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Oracle Web Services Manager拡張ガイド
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E05573-01
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3 ポリシー・ステップのSDKのインタフェースとメソッド

この章では、Oracle Web Services Manager（Oracle WSM）Step Software Development Kit（SDK）に関するリファレンス情報を示します。Oracle WSM Step SDKには、次のインタフェースとクラスが含まれています。

IStep

インタフェースIStep

既知の実装クラス

AbstractStep

宣言

public interface IStep

説明

ステップとは、パイプラインの基本実行ブロックです。ステップは、Java Beanのフレームワークを使用して構成されるJava Beansです。AbstractStepクラスは、このインタフェースの部分的な実装を提供する抽象クラスです。ステップでは、リソース・プーリング方式を使用して複数のリクエストを効率的に処理できますが、起動ごとの状態を保持できません。

表3-1 IStepのメソッド

メソッド 説明

setEnabled()

このステップを有効または無効にします。

getEnabled()

ブール値をsetEnabledから取得します。

setStepName()

このステップの名前を設定します。

getStepName()

ステップ名を取得します。

getAgentContext()

ポリシー実行ポイントのコンテキスト情報を取得します。

setAgentContext()

エージェント・コンテキストを設定します。

execute()

このステップを実行します。

init()

このメソッドは、Java Beanが作成された後またはJava Beanのプロパティが変更された後にコールされます。

destroy()

ステップのライフサイクルを確実にクリーンな状態で終了できます。

getFaultCodes()

このステップによってスローされるフォルト・コードを取得します。

setFaultCodes()

このステップによってスローされるフォルト・コードを設定します。

setEnabled()

宣言

public void setEnabled(boolean enabled)

説明

このステップを有効または無効にします。

パラメータ

Enabled: trueの場合、ステップは有効です。

getEnabled()

宣言

public boolean getEnabled()

説明

ブール値をsetEnabledから取得します。

リターン

trueまたはfalseのいずれかのブール値。ステップが有効な場合はtrueの値を返します。

setStepName()

宣言

public void setStepName(java.lang.String stepName)

説明

このステップの名前を設定します。

パラメータ

stepName: ステップの名前

getStepName()

宣言

public java.lang.String getStepName()

説明

ステップ名を取得します。

リターン

このステップの名前。

getAgentContext()

宣言

public AgentContext getAgentContext()

説明

ポリシー実行ポイントのコンテキスト情報を取得します。

setAgentContext()

宣言

public void setAgentContext(AgentContext context)

説明

エージェント・コンテキストを設定します。

パラメータ

context（AgentContext型）: パイプラインの実行時のエージェントの情報を表します。

execute()

宣言

public IResult execute(IMessageContext context)
     Throws Fault

説明

このステップを実行します。

パラメータ

context: リクエストおよびレスポンスを含むメッセージ・コンテキスト

リターン

IResult: このメソッドの実行が成功した場合

Fault: スローされる場合は、Fault型の例外

init()

宣言

public void init()
     throws java.lang.IllegalStateException

説明

このメソッドは、Java Beanが作成された後またはJava Beanのプロパティが変更された後にコールされます。

スロー

java.lang.IllegalStateException

destroy()

宣言

public void destroy()
     throws java.lang.IllegalStateException

説明

destroyメソッドを使用すると、ステップのライフサイクルを確実にクリーンな状態で終了できます。

setFaultCodes()

宣言

void setFaultCodes(String[]faultCodes)

説明

このステップによってスローされるフォルト・コードを設定します。

パラメータ

faultCodes（String[]型）: ステップによってスローされるフォルト・コード

getFaultCodes()

宣言

String[]getFaultCodes()

説明

このステップによってスローされるフォルト・コードを取得します。

リターン

このステップによってスローされるフォルト・コードのString配列

AbstractStep

com.cfluent.policysteps.sdk.AbstractStep

宣言

public abstract class AbstractStep

拡張

java.lang.Object

実装

IStep

説明

IStepのデフォルトの実装。実装では、少なくともIStepのexecuteメソッドをオーバーライドする必要があります。

表3-2 AbstractStepのメソッド

メソッド 説明

createResult()

Java Beanが作成された後またはJava Beanのプロパティが変更された後にコールされます。

setEnabled()

trueの場合、ステップは有効です。

getEnabled()

setEnabledの値を返します。ステップが有効な場合はtrue、それ以外の場合はfalseです。

setStepName()

このステップの名前を設定します。

getStepName()

ステップ名を取得します。

getAgentContext()

インタフェースIStepのgetAgentContext。

setAgentContext()

エージェント・コンテキストを設定します。

execute()

このステップに対するFaultExecuteをスローします。ステップの実装では、このメソッドをオーバーライドして目的のタスクを実行します。

init()

java.lang.IllegalStateExceptionをスローします。このメソッドは、Java Beanが作成された後またはJava Beanのプロパティが変更された後にコールされます。

getFaultCodes()

このステップによってスローされるフォルト・コードを取得します。

setFaultCodes()

このステップによってスローされるフォルト・コードを設定します。

destroy()

ステップのライフサイクルを確実にクリーンな状態で終了できます。

generateFault()

このステップに対するフォルトを生成します。

createResult()

このステップに対する結果を作成します。

createResult()

宣言

protected IResult createResult(int status)

パラメータ

int status

説明

このメソッドは、Java Beanが作成された後またはJava Beanのプロパティが変更された後にコールされます。

表3-3 createResult()のフィールド

変数 説明

m_name

保護されたjava.lang.String m_name

m_enabled

保護されたboolean m_enabled

m_context

保護されたAgentContext m_context

setEnabled()

宣言

public final void setEnabled(boolean enabled)

説明

このステップを有効または無効にします。

パラメータ

boolean enabled

指定元

インタフェースIStepのsetEnabled

パラメータ

enabled: trueの場合、ステップは有効です。

getEnabled()

宣言

public final boolean getEnabled()

説明

ステップが有効かどうかをチェックします。

指定元

インタフェースIStepのgetEnabled

リターン

trueまたはfalseのいずれかのブール値。ステップが有効な場合はtrueの値を返します。

setStepName()

宣言

public final void setStepName(java.lang.String stepName)

説明

このステップの名前を設定します。

指定元

インタフェースIStepのsetStepName

パラメータ

stepName: ステップの名前

getStepName()

宣言

public final java.lang.String getStepName()

説明

ステップ名を取得します。

指定元

インタフェースIStepのgetStepName

リターン

このステップの名前。

getAgentContext()

宣言

public final AgentContext getAgentContext()

説明

ステップのエージェント・コンテキストを取得します。

パラメータ

context

指定元

インタフェースIStepのgetAgentContext。

setAgentContext()

宣言

public final void setAgentContext(AgentContext context)

説明

エージェント・コンテキストを設定します。

指定元

インタフェースIStepのsetAgentContext

execute()

宣言

public abstract IResult execute(IMessageContext messageContext)

説明

ステップを実行します。ステップの実装では、このメソッドをオーバーライドして目的のタスクを実行します。

指定元

インタフェースIStepのexecute

パラメータ

messageContext: リクエストおよびレスポンスを含むメッセージ・コンテキスト

リターン

実行結果により、IResultまたはFaultを返します。

init()

宣言

public void init()

説明

java.lang.IllegalStateExceptionをスローします。このメソッドは、Java Beanが作成された後またはJava Beanのプロパティが変更された後にコールされます。

指定元

インタフェースIStepのinit

スロー

java.lang.IllegalStateException

generateFault()

宣言

protected void generateFault(Fault fault)

説明

このステップに対するフォルトを生成します。

スロー

Fault

destroy()

宣言

public void destroy()
     throws java.lang.IllegalStateException

説明

destroyメソッドを使用すると、ステップのライフサイクルを確実にクリーンな状態で終了できます。

指定元

インタフェースIStepのdestroy

setFaultCodes()

宣言

void setFaultCodes(String[] faultCodes)

説明

このステップによってスローされるフォルト・コードを設定します。

指定元

インタフェースIStepのinit

パラメータ

faultCodes（String[]型）: ステップによってスローされるフォルト・コード

getFaultCodes()

宣言

String[] getFaultCodes()

説明

このステップによってスローされるフォルト・コードを取得します。

指定元

インタフェースIStepのinit

リターン

このステップによってスローされるフォルト・コードのString配列

createResult()

宣言

protected IResult createResult(int status)

説明

このステップに対する結果を作成します。

IContext

インタフェースIContext

サブインタフェース

IMessageContext

宣言

public interface IContext

説明

コンポーネントに関するパイプライン実行コンテキストについての情報

表3-4 IContext()のメソッド

メソッド 説明

getProperty()

特定のプロパティを検索し、プロパティの値を返します（propName）。

getPropertyNames()

すべてのプロパティ名についてイテレータを返します。

containsProperty()

指定されたプロパティ（propName）が存在するかどうかをチェックします。

setProperty()

指定されたプロパティ（propName）の値を設定します。

removeProperty()

指定されたプロパティ（propName）を削除します。

getProperty()

宣言

public java.lang.Object getProperty(java.lang.String propName)

説明

特定のプロパティを検索し、そのプロパティの値を返します。

リターン

propNameの値

getPropertyNames()

宣言

public java.util.Iterator getPropertyNames()

説明

すべてのプロパティ名についてイテレータを返します。

containsProperty()

宣言

public boolean containsProperty(java.lang.String propName)

説明

特定のプロパティの有無をチェックします。

リターン

trueまたはfalseのいずれかのブール値。

setProperty()

宣言

public void setProperty(java.lang.String propName,
java.lang.Object obj,
boolean persistent)

パラメータ

propName、obj、persistent

説明

プロパティを指定された値に設定します。

removeProperty()

宣言

public void removeProperty(java.lang.String propName)

パラメータ

propName

説明

特定のプロパティを削除します。

IMessageContext

インタフェースIMessageContext

宣言

public interface IMessageContext
extends IContext

説明

ステップで処理されるメッセージについてのコンテキスト情報を提供します。

すべてのスーパーインタフェース

IContext

インタフェースcom.cfluent.policysteps.sdk.IContextからの継承

containsProperty、getProperty、getPropertyNames、removeProperty、setProperty、setProperty

表3-5 IMessageContext()のstaticフィールド

フィールド 説明

STAGE_PREREQUEST

リクエスト前処理ステージを示します。

STAGE_REQUEST

リクエスト処理ステージを示します。

STAGE_RESPONSE

レスポンス処理ステージを示します。

STAGE_POSTRESPONSE

レスポンス後処理ステージを示します。

STAGE_SERVICE

メッセージがサービス・ステージにあることを示します。

STAGE_SERVICE_DEFINITION

Webサービスの定義を指定します。

STAGE_SERVICE_WSDL

WebサービスのWSDLを指定します。

表3-6 IMessageContext()のメソッド

メソッド 説明

getGUID()

グローバルな一意のIDを取得します。

getServiceID()

サービスIDを取得します。

getService URL()

サービスURLを取得します。

getRemoteUser()

リモート・ユーザーを取得します。

getRequestMessage()

SOAPリクエストを取得します。

getResponseMessage()

SOAPレスポンスを取得します。

setRequestMessage()

リクエスト・メッセージを設定します。

setResponseMessage()

レスポンス・メッセージを設定します。

getProcessingStage()

処理ステージ情報を取得します。

setProcessingStage()

処理ステージを設定します。

getInvocationStatus()

起動ステータスを取得します。

setUserLocale()

ユーザーのロケールを設定します。プロトコル・ハンドラは、このメソッドを使用してメッセージ・プロパティおよびメッセージ・ヘッダーでロケール情報を探します。ロケール情報が見つかった場合は、そのロケールが設定されます。ロケール情報が見つからなかった場合、ユーザーのロケールは製品のロケールにデフォルトで設定されます。

getUserLocale()

ユーザーのロケールを取得します。ポリシー・ステップの実装コードでは、ユーザーのロケールを使用してSOAPフォルトをユーザー指定のロケールで提供します。

MessageContext()のフィールド

STAGE_PREREQUEST

宣言

public static final java.lang.String STAGE_PREREQUEST

説明

リクエスト前処理ステージを示します。

STAGE_REQUEST

宣言

public static final java.lang.String STAGE_REQUEST

説明

リクエスト処理ステージを示します。

STAGE_RESPONSE

宣言

public static final java.lang.String STAGE_RESPONSE

説明

レスポンス処理ステージを示します。

STAGE_POSTRESPONSE

宣言

public static final java.lang.String STAGE_POSTRESPONSE

説明

レスポンス後処理ステージを示します。

STAGE_SERVICE

宣言

public static final java.lang.String STAGE_SERVICE

説明

メッセージがサービス状態にあることを示します。

STAGE_SERVICE_DEFINITION

宣言

public static final java.lang.String STAGE_SERVICE_DEFINITION

説明

サービスの定義を指定します。

STAGE_SERVICE_WSDL

宣言

public static final java.lang.String STAGE_SERVICE_WSDL

説明

サービスのWSDLを指定します。

getGUID()

宣言

public java.lang.String getGUID()

説明

グローバルな一意のIDを取得します。

リターン

グローバルな一意のID

getServiceID()

宣言

public java.lang.String getServiceID()

説明

サービスIDを取得します。

リターン

Oracle WSMのサービス登録情報に基づいたサービスID

getServiceURL()

宣言

public java.lang.String getRemoteUser()

説明

サービスURLを取得します。

リターン

このパイプラインのサービスURL

getRemoteUser()

宣言

public java.lang.String getRemoteUser()

説明

サービス・リクエスタのIDを取得します。

リターン

リモート・ユーザーを取得します。

getRequestMessage()

宣言

public com.cfluent.ccore.message.SOAPMessage getRequestMessage()

説明

SOAPリクエストを取得します。

リターン

SOAPリクエスト・メッセージ

getResponseMessage()

宣言

public com.cfluent.ccore.message.SOAPMessage getResponseMessage()

説明

SOAPレスポンスを取得します。

リターン

SOAPレスポンス・メッセージ

setRequestMessage()

宣言

public void setRequestMessage(com.cfluent.ccore.message.SOAPMessage requestMessage)

説明

リクエスト・メッセージを設定します。

setResponseMessage()

宣言

public void setResponseMessage(com.cfluent.ccore.message.SOAPMessage responseMessage)

説明

レスポンス・メッセージを設定します。

getProcessingStage()

宣言

public java.lang.String getProcessingStage()

説明

処理ステージ情報を取得します。

リターン

処理ステージからの情報

setProcessingStage()

宣言

public void setProcessingStage(java.lang.String stage)

説明

処理ステージを設定します。

getInvocationStatus()

宣言

public InvocationStatus getInvocationStatus()

説明

起動ステータスを取得します。

リターン

起動ステータス

IResult

宣言

public class IResult()

拡張

java.lang.Object

クラスjava.lang.Objectから継承されるメソッド

clone、equals、finalize、getClass、hashCode、notify、notifyAll

コンストラクタ

public Result()

表3-7 IResultのメソッド

メソッド 説明

getStatus()

実行ステータスを取得します。

setStatus()

実行ステータスを設定します。

getFault()

リクエストの実行が失敗した原因となるフォルトを返します。

setFault()

このリクエストの実行が失敗した原因となるフォルトを設定します。このフォルトは、適用可能なすべてのフォルト・ハンドラが失敗した場合にフレームワークによって設定されます。ステップの実装では、generateFaultメソッドのみをコールする必要があります。

getStatus()

宣言

public int getStatus()

説明

実行ステータスを取得します。

指定元

インタフェースIResultのgetStatus

リターン

実行ステータス

setStatus()

宣言

public void setStatus(int status)

説明

実行ステータスを設定します。

指定元

インタフェースIResultのsetStatus

パラメータ

status: 実行ステータスを設定します。

getFault()

宣言

public Fault getFault()

説明

リクエストの実行が失敗した原因となるフォルトです。このフォルトは、適用可能なすべてのフォルト・ハンドラが失敗した場合にフレームワークによって設定されます。

指定元

インタフェースIResultのgetFault

リターン

リクエスト失敗の原因となったフォルトです。

setFault()

宣言

public void setFault(Fault fault)

説明

リクエストの実行が失敗した原因となるフォルトを設定します。このフォルトは、適用可能なすべてのフォルト・ハンドラが失敗した場合にフレームワークによって設定されます。ステップの実装では、generateFaultメソッドのみをコールする必要があります。

指定元

インタフェースIResultのsetFault

パラメータ

fault

Result

宣言

public class Result()

拡張

java.lang.Object

実装

IResult

クラスjava.lang.Objectから継承されるメソッド

clone、equals、finalize、getClass、hashCode、notify、notifyAll

コンストラクタ

public Result()

インタフェースcom.cfluent.policysteps.sdk.IResultから継承されるフィールド

FAILED、SUCCEEDED、SUSPENDED

表3-8 Resultのメソッド

メソッド 説明

getStatus()

実行ステータスを取得します。

setStatus()

実行ステータスを設定します。

getFault()

リクエストの実行が失敗した原因となるフォルトを返します。

setFault()

このリクエストの実行が失敗した原因となるフォルトを設定します。このフォルトは、適用可能なすべてのフォルト・ハンドラが失敗した場合にフレームワークによって設定されます。ステップの実装では、generateFaultメソッドのみをコールする必要があります。

toString()

String形式の結果。

getStatus()

宣言

public int getStatus()

説明

実行ステータスを取得します。

指定元

インタフェースIResultのgetStatus

リターン

実行ステータス

setStatus()

宣言

public void setStatus(int status)

説明

実行ステータスを設定します。

指定元

インタフェースIResultのsetStatus

パラメータ

status: 実行ステータスを設定します。

getFault()

宣言

public Fault getFault()

説明

リクエストの実行が失敗した原因となるフォルトです。このフォルトは、適用可能なすべてのフォルト・ハンドラが失敗した場合にフレームワークによって設定されます。

指定元

インタフェースIResultのgetFault

リターン

リクエスト失敗の原因となったフォルトです。

setFault()

宣言

public void setFault(Fault fault)

説明

リクエストの実行が失敗した原因となるフォルトを設定します。このフォルトは、適用可能なすべてのフォルト・ハンドラが失敗した場合にフレームワークによって設定されます。ステップの実装では、generateFaultメソッドのみをコールする必要があります。

指定元

インタフェースIResultのsetFault

パラメータ

fault

toString()

宣言

public java.lang.String toString()

オーバーライド

クラスjava.lang.ObjectのtoString

リターン

string形式の結果。

AgentContext

宣言

public class AgentContext

拡張

java.lang.Object

プロパティ

agentID、resolver、properties

説明

エージェントのコンテキスト情報を取得して使用するメソッドを提供します。

コンストラクタ

public AgentContext(java.lang.String agentId,

com.cfluent.common.resource.IResourceResolver resolver,

java.util.Map properties)

throws java.io.IOException

表3-9 AgentContextのstaticフィールド

フィールド 説明

SERVER_ID

コンポーネントID。

LOG_LOGBUNDLES

ログのバンドル。

LOG_LOGENABLED

ロギングが有効であるかどうかを指定します。

COREMAN_ENABLED

Oracle WSM Monitorが有効であるかどうかを指定します。

POLICYSERVER_ENDPOINT

Oracle WSM Policy Managerのエンドポイントを指定します。

POLICYSERVER_ENABLED

Oracle WSM Policy Managerが有効であることを指定します。

POLICYPACKS_FILENAME

ポリシー・パックのファイル名（内部プロパティ）。

表3-10 AgentContextのメソッド

メソッド 説明

getAgentID()

エージェントID（string）を取得します。

getProperty()

指定されたpropNameのプロパティ値を取得します。

getStringProperty()

指定されたプロパティの値を取得します。プロパティが存在しない場合はNULLを返します。

getIntProperty()

プロパティをinteger（プリミティブ）として取得します。

getResourceResolver()

リソースに対するリゾルバを取得します。リゾルバは、リソースへの絶対パスを取得するために使用されます。

getAllProperties()

すべてのプロパティをキー/値のペアとして取得します。

AgentContextのフィールド

SERVER_ID

宣言

public static java.lang.String SERVER_ID

説明

コンポーネントIDの値。

LOG_LOGBUNDLES

宣言

public static java.lang.String LOG_LOGBUNDLES

説明

ログのバンドル。

LOG_LOGENABLED

宣言

public static final java.lang.String LOG_LOGENABLED

説明

ロギングが有効な場合のプロパティ。

COREMAN_ENABLED

宣言

public static final java.lang.String COREMAN_ENABLED

説明

Oracle WSM Monitorが有効であることを指定するプロパティ。

POLICYSERVER_ENDPOINT

宣言

public static final java.lang.String POLICYSERVER_ENDPOINT

説明

Oracle WSM Policy Managerのエンドポイントのプロパティ。

POLICYSERVER_ENABLED

宣言

public static final java.lang.String POLICYSERVER_ENABLED

説明

Oracle WSM Policy Managerが有効であることを指定します。

POLICYPACKS_FILENAME

宣言

public static final java.lang.String POLICYPACKS_FILENAME

説明

ポリシー・パックのファイル名のプロパティ

getAgentID()

宣言

public java.lang.String getAgentID()

説明

エージェントIDを取得します。エージェントIDは、config.xmlファイルに構成され、初期化時にコンストラクタによってプロパティとしてロードされます。

リターン

エージェントID（string）。

getProperty()

宣言

public java.lang.Object getProperty(java.lang.String propName)

説明

指定されたpropNameのプロパティ値を取得します。

パラメータ

propName: 値を取得する必要があるプロパティの名前

リターン

指定されたプロパティの値。プロパティが存在しない場合はNULLを返します。

getStringProperty()

宣言

public java.lang.String getStringProperty(java.lang.String propName,
java.lang.String defaultValue)

説明

プロパティ値をstringとして取得します。

パラメータ

propName: 値を取得する必要があるプロパティの名前

リターン

引数に指定されたプロパティの値のstring表現。プロパティが使用できない場合はNULLを返します。

getIntProperty()

宣言

public int getIntProperty(java.lang.String propName)

説明

プロパティをinteger（プリミティブ）として取得します。

パラメータ

propName: 値を取得する必要があるプロパティの名前

リターン

引数に指定されたプロパティ名のinteger（プリミティブ）値

getIntProperty()

宣言

public int getIntProperty(java.lang.String propName,
java.lang.string defaultValue)

説明

引数に指定されたプロパティの値をフェッチします。

パラメータ

propName: 値を取得する必要があるプロパティの名前

defaultValue: プロパティを取得できない場合に返されるデフォルト値

リターン

引数に指定されたプロパティの値。プロパティが存在する場合は値が返されます。プロパティが使用できない場合は、引数に指定されたデフォルト値が返されます。

getResourceResolver()

宣言

IResourceResolver getResourceResolver()

説明

リソースに対するリゾルバを取得します。リゾルバは、リソースへの絶対パスを取得するために使用されます。

リターン

IResourceResolver型のオブジェクト

getAllProperties()

宣言

public java.util.Map getAllProperties()

説明

すべてのプロパティをキー/値のペアとして取得します。

リターン

プロパティのキー/値のペアが含まれるMap型のオブジェクト

InvocationStatus

宣言

public class InvocationStatus

拡張

java.lang.Object

実装

java.io.Serializable

クラスjava.lang.Objectからの継承

clone、equals、finalize、getClass、hashCode、notify、notifyAll

説明

このクラスは、ステップの実行ステータスをOracle WSM Monitorに送信します。Oracle WSM Monitorでは、この情報を使用して測定を解析します。

コンストラクタ

public InvocationStatus()

表3-11 InvocationStatusのフィールド

フィールド 説明

SUCCEEDED

起動成功フラグ

FAILED

起動失敗フラグ

FAILEDOVER

フェイルオーバー済フラグ

PENDING

測定保留または実行保留

NA

オブジェクト使用不可

表3-12 InvocationStatusのメソッド

メソッド 説明

getServiceName()

起動されるサービスの名前を取得します。

setServiceName()

サービスの名前を設定します。

getTime()

時刻を取得します。

setTime()

時刻を設定します。

getAuthenticationStatus()

認証ステータスを取得します。

setAuthenticationStatus()

認証ステータスを設定します。

getAuthorizationStatus()

認可ステータスを取得します。

setAuthorizationStatus()

認可ステータスを設定します。

getServiceStatus()

サービスのステータスを取得します。

setServiceStatus()

サービスのステータスを設定します。

getInvocationStatus()

起動ステータスを取得します。

setInvocationStatus()

起動ステータスを設定します。

getSize()

サイズを取得します。

setSize()

サイズを設定します。

getLatency()

ポリシー・パイプラインの全体待機時間のデフォルト値を取得します。

setLatency()

全体待機時間の値を設定します。

getServiceLatency()

サービス待機時間の値（ミリ秒）を取得します。

setServiceLatency()

サービス待機時間の値（ミリ秒）を設定します。

getFlowID()

フローIDを取得します。

setFlowID()

フローIDを設定します。

getMethod()

メソッドを取得します。

setMethod()

メソッドを設定します。

getCorrelationContext()

相関を取得します。

setCorrelationContext()

相関を設定します。

getMessageId()

メッセージIDを取得します。

setMessageId()

メッセージIDを設定します。

getErrorMessage()

失敗のエラー・メッセージを取得します。

setErrorMessage()

失敗のエラー・メッセージを設定します。

toString()

オブジェクトのString表現。

InvocationStatusのフィールド

SUCCEEDED

宣言

public static final int SUCCEEDED

説明

起動成功フラグ

FAILED

宣言

public static final int FAILED

説明

起動失敗フラグ

FAILEDOVER

宣言

public static final int FAILEDOVER

説明

フェイルオーバー済フラグ

PENDING

宣言

public static final int PENDING

説明

測定保留または実行保留

NA

宣言

public static final int NA

説明

オブジェクト使用不可

getServiceName()

宣言

public java.lang.String getServiceName()

説明

起動されるサービスの名前を取得します。

リターン

起動されるサービスの名前

setServiceName()

宣言

public void setServiceName(java.lang.String name)

説明

サービスの名前を設定します。

getTime()

宣言

public long getTime()

説明

時刻を取得します。

setTime()

宣言

public void setTime(long time)

説明

時刻を設定します。

パラメータ

time

getAuthenticationStatus()

宣言

public int getAuthenticationStatus()

説明

認証ステータスを取得します。

setAuthenticationStatus()

宣言

public void setAuthenticationStatus(int s)

説明

認証ステータスを設定します。

パラメータ

s: 認可ステータスの値

getAuthorizationStatus()

宣言

public int getAuthorizationStatus()

説明

認可ステータスを取得します。

リターン

認可ステータスの値

setAuthorizationStatus()

宣言

public void setAuthorizationStatus(int s)

説明

認可ステータスを設定します。

パラメータ

s: 認可ステータスの値

getServiceStatus()

宣言

public int getServiceStatus()

説明

サービスのステータスを取得します。

リターン

サービスのステータスの値

setServiceStatus

宣言

public void setServiceStatus(int s)

説明

サービスのステータスを設定します。

パラメータ

s: サービス・ステータスの値

getInvocationStatus()

宣言

public int getInvocationStatus()

説明

起動ステータスを取得します。

リターン

起動ステータスの値

setInvocationStatus()

宣言

public void setInvocationStatus(int s)

説明

起動ステータスを設定します。

パラメータ

s: 起動ステータスの値

getSize()

宣言

public int getSize()

説明

サイズを取得します。

リターン

サイズの値

setSize()

宣言

public void setSize(int s)

説明

サイズを設定します。

パラメータ

s: サイズの値

getLatency()

宣言

public int getLatency()

説明

ポリシー・パイプラインに使用する全体待機時間のデフォルト値を取得します。

リターン

全体待機時間の値

setLatency()

宣言

public void setLatency(int l)

説明

全体待機時間の値を設定します。

パラメータ

l: 全体待機時間の値

getServiceLatency()

宣言

public int getServiceLatency()

説明

サービスのみの待機時間を取得します。

リターン

サービス待機時間の値（ミリ秒）

関連項目

getLatency()

setServiceLatency()

宣言

public void setServiceLatency(int l)

説明

サービス待機時間の値（ミリ秒）を設定します。

getFlowID()

宣言

public java.lang.String getFlowID()

説明

フローIDを取得します。

リターン

フローIDの値

setFlowID()

宣言

public void setFlowID(java.lang.String flowid)

説明

フローIDを設定します。

パラメータ

flowid: フローIDを表す文字列

getMethod()

宣言

public java.lang.String getMethod()

説明

サービスのメソッドを検索して返します。

リターン

サービスのメソッド

setMethod()

宣言

public void setMethod(java.lang.String inMethod)

説明

メソッドを設定します。

パラメータ

inMethod: WSDLの操作

getCorrelationContext()

宣言

public java.lang.String getCorrelationContext()

説明

相関を取得します。

setCorrelationContext()

宣言

public void setCorrelationContext(java.lang.String inCorrelationContext)

説明

相関を設定します。

パラメータ

inCorrelationContext: 相関コンテキスト文字列

getMessageId()

宣言

public java.lang.String getMessageId()

説明

メッセージIDを取得します。

setMessageId()

宣言

public void setMessageId(java.lang.String inMessageId)

説明

メッセージIDを設定します。

パラメータ

inMessageId: メッセージID文字列

getErrorMessage()

宣言

public java.lang.String getErrorMessage()

説明

失敗に関連したエラー・メッセージを取得します。

setErrorMessage()

宣言

public void setErrorMessage(java.lang.String m)

説明

失敗のエラー・メッセージを設定します。

パラメータ

m: エラー・メッセージ文字列

toString()

宣言

public java.lang.String toString()

説明

このオブジェクトのString表現。

オーバーライド

クラスjava.lang.ObjectのtoString

Fault

宣言

public class Fault extends BaseException

説明

Faultクラスには、ステップ実行失敗に関するすべての情報が含まれます。

表3-13 Faultのメソッド

メソッド 説明

getFaultNS()

フォルト・ネームスペースを取得します。

getFaultString()

フォルト文字列を取得します。

getFaultDetail()

フォルトの詳細を取得します。

getFaultActor()

フォルト・アクターを取得します。

getQualifiedFaultCode()

修飾されたフォルト・コード（たとえば、Client.AuthenticationFailure）を取得します。

getFaultCodeQualifier()

フォルト・コードの修飾子を取得します。

getFaultCode()

フォルト・コードを取得します。

getFaultDetailsAsString()

フォルトの詳細をstringとして取得します。

getFaultNS()

宣言

public String getFaultNS()

説明

フォルト・ネームスペースを取得します。

リターン

設定されたネームスペースまたはデフォルト・ネームスペース

getFaultString()

宣言

public String getFaultString()

説明

フォルト文字列を取得します。

リターン

フォルトに設定されているフォルト文字列

getFaultDetail()

宣言

public Detail getFaultDetail()

説明

フォルトの詳細を取得します。

リターン

フォルトの原因に関する詳しいメッセージ

getFaultActor()

宣言

public String getFaultActor()

説明

フォルト・アクターを取得します。

リターン

フォルトを経験したアクター

getQualifiedFaultCode()

宣言

public String getQualifiedFaultCode()

説明

修飾されたフォルト・コード（たとえば、Client.AuthenticationFailure）を取得します。

getFaultCodeQualifier()

宣言

public String getFaultCodeQualifier()

説明

フォルト・コードの修飾子を取得します。

getFaultCode()

宣言

public String getFaultCode()

説明

フォルト・コードを取得します。

リターン

このフォルトに設定されているフォルト・コード

getFaultDetailsAsString()

宣言

public String getFaultDetailsAsString()

説明

フォルトの詳細をstringとして取得します。

リターン

フォルトの詳細のstring表現

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