ヘッダーをスキップ
Oracle Application Serverリリース・ノート
10g リリース3(10.1.3.1.0)for Linux x86
B31915-06
  目次
目次

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

17 Oracle Application Server Portal

この章では、OracleAS Portalに関する問題について説明します。内容は次のとおりです。

17.1 ポートレットおよびプロバイダに関する問題と対処方法

この項では、OmniPortlet、Web Clipping、シンプル・パラメータ・フォーム、ページ・ポートレットおよびWSRPプロバイダに関する問題とその対処方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。

17.1.1 OmniPortletデプロイ用のOC4Jスタンドアロン構成時のエラー

OmniPortletを複数の中間層環境にデプロイするには、その手順の一環として、データベース・プリファレンス・ストアを作成して、OmniPortletプリファレンス情報を格納する必要があります。

OC4Jリリース10.1.3がインストールされている場合、data-sources.xmlファイルにdata-sourceエントリを追加するとエラーとなります。これは、OC4Jリリース10.1.3ではdata-sources.xmlファイルの書式が変更され、データソースの定義方法が異なるためです。

OmniPortletデプロイ用にOC4Jリリース10.1.3を構成するには、次の手順を実行します。

  1. 『Oracle Application Server Portal開発者ガイド』のOC4Jスタンドアロンの構成に関する項の手順8の説明に従って、data-sources.xmlファイルに新しいエントリを追加します。

  2. ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_Portal/applications/portalTools/omniPortlet/WEB-INF/providers/omniPortletディレクトリにあるprovider.xmlファイルを編集します。太字で示されているpreferenceStoreタグを編集します。

    <provider class="oracle.webdb.reformlet.ReformletProvider">
       <vaultId>0</vaultId>
       <session>true</session>
       <preferenceStore class="oracle.portal.provider.v2.preference.DBPreferenceStore">
          <name>omniPortletprefStore</name>
          <connection>jdbc/PooledConnection</connection>
       </preferenceStore>
    
  3. OC4Jを再起動します。

17.2 ドキュメントの記載内容の誤り

この項では、OracleAS Portalドキュメントの記載内容の誤りについて説明します。内容は次のとおりです。

17.2.1 デフォルト編集モード

『Oracle Application Server Portal開発者ガイド』の第3.2.6項「デフォルト編集モード」の最後の箇条書き項目に、次のような記述があります。

OmniPortletでDBPreferenceStoreを使用するように構成し、『Oracle Application Server Portal構成ガイド』の第5.3.6項「手順6: PortalツールとWebプロバイダの構成(オプション)」の手順に従います。

『Oracle Application Server Portal構成ガイド』の手順は、10.1.3より前のバージョンのOC4Jにのみ適用されます。この箇条書き項目は、次のように読み替えてください。

OmniPortletでデータベース・プリファレンス・ストアを使用するように構成します。インストールされているOC4Jのバージョンにより、次のいずれかの手順を実行します。

  • 10.1.3より前のOC4Jのリリースがインストールされている場合は、『Oracle Application Server Portal構成ガイド』の第5.3.6項「手順6: PortalツールとWebプロバイダの構成(オプション)」に示された手順を実行します。

  • OC4Jリリース10.1.3がインストールされている場合は、次の手順を実行します。

    1. 『Oracle Application Server Portal開発者ガイド』のOC4Jスタンドアロンの構成に関する項の手順8の説明に従って、data-sources.xmlファイルに新しいエントリを追加します。

    2. ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_Portal/applications/portalTools/omniPortlet/WEB-INF/providers/omniPortletディレクトリにあるprovider.xmlファイルを編集します。太字で示されているpreferenceStoreタグを編集します。

      <provider class="oracle.webdb.reformlet.ReformletProvider">
         <vaultId>0</vaultId>
         <session>true</session>
         <preferenceStore class="oracle.portal.provider.v2.preference.DBPreferenceStore">
            <name>omniPortletprefStore</name>
            <connection>jdbc/PooledConnection</connection>
         </preferenceStore>
      
    3. OC4Jを再起動します。