ヘッダーをスキップ
Oracle Business Intelligence Applicationsアップグレード・ガイド
リリース7.9.4
E06115-01
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

3 Oracle Siebel Analyticsリリース7.5.3のアップグレード

この章の内容は次のとおりです。

3.1 Oracle BI Infrastructureのアップグレード

Oracle BI Infrastructureを現行リリースにアップグレードします。現行リリースをインストールする方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Infrastructureアップグレード・ガイド』を参照してください。

3.2 Oracle BI Applicationsのアップグレード

Oracle BI Applicationsのインストーラを実行して、Oracle BI Applications環境を現行リリースにアップグレードします。インストーラを実行する方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Applicationsインストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。


注意:

インストーラを実行する手順のみ実行してください。インストーラを実行した後における構成作業の指示は実行しないでください。

3.3 DACリポジトリのアップグレード

この項の手順を開始する前に、次を実行してください。

手動でカスタマイズ内容をDACリポジトリに移動するには:

  1. カスタマイズ内容の移動先でソース・システム・コンテナのコピーを開きます。

  2. カスタマイズされているデータ・ウェアハウス・テーブルをインポートします。

    1. 「Design」ビューの「Tables」タブにナビゲートします。

    2. 右クリックしてから「Import from Database」を選択し、「Import Database Tables」をクリックします。

    3. 「Data Sources」ドロップダウン・リストで、「DataWarehouse」を選択します。

    4. 「Read Tables」をクリックします。

    5. インポートするテーブルを選択してから、「Import Tables」をクリックします。

  3. 手順2でインポートしたテーブル用にカスタム・カラムをインポートします。

    1. 「Tables」タブで、手順2でインポートしたテーブル用にクエリーを実行します。

    2. 右クリックしてから「Import from Database」を選択し、「Import Database Columns」をクリックします。

    3. 「Importing Columns...」ダイアログ・ボックスで、「All records in the list」を選択してから、「OK」をクリックします。

    4. 「Data Sources」ドロップダウン・リストで、「DataWarehouse」を選択します。

    5. 「Read Columns」をクリックします。

    6. インポートするカラムを選択してから、「Import Columns」をクリックします。

    7. 「Tables」タブにナビゲートしてから「Columns」子タブをクリックし、新規にインポートしたカラム用に「Foreign Key to Table」属性と「Foreign Key to Column」属性を追加します。

  4. カスタマイズされているデータ・ウェアハウス・テーブルのインデックスをインポートします。

    1. 「Tables」タブで、手順2でインポートしたテーブル用にクエリーを実行します。

    2. 右クリックしてから「Import Indices」を選択します。

    3. 「Importing Indices...」ダイアログ・ボックスで、「All records in the list」を選択してから、「OK」をクリックします。

    4. 「Data Sources」ドロップダウン・リストで、「DataWarehouse」を選択します。

    5. 「Read Indices」をクリックします。

    6. インポートするインデックスを選択してから、「Import Indices」をクリックします。

  5. カスタマイズされているソース・テーブルをインポートします。

    1. 「Design」ビューの「Tables」タブにナビゲートします。

    2. 右クリックしてから「Import from Database」を選択し、「Import Database Tables」をクリックします。

    3. 「Data Sources」ドロップダウン・リストで、適切なソースを選択します。

    4. 「Read Tables」をクリックします。

    5. インポートするテーブルを選択してから、「Import Tables」をクリックします。

      カスタマイズされているソース・テーブル用のカラムをインポートする必要はありません。ソース・テーブル用のカラムは必要ありません。

  6. 拡張された標準データ・ウェアハウス・テーブル用のカラムをインポートし、適切な属性をDACで追加します。

  7. 新しいカスタム論理タスク・フォルダと物理タスク・フォルダを作成します。

    1. DACの「Tools」メニューで、「Seed Data」→「Task Folders」を選択します。

    2. カスタム論理フォルダを作成するには、「New」をクリックします。

    3. 「Name」フィールドで、カスタム論理フォルダの名前を入力します(たとえば、Custom Logical)。

    4. 「Type」フィールドで、「Logical」を選択します。

    5. カスタム物理フォルダを作成するには、「New」をクリックします。

    6. 「Name」フィールドで、カスタム物理フォルダの名前を入力します(たとえば、Custom Physical)。

    7. 「Type」フィールドで、「Physical」を選択します。

  8. 手順7で作成したフォルダを「Source System Folders」タブで登録します。

    1. 「Design」ビューで「Source System Folders」タブを選択します。

    2. 「New」をクリックします。

    3. 「Logical Folder」フィールドでCustom Logicalフォルダの名前を入力します。

    4. 「Physical Folder」フィールドでCustom Physicalフォルダの名前を入力します。

  9. 標準マッピングが変更されているカスタム・フォルダでワークフローのタスク属性を変更します。ここで標準マッピングとは、以前のリリースの製品に付属している標準マッピング(Informaticaカスタム・フォルダにコピーしたマッピング)のことです。

    1. 「Tasks」タブにナビゲートしてから、Informaticaワークフロー名のクエリーを実行します。ワークフロー名は、「Command for Incremental Load」か「Command for Full Load」の下にあるInformaticaカスタム・フォルダにあります。

      カスタム・フォルダのワークフローをInformatica Workflow Managerで確認する必要があります。

    2. タスクごとに、「Edit」子タブの「Folder Name」を、Custom Logicalフォルダ名に変更します。

    3. タスクごとに、右クリックしてから「Synchronize Tasks」を選択します。

    4. 「Task Synchronization」ダイアログ・ボックスで、「Selected Record Only」を選択してから、「OK」をクリックします。

      この手順によって、ソース・テーブルとターゲット・テーブルがタスクに追加されます。

    5. 「Synchronizing Task(s)...」ダイアログ・ボックスで「Yes」をクリックして、処理を続行します。

      メッセージが出力され処理の結果が表示されます。

    6. 「OK」をクリックします。

  10. 現在の実装において新しいタスクとして作成されたタスクを追加します。

    1. 「Design」ビューで、「Tasks」タブ→「Edit」子タブを選択します。

    2. 新しいタスクごとに、「Command for Incremental Load」フィールドと「Command for Full Load」フィールドにInformaticaワークフロー名をコピーします。

    3. 「Edit」子タブの残りのフィールドでは適切な値を割り当てます。

    4. 「Tasks」タブで、手順bで入力したタスク用にクエリーを実行します。

    5. クエリー結果のリストを右クリックすると出力される「Task Synchronization」ダイアログ・ボックスで、「All records in the list」を選択してから、「OK」をクリックします。

      この手順によって、ソース・テーブルとターゲット・テーブルがタスクに追加されます。

    6. 「Synchronizing Task(s)...」ダイアログ・ボックスで「Yes」をクリックして、処理を続行します。

      メッセージが出力され処理の結果が表示されます。

    7. 「OK」をクリックします。


      注意:

      カスタマイズに新しい要素テーブルが含まれている場合、新しいサブジェクトエリアを作成してアセンブルし、新しい実行プランを作成する必要があります。拡張されている次元テーブルがカスタマイズに含まれている場合、既存のサブジェクトエリアを再アセンブルし、既存の実行プランを再作成する必要があります。また、適切な実行プラン属性(Prune Daysなど)を設定する必要もあります。詳細は、『Oracle Business Intelligence Applicationsデータ・ウェアハウス管理コンソール・ガイド』を参照してください。

3.4 Informatica 7.1.4へのアップグレード

Informatica 7.1.4へアップグレードする方法の詳細は、Informatica関連のドキュメントを参照してください。このドキュメントは、Oracle Business Intelligence ApplicationsのCD-ROMにあるThird_Party_Software\Informatica\Informatica 7.1.4 PowerCenter Docフォルダに格納されています。

インストール用プログラムを実行する前に旧バージョンのInformaticaをアンインストールする必要はありません。ただし、Informatica Serverをインストールする前にInformaticaサービスを停止する必要があります。また、Repository Serverをインストールする前にRepository Serverサービスを停止する必要があります。

3.4.1 Informatica社のEmergency Bug FixをInformatica PowerCenter 7.1.4に適用する

Informatica 7.1.4にアップグレードしたら、Informatica社のEmergency Bug Fix(EBF)108240を適用する必要があります。EBF製品ファイルは、Oracle BI Applications 7.9.4のインストールCDの\Third_Party_Software\Informatica\Patch2ディレクトリにあります。EBFをインストールする方法の詳細は、EBF製品ファイルと同じ場所にあるEBF108240.htmlファイルを参照してください。

EBF108240.htmlファイルに記載されている指示では、Informatica PowerCenter 7.1.4がWindowsマシン上で動作している次のレジストリ・パスを参照しています。

\hkey_local_machine\system\currentcontrolset\services\powermart\configuration

使用しているマシンとInformatica 7.1.4インストールによっては、パスは次のようになる場合があります。

\hkey_local_machine\system\currentcontrolset\services\powermart\parameters\configuration

3.5 Informaticaリポジトリのアップグレード

次の手順に従って、Informaticaリポジトリをアップグレードします。

Informaticaリポジトリをアップグレードするには:

  1. 現在使用しているInformaticaリポジトリをバックアップしてから名前を変更してあることを確認します。

    詳細は、Informatica関連のドキュメントを参照してください。このドキュメントは、Oracle Business Intelligence ApplicationsのCD-ROMにあるThird_Party_Software\Informatica\Informatica 7.1.4 PowerCenter Docフォルダに格納されています。

  2. Oracle_BI_DW_Base.repファイルをOracleBI\dwrep\Informatica\RepositoryフォルダからInformatica PowerCenter 7.1.4\RepositoryServer\bin\Backupフォルダにコピーします。

  3. Informatica Repository Consoleを起動して、Oracle_BI_DW_Base.rep(Informatica PowerCenter 7.1.4\RepositoryServer\bin\Backupにあります)を復元します。

  4. 以前使用していたInformaticaリポジトリからカスタム・フォルダを、新規に作成したInformaticaリポジトリにコピーします。

    1. Informatica Repository Managerを起動して、以前使用していたInformaticaリポジトリと新規作成のInformaticaリポジトリの両方に接続します。

    2. 以前使用していたリポジトリのカスタム・フォルダを、新規作成のInformaticaリポジトリにコピーします。

    3. カスタム・フォルダの各マッピングに対して個別にワークフローが存在していることを確認します。

    4. Oracle BI Applicationsリリース7.9.4では、新しいカラムがOracle Business Analytics Warehouseに追加されました。カスタム・マッピングを調べて、新しいカラムをマッピングに追加する必要性を確認してください。

    5. DACにおいてマッピングを登録します。

3.6 リリース7.5.xからリリース7.7へのデータ・ウェアハウスのスキーマのアップグレードとデータの移行

リリース7.5.xからアップグレードするには2つのステージで行う必要があります。最初のステージでは、リリース7.5.xからリリース7.7へデータ・ウェアハウスのスキーマをアップグレードしてから、データを移行します。2番目のステージでは、リリース7.7からリリース7.9.4へデータ・ウェアハウスのスキーマをアップグレードしてから、データを移行します。

リリース7.5.xからリリース7.7へデータ・ウェアハウスのスキーマをアップグレードするには:

  1. スキーマ・アップグレード用のスクリプトを実行します。

    1. OracleBI\dwrep\Upgrade\CTLFilesフォルダにナビゲートします。

    2. DDLimpユーティリティを使用して、次のいずれかのスクリプトを実行します。

      Siebel Applications(Horizontal)の場合、ddlsme_HOR_77.ctlを実行します。

      Siebel Industry Applications(Vertical)の場合、ddlsme_SIA_77.ctlを実行します。

      次のコマンドを使用しますが、コマンドで指定するスクリプト名は必要に応じて適切なスクリプト名に置換します。

      ..\OracleBI\dwrep\bin\DDLIMP /U <USER> /P <PASSWORD> /C <ODBC connect string>
      /G SSE_ROLE /I N /R Y /F <..\OracleBI\dwrep\ddlsme_HOR_77.ctl>
      /L <..\oracleBI\dwrep\ddlsme_HOR_77.log>
      

      次に例を示します。

      DDLIMP /U SADMIN /P SADMIN /C SIEBEL_OLTP /G SSE_ROLE
      /I N /R Y /F C:\OracleBI\dwrep\ddlsme_HOR_77.ctl /L C:\OracleBI\dwrep\ddlsme_HOR_77.log
      

      注意:

      • /P <PASSWORD>: データ・ウェアハウス用のパスワードです。

      • /C <ODBC connect string>: ODBC接続文字列の名前です。

      • /I N: CTLファイルで定義されたインデックスDDLが存在する場合は無視するように、DDLimpに指示します。これによって、既存のインデックスを変更することはありません。デフォルトは/I Yです。この指定により、インデックスを作成してから、CTLファイルのインデックスとデータベースでマージするようにDDLimpに指示します。

      • Oracleデータベースの場合、Data Directドライバを使用します。

      • さらに、次のコマンドを使用できます。

      • /W Y: OLAPデータベースがOracleで、Unicodeを使用している場合に指定します。

      • /Z Y: OLAPデータベースがDB2かSQL Serverで、Unicodeを使用している場合に指定します。

      • /B <TABLE_SPACE_NAME>: これらのテーブルを別の表領域に作成する場合に指定します。DB2の場合、32K表領域として指定する必要があります。

      • /X <INDEX_TABLE_SPACE_NAME>: インデックスを別の表領域に作成する場合に指定します。DB2の場合、32K表領域として指定する必要があります。

      • /Y: DB2/390用の記憶ファイルです。

      • /R: テーブルに関する権限を再度付与します。

  2. Upgrade.repファイルをOracleBI\dwrep\Upgrade\Informatica\RepositoryフォルダからInformatica PowerCenter 7.1.4\RepositoryServer\bin\Backupフォルダにコピーします。

  3. Informatica Repository Consoleを起動して、Upgrade.rep(Informatica PowerCenter 7.1.4\RepositoryServer\bin\Backupにあります)を復元します。復元先は、Oracle_BI_DW_Base.repを復元したデータベースでないデータベースです。

  4. OracleBI\dwrep\Upgrade\Informatica\ParameterFilesフォルダにナビゲートしてから、753_TENERIFE_UPG_PARAMS.txtファイルをInformatica ServerマシンのSrcFilesフォルダ(たとえば、C:\Program Files\Informatica PowerCenter 7.1.4\Server\SrcFiles)にコピーします。

  5. 753_TENERIFE_UPG_PARAMS.txtの名前をTENERIFE_UPG_PARAMS.txtに変更します。

  6. Informatica Workflow Managerで、Relational Connection Browser(ツールバーで「Connections」→「Relational」を選択)を起動します。次を実行します。


    注意:

    Oracleデータベースに接続している場合、ODBC用のドライバではなくOracleネイティブ・ドライバを使用します。

    SQL Serverデータベースに接続している場合、SQL Server用のネイティブ・ドライバではなくODBCドライバを使用します。


    1. PARAM_OLTP_SIEBELの名前でリレーショナル接続を作成し、Siebelトランザクション・データベースを指すようにします。

    2. DataWarehouseの名前でリレーショナル接続を作成し、新規にアップグレードしたデータ・ウェアハウス・データベースを指すようにします。

    3. PARAM_DAC_NEWの名前でリレーショナル接続を作成し、DACリポジトリ・データベースを指すようにします。

  7. Siebel Applications(Horizontal)の場合、Informatica Workflow Managerで、UPGRADE_753_to_770_HORフォルダにナビゲートしてから、指定された順序で次のワークフローを実行します。

    1. Upgrade_R_Image

    2. Upgrade_Unspecifieds

    3. Upgrade_Agree

    4. Upgrade_Asset

    5. Upgrade_Opty

    6. Upgrade_Order

    7. Upgrade_Quote

    8. Upgrade_Response

    9. Upgrade_ServiceRequest

    10. Upgrade_Others

    11. Upgrade_Visibility

    12. UpgradeSlowlyChangingDimensionStartDates

    13. DAC_Metadata_Upgrade_Workflow

  8. Siebel Industry Applications(Vertical)の場合、Informatica Workflow Managerで、UPGRADE_753_to_770_SIAフォルダにナビゲートしてから、指定された順序で次のワークフローを実行します。

    1. Upgrade_R_Image

    2. Upgrade_Unspecifieds

    3. Upgrade_Agree

    4. Upgrade_Asset

    5. Upgrade_Opty

    6. Upgrade_Order

    7. Upgrade_Quote

    8. Upgrade_Response

    9. Upgrade_ServiceRequest

    10. Upgrade_Others

    11. Upgrade_Visibility

    12. UpgradeSlowlyChangingDimensionStartDates

    13. Upgrade_Industry_R_Image

    14. Upgrade_Industry_Unspecified

    15. Upgrade_LS_ActivityProduct

    16. Upgrade_LS_Others

    17. Upgrade_Industry_Household

    18. Upgrade_FINS_Visibility

    19. UpgradeSlowlyChangingDimensionStartDates_Industry

    20. DAC_Metadata_Upgrade_Workflow

3.7 リリース7.7からリリース7.9.4へのデータ・ウェアハウスのスキーマのアップグレード

この項の手順では、新しいテーブル、カラムおよびインデックスを、既存のデータ・ウェアハウスのスキーマに追加します。これによって、既存のデータを変更したり破壊することはありません。この項の手順において実行するスクリプトを次に示します。

データ・ウェアハウスのスキーマをリリース7.9.4用のスキーマにアップグレードするには:

  1. UPGRADE.ctlスクリプトを実行します。

    1. OracleBI\dwrep\Upgrade\CTLFilesフォルダにナビゲートします。

    2. DDLimpユーティリティを使用して、UPGRADE.ctlスクリプトを実行します。次のコマンドを使用します。

      ..\OracleBI\dwrep\bin\DDLIMP /U <USER> /P <PASSWORD> /C <ODBC connect string>
      /G SSE_ROLE /I N /R Y /F <..\OracleBI\dwrep\UPGRADE.CTL>
      /L <..\oracleBI\dwrep\UPGRADE.log>
      

      次に例を示します。

      DDLIMP /U SADMIN /P SADMIN /C SIEBEL_OLTP /G SSE_ROLE
      /I N /R Y /F C:\OracleBI\dwrep\UPGRADE.CTL /L C:\OracleBI\dwrep\UPGRADE.log
      

      注意:

      • /P <PASSWORD>: データ・ウェアハウス用のパスワードです。

      • /C <ODBC connect string>: ODBC接続文字列の名前です。

      • /I N: CTLファイルで定義されたインデックスDDLが存在する場合は無視するように、DDLimpに指示します。これによって、既存のインデックスを変更することはありません。デフォルトは/I Yです。この指定により、インデックスを作成してから、CTLファイルのインデックスとデータベースでマージするようにDDLimpに指示します。

      • Oracleデータベースの場合、Data Directドライバを使用します。

        さらに、次のコマンドを使用できます。

      • /W Y: OLAPデータベースがOracleで、Unicodeを使用している場合に指定します。

      • /Z Y: OLAPデータベースがDB2かSQL Serverで、Unicodeを使用している場合に指定します。

      • /B <TABLE_SPACE_NAME>: これらのテーブルを別の表領域に作成する場合に指定します。DB2の場合、32K表領域として指定する必要があります。

      • /X <INDEX_TABLE_SPACE_NAME>: インデックスを別の表領域に作成する場合に指定します。DB2の場合、32K表領域として指定する必要があります。

      • /Y: DB2/390用の記憶ファイルです。

      • /R: テーブルに関する権限を再度付与します。

  2. 790_UPGRADE_PRE_CTL_SCRIPT.sqlスクリプトを実行します。

    1. データベースタイプに対応するSQLクライアントを起動します(たとえば、Oracleの場合はSQLPLUS、SQL Serverの場合はQuery Analyzer、DB2の場合はコマンド・ウィンドウ)。

    2. OracleBI\dwrep\Upgrade\DbScripts\<database type>フォルダにナビゲートします。

    3. 790_UPGRADE_PRE_CTL_SCRIPT.sqlファイルを開いてから、ファイルの内容をSQLクライアントにコピーします。

    4. スクリプトを実行します。

  3. DW.ctlスクリプトを実行します。

    1. OracleBI\dwrep\Upgrade\CTLFilesフォルダにナビゲートします。

    2. DDLimpユーティリティを使用して、DW.ctlスクリプトを実行します。

    手順1に記載されているコマンドを使用しますが、コマンドで指定するスクリプト名は適切なスクリプト名に置換します。

  4. 790_UPGRADE_PRE_DIMENSION_SCRIPT.sqlスクリプトを実行します。

    1. データベースタイプに対応するSQLクライアントを起動します。

    2. OracleBI\dwrep\Upgrade\DbScripts\<database type>フォルダにナビゲートします。

    3. 790_UPGRADE_PRE_DIMENSION_SCRIPT.sqlファイルを開いてから、ファイルの内容をSQLクライアントにコピーします。

    4. スクリプトを実行します。

3.8 Siebelトランザクション・データベースへの新規スキーマ定義のインポート

この項では、Oracle Business Intelligence Applicationsに関連するトランザクション・データベース・オブジェクトをアップグレードする方法について説明します。CRMアプリケーション用のトランザクション・データベース・オブジェクトはアップグレードしません。


注意:

リリース7.9.4にアップグレードしたデータ・ウェアハウスにデータを移行する前に、この項の手順を実行する必要があります。

Siebelトランザクション・データベースに新規スキーマ定義をインポートするには:

3.8.1 Siebelトランザクション・データベースのアップグレードの検証

この項の手順に従って、次のテーブルがSiebelトランザクション・データベースに作成されたことを確認します。

トランザクション・データベースのアップグレードを検証するには:

  • すべてのアップグレード・パスで、次のテーブルがSiebelトランザクション・データベースに作成されたことを確認します。

    • S_ETL_R_IMG_1からS_ETL_R_IMG_166までのテーブル

    • S_ETL_I_IMG_1からS_ETL_I_IMG_166までのテーブル

    • S_ETL_D_IMG_1からS_ETL_D_IMG_166までのテーブル

    • S_ETL_PARAM

    • S_ETL_PRD_ATTR

    • S_ETL_PRD_REL

3.9 リリース7.9.4にアップグレードしたデータ・ウェアハウスへのデータの移行

次の手順に従って、リリース7.9.4にアップグレードしたデータ・ウェアハウスにデータを移行します。

リリース7.9.4にアップグレードしたデータ・ウェアハウスにデータを移行するには:

  1. OracleBI\dwrep\Upgrade\Informatica\SrcFilesフォルダにナビゲートしてから、*.csvファイルをInformatica ServerマシンのSrcFilesフォルダ(たとえば、C:\Program Files\Informatica PowerCenter 7.1.4\Server\SrcFiles)にコピーします。

  2. OracleBI\dwrep\Upgrade\Informatica\ParameterFilesフォルダにナビゲートしてから、770_TENERIFE_UPG_PARAMS.txtファイルをInformatica ServerマシンのSrcFilesフォルダ(たとえば、C:\Program Files\Informatica PowerCenter 7.1.4\Server\SrcFiles)にコピーします。

  3. 770_TENERIFE_UPG_PARAMS.txtの名前をTENERIFE_UPG_PARAMS.txtに変更します。

  4. TENERIFE_UPG_PARAMS.txtファイルで次を実行します。

    1. $$SourceConnectionパラメータを検索します。

    2. 使用しているSiebelアプリケーション(OLTP)のバージョンに応じて、次のいずれかのオプションに値を設定します。

      • SEBL_63

      • SEBL_753

      • SEBL_771

      • SEBL_78

      • SEBL_80

      • SEBL_VERT_753

      • SEBL_VERT_771

      • SEBL_VERT_78

      • SEBL_VERT_80

      たとえば、Siebelアプリケーション(OLTP)のバージョンがSiebel Industry Applications 7.5.xの場合、パラメータは次のようになります。

      $$SourceConnection=SEBL_VERT_753
      
  5. TENERIFE_UPG_PARAMS.txtファイルで次を実行します。

    1. $$Source_Containerパラメータを検索します。

    2. 使用しているSiebelアプリケーション(OLTP)のバージョンに応じて、次のいずれかのオプションに値を設定します。

      • Siebel 6.3

      • Siebel 7.5.3

      • Siebel 7.5.3 Vertical

      • Siebel 7.7.1

      • Siebel 7.7.1 Vertical

      • Siebel 7.8

      • Siebel 7.8 Vertical

      • Siebel 8.0

      • Siebel 8.0 Vertical

      たとえば、Siebelアプリケーション(OLTP)のバージョンがSiebel Industry Applications 7.5.xの場合、パラメータは次のようになります。

      $$Source_Container=Siebel 7.5.3 Vertical
      
  6. TENERIFE_UPG_PARAMS.txtファイルで、ETL_PROC_WIDパラメータを次のように編集します。

    MPLT_GET_ETL_PROC_WID.$$ETL_PROC_WID=<latest ETL_PROC_WID value from your database>
    

    この値はW_PARAM_G.ETL_PROC_WIDから取得できます。

  7. Siebel Industry Applications(Vertical)を実行している場合、TENERIFE_UPG_PARAMS.txtファイルで、VERTICAL_UPGRADEパラメータを1に設定します。次に例を示します。

    $$VERTICAL_UPGRADE=1
    
  8. Siebel Industry Applications(Vertical)の場合、ETLのロードで使用するアライメント・ルールを定義します。

    1. OracleBI\dwrep\Upgrade\Informatica\SrcFilesフォルダにナビゲートしてから、AlignmentType_LS_782.csvファイルをInformatica ServerマシンのSrcFilesフォルダ(たとえば、C:\Program Files\Informatica PowerCenter 7.1.4\Server\SrcFiles)にコピーします。

    2. AlignmentType_LS_782.csvファイルの名前をAlignmentType.csvに変更します。

    3. AlignmentType.csvファイルを開いてから、アライメントの次のいずれかの項目タイプをALIGN_TYPEフィールドの下に入力します。

      • Zipcode

      • Account/Contact

      • Brick

    4. ファイルを保存します。

    Oracle Business Analytics Warehouseでは、アライメントの項目タイプは1つのみアップグレード中にETLのロードで使用できます。

  9. Informatica Workflow Managerで、UPGRADE_770_to_79フォルダにナビゲートしてから、指定された順序で次のワークフローを実行します。

    1. MARKETING_LOAD

    2. Upgrade_Dimensions_Industry

    3. Update_Dimensions

    4. Update_Dimension_Unspecified

    5. Update_Facts

    6. Upgrade_LS_Dimensions

    7. Upgrade_LS_Facts

    8. SIL_PositionDimensionHierarchy_Full

    9. Load_INT_ORG_DH

    10. DIMENSION_LOAD


      注意:

      SCDバージョンの次元を使用している場合、対応するTENN_UPG_W_XXX_D_784_To_W_XXX_DセッションをTENN_UPG_W_XXX_D_784_SCD_To_W_XXX_Dで置換します。これによって、データがW_XXX_SCDバージョンの次元から新しいSCD対応W_XXX_D次元にアップグレードされます。

    11. DIMENSION_UNSPECIFIED_UPDATE

    12. FACT_UPDATE

    13. DAC_Metadata_Upgrade_Workflow

  10. トランザクション・データベースをSiebel Applications 8.0にアップグレードした場合、UPGRADE_790_to_791_SBL80UPGフォルダにナビゲートしてから、指定された順序で次のワークフローを実行します。

    1. UPGRADE_DIMENSIONS

    2. UPGRADE_FACTS

  11. reset_infa_seq_gen.batスクリプトを使用して、メインのInformaticaリポジトリ(Oracle_BI_DW_Base.rep)上で増分実行するために、Informatica Sequence Generatorを初期化します。

    1. OracleBI\dwrep\Upgrade\DbScripts\<database type>フォルダにナビゲートします。

    2. reset_infa_seq_gen.batファイルを起動します。

      スクリプトのファイルを起動するとコマンド・プロンプトが表示され、次に示す表に記載されたパラメータに関する応答要求メッセージが表示されます。

    3. 環境を反映した適切なパラメータ値を入力します。パラメータはデータベース固有です。

      Oracleデータベースの場合:

      パラメータ 設定
      OLAP USERNAME
      
      データ・ウェアハウス・データベースのユーザーIDを入力します。
      OLAP PASSWORD
      
      データ・ウェアハウス・データベースの接続文字列(ユーザーIDとパスワードの組合せ)を入力します。
      INFORMATICA DB USERNAME
      
      メインのInformatica RepositoryデータベースのユーザーIDを入力します。
      INFORMATICA DB PASSWORD
      
      メインのInformatica Repositoryデータベースの接続文字列(パスワード)を入力します。
      INFORMATICA REPOSITORY
      
      メインのInformatica Repositoryの名前を入力します。
      INFORMATICA REPOSITORY USERNAME
      
      メインのInformatica RepositoryのユーザーIDを入力します。
      INFORMATICA REPOSITORY PASSWORD
      
      メインのInformatica Repositoryのパスワードを入力します。
      INFORMATICA REPOSITORY SERVER ADDRESS
      
      メインのInformatica Repository Serverのホスト名を入力します。
      INFA_FOLDER
      
      Siebel Applications(Horizontal)の場合はHORの値を、Siebel Industry Applications(Vertical)の場合はVERTの値を入力します。

      Microsoft SQL Serverデータベースの場合:

      パラメータ 設定
      OLAP_SERVER
      
      OLAPデータベース用SQL Serverの名前を入力します。
      OLAP DATABASE
      
      OLAPデータが使用できるデータベースの名前を入力します。
      OLAP USERNAME
      
      データ・ウェアハウス・データベースのユーザーIDを入力します。
      OLAP PASSWORD
      
      データ・ウェアハウス・データベースの接続文字列(ユーザーIDとパスワードの組合せ)を入力します。
      INFORMATICA SERVER ADDRESS
      
      Informatica Repositoryデータベース用SQL Serverの名前を入力します。
      INFORMATICA DATABASE
      
      Informatica Repositoryメタデータが使用できるデータベースの名前を入力します。
      INFORMATICA DB USERNAME
      
      メインのInformatica RepositoryデータベースのユーザーIDを入力します。
      INFORMATICA DB PASSWORD
      
      メインのInformatica Repositoryデータベースの接続文字列(パスワード)を入力します。
      INFORMATICA REPOSITORY
      
      メインのInformatica Repositoryの名前を入力します。
      INFORMATICA REPOSITORY USERNAME
      
      メインのInformatica RepositoryのユーザーIDを入力します。
      INFORMATICA REPOSITORY PASSWORD
      
      メインのInformatica Repositoryのパスワードを入力します。
      INFORMATICA REPOSITORY SERVER ADDRESS
      
      メインのInformatica Repository Serverのホスト名を入力します。
      INFA_FOLDER
      
      Siebel Applications(Horizontal)の場合はHORの値を、Siebel Industry Applications(Vertical)の場合はVERTの値を入力します。

      IBM DB2データベースの場合:

      パラメータ 設定
      OLAP USERNAME
      
      データ・ウェアハウス・データベースのユーザーIDを入力します。
      OLAP PASSWORD
      
      データ・ウェアハウス・データベースの接続文字列(ユーザーIDとパスワードの組合せ)を入力します。
      INFORMATICA DB USERNAME
      
      アップグレードInformatica RepositoryデータベースのユーザーIDを入力します。
      INFORMATICA DB PASSWORD
      
      メインのInformatica Repositoryデータベースの接続文字列(パスワード)を入力します。
      INFA DATABASE ALIAS
      
      Informatica Repositoryメタデータが使用できるデータベースの名前を入力します。
      INFORMATICA REPOSITORY
      
      メインのInformatica Repositoryの名前を入力します。
      INFORMATICA REPOSITORY USERNAME
      
      メインのInformatica RepositoryのユーザーIDを入力します。
      INFORMATICA REPOSITORY PASSWORD
      
      Informatica Repositoryのパスワードを入力します。
      INFORMATICA REPOSITORY SERVER ADDRESS
      
      アップグレードInformatica Repository Serverのホスト名を入力します。
      INFA_FOLDER
      
      Siebel Applications(Horizontal)の場合はHORの値を、Siebel Industry Applications(Vertical)の場合はVERTの値を入力します。

  12. データが正常に移行されたことを確認する手順は次のとおりです。

    1. \Informatica PowerCenter 7.1.4\Server\SessLogsディレクトリに格納されたInformaticaマッピング・ログファイルを調べて、エラーや失敗を示すログがないことを確認します。

    2. データベースのSQLクライアントにおいて実行したSQLスクリプト(790_UPGRADE_PRE_CTL_SCRIPT.sqlと790_UPGRADE_PRE_DIMENSION_SCRIPT.sql)で実行中に障害やエラーが発生したかどうかを確認します。

    3. DDLimpコマンドを使用して実行したCTLファイル(Upgrade.ctlとDW.ctl)のログファイルを調べて、実行が失敗したかどうかを確認します。

      前述の手順でエラーや実行失敗が検出されなかった場合、データの移行は正常に実行されたことを示します。

  13. (省略可能)データの移行が正常に実行された場合、アップグレード・プロセス中に作成したテーブル(W_xxxx_x_784テーブル、LKP_xxxx_x、W_ASSET_D_TMPなど)を削除します。

    この手順によって、前述のバックアップ・テーブルで使用していたディスク領域が解放されます。

3.10 Siebel Analyticsリポジトリのアップグレード

この項のプロセスにより、以前のリリースのSiebel Analyticsリポジトリにおけるカスタマイズ内容を、新しいリリースのOracle BIリポジトリとマージします。このプロセスを開始する前に、既存のリポジトリをバックアップしてから名前を変更してあることを確認してください。

リポジトリをアップグレードするために行う作業は次のとおりです。

この項に記載している作業では、複数のバージョンのSiebel AnalyticsリポジトリやOracle BIリポジトリについて言及しています。表3-1には、この項の例で使用しているリポジトリの名前と説明が記載されています。

表3-1 例で使用されているAnalyticsリポジトリの名前

リポジトリの名前 説明

SiebelAnalytics_7x.rpd

アップグレード元リリース用の標準Siebel Analyticsリポジトリです。この項の例では、このリポジトリを元のリポジトリと呼んでいます。

注意: 以前のリリースの標準リポジトリは、\OracleBI\Upgradeフォルダで利用できます。

OracleBIAnalyticsApps.rpd

アップグレード先リリース用の標準Oracle BIリポジトリです。

Customer_SiebelAnalytics.rpd

アップグレード元リリース用のカスタマイズ内容のあるSiebel Analyticsリポジトリです。

Merged_Repository_OracleBI.rpd

アップグレード先リリース用のカスタマイズ内容のあるOracle BIリポジトリです。


3.10.1 Oracle BIリポジトリのアップグレードの準備

次の手順に従って、リポジトリのアップグレードを準備します。

Analyticsリポジトリのアップグレードを準備するには:

  1. マージ・プロセス用のディレクトリ(\OracleBIUpgradeなど)を設定し、次のサブフォルダを作成します。

    • Original

    • AfterEqualize

    • AfterMerge

    • AfterManualWork

    • AfterRegressions

  2. 元のリポジトリ(たとえば、SiebelAnalytics_7x.rpd)、本番リポジトリ(たとえば、Customer_SiebelAnalytics.rpd)および最新インストールのリポジトリ(たとえば、OracleBIAnalyticsApps.rpd)を、\OracleBIUpgrade\Originalフォルダにコピーします。

    現在使用している環境において、Siebel Analyticsリポジトリを使用しているモジュールが1つ以上あるSiebel Analyticsが実行しており、そのSiebel Analyticsリポジトリは、標準のSiebel Analyticsリポジトリファイル(以前のリリースに付属していたもの)からモジュールのために対応プロジェクトを抽出したものである場合、SiebelAnalytics_7x.rpdファイルから同じプロジェクトを抽出してから元のリポジトリとして使用する必要があります。前回アップグレードしたときに抽出に使用した元のリポジトリがある場合、元のリポジトリファイルとして使用できます。これによって、今回アップグレードする際に追加する新規メタデータの喪失が防止されます。

    また、大量のオブジェクトを削除することでカスタマイズしたSiebel Analyticsリポジトリがある場合に、これらのオブジェクトを今回のアップグレードで元に戻すためには、SiebelAnalytics_7x.rpdファイルで同様に削除処理し、削除処理したファイルを元のリポジトリファイルとして使用する必要があります。これによって、今回アップグレードする際に追加する新規メタデータの喪失が防止されます。

3.10.2 Oracle BIリポジトリの同等化

Administration Toolのマージ機能は変更検出アルゴリズムに基づいています。このアルゴリズムによって、リポジトリを適切にアップグレードするために適用が必要な変更を調べます。このアルゴリズムが適切に動作するためには、3つのリポジトリ(たとえば、SiebelAnalytics_7x.rpd、OracleBIAnalyticsApps.rpd、Customer_SiebelAnalytics.rpd)にあるオブジェクトで同等なオブジェクトを調べる必要があります。

この手順のポイントは、OracleBIAnalyticsApps.rpdとCustomer_SiebelAnalytics.rpdにあるすべてのオブジェクトが、SiebelAnalytics_7x.rpdから派生したものであるかどうかを調べることです。

Administration Toolの同等化機能を使用して、これらのオブジェクトにおいて同等化の処理を行います。出力オプション(-O)で指定したファイルは、同等化プロセス中に変更される唯一のファイルになります。

同等化機能には、次に示すようなメカニズムがあります。これらのメカニズムによって、別々のリポジトリにあるオブジェクトがセマンティクス的に同等であるかどうかを調べます。

  • 完全修飾名: あるリポジトリにあるオブジェクトの完全修飾名が、別のリポジトリにある同じクラスに属する別のオブジェクトの完全修飾名と同じ場合、これらのオブジェクトは同等であると宣言されます。

  • 単純文字列置換: 別々のリポジトリにある同じクラスに属する別々のオブジェクトで、オブジェクトの名前が異なっていてもキーとなる文字のみが異なる場合、それらのオブジェクトは同等であると宣言できます。equalizerpds実行可能ファイルでは、完全修飾名のチェックの際にこれらの文字は無視されます。たとえば、「_」と「 」の文字が同等であると宣言されている場合、"Core"."W_DAY_D"は"Core"."W DAY D"と同等であるとみなすことができます。

  • 名前変更ファイル: 前述に示したルールが適用されない場合、equalizerpds実行可能ファイルへの入力としてスクリプトを使用すると、手動で同等と宣言できます。主要なリリースに対応する名前変更ファイル(MAP)が付属しています。これらのファイルは、OracleBI\Upgradeフォルダにあります。また、製品に付属している名前変更ファイルで対応しないカスタマイズがある場合、独自の名前変更ファイルも作成できます。名前変更ファイルはMicrosoft Excelで開いて編集できます。

equalizerpdsコマンドの構文を次に示します。

equalizerpds.exe  -A userid1 [-B [password1]] -C base_repository_name -D userid2 [-E [password2]] -F repository2_name [-J udml_utf8_file_name_equalization] [-O ouput_repository_name] [-X] [-Y equalStringSet]
-X          Treat 'Factxxxx' as 'Fact' in Business Model.
-Y          Treat the characters as equals.
/?          Display this usage information and exit.

リポジトリの同等化を行うには:

  1. 適切なMAPファイルをOracleBI\Upgradeフォルダからequalizerpds.exe実行用フォルダ(たとえば、\OracleBIUpgrade\Original)にコピーします。

  2. equalizerpds.exeを実行して、最新インストールのリポジトリ(たとえば、OracleBIAnalyticsApps.rpd)と元のリポジトリ(たとえば、SiebelAnalytics_7x.rpd)の同等化を行います。equalizerpdsコマンドの例を次に示します。

    equalizerpds -A Administrator -B SADMIN
    -C \\OracleBIUpgrade\Original\SiebelAnalytics_7x.rpd
    -D Administrator -E SADMIN
    -F \\OracleBIUpgrade\Original\OracleBIAnalyticsApps.rpd
    -O \\OracleBIAnalyticsUpgrade\AfterEqualize\OracleBIAnalyticsApps.rpd
    -X -J rename7x-79.map
    

    MAPファイルは、OracleBI\Upgradeフォルダにあります。

    equalizerpds.exe実行可能ファイルが正常に実行されると、返されるエラーはありません。

  3. equalizerpds.exeを実行して、カスタマイズ・リポジトリ(たとえば、Customer_SiebelAnalytics.rpd)と元のリポジトリ(たとえば、SiebelAnalytics_7x.rpd)の同等化を行います。equalizerpdsコマンドの例を次に示します。

    equalizerpds -A Administrator -B SADMIN
    -C \\OracleBIUpgrade\Original\SiebelAnalytics_7x.rpd
    -D Administrator -E SADMIN
    -F \\OracleBIUpgrade\Original\Customer_SiebelAnalytics.rpd
    -O \\OracleBIUpgrade\AfterEqualize\Customer_OracleBIAnalyticsApps.rpd
    

    カスタマイズ・リポジトリと元のリポジトリとの同等化を行うequalizerpdsを実行しても、名前変更ファイルは使用されません。

    元のリポジトリは新しい場所において変更されずにコピーされていることを確認してください。これによって、スクリプト実行後、3つのリポジトリすべてが、\OracleBIUpgrade\AfterEqualizeディレクトリ内に格納されるようになります。

  4. プロセスが正常に完了したことを確認するには、リポジトリのサイズを比較します。出力リポジトリ(-O)のサイズは、同等化(-F)を行ったリポジトリのサイズに近似した値になります。

3.10.3 Siebel AnalyticsとOracle BIのリポジトリの比較

次の手順に従って、新しいリリースのアップグレード先リポジトリと既存のリポジトリを比較します。

リポジトリを比較するには:

  • Administration Toolのリポジトリ比較機能を使用して、新しいリリースのアップグレード先リポジトリと既存のリポジトリとの違いを分析します。新しいリリースのリポジトリにおいて要素が作成、削除または変更されている場所に注意してください。新しいメタデータを使用でき、既存のリポジトリにおけるカスタマイズ内容を廃棄できるかどうかを検討してください。

    Administration Toolのリポジトリ比較機能を使用する方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Server管理ガイド』を参照してください。

3.10.4 Siebel AnalyticsとOracle BIのリポジトリのマージ

この項の手順では、メインのアルゴリズムを実行してリポジトリをアップグレードします。リポジトリをマージする方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Server管理ガイド』を参照してください。

複数のバージョンのリポジトリをマージするには:

  1. 3つのリポジトリ(たとえば、SiebelAnalytics_7x.rpd、OracleBIAnalyticsApps.rpdおよびCustomer_SiebelAnalytics.rpd)をAfterMergeフォルダにコピーします。

  2. \OracleBIUpgrade\AfterMergeフォルダにある最新インストール版リポジトリ(たとえば、OracleBIAnalyticsApps.rpd)を開きます。

  3. リポジトリを別の名前(たとえば、Merged_Repository_OracleBIAnalyticsApps.rpd)で保存します。

    新しく保存したリポジトリには、アップグレードの最終結果の内容が格納されます。

  4. Administration Toolのメニュー・バーで、「File」→「Merge」を選択します。

  5. 「Select Original Repository」ダイアログ・ボックスで、元のリポジトリ(たとえば、SiebelAnalytics_7x.rpd)を選択します。

  6. パスワードを入力してから「OK」をクリックします。

  7. 「Select for the Modified Repository field」をクリックします。

  8. 「Select Modified Repository」ダイアログ・ボックスで、以前のリリースのAnalyticsリポジトリに対するカスタマイズが含まれるリポジトリを選択します。

  9. 「Open」をクリックしてパスワードを入力し、「OK」をクリックします。

  10. 「Decision」ドロップダウン・リストで、リポジトリ変更に対応する操作を選択するか、デフォルト操作を受け入れます。

  11. 「Decision」フィールドが空の後続の行を検出するには、「Decision」ヘッダー・セルをクリックします。

    すべての行の「Decision」フィールドに値が入力されると、「Merge」ボタンが有効になります。

  12. 「Merge」をクリックします。

    作業しているリポジトリのサイズによっては、このプロセスの所要時間が最大40分になる場合があります。マージが完了すると、メッセージにより通知が行われます。

  13. 一貫性チェックを実行する場合は、「はい」をクリックします。

    一貫性チェックで返されたエラーの数により、マージ・プロセスの実行結果を判定します。発生したエラーの数が多い場合(たとえば、300個以上)、エラーの原因を分析する必要があります。マージ・プロセスにおいて別々のオブジェクトが同等であるとの認識に失敗したとき、名前変更ファイルの編集が必要になる場合があります。それは、現在使用しているリポジトリにオブジェクトがある場合です。また、多くのオブジェクトの名前を変更したが、アップグレード・エンジンでそれらを元のオブジェクトに関連付ける処理が失敗した場合、独自に名前変更ファイルを追加する必要が発生する場合があります。

    また、マージを再実行する前に、「Decision」ドロップダウン・リストで選択した操作の変更が必要になる場合もあります。これによって、手作業での対処が必要なエラーの数が減少して、時間を節約できる場合があります。

    マージの結果が満足できる水準に達しても、残りのエラーを手作業で対処する必要があります。次の手順に進む前に、すべてのエラーに対処することが重要です。このリポジトリは、次のステージの入力として使用します。

    また、カスタマイズしたオブジェクトのすべてが存在していることと、重複した物理テーブルが存在しないことも確認する必要があります。重複した物理テーブルの有無を確認するには、次のようなクエリーを使用して物理テーブルを検索します。

    where name like '*#1'
    
  14. リポジトリを\OracleBIUpgrade\AfterManualWorkフォルダにコピーします

3.10.5 Oracle BIリポジトリのマージの回帰テスト

リポジトリのマージで回帰テストを実行する目的は、レポートで使用される論理SQL文のセットを収集して、新しいメタデータで作業が続行されることを確認することです。このために、次の手順を実行することをお薦めします。

回帰テストを実行するには:

  1. 回帰テストにおいて含める必要があるレポートを実行します。これらのレポートは、Presentation Catalogにおけるレポートのサブセットの場合があります。

  2. 前述の手順で生成された論理SQL文を収集します。このために使用状況トラッキングを使用したり、クエリー・ログファイルを解析することができます。

    使用状況トラッキングの詳細は、『Oracle Business Intelligence Server管理ガイド』を参照してください。

  3. \OracleBI\server\binにあるnQCmd.exeコマンドライン・ユーティリティを使用して、論理SQL文を古いリポジトリに対して実行し、その結果をファイルに保存します。

    nQCmd.exeユーティリティの詳細は、『Oracle Business Intelligence Server管理ガイド』を参照してください。

  4. 論理SQLテスト・スクリプトを編集して、アップグレードした結果による変更内容や名前の変更を無効にするように変更します。

  5. 編集した論理SQLテスト・スクリプトをマージ・リポジトリに対して実行し、その結果を保存します。

  6. 前述の手順で実行した結果を比較して、差異を解釈します。これらの差異の原因がアップグレード・プロセスによるものと判断した場合、手作業で対処する必要があります。

    これによって、新しいOracleBIAnalyticsApps.rpdと本番リポジトリからマージされた内容が、このリポジトリに格納されます。

3.11 Oracle BI Presentation Catalogのアップグレード

組織で次が実行されていた場合、現在使用しているOracle BI Presentation Catalogをアップグレードする必要があります。

以前のバージョンのビルトイン・アプリケーションで配布されたPresentation Catalogに変更を加えていない場合は、カタログのアップグレードは必要ありません。新しいバージョンのカタログを使い始めることができます。

この項の内容は次のとおりです。


注意:

Oracle BI Applicationsリリース7.9よりも前のリリースでは、Presentation Catalog(旧称はSiebel Analytics Web Catalog)は、個々のファイルのディレクトリ構造ではなく、単一のファイルに格納されていました。以前のリリースのPresentation Catalogがある場合は、新しいフォーマットに変換する必要があります。Presentation Catalogを新しいフォーマットに変換する方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Infrastructureアップグレード・ガイド』を参照してください。

3.11.1 入力Presentation Catalogの調整

現在使用しているPresentation Catalogをアップグレードしてから、新しいPresentation Catalogとマージする前に、保持対象となる既存の内容と組込み対象となる新しい内容を調べてください。既存のPresentation Catalogを調べて、レポートとダッシュボードの使用パターンを調査します。既存のカタログに事前構成済の内容のいくつかが、再設計されたフォーマットで新しいバージョンに表示される場合があることに注意してください。さらに、新しいバージョンには新しい内容がすべて格納されます。全社Presentation Catalogを構成する内容にすると判断したら、Catalog Managerを使用して入力カタログを調整します。カタログを調整する方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Presentation Services管理ガイド』を参照してください。

3.11.2 新しいバージョンへのOracle BI Presentation Catalogのアップグレード

Presentation Catalogのアップグレード・プロセスでは、次に示す3つのカタログが使用されます。

  • オリジナルのPresentation Catalog: これは、変更されていないPresentation Catalogで、アップグレード元のOracle BI Applicationsリリースに付属していたカタログです。

  • 新しいPresentation Catalog: これは、OracleBIData\web\catalogフォルダにインストールされているPresentation Catalogで、Oracle BI Applicationsのインストールに付属しているカタログです。

  • 現在使用しているPresentation Catalog: これは、所属する組織で現在使用しているPresentation Catalogです。

このアップグレード・プロセスではCatalog Managerを使用します。Catalog Managerでは、現在使用しているPresentation Catalogと変更されているPresentation Catalogの両方の内容を、オリジナルのPresentation Catalogの内容と比較します。そして、現在使用しているPresentation Catalogに変更内容をマージしてから、アップグレードの差異に関する一覧を作成します。差異を処理する方法を示すことでこれらを解決する必要があります。カタログの内容が競合する場合、内容を優先的に取得する対象カタログを選択できます。最終結果は、マージされたPresentation Catalogになります。このカタログにはサイト固有の変更が反映され、新しいメタデータも同様に反映されます。

現在使用しているPresentation Catalogを新しいバージョンにアップグレードするには:

  1. 現在使用しているPresentation Catalogのバックアップ・コピーを作成します。そして、フォルダ名を<catalogname>_oldに変更してから一時的な場所に移動します。

  2. オリジナルのPresentation Catalogを、現在使用しているPresentation Catalog格納用フォルダにコピーしてから、名前を<catalogname>_Originalに変更します。

  3. Catalog Managerを起動してから、新しいPresentation Catalogをオフライン・モードで開きます。

  4. 「Tools」→「Upgrade Catalog」を選択します。

  5. 「original Presentation Catalog」フィールドで、オリジナルのPresentation Catalogの場所を探して参照します。

  6. 「Current Presentation Catalog」フィールドで、現在使用しているWeb Catalog(<catalogname>_old)の場所を探して参照します。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. アップグレードの差異を次のようにして解決します。

    1. 「Unresolved」差異リストでそれぞれの未解決差異を確認します。

    2. それぞれの未解決差異で、保持するバージョンを選択します。

    3. 「OK」をクリックします。

    SiebelAnalyticsMigrationLog.txtログファイルには、マージ・プロセスに関する情報が記録されます。このログファイルは、\OracleBI\web\catalogmanagerに書き込まれます。エラーがログファイルに記録されている場合、マージ・メカニズムでマージを解決できなかった問題が、該当のパスに存在することを意味します。何も対処は行われていません。特定の項目をマージするには、オリジナルのPresentation Catalogに移動してから手動でマージします。

  9. アップグレードしたPresentation Catalogを調べ、必要に応じてオブジェクトの権限を設定します。

  10. 新しいPresentation Catalogを保存します。

3.11.3 Presentation Catalogアップグレードの結果のテスト


注意:

この項の手順を実行する前に、アップグレードしたデータ・ウェアハウスに最初にデータを移行する必要があります。

Presentation Catalogのアップグレード機能では、自動的にオブジェクトの権限が継承されません。したがって、この項の手順を実行する前に、Presentation Catalogオブジェクトの権限を確認する必要があります。

この手順によって、アップグレードされたレポートと事前構成済の新規レポートが適切に機能して、マージされた新規Presentation Catalog内で適切な結果にレンダリングされるようになります。この手順は一般的に、最初から最後までのすべてのアップグレード・プロセスを行った最終結果を目視で確認することで行います。

アップグレードされたレポートの場合、比較目的に行う適切な手法としては、複数の共存環境を用意して、ユーザーに対して特定のダッシュボード内容を別々の環境で確認するように依頼することがあります。アプリケーションのルック・アンド・フィールだけでなく、レポートに格納されるデータも調べて、内容が同一であることを確認します。日常業務を通常遂行する際に使用するユーザー・インタフェースの様々な要素を使用して結果を検証することを、ユーザーにリクエストすることをお薦めします。様々な要素の例としては、グローバルプロンプト、カラム・セレクタ、レポートフィルター、ドリル、ナビゲーションなどがあります。

また、新しいPresentation Catalogにおいて全体的な表示設定と管理設定を調べて適切であることを確認してください。アップグレード中に移行した内容に対して確立した表示ルールに注意してください。これらの設定に関して手動での調整が必要になる場合があります。