リリース 9.0.5.3
2005年 5月
JDeveloper をインストールする前に、このガイドをお読みください。
JDeveloper は 100% Pure Javaで開発されたプログラムです。したがって、Java2 SDK 1.4.2_03 が用意された任意のプラットフォーム上で動作可能です。JDeveloper を使用するシステムの推奨要件は、次のとおりです。
リソース 推奨 オペレーティング・システム Windows 2000 Service Pack 4, Windows NT-Service Pack 6a, Windows XP-Service Pack 1 CPU Pentium III 866MHz以上 メモリー 512MB RAM ディスプレイ 65536色、1024 X 768 以上の解像度 ハードディスク容量 230MB以上 Java2 SDK Sun J2SE 1.4.2_03 for Windows
リソース 推奨 ディストリビューション Red Hat Enterprise Linux 2.1
Red Hat Enterprise Linux 3
MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1(Oracle9i Release 2対応キット適用済またはUpdate3以降)
SUSE LINUX Enterprise Server 8CPU Pentium III 866MHz 以上 メモリー 512MB RAM ディスプレイ 65536色、1024 X 768 以上の解像度 ハードディスク容量 230MB以上 Java2 SDK Sun J2SE 1.4.2_03 for Linux
リソース 推奨 オペレーティング・システム Solaris 8, 9(CDE Window Managerを使用) CPU SPARC 500 MHz 以上 メモリー 512MB RAM ディスプレイ 65536色、1024 X 768 以上の解像度 ハードディスク容量 230MB以上 Java2 SDK Sun J2SE 1.4.2_03 for Solaris(32bit)
JDeveloperでは、次のバージョン管理ツールとの連携をサポートしています。
WindowsプラットフォームへJDeveloperをインストールする手順は次のとおりです。
jdev9053_base.zip
を任意のディレクトリで解凍します。 ただし、名前にスペースが入ったディレクトリ(C:\Program
Files
など)にインストールすると、一部の機能が正しく動作しないことがあるので注意してください。<JDev_Install>\jdev\bin\jdev.conf
を開き、最後に以下のコードを追加します。
SetJavaHome <Java2 SDKインストール・ディレクトリ>たとえば、以下のように記述します。
SetJavaHome C:\j2sdk1.4.2_03
<JDev_Install>\jdev\bin
を実行ディレクトリとして、次のコマンドを実行します。
InstallOJVM.bat <Java2 SDKインストール・ディレクトリ>
<JDev_Install>\jdev\bin\jdevw.exe
を起動します。UNIXやLinuxなどのプラットフォームへJDeveloperをインストールする手順は次のとおりです。
jdev9053_base.zip
を任意のディレクトリで解凍します。<JDev_Install>\jdev\bin\jdev.conf
を開き、最後に以下のコードを追加します。
SetJavaHome <Java2 SDKインストール・ディレクトリ>たとえば、以下のように記述します。
SetJavaHome /user/local/java
chmod -R g+r <JDev_Install>
<JDev_Install>/jdev/bin/jdev
<JDev_Install>/jdev/bin/ojc
<JDev_Install>/jdev/bin/start_oc4j
<JDev_Install>/jdev/bin/stop_oc4j
<JDev_Install>/BC4J/bin/bc4j2oc4j
<JDev_Install>/j2ee/home/config
<JDev_Install>/j2ee/home/applications
<JDev_Install>/j2ee/home/application-deployments
注意:
<JDev_Install>/j2ee/home/application-deployments
は、
java -jar oc4j.jar -install
というコマンドによってOC4Jをインストールしたときに生成されるディレクトリです。
<JDev_Install>/jdev/bin/jdev
を実行します。UNIXプラットフォーム上でJDeveloperを起動する際に、 コンソール上に次のようなメッセージが出ることがあります。
Font specified in font.properties not found [--symbol-medium-r-normal--*-%d-*-*-p-*-adobe-fontspecific]
また、JDeveloper上の日本語がすべて "□" で表示されるケースもあります。
この状態は、JDKのインストールおよび構成に起因します。
対処方法として、Java2 SDKの font_ja.properties
で指定されているフォントを正しくインストールし、それらがJDKから参照できる状態にするか、もしくは font_ja.properties
の内容を変更することで対処できることが報告されています。
より詳細な情報は、Sun MicrosystemsのWebサイト「フォントの概要」などを参照してください。
UNIXおよびLinux環境では、Javaが提供するマウス・ポインタの問題によりドラッグ&ドロップなどの処理中にマウス・ポインタが見ずらくなってしまうことがあります。この問題を回避するには、JDeveloperが提供するマウス・ポインタのセットに置き換えることで回避することができます。
JDeveloperが提供するマウス・ポインタのセットを使用するための設定は次の手順で行います。
<Java2 SDKインストール・ディレクトリ>/jre/lib/images/cursors
<JDev_Install>/jdev/bin/clear_cursors.tar
Windows以外のプラットフォームでMozillaを使用している場合、JDeveloperでWebアプリケーションのテストまたはデバッグのたびにMozillaのウィンドウを閉じる必要があります。この問題を回避するには、ブラウザの起動コマンドに-remote
オプションを追加してください。
設定手順は次のとおりです。
/opt/mozilla/mozilla -remote openURL(${URL}) || /opt/mozilla/mozilla ${URL}
JUnitを使用してコンポーネントのテストを行うには、拡張機能のインストールが必要です。次の手順でインストールしてください。
<JDev_Install>/jdev/lib/ext
にコピーします。JDeveloperのドキュメントは、ローカルマシン上に配置する方法と、ホストマシン上のドキュメントを参照する方法の2通りがあります。
jdev905_doc.zip
を適切な場所に解凍します。 D:\JDev_Doc
に解凍していた場合、 D:\JDev_Doc\jdev\doc\ohj
と指定します。常時インターネットに接続できる環境にある場合、OTNまたはOTN-J上にあるホスト・ドキュメントに、JDeveloperから直接アクセスできます。JDeveloperを起動後、メニューから「ツール」->「設定」を起動し、「ドキュメント」ページを開きます。
<JDev_Install>
/jdev/doc/hosted/ja/helpbooks.properties
注意: ホスト・ドキュメントを利用するためには、プロキシ・サーバーの設定が正しく行われている必要があります。プロキシ・サーバーの設定については、「ツール」->「設定」の「Webブラウザ/プロキシ」のページで確認してください。
設定後、「ヘルプ」メニューからアクセス可能になります。
JDeveloper には、開発したアプリケーションのテスト実行およびデバッグのための埋め込みOC4Jサーバーとして Oracle Application Server 10g Containers for J2EE 9.0.4 (OC4J)が含まれています。 埋め込みOC4Jサーバーはアプリケーションのテスト/デバッグ時にJDeveloperから自動起動されます。
このOC4Jサーバーをスタンドアロンで起動/停止できるように、start_oc4j
および stop_oc4j
というバッチ・ファイルが <JDev_Install>/jdev/bin
に用意されています。また、<JDev_Install>/j2ee/home
ディレクトリで、以下のコマンドを実行することでも実現できます。
<JDev_Install>/j2ee/home
ディレクトリで次のコマンドを実行します。
java -jar oc4j.jar -install
<JDev_Install>/j2ee/home
ディレクトリで次のコマンドを実行します。
java -jar oc4j.jar
<JDev_Install>/j2ee/home
ディレクトリで次のコマンドを実行します。
java -jar admin.jar ormi://localhost <管理者ユーザー名> <管理者ユーザーのパスワード> -shutdown
JDeveloperのアンインストールは、JDeveloperをインストールしたディレクトリを削除するだけです。このほかに特別な作業は必要ありません。
Windows環境の場合は、JDeveloperをアンインストールする前に、作成したプロジェクトおよびファイルのバックアップをとっておくことをお勧めします。これらのファイルはデフォルトで
<JDev_Install>/jdev/mywork
ディレクトリに保存されています。
JDeveloperで作成したJ2EEアプリケーションのデプロイ先としてオラクル社によって動作確認されているアプリケーション・サーバーについては、 http://otn.oracle.co.jp/products/jdev/ に掲載されている『JDeveloperによるアプリケーション・サーバーのサポート』を参照してください。
オラクル社では、Web上で多くのリソースを提供しています。有益だと思われるいくつかのサイトを、次に挙げます。
説明 | URL |
---|---|
日本オラクルのサイト | http://www.oracle.co.jp/ |
Oracle Technology Network Japan(OTN-J) | http://otn.oracle.co.jp/ |
OTN-J: Oracle JDeveloper 10g 製品ページ | http://otn.oracle.co.jp/products/jdev/ |
OTN-J: ディスカッション・フォーラム | http://otn.oracle.co.jp/forum/jdev.html |