この章では、Siebel CRM Applications用にOracle BI Applicationsリリース7.9.0、7.9.1および7.9.2をアップグレードする手順について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
Oracle BI Infrastructureを現行リリースにアップグレードします。現行リリースをインストールする方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Infrastructureアップグレード・ガイド』を参照してください。
Oracle BI Applicationsのインストーラを実行して、Oracle BI Applications環境を現行リリースにアップグレードします。インストーラを実行する方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Applicationsインストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。
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注意: インストーラを実行する手順のみ実行してください。インストーラを実行した後における構成作業の指示は実行しないでください。 |
Informatica社のEmergency Bug Fix(EBF)108240をInformatica PowerCenter 7.1.4インストールに適用する必要があります。EBF製品ファイルは、Oracle BI Applications 7.9.4のインストールCDの\Third_Party_Software\Informatica\Patch2ディレクトリにあります。EBFをインストールする方法の詳細は、EBF製品ファイルと同じ場所にあるEBF108240.htmlファイルを参照してください。
EBF108240.htmlファイルに記載されている指示では、Informatica PowerCenter 7.1.4がWindowsマシン上で動作している次のレジストリ・パスを参照しています。
\hkey_local_machine\system\currentcontrolset\services\powermart\configuration
使用しているマシンとInformatica 7.1.4インストールによっては、パスは次のようになる場合があります。
\hkey_local_machine\system\currentcontrolset\services\powermart\parameters\configuration
この項の手順を開始する前に、次を実行してください。
既存のDACリポジトリに対して行われたカスタマイズを調べます。
既存のDACリポジトリを別のデータベースにバックアップしてから名前を変更してあることを確認します。DACリポジトリをバックアップする際は、標準のDACエクスポート・フォルダとは別のフォルダに、DACメタデータをXMLフォーマットでエクスポートします(DACのエクスポート・ツールを使用)。標準のDACエクスポート・フォルダは、バックアップが格納されるフォルダです(DAC\export)。DACメタデータをエクスポートする方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Applicationsデータ・ウェアハウス管理コンソール・ガイド』を参照してください。
DACメタデータのリポジトリをアップグレードするには:
現在使用しているDACリポジトリ・テーブルを、新しいリリースのDACリポジトリと互換性のあるテーブルにアップグレードします。
DACメタデータを既存のDACリポジトリから読み込むように、新しいリリースのDACクライアントを構成します。
DACにログインし、リポジトリ・テーブルのアップグレードに関する応答要求メッセージが表示されたら、「Yes」を選択します。
すべてのアプリケーション(カスタム・アプリケーションも含まれる)をカスタム・リポジトリからエクスポートします。エクスポート先は、標準のDACエクスポート・フォルダ(DAC\export)とは別のフォルダ、またはメタデータを以前のフォーマットでバックアップしたときにバックアップ先として使用したフォルダです。
アプリケーションの新しいDACメタデータを標準のDACエクスポート・フォルダ(DAC\export)からインポートします。「Truncate Repository Tables」チェック・ボックスを選択します。
DACメタデータをインポートする方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Applicationsデータ・ウェアハウス管理コンソール・ガイド』を参照してください。
ソース・システム・コンテナを更新して、カスタマイズされたアプリケーションで欠落しているオブジェクトを探します。
DACのメニュー・バーで、「File」→「Refresh Source System Containers」を選択します。
使用可能なソース・システム・コンテナの一覧が、「View」ボタンの右側にあるコンテナ一覧に表示されます。
適切なソース・システム・コンテナを一覧から選択し、「OK」をクリックします。
ソース・システム・コンテナを更新することを確認します。
カスタマイズされたアプリケーションにおいて、すべてのサブジェクトエリアと実行プランを再作成し、オブジェクト依存性において新しい変更が反映されるようにします。サブジェクトエリアと実行プランを作成する方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Applicationsデータ・ウェアハウス管理コンソール・ガイド』を参照してください。
次の手順に従って、Informaticaリポジトリをアップグレードします。
Informaticaリポジトリをアップグレードするには:
現在使用しているInformaticaリポジトリをバックアップしてから名前を変更してあることを確認します。
詳細は、Informatica関連のドキュメントを参照してください。このドキュメントは、Oracle Business Intelligence ApplicationsのCD-ROMにあるThird_Party_Software\Informatica\Informatica 7.1.4 PowerCenter Docフォルダに格納されています。
Oracle_BI_DW_Base.repファイルをOracleBI\dwrep\Informatica\RepositoryフォルダからInformatica PowerCenter 7.1.4\RepositoryServer\bin\Backupフォルダにコピーします。
Informatica Repository Consoleを起動して、Oracle_BI_DW_Base.rep(Informatica PowerCenter 7.1.4\RepositoryServer\bin\Backupにあります)を復元します。
以前使用していたInformaticaリポジトリからカスタム・フォルダを、新規に作成したInformaticaリポジトリにコピーします。
Informatica Repository Managerを起動して、以前使用していたInformaticaリポジトリと新規作成のInformaticaリポジトリの両方に接続します。
以前使用していたリポジトリのカスタム・フォルダを、新規作成のInformaticaリポジトリにコピーします。
カスタム・フォルダの各マッピングに対して個別にワークフローが存在していることを確認します。
Oracle BI Applicationsリリース7.9.4では、新しいカラムがOracle Business Analytics Warehouseに追加されました。カスタム・マッピングを調べて、新しいカラムをマッピングに追加する必要性を確認してください。
DACにおいてマッピングを登録します。
この項の手順では、新しいテーブル、カラムおよびインデックスを、既存のデータ・ウェアハウスのスキーマに追加します。これによって、既存のデータを変更したり破壊することはありません。
データ・ウェアハウスのスキーマをアップグレードし、アップグレードしたデータ・ウェアハウスにデータを移行するには:
792_UPGRADE_PRE_CTL_SCRIPT.sqlスクリプトを実行します。
データベースタイプに対応するSQLクライアントを起動します(たとえば、Oracleの場合はSQLPLUS、SQL Serverの場合はQuery Analyzer、DB2の場合はコマンド・ウィンドウ)。
OracleBI\dwrep\Upgrade\DbScripts\<database type>フォルダにナビゲートします。
792_UPGRADE_PRE_CTL_SCRIPT.sqlファイルを開いてから、ファイルの内容をSQLクライアントにコピーします。
スクリプトを実行します。
DACを使用して、新しいリリースのスキーマに対応したデータ・ウェアハウス用テーブルを作成します。
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注意: これらの手順を実行する前に、既存のスキーマを削除しないでください。 |
メニュー・バーで、「Tools」→「ETL Management」→「Configure」を選択します。
ソース・データベースとターゲット・データベースでは適切なデータベースタイプを選択します。
「Create Data Warehouse Tables」を選択してから、「Next」をクリックします。
適切なデータベース情報を入力してから、「Start」をクリックします。
792_UPGRADE_PRE_DIMENSION_SCRIPT.sqlスクリプトを実行します。
データベースタイプに対応するSQLクライアントを起動します。
OracleBI\dwrep\Upgrade\DbScripts\<database type>フォルダにナビゲートします。
792_UPGRADE_PRE_DIMENSION_SCRIPT.sqlファイルを開いてから、ファイルの内容をSQLクライアントにコピーします。
スクリプトを実行します。
トランザクション・データベースをSiebel Applications 8.0にアップグレードした場合、ワークフローを実行して、アップグレードしたデータ・ウェアハウスにデータを移行します。
Informatica Workflow Managerで、UPGRADE_790_TO_791_SBL80UPGフォルダにナビゲートします。
指定された順序で次のワークフローを実行します。
UPGRADE_DIMENSIONS
UPGRADE_FACTS
データの移行が正常に行われたことを検証します。検証では、\Informatica PowerCenter 7.1.4\Server\SessLogsディレクトリに格納されたInformaticaマッピング・ログファイルを調べて、エラーや失敗を示すログがないことを調べます。
reset_infa_seq_gen.batスクリプトを使用して、メインのInformaticaリポジトリ(Oracle_BI_DW_Base.rep)上で増分実行するために、Informatica Sequence Generatorを初期化します。
OracleBI\dwrep\Upgrade\DbScripts\<database type>フォルダにナビゲートします。
reset_infa_seq_gen.batファイルを起動します。
スクリプトのファイルを起動するとコマンド・プロンプトが表示され、次に示す表に記載されたパラメータに関する応答要求メッセージが表示されます。
環境を反映した適切なパラメータ値を入力します。パラメータはデータベース固有です。
Oracleデータベースの場合:
| パラメータ | 設定 |
|---|---|
OLAP USERNAME |
データ・ウェアハウス・データベースのユーザーIDを入力します。 |
OLAP PASSWORD |
データ・ウェアハウス・データベースの接続文字列(ユーザーIDとパスワードの組合せ)を入力します。 |
INFORMATICA DB USERNAME |
メインのInformatica RepositoryデータベースのユーザーIDを入力します。 |
INFORMATICA DB PASSWORD |
メインのInformatica Repositoryデータベースの接続文字列(パスワード)を入力します。 |
INFORMATICA REPOSITORY |
メインのInformatica Repositoryの名前を入力します。 |
INFORMATICA REPOSITORY USERNAME |
メインのInformatica RepositoryのユーザーIDを入力します。 |
INFORMATICA REPOSITORY PASSWORD |
メインのInformatica Repositoryのパスワードを入力します。 |
INFORMATICA REPOSITORY SERVER ADDRESS |
メインのInformatica Repository Serverのホスト名を入力します。 |
INFA_FOLDER |
Siebel Applications(Horizontal)の場合はHORの値を、Siebel Industry Applications(Vertical)の場合はVERTの値を入力します。 |
Microsoft SQL Serverデータベースの場合:
| パラメータ | 設定 |
|---|---|
OLAP_SERVER |
OLAPデータベース用SQL Serverの名前を入力します。 |
OLAP DATABASE |
OLAPデータが使用できるデータベースの名前を入力します。 |
OLAP USERNAME |
データ・ウェアハウス・データベースのユーザーIDを入力します。 |
OLAP PASSWORD |
データ・ウェアハウス・データベースの接続文字列(ユーザーIDとパスワードの組合せ)を入力します。 |
INFORMATICA SERVER ADDRESS |
Informatica Repositoryデータベース用SQL Serverの名前を入力します。 |
INFORMATICA DATABASE |
Informatica Repositoryメタデータが使用できるデータベースの名前を入力します。 |
INFORMATICA DB USERNAME |
メインのInformatica RepositoryデータベースのユーザーIDを入力します。 |
INFORMATICA DB PASSWORD |
メインのInformatica Repositoryデータベースの接続文字列(パスワード)を入力します。 |
INFORMATICA REPOSITORY |
メインのInformatica Repositoryの名前を入力します。 |
INFORMATICA REPOSITORY USERNAME |
メインのInformatica RepositoryのユーザーIDを入力します。 |
INFORMATICA REPOSITORY PASSWORD |
メインのInformatica Repositoryのパスワードを入力します。 |
INFORMATICA REPOSITORY SERVER ADDRESS |
メインのInformatica Repository Serverのホスト名を入力します。 |
INFA_FOLDER |
Siebel Applications(Horizontal)の場合はHORの値を、Siebel Industry Applications(Vertical)の場合はVERTの値を入力します。 |
IBM DB2データベースの場合:
| パラメータ | 設定 |
|---|---|
OLAP USERNAME |
データ・ウェアハウス・データベースのユーザーIDを入力します。 |
OLAP PASSWORD |
データ・ウェアハウス・データベースの接続文字列(ユーザーIDとパスワードの組合せ)を入力します。 |
INFORMATICA DB USERNAME |
アップグレードInformatica RepositoryデータベースのユーザーIDを入力します。 |
INFORMATICA DB PASSWORD |
メインのInformatica Repositoryデータベースの接続文字列(パスワード)を入力します。 |
INFA DATABASE ALIAS |
Informatica Repositoryメタデータが使用できるデータベースの名前を入力します。 |
INFORMATICA REPOSITORY |
メインのInformatica Repositoryの名前を入力します。 |
INFORMATICA REPOSITORY USERNAME |
メインのInformatica RepositoryのユーザーIDを入力します。 |
INFORMATICA REPOSITORY PASSWORD |
Informatica Repositoryのパスワードを入力します。 |
INFORMATICA REPOSITORY SERVER ADDRESS |
アップグレードInformatica Repository Serverのホスト名を入力します。 |
INFA_FOLDER |
Siebel Applications(Horizontal)の場合はHORの値を、Siebel Industry Applications(Vertical)の場合はVERTの値を入力します。 |
この項のプロセスにより、以前のリリースのOracle BIリポジトリにおけるカスタマイズ内容を、新しいリリースのOracle BIリポジトリとマージします。このプロセスを開始する前に、既存のリポジトリをバックアップしてから名前を変更してあることを確認してください。
リポジトリをアップグレードするために行う作業は次のとおりです。
この項に記載している作業では、複数のバージョンのOracle BIリポジトリについて言及しています。表5-1には、この項の例で使用しているリポジトリの名前と説明が記載されています。
表5-1 例で使用されているAnalyticsリポジトリの名前
| リポジトリの名前 | 説明 |
|---|---|
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OracleBIAnalyticsApps_79x.rpd |
アップグレード元リリース用の標準Oracle BIリポジトリです。 注意: 以前のリリースの標準リポジトリは、\OracleBI\Upgradeフォルダで利用できます。 |
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OracleBIAnalyticsApps.rpd |
アップグレード先リリース用の標準Oracle BIリポジトリです。 |
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Customer_OracleBIAnalyticsApps.rpd |
アップグレード元リリース用のカスタマイズ内容のあるOracle BIリポジトリです。 |
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Merged_Repository_OracleBI.rpd |
アップグレード先リリース用のカスタマイズ内容のあるOracle BIリポジトリです。 |
次の手順に従って、リポジトリのアップグレードを準備します。
Analyticsリポジトリのアップグレードを準備するには:
マージ・プロセス用のディレクトリ(\OracleBIUpgradeなど)を設定し、次のサブフォルダを作成します。
Original
AfterEqualize
AfterMerge
AfterManualWork
AfterRegressions
元のリポジトリ(たとえば、OracleBIAnalyticsApps_79x.rpd)、本番リポジトリ(たとえば、Customer_OracleBIAnalyticsApps.rpd)および最新インストールのリポジトリ(たとえば、OracleBIAnalyticsApps.rpd)を、\OracleBIUpgrade\Originalフォルダにコピーします。
現在使用している環境において、Oracle BIリポジトリを使用しているモジュールが1つ以上あるOracle BI Applicationsが実行しており、そのOracle BIリポジトリは、標準のOracle BIリポジトリファイル(以前のリリースに付属していたもの)からモジュールのために対応プロジェクトを抽出したものである場合、OracleBIAnalyticsApps_79x.rpdファイルから同じプロジェクトを抽出してから元のリポジトリとして使用する必要があります。前回アップグレードしたときに抽出に使用した元のリポジトリがある場合、元のリポジトリファイルとして使用できます。これによって、今回アップグレードする際に追加する新規メタデータの喪失が防止されます。
また、大量のオブジェクトを削除することでカスタマイズしたOracle BIリポジトリがある場合に、これらのオブジェクトを今回のアップグレードで元に戻すためには、OracleBIAnalyticsApps_79x.rpdファイルで同様に削除処理し、削除処理したファイルを元のリポジトリファイルとして使用する必要があります。これによって、今回アップグレードする際に追加する新規メタデータの喪失が防止されます。
Administration Toolのマージ機能は変更検出アルゴリズムに基づいています。このアルゴリズムによって、リポジトリを適切にアップグレードするために適用が必要な変更を調べます。このアルゴリズムが適切に動作するためには、3つのリポジトリ(たとえば、OracleBIAnalyticsApps_79x.rpd、OracleBIAnalyticsApps.rpdおよびCustomer_OracleBIAnalyticsApps.rpd)にあるオブジェクトで同等なオブジェクトを調べる必要があります。
この手順のポイントは、OracleBIAnalyticsApps.rpdとCustomer_OracleBIAnalyticsApps.rpdにあるすべてのオブジェクトが、OracleBIAnalyticsApps_79x.rpdから派生したものであるかどうかを調べることです。
Administration Toolの同等化機能を使用して、これらのオブジェクトにおいて同等化の処理を行います。出力オプション(-O)で指定したファイルは、同等化プロセス中に変更される唯一のファイルになります。
同等化機能には、次に示すようなメカニズムがあります。これらのメカニズムによって、別々のリポジトリにあるオブジェクトがセマンティクス的に同等であるかどうかを調べます。
完全修飾名: あるリポジトリにあるオブジェクトの完全修飾名が、別のリポジトリにある同じクラスに属する別のオブジェクトの完全修飾名と同じ場合、これらのオブジェクトは同等であると宣言されます。
単純文字列置換: 別々のリポジトリにある同じクラスに属する別々のオブジェクトで、オブジェクトの名前が異なっていてもキーとなる文字のみが異なる場合、それらのオブジェクトは同等であると宣言できます。equalizerpds実行可能ファイルでは、完全修飾名のチェックの際にこれらの文字は無視されます。たとえば、「_」と「 」の文字が同等であると宣言されている場合、"Core"."W_DAY_D"は"Core"."W DAY D"と同等であるとみなすことができます。
名前変更ファイル: 前述に示したルールが適用されない場合、equalizerpds実行可能ファイルへの入力としてスクリプトを使用すると、手動で同等と宣言できます。主要なリリースに対応する名前変更ファイル(MAP)が付属しています。これらのファイルは、OracleBI\Upgradeフォルダにあります。また、製品に付属している名前変更ファイルで対応しないカスタマイズがある場合、独自の名前変更ファイルも作成できます。名前変更ファイルはMicrosoft Excelで開いて編集できます。
equalizerpdsコマンドの構文を次に示します。
equalizerpds.exe -A userid1 [-B [password1]] -C base_repository_name -D userid2 [-E [password2]] -F repository2_name [-J udml_utf8_file_name_equalization] [-O ouput_repository_name] [-X] [-Y equalStringSet] -X Treat 'Factxxxx' as 'Fact' in Business Model. -Y Treat the characters as equals. /? Display this usage information and exit.
リポジトリの同等化を行うには:
適切なMAPファイルをOracleBI\Upgradeフォルダからequalizerpds.exe実行用フォルダ(たとえば、\OracleBIUpgrade\Original)にコピーします。
equalizerpds.exeを実行して、最新インストールのリポジトリ(たとえば、OracleBIAnalyticsApps.rpd)と元のリポジトリ(たとえば、OracleBIAnalyticsAppss_79x.rpd)の同等化を行います。equalizerpdsコマンドの例を次に示します。
equalizerpds -A Administrator -B SADMIN -C \\OracleBIUpgrade\Original\OracleBIAnalyticsApps_791.rpd -D Administrator -E SADMIN -F \\OracleBIUpgrade\Original\OracleBIAnalyticsApps.rpd -O \\OracleBIAnalyticsUpgrade\AfterEqualize\OracleBIAnalyticsApps.rpd -X -J rename7x-79.map
MAPファイルは、OracleBI\Upgradeフォルダにあります。
equalizerpds.exe実行可能ファイルが正常に実行されると、返されるエラーはありません。
equalizerpds.exeを実行して、カスタマイズ・リポジトリ(たとえば、Customer_OracleBIAnalyticsApps.rpd)と元のリポジトリ(たとえば、OracleBIAnalyticsApps_79x.rpd)の同等化を行います。equalizerpdsコマンドの例を次に示します。
equalizerpds -A Administrator -B SADMIN -C \\OracleBIUpgrade\Original\OracleBIAnalyticsApps_791.rpd -D Administrator -E SADMIN -F \\OracleBIUpgrade\Original\Customer_OracleBIAnalyticsApps.rpd -O \\OracleBIUpgrade\AfterEqualize\Customer_OracleBIAnalyticsApps.rpd
カスタマイズ・リポジトリと元のリポジトリとの同等化を行うequalizerpdsを実行しても、名前変更ファイルは使用されません。
元のリポジトリは新しい場所において変更されずにコピーされていることを確認してください。これによって、スクリプト実行後、3つのリポジトリすべてが、\OracleBIUpgrade\AfterEqualizeディレクトリ内に格納されるようになります。
プロセスが正常に完了したことを確認するには、リポジトリのサイズを比較します。出力リポジトリ(-O)のサイズは、同等化(-F)を行ったリポジトリのサイズに近似した値になります。
次の手順に従って、新しいリリースのアップグレード先リポジトリと既存のリポジトリを比較します。
Analyticsリポジトリを比較するには:
Administration Toolのリポジトリ比較機能を使用して、新しいリリースのアップグレード先リポジトリと既存のリポジトリとの違いを分析します。新しいリリースのリポジトリにおいて要素が作成、削除または変更されている場所に注意してください。新しいメタデータを使用でき、既存のリポジトリにおけるカスタマイズ内容を廃棄できるかどうかを検討してください。
Administration Toolのリポジトリ比較機能を使用する方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Server管理ガイド』を参照してください。
この項の手順では、メインのアルゴリズムを実行してリポジトリをアップグレードします。リポジトリをマージする方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Server管理ガイド』を参照してください。
複数のバージョンのOracle BIリポジトリをマージするには:
3つのリポジトリ(たとえば、OracleBIAnalyticsApps_79x.rpd、OracleBIAnalyticsApps.rpdおよびCustomer_OracleBIAnalyticsApps.rpd)をAfterMergeフォルダにコピーします。
\OracleBIUpgrade\AfterMergeフォルダにある最新インストール版リポジトリ(たとえば、OracleBIAnalyticsApps.rpd)を開きます。
リポジトリを別の名前(たとえば、Merged_Repository_OracleBIAnalyticsApps.rpd)で保存します。
新しく保存したリポジトリには、アップグレードの最終結果の内容が格納されます。
Administration Toolのメニュー・バーで、「File」→「Merge」を選択します。
「Select Original Repository」ダイアログ・ボックスで、元のリポジトリ(たとえば、OracleBIAnalyticsApps_79x.rpd)を選択します。
パスワードを入力してから「OK」をクリックします。
「Select for the Modified Repository field」をクリックします。
「Select Modified Repository」ダイアログ・ボックスで、以前のリリースのAnalyticsリポジトリに対するカスタマイズが含まれるリポジトリを選択します。
「Open」をクリックしてパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
「Decision」ドロップダウン・リストで、リポジトリ変更に対応する操作を選択するか、デフォルト操作を受け入れます。
「Decision」フィールドが空の後続の行を検出するには、「Decision」ヘッダー・セルをクリックします。
すべての行の「Decision」フィールドに値が入力されると、「Merge」ボタンが有効になります。
「Merge」をクリックします。
作業しているリポジトリのサイズによっては、このプロセスの所要時間が最大40分になる場合があります。マージが完了すると、メッセージにより通知が行われます。
一貫性チェックを実行する場合は、「はい」をクリックします。
一貫性チェックで返されたエラーの数により、マージ・プロセスの実行結果を判定します。発生したエラーの数が多い場合(たとえば、300個以上)、エラーの原因を分析する必要があります。マージ・プロセスにおいて別々のオブジェクトが同等であるとの認識に失敗したとき、名前変更ファイルの編集が必要になる場合があります。それは、現在使用しているリポジトリにオブジェクトがある場合です。また、多くのオブジェクトの名前を変更したが、アップグレード・エンジンでそれらを元のオブジェクトに関連付ける処理が失敗した場合、独自に名前変更ファイルを追加する必要が発生する場合があります。
また、マージを再実行する前に、「Decision」ドロップダウン・リストで選択した操作の変更が必要になる場合もあります。これによって、手作業での対処が必要なエラーの数が減少して、時間を節約できる場合があります。
マージの結果が満足できる水準に達しても、残りのエラーを手作業で対処する必要があります。次の手順に進む前に、すべてのエラーに対処することが重要です。このリポジトリは、次のステージの入力として使用します。
また、カスタマイズしたオブジェクトのすべてが存在していることと、重複した物理テーブルが存在しないことも確認する必要があります。重複した物理テーブルの有無を確認するには、次のようなクエリーを使用して物理テーブルを検索します。
where name like '*#1'
リポジトリを\OracleBIUpgrade\AfterManualWorkフォルダにコピーします。
リポジトリのマージで回帰テストを実行する目的は、レポートで使用される論理SQL文のセットを収集して、新しいメタデータで作業が続行されることを確認することです。このために、次の手順を実行することをお薦めします。
回帰テストを実行するには:
回帰テストにおいて含める必要があるレポートを実行します。これらのレポートは、Presentation Catalogにおけるレポートのサブセットの場合があります。
前述の手順で生成された論理SQL文を収集します。このために使用状況トラッキングを使用したり、クエリー・ログファイルを解析することができます。
使用状況トラッキングの詳細は、『Oracle Business Intelligence Server管理ガイド』を参照してください。
\OracleBI\server\binにあるnQCmd.exeコマンドライン・ユーティリティを使用して、論理SQL文を古いリポジトリに対して実行し、その結果をファイルに保存します。
nQCmd.exeユーティリティの詳細は、『Oracle Business Intelligence Server管理ガイド』を参照してください。
論理SQLテスト・スクリプトを編集して、アップグレードした結果による変更内容や名前の変更を無効にするように変更します。
編集した論理SQLテスト・スクリプトをマージ・リポジトリに対して実行し、その結果を保存します。
前述の手順で実行した結果を比較して、差異を解釈します。これらの差異の原因がアップグレード・プロセスによるものと判断した場合、手作業で対処する必要があります。
これによって、新しいOracleBIAnalyticsApps.rpdと本番リポジトリからマージされた内容が、このリポジトリに格納されます。
組織で次が実行されていた場合、現在使用しているOracle BI Presentation Catalogをアップグレードする必要があります。
ビルトイン・アプリケーションがすでにインストールされている場合
現在使用しているOracle BI Presentation Catalogをカスタマイズしてある場合
以前のバージョンのビルトイン・アプリケーションで配布されたPresentation Catalogに変更を加えていない場合は、カタログのアップグレードは必要ありません。新しいバージョンのカタログを使い始めることができます。
この項の内容は次のとおりです。
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注意: Oracle BI Applicationsリリース7.9よりも前のリリースでは、Presentation Catalog(旧称はSiebel Analytics Web Catalog)は、個々のファイルのディレクトリ構造ではなく、単一のファイルに格納されていました。以前のリリースのPresentation Catalogがある場合は、新しいフォーマットに変換する必要があります。Presentation Catalogを新しいフォーマットに変換する方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Infrastructureアップグレード・ガイド』を参照してください。 |
現在使用しているPresentation Catalogをアップグレードしてから、新しいPresentation Catalogとマージする前に、保持対象となる既存の内容と組込み対象となる新しい内容を調べてください。既存のPresentation Catalogを調べて、レポートとダッシュボードの使用パターンを調査します。既存のカタログに事前構成済の内容のいくつかが、再設計されたフォーマットで新しいバージョンに表示される場合があることに注意してください。さらに、新しいバージョンには新しい内容がすべて格納されます。全社Presentation Catalogを構成する内容にすると判断したら、Catalog Managerを使用して入力カタログを調整します。カタログを調整する方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Presentation Services管理ガイド』を参照してください。
Presentation Catalogのアップグレード・プロセスでは、次に示す3つのカタログが使用されます。
オリジナルのPresentation Catalog: これは、変更されていないPresentation Catalogで、アップグレード元のOracle BI Applicationsリリースに付属していたカタログです。
新しいPresentation Catalog: これは、OracleBIData\web\catalogフォルダにインストールされているPresentation Catalogで、Oracle BI Applicationsのインストールに付属しているカタログです。
現在使用しているPresentation Catalog: これは、所属する組織で現在使用しているPresentation Catalogです。
このアップグレード・プロセスではCatalog Managerを使用します。Catalog Managerでは、現在使用しているPresentation Catalogと変更されているPresentation Catalogの両方の内容を、オリジナルのPresentation Catalogの内容と比較します。そして、現在使用しているPresentation Catalogに変更内容をマージしてから、アップグレードの差異に関する一覧を作成します。差異を処理する方法を示すことでこれらを解決する必要があります。カタログの内容が競合する場合、内容を優先的に取得する対象カタログを選択できます。最終結果は、マージされたPresentation Catalogになります。このカタログにはサイト固有の変更が反映され、新しいメタデータも同様に反映されます。
現在使用しているPresentation Catalogを新しいバージョンにアップグレードするには:
現在使用しているPresentation Catalogのバックアップ・コピーを作成します。そして、フォルダ名を<catalogname>_oldに変更してから一時的な場所に移動します。
オリジナルのPresentation Catalogを、現在使用しているPresentation Catalog格納用フォルダにコピーしてから、名前を<catalogname>_Originalに変更します。
Catalog Managerを起動してから、新しいPresentation Catalogをオフライン・モードで開きます。
「Tools」→「Upgrade Catalog」を選択します。
「original Presentation Catalog」フィールドで、オリジナルのPresentation Catalogの場所を探して参照します。
「Current Presentation Catalog」フィールドで、現在使用しているWeb Catalog(<catalogname>_old)の場所を探して参照します。
「OK」をクリックします。
アップグレードの差異を次のようにして解決します。
「Unresolved」差異リストでそれぞれの未解決差異を確認します。
それぞれの未解決差異で、保持するバージョンを選択します。
「OK」をクリックします。
SiebelAnalyticsMigrationLog.txtログファイルには、マージ・プロセスに関する情報が記録されます。このログファイルは、\OracleBI\web\catalogmanagerに書き込まれます。エラーがログファイルに記録されている場合、マージ・メカニズムでマージを解決できなかった問題が、該当のパスに存在することを意味します。何も対処は行われていません。特定の項目をマージするには、オリジナルのPresentation Catalogに移動してから手動でマージします。
アップグレードしたPresentation Catalogを調べ、必要に応じてオブジェクトの権限を設定します。
新しいPresentation Catalogを保存します。
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注意: この項の手順を実行する前に、アップグレードしたデータ・ウェアハウスに最初にデータを移行する必要があります。 |
Presentation Catalogのアップグレード機能では、自動的にオブジェクトの権限が継承されません。したがって、この項の手順を実行する前に、Presentation Catalogオブジェクトの権限を確認する必要があります。
この手順によって、アップグレードされたレポートと事前構成済の新規レポートが適切に機能して、マージされた新規Presentation Catalog内で適切な結果にレンダリングされるようになります。この手順は一般的に、最初から最後までのすべてのアップグレード・プロセスを行った最終結果を目視で確認することで行います。
アップグレードされたレポートの場合、比較目的に行う適切な手法としては、複数の共存環境を用意して、ユーザーに対して特定のダッシュボード内容を別々の環境で確認するように依頼することがあります。アプリケーションのルック・アンド・フィールだけでなく、レポートに格納されるデータも調べて、内容が同一であることを確認します。日常業務を通常遂行する際に使用するユーザー・インタフェースの様々な要素を使用して結果を検証することを、ユーザーにリクエストすることをお薦めします。様々な要素の例としては、グローバルプロンプト、カラム・セレクタ、レポートフィルター、ドリル、ナビゲーションなどがあります。
また、新しいPresentation Catalogにおいて全体的な表示設定と管理設定を調べて適切であることを確認してください。アップグレード中に移行した内容に対して確立した表示ルールに注意してください。これらの設定に関して手動での調整が必要になる場合があります。