Oracle SOA Suite Oracle Application Server以外のためのインストレーション・ガイド 10gリリース3(10.1.3.3)for UNIX Systems and Microsoft Windows E05969-01 |
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この付録では、BPELPM 10.1.3.3をWebSphere 6.1 NDの複数のフェデレーテッド・ノード環境で構成し、BPELPMの複数のインスタンスをHA設定として準備するための手順を説明します。
OracleSOASuiteのHA用トポロジとしてサポートされているのは、デプロイメント・マネージャを1つ含むセル内に複数のフェデレーテッドWebsphereノードを構成するトポロジです。 ESBのHAトポロジでは、同一のoraesbデータベースをポイントする複数のESBランタイム(esbservices-runtime)と単一のESBデザインタイム(esbservices)をWebsphereセル内に含みます。 WebsphereノードではESBランタイムのみをホストする必要があるため、ESBデザインタイムはIBMコンソールからアンインストールされます。
次の手順を実行して、WebSphere ND 6.1をNode01とNode02にインストールします。
Node01
WebSphere 6.1 NDインストール・ウィザードを起動します。
「Cell (Deployment Manager and a Managed Node)」を環境として選択し、インストールを完了します。
これにより、次のものが作成されます。
2つのプロファイル: DMgr01
およびAppSrv01
1つのセル: たとえば、Cell01
2つのノード: CellManager01
およびNode01
デフォルトで、この環境では、Node01がCell01とフェデレートされています。
DMgr01/bin
からstartManager
を実行します。
AppSrv01/bin
からstartNode
を実行します。
http://<hostname>:<port>/ibm/consoleからIBM Consoleにアクセスします。
注意: 実際のSOAP接続ポートは、CellManager01のserverindex.xml のWC_adminhost属性で確認してください。 |
Node02
プロファイル管理ツールを起動し、新規プロファイルを作成します。
環境として、「Custom profile」を選択します。
この新規ノードのフェデレート先となるデプロイメント・マネージャの<hostname>および<soap connector port>を選択します。
注意: 実際のSOAP接続ポートは、CellManager01 のserverindex.xml のSOAP_CONNECTOR_ADDRESS 属性で確認してください。 |
このプロファイルの作成を完了します。
これにより、次のものが作成されます。
1つのプロファイル: Custom01
1つのノード: たとえば、Cell01
とフェデレートされたNode02
Custom01/bin
からstartNode
を実行します。
BPELPM 10.1.3.3をWebSphere 6.1の複数のフェデレーテッド・ノード環境で構成する手順は、大部分が単一ノード環境と同じです。異なる点を次に説明します。
デプロイメント・マネージャおよび両方のNodeAgent(Node01
およびNode02
)が実行されていることを確認します。フェデレーテッド複数ノード環境の場合、設定スクリプトを各ノードごとに個別に実行する必要があります。
constants.propertiesで次の値を選択します。
CELL_NAME
= Cell01
NODE_NAME
= Node01
PROFILE_NAME
= AppSrv01
BPEL_HOME
= [このノードと同じホストにインストールされているOracle BPEL Process Managerのディレクトリ・パス。]
その他の属性値は自明です。
setup.sh
/bat
の実行が正しく完了すると、次のものが作成されます。
OracleSOAServer
がNode01
上に作成され、ポート9700で実行されるよう構成されます。
これは、IBM管理コンソールの「oracleSOAServer」→「Ports」→「WC_defaulthost」で確認できます。
constants.propertiesで次の値を選択します。
CELL_NAME
= Cell01
NODE_NAME
= Node01
PROFILE_NAME
= Custom01
その他の属性値は自明です。
setup.sh
/bat
の実行が正しく完了すると、次のものが作成されます。
OracleSOAServer
がNode02
上に作成され、ポート9700で実行されるよう構成されます。
Node02とNode01が同じホスト上に作成されると、ポートの競合が発生するため、両方のoracleSOAServerを同時に実行できません。そのため、このポートを手動で9702などの異なる値に変更する必要があります。
これは、IBM管理コンソールの「oracleSOAServer」→「Ports」→「WC_defaulthost」で変更できます。
新規ポートを必ず仮想ホストのリストに追加してください。これは、IBM管理コンソールの「Virtual Hosts」→「default_host」→「Host Aliases」で実行できます。IBM管理コンソールでは、前述の手順の実行後、「Application Servers」下に次のサーバーが表示されます。
次の手順を実行して、2つのBPELPMノード・インスタンスを1つのロード・バランシングURLにマップするロード・バランサ・ソフトウェアを使用できます。
http://<hostname>:load_bal_port/
http://<hostname>:9700
http://<hostname>:9702
soapCallbackURL
をhttp://<hostname>:load_bal_port/ in <BPEL_HOME>/system/config/collaxa-config.xmlに変更します。
その後、Node01
およびNode02
の両方でoracleSOAServer
を再起動します。