この章では、Oracle Application Serverのインストールとアップグレードに関する問題、およびその対処方法について説明します。この章の内容は次のとおりです。
この項では、Oracle Application Serverのインストールに関する問題について説明します。この項の内容は次のとおりです。
第3.1.4項「OracleAS Portalコンポーネントでは、繁体字中国語環境でzh_TW.EUCロケールおよびzh_TWロケールがサポートされない」
第3.1.5項「File-Based Farm Repository Configuration Assistantの障害」
第3.1.11項「OracleAS Metadata RepositoryとOracle Internet Directoryが別々のコンピュータに分散している場合にエラーが発生する」
第3.1.14項「既存のInfrastructureに対する10gリリース2(10.1.2.0.2)の中間層のインストール」
第3.1.18項「Oracle Ultra Searchが必要(Oracle Database 10gリリース2(10.2.x)のみ)」
第3.1.20項「Oracle Database 10.2でOracle Metadata Repository Creation Assistantを実行する前にDB_DOMAINに移入する」
第3.1.22項「OracleAS Metadata Repository 10.1.2.xではJAccelerator(Ncomp)はインストールされない」
第3.1.23項「一部のノードが停止しているReal Application Clustersデータベースに対するOracle Application Server中間層のインストール」
第3.1.24項「複数のホーム(複数のIP)を持つコンピュータにOracleAS Web Cacheをインストールする際に必要な追加手順」
第3.1.25項「OracleAS Cold Failover Cluster内でOracleAS Web Cacheを動作させるための構成」
第3.1.28項「仮想ホスト名を持つマシンへのインストールまたは高可用性のソフトウェアにおけるパッケージでのインストール」
第3.1.29項「Metadata Repository Creation AssistantにはTEMP表領域が必要」
第3.1.31項「マルチマスター・レプリケーションでのOracle Identity Managementへの中間層のインストール」
今回リリースされたOracle Application Serverは、IPv6で構成されたマシンでの動作が保証されていません。今回リリースされたOracle Application Serverは、IPv4で構成されたマシンにインストールして実行する必要があります。
Oracle Application Serverインストールのホスト名には、アンダースコア文字(_)を使用しないでください。たとえば、yourbusiness_name
は使用できません。
Oracle Application Serverは、ターミナル・サービスがインストールされたWindowsオペレーティング・システムにインストールできます。ただし、ターミナル・サービスのリモート・クライアントからOracle Application Serverをインストールまたは制御することはできません。
繁体字中国語環境でロケールがzh_TW.EUCまたはzh_TWに設定されているコンピュータにOracleAS Portalコンポーネントをインストールしようとすると、これらのロケールに対するJavaエンコーダの動作が原因でインストーラが一時停止し、続行できなくなります。
これを回避するには、この環境でzh_TW.BIG5ロケールを使用します。この要件は、インストール時にのみ適用されます。インストール後は、元のロケールにリセットできます。
Oracle Universal Installerで、File-Based Farm Repository Configuration Assistantの動作中に「中止」を選択してから「再試行」を選択すると、Configuration Assistantに障害が発生して次のメッセージが表示されます。
「このインスタンスはすでにファームのメンバーです。Oracle Application Serverインスタンスは、あるファームから別のファームへ直接移動できません。」
現在、この問題への対処方法はありません。
(サイレント・インストールまたは非対話型インストールを実行するために)レスポンス・ファイルとともにインストーラを実行する場合は、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの「インストーラの記録モードを使用したレスポンス・ファイルの作成」で説明しているように、インストーラで-record
コマンドライン・オプションを使用して作成したレスポンス・ファイルを使用することはできません。そのかわり、レスポンス・ファイルに用意されたテンプレートから作成されたレスポンス・ファイルを使用する必要があります。このとき、テンプレート・ファイルのプレースホルダ値は、独自の値に置き換えます。
Oracle Database 10g(10.1.0.4.2)のパッチ・セットは、Oracle Application Server 10gのインストール専用です。
Oracle Database 10g(10.1.x)データベース上でOracleAS Metadata Repository Creation Assistantを実行する前に、Oracle Database 10g(10.1.0.4.2)のパッチ・セットをインストールする必要があります。このパッチは、Oracle Application Server 10gリリース2(10.1.2.0.2)のCDパックに含まれている、Oracle Database 10g(10.1.0.4.2)のパッチ・セットのCDからのみ入手できます。
英語版以外のOracle Application Serverの「ようこそ」ページ・ファイルに不適切にコード化されたURLリンクがあります。不適切にコード化されている「ようこそ」ページは、.htm
ではなく、.html
の接続先URLを参照します。この問題が発生すると、「Page Not Found
」というエラー・メッセージが表示されます。
この場合、Webブラウザのアドレス・バーでURLの拡張子を.html
から.htm
に変更してください。
Oracle Application Serverの中間層(J2EE and Web Cache、Portal and WirelessおよびBusiness Intelligence and Forms)をインストールした後、inventory_location\logs\oraInstalltimestamp.err
ログ・ファイルにjava.io.FileNotFoundException
というエラー・メッセージが記録されます(デフォルトでは、inventory_locationはC:\Program Files\Oracle\Inventory
です)。
このエラー・メッセージは害がないため、無視してかまいません。
OracleAS Metadata Repositoryがコンピュータ1、Oracle Internet Directoryがコンピュータ2にインストールされている分散インフラストラクチャ環境を使用する場合、Oracle Internet DirectoryではOracleAS Metadata Repositoryの登録が許可されず、次のようなエラー・メッセージが表示されます。
MR Already registered. The service name is already registered with the specified Oracle Internet Directory by the database containing OracleAS Metadata Repository on computer 2. To continue with the registration, please remove existing registration in the Oracle Internet Directory.
この問題は、両方のデータベースSIDが同じ場合に発生します。
Forms and Reports Servicesの「ようこそ」ページで、ページの下部にある「ようこそ」リンクが不適切にコード化されています。ナビゲートするには、ページの上部にある「ようこそ」タブを使用する必要があります。
OracleAS Metadata Repository Creation Assistantでは、Oracle Database 10g(10.1.0.4)へのロードが許可されていますが、プログラムによって許可しないようにする必要があります。OracleAS Metadata Repository Creation Assistantプログラムでは、このようなロードに対する前提条件の確認が必要ですが、実行されていません。
10gリリース2(10.1.2.0.2)の中間層は、既存のInfrastructureに対してインストールできます。具体的には、10.1.2.0.2の中間層のインストール時に、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの説明に従って、既存のIdentity Management 10gリリース2(10.1.2.0.0)と、OracleAS Metadata Repository 10gリリース2(10.1.2.0.0)または10g(9.0.4)の接続の詳細を指定してください。
10.1.2.0.2の中間層では、次の構成がサポートされています。
Identity Management 10gリリース2(10.1.2.0.0)およびOracleAS Metadata Repository 10g(9.0.4)
Identity Management 10gリリース2(10.1.2.0.0)およびOracleAS Metadata Repository 10gリリース2(10.1.2.0.0)
Identity Management 10gリリース2(10.1.2.0.2)およびOracleAS Metadata Repository 10gリリース2(10.1.2.0.0)
10gリリース2(10.1.2.0.2)と10gリリース2(10.1.2.0.0)間の互換性の問題の詳細は、Oracle Application Serverのアップグレードおよび互換性ガイドにあるバージョンの互換性に関する項を参照してください。
IBM WebSphere Application Serverを使用している場合は、次のサイトにあるパッチをインストールします。http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg24009813
これにより、Oracle Industrial Telnet Serverや(場合によっては)他の製品を使用する際に発生する可能性のある問題を回避できます。
OracleAS Metadata Repository Creation Assistantがロードされると、ログ・ファイルにエラー「ORA-01031: 権限が不足しています。」が記録されます。
このエラーは、OracleAS Syndication製品のロード時に発生します。この製品は廃止されており、互換性目的でロードされます。このエラーは無視してかまいません。
自動ストレージ管理(ASM)を使用しているデータベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールする場合、そのディスク・グループでOracleAS Metadata Repositoryの表領域用に、最低2GBのディスク領域が割り当てられていることを確認してください。これは、SYSTEM表領域およびUNDO表領域に追加で必要な領域です。
Oracle Database 10gリリース2(10.2.x)にOracleAS Metadata Repositoryをインストールする場合は、データベースにOracle Ultra Searchをインストールする必要があります。
OracleAS Metadata Repository Creation Assistantによって、データベースにWKSYS
およびWKPROXY
スキーマがインストールされているかどうか確認されます。インストールされていない場合は、OracleAS Metadata Repository Creation Assistantによって次の警告が表示されます。
"The Database does not contain Ultra Search Schemas WKSYS and/or WKPROXY. Please install them and try again. Refer to the Database Install Guide and Ultra Search User Guide for more information."
データベースにOracle Ultra Searchがインストールされていない場合、Oracle Database 10g Companion CD-ROMからインストールできます。詳細は、Oracle Database Companion CDのインストレーション・ガイドを参照してください。
Oracle Ultra Searchのインストール後、Database Configuration Assistant(DBCA)を使用してデータベースにスキーマをロードする必要があります。Ultra Searchスキーマのロード方法については、Oracle MetaLink(http://www.metalink.oracle.com
)のNote.337992.1を参照してください。
Real Application Clusters 10.2データベースでMetadata Repository Creation Assistantを実行する前に、パッチ4709052をインストールする必要があります。このパッチを適用しないと、Oracle Ultra Searchの構成中にエラー・メッセージが表示されます。
パッチを適用する手順は次のとおりです。
Real Application Clusters 10.2データベースをインストールします。
データベースを、DBCAを使用して作成するか、インストール中に作成します。
Oracleプロセスをすべて停止します。
同じOracleホームにCompanion CDのOracle Ultra Searchをインストールします。
パッチ4709052を適用します。このパッチは、Oracle MetaLink(http://www.metalink.oracle.com
)から入手できます。
DBCAを起動して、Oracle Ultra Searchを構成します。
Metadata Repository Creation Assistantを実行します。
Oracle Database 10gリリース2(10.2)のデフォルトのインストール・オプションでは、DB_DOMAIN
に値が移入されません。OracleAS Metadata Repository Creation Assistantは、DB_DOMAIN
値を使用して、Oracle Application Serverファームに$SID.$DB_DOMAIN
という名前を付けます。そのため、OracleAS Metadata Repository Creation Assistantを実行する前に、データベースのDB_DOMAIN
に有効な値が移入されていることを確認する必要があります。移入されていない場合は、デフォルトのファーム名REGRESS.RDBMS.DEV.US.ORACLE.COM
になります。
OracleAS Metadata Repository Creation Assistantのインストーラに、OracleAS Metadata Repositoryの誤ったリリース番号が表示されることがあります。インストーラには(10.1.2.0.2)と表示されますが、正しくは(10.1.2.0.3)です。
この問題はインストール時に無視してかまいません。
OracleAS Metadata Repository 10.1.2.xにOracle Database 10.1.0.5のパッチ・セットを適用した後、catpatch.sql
スクリプトを実行すると、次のエラー・メッセージが表示されます。
"select dbms_java.full_ncomp_enabled from dual ERROR at line 1: ORA-29558: JAccelerator (NCOMP) not installed. Refer to Install Guide for instructions. ORA-6512: at "SYS.DBMS_JAVA", line 236."
このエラー・メッセージは無視してかまいません。OracleAS Metadata Repository 10.1.2.xでは、JAccelerator(Ncomp)はインストールされません。
Oracle Application Server中間層をReal Application ClustersデータベースのMetadata Repositoryに対してインストールする際にReal Application Clustersデータベースの一部のノードが停止している場合、それらのノードをデータベースから削除する必要があります。削除したノードは、Oracle Application Server中間層のインストール後にデータベースへ再度追加できます。
Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドに記載されているとおり、インストーラの起動時にOUI_HOSTNAMEパラメータを使用してセカンダリ・ホスト名を指定すると、OracleAS Web Cacheのインストール中に、OPMN Configuration Assistantで次のエラーが表示されます。
The OPMN config assistant fails.
ORACLE_HOME
/opmn/logs/WebCache~WebCacheAdmin~1
とORACLE_HOME
/opmn/logs/WebCache~WebCache~1
にあるログ・ファイルには、次のエラーが記録されます。
No matching CACHE element found in webcache.xml for current hostname (primary_hostname) and ORACLE_HOME (/u00/product/as1012secondary) webcache/webcache.xml contains: <CACHE NAME="secondary_hostname-WebCache" [...] HOSTNAME="secondary_hostname" [...]
このエラーを修正するには、次の手順を実行します。
webcache.xml
ファイルを探し、そのファイルを開いて編集します。
webcache.xml
ファイルで、次の行を探します。
<CACHE NAME="secondary_hostname-WebCache" [...] HOSTNAME="secondary_hostname" [...]
CACHE
要素のHOSTNAME
をプライマリ・ホスト名に置き換えます。
<CACHE NAME="secondary_hostname-WebCache" [...] HOSTNAME="primary_hostname" [...]
OracleAS Web Cacheを構成してOracleAS Cold Failover Clusterで動作させるには、追加の構成手順を実行する必要があります。
OracleAS Web Cacheを構成するには、次の手順を実行します。この手順のhost1
はアクティブ・ノードの仮想ホスト名を、host2
はパッシブ・ノードの仮想ホスト名を表します。
webcache.xml
ファイルを探し、そのファイルを開きます。
次のCACHE
要素を探します。
<CACHE NAME="host1-WebCache" ORACLEHOME="/myoraclehome/oracle" HOSTNAME="host1" VOTES="1" CAPACITY="30" > ... ... </CACHE>
見つけたCACHE
要素の下に、2つ目のCACHE
要素を追加します。最初のCACHE
要素をコピーして、その下に貼り付けます。
<CACHE NAME="host1-WebCache" ORACLEHOME="/myoraclehome/oracle" HOSTNAME="host1" VOTES="1" CAPACITY="30" > ... ... </CACHE> <CACHE NAME="host1-WebCache" ORACLEHOME="/myoraclehome/oracle" HOSTNAME="host1" VOTES="1" CAPACITY="30" > ... </CACHE>
2つ目のCACHE
要素のホスト名を、クラスタのパッシブ・ノードのホスト名に置き換えます。
<CACHE NAME="host1-WebCache" ORACLEHOME="/myoraclehome/oracle" HOSTNAME="host1" VOTES="1" CAPACITY="30" > ... ... </CACHE> <CACHE NAME="host1-WebCache" ORACLEHOME="/myoraclehome/oracle" HOSTNAME="host2" VOTES="1" CAPACITY="30" > ... </CACHE>
ファイルを保存します。
OracleAS Web Cacheを再起動します。
Oracle Universal Installerの実行時、トルコ語のロケールを使用してOracle Application Serverをインストールすると、Configuration Assistantのページが正しく表示されません。
Oracle Universal Installerの実行時、トルコ語のロケールを使用してOracle Application Serverをインストールすると、OracleAS Web Cacheを構成できません。Oracle Universal Installerは失敗します。
別のロケールを使用して、OracleAS Web Cacheをインストールおよび構成してください。
OracleAS Infrastructureのインストールで、仮想ホスト名を持つマシンをインストール先にすると、インストーラの「高可用性およびレプリケーション」オプションを選択して仮想ホスト名が指定できるようになります。詳細なインストール手順は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Identity ManagementとOracleAS Metadata Repositoryをインストールする場合は、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの「OracleAS Cold Failover Cluster(Infrastructure): インストール手順の詳細」を参照してください。
Oracle Identity Managementのみをインストールする場合は、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの「OracleAS Cold Failover Cluster(Identity Management): インストール手順の詳細」を参照してください。
Metadata Repository Creation Assistantが実行されているデータベースには、TEMP表領域が存在する必要があります。TEMP表領域が存在しない場合は、Metadata Repository Creation Assistantを実行する前に作成してください。
OPatchを使用してOC4Jスタンドアロン・インストールにパッチを適用することはできません。これを実行しようとすると、次のエラーが発生します。
None of the patch actions is applicable to the Oracle Home. OPatch will not apply the patch, exiting...
Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドには、「OracleAS Cluster(Identity Management)構成への中間層のインストール」があります。マルチマスター・レプリケーション(MMR)でのOracle Identity Management(OID)への中間層のインストールに関する追加情報を次に示します。
地理的に分散したMMR OIDインストールがある場合、中間層はローカルOIDアドレスを指すそれぞれの場所にインストールする必要があります。
サイト内でMMRがロード・バランサとともに使用されている場合、中間層は2つのOIDをフロント・エンド処理するロード・バランサにインストールする必要があります。また、OIDに対して使用するLDAPロード・バランサは、1つのOIDノードのみを指すように構成する必要があります。インストールの完了後、ロード・バランサは元の構成に戻すことができます。
詳細は、OracleMetaLinkのNote 370433.1「Master Note: How to Setup and Configure MultiMaster Replication (MMR) with Identity Management (IM) Cluster in High Availability Env」を参照してください。
この項では、Oracle Application Server Companion CD 10g(10.1.2.0.2)に関する情報について説明します。この項の内容は次のとおりです。
表3-1に、Oracle Application Server Companion CD 10g(10.1.2.0.2)に収録されている製品のシステム要件を示します。
表3-1 システム要件
製品名 | 必要なディスク領域 | 必要なメモリー |
---|---|---|
Oracle Application Server Containers for J2EE |
36MB |
512MB |
Oracle Application Server TopLink |
219MB |
192MB |
Oracle Sensor Edge Server |
97MB |
512MB |
Oracle HTTP Server with Apache 1.3 |
454MB |
512MB |
Oracle HTTP Server with Apache 2.0 |
389MB |
512MB |
OracleAS Web Cache |
333MB |
512MB |
オペレーティング・システムとハードウェアの要件は、次のサイトを参照してください。
Oracle Application Server 10gリリース2(10.1.2)ドキュメント・ライブラリに含まれている『Oracle Sensor Edge Server管理者ガイド』は、OTN(http://www.oracle.com/technology/products
)から入手できます。
この項では、Oracle Application Serverのアップグレードに関する問題について説明します。この項の内容は次のとおりです。
第3.3.4項「部分レプリケーション環境でOracle Internet Directoryをアップグレードする際のmod_osso Configuration Assistantの実行に関する問題」
第3.3.7項「アップグレード時に、OracleAS Forms Servicesの構成ファイルに記述されているソースOracleホームへの参照で、大文字と小文字が区別される」
第3.3.9項「OracleAS Forms ServicesのEARファイルのデプロイ中にOracleAS Forms Servicesのアップグレードが失敗する」
第3.3.11項「formsweb.cfgのworkingDirectoryのORACLE_HOMEの値が置換されない」
OracleAS Portalリポジトリが、Oracle Real Application Clusters(RAC)データベースで構成されている場合、Portalリポジトリの10gリリース2(10.1.2)へのアップグレードが失敗し、アップグレード・エラー・ログに次のエラー・メッセージが表示される場合があります。
ERROR: WWU-01012: Upgrade completed with the following errors ### 177 : ERROR at line 1: ### 178 : ORA-38301: can not perform DDL/DML over objects in Recycle Bin
この問題を回避する方法
このエラーが発生した場合は、次の方法で問題を回避できます。
SQL*PlusからSYSユーザーとしてデータベースに接続します。
次のコマンドを実行します。
purge recyclebin;
アップグレードを再度実行します。
この問題をアップグレード前に回避する方法
RACデータベースに格納されているPortalリポジトリをアップグレードする前に、この問題を回避するには、次の手順を実行します。
SQL*PlusからSYSユーザーとしてデータベースに接続します。
次の問合せを入力します。
SELECT object_name, original_name, type, droptime FROM user_recyclebin;
問合せでno rows selected
が返された場合、追加の操作は必要ありません。
問合せで行が返された場合は、SQL*PlusからSYSとしてデータベースに接続し、次のSQL文を実行してごみ箱を空にします。
purge recyclebin;"
指示に従って、Portalリポジトリをアップグレードします。
Oracle Application Serverを10g(9.0.4)から10gリリース2(10.1.2)にアップグレードすると、「ようこそ」ページにあるOracle Enterprise Manager 10gのログイン・リンクが機能しなくなります。10.1.2のインストール時、Oracle Enterprise Manager 10g用に9.0.4で指定されたポート番号が、10.1.2の「ようこそ」ページで更新されません。
OracleAS FarmでのOracleAS Infrastructureのアップグレードを完了しても、アップグレード前のインフラストラクチャのインスタンスが、ファームに残ったままになります。具体的には、Application Server Controlコンソールの「ファーム」ページに、アップグレード前のインスタンスが引き続き表示されます。現在のところ、アップグレード前のインスタンスを削除する方法はありません。残ったインスタンスによって、アップグレードしたインフラストラクチャの動作に問題が発生することはありません。
中間層インスタンスはOracleAS Farmから切り離せます。ただし、OracleAS Farmからの中間層の切離しは、中間層を削除する前に行う必要があります。詳細は、Oracle Application Serverのアップグレードおよび互換性ガイドの第4章「中間層のアップグレード」、「OracleAS FarmからのソースOracleホームの削除」を参照してください。
Oracle Internet Directoryの部分レプリケーションを使用している環境でIdentity Managementをアップグレードすると、アップグレードの最後でmod_osso
Configuration Assistantに障害が発生する場合があります。
この問題が発生しても、Oracle Universal Installerを終了しないでください。プログラムを実行したまま、別のウィンドウを開いて次の対処方法を実行します。
テキスト・エディタを使用して、アップグレードするレプリカのOracleホームにある次のファイルを開きます。
ORACLE_HOME\config\infratool_mod_osso.properties
ファイルの内容を次のように変更します。
DCMRESYNC=oracle.ias.configtool.configimpl.DcmResync$0 JAZN=oracle.security.jazn.util.JAZNConfigTool$0 HTTPD=oracle.ias.configtool.configimpl.HttpdSsoConfig$0 MODOSSO=oracle.ias.configtool.configimpl.SsoConfig$0
infratool_mod_osso.properties
ファイルを保存して閉じます。
Oracle Universal Installerに戻り、Configuration Assistantの実行を再度試みます。
アプリケーション・サーバーの特定のコンポーネントをアップグレードする際に問題が発生する場合は、対応するリリース・ノートの該当するコンポーネントに関する章を参照してください。
たとえば、Oracle Ultra Searchのアップグレード中に問題が発生した場合は、第10章「Oracle Ultra Search」を参照してください。
Oracle Application Server 10g(9.0.4)から10gリリース2(10.1.2)にアップグレードすると、構成したOracle Delegated Administration Servicesのカテゴリのカスタム順序が上書きされることがあります。上書きされた場合、アップグレード後にOracle Internet Directoryセルフサービス・コンソールの「順序カテゴリ」ウィンドウから、カテゴリ・リストの順序を変更する必要があります。
OracleAS Upgrade Assistantを実行して中間層のOracleホームをアップグレードする際は、OracleAS Upgrade AssistantがOracleAS Forms Services構成ファイル内の情報を使用して、アップグレードの必要なファイルの場所を特定することに注意してください。
ただし、ソースOracleホーム内の場所への参照では、Windowsプラットフォームでも大文字と小文字が区別されます。
たとえば、実際のOracleホームがC:\asHome\であるのに構成ファイルがC:\AShomeディレクトリにあるファイルを参照している場合、そのファイルの場所を特定できないためアップグレードできません。
この問題を回避するには、次の構成ファイルの内容をチェックして、ソースOracleホームへのすべての参照で、大文字と小文字を正しく指定します。
web.xml
oc4j_bi_forms.properties
oc4j.properties
formsweb.cfg
のいずれかのアプリケーション・セクションで、envFile
パラメータを使用してユーザー定義の構成ファイルを指定している場合は、パラメータenvFileを指定する文字と、そのファイルのデフォルトのアプリケーション・セクションにおける文字とで、大文字と小文字の区別が一致している必要があります。
異なっている場合、中間層のOracleAS Upgrade Assistantがユーザー定義の構成ファイルを見つけることができないため、アップグレードできません。
Business Intelligence and FormsのOracleホームをOracle Application Server 10gリリース2(10.1.2)にアップグレードする際にOracleAS Forms Servicesのアップグレードが失敗した場合、OracleAS Upgrade Assistantのログ・ファイルを確認します。
DESTINATION_ORACLE_HOME/upgrade/log/iasua.log
iasua.log
ファイルに次のエラーがある場合は、OracleAS Upgrade Assistantを再度実行します。
Forms: Caught exception
oracle.ias.sysmgmt.deployment.j2ee.exception.J2eeDeploymentException: Nested
exception
Resolution:
Base Exception:
This DCM Client Session has been invalidated due to DCM Daemon restart. All
unsaved changes will be lost.
Forms: Caught exception oracle.ias.upgrade.config.oc4j.Oc4jUpgradeException:
Caught exception
ERROR:1 Forms: Error deploying Forms ear file for the user application
appliation_name
NOTIFICATION:1 Framework: Finished upgrading Forms with status: Failure.
OracleAS Upgrade Assistantを2回目に実行すると、OracleAS Forms Servicesコンポーネントが正常にアップグレードされるはずです。
シード・データベースとは、Oracle Application Serverのインストール手順でインストールされて、自動的に構成されたデータベースのことです。OracleAS Infrastructureコンポーネントの全体的なアップグレードの一環としてアップグレードする場合以外は、シード・データベースを手動でアップグレードする必要はありません。OracleAS Infrastructureコンポーネントのアップグレードの詳細は、Oracle Application Serverのアップグレードおよび互換性ガイドを参照してください。
ただし、Oracle Application Server環境をアップグレードせずに、Oracle Application Serverのシード・データベースを新しいデータベース・バージョンに手動でアップグレードすることができます。アップグレードが完了したデータベースは、シード・データベースと呼ばれずに、カスタマ・データベースと呼ばれる場合があります。そのため、この手動によるアップグレード手順は、シード・データベースからカスタマ・データベースへのアップグレード手順とも呼ばれます。
シード・データベースをOracle Database 10g(10.1.0.4.2)にアップグレードすると、Oracle Application Server Identity ManagementインスタンスのDistributed Configuration Management(DCM)デーモンが起動しない場合があります。これは、Identity Managementインスタンスとアップグレード後の10gのカスタマ・データベースとの間にOracle Notification Server(ONS)ポートの競合が発生しているためです。Identity ManagementインスタンスのONSポートは、アップグレード後の10gデータベースによってすでに使用されています。
この問題を回避するには、次の構成ファイルのローカル・ポートのファイル要素を、競合しないポートの値に更新します。
DATABASE_HOME
\opmn\conf\ons.config
OracleAS Upgrade Assistantでは、formsweb.cfgのworkingDirectory
パラメータにあるアップグレード元のORACLE_HOME
への参照が、アップグレード先のORACLE_HOME
に置換されません。
対処方法として、OracleAS Upgrade Assistantを実行した後、formsweb.cfgのworkingDirectory
パラメータにあるアップグレード元のORACLE_HOME
への参照を、アップグレード先のORACLE_HOME
に置換します。
Oracle9i Application Server 9.0.2.xにジオコーディング、マッピングまたはルーティングのプロバイダが構成されている場合、Oracle Application Server 10gリリース2(10.1.2)へのアップグレード後は、これらのOracleAS Wirelessロケーション・ベース・サービスが動作しなくなる可能性があります。
そのため、アップグレード後は、ジオコーディング、マッピングまたはルーティングのプロバイダをすべて、Application Server Controlコンソールを使用して手動で削除する必要があります。具体的には、ロケーション・ベース・サービスの管理に、「サイト管理」ページの「コンポーネント構成」セクションにある「ロケーション・サービス」リンクを使用します。「サイト管理」ページは、Application Server ControlコンソールのOracleAS Wirelessホーム・ページからアクセスできます。
OracleAS Wirelessのロケーション・ベース・サービスの詳細は、次のOTNのWebサイトで「OracleAS Wireless」の「Location Based Services」を参照してください。
http://www.oracle.com/technology/products
10.1.2.0.2または10.1.4.0.0のいずれかのOracleAS Metadata Repository Upgrade Assistantで新しいデータベース・リリースをサポートするには、次の手順を完了する必要があります。
テキスト・エディタで$ORACLE_HOME
/mrua/mrua.xml
を開きます。
OracleAS Metadata Repository Upgrade AssistantのCD ROMを使用している場合は、CDの内容を書込み可能なディレクトリにコピーして編集する必要があります。
$ORACLE_HOME
/mrua/mrua.xml
ファイルに、次の内容を追加します(次の例では、RDBMS 10.2.0.2を使用しています)。
<Version ReleaseNumber="10.2.0.2" DisplayName="OracleAS supported database"> </Version>
編集した$ORACLE_HOME
/mrua/mrua.xml
ファイルを保存し、MRUAを実行します。
OracleAS Metadata Repository Upgrade Assistantを実行します。
注意: Oracle Application Serverリリース2(10.1.2)のMetadata Repositoryをホストするデータベースをアップグレードする前に、そのデータベース・リリースがサポートされていることを確認する必要があります。次のOTNのWebサイトで、Oracle Application Server動作要件の表4「Oracle Application Server Certified Oracle Databases」を参照してください。
|
ODSパスワードは、ユーザー・アカウントのロック解除やディレクトリに対するセキュリティの構成など、特定のOracle Internet Directory管理タスクの実行に必要です。
Oracle Identity Managementを10gリリース2(10.1.2)にアップグレードした後、アップグレード先OracleホームのODSパスワードはアップグレード元OracleホームのODSパスワードと同じではなくなります。かわりに、アップグレード先OracleホームのODSパスワードは、アップグレード手順の際に新しいOracle Application Server 10gリリース2(10.1.2)インスタンスに対して指定したias_admin
パスワードと同じになります。
この項では、インストールおよびアップグレードに関するドキュメントの記載内容の誤りについて説明します。この項の内容は次のとおりです。
第3.4.12項「Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドでのOracleMetaLinkの参照の誤り」
第3.4.14項「OracleAS Disaster Recovery環境へのOracle Application Serverのインストールにおける制限事項の誤り」
第3.4.16項「Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantのユーザーズ・ガイドの記載内容の誤り」
第4.4.2項「ポートが使用中かどうかの確認」では、Windows XPにおいて特定のポートが使用されているかどうかを確認するコマンドが記載されていますが、これは誤りです。正しいコマンドは次のとおりです。
C: \> netstat -an | findstr "<portnum>"
ここで、"<portnum
>"は、二重引用符で囲まれたポート番号を表します。たとえば、ポート1814が使用されているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
C: \> netstat -an | findstr "1814"
Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantのユーザーズ・ガイドに次の記載があります。
「passwordパラメータに指定する値は、SYSユーザーのパスワードを設定します。現在のSYSパスワードと異なる値を指定すると、SYSパスワードは変更されます。」
この記載を次のように変更します。
「passwordパラメータに指定する値は、ユーザーSYS用のパスワードを設定します。データベースに接続した後、ALTER USER文を発行してSYSのパスワードを変更すると、データ・ディクショナリに格納されているパスワードとパスワード・ファイルに格納されているパスワードの両方が更新されます。これは必須パラメータです。」
更新されたテキストは、『Oracle Database管理者ガイド』のテキストと一致しています。
Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantのユーザーズ・ガイドで、Oracle Database 9.2の前提条件からUltra Searchが抜けています。
これは誤りです。Oracle Database 9.2にUltra Searchを構成しておかないと、OracleAS Metadata Repository Creation Assistantは実行できません。
Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantのユーザーズ・ガイドでは、表1-7に、compatible
初期化パラメータに必要な補足事項を追加する必要があります。
compatible
パラメータの指定には、小数点で区切られた4つ以上の数字を使用する必要があります。たとえば、「9.2.0.0」と「9.2.0.0.0」は両方とも受け入れられますが、「9.2.0」は受け入れられません。
OracleAS Single Sign-Onに対して、「OracleASクラスタ(ID管理)」オプションを使用してOracleAS Infrastructureをインストールした場合は、その後、追加の手順を実行する必要があります。詳細は、第26章「Oracle Application Server Single Sign-On」を参照してください。
Oracle Application Server 10gとともにインストールされているドキュメントでは、該当言語を示すための標準的なファイル拡張子が使用されていません。たとえば、中国語のファイル(および拡張子にアンダースコアが含まれるその他のファイル)は識別されません。
この問題を回避するには、ORACLE_HOME
/ohs/htdocs
ディレクトリおよびORACLE_HOME
/ohs/htdocs
のすべてのサブディレクトリで、ファイル拡張子を次のように変更します。
zh_CN -> zh-CN
pt_BR -> pt-BR
es_ES -> es-ES
fr_CA -> fr-CA
zh_TW -> zh-TW
入力ミスにより、『Oracle Application Serverクイック・アップグレード・ガイド』に、OracleAS Upgrade Assistantログ・ファイルのパスが誤って記載されています。この入力ミスは、中間層アップグレードのトラブルシューティング手順に関する項にあります。
OracleAS Upgrade Assistantログ・ファイルは、実際には次の場所にあります。
DESTINATION_ORACLE_HOME\upgrade\log\iasua.log
Forms and Reports ServicesのインストールCDのupgrade.txtファイルには、Oracle Application Server 10gリリース2(10.1.2.0.2)のForms and Reports Servicesインストール・タイプへのアップグレード方法がまとめられています。
ただし、このファイルに記載されているリリース番号が間違っています。このファイルのリリース10.1.2.0.1への参照は、リリース10.1.2.0.2に変更する必要があります。
著作権情報のヘルプ・トピックにある著作権の日付で、間違った日付範囲が指定されています。この日付範囲は、次のように修正する必要があります。Copyright © 1996-2005, Oracle. All rights reserved.
ほとんどのヘルプ・トピックでは、ページの下部にあるリンクで商標の日付範囲が正しく表示されます。著作権の日付範囲が間違っているのは、著作権情報のトピックだけです。
Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantのユーザーズ・ガイドの付録B「サイレント・インストール」の、第B.2.2.1.1項「ファイル・システムを使用するデータベースにOracleAS Metadata Repositoryをロードする際のレスポンス・ファイルの例」の「[ADVANCED]
」セクションに、次の要件が示されています。
SYSTEM_UNDO_TABLESPACE_REQUIREMENT_MET =false
正しい要件は、次のようになります。
SYSTEM_UNDO_TABLESPACE_REQUIREMENT_MET =true
Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの第4.8.3項「複数の別名を持つコンピュータへのインストール」では、ORACLE_HOSTNAME
変数を使用するよう推奨していますが、これは誤りです。Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの記載どおりにORACLE_HOSTNAME
環境変数を使用すると、Oracle Universal Installerがファイルのコピー中に終了します。インストール時、(ループバック・アダプタなど)他の方法を使用しても失敗します。
このような環境にOracle Application Serverをインストールするには、その前に使用するコンピュータのホスト名をOUI_HOSTNAME
環境変数に設定する必要があります。
Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの表4-2「システム要件」で、次の記載内容に誤りがあります。
「Windows XP Service Pack 2を実行している場合は、OracleMetaLinkのサイト(http://metalink.oracle.com
)のドキュメントID 280874.1を参照してください。」
Windows XP Service Pack 2を実行している場合、OracleMetaLinkでドキュメントID 280874.1を参照する必要はありません。
Oracle Internet Directoryをリリース2(9.0.2)から10gリリース2(10.1.2)にアップグレードする場合は、Oracle Application Serverのアップグレードおよび互換性ガイドにある、oidpu904.sql
スクリプトの実行によるorclnormdnカタログの再作成に関する項の手順に従う必要があります。
ただし、この手順では、アップグレード先Oracleホームで次のスクリプトを実行して索引を再作成するように指示されています。
DESTINATION_ORACLE_HOME\ldap\bin\catalog.bat
しかし、catalog.bat
ファイルは存在しません。かわりに、Microsoft Windows用のUNIXエミュレーション・ユーティリティを使用してcatalog.sh
シェル・スクリプトを実行する必要があります。このシェル・スクリプトはldap\bin
ディレクトリにあります。詳細は、『Oracle Identity Managementユーザー・リファレンス』のWindows用UNIXエミュレーション・ユーティリティに関する項を参照してください。
Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの第13.3.1項「OracleAS Infrastructureのインストール」に、次の記述があります。
「OracleAS InfrastructureのOracle Identity ManagementおよびOracleAS Metadata Repositoryコンポーネントを同じノードにインストールする必要があります。コンポーネントを複数のノードに分散することはできません。」
この制限事項は誤りです。
Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの「高可用性環境へのインストール: OracleAS Cluster(Identity Management)」の第12.5.4項に対する修正事項です。
OracleAS Cluster(Identity Management)を後続のノードにインストールする場合の注意
最初のノードに使用したものと同じ言語セットをインストール時に選択します。
最初のノードに対してインストールした言語は、必要なすべての後続ノードをインストールするまで無効にしないでください。言語を無効にすると、Single Sign On Configuration Assistantでエラーが発生することがあります。
Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantのユーザーズ・ガイドの表1-9「スキーマおよび表領域」にあるOracle Enterprise Manager 10gに関する行は、間違っているので無視してください。