インストレーション・ガイド
Studio Edition リリース 10.1.3
部品番号: B28492-01
2006年1月
JDeveloper をインストールする前に、このガイドをお読みください。
JDeveloper は 100% Pure Javaで開発されたプログラムです。 したがって、J2SE Development Kit(JDK)5.0が用意された任意のプラットフォーム上で動作可能です。 JDeveloperを使用するシステムの推奨要件は、次のとおりです。
リソース 推奨 オペレーティング・システム Windows 2000 Service Pack 4
Windows XP Service Pack 2
Windows Server 2003 (32bit)CPU Pentium IV 2GHz以上 メモリー 1GB RAM ディスプレイ 65536色、1024 × 768 以上の解像度 ハードディスク容量 375MB J2SE Development Kit Sun JDK 5.0 Update 5以降
リソース 推奨 ディストリビューション Red Hat Enterprise AS/ES 3
Red Hat Enterprise AS/ES 4CPU Pentium IV 2GHz以上 メモリー 1GB RAM ディスプレイ 65536色、1024 × 768 以上の解像度 ハードディスク容量 375MB J2SE Development Kit Sun JDK 5.0 Update 5以降
リソース 推奨 オペレーティング・システム Apple Mac OS X Version 10.4 CPU Dual 1.25 GHz G4/G5(最小: G4 1GHz) メモリー 2GB RAM (最小: 768 MB) ディスプレイ 65536色 ハードディスク容量 375MB Java2 SDK Java 2 SE 5.0 Release 1以降
JDeveloperは、Concurrent Version System(CVS)を使用したバージョン管理をサポートしています。 以下のバージョンで動作確認がとられています。
「更新の確認」ウィザードを使用することで、次のバージョン管理ツールと連携する拡張機能のインストールが可能ですが、日本ではサポートされません。
WindowsプラットフォームへJDeveloperをインストールする手順は次のとおりです。
jdevstudiobase1013.zip
を任意のディレクトリで解凍します。
ただし、名前にスペースが入ったディレクトリ(C:\Program Files
など)にインストールすると、一部の機能が正しく動作しないことがあるので注意してください。<JDev_Install>/jdeveloper.exe
を起動します。JDeveloperでは、コード修正アドバイザ機能(CodeCoach)、プロファイリングなどJava VMの拡張機能を提供するOJVMを提供しています。 OJVMのインストールは、JDeveloperの起動後に次の手順で行います。
UNIXやLinuxなどのプラットフォームへJDeveloperをインストールする手順は次のとおりです。
jdevstudiobase1013.zip
を任意のディレクトリで解凍します。<JDev_Install>\jdev\bin\jdev.conf
を開き、最後に次の1行を追加します。
SetJavaHome <Java2 SDKインストール・ディレクトリ>たとえば、以下のように記述します。
SetJavaHome /user/local/java
chmod -R g+r <JDev_Install>
<JDev_Install>/jdev/bin/jdev
<JDev_Install>/jdev/bin/ojc
<JDev_Install>/jdev/bin/start_oc4j
<JDev_Install>/jdev/bin/stop_oc4j
<JDev_Install>/j2ee/home/application-deployments
<JDev_Install>/j2ee/home/applications
<JDev_Install>/j2ee/home/config
注意:
<JDev_Install>/j2ee/home/application-deployments
は、
java -jar oc4j.jar -install
というコマンドによってOC4Jをインストールしたときに生成されるディレクトリです。
<JDev_Install>/jdev/bin/jdev
を実行します。UNIXおよびLinux環境では、Javaが提供するマウス・ポインタの問題によりドラッグ&ドロップなどの処理中にマウス・ポインタが見ずらくなってしまうことがあります。 この問題を回避するには、JDeveloperが提供するマウス・ポインタのセットに置き換えることで回避することができます。
JDeveloperが提供するマウス・ポインタのセットを使用するための設定は次の手順で行います。
<JDKインストール・ディレクトリ>/jre/lib/images/cursors
<JDev_Install>/jdev/bin/clear_cursors.tar
Mac OS X上でJDeveloperを使用するためには、Java 2 SE 5.0 Release 1以降をインストールする必要があります。 これは、 http://www.apple.com/support/downloads/java2se50release1.html からダウンロードするか、ソフトウェア・アップデートを使用することでインストールできます。
Mac OS XにJDeveloperをインストールする手順は次のとおりです。
jdevstudio1013.dmg
をダブルクリックしてディスクイメージをマウントします。Applications
フォルダ)にドラッグしてハードディスク・ドライブにコピーします。/Users/<username>/jdevhome
の下に作成されます。JDeveloperのヘルプ・ドキュメントは現在、英語版のみが提供されています。 日本語版ヘルプ・ドキュメントは、後日OTN-Jから提供される予定です。
JDeveloperでは、旧リリース(JDeveloper 9.0.2以降)で使用していたライブラリやデータベースなどへの接続情報、プロジェクトなどの設定情報を移行することができます。 JDeveloper 3.2.3の設定情報を本リリースへ直接移行することはできません。
JDeveloperをインストール後に初めて起動すると、「ユーザー設定の移行」ダイアログが表示されることがあります。
このダイアログで「はい」をクリックすると、旧リリースのJDeveloperの設定情報を移行することができます。
もし、「いいえ」をクリックした場合でも、 -migrate
オプション付でJDeveloperを起動しなおすことで設定情報を移行することができます。
旧リリースのユーザー設定情報を移行するための手順は次のとおりです。
-migrate
オプション付で起動します。
jdeveloper -migrate
jdev -migrate
system<ビルド番号>
ディレクトリ(R9.0.2の場合はsystem
ディレクトリ)を選択
<JDev_Install>
\jdev\system<ビルド番号>
<ユーザーのホーム・ディレクトリ>/jdevhome/system<ビルド番号>
備考: ユーザー設定情報の移行に関する詳細は、JDeveloperのメインメニューから「ヘルプ」->「目次」を実行してヘルプ・センターを開き、 「Getting Started with Oracle JDeveloper」->「Migrating to Oracle JDeveloper 10g Release 10.1.3」 のトピックを参照してください。
JDeveloperは、JUnitを使用してコンポーネントのテストを行うためのJUnit Extensionなど、さまざまな拡張機能が提供されています。
拡張機能を自動的にダウンロードしてインストールするための手順は次のとおりです。
備考: Official Oracle Extensionsから拡張機能をダウンロードするには、OTNのアカウントが必要な場合があります。
JDeveloper には、開発したアプリケーションのテスト実行およびデバッグのための埋込みOC4Jサーバーとして Oracle Application Server 10g Containers for J2EE 10.1.3(OC4J)が含まれています。 埋込みOC4Jサーバーが使用する各種設定ファイルは、次の場所に保存されています。
<JDev_Install>/jdev/system/oracle.j2ee.10.1.3.xx.xx/embedded-oc4j
埋込みOC4JサーバーはServletやEJBなどJ2EEアプリケーションのテスト/デバッグ時にJDeveloperから自動起動されます。
この埋込みOC4Jサーバーをスタンドアロンで起動/停止できるように、start_oc4j
および stop_oc4j
というバッチ・ファイルが <JDev_Install>/jdev/bin
に用意されています。
また、<JDev_Install>/j2ee/home
ディレクトリで、以下のコマンドを実行することでも実現できます。
<JDev_Install>/j2ee/home
ディレクトリで次のコマンドを実行します。
java -jar oc4j.jar -install
<JDev_Install>/j2ee/home
ディレクトリで次のコマンドを実行します。
java -jar oc4j.jar
<JDev_Install>/j2ee/home
ディレクトリで次のコマンドを実行します。
java -jar admin.jar ormi://localhost <管理者ユーザー名> <管理者ユーザーのパスワード> -shutdown
デフォルトでは、OC4Jは、パフォーマンスを向上させるために多数のクラスを事前ロードします。
このため、OC4Jにデプロイしようとしたときや、デプロイ後にアプリケーションを実行しようとしたときに、 java.lang.OutOfMemoryError
が発生することがあります。
java.lang.OutOfMemoryError
が発生した場合の対処方法には、次の2つがあります。
-mx
フラグで最大ヒープ・サイズを指定して再起動します。
次に例を示します。
java -mx512M -jar oc4j.jar
-Doracle.j2ee.dont.use.memory.archive=true
フラグを指定して再起動します。
次に例を示します。
java -Doracle.j2ee.dont.use.memory.archive=true -jar oc4j.jar
JDeveloperで作成したJ2EEアプリケーションのデプロイ先としてオラクル社によって動作確認されているアプリケーション・サーバーについては、 http://otn.oracle.co.jp/products/jdev/ に掲載されている「JDeveloperによるアプリケーション・サーバーのサポート」を参照してください。
JDeveloperから各種アプリケーション・サーバーへデプロイする手順に関する詳細は、オンライン・ヘルプの「Deploying Applications」のトピックを参照してください。
次の表は、Oracleデータベースおよびサードパーティー製のデータベースに対する連携機能の対応状況をまとめたものです。○印は、現段階でオラクル社により実施された製品テストをパスした機能であることを表しています。 情報が更新された場合は、 http://otn.oracle.co.jp/products/jdev/ に掲載される予定です。
データベース | JDeveloperの機能 | ||||
---|---|---|---|---|---|
オンライン データベース |
SQL ワークシート |
PL/SQL | オフライン データベース機能 |
||
Oracle Database 10g | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Oracle9i (9.2.0.7) | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Oracle8i (8.1.7.4) | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Oracle Database Lite (10.0.0) | ○1 | ○ | N/A | ○ | |
DB2 (8.1) | ○2 | ○ | N/A | ○3 | |
SQL Server (2000) | ○2 | ○ | N/A | ○3 | |
MySQL (5.0) | ○2 | ○ | N/A | △ | |
MySQL (4.0.10) | ○2 | ○ | N/A | ○3,4 | |
Sybase ASE (12.5) | ○2 | ○ | N/A | ○3 | |
Informix Dynamic Server (10.0) | ○2 | ○ | N/A | ○3 | |
TimesTen (6.0) | ○2 | × | N/A | ○3 |
備考
JDeveloperは、次のブラウザに対して動作確認されています。
JDeveloperのアンインストールは、JDeveloperをインストールしたディレクトリを削除するだけです。このほかに特別な作業は必要ありません。
Windows環境の場合は、JDeveloperをアンインストールする前に、作成したプロジェクトおよびファイルのバックアップをとっておくことをお勧めします。
これらのファイルはデフォルトで <JDev_Install>/jdev/mywork
ディレクトリに保存されています。
オラクル社では、Web上で多くのリソースを提供しています。有益だと思われるいくつかのサイトを、次に挙げます。
説明 | URL |
---|---|
日本オラクルのサイト | http://www.oracle.co.jp/ |
Oracle Technology Network Japan(OTN-J) | http://otn.oracle.co.jp/ |
OTN-J: Oracle JDeveloper 10g 製品ページ | http://otn.oracle.co.jp/products/jdev/ |
OTN-J: Java Developer Center | http://otn.oracle.co.jp/tech/java/ |
OTN-J: ディスカッション・フォーラム | http://otn.oracle.co.jp/forum/ |