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Oracle Collaboration Suite Microsoft Active Directoryとの統合
リリース2(9.0.4)for Solaris Operating System(SPARC)
部品番号: B15727-01
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はじめに

Oracle Collaboration Suiteリリース2(9.0.4)の配置でIDを管理する場合、Oracle Collaboration Suite Identity ManagementのかわりにMicrosoft Active Directoryを使用できます。Oracle Collaboration SuiteでMicrosoft Active Directoryを使用するには、Microsoft Active DirectoryをOracle Application Server 10g(9.0.4)と統合する必要があります。

このドキュメントは、Microsoft Active DirectoryをOracle Application Server 10g(9.0.4)と統合する場合に実行する必要がある手順を説明する既存のOracleドキュメントを整理してまとめたものです。

Oracle Collaboration Suite 9.0.4の配置へのMicrosoft Active Directoryの統合を正常に行うには、このドキュメントで説明する作業を章の順序に従って実行します。次に示す「マニュアルの構成」を参照してください。

ここでは、次の内容について説明します。


注意:

このドキュメントには、発行された時点での最も正確な情報が記載されています。最新情報は、Oracle Technology Network Japan(http://otn.oracle.co.jp/)で入手できます。

対象読者

このドキュメントは、Oracle Collaboration SuiteにMicrosoft Active Directoryを統合しようとしているOracle Collaboration Suiteリリース2(9.0.4)ユーザーを対象としています。

マニュアルの構成

このドキュメントは、次の章で構成されています。

関連ドキュメント

Oracle Collaboration Suiteの追加情報については、次に示すドキュメントを参照してください。これらのドキュメントは、次のURLで入手できます。

http://otn.oracle.co.jp

Oracleデータベースに関するドキュメント


『Oracle9i データベース管理者ガイド』

Oracle Application Serverに関するドキュメント


『Oracle Application Server 10g アップグレード 10g(9.0.4)』
『Oracle Application Server 10g管理者ガイド』

管理およびセキュリティ関するドキュメント


『Oracle Application Server Single Sign-On管理者ガイド』
『Oracle Internet Directory管理者ガイド』

表記規則

この項では、このマニュアルの本文およびコード例で使用される表記規則について説明します。この項の内容は次のとおりです。

本文の表記規則

本文では、特定の項目が一目でわかるように、次の表記規則を使用します。次の表に、その規則と使用例を示します。

規則 意味
太字 太字は、本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。 この句を指定すると、索引構成表が作成されます。
固定幅フォントの大文字 固定幅フォントの大文字は、システム指定の要素を示します。このような要素には、パラメータ、権限、データ型、Recovery Managerキーワード、SQLキーワード、SQL*Plusまたはユーティリティ・コマンド、パッケージおよびメソッドがあります。また、システム指定の列名、データベース・オブジェクト、データベース構造、ユーザー名およびロールも含まれます。 NUMBER列に対してのみ、この句を指定できます。

BACKUPコマンドを使用して、データベースのバックアップを作成できます。

USER_TABLESデータ・ディクショナリ・ビュー内のTABLE_NAME列を問い合せます。

DBMS_STATS.GENERATE_STATSプロシージャを使用します。

固定幅フォントの小文字 固定幅フォントの小文字は、実行可能ファイル、ファイル名、ディレクトリ名およびユーザーが指定する要素のサンプルを示します。このような要素には、コンピュータ名およびデータベース名、ネット・サービス名および接続識別子があります。また、ユーザーが指定するデータベース・オブジェクトとデータベース構造、列名、パッケージとクラス、ユーザー名とロール、プログラム・ユニットおよびパラメータ値も含まれます。











注意: プログラム要素には、大文字と小文字を組み合せて使用するものもあります。これらの要素は、記載されているとおりに入力してください。

パスワードは、orapwdファイルで指定します。

/disk1/oracle/dbsディレクトリ内のデータ・ファイルおよび制御ファイルのバックアップを作成します。

hr.departments表には、department_iddepartment_nameおよびlocation_id列があります。

QUERY_REWRITE_ENABLED初期化パラメータをtrueに設定します。

oeユーザーとして接続します。

JRepUtilクラスが次のメソッドを実装します。

固定幅フォントの小文字のイタリック 固定幅フォントの小文字のイタリックは、プレースホルダまたは変数を示します。 parallel_clause を指定できます。

Uold_release.SQLを実行します。ここで、old_release は、アップグレード前にインストールしたリリースを示します。

山カッコ< >内のテキスト 山カッコは、このドキュメントのOracle Calendarに関する項の変数を示します。 <hostname><port>を入力します。

コード例の表記規則

コード例は、SQL、PL/SQL、SQL*Plusまたは他のコマンドライン文の例です。次のように固定幅フォントで表示され、通常のテキストと区別されます。

SELECT username FROM dba_users WHERE username = 'MIGRATE';


次の表に、コード例で使用される表記規則とその使用例を示します。

規則 意味
[ ] 大カッコは、カッコ内の項目を任意に選択することを表します。大カッコは、入力しないでください。 DECIMAL (digits [ , precision ])
{ } 中カッコは、カッコ内の項目のうち、1つが必須であることを表します。中カッコは、入力しないでください。 {ENABLE | DISABLE}
|
縦線は、大カッコまたは中カッコ内の複数の選択項目の区切りに使用します。項目のうちの1つを入力します。縦線は、入力しないでください。 {ENABLE | DISABLE}

[COMPRESS | NOCOMPRESS]

... 水平の省略記号は、次のいずれかを示します。
  • 例に直接関連しないコードの一部が省略されている。

  • コードの一部を繰り返すことができる。

CREATE TABLE ... AS subquery;

SELECT col1, col2, ... , coln FROM employees;
.
.
.
垂直の省略記号は、例に直接関連しない複数の行が省略されていることを示します。
SQL> SELECT NAME FROM V$DATAFILE;
NAME
------------------------------------
/fsl/dbs/tbs_01.db
/fs1/dbs/tbs_02.dbf
.
.
.
/fsl/dbs/tbs_09.dbf
9 rows selected.
その他の記号 大カッコ、中カッコ、縦線および省略記号以外の記号は、記載されているとおりに入力する必要があります。
acctbal NUMBER(11,2);
acct    CONSTANT NUMBER(4) := 3;
イタリック体 イタリック体は、特定の値を指定する必要があるプレースホルダや変数を示します。
CONNECT SYSTEM/system_password
DB_NAME = database_name
UPPERCASE
大文字は、システム指定の要素を示します。これらの要素は、ユーザー定義の要素と区別するために大文字で示されます。大カッコ内にないかぎり、表示されているとおりの順序および綴りで入力します。ただし、大/小文字が区別されないため、小文字でも入力できます。
SELECT last_name, employee_id FROM employees;
SELECT * FROM USER_TABLES;
DROP TABLE hr.employees;
lowercase
小文字は、ユーザー指定のプログラム要素を示します。たとえば、表名、列名またはファイル名などです。

注意: プログラム要素には、大文字と小文字を組み合せて使用するものもあります。これらの要素は、記載されているとおりに入力してください。

SELECT last_name, employee_id FROM employees;
sqlplus hr/hr
CREATE USER mjones IDENTIFIED BY ty3MU9;
山カッコ< >内のテキスト 山カッコは、このドキュメントのOracle Calendarに関する項の変数を示します。<hostname><port>を入力します。 %$ORACLE_HOME/bin/ldapmodify -h <host> -p <port> -D cn=orcladmin -w <password> -f index.ldif

Microsoft Windowsオペレーティング・システム環境での表記規則

次の表に、Microsoft Windowsオペレーティング・システム環境での表記規則とその使用例を示します。

規則 意味
ファイル名およびディレクトリ名 ファイル名およびディレクトリ名は大/小文字が区別されません。特殊文字の左山カッコ(<)、右山カッコ(>)、コロン(:)、二重引用符(")、スラッシュ(/)、縦線(|)およびハイフン(-)は使用できません。円記号(¥)は、引用符で囲まれている場合でも、要素のセパレータとして処理されます。Windowsでは、ファイル名が¥¥で始まる場合、汎用命名規則が使用されていると解釈されます。
c:\winnt"\"system32はC:\WINNT\SYSTEM32と同じです。
Windowsコマンド・プロンプト Windowsコマンド・プロンプトには、カレント・ディレクトリが表示されます。このマニュアルでは、コマンド・プロンプトと呼びます。コマンド・プロンプトのエスケープ文字はカレット(^)です。
C:\oracle\oradata>
特殊文字 Windowsコマンド・プロンプトで二重引用符(")のエスケープ文字として円記号(¥)が必要な場合があります。丸カッコおよび一重引用符(')にはエスケープ文字は必要ありません。エスケープ文字および特殊文字の詳細は、Windowsオペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。
C:\>exp scott/tiger TABLES=emp QUERY=\"WHERE job='SALESMAN' and sal<1600\"
C:\>imp SYSTEM/password FROMUSER=scott TABLES=(emp, dept)
HOME_NAME Oracleホームの名前を表します。ホーム名には、英数字で16文字まで使用できます。ホーム名に使用可能な特殊文字は、アンダースコアのみです。 C:\> net start OracleHOME_NAMETNSListener
ORACLE_HOMEおよびORACLE_BASE Oracle8iより前のリリースでは、Oracleコンポーネントをインストールすると、すべてのサブディレクトリが最上位のORACLE_HOME下に置かれました。Windows NTの場合、デフォルトではC:¥orantです。

このリリースは、Optimal Flexible Architecture(OFA)のガイドラインに準拠しています。ORACLE_HOMEディレクトリ下に配置されないサブディレクトリもあります。最上位のディレクトリはORACLE_BASEと呼ばれ、デフォルトではC:¥oracleです。他のOracleソフトウェアがインストールされていないコンピュータに最新リリースのOracleをインストールした場合、Oracleホーム・ディレクトリは、デフォルトでC:\oracle\orannに設定されます。nn は最新リリースの番号です。Oracleホーム・ディレクトリは、ORACLE_BASEの直下に配置されます。

このマニュアルに示すディレクトリ・パスの例は、すべてOFAの表記規則に準拠しています。

ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\rdbms\adminディレクトリへ移動します。