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Oracle Business Intelligence Applicationsデータ・ウェアハウス管理コンソール・ガイド
リリース7.9.4
E06114-01
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4 DACインタフェースの概要

この章の内容は次のとおりです。

DACインタフェースのナビゲーション

図4-1に、DACウィンドウの主な要素を示します。

図4-1 DACのメイン・ウィンドウ

図の前後にその説明があります。

DACのメニュー・バー

表4-1では、DACメニュー・バーのオプションについて説明します。

表4-1 DACのメニュー・バーのオプション

メニュー名 説明

File

「File」メニューには、DACクライアントを終了したり、システム・ソース・コンテナを作成、コピーまたは削除するためのオプションが含まれています。ソース・システム・コンテナを作成またはコピーする手順については、「ソース・システム・コンテナの作成またはコピー」を参照してください。

Views

「Views」メニューでは、上部ペインのウインドウの様々なタブにナビゲートできます。

Tools

「Tools」メニューでは、DACおよびInformaticaリポジトリに関連する機能にアクセスできます。表4-2では、「Tools」メニューのコマンドについて説明します。

Help

「Help」メニューでは、現在のDACログインと、DACメタデータおよびソフトウェアのバージョンの詳細が示されます。DACのオンライン・ヘルプはありません。


「Tools」メニューのオプション

表4-2では、「Tools」メニューのコマンドについて説明します。

表4-2 DACの「Tools」メニューのコマンド

「Tools」メニューのコマンド 説明

「DAC Repository Management」→「Export」

メタデータをバックアップしたり別の場所の環境を再現するために、ソース・システム・コンテナに基づいて、XMLフォーマットでDACメタデータをエクスポートできます。「Export」ダイアログでは、XMLファイルを格納するディレクトリを指定したり、デフォルトのディレクトリ(DAC\export)を受け入れることができます。

「Export」ダイアログでは、次のカテゴリー・オプションを選択できます。

  • Logical: 「Design」ビューに含まれている情報、およびデータベース接続情報をすべてエクスポートします。

  • Run Time: 「Execute」ビューに含まれている情報をすべてエクスポートします。

  • System: 「Setup」ビューに含まれている情報を、サーバー用パスワードとデータベース接続用パスワードを除いて、すべてエクスポートします。

「DAC Repository Management」→「Import」

指定したソース・システム・コンテナのDACメタデータをインポートできます。

「Import」ダイアログでは、次の内容を指定できます。

  • Import/Export folder: データのインポート元ディレクトリです。デフォルトのディレクトリはDAC\exportです。

  • Truncate repository tables: リポジトリ・テーブルを切り捨てるかどうかを示します。このオプションを選択すると、既存のメタデータが上書きされます。

  • Enable batch mode: バッチ・モードが有効かどうかを示します。バッチ・モードでは、インポートしたメタデータが、配列の挿入としてリポジトリに挿入されます。

「Import」ダイアログでは、次のカテゴリー・オプションを選択できます。

  • Logical: 「Design」ビューに含まれている情報、およびデータベース接続情報をすべてインポートします。

  • Run Time: 「Execute」ビューに含まれている情報をすべてインポートします。

  • System: 「Setup」ビューに含まれている情報を、サーバー用パスワードとデータベース接続用パスワードを除いて、すべてインポートします。

「DAC Repository Management」→「Create Repository Report」

次の基準に基づいてDACリポジトリ・レポートを生成できます。

  • Table Row Counts

  • Object References by Entity

  • Ownerless Objects

  • Unreferenced Objects

  • Dead References

「Clean Up」コマンドを使用すると、使用されていない参照オブジェクトを削除できます。

「DAC Repository Management」→「Purge Run Details」

実行履歴から完了済の実行を削除できます。最後の実行を除くすべての実行を削除したり、削除する特定の実行を指定できます。最後の実行は削除できません。

「Purging Runs...」ダイアログでは、次のオプションを使用できます。

  • All: 最後の実行を除くすべての完了済の実行を削除します。

  • By Execution Plan: 削除する実行に関連付けられた実行プランを選択できます。

  • By Run Name: 削除する実行を個別に選択できます。

  • Before Specified Date: ある日付を選択し、その日以前の実行をすべて、最後の実行を除いて削除するようにできます。

  • Details Only: 実行ヘッダー情報を除き、実行についてのすべての関連情報を削除します。

「DAC Repository Management」→「Analyze Repository Tables」

すべてのDACリポジトリ・テーブルに対して、テーブル・コマンドの分析を実行できます。

「DAC Repository Management」→「Default Index Properties」

新規作成したインデックスに関連付けるデータベースを指定できます。

「DAC Repository Management」→「Drop DAC Repository」

DACリポジトリのテーブルをすべて削除できます。このアクションにより、リポジトリにあるデータがすべて削除されます。

「DAC Server Management」→「Get Server Log」

DACサーバーがETLプロセスを実行しているときにこのコマンドを実行すると、テキスト・ボックスが開き、プロセスに関連するストリーム・データが表示されます。

「DAC Server Management」→「DAC Server Setup」

DACサーバー接続およびサーバーの電子メール設定を構成できます。このアクションは、DACサーバーが実行されているマシンで実行してください。

「ETL Management」→「Configure」

Data Warehouse Configurationウィザードが開き、データ・ウェアハウス・テーブルの作成および削除と、トリガーの作成および削除ができます。

「ETL Management」→「Reset Data Warehouse」

すべてのソース・テーブルおよびターゲット・テーブルの更新日付をクリアします。このアクションにより、強制的に完全ロードになります。

「Seed Data」→「Task Phases」

タスク・フェーズを追加、編集または削除できます。

「Seed Data」→「Task Folders」

タスク・フォルダを追加、編集または削除できます。

「Seed Data」→「Logical Data Sources」

論理データソースを追加、編集または削除できます。

「UI Styles」→「Windows (MFC)」

ユーザー・インタフェースをWindowsスタイルに変更します。

「UI Styles」→「UNIX (MOTIF)」

ユーザー・インタフェースをUNIXスタイルに変更します。

「UI Styles」→「Java (METAL)」

ユーザー・インタフェースをJavaスタイルに変更します。


DACのビュー

DACの各ビューのボタンは、メニュー・バーの真下にあります。表4-3では、DACの様々なビューについて説明します。

表4-3 DACのビュー

ビュー 説明

Design

「Design」ビューでは、サブジェクトエリアの作成および管理に関連する機能にアクセスできます。詳細は、「「Design」ビューのタブ」を参照してください。

「Design」ビューがアクティブなときは、ビュー・ボタンの右側にソース・システム・コンテナのドロップダウンリストが表示されます。ここで、ソース・システムに対応するメタデータを格納するソース・システム・コンテナを選択できます。

Setup

「Setupビューでは、DACシステムのプロパティ、Informaticaサーバー、データベース接続および電子メールによる通知の設定に関連する機能にアクセスできます。詳細は、「「Setup」ビューのタブ」を参照してください。

Execute

「Execute」ビューでは、実行プランの設定、実行、モニターおよびスケジュールに関連する機能にアクセスできます。詳細は、「「Execute」ビューのタブ」を参照してください。


DACの上部ペインにあるツールバー

表4-4では、上部ペインにあるツールバーで使用できるコマンドについて説明します。

表4-4 DACの上部ペインにあるツールバー

コマンド 説明

New

選択したリストの新しいレコードのプレースホルダを作成します。

Save

現在のレコードを保存します。

Undo

前回の保存後に現在のレコードに対して行われた変更を元に戻します。

Delete

選択したレコードを削除します。親レコードを削除した場合、子レコードも削除されます。

テーブルからカラムを削除すると、そのカラムはインデックスから自動的に削除されません。

DACでは、削除されたオブジェクトは表示されません。どのオブジェクトが削除されたかを把握するには、データベースを確認する必要があります。

Query

空白のクエリーを開きます。

Refresh

最後に使用したクエリーでリポジトリからデータを取得します。

Reference

「Design」ビューのみ。「Reference」ダイアログが開き、コンテナ間でオブジェクトをコピーできます。オブジェクトの参照の詳細は、「DACでのオブジェクト所有権について」を参照してください。

Assemble

「Design」ビューのみ。次元テーブル、関連テーブルおよびタスクとともにサブジェクトエリアをアセンブルします。

ドロップダウンリスト

「Design」ビューのみ。上部ペインのリストに表示されるソース・システム・コンテナ・オブジェクトにフィルターを適用できます。

Run Now

「Execute」ビューの「Execution Plans」タブのみ。新しいETLプロセスを開始します。

Start

「Execute」ビューの「Current Run」タブおよび「Run History」タブのみ。選択したETLが失敗、停止または中断した後で、このETLを再実行します。

Stop

「Execute」ビューの「Current Run」タブおよび「Run History」タブのみ。進行中のETLを停止します。現在実行中のタスクはすべて完了し、キューに格納されているタスクは停止します。ETLのステータスが「Stopped」に変わります。

Abort

「Execute」ビューの「Current Run」タブおよび「Run History」タブのみ。進行中のETLを中断します。現在実行中のタスクはすべて中断します。キューに格納されているタスクとETL自体のステータスが「Stopped」に変わります。

Auto Refresh

「Execute」ビューの「Current Run」タブのみ。画面の自動更新機能のオンとオフを切り替えたり、更新間隔を設定できます。


DACの右クリック・メニュー

右クリック・メニューで使用できるコマンドは、アクティブになっているタブによって異なります。コマンドの説明については、次の項を参照してください。

右クリック・メニューの共通コマンド

表4-5 共通の右クリック・メニュー・コマンド

コマンド 説明

Copy String

(編集可能および読取り専用の)セルの内容をクリップボードにコピーします。

Paste String

文字列データタイプをサポートする選択セルに、クリップボードから文字列を貼り付けます。

Copy Record

レコードIDが一意の、選択したレコードのコピーを作成します。新しいレコードは、「Save」ボタンをクリックしたとき、またはセルの外側をクリックしたときにデータベースへコミットされます。

(「Indices」タブを除き)「Design」ビューのタブで「Copy Record」を実行すると、選択したレコードとその子レコードがコピーされます。サブジェクトエリアをコピーするとテーブルもコピーされますが、タスクはコピーされません。サブジェクトエリアを再アセンブルして、サブジェクトエリアにタスクを追加するには、「Assemble」コマンドを使用する必要があります。

「Design」ビューの「Indices」タブと、「Setup」ビューおよび「Execute」ビューで「Copy Record」を実行すると、選択したレコードのみがコピーされます。

Delete

選択したレコードを削除します。親レコードを削除した場合、子レコードも削除されます。

テーブルからカラムを削除すると、そのカラムはインデックスから自動的に削除されません。テーブルから削除されたカラムは、インデックスから手動で削除する必要があります。そうしないと、ETLプロセスが失敗します。

DACでは、削除されたオブジェクトは表示されません。どのオブジェクトが削除されたかを把握するには、データベースを確認する必要があります。

Output to File

DACルート・フォルダのテキスト・ファイルに、現在のタブのレコード・リストの内容を出力します。

Record Info

レコードの一意なID、オブジェクトタイプ、現在のソース・システム、ソース・システムの所有者および最後に更新されたときのタイムスタンプを表示します。また、ソース・システムの系統およびオブジェクトを参照するソース・システムも表示します。

Update Records

一部のカラムでは、各行のカラムの値を単一の値に更新できます。


「Design」ビューでの右クリック・メニュー・コマンド

表4-6 「Design」ビューでの右クリック・メニュー・コマンド

コマンド 説明

Ownership

  • Reference: 「Reference」ダイアログが開き、コンテナ間でオブジェクトを参照できます。参照機能は、シンボリック・リンクやショートカットのように動作します。

  • Re-Reference: オブジェクトが参照先オブジェクト(つまり別のコンテナのオブジェクトへの参照)で、参照元オブジェクトの子オブジェクトが変更された場合、このコマンドを使用して参照先オブジェクトに変更内容をインポートできます。

  • Push to References: 参照元オブジェクトが変更された場合、このコマンドを使用して参照先オブジェクトの子オブジェクトすべてに変更内容をエクスポートできます。

  • De-Clone: 参照先オブジェクトを変更すると、新しいオブジェクトは「クローン」と呼ばれます。このコマンドを使用すると、クローニングされたオブジェクトの状態を参照に戻すことができます。

  • Re-Assign Record: このコマンドを使用すると、オブジェクトの所有権を再割当てできます。

オブジェクトの所有権の詳細は、「DACでのオブジェクト所有権について」を参照してください。

Assemble

次元テーブル、関連テーブルおよびタスクとともにサブジェクトエリアをアセンブルします。

Generate Index Scripts

削除インデックスの生成、インデックスの作成およびETLプロセスに組み込まれているすべてのテーブルのテーブル・スクリプトの分析を行います。結果は、log\scriptsディレクトリに格納されます。

Change Capture Scripts

Siebelソースのみ。

  • Image and Trigger Scripts: イメージの接尾辞が定義されているテーブルに対して、チェンジ・キャプチャ・スクリプトを生成します。このスクリプトには、トリガーの削除、トリガーを削除するために使用する文の作成および削除、イメージ・テーブルおよびそのインデックスを含めることができます。

  • View Scripts: チェンジ・キャプチャ・プロセスに組み込まれているテーブルに対して、完全モードまたは増分モードによるチェンジ・キャプチャのビュー・スクリプトを生成します。このコマンドは、ユニット・テストに使用できます。

  • Change Capture SQL: チェンジ・キャプチャ・プロセスに組み込まれているテーブルに対して、完全モードまたは増分モードによるチェンジ・キャプチャのSQLスクリプトを生成します。このコマンドは、ユニット・テストに使用できます。

Import from Database

  • Import Database Tables: 選択したデータベースからテーブル定義をインポートできます。このアクションでは、カラムはインポートされません。

  • Import Indices: クエリーの結果に一覧表示されている1つ以上のテーブルに選択したデータベースから、インデックス定義をインポートできます。

  • Import Database Columns: 選択したデータベースからカラム定義をインポートできます。

Filter Indices

上部ペインのリストに表示されているインデックスに、データベースタイプ別のフィルターを適用できます。

Output Task Description

選択したタスクまたはすべてのタスクの説明をHTMLファイルに保存します。

Synchronize Tasks

タスクのソース・テーブルおよびターゲット・テーブル用にDACが保持している情報とInformaticaリポジトリの情報を同期化します。

Flat Views

ダイアログが開き、様々なオブジェクトに対するクエリーの実行、データの変更および大量の更新ができます。

次のオブジェクトにクエリーを実行できます。

「Tables」タブ:

  • Related Tables

  • Table Columns

「Indices」タブ: Index columns

「Tasks」タブ:

  • Task Source Tables

  • Task Target Tables

  • Task Conditional Tables

  • Task Phase Dependencies

  • Task Parameters


「Setup」ビューでの右クリック・メニュー・コマンド

表4-7 「Setup」ビューでの右クリック・メニュー・コマンド

コマンド 説明

Test Connection

「Physical Data Sources」タブでは、データベース接続をテストできます。

「Informatica Servers」タブでは、Informatica ServerおよびRepository Serverへの接続をテストできます。

DACクライアントがサーバーに接続されている場合は、DACサーバーがこのコマンドを実行します。DACクライアントがDACサーバーに接続されていない場合は、DACクライアントがこのコマンドを実行します。


「Execute」ビューでの右クリック・メニュー・コマンド

表4-8 「Execute」ビューでの右クリック・メニュー・コマンド

コマンド 説明

Add Refresh Dates

(「Execution Plans」タブ)「Physical Data Sources」タブの「Refresh Dates」サブタブで選択した実行プランに関連付けられているテーブルに、事前にポピュレートします。この機能を使用すると、実行プランを実行する前に、「Physical Data Sources」タブの「Refresh Datesサブタブで、更新日付を手動で設定またはリセットできます。

注意: 「Execution Plans」タブの「Refresh Dates」サブタブは、ミクロETLプロセス用に予約されています。

Build

(「Execution Plans」タブ)サブジェクトエリア、タスク、インデックス、タグ、パラメータ、ソース・システム・フォルダおよびフェーズをアセンブルして、実行プランを構築します。

Mark as Completed

(「Current Run」タブおよび「Run History」タブ)停止または失敗したETLのステータスを「Completed」に変更します。このETLの監査証跡では、ステータスに「Completed」というマークが付けられます。このコマンドの使用には注意してください。データ・ウェアハウスの整合性が損なわれる可能性があります。

「Get Run Information」→「Get Log File」

(「Current Run」タブおよび「Run History」タブ)DACサーバーからこの実行のログ・ファイルをフェッチして、ServerLogフォルダに保存します。

「Get Run Information」→「Analyze Run」

(「Current Run」タブおよび「Run History」タブ)実行の説明をHTMLファイルとしてLog/Statisticsフォルダに保存します。

「Get Run Information」→「Get Chart」

(「Current Run」タブおよび「Run History」タブ)時間の経過に応じたタスク・ステータスの変化を示したチャートを、別のウィンドウに表示します。

「Get Run Information」→「Get Graph」

(「Current Run」タブおよび「Run History」タブ)時間の経過に応じたタスク・ステータスの変化を示したグラフを、別のウィンドウに表示します。


DAC Server Monitorのアイコン

Server Monitorは、DACクライアントの右上隅にあります。その色と形状は、DACサーバーのステータスに基づいて変化します。DACクライアントがDACサーバーへの接続を確立できない場合は、Server Monitorのアイコンは図4-2に示すように、赤色の電気プラグになります。クライアントがサーバーに接続されていて、そのサーバーがアイドル状態の場合は、アイコンは図4-3に示すように、ソケットに差し込まれたオレンジ色の電気プラグになります。最後に、ETLプロセスを実行しているサーバーにクライアントが接続されている場合は、アイコンは図4-4に示すように、稲妻を重ね合わせた緑色の電気プラグになります。さらに、サーバーに接続しているときにアイコンをクリックすると、テキスト・ボックスが開き、ETLプロセスに関連するデータが表示されます。

図4-2 DACサーバーが停止しているときのアイコン

図の前後にその説明があります。

図4-3 DACサーバーがアイドル状態にあるときのアイコン

図の前後にその説明があります。

図4-4 DACサーバーが実行中のアイコン

図の前後にその説明があります。

DACのナビゲーション・ツリー

図4-5に示すように、ナビゲーション・ツリーはDACウィンドウの左側に表示されます。ツリーのルート・ノードは、DACウィンドウの上部ペインのタブに対応しています。ノードの前にプラス記号(+)が表示されている場合は、ノードを開いて、そのノードに属するレコードを表示できます。ツリーのレコードをダブルクリックすると、シングルレコード・モードで上部ペインに表示することができます(「New」、Delete」、Copy Record」および「Query」コマンドは使用できません)。ルート・ノードをダブルクリックするとリスト・モードに戻すことができます。

図4-5 DACのナビゲーション・ツリー

図の前後にその説明があります。

DACの編集可能なリスト

DACウィンドウの上部ペインと下部ペインには、リスト形式でレコードが表示されます。リストのカラムの一部は編集可能で、残りは読取り専用です。各ペインの上部にあるツールバーを使用すると、リストで選択したレコードに関連付けられた様々なタスクを実行できます。ツールバー・コマンドの詳細は、「DACの上部ペインにあるツールバー」を参照してください。

また、右クリック・メニューは、上部ペインと下部ペインのどちらのリストからもアクセスできます。これらのコマンドの詳細は、「DACの右クリック・メニュー」を参照してください。

リスト形式では、次のことを実行できます。

DACでのオブジェクト所有権について

オブジェクトが生成されるソース・システム・コンテナが、所有者コンテナです。DACの「Design」ビューのタブには、様々なリポジトリオブジェクトの所有者が表示されます。オブジェクトを参照することで、様々なソース・システム・コンテナ間でオブジェクトを再利用できます。参照は、シンボリック・リンクやショートカットのように動作します。参照先オブジェクトは、参照元オブジェクトと同様に使用できますが、オブジェクトの所有権は変わりません。

たとえば、W_INVOICE_Fは、Siebel 7.8ソース・システム・コンテナを所有者とする要素テーブルです。W_INVOICE_Fは、参照することによって、他のコンテナで再利用できます。

オブジェクトはその所有者コンテナから参照できます。また、別のソース・システム・コンテナによってすでに参照されているオブジェクトを参照することもできます。

参照先のオブジェクトを変更すると、変更されたオブジェクトはクローンになり、所有権は変更を行ったソース・システム・コンテナに変更されます。

他のコンテナによって参照されている参照元オブジェクトを変更すると、参照元オブジェクトの更新内容が参照先オブジェクトにすぐに反映されます。参照元オブジェクトを削除すると、参照先オブジェクトもすべて削除されます。

参照元オブジェクトの子オブジェクトを変更しても、参照先オブジェクトの子オブジェクトには自動的に反映されません。右クリック・コマンドを使用して「Ownership」→「Push to References」を選択すると、参照先オブジェクトの子オブジェクトに変更内容がプッシュされます。また、逆に、参照元オブジェクトへの変更内容を参照先オブジェクトにインポートすることもできます。この機能は「再参照」と呼ばれます。

「Design」ビューの右クリック・メニューで使用可能な所有権機能の詳細は、表4-6を参照してください。

DACに表示されるオブジェクトのフォントのバリエーション

オブジェクトの様々なカテゴリーは、それぞれ異なるフォントでDACに表示されます。

表4-9 DACに表示されるフォントのバリエーション

オブジェクトタイプ フォント

参照元オブジェクト

(システム依存)デフォルトは黒色、標準のスタイル。

参照先オブジェクト

緑色、イタリック・スタイル。

クローン

青色、標準のスタイル。


検討すべきオブジェクトの動作

  • 所有者コンテナの親オブジェクトを変更すると、参照先の親オブジェクトに自動的にプッシュされます。

  • 親オブジェクトに子オブジェクトを追加すると、参照先オブジェクトに変更内容をプッシュする必要があります。たとえば、DACに登録されたテーブルにカラムを追加した場合、新しいカラムは参照に自動的に追加されません。

  • 参照先オブジェクトを削除すると、参照先オブジェクトのみが削除され、参照元オブジェクトは削除されません。

  • 所有者コンテナからオブジェクトを削除した場合、オブジェクトとすべての参照が削除されます。これは「ディープ削除」と呼ばれます。たとえば、所有者コンテナからテーブルを削除した場合、テーブルとカラムが削除されます。

  • 所有者テーブルからカラムを削除した場合、すべての参照先オブジェクトのカラムが削除されます。

  • 所有者オブジェクトから子オブジェクトを削除した場合、参照先の子オブジェクトが自動的に削除されます。

DACのクエリー機能の使用

クエリーとは、指定した基準を満たす1つ以上のレコードを探す方法です。クエリー機能は、DACのどの画面でも利用できます。クエリー・モードに入ると、下部ペインの子タブである「Edit」と「Description」が使用できなくなります。

この項の内容は次のとおりです。

DACのクエリーのコマンドおよび演算子

表4-10では、クエリー基準を定義するために使用できるクエリーのコマンドおよび演算子について説明します。

表4-10 DACのクエリーのコマンドおよび演算子

演算子 説明

=


値の前に配置され、クエリーの値と等しい値を含むレコードを返します。

<


値の前に配置され、クエリーの値より小さい値を含むレコードを返します。

>

値の前に配置され、クエリーの値より大きい値を含むレコードを返します。

<>

値の前に配置され、クエリーの値と等しくない値を含むレコードを返します。

<=


値の前に配置され、クエリーの値以下の値を含むレコードを返します。

>=

値の前に配置され、クエリーの値以上の値を含むレコードを返します。

*


ワイルドカード。テキスト文字列の途中、先頭または末尾に配置できます。

!

否定を表すために使用します。

""

完全に一致させる必要のある文字列を囲みます(ワイルドカードで修飾されている場合を除く)。

\


エスケープ記号は、二重引用符を特別な記号として処理しないときに使用します。たとえば、!("*null text" or(\"*\"))は、テキスト・フィールドの値式です。このクエリーは、末尾の文字列がnull textでない値、および二重引用符で囲まれていない値を返します。

()

最初に処理する値と演算子を囲みます。

NULL

クエリー・フィールドが空のレコードを返します。

AND

値の間に配置され、指定されたすべての条件がtrueであるレコードのみを返します(大文字と小文字の区別なし)。

OR

値の間に配置され、少なくとも1つの条件がtrueであるレコードを返します(大文字と小文字の区別なし)。


DACのクエリーの例

次の例では、「Tasks」タブの「Name」カラムでクエリーを実行できる様々な方法を示します。

  • Extract*は、名前の先頭がExtractになっているタスクをすべて一覧表示します。

  • *Extract*は、名前にExtractという単語が含まれるタスクをすべて一覧表示します。

  • !Extract*は、名前の先頭がExtractでないタスクをすべて一覧表示します。

  • !nullは、名前がNULLでないタスクをすべて一覧表示します。

  • Extract* or Aggregate*は、名前の先頭がExtractまたはAggregateになっているタスクをすべて一覧表示します。

  • Load* and *Aggregate*は、名前の先頭がLoadで、かつAggregateという単語も含まれるタスクをすべて一覧表示します。

  • "Extract for Wave Dimension" or "Load into Wave Dimension"は、名前がExtract for Wave DimensionLoad into Wave Dimensionのいずれかであるタスクを一覧表示します。


    注意:

    文字列に空白を使用するときには、文字列を引用符("")で囲む必要があります。

DACのクエリーの一般的な手順

この項では、クエリーの一般的な手順について説明します。

DACでクエリーを作成して実行するには:

  1. DACの上部ペインまたは下部ペインで、ツールバーまたは右クリック・メニューの「Query」をクリックします。

    リストに空白の行が表示されます。

  2. 該当するフィールドにクエリー基準を入力します。

  3. ツールバーの「Run Query」をクリックします。

    クエリーが実行され、レコードが表示されます。

日付フィールドにクエリーの値を入力するには:

  1. 日付フィールドで、セルの右側にあるカレンダー・アイコンをクリックします。

    「Date」ダイアログが表示されます。

  2. 検索する日時を入力し、適切なクエリー条件を選択します。

Flat Viewsのクエリーの使用

Flat Viewsのクエリー機能を使用して、様々なオブジェクトに対するクエリーの実行、データの変更および大量の更新ができます。この機能は、「Design」ビューの「Tables」タブ、「Indices」タブおよび「Tasks」タブの右クリック・メニューで使用できます。Flat Viewsの右クリック・コマンドはコンテキスト依存型であるため、クエリーは一部のカラムに対してのみ実行できます。

クエリー結果ウィンドウで個別のレコードを変更したり、「Update Records」右クリック・コマンドを使用して複数のレコードを更新することができます。

Flat Viewsのクエリー機能を使用して複数のレコードを更新するには:

  1. DACの「Tables」タブ、「Tasks」タブまたは「Indices」タブで右クリックします。

  2. 「Flat Views」を選択してから、クエリーを行うコンテキスト依存カラムを選択します。

  3. クエリー・ダイアログで、検索基準を入力して「Go」をクリックします。

  4. クエリー結果ダイアログで、右クリックして「Update Records」を選択します。

  5. 「Update Record Set」ダイアログで、更新するカラムを選択してから「Set Value」をクリックします。

  6. カラムの値を入力します。

  7. 参照先オブジェクトであるレコードを更新するには、「Update Referenced Records」を選択します。

    このチェック・ボックスを選択した場合、参照先オブジェクト、参照元オブジェクトおよびクローニングされたオブジェクトが更新されます。参照先オブジェクトがクローンになり、これらのレコードの所有権カラムが更新されて、新しい所有権が反映されます。

    このチェック・ボックスを選択しない場合は、参照元オブジェクトまたはクローニングされたオブジェクト(ソース・システム・コンテナによって所有されているオブジェクト)のレコードにあるカラムのみが変更されます。

  8. 「OK」をクリックします。

  9. 続行するかどうか尋ねられたら、「Yes」をクリックします。

    どのレコードが更新されたかは、通知メッセージに表示されます。

  10. 「OK」をクリックして、ウィンドウを閉じます。