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Oracle SOA Suite IBM WebSphere Application Serverのためのインストレーション・ガイド
10g リリース3(10.1.3.3)for UNIX Systems and Microsoft Windows
E06122-01
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A WebSphereでの複数フェデレーテッド・ノード用BPELPMの構成

この付録では、WebSphere 6.1 NDの複数フェデレーテッド・ノード環境でBPELPM 10.1.3.3を構成し、BPELPMの複数インスタンスをHA設定として準備する際に実行する手順について説明します。

A.1 WebSphere ND 6.1のインストール

OracleSOASuiteのHAのサポートされているトポロジでは、1つのデプロイメント・マネージャのセル内で複数のフェデレーテッドWebsphereノードを構成します。 ESBのHAトポロジでは、同じoraesbデータベースをポイントするWebsphereセル内で1つのESB-DesignTime(esbservices)と複数のESB-Runtimes(esbservices-runtime)を使用します。 ESB DesignTimeは、WebsphereノードのIBMコンソールからアンインストールする必要があります。これは、WebsphereノードはESB-Runtimeのみをホストするためです。

Node01およびNode02にWebSphere ND 6.1をインストールするには、次の手順を実行します。

Node01

  1. WebSphere 6.1 NDインストール・ウィザードを起動します。

  2. 環境として「Cell (Deployment Manager and a Managed Node)」を選択し、インストールを完了します。

    これにより、次のものが作成されます。

    2つのプロファイル: DMgr01およびAppSrv01

    1つのセル: Cell01など

    2つのノード: CellManager01およびNode01

    この環境では、Node01はデフォルトでCell01に連結されます。

  3. DMgr01/binからstartManagerを実行します。

  4. AppSrv01/binからstartNodeを実行します。

  5. http://<hostname>:<port>/ibm/consoleからIBMコンソールにアクセスします。


    注意:

    CellManager01のserverindex.xmlのWC_adminhost属性から実際のSOAPコネクタ・ポートを確認してください。

Node02

  1. プロファイル管理ツールを起動し、新しいプロファイルを作成します。

  2. 環境として「Custom Profile」を選択します。

  3. この新しいノードが連結されるデプロイメント・マネージャの<hostname>および<soap connector port>を選択します。


    注意:

    CellManager01serverindex.xmlSOAP_CONNECTOR_ADDRESS属性から実際のSOAPコネクタ・ポートを確認してください。

  4. プロファイルの作成を完了します。

    これにより、次のものが作成されます。

    1つのプロファイル: Custom01

    1つのノード: Node02など(Cell01に連結されます)

  5. Custom01/binからstartNodeを実行します。

A.2 フェデレーテッド複数ノード環境でのBPELPM 10.1.3.3の構成

WebSphere 6.1でフェデレーテッド複数ノード環境用のBPELPM 10.1.3.3を構成する手順は、単一ノード環境の場合とほぼ同じです。 次にその違いについて説明します。

デプロイメント・マネージャと両方のNodeAgents(Node01およびNode02)が稼働していることを確認します。 フェデレーテッド複数ノード環境の場合は、設定スクリプトを各ノードで個別に実行する必要があります。

A.2.1 Node01のconfigureSOA.bat/shの実行

constants.propertiesで次の値を選択します。

  • CELL_NAME= Cell01

  • NODE_NAME= Node01

  • PROFILE_NAME= AppSrv01

  • BPEL_HOME= [このノードと同じホストにOracle BPEL Process Managerがインストールされるディレクトリ・パス]

その他の属性値は明白です。

setup.sh/batが正常に実行されると、次のものが作成されます。

  • ポート9700で実行するように構成されたNode01上のOracleSOAServer

    これは、「oracleSOAServer」→「Ports」→「WC_defaulthost」のIBM管理コンソールから確認できます。

A.2.2 Node02のconfigureSOA.bat/shの実行

constants.propertiesで次の値を選択します。

  • CELL_NAME= Cell01

  • NODE_NAME= Node01

  • PROFILE_NAME= Custom01

その他の属性値は明白です。

setup.sh/batが正常に実行されると、次のものが作成されます。

  • ポート9700で実行するように構成されたNode02上のOracleSOAServer

    Node02とNode01が同じホスト上に作成され、ポート・クラッシュが発生した場合、両方のoracleSOAServerを同時に起動することはできません。 このポートを手動で別の値(9702など)に変更する必要があります。

    これは、「oracleSOAServer」→「Ports」→「WC_defaulthost」のIBM管理コンソールから変更できます。

A.2.3 仮想ホスト

新しいポートが仮想ホストのリストに追加されていることも確認します。 これは、「Virtual Hosts」→「default_host」→「Host Aliases」のIBM管理コンソールから実行できます。前述の手順を実行した後、IBM管理コンソールの「Application Servers」には次のサーバーが表示されます。

表A-1 サーバーの詳細

名前 ノード バージョン

oracleSOAServer

sraghura-pcNode05

ND 6.1.0.3

oracleSOAServer

sraghura-pcNode03

ND 6.1.0.3


A.2.4 2つのノードでのHA用BPELPMの構成

次のように、2つのBPELPMノード・インスタンスを1つのロード・バランシングURLにマップするソフトウェア・ロード・バランサを使用します。

  • http://<hostname>:load_bal_port/

    • http://<hostname>:9700

    • http://<hostname>:9702

soapCallbackURLhttp://<hostname>:load_bal_port/ in <BPEL_HOME>/system/config/collaxa-config.xmlに変更します。

次に、Node01Node02の両方でoracleSOAServerを再起動します。