| Oracle Audit Vaultサーバー・インストレーション・ガイド 10gリリース2(10.2.2.1) for Microsoft Windows(32-bit) E05815-01 |
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この章では、Oracle Audit Vault Serverのインストール前の要件を説明します。この章には、次の項が含まれます。
インストール・プロセスを計画するには、Oracle Audit Vaultの機能を理解しておく必要があります。Oracle Audit Vaultの基本機能の説明は、『Oracle Audit Vault管理者ガイド』に記載されています。
表2-1に、Oracle Audit Vault Serverに必要なハードウェア・コンポーネントを示します。
表2-1 ハードウェア要件
| 要件 | 最小値 |
|---|---|
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物理メモリー(RAM) |
512MB |
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仮想メモリー |
RAM容量の2倍 |
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ハード・ディスク領域 |
合計2.02GB 表2-2を参照。 |
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ビデオ・アダプタ |
256色 |
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プロセッサ |
550MHz以上 |
この項では、NT File System(NTFS)ファイルシステムを使用するWindowsプラットフォームのシステム要件をリストします。FAT32の領域要件は、NTFSより若干多くなります。OracleコンポーネントはNTFSにインストールすることをお薦めします。
この項に記載されているNTFSシステムの要件は、Oracle Universal Installerのサマリー・ウィンドウでレポートされるハード・ディスクの値よりも正確です。サマリー・ウィンドウには、データベースの作成に必要な領域や、ハード・ディスク上で展開される圧縮ファイルのサイズは含まれません。
Oracle Databaseクライアント・コンポーネントのハード・ディスク要件には、オペレーティング・システムのインストール先のパーティションにJava Runtime Environment(JRE)とOracle Universal Installerをインストールするのに必要な領域が含まれます。十分な領域が検出されない場合、インストールは失敗し、エラー・メッセージが表示されます。
表2-2に、NTFSの領域要件を示します。
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関連資料: Oracle Databaseのプラットフォーム・ガイドのNTFSファイルシステムおよびWindowsレジストリ権限に関する項 |
Oracleホームの0.976GBのディスク領域は、OracleベースのOracle Audit Vault Serverソフトウェア・ファイル用のディスク領域です。必要な一時領域は44MBです。
Audit Vaultデータベース・ファイルの1.0GBのディスク領域は、データベース記憶域オプションがファイルシステムへの格納である場合にのみ適用されます。ASMなどの他の記憶域オプションでは、データベース・ファイルは別の場所に格納されます。また、この1.0GBのディスク領域は、最初に必要なサイズのみを表しています。Audit Vault管理者は、サーバーで収集される監査データの増加に伴う将来のデータベース・サイズの拡張を考慮する必要があります。
システムがこれらの要件を満たしているかどうかを確認するには、次の手順を実行します。
物理RAMサイズを確認します。たとえば、Windows 2003を使用しているコンピュータの場合、Windowsコントロール パネルの「システム」を開き、「全般」タブを選択します。システムにインストールされている物理RAMサイズが必要なサイズより小さい場合は、インストール処理を続行する前に、メモリーを追加する必要があります。
構成済の仮想メモリーのサイズ(ページング・ファイル・サイズ)を確認します。たとえば、Windows 2003を使用しているコンピュータの場合、コントロール パネルの「システム」を開き、「詳細設定」タブを選択します。次に、「パフォーマンス」セクションの「設定」をクリックします。「詳細設定」タブを選択します。「仮想メモリ」セクションに仮想メモリーがリストされます。
必要に応じて、使用するオペレーティング・システムのドキュメントに記載された追加の仮想メモリーの構成方法の説明を参照してください。
システムの空きディスク領域の容量を確認します。たとえば、Windows 2003を使用しているコンピュータの場合、「マイ コンピュータ」を開き、Oracleソフトウェアがインストールされているドライブを右クリックして、「プロパティ」を選択します。
一時ディレクトリに使用できるディスク領域の容量を確認します。これは、空きディスク領域の合計容量から、Oracleソフトウェアのインストールに必要な容量をマイナスしたものと等しくなります。
一時ディレクトリに使用できるディスク領域が100MB未満の場合、まず不要なファイルをすべて削除してください。それでも一時ディスク領域が100MB未満の場合、TEMPまたはTMP環境変数を設定して別のハード・ディスクを指定してください。たとえば、Windows 2003を使用しているコンピュータの場合、コントロール パネルの「システム」を開き、「詳細設定」タブを選択します。次に、「環境変数」をクリックします。
表2-3に、Oracle Audit Vault Serverのソフトウェア要件を示します。
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注意: Oracle Universal Installerを起動すると、システムのチェックが実行され、ここに示された要件を満たしているかどうかが検証されます。このチェックを通過できるように、Oracle Universal Installerを起動する前に要件を確認しておきます。 |
表2-3 ソフトウェア要件
| 要件 | 値 |
|---|---|
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システム・アーキテクチャ |
プロセッサ: Intel(x86) 詳細は、次の場所にあるOracleMetaLinkにアクセスしてください。 |
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オペレーティング・システム |
Windows用のOracle Audit Vault Agentは、次のオペレーティング・システムでサポートされます。
Windows NTはサポートされません。 Windows Multilingual User Interface Packは、Windows XP ProfessionalおよびWindows Server 2003でサポートされます。 |
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ネットワーク・プロトコル |
Oracle Net Foundationレイヤーでは、Oracle protocol supportを使用して次の業界標準のネットワーク・プロトコルと通信します。
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このドキュメントに記載されたプラットフォーム固有のハードウェアとソフトウェアの要件は、このドキュメントが公開された時点での最新情報です。このドキュメントの公開後に、プラットフォームやオペレーティング・システム・ソフトウェアの新バージョンが動作保証されている可能性があるため、OracleMetaLink Webサイトの動作保証マトリックスで、動作保証されているハードウェア・プラットフォームとオペレーティング・システムのバージョンの最新のリストを確認してください。このWebサイトには、互換性のあるクライアント、データベース・リリース、パッチ、および不具合の回避策情報もあります。OracleMetaLink Webサイトには、次のURLでアクセスできます。
OracleMetaLinkを使用するには、先にオンライン登録を行う必要があります。ログイン後に、左側の列から「Certify & Availability」を選択します。「Product Lifecycle」ページで、「Certifications」ボタンを選択します。「Other Product Lifecycle」オプションには、「Product Availability」、「Desupport Notices」および「Alerts」が含まれます。
次の項で、動作保証の情報を提供します。
Windows 2000、Windows 2003およびWindows XPには、リモート・ユーザーがオペレーティング・システムにログインし、コマンドラインを使用してコンソール・プログラムを実行できるTelnetサービスが含まれます。Oracleでは、この機能を使用したsqlplus、sqlldr、import、exportなどのデータベース・コマンドライン・ユーティリティはサポートされますが、Oracle Universal Installer、データベース・コンフィギュレーション・アシスタント、Oracle Netコンフィギュレーション・アシスタントなどのデータベースGUIツールはサポートされません。
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注意: Windowsの「サービス」ユーティリティでTelnetサービスが起動していることを確認してください。 |
Oracleでは、Windows 2000、Windows 2003およびWindows XPのターミナル・サービスを通じたOracle Databaseのインストール、構成および実行がサポートされます。ターミナル・サーバーを通じたインストールに問題が発生した場合は、(mstsc/consoleを使用して)サーバーのターミナル・サービスのコンソール・セッションに接続することをお薦めします。
プラットフォーム固有のサポート情報は、次のとおりです。
Windows 2000: Oracleでは、リモート・ターミナル・サービス・クライアントからのOracle Databaseのインストール、構成および実行がサポートされます。
Windows 2003: Windows 2003を構成して、管理モードまたはターミナル・サーバー・モードでリモート・デスクトップのターミナル・サービスを使用できます。
Windows XP: リモート・デスクトップは、シングル・ユーザー・モードでのみ使用できます。
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関連資料:
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通常、Oracle Audit Vault Serverをインストールするコンピュータは、ネットワークに接続され、Oracle Audit Vault Serverインストールを格納するためのローカル記憶域があり、ディスプレイ・モニター、CD-ROMドライブまたはDVDドライブが付属しています。
この項では、標準の使用例に合致しないコンピュータにOracle Audit Vaultをインストールする方法を説明します。この項の内容は次のとおりです。
Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)は、ネットワークで動的なIPアドレスを割り当てます。動的アドレス指定では、コンピュータがネットワークに接続するたびに異なるIPアドレスを取得できます。場合によっては、コンピュータの接続中にIPアドレスが変更されることもあります。DHCPシステム内に、静的IPアドレス指定と動的IPアドレス指定を混在させることができます。
DHCP設定では、ソフトウェアによりIPアドレスが追跡され、ネットワークの管理が簡素化されます。DHCPを使用すると、ネットワークに新しいコンピュータを追加する際にコンピュータに一意のIPアドレスを手動で割り当てる必要がありません。
Audit Vault ServerまたはAudit Vault AgentのIPアドレスが変更される可能性がある環境に、Audit Vault Serverをインストールすることはできません。DHCPを使用する環境では、すべてのAudit Vaultシステムが静的IPアドレスを使用することを確認してください。
Oracle Audit Vaultは、複数のホームを持つコンピュータにインストールできます。複数ホームのコンピュータは、複数のIPアドレスに関連付けられています。そのため、通常では複数のネットワーク・カードがコンピュータに搭載されています。各IPアドレスは、ホスト名に関連付けられます。また、ホスト名には別名を設定することもできます。デフォルトでは、Oracle Universal Installerは、ORACLE_HOSTNAME環境変数の設定を使用してホスト名を検索します。ORACLE_HOSTNAME環境変数を設定せずに、複数のネットワーク・カードを搭載したコンピュータでOracle Audit Vaultのインストールを実行すると、Oracle Universal Installerはhostsファイルにある最初のエントリを使用してホスト名を判別します。hostsファイルは、通常、SYSTEM_DRIVE:\WINDOWS\system32\drivers\etc(Windows 2003およびWindows XPの場合)またはSYSTEM_DRIVE:\WINNIT\system32\drivers\etc(Windows 2000の場合)にあります。
クライアントは、このホスト名を使用するか、このホスト名の別名を使用して、コンピュータにアクセスできる必要があります。これを確認するには、短縮名(ホスト名のみ)および完全名(ホスト名とドメイン名)を使用してクライアント・コンピュータからホスト名をpingします。両方のテストが成功する必要があります。
ORACLE_HOSTNAME環境変数の設定
ORACLE_HOSTNAME環境変数を設定するには、次の手順を実行します。
Windowsコントロール パネルで「システム」を表示します。
「システムのプロパティ」ダイアログ・ボックスで、「詳細設定」をクリックします。
「詳細設定」タブで、「環境変数」をクリックします。
「環境変数」ダイアログ・ボックスで、「システム環境変数」の「新規」をクリックします。
「新しいシステム変数」ダイアログ・ボックスで、次の情報を入力します。
変数名: ORACLE_HOSTNAME
変数値: 使用するコンピュータのホスト名。
「OK」をクリックし、「環境変数」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。
「環境変数」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックし、「システムのプロパティ」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。
Oracle Audit Vaultデータベース・ファイルをファイルシステムに格納する場合は、次のガイドラインを使用して格納場所を決定してください。
Oracle Universal Installerで提示されるデータベース・ファイル・ディレクトリのデフォルト・パスは、Oracleベース・ディレクトリのサブディレクトリです。
データベース・ファイルの格納には、単一のファイルシステムまたは複数のファイルシステムを選択できます。
単一のファイルシステムを使用する場合は、データベース専用の物理デバイス上のファイルシステムを選択します。
最適なパフォーマンスと信頼性を得るには、複数の物理デバイス上のRAIDデバイスまたは論理ボリュームを選択し、Stripe-And-Mirror-Everything(SAME)の手法を実装します。
複数のファイルシステムを使用する場合は、データベース専用の個別の物理デバイス上のファイルシステムを選択します。
この方法を採用すると、物理I/Oを分散し、異なるデバイス上に個別の制御ファイルを作成して信頼性を向上できます。また、OFAのガイドラインも完全に実装できます。
最適なパフォーマンスを得るには、データベース専用の物理デバイス上のファイルシステムを選択する必要があります。
管理者権限を持つユーザー、またはインストールを実行するORA_DBAグループのメンバーであるユーザーは、指定したパスにファイルを作成するための書込み権限を保持しています。
Windows(32-bit)にOracle Audit Vault Serverをインストールする前に、システムのタイムゾーンを元の値のGMT 00:00に設定する必要があります。タイムゾーンを元の値に設定することで、Oracle Universal Installerにより、インストール中にemd.propertiesファイルのagentTZRegionプロパティがシステムの地理的な場所に対応する正しいタイムゾーン値に自動的に設定されます。これにより、Audit Vaultコンソールの「概要」ページに正しいデータが表示されます。この設定を行うには、次の手順を実行します。
Windowsのシステム時刻をGMT 00:00に変更します。これには、「コントロール パネル」→「日付と時刻」→「タイム ゾーン」タブ→「(GMT) グリニッジ標準時: ダブリン、エジンバラ、リスボン、ロンドン」オプションの順に選択し、「適用」をクリックしてから「OK」をクリックします。
Oracle Audit Vault Serverをインストールします。
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注意: Oracle Enterprise Managerでタイムゾーンに関して問題が発生した場合、回避策として『Oracle Enterprise Managerアドバンスト構成』の10.1.5項「管理エージェントのタイムゾーンの設定」を参照してください。Oracle Enterprise Managerでの回避策の実行後に、Oracle Enterprise Managerを再起動します。 |