Oracle Application Serverリリース・ノート 10gリリース3(10.1.3.2.0) for Microsoft Windows(64-bit)on Intel Itanium E05150-02 |
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この章では、Oracle Application Serverのインストールに関する問題とその回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、Oracle Application Serverのインストールに関する問題について説明します。内容は次のとおりです。
Vistaで基本的なインストール・タイプを実行する場合、インストーラがOPMNを再起動しようとすると(コンフィギュレーション・アシスタントを実行する直前に)ハングすることがあります。
この問題を回避するには、次の事項を確認します。
VistaマシンでIPv6が実行されていないことを確認します。デフォルトではVistaでのIPv6の実行は、このリリースのOracle Application Serverでサポートされていません。VistaでIPv6を無効にするには、次の手順を実行します。
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
ファイルで次の行を削除またはコメント・アウトします。
::1 localhost
「ネットワーク接続」の「プロパティ」ページで、使用するすべての接続およびアダプタのIPv6の選択を解除します。このページは「コントロール パネル」から表示できます。
「レジストリ エディタ」を開きます。
次のレジストリのエントリをDWORD型で作成し、値を0xFF
に設定します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip6\Parameters\DisabledComponents
「レジストリ エディタ」を終了します。
コンピュータを再起動します。
「管理者として実行」で開始されたコマンド・シェルからインストーラを起動します。起動するには、Windows Explorerでcmd.exe
を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
サイレント・インストールまたは非対話インストールを行うためにレスポンス・ファイルを使用してインストーラを実行する場合、インストーラの-record
コマンドライン・オプションで作成したレスポンス・ファイルを使用することはできません(Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの、インストーラの記録モードでのレスポンス・ファイルの作成に関する項を参照)。かわりに、付属のレスポンス・ファイル・テンプレートから作成したレスポンス・ファイルを使用する必要があります。テンプレート・ファイルのプレースホルダの値は、独自の値で置き換えてください。
このリリースのOracle Application Serverは、IPv6で構成されたマシンでの動作が保証されていません。このリリースのOracle Application Serverは、IPv4で構成されたマシンにインストールして実行する必要があります。
Oracle WebCenter FrameworkとOracle Content Databaseを同じマシン上にインストールした場合、opmn.log
に次のようなメッセージを見ることがあります。
ホストにOracle Application Server 10g(9.0.4)がインストールされている場合、Oracle Application Serverのクイック・インストレーションおよびアップグレード・ガイドで概要を説明しているように、gcc-2.95
またはgcc-2.96
をシステムにインストールした可能性があります。この手順では、/usr/bin/gcc
および/usr/bin/cc
のシンボリック・リンクを該当するリリースの実行可能ファイルに対して作成する必要がありました。
06/06/07 06:22:52 [ons-connect] Passive connection 127.0.0.1,6100 missing connect
これらのリンクが存在するかどうかを次のように確認します。
ls -l /usr/bin/gcc /usr/bin/cc
gcc
コマンドおよびcc
コマンドがシンボリック・リンクかどうかを次のように確認します。
gcc -> /opt/gcc295/bin/gcc cc -> /opt/gcc295/bin/gcc
これは、ポートの競合が原因です。この問題を解決するには、次の手順を実行します。
DB_ORACLE_HOME
/opmn/conf/ons.config
ファイルを編集するために開きます。
localport
を6100以外のポートに設定します。たとえば、次のように設定します。
localport=7100
データベース・リスナーを再起動します。
DB_ORACLE_HOME
/bin/lsnrctl stopDB_ORACLE_HOME
/bin/lsnrctl start
Oracle WebCenter Frameworkインスタンスを再起動します。
opmnctl stopall opmnctl startall
トルコ語ロケールでは、すべてのインストール・タイプが失敗します。
これは、Oracle WebCenter Frameworkコンフィギュレーション・アシスタントが次のエラーにより機能しなくなるためです。
ERROR: 'Instruction unknown: load?nstruction' FATAL ERROR: 'Could not compile stylesheet
すべてのインストール・タイプで、Oracle Universal Installerの「コンフィギュレーション・アシスタント」ページ上のコンポーネント・ツールボックスが、トルコ語ロケールでは正しく表示されません。
トルコ語ロケールを使用してOracle Application Serveをインストールする場合、Oracle Universal Installerを実行しないことをお薦めします。
ファイル・システム・データベースにインストールする場合、インストールを開始する前に、db_create_file_destパラメータをDBデータ・ファイルに設定する必要があります。次に例を示します。
SQL> ALTER SYSTEM SET db_create_file_dest='C:\oradata' SCOPE=BOTH
これは、Oracle WebCenter Frameworkコンフィギュレーション・アシスタントが次のエラーにより機能しなくなるためです。
ERROR: 'Instruction unknown: load?nstruction' FATAL ERROR: 'Could not compile stylesheet
RAWデータベースに対してインストールする場合、このパラメータはNULLです。
cdb_alter_system.sqlスクリプトでは、このパラメータを設定できません。手動で設定する必要があります。
この項では、インストール・ドキュメントの訂正箇所を示します。内容は次のとおりです。
2.2.1項「Oracle Universal Installerオンライン・ヘルプのContent Databaseスキーマ・パスワードに対する長さ制限」
2.2.2項「Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドで説明されているDVD-ROMファイルの構造の誤り」
Application Server Controlオンライン・ヘルプの次のトピックでは、Oracle Application Server 10gリリース3(10.1.3.2)をインストールするときの、Content Databaseスキーマ・パスワードの有効な長さが間違っています。
Content Databaseスキーマ・パスワードの指定
Content Databaseスキーマ・パスワードの長さは、5〜30文字です。
Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドには、DVD-ROMに関するファイルの間違ったパスがリストされています。DVD-ROMには、application_server
と呼ばれるディレクトリはありません。かわりに、次のトップレベルのディレクトリがあります。
bpel
companioncd
esb
owsm
soa
インストールするファイルのコピー
ファイルをDVD-ROMからドライブにコピーする場合、前述の各メイン・ディレクトリを別々にコピーできます。すべての製品とコンポーネントをインストールする必要がない場合、DVD-ROM全体をコピーする必要はありません。
setup.exeの場所
setup.exe
コマンドは、次のディレクトリにあります。
bpel/bpel_oc4j
companioncd/Disk1
esb/esb
owsm/owsm
soa
インストールする製品またはコンポーネントに相当するディレクトリを使用します。