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Oracle Application Serverクイック・アップグレード・ガイド
10g リリース2(10.1.2)for UNIX Systems
B25085-01
 

 

Oracle® Application Server

クイック・アップグレード・ガイド

10g リリース2(10.1.2) for UNIX Systems

部品番号: B25085-01

原典情報: B19327-02 Oracle Application Server Quick Upgrade Guide 10g Release2(10.1.2) for UNIX

2005年10月

このマニュアルでは、Oracle Application Server 10g(9.0.4)の基本的な環境をOracle Application Server 10g リリース2(10.1.2.0.2)にアップグレードする方法について説明します。

詳細は、次の項を参照してください。

対象読者

このマニュアルでは、Oracle Application Server 10g(9.0.4)の基本的な環境をアップグレードする手順について説明します。

このマニュアルを使用できるのは、ご使用のOracle Application Server環境が次の要件を満たしている場合のみです。

このマニュアルを使用すると、中間層が10g(9.0.4)である場合にかぎり、1つ以上の中間層をアップグレードすることができます。また、その中間層とOracleAS Infrastructureは、単一のホスト・コンピュータに配置することも、別々のホストに配置することもできます。

ご使用のOracle Application Server環境がこの項の要件を満たしていない場合、またはご使用のOracle Application Server環境がこれらの要件を満たしているかどうかが不明な場合は、『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』を参照して、Oracle Application Serverインストールのアップグレードの詳細を確認してください。

より複雑なOracle Application Server環境を使用しているユーザーの場合は、Oracle Application Serverをアップグレードするためのツールおよび手順の概要として、このマニュアルが役立ちます。

クイック・アップグレード手順の概要

表1に、クイック・アップグレード手順の概要を示します。

表1 クイック・アップグレード手順の概要

手順 手順の説明 アップグレード・ツール 詳細情報

1

中間層のOracleホームおよび同じ場所に配置されたInfrastructureのOracleホームをバックアップします。

なし

「手順1: Oracle Application Server環境のバックアップ」

2

中間層をアップグレードします。

新しい10g リリース2(10.1.2.0.2)のOracleホームをインストールするためのOracle Universal Installer

ご使用の中間層をアップグレードするためのOracle Application Server Upgrade Assistant

「手順2: 中間層のアップグレード」


3

OracleAS Metadata RepositoryデータベースおよびOracleAS Identity Managementスキーマをアップグレードします。

Oracle Universal Installer


「手順3: OracleAS Metadata RepositoryデータベースとOracleAS Identity Managementのアップグレード」


4

OracleAS Metadata Repositoryコンポーネント・スキーマをアップグレードします。

Metadata Repository Upgrade Assistant


「手順4: OracleAS Metadata Repository内のコンポーネント・スキーマのアップグレード」


5

必要に応じて、ソースOracleホームを廃棄または削除します。

Oracle Universal Installer


「手順5: 10g(9.0.4)のOracleホームの廃棄」



手順1: Oracle Application Server環境のバックアップ

Oracle Application Server 10g(9.0.4)環境のアップグレードでは、最初に既存のOracleホームをバックアップします。

次の手順では、中間層およびOracleAS InfrastructureのOracleホームをコールド・バックアップする方法について説明します。


参照:

アップグレード前のバックアップ要件の詳細は、『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』の「アップグレード前のバックアップ計画」を参照してください。

『Oracle Application Server管理者ガイド』の「バックアップとリカバリ」


アップグレード前にOracle Application Server 10g(9.0.4)環境をバックアップするには、次の手順を実行します。

  1. 各中間層のOracleホームを停止してバックアップします。

    1. Oracleホームのすべてのプロセスを停止します。

      ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl stopall
      
      
    2. Application Server Controlを停止します。

      ORACLE_HOME/bin/emctl stop iasconsole
      
      
    3. rootユーザーで、Oracleホーム・ディレクトリ全体をネットワーク上の別のディスクにコピーします。

      必要なすべてのファイルのコピーおよびバックアップを確実に行うために、コピー操作はrootユーザーで実行することをお薦めします。

  2. OracleAS InfrastructureのOracleホームを停止してバックアップします。

    1. Oracleホームのすべてのプロセスを停止します。

      ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl stopall
      
      
    2. Application Server Controlを停止します。

      ORACLE_HOME/bin/emctl stop iasconsole
      
      
    3. OracleAS Metadata Repositoryデータベース・インスタンスを停止します。

      ORACLE_HOME/bin/sqlplus /nolog
      SQL> connect SYS as SYSDBA
      SQL> shutdown
      SQL> quit
      
      
    4. Netリスナーを停止します。

      ORACLE_HOME/bin/lsnrctl stop
      
      
    5. rootユーザーで、Oracleホーム・ディレクトリ全体をバックアップ・ディスクにコピーします。

      必要なすべてのファイルのコピーおよびバックアップを確実に行うために、コピー操作はrootユーザーで実行することをお薦めします。

      これには、データベースのデータ・ファイルが含まれます。デフォルトでは、このファイルは同じ場所に配置されたInfrastructureをインストールする際に、InfrastructureのOracleホームにインストールされます。

  3. OracleAS InfrastructureのOracleホームを起動します。

    1. Netリスナーを起動します。

      ORACLE_HOME/bin/lsnrctl start
      
      
    2. OracleAS Metadata Repositoryデータベース・インスタンスを起動します。

      ORACLE_HOME/bin/sqlplus /nolog
      SQL> connect SYS as SYSDBA
      SQL> startup
      SQL> quit
      
      
    3. OracleAS InfrastructureのOracleホーム内のすべてのプロセスを起動します。

      ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl startall
      
      
    4. Application Server Controlを起動します。

      ORACLE_HOME/bin/emctl start iasconsole
      
      
  4. 中間層のOracleホームを起動します。

    1. 各中間層のOracleホーム内のプロセスを起動します。

      ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl startall
      
      
    2. 各OracleホームのApplication Server Controlを起動します。

      ORACLE_HOME/bin/emctl start iasconsole
      

手順2: 中間層のアップグレード

次の項では、10g(9.0.4)の中間層を10g リリース2(10.1.2.0.2)にアップグレードする方法について説明します。

Oracle Application Server 10g リリース2(10.1.2.0.2)中間層のインストール

中間層のアップグレードでは、最初に新しいOracle Application Server 10g リリース2(10.1.2.0.2)中間層をインストールします。この新しいOracleホームは、アップグレード先Oracleホームと呼ばれます。元の10g(9.0.4)インストールは、ソースOracleホームと呼ばれます。


参照:

Oracle Application Serverのインストレーション・ガイド

10g リリース2(10.1.2.0.2)のアップグレード先Oracleホームをインストールする場合は、次のチェックリストを使用して、新しいOracle Application Serverをインストールします。

  • Oracle Application Server 10g(9.0.4)中間層と同じコンピュータにインストールする。

  • 10g(9.0.4)中間層をインストールしたオペレーティング・システム・ユーザーと同じユーザーを使用する。

  • 10g(9.0.4)中間層とは別のOracleホームにインストールする。

  • 10g(9.0.4)中間層と互換性のあるインストール・タイプを使用する。

    表2に、10g(9.0.4)の各インストール・タイプで選択可能な互換性のある10g リリース2(10.1.2.0.2)インストール・タイプを示します。

  • 10g(9.0.4)中間層と同じOracleAS Metadata RepositoryおよびOracleAS Identity Managementを使用する。

表2 10g(9.0.4)のアップグレードに対して互換性のある10g リリース2(10.1.2.0.2)中間層インストール

10g(9.0.4)インストール・タイプ 互換性のある10g リリース2(10.1.2.0.2)インストール・タイプ

J2EE and Web Cache

J2EE and Web Cache

Portal and Wireless

Portal and Wireless

Business Intelligence and Forms

Business Intelligence and Forms

Forms and Reports Services1

Forms and Reports Services1

Forms and Reports Services1


1別のOracle Forms and Reports Services CD–ROMからインストールされます。Forms and Reports ServicesインストールはOracleAS Infrastructureに関連付けられないことに注意してください。ただし、生成されるインストールを、OracleAS Infrastructureを使用するように後で構成することはできます。

注意:

中間層のアップグレード完了後に機能するのは、アップグレード先Oracleホームへのインストール中に構成されたコンポーネントのみです。

中間層のアップグレードの実行

この項では、中間層のアップグレードを実行するためのOracleAS Upgrade Assistantの使用方法を説明します。

  1. ソースOracleホームのインストールに使用されたユーザー・アカウントにログインします。


    注意:

    iasua.shスクリプトは、rootユーザーで実行しないでください。ソースおよびアップグレード先Oracleホームのインストールに使用したユーザー・アカウントで実行してください。

  2. 次のコマンドで、OracleAS Upgrade Assistantを起動します。

    DESTINATION_ORACLE_HOME/upgrade/iasua.sh
    
    

    「ようこそ」画面が表示されます。

  3. 表示されている情報を確認し、「次へ」をクリックします。

    「Oracleホーム」画面が表示されます。ソースOracleホームのドロップダウン・メニューに、10g(9.0.4)のOracleホームの名前が示されます。ここに示されるのは、現在のコンピュータ上のOracle製品のインベントリにあるOracleホーム、およびアップグレード先Oracleホームのインストール・タイプと互換性があるインストール・タイプを使用してインストールされたOracleホームです。

    アップグレード先Oracleホームは、OracleAS Upgrade Assistantが実行されている10g リリース2(10.1.2.0.2)のOracleホームです。

  4. アップグレードするソースOracleホームをドロップダウン・リストから選択し、「次へ」をクリックします。

    アップグレード前の必須タスクの多くは、アップグレード処理が開始される前に、OracleAS Upgrade Assistantによって自動的に実行されます。

    OracleAS Infrastructureコンポーネントを必要とする中間層インスタンスのアップグレード時は、必須Infrastructureコンポーネントが稼働していることを確認するように要求されます。

  5. すべての要件を満たしていることを確認し、「はい」をクリックします。

    「コンポーネントの調査」ダイアログ・ボックスが表示されます。OracleAS Upgrade AssistantがソースOracleホームの各コンポーネントを調査し、アップグレードが必要かどうかを判断します。コンポーネントごとに、調査の状態がダイアログ・ボックスに示されます。

    • アップグレード前の調査で1つ以上のコンポーネントが失敗すると、OracleAS Upgrade Assistantによって、「調査に失敗しました」警告ダイアログ・ボックスが表示され、失敗したコンポーネントが示されます。次に実行する手順について「ヘルプ」をクリックします。

    • すべてのコンポーネントの調査が成功した場合、「サマリー」画面が表示されます。


    注意:

    「サマリー」画面は、アップグレード処理を開始する前の最後の画面です。「終了」をクリックする前に、前の画面で選択した内容が正しいこと、およびリストされているアップグレード・アイテムのアップグレードの準備ができていることを確認してください。

  6. 「サマリー」画面で、スクロールしてコンポーネントを表示し、プラス記号(+)をクリックしてコンポーネントのアップグレード・アイテムを展開します。コンポーネントを確認し、「終了」をクリックします。

    「アップグレード中」画面が表示されます。コンポーネントごとに、アップグレード処理の状態が表示されます。

  7. アップグレード先の中間層を起動します。

    1. Oracleホームのすべてのプロセスを起動します。

      DESTINATION_ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl startall
      
      
    2. Application Server Controlを起動します。

      DESTINATION_ORACLE_HOME/bin/emctl start iasconsole
      
      
  8. 中間層が正常にアップグレードされたことを確認します。

    1. Webブラウザを使用して、Application Server Controlコンソールに移動します。

      Application Server ControlのURLには、次の書式を使用します。

      http://hostname.domain:port/
      
      

      次に例を示します。

      http://host1.acme.com:18100/
      
      

      中間層のアップグレード後は、10g(9.0.4)Application Server Controlコンソール・ポートを使用して、アップグレード後の10g リリース2(10.1.2.0.2)Application Server Controlコンソールにアクセスできます。

    2. 中間層がOracleAS Farmの一部である場合は、「ファーム」ページで、アップグレードした中間層の名前をクリックします。

    3. Application Serverのホームページで、中間層インスタンスのコンポーネントが起動され、実行中であることを確認します。

    4. Application Serverのホームページの「一般」セクションで、中間層インスタンスのバージョンを確認します。

  9. 使用するOracle Application Serverコンポーネントによっては、考慮する必要があるアップグレード後の追加タスクがあります。

    『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』の「タスク5: 中間層のアップグレードの完了」で、ご使用の環境に適用されるコンポーネント固有の手順を確認してください。

    特に、中間層のOracleホームのアップグレード後に考慮する必要があるタスクについては、表3を参照してください。

    表3 中間層のアップグレード後の一般的なタスク

    タスク 詳細情報

    アップグレード先Oracleホームで定義されているポートが、ソースOracleホームで定義されているポートと同じであることを確認します。

    『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』の「ポート値とportlist.iniファイル」

    アップグレード先Oracleホームのias_adminパスワードおよびOracleAS Web Cache Managerパスワードの値を確認します。

    『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』の「アップグレード後の管理パスワード」

    ソースOracleホームでSSLを有効にした場合は、SSLがアップグレード先Oracleホームで正しく構成されていることを確認します。

    『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』の「アップグレード後のSecure Sockets Layer(SSL)構成の確認」


中間層のアップグレードに関するトラブルシューティング

Oracle Application Serverコンポーネントの調査またはアップグレード中にアップグレードが失敗した場合は、次の手順を実行して問題を解決してください。

  1. 表4に示す中間層のトラブルシューティングに関する一般的な項目のリストを確認します。

  2. 『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』の「一般的なアップグレードおよび中間層のアップグレードにおける問題と解決方法」のリストを確認します。

  3. OracleAS Upgrade Assistantによって正常に調査またはアップグレードできなかったコンポーネントを書き留めておきます。

  4. OracleAS Upgrade Assistantログ・ファイルを検索し、テキスト・エディタを使用して開きます。

    DESTINATION_ORACLE_HOME/upgrade/log/iasua.log
    
    
  5. ログ・ファイルのコンポーネント固有のエラー・メッセージについては、『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』の「アップグレードおよび互換性エラー・メッセージ」を参照してください。

  6. 問題を解決できた場合は、OracleAS Upgrade Assistantを再起動します。


参照:

『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』の「OracleAS Upgrade Assistantエラーの解決」および「OracleAS Upgrade Assistantの再起動」

表4 中間層のアップグレード時におけるトラブルシューティングの一般的な項目

問題 解決方法

ソースOracleホームが使用可能なOracleホームのリストに表示されない

次の事項を確認します。

  • 表2に示すインストール済の互換性のある10g リリース2(10.1.2.0.2)インストール・タイプを選択する必要があります。

  • ソースおよびアップグレード先Oracleホームは、同じホストに存在する必要があります。

調査時にアップグレードが失敗する

これは、中間層で必要なOracleAS Infrastructureが使用できない場合に発生することがあります。OracleAS Infrastructureが起動され、実行中であること、および中間層からアクセス可能であることを確認します。

OPMN、OC4JまたはOracle HTTP Serverのアップグレード時にアップグレードが失敗する

これは、OracleAS Upgrade Assistantがソースまたはアップグレード先Oracleホームで実行中のプロセスを停止できない場合に発生することがあります。次のコマンドを使用して、両方のOracleホームですべてのプロセスが停止していることを確認します。

ORACLE_HOME/opmn/bin/opmcntl stopall

OC4Jのアップグレード時にアップグレードが失敗する

多数のOC4Jアプリケーションまたは大規模なOC4Jアプリケーションのアップグレード時にアップグレードが失敗する場合、原因としてメモリー不足が考えられます。

詳細は、『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』の「大規模なOC4Jのアップグレードに備えるJVMメモリーの増加(オプション)」を参照してください。


手順3: OracleAS Metadata RepositoryデータベースとOracleAS Identity Managementのアップグレード

次の項では、同じ場所に配置されたInfrastructureでOracleAS Identity Managementをアップグレードする方法について説明します。この構成で実行した場合は、この手順によってOracleAS Metadata Repositoryをホスティングするデータベースも自動的にアップグレードされます。

詳細は、次の項を参照してください。

OracleAS Identity Managementのアップグレードの実行

同じ場所に配置されたInfrastructureのOracleホームでOracleAS Identity Managementをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. OracleAS Identity Managementインストールのサービスを使用しているすべての中間層を停止します。

  2. 10g(9.0.4)のインストールを実行したオペレーティング・システム・ユーザーとして、10g(9.0.4)OracleAS Infrastructureインスタンスがインストールされているコンピュータにログインします。


    注意:

    dbaオペレーティング・システム・グループのメンバーとしてログインする必要があります。

  3. OracleAS Metadata Repositoryデータベースおよびデータベース・リスナーが起動され、実行中であることを確認します。

  4. Oracle Internet Directoryサーバーが起動され、実行中であることを確認します。

    Oracle Internet Directoryが実行中であることを確認するには、次のいずれかのコマンドを入力します。


    注意:

    場合によっては、ldapbindコマンドを実行する前に、ORACLE_HOME環境変数を一時的にOracle Internet DirectoryのOracleホームに設定する必要があります。

    Oracle Internet Directoryが実行中であることを確認した後、10g リリース2(10.1.2.0.2)インストーラを起動する前に、手順5に示すようにORACLE_HOME環境変数が定義されていないことを確認する必要があります。


    Oracle Internet Directoryをセキュアでないポートで実行している場合:

    SOURCE_ORACLE_HOME/bin/ldapbind -p Non-SSL_port
    
    

    Oracle Internet Directoryをセキュアなポートで実行している場合:

    SOURCE_ORACLE_HOME/bin/ldapbind -p SSL_port -U 1
    
    

    これらのコマンドにより、「バインドは正常に完了しました。」というメッセージが返されます。


    参照:

    ldapbindユーティリティの詳細は、『Oracle Internet Directory管理者ガイド』のLDIFおよびコマンドライン・ツールの構文に関する項を参照してください。


    注意:

    Oracle Internet Directory 10g(9.0.4)では、OPMNまたはoidctlユーティリティを使用してディレクトリ・サービスを起動および停止できます。

    Oracle Internet Directoryを含むOracleAS Identity ManagementのOracleホームをアップグレードする前に、opmnctlユーティリティまたはApplication Server Controlコンソールを使用してOracle Internet Directoryインスタンスを起動します。oidctlユーティリティは使用しないでください。アップグレード処理中にOracle Universal InstallerがOracle Internet Directoryを自動的に起動および停止できなくなります。

    opmnctlおよびoidctlの正しい使用方法は、『Oracle Internet Directory管理者ガイド』のOracle Internet Directoryのプロセス制御のベスト・プラクティスに関する項を参照してください。


  5. 必要な環境変数を、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの「要件」にある「環境変数」で定義されているとおりに設定します。

    特に、次の変数がどのOracleホーム・ディレクトリも参照しないように設定してください。

    • PATH

    • CLASSPATH

    • LD_LIBRARY_PATH

    • SHLIB_PATH

    さらに、次の環境変数が設定されていないことを確認します。

    • TNS_ADMIN

    • ORACLE_HOME

    • ORACLE_SID

  6. CD-ROMをマウントしてインストーラを起動します。


    参照:

    ご使用のプラットフォーム上でOracle Universal Installerを起動する方法については、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。

  7. 各画面で選択するオプションの詳細は、表5を参照してください。

  8. 「インストールの終了」画面が表示されたら、Oracle Universal Installerを終了します。

  9. Oracle Internet DirectoryおよびOracleAS Single Sign-Onが新しい10g リリース2(10.1.2.0.2)のOracleホームで機能し、アクセス可能であることを確認します。

    1. Webブラウザを使用して、OracleAS Single Sign-Onサーバー用の管理のホームページに移動し、サーバーが実行中であることを確認します。

      http://host:port/pls/orasso
      
      

      この例では、host はOracleAS Single Sign-Onサーバーが配置されているコンピュータ、port はサーバーのポート番号、orassoはシングル・サインオン・スキーマに対するデータベース・アクセス記述子です。


      参照:

      『Oracle Application Server Single Sign-On管理者ガイド』のSingle Sign-Onサーバーへのアクセスに関する項を参照してください。

    2. OracleAS InfrastructureのOracleホームのApplication Server ControlコンソールのURLに移動します。

      http://hostname.domain:port/
      
      

      次に例を示します。

      http://host1.acme.com:18100/
      
      

      中間層のアップグレードとは異なり、OracleAS Infrastructureのアップグレード後は、10g リリース2(10.1.2.0.2)Application Server Controlコンソール・ポートを使用して、Application Server Controlコンソールにアクセスする必要があります。 このポートは、10g リリース2(10.1.2.0.2)のアップグレード先Oracleホームにある次のファイルで確認できます。

      DESTINATION_ORACLE_HOME/install/setupinfo.txt
      
      
    3. 「ファーム」ページで、アップグレードしたOracleAS Infrastructureインスタンスの名前をクリックします。

    4. Application Serverのホームページで、OracleAS Infrastructureのコンポーネントが起動され、実行中であることを確認します。

      具体的には、「システム・コンポーネント」表に示されるOIDおよび シングル・サインオン・コンポーネントが起動され、実行中であることを確認します。

    5. Application Serverのホームページの「一般」セクションで、インスタンスのバージョンを確認します。

  10. 使用するOracleAS Infrastructureコンポーネントによっては、考慮する必要があるアップグレード後の追加タスクがあります。

    『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』のOracleAS Infrastructureのアップグレードの完了に関する項で、ご使用の環境に適用されるコンポーネント固有の手順を確認してください。

表5 同じ場所に配置されたInfrastructureのOracleAS Identity Managementのアップグレード中に表示されるOracle Universal Installer画面のサマリー

画面 説明および推奨されるオプション

ようこそ

Oracle Universal InstallerおよびOracle Application Server 10g リリース2(10.1.2.0.2)のインストール手順の初期画面です。

ファイルの場所の指定

新しいOracleホームの名前とパスを入力します。

この新しいOracleホームは、Oracle Application Server 10g リリース2(10.1.2.0.2)アップグレードのアップグレード先Oracleホームになります。

インストールする製品の選択

「OracleAS Infrastructure 10g 」を選択します。

アップグレード対象のOracleAS Infrastructureで複数の言語が使用されている場合は、「製品の言語」をクリックします。

言語の選択

この画面は、「インストールする製品の選択」画面で「製品の言語」をクリックした場合にのみ表示されます。

アップグレード対象のOracleAS Infrastructureで複数の言語が使用されている場合は、それらの言語を選択します。

インストールされている言語が明らかでない場合に英語以外の言語をインストールするには、二重矢印(>>)をクリックしてすべての言語を選択します。

インストール・タイプの選択

「Identity Management and OracleAS Metadata Repository」を選択します。

既存のInfrastructureのアップグレード

この画面は、「インストール・タイプの選択」画面で選択したのと同じインストール・タイプの既存のOracle Application ServerをOracle Universal Installerが検出すると表示されます。

既存のOracleAS Infrastructureをアップグレードするオプションを選択し、アップグレードするOracleホームをドロップダウン・リストから選択します。選択したタイプのInfrastructureがコンピュータに1つのみの場合、ドロップダウン・リストはアクティブになりません。

OIDログインの指定

Oracle Internet Directoryスーパー・ユーザーの識別名(DN)を「ユーザー名」フィールドに入力します。スーパー・ユーザーのDNのcn=orcladminが、このフィールドのデフォルトです。Oracle Internet Directoryのスーパー・ユーザーのDNがcn=orcladminでない場合は、この値を変更します。

スーパー・ユーザーのDNのパスワードを「パスワード」フィールドに入力します。

Infrastructureデータベース接続情報の指定

「ユーザー名」フィールドにSYSと入力して、「パスワード」フィールドにSYSユーザーのパスワードを入力します。

警告ダイアログ・ボックス

このダイアログ・ボックスは、OracleAS Metadata Repositoryデータベースのすべてのクライアントが現在停止している必要があることを警告します。Oracle Universal Installerは、ソースOracleホーム内のすべてのクライアントを自動的に停止します。1

ただし、別のOracleホームにあるデータベース・クライアントおよびOracleAS Metadata Repositoryクライアントは手動で停止する必要があります。

OracleAS Metadata Repositoryのクライアントには、次のものが含まれます。

  • このOracleAS Metadata Repositoryを使用するOracleAS Identity Managementコンポーネント

  • このOracleAS Metadata Repositoryを使用する中間層インスタンス

このOracleAS Metadata Repositoryを使用する各中間層内では、Oracle HTTP ServerおよびOracleAS Web Cacheを含むすべてのコンポーネントを停止する必要があります。

詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』の起動および停止に関する項を参照してください。

データベース・リスナーの警告ダイアログ・ボックス

データベース・リスナーがホスト上で実行中の場合は、警告ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスを確認し、リスナーを手動で停止する必要があるかどうかを判断します。

インスタンス名とias_adminパスワードの指定

新しいOracle Application Server 10g リリース2(10.1.2.0.2)インスタンスの名前とias_admin管理者アカウントのパスワードを入力します。

ias_adminパスワードは、Application Server ControlコンソールにログオンしてOracle Application Serverを管理する際に使用します。

一般に、ias_adminパスワードは5文字以上の英数字である必要があります。 1文字以上が数字である必要があり、数字で始めることはできません。

詳細は、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドのias_adminユーザーとそのパスワードの制限に関する項を参照してください。

サマリー

この画面を使用して、選択内容を確認します。 「インストール」をクリックすると、10g リリース2(10.1.2.0.2)の新しいOracleホームへのアップグレードが開始されます。

コピーが完了すると、ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスでは、構成スクリプトをrootユーザーとして実行するよう要求されます。ダイアログ・ボックスの指示に従い、スクリプトの終了後、「OK」をクリックします。

コンフィギュレーション・アシスタント

最初のソフトウェアがインストールされると、一連のConfiguration Assistantがそのコンポーネントを10g リリース2(10.1.2.0.2)の新しいOracleホームに自動的に設定します。この画面は、各Configuration Assistantの進行状況を追跡し、インストールのこのフェーズに問題がないか調べるために使用します。

注意:

  • Database Upgrade Assistant(DBUA)では、データベースのアップグレードに非常に長い時間がかかる場合があります。データベースのアップグレードにかかる時間の詳細は、『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』の「システム停止時間の計画」を参照してください。

  • Database Upgrade Assistantの実行中は、「中止」ボタンを使用してDatabase Upgrade Assistantの実行を中断しないでください。「中止」を押しても、Database Upgrade Assistantの基礎プロセスは実行を継続します。また、Oracle Universal Installerは、これらのプロセスが完了するまで待機した後、制御をユーザーに戻します。

インストールの終了

インストールとアップグレードが完了すると、この画面に、10g リリース2(10.1.2.0.2)のOracleホームに関する重要な詳細(Application Server ControlコンソールのURLやsetupinfo.txtファイルの場所など)が表示されます。

情報をこの画面で確認したら、Oracle Universal Installerを終了し、アップグレード後のタスクに進むことができます。


1Oracle Universal Installerによって実行される自動停止手順のログは、shutdownprocesses.logファイルで参照できます。このファイルはアップグレード先Oracleホームのcfgtoollogsディレクトリにあります。

OracleAS Identity Managementのアップグレードに関するトラブルシューティング

OracleAS Identity Managementのアップグレード中にエラーが発生した場合は、次のトラブルシューティングの手順を考慮します。

  • 一般的なトラブルシューティングのヒントについては、『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』の「OracleAS Identity Managementのアップグレードの問題および解決方法」を確認します。

  • インストール画面のいずれかで誤った情報を入力した場合は、その画面が表示されるまで「戻る」をクリックして戻ります。

  • インストーラがファイルのコピーまたはリンクを行っている際にエラーが発生した場合は、次の手順を実行します。

    1. エラーを書き留め、インストール・ログ・ファイルを確認します。

    2. Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの付録E「削除および再インストール」に記載されている手順に従って、失敗したインストールを削除します。

    3. エラーの原因となった問題を解決します。

    4. アップグレード手順を再び開始します。

  • Configuration Assistantが失敗した場合は、そのConfiguration Assistantのログ・ファイルを確認します。Configuration Assistantのリストおよびそのログ・ファイルの場所については、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの「Oracle Application Server Configuration Assistantの説明」を参照してください。Configuration Assistantのログ・ファイルで見つからないものがある場合は、インストーラを終了します。

    DESTINATION_ORACLE_HOME/cfgtoollogs
    
    

    インストーラを終了すると、Oracle Universal Installerによってログ・ファイルがcfgtoollogsディレクトリにコピーされます。

  • その他のすべての問題については、Oracle Universal Installerのログ・ファイルを参照します。

    oraInventory_location/logs/installActionstimestamp.log
    oraInventory_location/logs/oraInstalltimestamp.err
    oraInventory_location/logs/oraInstalltimestamp.out
    DESTINATION_ORACLE_HOME/install/make.log
    
    

    次の構成ファイルの内容を表示すると、oraInventory_location を確認できます。

    On Solaris systems: /var/opt/oracle/oraInst.loc
    On Linux systems: /etc/oraInst.loc
    

Oracle Enterprise Manager 10g Database Controlの構成

Oracle Enterprise Manager 10g Database Controlには、Oracle Database 10gの管理に使用できるWebベースのコンソールがあります。OracleAS Metadata RepositoryがOracle Database 10gインスタンスにインストールされている場合は、Database Controlを使用してOracleAS Metadata Repositoryデータベースを管理できます。


参照:

『Oracle Application Server管理者ガイド』のDatabase Controlを使用したOracleAS Metadata Repositoryデータベースの管理に関する項を参照してください。

ただし、Oracle Universal Installerを使用してOracleAS Metadata RepositoryデータベースをOracle Database 10gにアップグレードした場合は、Database Controlは自動的には構成されません。アップグレードされたOracleAS Metadata Repositoryデータベースの管理にDatabase Controlを使用するには、Enterprise Manager Configuration Assistant(EMCA)を使用してDatabase Controlを手動で構成する必要があります。


参照:

『Oracle Enterprise Manager構成ガイド』のEMCAによるDatabase Controlの構成に関する項を参照してください。

手順4: OracleAS Metadata Repository内のコンポーネント・スキーマのアップグレード

このOracleAS Metadata Repositoryに依存する中間層をアップグレードし、OracleAS Identity Managementをアップグレードした後は、MRUAを使用してOracleAS Metadata RepositoryのApplication Serverコンポーネント・スキーマをアップグレードできます。

次の項で、MRUAを使用してコンポーネント・スキーマをアップグレードする方法について説明します。

OracleAS Metadata Repositoryを使用するすべての中間層インスタンスの停止

MRUAを使用する前に、OracleAS Metadata Repositoryを使用する各中間層と関連付けられているすべてのプロセスを停止する必要があります。

アップグレード処理のこの時点では、MRUAを実行するための前提条件として、すべての中間層インスタンスが10g リリース2(10.1.2.0.2)にアップグレードされている必要があります。

OracleAS Metadata Repositoryを使用するすべてのOracle Application Serverインスタンスを停止するには、次の手順を実行します。

  1. Application Server Controlコンソールで「ファーム」ページを表示します。「ファーム」ページには、OracleAS Infrastructureのサービスを現在使用しているすべてのOracle Application Serverインスタンスが表示されます。


    参照:

    Application Server Controlコンソールの「ファーム」ページについては、『Oracle Application Server管理者ガイド』の管理ツールの概要に関する項を参照してください。

  2. 「ファーム」ページに表示される各インスタンスの名前をクリックし、各インスタンスのApplication Server Controlコンソールのホームページで「すべてを停止」をクリックします。

Oracle Internet Directoryおよびデータベース・プロセスが実行中であることの確認

MRUAを使用する前に、次のプロセスが起動され、実行中であることを確認する必要があります。

  • OracleAS Metadata Repositoryをホスティングするデータベース

  • OracleAS Metadata Repositoryデータベースのデータベース・リスナー

  • OracleAS Metadata Repositoryデータベースが登録されているOracle Internet Directoryインスタンス

Application Server Controlコンソールにログインし、必要なプロセスが実行中であり、必須コンポーネントが正しく構成されていることを確認します。たとえば、Application Server Controlコンソールを使用して、「ファーム」ページが正しく表示されることを確認できます。「ファーム」が正しく表示された場合、Oracle Internet Directoryは起動され、実行中です。


参照:

Application Server Controlコンソールの使用については、『Oracle Application Server管理者ガイド』の管理ツールの概要に関する項を参照してください。

無効なデータベース・オブジェクトのチェック

MRUAを実行する前に、次の手順を実行して、Oracle Application Serverに必要なデータベース・オブジェクトがいずれも無効でないことを確認します。

  1. OracleAS Metadata Repositoryデータベースに接続します。

    次に例を示します。

    1012_INFRASTRUCTURE_ORACLE_HOME/bin/sqlplus "connect / as sysdba"
    
    
  2. プロンプトが表示されたら、SYSのパスワードを入力します。

  3. 次のSQLコマンドを実行します。

    SELECT owner, object_type, object_name
       FROM all_objects
       WHERE status='INVALID';
    
    

この問合せによって、owner列にOracle Application Serverコンポーネント・スキーマ(PORTAL、WIRELESSなど)のあるデータベース・オブジェクトが戻らないようにしてください。

無効なオブジェクトが検出された場合は、SQL*Plusコマンドラインからutlrp.sqlスクリプトを実行して、無効なオブジェクトを再コンパイルします。

@?/rdbms/admin/utlrp.sql

Metadata Repository Upgrade Assistant(MRUA)の実行

中間層を停止し、Oracle Internet Directoryとデータベース・プロセスが実行中であることを確認した後、MRUAを使用してOracleAS Metadata Repository内のコンポーネント・スキーマをアップグレードできます。


注意:

10g(9.0.4)OracleAS Metadata Repositoryをインストールしたユーザーとして、OracleAS Metadata Repositoryを実行しているコンピュータにログインする必要があります。MRUAは、アップグレードするOracleAS Metadata Repositoryをホスティングしているコンピュータで実行する必要があります。

MRUAを実行するには、次の手順を実行します。

  1. Metadata Repository Upgrade Assistant and UtilitiesのCD–ROMをマウントします。

    MRUA and UtilitiesのCD–ROMは、Oracle Application Serverソフトウェアの注文時に受け取るOracle Application ServerのCD–ROM Packに含まれています。

  2. 次のコマンドに必須の引数(表6を参照)を指定してMRUAを起動します。

    MRUA_CD_ROOT_DIRECTORY/mrua/mrua.sh
    -oracle_home 1012_infrastructure_oracle_home
    -oid_host Oracle_Internet_Directory_host
    -oid_ssl_port Oracle_Internet_Directory_SSL_port
    

    表6 MRUAの必須コマンドライン引数のサマリー

    引数 説明

    -oracle_home

    アップグレード先の10g リリース2(10.1.2.0.2)OracleAS Metadata Repositoryのホーム・ディレクトリ。

    -oid_host

    OracleAS Metadata Repositoryが登録されているOracle Internet Directoryをホスティングするコンピュータの名前。

    -oid_ssl_port

    Oracle Internet Directoryのセキュアなポート。OracleAS Metadata Repositoryのアップグレードには、Oracle Internet Directoryへのセキュアな接続を使用する必要があります。



    注意:

    -oid_host引数および-oid_ssl_port引数の値は、Identity ManagementのOracleホームにある次の構成ファイルに定義済の対応するプロパティの値と一致する必要があります。
    1012_INFRASTRUCTURE_ORACLE_HOME\config\ias.properties
    
    
    1012_INFRASTRUCTURE_ORACLE_HOME/config/ias.properties
    
    

    次に例を示します。

    OIDhost=sys42.acme.com
    OIDsslport=636
    

  3. プロンプトが表示されたら、データベースのSYSユーザー・アカウントのパスワードを入力します。

    MRUAでは、データベース内のコンポーネント・スキーマにアクセスして変更するために、SYSのパスワードが必要です。

  4. プロンプトが表示されたら、Oracle Internet Directoryのcn=orcladmin管理者のパスワードを入力します。

    MRUAでは、OracleAS Metadata Repositoryが登録されているOracle Internet Directoryに接続するために、Oracle Internet Directoryパスワードが必要です。

    必須パスワードを入力すると、MRUAは、Oracle Internet Directoryが実行中であることを確認し、次のいずれかを実行します。

    • Oracle Internet Directoryが停止中で使用できない場合、MRUAはエラー・メッセージを表示して終了します。

    • Oracle Internet Directoryが起動され、実行中である場合、MRUAはディレクトリ・サービスに接続し、コンポーネント・スキーマのアップグレードに必要な追加情報を取得します。

    • MRUAがアップグレード処理を開始します。実行されるアップグレードの各手順で、アップグレードの進行状況を示す情報メッセージが画面に表示されます。

      例1に、MRUAアップグレード・セッションの標準的な例を示します。

  5. MRUAコマンドの出力を確認します。MRUAによってエラーがレポートされた場合は、『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』のC.10「Metadata Repository Upgrade Assistantによって生成されるエラー・メッセージ」を参照してください。

例1 MRUAセッションからの出力例

mrua.sh -oracle_home /dua1/oracle10g -oid_host dserv1.acme.com -oid_ssl_port 3130

Executing mrua.pl
Running on UNIX

OracleAS Metadata Repository Upgrade Assistant 10.1.2.0.2

Enter the password for SYS:
Enter the password for cn=orcladmin:

Upgrading the OracleAS Metadata Repository to release 10.1.2.0.2

Calling upgrade plugin for MRUA
Component  upgraded successfully MRUA

Calling upgrade plugin for UDDI
Component  upgraded successfully UDDI

Calling upgrade plugin for WCS
Component  upgraded successfully WCS

Calling upgrade plugin for ULTRASEARCH
Component  upgraded successfully ULTRASEARCH

Calling upgrade plugin for WIRELESS
Component  upgraded successfully WIRELESS

Calling upgrade plugin for WORKFLOW
Component  upgraded successfully WORKFLOW

Calling upgrade plugin for PORTAL
Component  upgraded successfully PORTAL

Calling upgrade plugin for DISCOVERER
Component  upgraded successfully DISCOVERER

Calling upgrade plugin for B2B
Component  upgraded successfully B2B

Calling upgrade plugin for MRC
Component  upgraded successfully MRC

Calling upgrade plugin for ORABPEL
Component  upgraded successfully ORABPEL

Calling upgrade plugin for BAM
Component  upgraded successfully BAM

SUCCESS: All OracleAS plug-ins report successful upgrade

Finished mrua.pl

Metadata Repository Upgrade Assistantの実行時間の例

MRUAの実行に必要な時間は、使用しているハードウェアおよびOracleAS Metadata Repository内のデータ量によって異なります。ただし、次のハードウェアおよびソフトウェア・プラットフォーム上でのMRUAのテストでは、標準的な実行時間が次のとおり示されています。

  • Solaris 2.9を実行しているSun UltraSPARC 60、デュアルCPUで1時間40分

  • Windows 2000 Service Pack 4を実行している2.4GHz Pentium 4で45分

SQL問合せによるOracleAS Metadata Repositoryのアップグレードの成功の確認

MRUAログ・ファイルの他に、OracleAS Metadata Repositoryのアップグレードの成功を確認する手段として、データベースへの問合せを実行することもできます。具体的には、SQLコマンドを使用して、MRUAがアップグレードする各コンポーネント・スキーマのステータスを確認できます。


注意:

OracleAS Metadata Repositoryには、すべてのOracle Application Serverコンポーネント・スキーマが含まれています。ただし、MRUAで更新する必要があるのは、これらのコンポーネント・スキーマの一部です。OracleAS Identity Managementスキーマなどの他のスキーマは、Oracle Application Serverのインストール中にアップグレードされます。その他に、以前のリリースからのアップグレードが不要なものもあります。

MRUAでアップグレードされるリポジトリ内の各コンポーネント・スキーマの現在のステータスを確認するには、次の手順を実行します。

  1. OracleAS Metadata Repositoryデータベースに接続します。

    次に例を示します。

    1012_INFRASTRUCTURE_ORACLE_HOME/bin/sqlplus "connect / as sysdba"
    
    
  2. プロンプトが表示されたら、SYSのパスワードを入力します。

  3. 次のSQLコマンドを入力し、コンポーネント・スキーマのステータスを確認します。

    SELECT comp_id,version,status FROM APP_REGISTRY;
    
    

    例2に、コンポーネント・スキーマのSQL問合せから表示される出力の例を示します。

    例2 コンポーネント・スキーマのSQL問合せの出力例

    prompt> SELECT comp_id,version,status FROM APP_REGISTRY;
    
    COMP_ID                        VERSION                        STATUS
    ------------------------------ ------------------------------ -----------
    WORKFLOW                       10.1.2.0.2                     VALID
    SYNDICATION                    10.1.2.0.2                     VALID
    PORTAL                         10.1.2.0.2                     VALID
    SSO                            10.1.2.0.2                     VALID
    B2B                            10.1.2.0.2                     VALID
    MRC                            10.1.2.0.2                     VALID
    OCA                            10.1.2.0.2                     VALID
    OID                            10.1.2.0.2                     VALID
    DCM                            10.1.2.0.2                     VALID
    DISCOVERER                     10.1.2.0.2                     VALID
    WCS                            10.1.2.0.2                     VALID
    UDDI                           10.1.2.0.2                     VALID
    WIRELESS                       10.1.2.0.2                     VALID
    
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OracleAS Metadata Repositoryのアップグレードに関するトラブルシューティング

この項では、MRUAの実行中に発生したエラーのトラブルシューティングを行うために、次の項目について説明します。

MRUAログ・ファイルの確認

MRUAを実行すると、OracleAS Metadata Repositoryのアップグレード処理のトラブルシューティング、確認または分析に使用できる一連のログ・ファイルが生成されます。詳細は、次の項を参照してください。

MRUAログ・ファイルの使用方法のガイドライン

MRUAの出力に1つ以上のコンポーネントのアップグレードが失敗したことが示されている場合は、MRUAログ・ファイルまたはMRUAログ・ファイルから参照されるコンポーネントのログ・ファイルを確認します。

OracleAS Portalのアップグレードが失敗した場合の手順については、「OracleAS Portal Repositoryのアップグレード・ログ・ファイルの確認」を参照してください。

それ以外の場合にログ・ファイルで表示される可能性のある特定のコンポーネントのエラー・メッセージの詳細は、『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』の「アップグレードおよび互換性エラー・メッセージ」を参照してください。

ログ・ファイルと『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』のエラー・メッセージの説明を確認することでアップグレードの失敗に対する解決方法を特定できる場合は、その解決方法を実施してMRUAを再実行できます。MRUAを再実行しても、前回の実行中に正しくアップグレードされたコンポーネントは影響を受けません。MRUAは、前回の実行中に正しくアップグレードされなかったコンポーネントのアップグレードを試みます。

マニュアルに記載されていないエラーや、記載されている手順に従っても解決できないエラーについては、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。エラーの中には、バックアップからのリポジトリのリストア、問題の解決、および別のアップグレードの実行が必要なものがあることに注意してください。

MRUAログ・ファイルの場所

ログ・ファイルは、アップグレード対象のOracleAS Metadata RepositoryのOracleホームの次のディレクトリにあります。

1012_INFRASTRUCTURE_ORACLE_HOME/upgrade/logs

MRUAは、アップグレード問題のトラブルシューティング時に非常に役立つ3つのログ・ファイルを生成します。ログ・ファイルの名前には、MRUAセッションが実行された正確な時間が含まれています。このため、特定のMRUAセッションのログ・ファイルを簡単に識別できます。

たとえば、2004年9月16日の午後12時36分にMRUAを実行して生成された3つのログ・ファイルは、logsディレクトリに次のように表示されます。

mrua2004-09-16_12-36-36PM.log
mrua2004-09-16_12-36-36PM.err
mrua2004-09-16_12-36-36PM.out

表7に、3つのログ・ファイルと、各ファイルで確認できる内容を示します。

表7 MRUAが生成するログ・ファイルのサマリー

MRUAログ・ファイル 説明
mrua<timestamp>.log

ログ・ファイルは、OracleAS Metadata Repositoryのアップグレードに関する特定の問題のトラブルシューティングを行っている場合の開始点として役立ちます。このファイルには、MRUAが実行したすべての処理のサマリーが含まれているため、正しくアップグレードされなかったコンポーネントの特定に役立ちます。

mrua<timestamp>.err

エラー・ファイルには、アップグレード処理中に生成されたエラーまたはスタック・トレースが含まれます。これらのエラーには、特定のアップグレード・エラーの診断および解決に役立つ情報が含まれています。

mrua<timestamp>.out

出力ファイルは、3つのMRUAログ・ファイルの中で最大のファイルであり、MRUAセッションに関する最も包括的なデータが含まれています。このログ・ファイルは、MRUAサブコンポーネントに特定の問題が発生した正確な時間の判断と、そのコンポーネントによって生成された出力の確認に使用します。


OracleAS Portal Repositoryのアップグレード・ログ・ファイルの確認

この項では、OracleAS Portalのアップグレード・ログ・ファイルに関する情報について説明します。OracleAS Portalのアップグレードが失敗した場合は、アップグレードの失敗のトラブルシューティングを試みる前に、この項全体を確認してください。

ただし、OracleAS Portalコンポーネントが10g リリース2(10.1.2)に正しくアップグレードされた場合は、ログ・ファイルを確認する必要はありません。

MRUAを実行してOracleAS Portalをアップグレードすると、ログ・ファイルは単一ディレクトリに生成されます。

ORACLE_HOME/upgrade/temp/portal

表8 OracleAS Portalが生成するリポジトリのアップグレード・ログ・ファイルのサマリー

ログ・ファイル 説明

upgrade.log

10g(9.0.4)から10g リリース2(10.1.2)のOracleAS Portalへのアップグレードで生成されるログ・ファイルです。このファイルは、アップグレード前のリリースが10g(9.0.4)の場合、アップグレードの開始時に実行されるチェックが成功すると必ず生成されます。

precheck.log

10g(9.0.4)から10g リリース2(10.1.2)へのアップグレードの前に実行されるチェックに対して生成されるログ・ファイルです。このファイルは、スクリプトがリポジトリへの変更を開始する前、または10g(9.0.4)からの手動アップグレードが事前チェック・モードで実行される際に生成されます。


これらの各ログ・ファイルの終わりには、成功を示すメッセージ、またはファイルの前半に記載されているすべてのエラーのサマリーがあります。これらのサマリー・メッセージには、行番号への参照が含まれています。ログ・ファイルの前半にあるこれらの行を参照すると、エラーの内容を確認できます。


注意:

OracleAS Portalを使用する前に、ログ・ファイル内のすべてのエラーを解決してください。 正常でなく、エラーが発生したアップグレード後に実行されておりポータルはサポートされていません。

『Oracle Application Serverアップグレードおよび互換性ガイド』の「アップグレードおよび互換性エラー・メッセージ」を参照して、事前チェックまたはアップグレード・ログ・ファイルにエラーが記載されているかどうかを調べます。マニュアルに記載されたすべてのエラーおよび警告を解決します。事前チェック・フェーズの後に発生するエラーに対しては、バックアップからのリポジトリのリストア、問題の解決、および別のアップグレードの実行が必要です。マニュアルに記載されていないエラーや、記載されている手順に従っても解決できないエラーについては、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。記載されていないエラーが発生した場合は、アップグレードの再実行、後続の手順の実行、ファイルの変更、OracleAS Portalスキーマの変更、またはブラウザでのOracleAS Portalインスタンスへのアクセスは行わないでください。

また、OracleMetaLink でOracle Support Master Note - Portal Upgrades(262623.1)を参照してください。

http://metalink.oracle.com/

正常なアップグレード後の、ログ・ファイルの終わりの例を次に示します(「アップグレードは正常に完了しました」というメッセージがある点と、エラー・メッセージがない点に注目してください)。

>>> Running upg/common/popinv.pl
### Upgrade completed successfully
>>> Running tmp/popinv.sql
Portal SQL script started at Thu Apr 22 20:56:23 2004
Connected.
Updating patch inventory.
Upgrade Ended at Thu Apr 22 20:56:24 2004

手順5: 10g(9.0.4)のOracleホームの廃棄

次の項では、10g(9.0.4)のOracleホームを廃棄または削除するために実行する必要があるタスクについて説明します。10g(9.0.4)のソフトウェアを削除する前に、次の項を確認しておいてください。

OracleAS Farmからの10g(9.0.4)インスタンスの削除

アップグレードした中間層インスタンスがOracleAS Farmのメンバーである場合は、ソースOracleホームを削除する前に、必ずソース・インスタンスをファームから削除してください。

OracleAS Infrastructureを使用していたインスタンスをアップグレードすると、ソース・インスタンスがApplication Server Controlコンソールの「ファーム」ページにあるインスタンス・リストに残ります。

ソース・インスタンスをファームおよび「ファーム」ページから削除するには、ソースOracleホームで次のコマンドを使用します。

SOURCE_ORACLE_HOME/dcm/bin/dcmctl leavefarm

参照:

dcmctl leavefarmコマンドの詳細は、『Distributed Configuration Management管理者ガイド』を参照してください。

Application Server Controlコンソールの「ファーム」ページについては、『Oracle Application Server管理者ガイド』の管理ツールの概要に関する項を参照してください。


アプリケーション・ファイルおよびログ・ファイルの保存

アップグレード先Oracleホームによって参照または使用されるソースOracleホームのアプリケーション・ファイルまたはログ・ファイルがある場合、ソースOracleホームを廃棄する前にそれらを別の場所に移し、アップグレード先Oracleホームにおいてファイルへの参照設定を新しい場所に変更する必要があります。

データベースのデータファイル、制御ファイルおよびログ・ファイルの再配置

Oracle Universal Installerを使用してOracleAS Metadata Repositoryシード・データベースをアップグレードした後、OracleAS Metadata Repositoryデータベース用のデータファイルはソースOracleホームに残ります。

そのため、ソースOracleホームのディレクトリ・ツリー全体を削除するなど、不注意でファイルを削除してしまうことがないように、ファイルを再配置することをお薦めします。また、データベース・ファイルをソースOracleホーム以外に移すことによってパフォーマンスが向上する場合もあります。


参照:

『Oracle Database管理者ガイド』のデータファイルの名前変更と再配置に関する項、制御ファイルの追加コピーの作成、名前変更および再配置に関する項、およびREDOログ・メンバーの再配置と名前変更に関する項を参照してください。

10g(9.0.4)のOracleホームの削除

アップグレードが成功して必要なバックアップをすべて行い、データベースのデータファイル、制御ファイル、ログ・ファイルを新しい場所に移動した後、ソースOracleホームに戻す予定がないことを確認したら、ソースOracleホームからファイルを削除できます。インスタンスの削除にはOracle Universal Installerを使用します。


参照:

インスタンスを削除する方法については、10g(9.0.4)のドキュメント・ライブラリにあるOracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

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サポートおよびサービス

次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。

オラクル社カスタマ・サポート・センター

オラクル製品サポートの購入方法、およびオラクル社カスタマ・サポート・センターへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。

http://www.oracle.co.jp/support/

製品マニュアル

製品のマニュアルは、次のURLにあります。

http://otn.oracle.co.jp/document/

研修およびトレーニング

研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。

http://www.oracle.co.jp/education/

その他の情報

オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。

http://www.oracle.co.jp

http://otn.oracle.co.jp


注意:

ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。日本語版の情報については、前述のURLを参照してください。


Oracle Application Serverクイック・アップグレード・ガイド, 10g リリース2(10.1.2)for UNIX Systems

部品番号: B25085-01

原本名: Oracle Application Server Quick Upgrade Guide 10g Release2(10.1.2) for UNIX

原本部品番号: B19327-02

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