この章では、Oracle Business Analytics Warehouse関連の一般的な問題と考えられる解決策について説明します。この章の内容は次のとおりです。
第H.3項「InformaticaとOracle Business Analytics WarehouseのUnicodeの問題」
第H.4項「Oracle Business Analytics WarehouseにおけるUNIX上のインストール問題」
注意: インストールと構成の問題を解決する際には、次のログ情報を使用してください。
Windowsの場合
Informatica Serverログ(Informatica Event Viewerを確認する)
Informatica Rep Serverログ(Informatica Event Viewerを確認する)
Informatica Repagentログ(Informatica Event Viewerを確認する)
ワークフロー・ログ(..\Informatica\Server\WorkFlowLogsにある)
失敗したセッションのセッション・ログ(..\Informatica\Server\SessLogsにある)
(Teradata)ローダー・ログ(..\Informatica\Server\Tgtfilesにある)
データ・ウェアハウス管理コンソールのログ(\DAC\logディレクトリにある)
UNIXの場合
Informatica Serverログ(..informatica/server/server.logにある)
Informatica Rep Serverログ(..informatica/repserver/repserver.logにある)
Informatica Repagentログ(..informatica/repserver/reagent.logにある)
ワークフロー・ログ(../informatica/Server/WorkFlowLogsにある)
失敗したセッションのセッション・ログ(../informatica/Server/SessLogsにある)
(Teradata)ローダー・ログ(../informatica/Server/Tgtfilesにある)
データ・ウェアハウス管理コンソールのログ(/DAC/logディレクトリにある)
表H-1に、Oracle Business Analytics Warehouseのインストールと初期構成に関連した問題と解決策を示します。
表H-1 Oracle Business Analytics Warehouseのインストールと構成の問題
| 現象/エラー・メッセージ | 考えられる原因/解決策 |
|---|---|
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DB2上で実行されているOracle Business Analytics Warehouseに接続できません。 |
DB2構成が第3.4項「Oracle Business Analytics WarehouseのIBM DB2 UDB固有のデータベース・ガイドライン」に記載されている要件と一致することを確認してください。 |
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Informatica社のODBCドライバ(バージョン3.5)をWindowsコンピュータにインストールした後でもQuery Analyzerを開けず、Enterprise Managerにエラー・メッセージが表示されます。 |
ODBCドライバのインストールでは、odbcbcp.dllファイルが古いバージョンに置き換えられます。Informatica社のドキュメントには、この問題の修正手順が含まれています。 |
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Informatica Serverソフトウェアを実行するサーバーで、Oracle Business Analytics WarehouseへのODBC接続に、Siebel ODBCドライバかMerant Closed 3.5(32ビット・ドライバ)が使用されていることを確認してください。 |
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エラー: ORA-12541: TNS: リスナーがありません。 |
Informaticaサービス構成の「Compatibility」タブを確認します。これは、「Oracle 8」に設定されている必要があります。そうでない場合は、変更してからInformatica Serverを再起動してください。 |
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エラー2140(Informaticaサービスが起動に失敗しました)。 |
サーバーまたはInformaticaサービスが起動されていない可能性があります。詳細は、Siebel eBusiness Third-Party Bookshelfに収録されているInformatica社のインストレーションおよび構成ガイドを参照してください。 |
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未処理例外エラーが発生してInformaticaのインストールに失敗し、「Error Number: 0x80040707. Description: Dll function call crashed: ISRT._DoInstall.」のようなメッセージが表示されます。 |
このコンピュータの仮想メモリーが不足している可能性があります。コンピュータを再起動してから、Informaticaを再インストールします。 |
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通貨記号「Warehouse Default Amount (Yen)」を選択しても、ドル記号($)がまだ表示されます。 |
currencies.xmlファイルを編集する必要があります。手順については、第B.3項「Analyticsアプリケーションのデフォルト通貨の変更」を参照してください。 |
表H-2に、Informaticaのロード中の問題と解決策を示します。Informaticaのログ・ファイルの詳細を表示するには、ワークフローをダブルクリックします。
表H-2 Informaticaのロード中の問題
表H-3に、InformaticaとOracle Business Analytics WarehouseのUnicode関連の問題と解決策を示します。
表H-3 InformaticaとOracle Business Analytics WarehouseのUnicodeの問題
| 現象/エラー・メッセージ | 考えられる原因/解決策 |
|---|---|
|
タスクが失敗し、エラー・メッセージ「TRANSF_1_1_1_1> TE_7073 Aggregate Error: Expecting keys to be ascending」が生成されます。失敗が確認されているタスクは、SDE_DtlForecastFactとSDE_CostListです。 |
Informatica Mapping Designerの対応するマッピングを開き、Aggregator変換のSortedinputチェック・ボックスの選択を解除します。 |
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Windows 2000環境のダブルバイト言語(日本語など)では、Workflow Managerの$PMRootDir値としてInformaticaのインストール先ディレクトリのパスを入力すると、ダブルバイト文字が疑問符に変換されます。Informatica Serverフォルダとそのサブディレクトリが見つからないため、ETLが失敗します。 |
ダブルバイト文字を使用しない新しいフォルダの名前を付けて共有してから、そのネットワーク共有フォルダを$PMRootDirの値として使用します。 |
|
Informatica ServerまたはInformatica Repository Serverの構成時に、一部のタブの内容が大幅に切り捨てられます。 たとえば、「Configure Informatica Service」画面の「Server」および「Repository」タブでは(「スタート」→「プログラム」→「Informatica Server」→「Informatica Server Setup」→「Configure Informatica Service」を選択する)、フィールド名が切り捨てられています。 |
Informatica 6.xは、英語以外のメッセージやリソースをサポートしていません。次のファイルを削除して、すべてのメッセージを英語で表示します。 PC/PM client folder\*411.dll PMServer folder\bin\*411.dll PMRepServer folder\bin\*411.dll |
|
UNIX上のInformatica Repository Serverで、Informaticaリポジトリを起動できません。 Oracle_BI_DW_Base(MS Windowsの日本語でShift-JISのスーパーセット)は、pmrepagent(UnicodeのUTF-8エンコーディング)と互換性がありません。 |
UNIXマシンに日本語ロケールがインストールされていることを確認します。UNIXマシンの環境変数は不完全です。環境変数PM_CODEPAGENAMEをMS932に設定します。他の言語の場合でも、変数を適宜設定します。 |
|
データベース接続コード・ページが、Unicode/非ラテンのコード・ページには不適切です。 |
データベース接続コード・ページは、Informatica Workflow Managerで手動で設定する必要があります。
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英語以外のUNIXロケール(ESN、DEU、FRA、ITAなど)で、Informatica PowerMartをインストールできません。「FATAL ERROR during initialization, Invalid language specified, Application terminated.」というエラー・メッセージが表示されます。 |
このエラーは、ロケール環境変数の設定方法に一貫性がない場合やまったく設定されていない場合に発生します。これらの設定は、UNIXコマンド・プロンプトで |
表H-4に、UNIX上におけるOracle Business Analytics Warehouseのインストール関連の問題を示します。
表H-4 Oracle Business Analytics WarehouseにおけるUNIX上のインストール問題
| 現象/エラー・メッセージ | 考えられる原因/解決策 |
|---|---|
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Informaticaを起動すると、次のエラー・メッセージがpmserver.logに表示されます。 FATAL ERROR: LM_36023 [Tue Mar 11 23:12:41 2003]: (9968|1) The IP address [172.0.129.141] for this machine did not match the IP address [172.20.94] in the repository for server [ORACLE_BI_DW_SERVER]. FATAL ERROR: SF_34014 [Tue Mar 11 23:13:41 2003]: (9968|1) Server initialization failed. INFO: SF_34014 [Tue Mar 11 23:13:41 2003]: (9968|1) Server shut down. |
Workflow Managerを起動してからOracle_BI_DW_Baseを右クリックし、「More」をクリックします。「Host Name」が、Informatica Repository Serverが常駐するマシンの名前であることを確認してください。 |
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Repository Administration ConsoleからInformatica Repository Serverに接続すると、次のエラー・メッセージが表示されます。
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Oracleの32ビット・ライブラリを使用します。
AIX上のDB2データベースの場合 Database Connection Error: Database driver event...Error occurred loading library [No such file or directory] Database driver event...Error occurred loading library [libpmdb2.a]
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Informatica Repositoryを復元すると、次のエラー・メッセージがdwdb.logに表示されます。 ERROR: OBJM_54543 [Tue Mar 25 17:47:16 2003]: (164|2484) DataBase error: ORA-01461: LONG値はLONG列にのみバインドできます。 |
データベースがUnicodeであるため、環境変数が必要です。
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UNIX上でpmserverを起動すると、次のエラー・メッセージが表示されます。 INFO: LM_36039 [Thu Mar 27 11:40:29 2003]: (6772|1) The maximum number of sessions that can run simultaneously is [10]. FATAL ERROR: CMN_1011 [Thu Mar 27 11:40:29 2003]: (6772|1) Error allocating system shared memory of [3000000] bytes for [Load Manager Shared Memory].Error is [0]: [] FATAL ERROR: SF_34004 [Thu Mar 27 11:40:29 2003]: (6772|1) Server initialization failed. INFO: SF_34014 [Thu Mar 27 11:40:29 2003]: (6772|1) Server shut down. |
pmserver.cfgファイルで、MaxSessionsを 注意: MaxSessionsのカウントを10増やすごとに、LMSharedMemを2000000バイト増やしてください。 |
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セッション(任意のセッション)が失敗し、次のエラー・メッセージが表示されます。 TM_6227 Error: codepage incompatible in session [SDE_RecordExtractStart].The source database DB2_OLTP and server ORACLE_BI_DW_SERVER do not have compatible code pages.(One way compatibility is required). |
UNIX上で実行されているInformaticaサーバーの場合、pmserver.cfgファイルでValidateDataCodePagesを Windows上で実行されているInformaticaサーバーの場合、「Informatica Server Setup」→「Configuration」にナビゲートし、「Validate Data CodePages」チェック・ボックスの選択を解除します。 |
|
Informatica Serverを起動しようとすると、次のエラー・メッセージが表示されます。 sdcb50a125{qauser7a}/> pmserver exec(): 0509-036 Cannot load program pmserver because of the following errors: 0509-150 Dependent module libpmcef.a could not be loaded. 0509-022 Cannot load module libpmcef.a. 0509-026 System error: A file or directory in the path name does not exist. |
環境パラメータを次のように設定します。 setenv PATH /export/home/informatica/pm:.:${PATH} setenv LD_LIBRARY_PATH /export/home/informatica/ pm:${LD_LIBRARY_PATH} |
表H-5に、Oracle Business Analytics Warehouseのアップグレードに関連した問題と解決策を示します。
表H-5 アップグレードの問題
| 現象/エラー・メッセージ | 考えられる原因/解決策 |
|---|---|
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Oracle Business Analytics Warehouseリリース7.5.3からリリース7.7にアップグレードすると、次元テーブルから小次元テーブルへと重複行が挿入されます。 |
アップグレード前には、データの先頭と末尾のスペースをすべて削除する必要があります。 アップグレード・フォルダ内の小次元のワークフローを実行する前に、RTRIMおよびLTRIM関数を使用して、データの先頭と末尾のスペースを削除してください。例: 先頭と末尾にスペースがある場合は、次の例に示すように、メイン・フォルダの小次元マッピングに対するSQLオーバーライドを変更します。
SELECT DISTINCT
CASE WHEN G1.VAL IS NULL THEN RTRIM(LTRIM(DS.AREA)) ELSE G1.VAL END AS AREA,
CASE WHEN G1.NAME IS NULL THEN RTRIM(LTRIM(DS.AREA)) ELSE G1.NAME END AS AREA_I,
CASE WHEN G2.VAL IS NULL THEN RTRIM(LTRIM(DS.SUB_AREA)) ELSE G2.VAL END AS SUB_AREA
CASE WHEN G2.NAME IS NULL THEN RTRIM (LTRIM(DS.SUB_AREA)) ELSE G2.NAME END AS SUB_AREA_I
CASE WHEN G3.VAL IS NULL THEN RTRIM(LTRIM(DS.SEV_CD)) ELSE G3.VAL END AS SEV_CD
CASE WHEN G3.NAME IS NULL THEN RTRIM (LTRIM(DS.SEV_CD)) ELSE G3.NAME END AS SEV_CD_I
CASE WHEN G4.VAL IS NULL THEN RTRIM(LTRIM(DS.PRIO_CD)) ELSE G4.VAL END AS PRIO_CD
CASE WHEN G4.NAME IS NULL THEN RTRIM (LTRIM(DS.PRIO_CD)) ELSE G4.NAME END AS PRIO_CD_I
FROM
W_SRVREQ_DS DS,
W_LOV_G G1,
W_LOV_G G2,
W_LOV_G G3,
W_LOV_G G4
WHERE
W_SRVREQ_DS
LEFT OUTER JOIN V_LOV_G G1 ON
DS.AREA = G1.NAMEVAL AND
G1.TYPE = 'SR_AREA'
LEFT OUTER JOIN W_LOV_G G2 ON
DS.SUB_AREA = G2.NAMEVAL AND
G2.TYPE = 'SR_AREA'
LEFT OUTER JOIN W_LOV_G G3 ON
DS.SEV_CD = G3.NAMEVAL AND
G3.TYPE = 'SR_SEVERITY'
LEFT OUTER JOIN W_LOV_G G4 ON
DS.PRIO_CD = G4.NAMEVAL AND
G4.TYPE = 'SR_PRIORITY'}
|
表H-6に、Oracle BI Interactive Dashboardに関連した問題と解決策を示します。
表H-6 Oracle BI Dashboardの問題
| 現象/エラー・メッセージ | 考えられる原因/解決策 |
|---|---|
|
Error Codes: OPR4ONWY:U9IM8TAC:OI2DL65P File: ./project/webodbcaccess/odbcstatementimpl.cpp, Line: 186 State: S1000.Code: 10058. [NQODBC] [SQL_STATE: S1000] [nQSError: 10058] 一般的なエラーが発生しました。[nQSError: 17001] Oracle Error code: 4030, message: ORA-04030: 246284バイト(hash-join subh,kllcqas:kllsltba)を割り当てようとしてプロセス・メモリーが不足しました。[nQSError: 17012] 一括フェッチに失敗しました。(S1000) |
これは専用(非共有サーバー)環境におけるRAM不足が原因で発生しました。Oracleの各バージョンで、DBAオプションを次のように設定します。
|
表H-7に、Oracle BI ApplicationsにおけるETL関連の問題と解決策を示します。