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Oracle Application Server Standard Edition Oneリリース・ノート
10g リリース2(10.1.2)for Microsoft Windows(32 Bit)
B19168-03
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12 Oracle Directory Integration and Provisioning

この章では、Oracle Directory Integration and Provisioningに関する問題について説明します。 この章の内容は次のとおりです。

12.1 構成に関する問題と対処方法

この項では、Oracle Directory Integration and Provisioningの構成に関する問題とその対処方法について説明します。 この項の内容は次のとおりです。

12.1.1 インストール後のDirectory Integration and Provisioningサーバーのステータス

Oracle Internet Directoryがインフラストラクチャとともにインストールされた後にのみ、OID Configuration AssistantはDirectory Integration and Provisioningサーバーを起動します。Directory Integration and Provisioningのスタンドアロン・インストールでは、OID Configuration Assistantはサーバーを登録しますが、起動はしません。

これは、Directory Integration and Provisioningサーバーの2つのインスタンスに、同一のインスタンス番号または構成設定番号を付けることができないという制限があるためです。

Directory Integration and Provisioningサーバーの1つ目のインスタンスは、常にインスタンス番号1と構成設定番号0を使用して起動されます。その後、このサーバーの別のインスタンスが別のインストールで起動されると、これも同様にインスタンス番号1と構成設定番号0を使用します。ただし、このインスタンス番号と構成設定番号はすでに使用されているため、2つ目のインスタンスはエラーになります。

ただし、Directory Integration and Provisioningサーバーは登録されているため、インスタンスを手動で起動することは可能です。これには、スクリプト$ORACLE_HOME/bin/odisrvを使用します。このとき、起動するサーバー・インスタンスには、現在実行中の他のインスタンスと同一のインスタンス番号または構成設定番号が指定されていないことを確認してください。

12.1.2 Oracle Internet Directory 10g リリース2(10.1.2)からのアップグレード後にはサポートされない2つのOracle Internet Directoryプラグイン機能

Oracle Application Server 10g リリース2(10.1.2)では、Oracle9i Database Serverリリース2(9.2)に対して実行されるディレクトリ・サーバーで、次のプラグイン機能がサポートされません。

  • Windows NTドメインの外部認証プラグイン

  • プラグイン定義の一部としてディレクトリ・サーバーに接続するための、OID PL/SQL PLUGIN APIとして提供されるLDAP_PLUGINパッケージのsimple_bind_s()関数

12.2 管理に関する問題と対処方法

この項では、Oracle Directory Integration and Provisioningの管理に関する問題とその対処方法について説明します。 この項の内容は次のとおりです。

12.2.1 Oracle Internet DirectoryへのCSVファイルのデータのロード

Directory Integration and Provisioning Assistant(dipassistant)には、Oracle Internet DirectoryにCSVファイルのデータをロードする新しいloaddata操作が追加されています。

12.2.1.1 dipassistant loaddataの構文

dipassistant loaddata –f properties_file

次のサンプル・プロパティ・ファイルを参照してください。

$ORACLE_HOME/ldap/odi/samples/csv2ldp.properties

12.2.1.2 dipassistant loaddataの引数

-f properties_file

必須。「dipassistant loaddataの構成ファイルのプロパティ」で説明するプロパティを含むプロパティ・ファイルのフルパスおよびファイル名を指定します。

12.2.1.3 dipassistant loaddataの構成ファイルのプロパティ

odip.bootstrap.srctype

必須。ロードするデータのソース・タイプを指定します。このプロパティに有効な値はCSVのみです。

odip.bootstrap.dsttype

必須。ロードするデータの宛先タイプを指定します。このプロパティに有効な値はLDAPのみです。

odip.bootstrap.srcurl

必須。Oracle Internet Directoryにロードするデータを含むCSVファイルの絶対パスを指定します。次のサンプル・データファイルを参照してください。

$ORACLE_HOME/ldap/odi/samples/csvsample.data

odip.bootstrap.srcctl

必須。データの格納方法に関するソース制御情報を含むファイルの絶対パスを指定します。次のサンプルのソース制御ファイルを参照してください。

$ORACLE_HOME/ldap/odi/samples/csvsample.ctl

odip.bootstrap.desturl

必須。データのロード先ディレクトリ・サーバーのLDAP host_name:portを指定します。

odip.bootstrap.destdn

必須。ロード先ディレクトリへのバインドに使用するDNを指定します。デフォルトは、Oracle Directory Integration and Provisioning管理者のDN("cn=dipadmin"など)です。

odip.bootstrap.destpasswd

必須。ロード先ディレクトリへのバインドに使用するパスワードを指定します。LDAPバインディングの場合、このパスワードはセキュリティ資格証明として使用されます。データのロード後、すぐにプロパティ・ファイルからこのプロパティに割り当てた値を削除することをお薦めします。

odip.bootstrap.mapfile

必須。属性とドメインのマッピングを含むマップ・ファイルの絶対パスを指定します。次のサンプル・マップ・ファイルを参照してください。

$ORACLE_HOME/ldap/odi/samples/csvload.map.sample

odip.bootstrap.logfile

オプション。ログ・ファイルのパスおよびファイル名を指定します。デフォルトはORACLE_HOME/ldap/odi/loaddata.logです。

odip.bootstrap.trcfile

オプション。トレース・ロギング・ファイルのフルパスおよびファイル名を指定します。デフォルトの場所はORACLE_HOME/ldap/odi/log/loaddata.trcです。既存のファイルは上書きされます。

12.2.2 シングル・ドメインのMicrosoft Active Directoryデプロイメントではデフォルトのマッピング・ルールを簡略化できる

シングル・ドメインのMicrosoft Active Directoryデプロイメントでは、Oracle Directory Integration and Provisioningとともにインストールされたマッピング・ルールを簡略化できます。

デフォルトのマッピング・ルールは次のとおりです。

sAMAccountName,userPrincipalName: :
:user:orclSAMAccountName: :orclADUser:toupper(truncl(userPrincipalName,'@'))+"$"+sAMAccountname

デプロイメントのActive Directoryがシングル・ドメインである場合は、デフォルトのマッピング・ルールを次のとおり簡略化できます。

sAMAccountName: : :user:orclSAMAccountName::orclADUser

12.2.3 Directory Integration and Provisioning Assistantは、SSL Mode 2をサポートしない

10g リリース2(10.1.2)では、Directory Integration and Provisioning AssistantをSSL以外の接続と、SSL接続(認証は行わず(SSL Mode1)、接続を暗号化する)SSL接続の両方で使用できます。Assistantは、一方向(サーバーのみ)のSSL認証を必要とするSSL Mode 2を使用することはできません。

12.2.4 シェル・スクリプト・ベースのプロファイル構成ツールは廃止される予定

シェル・スクリプト・ベースの構成ツールldapcreateConn.sh、ldapdeleteConn.shおよびldapUploadAgentFile.shは、10g リリース2(10.1.2)で廃止される予定です。プロファイルの構成には、JavaベースのOracle Directory Integration and Provisioningサーバー管理ツールを使用することをお薦めします。

12.2.5 Oracle Directory Integration and Provisioningサーバーは、Oracle Internet DirectoryのMODRDN変更のイベントを伝播しない

Oracle Directory Integration and Provisioningサーバーは、Oracle Internet Directoryにおける追加、変更および削除の操作によるイベントを伝播します。modrdn操作を行った結果としてのイベントは伝播しません。

12.2.6 マルチマスター・レプリケーションを使用する高可用性環境では、プロビジョニング・イベントが伝播されない場合および複製される場合がある

マルチマスター・レプリケーションでは、最終変更番号はOracle Internet Directoryノードにローカルに格納されます。高可用性環境では、そのノードに障害が発生し、プロビジョニング・プロファイルが別のOracle Internet Directoryノードに移されると、プロファイルに対して適用された最終変更番号は無効になります。プロファイル内のその番号は、フェイルオーバー・ノード上で手動でリセットする必要があります。それでも、イベントが伝播されない場合や複製される場合があります。

12.2.7 Oracle Directory Integration and Provisioningサーバーを停止した直後に再起動すると停止しないことがある

停止するかどうかを判断するために、Oracle Directory Integration and Provisioningサーバーは、cn=odisrv,cn=subregistrysubentryに保存されている登録エントリをポーリングします。これは30秒間隔で実行されます。サーバーを停止して30秒未満で再起動すると、新しいインスタンスが起動する前に、古いサーバー・インスタンスが停止しないことがあります。これを回避するには、30秒間待ってからサーバーを再起動します。

12.2.8 Provisioning Subscriptionツール(oidprovtool)ではプロファイルの最終変更番号エントリを変更できない

プロファイルのlastchangenumberエントリを変更するには、ldapmodifyを使用します。

12.2.9 Real Application ClustersまたはOracle Application Server Cluster(Identity Management)構成でのディレクトリ・レプリケーションおよびDirectory Integration and Provisioningサーバー・インスタンスの再起動

ディレクトリ・レプリケーション・サーバー(oidrepld)またはDirectory Integration and Provisioningサーバー(odisrv)のいずれか、あるいはその両方を実行しているプライマリ・ノードに障害が発生すると、5分後にセカンダリ・ノードのOIDモニターがこれらのプロセスをセカンダリ・ノードで開始します。ただし、プライマリ・ノードが再起動しても、これらのサーバーはプライマリ・ノードで自動的に再起動しません。

通常のシャットダウンはフェイルオーバーとしては処理されません。すべてのプロセスが正常に停止した場合、セカンダリ・ノードで実行されているOIDモニターは、5分間経過してもこれらのプロセスをセカンダリ・ノードで開始することはありません。また障害が発生した場合と同様に、プライマリ・ノードが再起動されても、これらのサーバーはプライマリ・ノードで自動的に再起動されません。

12.2.10 Real Application ClustersおよびDirectory Integration and Provisioningサービスの使用

次の状況について考えてみます。

  • Oracle Internet Directoryは、Real Application Clusters(RAC)モードで構成されています。

  • Directory Integration and Provisioningサーバーは、別のノードでOracle Directory Integration and Provisioningのみのインストールの一部として実行されています。

  • Directory Integration and Provisioningサーバーを実行するOracle Internet Directoryノードに障害が発生します。

この状況では、Directory Integration and Provisioningサーバーは、RAC対応の他のOracle Internet Directoryノードの1つに実行を透過的に切り替えることができません。その結果、Directory Integration and Provisioningサーバーも強制終了されるため、$ORACLE_HOME/bin/odisrvスクリプトを使用して手動で起動する必要があります。

12.2.11 dipassistant loaddata操作のヘルプで、使用できないコマンド引数がリストされる

dipassistant loaddataコマンドで使用できるコマンド引数は、-fのみです。この引数には、「dipassistant loaddataの構成ファイルのプロパティ」で説明するプロパティを含むプロパティ・ファイルのフルパスおよびファイル名を指定します。

12.3 ドキュメントの誤記

『Oracle Identity Management統合ガイド』では、マッピング・ルールを構成する際の識別名マッピングの指定に関する情報に誤記があります。