ヘッダーをスキップ
Oracle Business Intelligence Applicationsインストレーションおよび構成ガイド
リリース7.9.4
E06112-01
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

2 Oracle Business Intelligence Applicationsの概要

この章では、Oracle Business Analytics Warehouseの概要について説明します。この章の内容は次のとおりです。

2.1 Oracle Business Intelligence Applicationsとは

Oracle Business Intelligence Applicationsは、ビルトイン・ビジネス・インテリジェンス・ソリューションです。


注意:

Oracle Business Intelligence Applicationsのインストール前に、Oracle Business Intelligenceインフラストラクチャをインストールする必要があります。Oracle Business Intelligence Enterprise Editionのインフラストラクチャ要件の詳細は、『Oracle Business Intelligence Applicationsシステム要件およびサポートされるプラットフォーム』を参照してください。

Oracle Business Intelligence Applicationsでは、Oracle E-Business Suite Applications、Oracle Siebel ApplicationsおよびOracle PeopleSoft ApplicationsなどのOracleソースと、SAP ApplicationsなどのOracle以外のソースがサポートされています。前述のアプリケーションの1つをすでに所有している場合は、Oracle Business Intelligence InfrastructureおよびOracle Business Intelligence Applicationsを購入して、所有するアプリケーションと連携させることができます。

Oracle Business Intelligence Applicationsでは、会計、サプライチェーン、人員ソースなどの企業データも完全にサポートされています。これらのエンタープライズ・アプリケーションでは一般的に、Oracleデータソース(E-Business SuiteやPeopleSoftなど)とOracle以外のデータソース(SAPなど)の両方が利用可能です。

Oracle Business Intelligence Applicationsは、次の表に示すコンポーネントで構成されています。

表2-1 Oracle Business Intelligence Applicationsコンポーネント

コンポーネント 説明

DACメタデータ・リポジトリファイル

テーブル、サブジェクトエリア、実行プラン、タスクなどのリポジトリ・オブジェクトを含み、XMLファイルに格納されています。

埋込みInformatica ETLツール

データ・ウェアハウスの抽出、変換およびロード操作を実行するサード・パーティ・アプリケーションです。

ビルトインInformaticaコンテンツ

マッピング、セッション、ワークフローなどの抽出-変換-ロード(ETL)リポジトリ・オブジェクトを含み、Informaticaリポジトリ・ファイル(Oracle_BI_DW_Base.rep)に格納されています。

ビルトイン・メタデータ・コンテンツ

Oracle Business Intelligence Applicationsのリポジトリ・ファイル(OracleBIAnalyticsApps.rpd)に格納されています。

ビルトイン・レポートおよびダッシュボード・コンテンツ

Oracle BI Presentation Services Catalogに格納されています。

Oracle Business Analytics Warehouse

トランザクション・データベースから抽出、変換およびロードされたデータを格納するビルトイン・データ・ウェアハウスです。


2.2 Oracle Business Analytics Warehouseの概要

Oracle Business Analytics Warehouseは、すべての顧客中心データに対応する統一されたデータ・リポジトリです。Oracle Business Analytics Warehouseの目的は、Oracle E-Business Suite、Oracle Siebel CRMおよびPeopleSoft Applicationsの分析要件をサポートすることです。

Oracle Business Analytics Warehouseには、次の機能が組み込まれています。

Oracle Business Analytics Warehouseの概要を次の図に示します。

図2-1 Oracle Business Analytics Warehouseの概要

図の前後にその説明があります。

2.3 Oracle Business Analytics Warehouseのアーキテクチャ

Oracle Business Intelligenceで広く使用されているクエリーと同様に、高水準の分析クエリーでは、複雑な式を使用して大量のデータをスキャンして分析します。トランザクション・データベースに対してクエリーを実行する際、このプロセスの所要時間が長くなる場合があるため、システム全体のパフォーマンスが影響を受けます。

このため、Oracle Business Analytics Warehouseはディメンション・モデリング手法を使用して開発されました。この手法により、意思決定に必要な情報へのアクセスが高速にできます。Oracle Business Analytics Warehouseでは業務系アプリケーションからデータを取得し、Informaticaのデータ統合テクノロジを使用して、サポートされている各種トランザクション・データベース・システム(OLTP)からデータを抽出してから変換し、Oracle Business Analytics Warehouseにロードします。

2.3.1 Oracle Business Analytics Warehouseアーキテクチャのコンポーネント

次の図に、Oracle Business Analytics Warehouseアーキテクチャを示します。

図2-2 Oracle Business Analytics Warehouseアーキテクチャの例

図の前後にその説明があります。

前述の図は、Oracle Business Analytics Warehouseの次のコンポーネントを示しています。

  • DACクライアント: データ・ウェアハウス用のコマンドと制御インタフェースで、データ・ウェアハウスのプロセスの構成、管理および監視の作業ができます。

  • DACサーバー: DACクライアントからの命令を実行します。DACサーバーでは、ETLのスケジュールやロード、ロードされるサブジェクトエリアの構成など、データ・ウェアハウスのプロセスを管理します。DACリポジトリにある情報に基づいてアクションが動的に調整されます。ビジネスのニーズに応じて、毎日1回、週に1回、月に1回またはそれ以外の同様なスケジュールでOracle Business Analytics Warehouseの増分更新を行うこともできます。

  • DACリポジトリ: データ・ウェアハウスのプロセスを表すメタデータ(Oracle Business Analytics Warehouseのセマンティクス)を格納します。

  • Informatica Serverのコンポーネント:

    • Informatica Server: サーバーによるOracle Business Analytics Warehouseのロードまたは更新中は、サーバーをその処理専用にすることをお薦めします。Oracle Business Analytics Warehouseのロードと更新が実行されていないときは、そのETLサーバーを別の用途に使用できます。

    • Informatica Repository Server: Informaticaリポジトリを管理します。

  • Informatica Repository: Informaticaワークフローに関連したメタデータを格納します。

  • Informaticaクライアント・ユーティリティ: Informaticaリポジトリの作成と管理ができるツールです。

Oracle Business Intelligenceデータ・ウェアハウス管理コンソール(DAC)の使用方法については、『Oracle Business Intelligence Applicationsデータ・ウェアハウス管理コンソール・ガイド』を参照してください。

2.4 Oracle BI Applicationsをインストール、構成およびカスタマイズするためのロードマップ

Oracle BI Applicationsをインストール、構成およびカスタマイズするには、次の手順を実行します。

Oracle BI Applicationsコンポーネントのインストールと構成、モジュールの構成(オプション)、Oracle Business Intelligence Applicationsのカスタマイズ(オプション)を実行した後は、ETLの実行を開始できます(ETLの実行方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Applicationsデータ・ウェアハウス管理コンソール・ガイド』を参照)。