Oracle Application Server リリース・ノート 10g リリース3(10.1.3.1.0)for Solaris Operating System (SPARC 64-bit) B40024-04 |
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この章では、Oracle Application Serverに関するインストールの問題とその対処方法について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、Oracle Application Serverのインストールに関する問題について説明します。内容は次のとおりです。
第2.1.1項「mySOACompanyトポロジに対する統合的なOracle SOA Suite Installerの使用」
第2.1.12項「Oracle Application Serverの後にOracle Databaseがインストールされた場合のONSポートの競合」
『Oracle Application Serverエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』には、分散環境でのmySOACompanyトポロジのインストール方法が記載されています。つまり、各種のSOAコンポーネントは個別のコンテナにインストールされます。可用性とパフォーマンスの隔離のため、この環境をお薦めします。このような問題が重要でない場合は、すべてのSOAコンポーネントを単一コンテナにインストールできます。そのためには、Oracle Application Server SOA Suite 10.1.3.1.0インストーラを起動し、「J2EEサーバー、WebサーバーおよびSOAスイート」インストール・タイプを選択します。
Oracle Application Serverのこのリリースは、IPv6で構成されているマシン上での実行が認証されていません。Oracle Application Serverのこのリリースは、IPv4で構成されているマシンにインストールして実行する必要があります。
(サイレントまたは非対話モードでインストールを実行するために)レスポンス・ファイルを使用してインストーラを実行する場合、『Oracle Application Serverインストレーション・ガイド』のインストーラでのレコード・モードを使用したレスポンス・ファイルの作成に関する項で説明しているように、-record
コマンドライン・オプションによって作成されたレスポンス・ファイルをインストーラで使用することはできません。かわりに、提供されたレスポンス・ファイル・テンプレートにより作成されたレスポンス・ファイルを使用する必要があります。テンプレートにあるプレースホルダ値は、必要な値に置き換えます。
VIRTUAL_HOST_NAME
環境変数を設定して基本インストールを正常に終了した後に、ORACLE_HOME¥opmn¥logs¥default_group~home~default_group~1
に次のエラー・メッセージが表示される場合があります。
Warning: Unable to set up connection factory for a resource adapter in esb-dt: Error creating a ResourceAdapter implementation class. Error creating a JavaBean of class 'oracle.tip.esb.server.bootstrap.DesignTimeResourceAdapter: java.lang.RuntimeException: failed to get ESB_HOME: java.lang.NullPointerException Warning: Unable to set up connection factory for a resource adapter in esb-rt: Error creating a ResourceAdapter implementation class. Error creating a JavaBean of class 'oracle.tip.esb.server.bootstrap.RuntimeResourceAdapter: java.lang.RuntimeException: failed to get ESB_HOME: java.lang.NullPointerException log4j:WARN No appenders could be found for logger (org.quartz.simpl.SimpleThreadPool). log4j:WARN Please initialize the log4j system properly.
これらのエラー・メッセージは無視して問題ありません。
Oracle Application Serverを正常にインストールした後に、application.log
ファイルに次のエラー・メッセージが見つかる場合があります。
javax.servlet.ServletException: ORABPEL START-UP ERROR!!!!!!!! OraBPEL run-time expected system environment property "orabpel.home".
このエラー・メッセージは無視して問題ありません。
トルコ語ロケールでは、Oracle Application Server中間層のインストールが失敗します。
いくつかのインストール画面が正しく表示されず使用できないため、トルコ語ロケールではUniversal Installerを実行してOracle Application Serverをインストールしないでください。
OWSMおよびBPELなどのOracle Application Serverコンポーネントは、トルコ語ロケールでは機能しません。
簡体字中国語および繁体字中国語を使用してOracle Application Serverをインストールする場合の問題を回避するために、次のロケールを使用することをお薦めします。
簡体字中国語の場合: zh_CN.gb18030
ではなくzh_CN.gbk
繁体字中国語の場合: zh_TW.eucTW
ではなくzh_TW.big
スペイン語およびポルトガル語(ブラジル)言語ロケールでのOracle Application Serverの拡張インストールで、「ルール制御」アイコンが表示されません。
さらに、Oracle Application ServerへのURLリンクも正しく設定されません。
ポルトガル語(ブラジル)ロケールのインストールには、「ルール制御」リンクはありません。
Oracle Application Serverのインストールに続くOracle HTTP Serverの「ようこそ」ページが英語でしか表示されません。
翻訳されたOracle HTTP Serverの「ようこそ」ページを表示するには、次の書式でインストール情報を入力する必要があります。<lang>は、「ようこそ」ページの表示に使用する言語です。
http://<host>.<port>/index.html.<lang>
次に例を示します。
http://<host>.<port>/index.html.ja
(日本語)
http://<host>.<port>/index.html.ko
(韓国語)
http://<host>.<port>/index.html.zh_TW
(繁体字中国語)
http://<host>.<port>/index.html.zh_CN
(簡体字中国語)
http://<host>.<port>/index.html.de
(ドイツ語)
http://<host>.<port>/index.html.fr
(フランス語)
http://<host>.<port>/index.html.it
(イタリア語)
http://<host>.<port>/index.html.es
(スペイン語)
http://<host>.<port>/index.html.pt_BR
(ポルトガル語(ブラジル))
OracleAS Metadata Repository Database内のBPELスキーマに古いスキーマが含まれている場合、opmnctl stopall
コマンドがタイムアウトします。
この問題を修正するには、本番irca.sh
を実行し、Oracleデータベースに新規スキーマをロードします。
Oracle Application Server SOA MainCDのインストールが成功した後、oraInstallyyyy-mm-dd_hh-mm-ssAM/PM.errファイルに次の例外メッセージが含まれている場合があります。
java.lang.NumberFormatException: For input string: ""80""at java.lang.NumberFormatException.forInputString(Unknown Source) ...... Returning 0 instead
この例外メッセージは無視して問題ありません。
Oracle Application Serverをインストールすると、ONS localportはデフォルトで6101に設定されます。同じホストにOracle Databaseをインストールした場合、データベースのONSポートも6101に設定される可能性があります。これによりポートの競合が発生します。この問題に対処するには、インストール後にいずれかのONSポートを別のポート番号に手動で変更します。ONSポート番号の変更手順については、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。
ユーザーのopmn起動にJapanese_Japanロケールを使用すると、ロギング機能の問題によりopmnが不安定になります。Japanese_Japanのかわりに、American_Americaなどの別の言語ロケールを使用してください。
この項では、Oracle Application Serverのドキュメントに関する問題について説明します。内容は次のとおりです。
『Oracle Application Serverインストレーション・ガイド』の図4-1「Oracle Application Server SOA Suite 10.1.3.1.0のインストール画面」で、インストール・ディレクトリに誤ったディレクトリ・パスが指定されています。
インストール・ディレクトリ・パスは/scratch/oracle/product/10.1.3.1/OracleAS
である必要があります。
『Oracle Application Serverインストレーション・ガイド』の第6.5.4項「OracleホームへのOracleAS GuardのOracleAS 10g(10.1.3.1.0)スタンドアロン・インストール」で、次のディレクトリの場所が参照されています。
/Disk2/asg/install/runInstaller
正しいディレクトリの場所は次のとおりです。
/Disk2/asg/Disk1/install/runInstaller
『Oracle Application Serverインストレーション・ガイド』の第2章の第5.3.2項「「インストール・タイプの選択」画面」では、「インストール・タイプの選択」ページのスクリーンショットに、次の誤ったインストール要件がリストされています。
J2EEサーバー、WebサーバーおよびSOA Suite(874MB)
J2EEサーバーおよびWebサーバー(659MB)
J2EEサーバー(622MB)
Webサーバー(535MB)
正しいインストール要件は次のとおりです。
J2EEサーバー、WebサーバーおよびSOA Suite(1.3GB)
J2EEサーバーおよびWebサーバー(950MB)
J2EEサーバー(900MB)
Webサーバー(750MB)
インストールの完了後readme.txt
が表示されますが、次の項のURLにタイプミスがあります。
Oracle Application Serverのオンライン・ドキュメントは、次のサイトを参照してください。http://download.oracle.com/docs/cd/B31017-01/index.htm
正しいURLは次のとおりです。
http://download.oracle.com/docs/cd/B31017_01/index.htm
URL内のダッシュ(-)をアンダースコア文字(_)にする必要があります。
『Oracle Application Serverインストレーション・ガイド』の第2章「要件」では、/etc/hosts
ファイルに関するいくつかの追加情報が欠落しています。
インストールでoc4j:home
を開始するには、/etc/hosts
ファイルに次のエントリが存在する必要があります。
127.0.0.1 localhost