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Oracle Web Services Manager管理者ガイド
10g(10.1.3.3.0)
E05572-01
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7 Oracle Web Services Managerのロールの管理

この章では、Oracle Web Services Manager(Oracle WSM)のロールの構成方法について説明します。

この章では次の項について説明します。


注意:

Oracle Application Server 10gリリース3(10.1.3.1.0)の一部としてOracle WSMをインストールしている場合、グループおよびロールの概念はOracle WSMに適用されません。

Oracle WSMのアクセスおよび権限の管理

Oracle WSMのコンポーネントおよび操作へのアクセスを制御するには、使用する環境で定義するユーザー・グループを、Oracle WSM管理ロールに割り当てます。まず、Oracle WSM管理ロールを、データベースで定義および格納するグループ、またはLDAPサーバーで保持するグループに割り当てます。次に、Oracle WSMが管理する各コンポーネント(ゲートウェイおよびエージェント)や各Webサービスを管理するために許可されるグループを指定します。


注意:

ユーザーやグループの管理にOracle WSMデータベースまたは各自のLDAPサーバーを使用するようにOracle WSMを構成する方法の詳細は、「Oracle WSMの認証ソースの構成」を参照してください。

表7-1 Oracle WSMのロール

ロール 説明

スーパー・ユーザー

Oracle WSMのプライマリ・ロールです。このグループ・メンバーは、Oracle WSMサイトのインストールとデプロイを担当します。スーパー・ユーザーのグループ・メンバーは、すべての機能にアクセスでき、管理コンポーネント、PEPまたは管理対象サービスに対してすべての操作を実行できます。コンポーネントやその関連サービスの追加、編集または削除などを行えます。

スーパー・ユーザーのロールは、1つのグループにのみ割り当てられます。スーパー・ユーザーは、インストールに関する管理者の責務をドメイン管理者ロールに委任して、ユーザー・グループをOracle WSMのその他のロールに割り当てることができます。

ドメイン管理者

このロールに割り当てられたグループは、通常、Oracle WSMシステムの日常の操作や管理を担当します。ドメイン管理者にはスーパー・ユーザーと同じアクセス権があり、すべてのコンポーネントと管理対象サービスに対して同じ操作を実行できます。ドメイン管理者は、スーパー・ユーザーとドメイン管理者を除くすべてのロールにユーザーを割り当てることができます。

ドメイン管理者ロールは、1つのグループにのみ割り当てられます。ドメイン管理者は、通常、各コンポーネントの管理者の責務を、コンポーネント管理者ロールが割り当てられたグループに委任します。

コンポーネント管理者

コンポーネント管理者ロールに割り当てられたグループには、特定のコンポーネントに関する管理者の責務が付与されます。コンポーネント管理者は、コンポーネントに関連付けられた管理対象サービスの管理者の責務を直接管理するか、委任します。

コンポーネント管理者は、コンポーネントの詳細を編集でき、コンポーネントに関連付けられた管理対象サービスやルーティングの追加、編集または削除を行えます。ただし、コンポーネントの追加、削除または移動や、コンポーネンに関する登録の詳細の変更は行えません。

コンポーネント・サポート

コンポーネント・サポート・ロールに割り当てられたグループには、特定のコンポーネントへのサポート・アクセスが付与されます。

コンポーネント・サポート・ロールに割り当てられたユーザーは、割り当てられたコンポーネントとその関連サービスに関する情報を表示できます。コンポーネントやその関連サービスの詳細の追加、編集または変更は許可されません。

サービス管理者

サービス管理者ロールに割り当てられたグループには、特定のサービスに関する管理者の責務が付与されます。

サービス管理者は、サービスの詳細とポリシー・ステップを表示および編集できます。サービス登録の詳細の変更、サービスの削除、または新規サービスの追加は行えません。

サービス・サポート

サービス・サポート・ロールに割り当てられたグループは、特定のサービスにアクセスできます。このロールに割り当てられたユーザーは、サービスの詳細とポリシー・ステップを表示できます。サービスの詳細の編集や、サービスの追加または削除は許可されません。


ユーザーがWeb Services Manager Controlにログインすると、Oracle WSMは、そのユーザーが属するグループを、そのグループが割り当てられるロールに自動的にマップします。次に、Oracle WSMはユーザーがアクセスおよび管理できるコンポーネントと管理対象サービスを決定します。たとえば、あるユーザーがCSV.Admin.Gateway1というグループに属しているとします。このグループはOracle WSMの管理者ロールにマップされ、ゲートウェイ・コンポーネントへのアクセスが付与されています。この場合、ユーザーはWeb Services Manager Controlにログインすると、該当のゲートウェイやその関連サービスを自動的に表示して管理できます。一方で、グループに属しているその他のユーザーが、これよりも権限の少ないロールに割り当てられる場合、同じゲートウェイやその関連サービスに対して実行できる操作は制限されます。

スーパー・ユーザーのロールの割当て

組織内のグループをOracle WSMのロールに割り当てる前に、まずスーパー・ユーザーのロールにグループを割り当てる必要があります。Oracle WSMデータベースにログインして、次のSQLコマンドを実行し、Oracle WSMデータベースにこのグループを追加してください。

INSERT INTO GROUP_ROLE_MAPPINGS VALUES ('group_name',1,'Y')

変数group_nameは、スーパー・ユーザーのロールを割り当てるグループの名前です。

このグループを追加すると、グループのメンバーは、ドメイン管理者ロールとOracle WSMのその他のロールにグループを割り当てることができます。詳細は、「Oracle WSMのロールの割当て」を参照してください。

Oracle WSMのロールの割当て

Oracle WSMのインストール後にスーパー・ユーザーがまず実行するタスクは、Oracle WSMのドメイン管理者ロールへのグループの割当てです。スーパー・ユーザーまたはドメイン管理者は、各コンポーネントまたは管理対象サービスを管理またはサポートするロールにその他のグループを割り当てることができます。重要なのは、Oracle WSMのスーパー・ユーザーおよびドメイン管理者のロールに割り当てられたユーザーは、Oracle WSMのロールにグループを割り当てる前に、各自の組織内に存在するグループ・ロールとユーザー・メンバーシップを熟知することです。

Oracle WSMのロールを割り当てるには

スーパー・ユーザーまたはドメイン管理者としてログインしたユーザーのみが、ロールにグループを割り当てられます。コンポーネント管理者およびコンポーネント・サポートのユーザーは、ロールの割当てを表示できますが、割当ての削除や、新しい割当ての追加はできません。

  1. スーパー・ユーザーまたはドメイン管理者として、Oracle WSM Web Services Manager Controlにログインします。

  2. 「管理」をクリックして、「グループ/ロール」をクリックします。

    例(図7-1)の「グループ・ロール・マッピングのリスト」ページには、ドメイン管理者ロールにすでに割り当てられているグループが表示されています。このページには、コンポーネント管理者、サービス管理者およびサービス・サポートのロールに割り当てられている様々なグループも表示されます。同じロールに複数のグループを割り当てると、コンポーネントおよびサービスの管理を複数のグループ間で分散できます。

    図7-1 「グループ・ロール・マッピング」ページ

    図7-1の説明が続きます。
    「図7-1 「グループ・ロール・マッピング」ページ」の説明

  3. 新しいグループ/ロールのマッピング(割当て)を追加するには、「新規グループ/ロールの追加」をクリックします。

    このページの上部に(図7-2)、「ソースで定義されているとおりにグループの名前を入力します。」という指示があります。

    ソースという用語は、データベースまたはLDAPリポジトリのいずれかの用語に置き換えられます。この指示は、インストールがデータベースまたはLDAPサーバーのどちらに格納されているグループを使用しているかを示します。

    図7-2 「新規グループ/ロールの追加」ページ

    図7-2の説明が続きます。
    「図7-2 「新規グループ/ロールの追加」ページ」の説明

  4. 「グループ名」フィールドにグループ名を入力して、「ロール名」リストからロールを選択します。

  5. サービス管理者およびサービス・サポートのロールに組織内のグループを割り当てます。

  6. 「保存」をクリックします。

ロールにグループを割り当てたら、ドメイン管理者は、「ポリシー管理」「ポリシーの管理」を選択して、コンポーネントの登録の詳細を追加または編集するときに、コンポーネント管理者およびコンポーネント・サポートのグループ・アクセスを、各コンポーネントに追加できます。たとえば、新しいコンポーネントを追加するときに、Web Services Manager Controlに次のページが表示されます。

「コンポーネント・グループ」セクションには、現在ログインしているドメイン管理者のグループが、新しいコンポーネントにアクセスできるグループのリストに自動的に表示されます(このリストは「コンポーネント・グループ」セクションの左側にあります。)

ドメイン管理者としてログインした場合、変更の権限または表示のみの権限を使用して、新しいコンポーネントへのアクセスが許可されるグループを追加できます。これを行うには、表示の右側にある1つ以上のリストから1つ以上のグループを選択して、「追加」をクリックします。

同様に、コンポーネント管理者(およびスーパー・ユーザーとドメイン管理者)は、サービスの詳細を追加または編集するときに、サービス管理者およびサービス・サポートのグループ・アクセスを各サービスに追加できます。これを行うには、「ポリシー管理」「サービスの登録」を選択します。新しいサービスを作成したり、既存のサービスの詳細を編集したりする場合、「サービス・グループ」セクションを使用してグループ・アクセスを指定します。

Oracle WSMの認証ソースの構成

ユーザーまたはグループの管理にデータベースまたはLDAPサーバーを使用するようにOracle WSMを構成するには、ORACLE_HOME/owsm/config/ccore/ui-config-installer.propertiesファイルを編集します。

ユーザーとグループの管理パラメータは、UI authentication propertiesというラベルのセクションで定義されます。このセクションには、次の2つの異なる認証方法のためのデフォルト設定があります。

このpropertiesファイルには、データベースの次のパラメータが含まれます。

ui.authentication.provider=com.cfluent.accessprovider.sampledb\
.LocalDBAuthProvider
ui.authentication.provider.properties=\
dbConnectionUrl=jdbc:oracle:thin:@sunserver5:1521:CCORE|\
dbDriver=oracle.jdbc.driver.OracleDriver|\
dbUser=cfluentdev|\
dbPassword=cfluentdev|\
maxConnections=10;\
idleTime=300;\
maxConnectionTime=120;

表7-2 データベース認証ソースのプロパティ

プロパティ 説明

dbConnectionUrl

有効なJava Database Connectivity(JDBC)接続URL。

dbDriver

データベースへの接続に使用するJDBCドライバ・クラス。

dbUser

Oracle WSMデータベースのスキーマ所有者のユーザーID。

dbPassword

dbUserで指定するユーザーのパスワード。

maxConnections

作成される最大データベース接続。デフォルトは10です。

idleTime

このパラメータは無視してください。廃止されています。

maxConnectionTime

このパラメータは無視してください。廃止されています。


このpropertiesファイルには、LDAPサーバーの次のパラメータが含まれます。

ui.authentication.provider=com.cfluent.accessprovider.ldap\
   .BasicLdapAuthProvider
ui.authentication.provider.properties=\
ldapHost=dbserv1;\
ldapPort=389;\
ldapDN=ou=People,dc=corp,dc=confluentsw,dc=com;\
superUserRole=SystemAdmin;\
roleAttribute=groupmembership

使用するメソッドのパラメータを編集して、使用しないメソッドのパラメータをコメント・アウトします。

表7-3 LDAPサーバーの認証ソースのプロパティ

プロパティ 説明

ldapHost

LDAPサーバーが動作しているシステムのホスト名。

ldapPort

LDAPサーバーがリクエストをリスニングするポート。

ldapDN

LDAPの識別名(DN)。

superUserRole

スーパー・ユーザーのロールが割り当てられるグループ。

roleAttribute

ユーザーが属するグループ(ロール)を格納するユーザー・オブジェクトの属性。

superUser

Oracle WSMのスーパー・ユーザーのロールが割り当てられるLDAPグループ。

roleAttribute

LDAPグループのユーザーを特定するLDAP属性名。


ui-config-installer.propertiesファイルを変更した後、その変更が有効になるように、wsmadmin deploy controlコマンドを使用する必要があります。アプリケーションのデプロイの詳細は、『Oracle Web Services Managerデプロイメント・ガイド』を参照してください。使用するユーザー・グループの構成設定でOracle WSMをインストールすると、Oracle WSMは、ユーザー認証が必要な場合に必ず指定したソースを使用します。


注意:

Oracle WSMのスーパー・ユーザーのロールが割り当てられているLDAPグループを指定しても、Oracle WSMデータベースにこのグループを手動で追加する必要があります。

デフォルトのユーザーおよびグループ

Oracle WSMをインストールすると、Oracle WSMのロールが割り当てられる、事前定義されたユーザーおよびグループでOracle WSMデータベースが初期化されます。これらの事前定義されたグループやロールを使用して、本番環境へのデプロイ前に、Oracle WSMインストールのテストとステージングを行うことができます。

表7-4は、デフォルト・インストールに移入されているデフォルトのユーザーとグループ、およびそのユーザーとグループが割り当てられているロールのリストです。

表7-4 デフォルトのユーザー、グループおよびOracle WSMのロール

Oracle WSMのロール グループ ユーザー

スーパー・ユーザー

su1-grp

admin、su1.a

ドメイン管理者

da1-grp

da1.a、da1.b

コンポーネント管理者

ca1-grp

ca1.a、ca1.b、ca1.cs2.a、ca1.sa2.a

コンポーネント管理者

ca2-grp

ca2.a、ca2.b

コンポーネント・サポート

cs1-grp

cs1.a、cs1.b

コンポーネント・サポート

cs2-grp

cs2.a、cs2.b、ca1.cs2.a

サービス管理者

sa1-grp

sa1.a、sa1.b、sa1.ss2.a

サービス管理者

sa2-grp

sa2.a、sa2.b、ca1.sa2.a

サービス・サポート

ss1-grp

ss1.a、ss1.b

サービス・サポート

ss2-grp

ss2a、ss2.b、sa1.ss2.a


デフォルトでは、事前定義されたすべてのユーザーのパスワードはoracleです。ca1.cs2.aなどのユーザー名は、ユーザーが複数のグループのメンバーであることを示し、各グループには別のロールが割り当てられています。たとえば、ユーザーca1.cs2.aは、コンポーネント管理者ロールが割り当てられているca1-grpのメンバーです。このユーザーは、コンポーネント・サポート・ロールが割り当てられているcs2-grpのメンバーでもあります。ユーザーの権限は、そのユーザーが属しているグループに割り当てられたロールを組み合せたものになります。

ユーザーとグループの管理コマンド

ユーザー認証にOracle WSMデータベースを使用している場合、Oracle WSMには、ユーザーとグループを作成するためのコマンドライン・ツールがあります。ユーザーとグループを作成して、グループにユーザーを割り当てたら、WSMADMINコマンドライン・ツールを使用して、新しいグループにロールを割り当てることができます。

このコマンドライン・ツールは次の場所にあります。

ORACLE_HOME/owsm/bin

Oracle WSMのユーザーとグループを管理するwsmadminコマンドの構文は次のとおりです。

wsmadmin manageUserGroups [option]

表7-5に、使用可能なオプションを示します。

表7-5 manageUserGroupsコマンドのオプション

オプション 説明

addUser

1人のユーザーを追加します。

addGroup

1つのグループを追加します。

addUserGroup

グループに既存のユーザーを追加します。

deleteUser

既存のユーザーを削除します。

deleteGroup

既存のグループを削除します。

deleteUserGroup

グループからユーザーを削除します。


このコマンドライン・ツールは、Oracle WSMに付属するサンプル・データベースからユーザーやグループを追加および削除する場合に使用できます。ユーザーとグループがLDAPサーバーに格納されている場合、このツールを使用してユーザーやグループを追加または削除することはできません。これらの操作を実行するには、LDAPサーバーで提供されるあらゆるツールを使用する必要があります。

manageUserGroupプロパティ・ファイルの構成

コマンドを実行する際、Oracle WSMでは、データベース接続情報や、追加または削除する特定のユーザーおよびグループに関する情報が含まれるmanageUserGroups.propertiesファイルを確認します。

ORACLE_HOME/owsm/bin/manageUserGroups.propertiesファイルには、次のプロパティ(表7-6)があります。これらは、実行する特定のユーザーまたはグループの操作に基づいて設定する必要があります。

表7-6 manageUserGroupsプロパティ・ファイルの設定

プロパティ

db_url

Oracle WSMデータベースに接続するためのデータベースURLを指定します。デフォルトでは、このプロパティは次のように設定されています。

jdbc:polite4@localhost:3120:orawsm

db_driver

Oracle WSMデータベースへの接続に使用するドライバを指定します。デフォルトでは、このプロパティは次のように設定されています。

oracle.lite.poljdbc.POLJDBCDriver

db_user

Oracle WSMデータベースにログインするデータベース管理者のユーザー名を指定します。デフォルトでは、このプロパティは次のように設定されています。

system

db_password

データベースのユーザーのログイン名に対応するパスワードを指定します。デフォルトでは、このプロパティは次のように設定されています。

manager

user_id

ユーザーを一意に識別するためのユーザーIDを指定します。デフォルトでは、このプロパティは次のように設定されています。

ctang

user_idプロパティは、addUser、addUserGroup、deleteUserおよびdeleteUserGroupの各操作に対して指定する必要があります。

user_name

関連するuser_idのログイン・ユーザー名を指定します。デフォルトでは、このプロパティは次のように設定されています。

Administrator

user_nameプロパティは、addUser操作にのみ必要です。

user_password

関連するログイン・ユーザー名とuser_idのパスワードを指定します。デフォルトでは、このプロパティは次のように設定されています。

oracle

user_passwordプロパティは、addUser操作にのみ必要です。

user_email

特定のユーザーに関連付けられる電子メール・アドレスを指定します。デフォルトでは、このプロパティは次のように設定されています。

admin@admin.com

user_emailプロパティは、addUser操作にのみ必要です。

group_id

グループを一意に識別するためのグループIDを指定します。デフォルトでは、このプロパティは次のように設定されています。

IT-INFR

group_idプロパティは、addGroup、deleteGroupおよびdeleteUserGroupの各操作にのみ必要です。

group_desc

関連するgroup_idの記述ラベルを指定します。デフォルトでは、このプロパティは次のように設定されています。

IT Infrastructure

group_descプロパティは、addGroup操作にのみ必要です。


db_passwordおよびuser_passwordプロパティは、Oracle Web Services Managerをインストールするときに指定します。値は曖昧化され、manageUserGroups.propertiesファイルは、これらの曖昧な値で移入されます。user_passwordプロパティは、manageUserGroups.propertiesファイルに暗号化されていないテキストとして入力します。Oracle WSMデータベースをユーザー情報で更新すると、この機密情報はファイルから削除されます。

wsmadmin manageUserGroupsコマンドの実行

ユーザーやグループ、あるいはグループ内のユーザーを追加または削除する操作を実行するたびに、manageUserGroups.propertiesファイルの新しいエントリのセットを指定します。次に、適切なコマンドライン・オプションでwsmadmin manageUserGroupsコマンドを実行します。wsmadminコマンドの詳細は、『Oracle Web Services Managerデプロイメント・ガイド』を参照してください。