Oracle Application Server リリース・ノート 10g リリース3(10.1.3.1.0)for AIX 5L Based Systems (64-bit) B40032-04 |
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この章では、Oracle Sensor Edge Serverに関する問題について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、Oracle Sensor Edge Serverにおけるインストールと構成に関する問題について説明します。内容は次のとおりです。
『Oracle Sensor Edge Serverガイド』の説明にあるように、Oracle Sensor Edge Serverは(現行の10.1.3バージョンとは対照的に)OC4J 10.1.2とともにインストールできます。Oracle Sensor Edge ServerをOC4J 10.1.2に対してインストールする場合は、OC4Jがインストール時に実行されていないことを確認する必要があります。Oracle Sensor Edge Serverのインストール時に、対象となるOC4J 10.1.2が実行中の場合、インストールは失敗します。
OC4J 10.1.3スタンドアロンもこのリリースでデプロイされます(これはearファイルにあり、Oracle Installer経由ではデプロイされません)。
Oracle Sensor Edge Serverに付属するスクリプトは、汎用インストール向けの単純なものです。現時点でのテストは、このような汎用インストールに対して行われています。
一方、エンタープライズ環境では、様々なカスタム要件とカスタム構成に応じて、ユーザーがそれらを設計および実装する必要があります。
このため、表領域の作成に関する十分な知識が必要になります。データベース表領域の作成の詳細は、各リリースの『Oracle Database SQLリファレンス』および『Oracle Database概要』を参照してください。
データベースの設定が完了後(サーバー、データファイル、データファイル間の表領域を含めて)、必要に応じてOracle Sensor Edge Serverのインストール・スクリプトを変更できます。
create_edg_user.sql
はSDSに使用し、create_edg_sda_user.sql
はSDRに使用します。
これらのスクリプトを、特定の要件に応じて新しく作成された表領域を使用するように変更する必要があります。
ユーザー作成コマンドのユーザーが使用する表領域を指定する箇所では、ドキュメントの指示に従って、各.sqlスクリプトのcreate userが含まれる行を変更します。
Oracle Universal Installerを使用して、すでにSDRがインストールされているデータベースにSDSをインストールする場合、エラーがまれに起こります。これは、コンポーネントに対する権限の競合によるものです(createedgeuser_SDS.log
で特定できます)。問題を解決するには、他のOracle Sensor Edge Server関連のDBMSジョブを停止し、インストールを再試行します。
ユーザーがJMX接続を作成できないエラーの報告がありました。クライアント・コードが無効なOC4Jインスタンスへアクセスしようとすることが原因でエラーが発生しました。問題を回避するには、コードが有効なOC4Jインスタンスに接続していることを確認します(インスタンス名が正しいことを確認します)。
OC4J Enterprise Managerは、変更を有効にするためにサーバーの再起動が必要であることを自動的に警告しません。サーバーの変更を有効にするには、サーバーを再起動する必要があります。
Oracle Sensor Edge Serverのインストール時には、Oracle Universal Installer(OUI)Companion CDから「Oracle Containers for J2EE 10.1.3.0.0」オプションを選択しないでください。Oracle Sensor Edge Serverオプションとこのオプションを同時に選択すると、インストールは失敗します。有効なOC4Jインスタンスは、OUIのCompanion CDではなく、Oracle Application Server CD-ROM(またはDVD-ROM)からインストールしてください。詳細は、各プラットフォームに適したOracle Application Serverインストレーション・ガイドを参照してください。
無効なjms.xmlに関するエラー・メッセージは、通常、OC4Jの異常終了、OC4Jのクラッシュ、またはOC4Jが稼働しているサーバーのIPアドレスの変更が原因で発生します。
異常シャットダウン後にOC4J JMSサーバーの起動障害が発生した場合は、まず、同一の永続性ファイルを使用している他のOC4J JMSサーバーが実行していないことを確認します。ORACLE_HOME/j2ee/instance_name/persistenceディレクトリからany.lockファイルを削除して、再起動を試みます。
これで問題が解決されない場合は、jms.xmlが有効であることを確認してください。
それでも問題が解決されない場合は、persistenceディレクトリからjms.stateファイルを削除後、もう一度再起動します。ファイルを削除することでトランザクション情報が失われることがあります。詳細は、『Oracle Containers for J2EEサービス・ガイド』の第3章「Oracle Enterprise Messaging Service(OEMS)」の「リソース・プロバイダ」にある異常終了に関する項を参照してください。
Oracle Sensor Edge ServerにログインできてOracle Enterprise Managerにログインできない場合がまれにあります。この問題が発生した場合は、繰り返し(4〜6回)ログインすると、エラーが解消されます。
この項では、Oracle Sensor Edge Serverの一般的な問題について説明します。内容は次のとおりです。
API UTL_EDG.REMOVE_RULE
の使用時に、エラーが生じる場合があります。このAPIは、ルールが他のOracle Sensor Edge Server APIによって作成されている場合にのみ正しく動作します。
このリリースでは、構文に'TAB.USER_DATA'
ではなく、':event'
を使用してください。
サーバー・ロケールに定義されているキャラクタ・セットは、ブラウザ・ロケールを切り替えても、ブラウザ・ロケールのキャラクタ・セットより優先されます。たとえば、サーバー・ロケールが繁体字中国語に定義されている場合にブラウザ・ロケールを日本語に切り替えても、SESコンソールのナビゲーション・ツリーの文字列(使用可能な拡張機能、フィルタ、デバイス、デバイス・グループ・ノードなど)と、エラーおよび確認メッセージは日本語ではなく繁体字中国語にレンダリングされます。この問題を修正するには、サーバー・ロケールを再設定するか、または
MsgTranslator
メソッドを多重定義してサーバー・ロケール定義のキャラクタ・セットを上書きしロケールを取得します。SESConfigツリー・コントロールの文字列リテラルは非静的で、各ページ・リクエストのLocale
を使用してフェッチされる必要があります。
オーディオ・イベント・タイプ(単純なオーディオ・ドライバによってサポートされるイベント)への割当てが207から104に変更され、その所属先がデバイスの汎用手順というグループ(イベント・タイプ100〜199)になりました。そのサブタイプは1(データフィールドの.xmlファイルにあるオーディオ・ジョブの再生)のまま変更されていません。
この項では、Oracle Sensor Edge Serverのドキュメントについて説明します。内容は次のとおりです。
サーバーをインストールしたら、その拡張機能に関するドキュメントをhttp://<SESのインストール・ホスト>:<oc4jポート>/edge/extensions
で参照できます。または、次のOracle Technology NetworkサイトにあるOracle Sensor Edge Serverの情報を参照してください。
http://www.oracle.com/technology/products/sensor_edge_server/extensions.html
『Oracle Sensor Edge Serverガイド』には、作成済のセンサー・データ・リポジトリに、センサー・データ・ストリームを手動で配置する方法が説明されていません。センサー・データ・リポジトリが存在する場合にセンサー・データ・ストリームを手動配置する手順は次のとおりです。
sqlplus /nolog
を実行し、SQL*Plusを使用してsysdbaとしてデータベースに接続します。
sqlplusを実行し、sys/your_pwd@your_db as sysdba
として接続します。
Oracle_Home /edge/stage/sql/10.1.3
にあるスクリプトgrant_edg_user.sql
を実行します。
sysとしての接続を解除し、edge userとしてデータベースに再接続します。
Oracle_Home /edge/stage/sql/10.1.3
にあるスクリプトedg_create_streams.sql
を実行します。
センサー・データ・ストリームへのOracle Sensor Edge Serverの接続に関する項に説明されている手順に従います。
SDSをOracle 10g データベースにインストールする際、EDGEデータベース・ユーザーにこの権限を付与する必要があります。この手順はOracle 9i データベースでは必要ありません。Oracle 9i データベースにこの手順を実行すると、ユーザー作成中にエラーを受け取りますが、このエラー・メッセージは無視してかまいません。