ヘッダーをスキップ
Oracle Business Intelligence Applicationsインストレーションおよび構成ガイド
リリース7.9.4
E06112-01
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

A Usage Acceleratorアプリケーションのインストール

この付録では、オプションのUsage Acceleratorアプリケーションをインストールする手順について説明します。

この付録の内容は次のとおりです。

A.1 Usage Acceleratorとは

Usage Acceleratorは、Oracle Siebel Salesのユーザー選定と有効性を販売組織が測定して管理できるように開発されました。目標全体に対する各チーム・メンバーの貢献度を的確に把握することにより、販売組織の各レベルで恩恵を享受します。Usage Acceleratorには、豊富な情報をもたらすビルトイン指標と管理ダッシュボードの包括的なセットが用意されています。このセットは、組織における利用促進、連携の推進およびCRM実装における全体的なROIの向上に役立ちます。

A.1.1 Usage Acceleratorの構成について

この項では、Usage Acceleratorの構成方法について説明します。

A.1.1.1 対象ユーザーの追跡

アプリケーションのデータに必要なストレージ領域を最適化するために、Usage Acceleratorは測定対象となるユーザーを選択できるように設計されました。新しい職責(Usage Accelerator – Tracking)を使用することで、Usage Acceleratorで測定対象ユーザーを決定します。この新しい職責を、基幹業務Siebelアプリケーションの各ユーザーに関連付ける必要があります。

A.1.1.2 他の必須職責

Usage Acceleratorアプリケーションでは、新しい職責が8つ導入されています。FINS顧客の場合を除いて、すべての組織で4つの職責が使用されます。FINS顧客の場合、顧客のユーザー・グループを対象にした4つの職責が使用されます。Usage Acceleratorアプリケーション使用時にユーザーに表示されるダッシュボードは、職責に応じて異なります。これらの職責は、基幹業務アプリケーションでユーザーに割り当てる必要があります。職責は、次のとおりです。

表A-1 Usage Acceleratorの職責

Usage Acceleratorの職責 Usage AcceleratorのFINの職責

Usage Accelerator – Sales Rep

Usage Accelerator - FINS Sales Rep

Usage Accelerator - Sales Manager

Usage Accelerator – FINS Sales Manager

Usage Accelerator - Sales Executive

Usage Accelerator – FINS Sales Executive

Usage Accelerator – Administrator

Usage Accelerator – FINS Administrator



注意:

あるユーザー用の職責を削除してからその後で、Siebel CRM Administrationの「職責」ビューに同じユーザー用の同じ職責を追加しないでください。これを実行すると、関連付けられたETLは失敗します(詳細は、第H.7項「ETLの問題」を参照)。

A.1.2 配置の日付について

Oracle Usage Acceleratorアプリケーションは、配置の日付の変数UA_DEPLOY_DTにより調整する必要があります。この変数によりAnalysisの開始時間が決まります。この日付はUsage Acceleratorデータ・ウェアハウスの作成日にデフォルト設定されますが、UA_DEPLOY_DT変数を変更することでこの日付を変更できます。

注意: 配置の日付を現在のカレンダ日付よりも以前の日付に設定した場合、レコードの最終更新日に依存する指標(Records Updatedの値、Loginの値、Syncの値など)が不正確になる場合があります。このため、配置の日付を現在のカレンダ日付に設定することをお薦めします。

A.1.3 指標の定義と変数について

Usage Acceleratorでは、次の指標カテゴリーにおいてユーザーの選定と有効性の指標を追跡します。

  • User Adoption Metrics

  • Opportunity Updates Metrics

  • Information Completeness Metrics

  • Coverage Metrics

A.1.3.1 User Adoption Metrics

User Adoption Metricsにより、システムを使用するこれらの行動属性と使用パターンに表示設定が備わります。これらの指標を使用すると、改善が必要な領域およびサポートが必要な個人をすばやく特定して、企業のCRM標準に適合させることができます。

表A-2 User Adoption Metrics

指標カテゴリー 説明 変数

Active User

直前の7日間にログインしていないユーザーまたは同期していないユーザーを特定します。

必要なログインの回数は、現在「2」に設定されてます。変数名はACTIVE_NUMLOGINSです。

必要な同期の回数は、現在「0」に設定されてます。変数名はACTIVE_NUMSYNCSです。

Login

ユーザーがログインした日数を測定します。ログインは、ユーザーごとに1日1回のみ記録されることに注意してください。

該当なし

Sync

ユーザーが同期した日数を測定します。同期は、ユーザーごとに1日1回のみ記録されることに注意してください。

該当なし

Records Created

それぞれのユーザーとグループにより作成されたアカウント、担当者、商談、活動、見積りの数を追跡します。FINSでは、作成された金融口座と保険証券の数も追跡されます。

該当なし

Records Updated

それぞれのユーザーとグループにより更新されたアカウント、担当者、商談、活動、見積りの数を追跡します。FINSでは、作成された金融口座と保険証券の数も追跡されます。

該当なし


A.1.3.2 Opportunity Updates Metrics

Opportunity Updates Metricsにより、商談管理機能を使用してパイプラインと販売予想を追跡する組織にとって信頼できる情報が配信されます。正確な最新情報が用意されていることを確認して、指標により商談が絞り込まれます。

表A-3 Opportunity Updates Metrics

指標カテゴリー 説明 変数

Opportunity Updates

指定された期間に変更されていない商談、またはクローズ日を経過した商談を特定します。Opportunity Updates Neededは、現在90日に設定されています。

変数名はOPT_OUTDATED_NUMDAYSです。


A.1.3.3 Information Completeness Metrics

Information Completeness Metricsは、個々のエントリや一連のエントリで設定情報が不足しているエントリをハイライトして、担当者とアカウントの情報を補う際に役立ちます。

表A-4 Information Completeness Metrics

指標カテゴリー 説明 変数

Account Completeness

取引先住所の各主要フィールドにおける情報の有無を検索します。

住所明細1、市区町村、都道府県、郵便番号、電話番号

Contact Completeness

担当者の住所の各主要フィールドにおける情報の有無を検索します。

住所明細1、市区町村、都道府県、郵便番号、勤務先電話番号、電子メールアドレス、個人肩書


A.1.3.4 Coverage Metrics

Coverage Metricsは、アカウント、担当者、商談および金融口座に対する販売活動をモニターします。セールスプロセスと整合しているだけで、それらの指標のすべてを使用する必要があるとは想定されていません。

表A-5 Coverage Metrics

指標カテゴリー 説明 変数

Account Coverage

指定された期間に、アカウントに関連付けられた担当者と活動がアカウントに存在したかどうかを判別します。Activity Neededは、現在90日に設定されています。

変数名はACC_NEED_ACT_NUMDAYSです。

Contact Neededは、現在180日に設定されています。変数名はACC_NEED_CON_NUMDAYSです。

Contact Coverage

Activity Neededが現在90日に設定されている指定期間に関連付けられている活動が、担当者にあるかどうかを判別します。

変数名はCON_NEED_ACT_NUMDAYSです。

Opportunity Coverage

指定された期間に、商談に関連付けられた担当者と活動が商談に存在したかどうかを判別します。Activity Neededは、現在90日に設定されています。

Activity Neededは、現在90日に設定されています。変数名はOPT_NEED_ACT_NUMDAYSです。

Contact Neededは、現在180日に設定されています。変数名はOPT_NEED_CON_NUMDAYSです。

Financial Account Coverage & Insurance Policy Coverage(FINS)

指定期間に、関連付けられた活動が金融口座や保険契約にあるかどうかを判別します。

Activity Neededは、現在90日に設定されています。

変数名はAST_NEED_ACT_NUMDAYSです。


A.2 Usage Acceleratorのインストールについて

DACメタデータの実行プランにUsage Acceleratorサブジェクトエリアがある場合、先行タスクの「Create View For Usage Accelerator」を含める必要があります。デフォルト設定の実行プランで、Usage Acceleratorサブジェクトエリアがあるものはすべて、この先行タスクで構成されます。新しい実行プランを作成したり既存の実行プランを変更してUsage Acceleratorサブジェクトエリアを含める場合、この手順を実行する必要があります。使用している実行プラン用のUsage Acceleratorウェアハウス・テーブルが含まれているサブジェクトエリアをカスタマイズして使用している場合も、この手順を実行する必要があります。これらのテーブルの接頭辞は、W_UA*です。


注意:

この付録に記載されている次の指示は、Siebel CRM 7.5.3アプリケーションと統合されたUsage Accelerator分析アプリケーションを使用する予定がある場合のみ実行する必要があります。Usage Acceleratorアプリケーションのバージョン7.7または7.7.1のライセンスがある場合、『Oracle Business Intelligence Platform Installation and Configuration Guide』に記載されたインストールの指示に従う必要があります。Usage Acceleratorアプリケーションのこれらのバージョンをインストールするために必要な手順は、これ以外にはありません。

A.3 Usage AcceleratorアプリケーションとSiebel CRM 7.5.3アプリケーションとの統合


注意:

次の手順を実行する必要があるのは、Siebel Business Applicationsリリース7.5.3と統合された環境でUsage Acceleratorを使用する予定がある場合に限ります。

Usage Acceleratorのインストール・プロセスは、Usage Acceleratorアプリケーションのインストールと、シード・データのトランザクション・データベースへのインポートで構成されます。Usage Acceleratorアプリケーションのインストールでは、標準のOracle Business Intelligenceインストーラを使用します。インストールで使用できるオプションは、入力するライセンス・キーによって異なります。

Usage Acceleratorアプリケーションを統合するには:

  1. リポジトリ・オブジェクトをインポートして、埋込みAnalyticsを有効にします。

    Siebelツールを使用して、SRW_753_UA_Integration_objects.sifファイルをツール・リポジトリにインポートします。

  2. 次のオブジェクトをロックします。

    • Analytics

    • ERM

    • Siebel Field Service

    • Siebel Marketing Enterprise

    • Siebel Channel

    • Siebel Sales Enterprise

    • Siebel Service Enterprise

    • Siebel Universal Agent


    注意:

    これらのオブジェクトをツール・リポジトリにインポートした後、スキーマをトランザクション・データベースで適用しないでください。この手順で作成されたテーブルが表示される場合があります。これらのテーブルは、トランザクション・データベースにおいて適用されています。

  3. srfファイルを次のように再コンパイルします。

    1. Windowsのエクスプローラで、\tools\objects\enuにナビゲートしてから、siebel.srfファイルのコピーを別名で作成します。

    2. Oracle Siebel Toolsで、「ツール」→「プロジェクトのコンパイル」に移動してから、「ロックされたプロジェクト」ラジオ・ボタンを選択します。

    3. Siebelリポジトリで、手順aで作成した新規srfファイルを選択してから、「コンパイル」をクリックします。

    「Usage Accelerator」画面をアプリケーションで表示するには、使用していたsiebel.srfファイルを新しいsrfファイルで置換する必要があります。

  4. Analytics Server名を確認してから、埋込みAnalyticsを実行します。

    1. Siebelアプリケーションに管理者としてログインします。

    2. 「サイトマップ」→「管理 - 統合」→「WIシンボリックURLリスト」に移動します。

    3. 「管理 - 統合」画面で、表示フィルターから、「ホスト管理」を選択します。

    4. 「ホスト管理」リストで、Name=[AnalyticsServerName]レコードを探します。

    5. 使用しているAnalytics Serverをホストしているマシンの名前に、[AnalyticsServerName]を変更します。

  5. 言語非依存のSiebelシード・データを、次のようにインポートします。

    1. 適切なシード・データ・ファイルをコピーします。

      表A-6 シード・データ・ファイル

      ファイル名 コピー元 コピー先

      seed_753_UA.dat

      OracleBI\dwrep

      ローカル・マシン

      seed_753_<xxx>_UA.inp(xxxは、使用しているデータベース・プラットフォームに対応する文字列)

      OracleBI\dwrep

      ローカル・マシン


    2. コマンドラインを開き、.datファイルと.inpファイルのコピー先ディレクトリに移動します。

    3. データベース環境に応じた適切な値で各接続パラメータを置換してから、次の表に記載された適切なインポート・コマンドを実行します。

      表A-7 インポート・コマンド

      データベース・プラットフォーム 実行するインポート・コマンド

      Oracle

      $SIEBELSERVERROOT\bin\dataimp /u $UserName /p Oracle $Password /c "$ODBCDataSource" /d $DatabaseOwner /f seed_753_UA.dat /w y /q 100 /h Log /x f /i seed_753_ora_UA.inp /lseed_753_ora_UA.log

      DB2UDB

      $SIEBELSERVERROOT\bin\dataimp /u $UserName /p $Password /c "$ODBCDataSource" /d $DatabaseOwner /f seed_753_UA.dat /w y /q 100 /h Log /x f /i seed_753_db2_UA.inp /lseed_753_db2_UA.log

      MSSQL

      $SIEBELSERVERROOT\bin\dataimp /u $UserName /p $Password /c "$ODBCDataSource" /d $DatabaseOwner /f seed_753_UA.dat /w y /q 100 /h Log /x f /i seed_753_mssql_UA.inp /lseed_753_mssql_UA.log


  6. Usage Acceleratorの新しい職責を、「Usage Accelerator」画面で表示対象となるユーザーに関連付けます。

    Usage Acceleratorの職責は、次のとおりです。

    • Usage Accelerator Tracking

    • Usage Accelerator - Sales Rep

    • Usage Accelerator - Sales Manager

    • Usage Accelerator - Sales Executive

    • Usage Accelerator – Administrator


    注意:

    最初の職責は、Usage Acceleratorレポートで追跡対象となるトランザクション・アプリケーション・ユーザーと関連付ける必要があります。

A.4 Usage AcceleratorのAnalyticsアダプタ・ファイル

OracleBI\dwrepフォルダに格納された各ファイルの内容を、次の表に示します。

表A-8 Usage AcceleratorのAnalyticsアダプタ・ファイル

ファイル 説明

seed_753_UA.dat

Siebelシード・データ・ファイル(S_WI_SYMURL、S_WE_SYMURL_ARG、S_RESP、S_APP_VIEW、S_APP_VIEW_RESPの各テーブルの言語非依存シード・データ・レコードが格納されています)

seed_753_db2_UA.inp¦

seed_753_mssql_UA.inp¦

seed_753_ora_UA.inp

特定のデータベース・プラットフォームへのseed_753_UA.datファイルのインポートを制御するために使用するインポート・ファイル