出力時に下線が正しく表示されない場合があります。

.ReportLevel {text-decoration:underline;color:blue; background-color:yellow}

これは、ブラウザの制限によるものです。下線と背景色の両方が指定されているフィールドで下線を絶対位置で指定した場合、ブラウザでは下線は表示されません。

9.2.2 多数の列があるJSPベースのWebレポートでJSPコンパイル・エラーが発生する

150以上の列が含まれるJSPベースのWebレポートを実行すると、次の例のようにoracle.jsp.provider.JspCompileExceptionエラーが発生する場合があります。

500 Internal Server Error
OracleJSP: oracle.jsp.provider.JspCompileException:
Errors
...
6764 code too large for try statement catch( Throwable e)
{18 code too large public void _jspService(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response) throws java.io.IOException, ServletException}

これは、Java言語に、多数のメソッドを含むJavaファイルのコンパイルを許可しないという制限があることが原因です。

9.2.3 telnetセッションが閉じたときにReports Serverが終了する

Reports Serverが起動されているtelnetセッションが閉じたときにReports Serverが終了した場合、Cシェルをデフォルト・シェルとして使用します。 これによって、telnetセッションが閉じてもReports Serverは実行したままになり、Reports Serverの標準出力がカレント・ディレクトリのreports.logファイルにリダイレクトされて追加されます。

9.3 グローバリゼーション・サポートの問題と対処方法

この項では、Oracle Reportsのグローバリゼーション・サポートに関する問題とその対処方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。

9.3.1 トルコ語環境でイメージが正しく表示されない

トルコ語環境で、イメージを含むレポートを拡張イメージを使用して実行する場合(NLS_LANGTURKISH_TURKEY.TR8MSWIN125またはTURKISH_TURKEY.WE8ISO8859P9に設定する場合)、環境変数REPORTS_OUTPUTIMAGEFORMAT=[PNG|GIF]を設定します。

または、コマンドライン・キーワードOUTPUTIMAGEFORMAT=[PNG|GIF]を使用してレポート・リクエストの値を制御できます。

9.3.2 NLS_LANGがJA16EUCの場合、PostScriptフォント・マッピングでMS明朝フォントが動作しない

WindowsのReports Builderで作成したレポートを、NLS_LANGJA16EUCに設定されているSolarisまたはLinuxのReports Serverに配布する場合、PDFフォント・マッピングは機能しません。この問題は、次のフォントのいずれかがPostScriptのフォント・マッピング・エントリに使用されている場合に発生します。

"<MS Mincho in JP>".....
"<MS PMincho in JP>".....

この問題を回避するには、次のいずれかの作業を行います。

  • NLS_LANGJA16SJISに設定します。

  • レポートの作成時に、PostScriptのフォント・マッピングでMS MinchoのかわりにMS Gothicを使用します。

9.3.3 Oracleのオブジェクト・タイプを含むマルチバイト・レポートでReports Builderがハングする

Oracleのオブジェクト・タイプが埋め込まれたマルチバイト・レポートを実行すると、Reports Builderが応答しなくなることがあります。

これは既知の問題です。

9.3.4 日本語および韓国語に翻訳されたUI文字列がSolarisのレポート・ウィザードで切り捨てられる

Reports Builderのレポート・ウィザードで、UI文字列「Query Builder...」および「Import SQL Query...」が日本語および韓国語環境のSolarisプラットフォームで切り捨てられます。 この問題を解決するには、次のようにORACLE_HOME/guicommon/tk/admin/JA/Tk2Motif.rgbTk2Motif*fontList設定を編集する必要があります。

  • 日本語の場合

    Tk2Motif*fontList: -misc-fixed-medium-r-normal--14-130-75-75-*-*-*-*:

    を次のように変更します。

    Tk2Motif*fontList: -dt-gothic-medium-r-normal--14-*-*-*-m-*-jisx0208.1983-0:

  • 韓国語の場合

    Tk2Motif*fontList: -*-*-medium-r-normal--16-*-*-*-*-*-*-*:

    を次のように変更します。

    Tk2Motif*fontList: -*-*-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-*-*:

9.3.5 Application Server ControlのReports Serverのジョブ・ステータス・メッセージに無効な文字が含まれる

中間層のキャラクタ・セットNLS_CHARACTERSETNLS_LANGの3番目のフィールド)がサーブレット・ロケールのReports Servletレスポンスのエンコーディングに対応していない場合、Application Server Controlの「ジョブ・ステータス」ページのOracle Reportsステータス・メッセージに無効な文字が表示されることがあります。


注意:

中間層のデフォルト・エンコーディングは、サーブレットのエンコーディングとは異なることがあります。たとえば、LANGjaまたはja_JP.eucJPに設定した場合、中間層システムのデフォルト・エンコーディングはEUCになります。しかし、このロケールではReports ServletのメッセージがShift_JISでエンコーディングされます。これは、ja_JPのデフォルト・エンコーディングが、サーブレットではShift_JISであるためです。

Oracle Enterprise Manager 10gでは、中間層のNLS_CHARACTERSETのメッセージがUTF8に変換されるため、「ジョブ・ステータス」ページのステータス・メッセージに無効な文字が表示されます。たとえば、LANGjaに、NLS_LANGJAPANESE_JAPAN.JA16EUCに設定して中間層を実行する場合、Reports ServletのメッセージはShift_JISでエンコーディングされます。しかし、Oracle Enterprise Manager 10gでは、元のメッセージがJA16EUCであるとみなされ、それがUTF8に変換されるため、ステータス・メッセージに無効なメッセージが表示されます。

9.3.6 重複ジョブの検出時にENVIDが無視される

新規に受信したジョブ・リクエストに重複がないか検出しているとき、そのジョブ・リクエストにキーワードTOLERANCEが含まれていると、Reports ServerはキーワードENVIDの値を無視します。その結果、ENVID以外のすべてのキーワードで値が同一のジョブを以前に受信している場合、そのジョブは重複とマークされます。

次にこの問題の例を示します。

レポート・リクエスト レポート ENVID TOLERANCE 出力
1 Japanese.rdf JA 10 期待された出力
2 Arabic.rdf UTF 10 期待された出力
3 Arabic.rdf AR 10 リクエスト2と同じ(不正)
4 Japanese.rdf JA 10 リクエスト1と同じ(正しい)

この例では、リクエスト4はENVIDキーワードを含むすべてのキーワードにリクエスト1と同じ値を使用しており、リクエスト1の重複として正しく認識されます。しかし、リクエスト3はリクエスト2の重複として誤って認識されます。これは、両方のリクエストが、ENVIDキーワードを除くすべてのキーワードに同じ値を使用しているためです。その結果、ENVIDに変更があったことが、リクエスト3では受け入れられません。

この問題を回避するには、コマンドラインでTOLERANCEを指定しないか、または重複ジョブの検出時に異なるものとして処理されるようにジョブ・リクエストにダミーのユーザー・パラメータを指定します。

10 Oracle OLAPオプションの既知の問題

この項では、Oracle OLAPオプションの既知の問題について説明します。これらの問題は、OLAPデータにアクセスするすべての製品(OracleBI Discoverer Plus OLAPおよびOracleBI Discoverer Viewerなど)に影響します。

  • Oracle9i(リリース2)OLAPオプションで、データベース・リソースが適切に解放されないことがあります。これによって、メモリー消費量が極端に増える可能性があります。リソースを解放するには、OracleBI Discoverer Plus OLAPまたはOracleBI Discoverer Viewerを閉じます。

  • Oracle OLAP 10gリリース1(10.1.0.4)のアナリティック・ワークスペースに対する実行に関して、パフォーマンスの問題が発生する場合があります。これらの問題を回避するには、次の場所のOracleMetaLinkで、適切なOracle OLAPパッチが提供されていないかどうかを常に確認してください。

    http://metalink.oracle.com

11 ドキュメントの記載内容の誤り

この項では、ドキュメントの記載内容の誤りについて説明します。この項の内容は次のとおりです。

11.1 サイレント・インストール用OIDポートの誤り

Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドには、サイレント・インストール時に使用するOIDポートがポート389として記載されていますが、ポート389は特権ポートであるためrootアクセス権が必要です。サイレント・インストールでは、インストールが終了するまでrootアクセス権は付与されません。したがって、ポート389を使用すると、次の事象が発生します。

OID not able to startup

このエラーを回避するには、インストレーション・ガイドのサイレント・インストール例に記載されているOIDポート番号を使用しないでください。非SSLポートの場合、OUIによって選択されるデフォルトのOIDポートは3060であり、これが一般的に使用されます。SSLの場合、ポートは3131です。ただし、レスポンス・ファイルでは非SSLポートのみを指定します。

11.2 デフォルトのポート番号と範囲の誤り

Oracle Business Intelligenceのインストレーション・ガイドの表C-1「デフォルトのポート番号と範囲(コンポーネントごとにグループ化)」で、OracleBI Discovererコンポーネントのエントリが次のように記載されていますが、これは誤りです。

OracleBI Discoverer OSAgent     16001   16001 - 16020  Discoverer OSAgent port

正しくは次のとおりです。

OracleBI Discoverer Preferences  16001   16001 - 16020  Discoverer Preference port


Oracle Business Intelligenceリリース・ノート, 10gリリース2(10.1.2)for Solaris Operating System (x86) and Solaris Operating System (x86-64)

部品番号: E05375-01

原本名: Oracle Business Intelligence Release Notes, 10g Release 2 (10.1.2) for Solaris Operating System (x86) and Solaris Operating System (x86-64)

原本部品番号: B25856-03

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