この章では、エラー・メッセージの意味とエラーの修正方法について説明します。エラー・コードを次のように分類して番号順に示します。
Oracle Mailのエラー・メッセージは、ユーザー・インタフェース、管理ツールおよびプロセス・ログに表示されます。
エラー・スタックと呼ばれる一連のエラー・メッセージのリストでは、通常は、一番下のエラーがスタック全体のエラーの原因です。
注意: エラー・スタックには、Oracle Mailで使用されている他のOracle製品のエラー・メッセージが含まれる場合があります。このようにその他のエラーが表示される場合は、該当する製品のドキュメントを参照してください。 |
表B-1に、IMAPおよびPOPのエラー・メッセージを示します。
表B-1 IMAPおよびPOPのエラー・メッセージ
エラー番号とメッセージ | エラーの原因 | エラーの処置 |
---|---|---|
101, 0, ログインに失敗しました。
|
LOGIN コマンドに使用されたユーザー名またはパスワードが無効です。
|
|
102, 0, 認証/ログインの試行回数が超過しました。終了しています
|
ログインの試行回数が制限を超えました。 | ユーザー名およびパスワードを確認し、新しいセッションで再度ログインします。 |
103, 0, ユーザーはログアウトしました。
|
LOGOUT/QUIT コマンドによって、またはサーバーの他の致命的エラー(クライアントの接続に対する読取りまたは書込みを行うことができない など)が発生して、IMAP/POPセッションが終了しました。
|
LOGOUT/QUIT コマンドによってセッションが終了している場合は正常です。接続の異常による終了である可能性がある場合、サーバーのログ・ファイルでこのエラー・スタックに含まれる他のエラーを確認します。
|
105, 0, 認証は失敗しました。
|
認証コマンドを使用したログインの試行が失敗しました。 | ユーザー資格証明を確認し、再度ログインします。 |
106, 0,フォルダ={sarg0}のフォルダIDを取得できませんでした。エラー番号{narg0}
|
存在しないフォルダ名が使用された可能性があります。 | 正しいフォルダ名を使用し、再実行します。フォルダ名が正しい場合は、このエラー・スタックに含まれる他のデータベース・エラーを調べて解決します。 |
107, 0, フォルダ={sarg0}、fid={narg1}のヘッダーの取得に失敗しました。エラー番号{narg0}
|
OCIのエラーが原因である可能性があります。 | 必要なパッケージがすべてデータベースに正しくロードされているか確認します。特に、ES_FOLDER_API がロードされているかどうかを確認します。このエラー・スタックに含まれる他のデータベース・エラーを調べて解決します。
|
108, 0, フォルダ={sarg0}、fid={narg1}の更新に失敗しました。エラー番号{narg0}
|
OCIのエラーが原因である可能性があります。 | 必要なパッケージがすべてデータベースに正しくロードされているか確認します。特に、ES_FOLDER_API がロードされているかどうかを確認します。このエラー・スタックに含まれる他のデータベース・エラーを調べて解決します。
|
109, 0, データベース{sarg1}への接続に失敗しました。エラー番号{narg0}
|
サーバーでOCI接続プールを作成できません。 | データベースが起動されており、Oracle Internet Directoryで正しく構成されていることを確認します。 |
111, 0, エラー番号{narg0} で、文ハンドル{narg1}の取得に失敗しました。
|
データベース関連のエラーです。 | このエラー・スタックにOCIのエラーが含まれているかどうかを確認します。 |
112, 0, 自動ログアウト: アイドル時間{narg0}分。
|
セッションのアイドル時間が制限を超えました。 | タイムアウトする前にno-op などの他のコマンドを送信します。
|
113, 0, 空きメモリー不足です。{narg0}バイトが必要です。
|
サーバーで使用可能なメモリーが不足しています。 | スレッドの最大数、クライアントの最大数、OCIセッションの数またはOracle Internet Directoryの接続数を減らすことによって、サーバーのロードを軽減します。システム上にサーバーで使用可能な十分な空きメモリーがあることを確認します。 |
114, 0, モジュール{sarg0}、ネスト・レベルが深すぎます。統計はありません
|
内部エラーです。 | オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。 |
117, 0, messageID={narg0}のメッセージ本文の取得に失敗しました。
|
OCIのエラーが原因である可能性があります。 | このエラー・スタックに含まれる他のデータベース・エラーを調べて解決します。 |
118, 0, db={sarg0}のデータベース・セッションの取得に失敗しました。エラー番号{narg0}
|
OCI接続プールで使用可能な空きセッションが不足しています。 | ロードの急激な増加による一時的なエラーである可能性があります。システムを見直して、このデータベースに接続するクライアントの数を減らしたり、プールのセッションの数を増やしたり、またはシステム全体をチューニングして応答時間を短縮する必要があります。 |
119, 0, サブスクライブ・フォルダ={sarg0}の挿入に失敗しました。エラー番号{narg0}
|
データベース・エラーです。 | このエラー・スタックのOCIのエラーを調べます。 |
120, 0, フォルダ={sarg0}から{sarg1}への名前の変更に失敗しました。エラー番号{narg0}
|
|
変更前の名前のフォルダが存在していること、変更後の名前が使用されていないこと、および変更後の名前に許可された文字だけが含まれていることを確認します。このエラー・スタックに含まれる他のデータベース・エラーを確認します。 |
121, 0, fid={narg1}のmsgid={narg0}に対して、SEENフラグの設定に失敗しました。エラー番号{narg2}
|
OCIのエラーが原因である可能性があります。 | このエラー・スタックに含まれる他のデータベース・エラーを調べて解決します。 |
122, 0, msgid={narg0}のシェルの取得に失敗しました。エラー番号{narg1}
|
OCIのエラーが原因である可能性があります。 | このエラー・スタックに含まれる他のデータベース・エラーを調べて解決します。 |
123, 0, 階層フォルダ{sarg0}の作成に失敗しました。エラー番号{narg0}
|
|
作成しようとしているフォルダの名前を確認します。このエラー・スタックにOCIのエラーが含まれているかどうかを確認します。 |
124, 0, fid={narg1}のフォルダから、{narg0}メッセージの削除に失敗しました。エラー番号{narg2}
|
OCIのエラーが原因である可能性があります。 | このエラー・スタックに含まれる他のデータベース・エラーを調べて解決します。 |
125, 0, 不良フラグ・リスト
|
storeコマンドに対するフラグ・リストの構文エラーです。 | フラグ・リストの構文を修正します。 |
126, 0, フォルダ={sarg0}のfolderId取得に失敗しました。エラー番号{narg0}
|
|
正しいフォルダが指定されており、フォルダ名のスペルが正しいことを確認します。共有フォルダの場合、Oracle Internet Directoryで構成および権限を確認します。このエラー・スタックに含まれる他のデータベース・エラーを調べて解決します。 |
127, 0, 共有フォルダ={sarg0}の作成に失敗しました。エラー番号{narg0}、{sarg1}
|
データベース・エラーです。 | このエラー・スタックに含まれるデータベース・エラーを調べて解決します。 |
128, 0, 共有フォルダ={sarg0}の削除に失敗しました。エラー番号{narg0}、{sarg1}
|
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フォルダの名前を確認し、削除しようとしている共有フォルダを自分が所有していることを確認します。このエラー・スタックにデータベース・エラーが含まれているかどうかを確認します。 |
129, 0, 共有フォルダ={sarg0}から{sarg1}への名前の変更に失敗しました。エラー番号{narg0}、{sarg2}
|
|
自分の所有する共有フォルダであることを確認するか、別の名前を使用して再試行します。 |
130, 0, 共有フォルダ={sarg0}でACIの変更に失敗しました。エラー番号{narg0}、{sarg1}
|
データベース・エラーです。 | データベースおよびOracle Internet Directoryのエラー・ログを確認します。 |
131, 0, どのフォルダまたはサブフォルダが共有されているかの判断に失敗しました{sarg0}。エラー番号{narg0}
|
OCIのエラーが原因である可能性があります。 | このエラー・スタックに含まれる他のデータベース・エラーを調べて解決します。 |
132, 0, ユーザー={sarg0}に対するフォルダ領域の使用法の判断に失敗しました。エラー番号{narg0}
|
OCIのエラーが原因である可能性があります。 | このエラー・スタックに含まれる他のデータベース・エラーを調べて解決します。 |
133, 0, 不正なメッセージがあります。フォルダ={narg0},mid={narg1},muid={narg2}。{sarg0}に対するNULL値
|
必要なメッセージ属性の1つがデータベースに存在していません。 | 必要なすべてのパッケージがデータベースに正しくロードされていることを確認します。 |
表B-2には、SMTPのエラー・メッセージを示します。
表B-2 SMTPのエラー・メッセージ
エラー番号とメッセージ | エラーの原因 | エラーの処置 |
---|---|---|
100, 0, メモリーの割当てに失敗しました。
|
このプロセスによって大量のメモリーが消費されています。 | 実行中のスレッドの数を減らし、プロセスを再起動します。 |
101, 0, メモリーの再配置が失敗しました。
|
このプロセスによって大量のメモリーが消費されています。 | 実行中のスレッドの数を減らし、プロセスを再起動します。 |
103, 0, スレッドの作成に失敗しました。
|
プロセスで実行されているスレッドの数が多すぎます。 | スレッドの数を減らし、サーバーを再起動します。問題が解決しない場合、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。 |
175, 0, ESDSGetEntry が失敗しました。{sarg0}
|
Oracle Internet Directory Serverが停止している可能性があります。 | Oracle Internet Directory Serverを再起動します。問題が解決しない場合、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。 |
176, 0, エントリ・タイプに対する ESDSGetEntry が失敗しました。{sarg0}
|
Oracle Internet Directory Serverが停止している可能性があります。 | Oracle Internet Directory Serverを再起動します。問題が解決しない場合、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。 |
177, 0, {sarg0}に対する ESDSGetAttribute が失敗しました。
|
Oracle Internet Directory Serverが停止している可能性があります。 | Oracle Internet Directory Serverを再起動します。問題が解決しない場合、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。 |
200, 0, 受信者に対し、ループが検出されました: {sarg0}
|
受信者のアドレス解決によってループが発生しました。 | Oracle Internet Directory Serverに存在するデータが受信者に対するループの原因になっていないことを確認します。受信者の自動転送属性のために、その受信者を最後とする連鎖が発生していないかを確認します。 |
201,0,OIDのユーザーに対し、orclobjectid は移入されません: {sarg0}
|
Oracle Internet Directoryに必須属性であるorclobjectid が存在しません。
|
ユーザーについて正しい値をOracle Internet Directoryに移入します。 |
205, 0, ユーザーの受信ボックスへの配信に失敗しました: {sarg0}
|
|
ES_MESSAGE_API がロードされているかどうかを確認します。
|
208, 0, ユーザー用のメッセージの索引付けに失敗しました: {sarg0}索引タイプ: {sarg1}
|
|
ES_OT_API がロードされているかどうかを確認します。
|
209, 0, ユーザーのルールによってメッセージが拒否されました: {sarg0}
|
ユーザーのルールによってメッセージが拒否されました。 | なし |
210, 0, 受信者 {sarg0} の応答モードにより、メッセージが拒否されました: 拒否
|
受信者用のOracle Internet Directoryエントリに自動拒否が設定されています。 | |
212, 0, ローカルの受信者の削除に失敗しました。
|
OCIのエラーが発生している可能性があります。 | ES_MESSAGE_API がロードされているかどうかを確認します。
|
213, 0, ユーザーへのローカル配信が失敗しました: {sarg0}
|
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ログを参照して、このメッセージ以前に発生した障害の正確な原因を確認し、ユーザーの設定を修正する必要があるかどうかを確認します。 |
225, 0, 非プロセス・メッセージのピックアップに失敗しました。
|
リカバリ処理でエラーが発生しました。 | ES_QUEUE_API がロードされているかどうかを確認します。
|
226, 0, メッセージの再キューに失敗しました。
|
リカバリ処理でエラーが発生しました。 | ES_QUEUE_API がロードされているかどうかを確認します。
|
243, 0, OIDの外部フィルタ・プロセスのためのパスがありません
|
|
ウィルス・スキャンが有効になっている場合、ウィルス・スキャナの実行ファイルのパスを「外部フィルタ・プロセス」 に移入します。
|
302, 0, ユーザー{sarg0}がログインに失敗しました。LDAPは{narg0}を返しました。
|
Oracle Internet Directoryでユーザーを認証できません。 | ユーザー名およびパスワードが正しいかどうかを確認します。 |
401, 0, エラー {narg0}: msgid を取得できません。
|
データベースから次のメッセージIDを取得できません。 | スキーマがインストールされ、パッケージが有効であることを確認します。 |
402, 0, エラー {narg0}: エンベロープを保存できません。
|
データベースにエンベロープの情報を挿入できません。 | スキーマがインストールされ、パッケージが有効であることを確認します。 |
403, 0, エラー {narg0}: 受信者を保存できません。
|
データベースに受信者の情報を挿入できません。 | スキーマがインストールされ、パッケージが有効であることを確認します。 |
404, 0, エラー {narg0}: {sarg0} キューを保存できません。
|
キューにメッセージを挿入できません。 | スキーマがインストールされ、パッケージが有効であることを確認します。 |
405, 0, エラー {narg0}: メッセージを挿入できません。
|
データベースにメッセージを挿入できません。 | OCIのエラーおよびOracleのエラーを調べます。 |
406, 0, エラー: ルーティング・ループが検出されました。
|
Received: ヘッダーを確認することによってメッセージのループが発生している可能性があります。考えられる原因は、次のようなものです。
|
リライト規則および自動転送設定を確認し、送信者に通知します。 |
407, 0, エラー: クライアントから読めません。
|
クライアントからの読取りを行うことができません。 | ネットワーク接続を調べます。 |
500, 0, IPアドレス: {sarg0}に対するスパム・チェックが失敗しました。
|
DNSサーバーで、SMTPクライアントのIPアドレスが正しいかどうかを確認できませんでした。 | |
501, 0, ホスト: {sarg0}に対するスパム・チェックが失敗しました。
|
DNSサーバーで、ホストが有効なインターネット・ホストであるかどうかを確認できませんでした。 | |
502, 0, 送信者: {sarg0}に対するスパム・チェックが失敗しました。
|
送信者が、拒否対象の送信者リストまたは拒否対象のドメイン・リストに含まれています。 | |
503, 0, 受信者: {sarg0}に対するスパム・チェックが失敗しました。
|
|
|
650, 0, 提示された受信者の取得に失敗しました。
|
OCIのエラーが原因である可能性があります。 | |
651, 0, 提示された受信者の削除に失敗しました。
|
OCIのエラーが原因である可能性があります。 | ES_MESSAGE_API がロードされているかどうかを確認します。
|
652, 0, 解決された受信者の挿入に失敗しました。
|
OCIのエラーが原因である可能性があります。 | ES_MESSAGE_API がロードされているかどうかを確認します。
|
表B-3には、ハウスキーパーのエラー・メッセージを示します。
表B-3 ハウスキーパーのエラー・メッセージ
エラー番号とメッセージ | エラーの原因 | エラーの処置 |
---|---|---|
自動削除中にOracleエラー{sarg0}が発生しました
|
RDBMSのエラーが原因で、ハウスキーパが期限切れの処理を正常に実行できませんでした。 | RDBMSの一般的なエラーを修正し、ハウスキーパーを再実行します。 |
キュー・プルーニング中にOracleエラー{sarg0}が発生しました
|
RDBMSのエラーが原因で、ハウスキーパがプルーニングを正常に実行できませんでした。 | RDBMSの一般的なエラーを修正し、ハウスキーパーを再実行します。 |
プルーニング中にOracleエラー{sarg0}が発生しました
|
RDBMSのエラーが原因で、ハウスキーパがプルーニングを正常に実行できませんでした。 | RDBMSの一般的なエラーを修正し、ハウスキーパーを再実行します。 |
収集中にOracleエラー{sarg0}が発生しました
|
RDBMSのエラーが原因で、ハウスキーパが収集を正常に実行できませんでした。 | RDBMSの一般的なエラーを修正し、ハウスキーパーを再実行します。 |
3次格納中にOracleエラー{sarg0}が発生しました
|
RDBMSのエラーが原因で、ハウスキーパが3次記憶域への格納を正常に実行できませんでした。 | RDBMSの一般的なエラーを修正し、ハウスキーパーを再実行します。 |
表B-4には、リスト・サーバーのエラー・メッセージを示します。
表B-4 リスト・サーバーのエラー・メッセージ
エラー番号とメッセージ | エラーの原因 | エラーの処置 |
---|---|---|
Msg-id: 5002(データベース操作の処理中にエラーが発生しました。エラー = {sarg0})
|
このエラーの原因は、エラー・メッセージに示されています。 | このエラー・メッセージに指定されているエラーについては、oerr エラーを参照してください。
|
Msg-id: 5003(LDAPサーバー{sarg0}ポート{narg0}バインドDN{sarg0}への接続の際にエラーが発生しました。)
|
Oracle Internet Directory Serverが次の状態になっています。
|
Oracle Internet Directory Serverが稼働していない場合、再起動します。Oracle Internet Directory Serverが稼働している場合、リスト・サーバーを再起動し、Oracle Internet Directory Serverの正しいホスト名およびポート番号を指定します。 |
Msg -id: 5004(プロセス制御の初期化エラー)
|
データベースまたはOracle Internet Directory Serverが次のいずれかの状態です。
|
データベースおよびOracle Internet Directory Serverを再起動します。これらが稼働している場合、リスト・サーバーを再起動します。 |
Msg-id: 5021(ユーザー{sarg0}のエントリの変更の際にエラーがありました。エラー = {narg0})
|
ユーザーに対するコマンドを処理しようとしているときにOracle Internet Directoryのエラーが発生しました。 | Oracle Internet Directory Serverのユーザー・エントリが有効であるかどうかを確認します。 |
Msg-id: 5031(外部リスト{sarg0}のメッセージ{narg0}の解決に失敗しました。エラー: {sarg1})
|
このエラーの原因は、エラー・メッセージ自体に示されています。 | |
Msg-id: 5025(メッセージ{narg0}内のコマンドの解析中にエラーが発生しました。: {sarg0})
|
このエラーの原因は、メッセージ自体に示されています。 | メールを修正して再送信します。 |
Msg-id: 5026(メッセージ{narg0}は認証情報が利用できないため処理されません)
|
orclmaillistserverauthenticatedsender 属性はリスト・サーバー・プロセス専用として設定されています。また、このメールの送信者は認証されていません。
|
SMTP受信サーバーで認証が有効になっており、メールが認証されてから送信されたことを確認します。 |
Msg-id: 5029(メッセージのリカバリに失敗しました)
|
内部エラーが発生しました。 | |
Msg-id: 5030(リスト{sarg0}のアーカイブへメッセージ{narg0}を格納するのに失敗しました。エラー: {sarg1})
|
このエラーの原因は、エラー・メッセージ自体に示されています。 | |
表B-5には、NNTPのエラー・メッセージを示します。
表B-5 NNTPのエラー・メッセージ
エラー番号とメッセージ | エラーの原因 | エラーの処置 |
---|---|---|
6000, 0, NNTPプロセスの初期化でエラーが発生しました。
|
|
ディレクトリ・サーバーが稼働しており、すべてのサーバー・パラメータが正しく設定されていることを確認します。 |
6001, 0, ディレクトリ・サービスを初期できませんでした。サーバーDN{sarg0}
|
ディレクトリ・サーバーが稼働していないか、コマンドライン・パラメータにエラーがありました。 | ディレクトリ・サーバーが稼働しており、すべてのコマンドライン・パラメータが正しく指定されていることを確認します。 |
6002, 0, データベース・サービスを初期化できませんでした。メールストア{sarg0}
|
|
プロセスが接続しているメール・ストアのデータベースおよびリスナーが実行されていることを確認します。 |
6003, 0, {narg0}バイトを割当てできませんでした
|
サーバーがオペレーティング・システムからメモリーを取得できませんでした。 | サーバーを再起動します。問題が解決しない場合、他のプロセスを停止し、ホスト・コンピュータのメモリー・リソースを増やします。 |
6004, 0, データベースのエラー{narg0}: {sarg0}
|
その他の情報はエラー・メッセージに表示されています。 |
プロセスが接続しているメール・ストアのデータベースおよびリスナーが実行されていることを確認します。 |
6005, 0, ディレクトリ・サービスのエラー{narg0}: {sarg0}
|
ディレクトリ・サーバーが稼働していませんでした。その他の情報はエラー・メッセージに表示されています。 | ディレクトリ・サーバーが稼働していることを確認します。 |
7000, 0, Oracle Netサービスを初期化できませんでした。プレゼンテーション名{sarg0}、リスナー・ポート番号{narg0}
|
|
サーバーのパラメータがリスナーの構成に対応していることと、Oracle Net Listenerが実行されていることを確認します。 |
7001, 0, メール・ストア{sarg0}への接続プールを入手できませんでした
|
サーバーがメール・ストアへの接続を初期化できませんでした。 | メール・ストア・データベース・インスタンスが実行されており、接続を受け入れていることを確認します。 |
7100, 0, 互換性のないパラメータが指定されています: {sarg0}および{sarg1}
|
指定されたパラメータの互換性がありません。 | 互換性のあるパラメータの指定方法の詳細は、サーバーのドキュメントを参照してください。 |
7101, 0, {sarg0}に対する認証に失敗しました
|
サーバーが受信した認証要求の資格証明が無効です。 | 正当なユーザーによる認証が試行されているかどうかを確認します。 |
7102, 0, 認証に失敗した回数が多すぎます
|
サーバーが同じホストからの認証失敗を3回連続して検出し、接続が終了しました。 | 正当なユーザーによる認証が試行されているかどうかを確認します。 |
7103, 0, 接続が拒否されました。ドメイン{sarg0}への接続は許可されていません
|
サーバーが、許可されていないドメインからの接続を受け取りました。 | このドメインからの接続を許可する必要がある場合は、スパム対策構成を編集してこのドメインを許可します。 |
7104, 0, 接続は拒否されました。IPアドレス{sarg0}は許可されていません
|
サーバーが、許可されていないホストからの接続を受け取りました。 | このホストからの接続を許可する必要がある場合は、スパム対策構成を編集します。 |
7105, 0, データベース操作でエラーが発生しました。OCIエラー{narg0}: {sarg0}
|
メール・ストアの操作に失敗しました。 | なし |
7106, 0, メール・ストア{sarg0}に対するデータベース・ハンドルを取得できませんでした。エラー{narg0}
|
サーバーが、メール・ストアへの新しい接続をオープンすることができません。 | メール・ストア・データベース・インスタンスが実行されており、接続を受け入れているかどうかを確認します。 |
7108, 0, メッセージが拒否されました。ウィルス・スキャンでエラーが発生しました。(件名: {sarg0}) (メッセージID: {sarg1})
|
ウィルス・スキャナによって受信メッセージにウィルスが検出されました。メッセージは配信されませんでした。 | なし |
7110, 0, 操作{sarg0}はリーダー{srag1}には許可されていません
|
サーバーが、ニュース・リーダー・クライアントからフィード関連の要求を受信しました。 | このホストをピアにする場合は、サーバーの構成を編集します。 |
7111, 0, パラメータ{sarg0}が指定されていません。デフォルトの{sarg1}を使用します
|
必要なパラメータが指定されていませんでした。デフォルト値が使用されました。 | サーバーの構成を編集してパラメータの値を指定する必要があります。 |
7112, 0, パラメータ{sarg0}が設定されていません
|
パラメータの値が指定されていませんでした。 | サーバーの構成を編集してパラメータの値を設定します。 |
7113, 0, 構成済のピアがないか、初期化できないピアがありました
|
サーバー・インスタンスはフィードを許可するように構成されています。ただし、ピア・サーバーが指定されていませんでした。 | 構成を編集して、フィード・サーバーを指定します。 |
7114, 0, インスタンスIDの初期化に失敗しました。ホスト名を決定できませんでした
|
サーバーが、そのサーバーが稼働しているホストの名前を判別できませんでした。 | ホスト名を返すように名前参照サービスを構成する必要があります。 |
7115, 0, ピア・エントリを検出できませんでした: {sarg0}
|
サーバーの構成に指定されていたピアが無効です。 | ピアの構成を編集して有効なピアを指定する必要があります。 |
7116, 0, メトリック・コレクションを初期化できませんでした
|
メトリック・サブシステムを初期化できませんでした。 | なし |
7117, 0, 新しいクライアント接続を初期化できませんでした
|
新しいクライアント要求を受け入れることができませんでした。 | なし |
7118, 0, 無効なローカル・グループ名: {sarg0}
|
サーバーがディレクトリに無効なグループを検出しました。 | 該当するグループを削除して再構成します。 |
7119, 0, プロセス制御サブシステムを初期化できませんでした
|
不明 | サーバーの構成で指定されている管理ストアがOracle Collaboration Suiteデータベースと同じかどうかを確認します。 |
8000, 0, 新規スレッドの開始時にエラーが発生しました。
|
オペレーティング・システムの1プロセス内の最大スレッド数の制限を超過しました。 | スレッドの最大数の制限を増やすか、プロセスに対する最大スレッド数パラメータの値を減らします。 |
8001, 0, ピア{sarg0}へのNNTP接続確立時にエラーが発生しました
|
指定のピアへのルートが確立されませんでした。 | ピアに指定したホスト名とポートが有効であり、ピアのNNTPサーバーが稼働していることを確認します。 |
8002, 0, システム・コール{sarg0}でオペレーティング・システム・エラーが発生しました。エラー{narg0}
|
オペレーティング・システム・エラーがシステム・コールで発生しました。 | オペレーティング・システム・エラーを調べて修正します。 |
8003, 0, ピア{sarg0}に対する認証が失敗しました。エラー{narg0}
|
ピア・エントリにある認証情報がピアで受け入れられませんでした。 | ピア・エントリのユーザー名とパスワードに指定した値が有効であることを確認します。 |
8100, 0, ピア接続キャッシュ{sarg0}へ接続を戻すのに失敗しました
|
不明 | なし |
8101, 0, ピア{sarg0}へのIHAVEコマンドの送信に失敗しました
|
ピア・ホストへのアーティクル送信が失敗しました。 | ピアが稼働しており、アーティクルを受け入れていることを調べます。 |
8102, 0, IHAVEコマンドに対するピア{sarg0}からのレスポンスの読取りに失敗しました
|
ピア・ホストへのアーティクル送信が失敗しました。 | ピア・ホストがアクティブで、アーティクルを受け入れていることを調べます。 |
8103, 0, {sarg0}を持つアーティクルのピア{sarg1}への送信に失敗しました
|
ピアへのアーティクル送信が失敗しました。 | ピアがアクティブで、アーティクルを受け入れていることを調べます。 |
8104, 0, ピア{sarg0}へのNNTP接続確立時にエラーが発生しました
|
ピア・ホストへの接続が失敗しました。 | ピアがアクティブで、アーティクルを受け入れていることを調べます。 |
8105, 0, システム・コール{sarg0}でオペレーティング・システム・エラーが発生しました。エラー{narg0}
|
オペレーティング・システムでエラーが発生しました。 | サーバーの構成を調べ、オペレーティング・システムにサーバーをサポートする十分なリソースがあることを確認します。 |
表B-6には、ウィルス・スクラバのエラー・メッセージを示します。
表B-6 ウィルス・スクラバのエラー・メッセージ
エラー番号とメッセージ | エラーの原因 | エラーの処置 |
---|---|---|
10001, 0, データベース接続の作成に失敗しました。エラー={narg0}。
|
サーバーがデータベース接続を確立できません。 | 根本的な原因について、このメッセージの前にOracleデータベースのエラーを調べます。 |
10002, 0, 致命的なデータベース・エラーが発生しました。
|
致命的なOracleエラーが発生したためプロセスが作動しませんでした。 | 根本的な原因についてOracleデータベースのエラーを調べ、必要であればデータベースの問題を修正します。プロセスは自動的に再起動されます。 |
10007, 0, ディレクトリ・サーバーへのログオンに失敗しました。エラー={narg0}。
|
サーバーのLDAP認証が失敗しました。 | このエラーは一般的ではありません。オラクル社テクニカル・サポート・センターに連絡してください。 |
10008, 0, 警告: 外部ウィルス・ソフトウェアが構成されていません。スキャンは無効です。
|
サーバーのパラメータであるorclMailScannerInterfaces パラメータが正しく設定されていません。
|
エラーではありません。外部ウィルス・スキャナが構成されていない場合は、サーバーはウィルス・スキャンを実行しません。スキャンを実行するには、このパラメータを正しく設定してプロセスをリフレッシュします。 |
表B-7には、Oracle WebMailのエラー・メッセージを示します。
表B-7 Oracle WebMailのエラー・メッセージ
エラー番号とメッセージ | エラーの原因 | エラーの処置 |
---|---|---|
アタッチメントの追加中にエラーが発生しました | Oracle WebMailにファイルを添付することができませんでした。 | 再試行します。 |
フォルダ名が指定されていません。 | フォルダ名が指定されていません。 | フォルダ名を入力します。 |
エラーが発生しました; 新規フォルダは作成されません | Oracle WebMailでフォルダを作成できませんでした。 | 再試行します。 |
すでに存在するフォルダ名です | 他のフォルダに使用されているフォルダ名が指定されています。 | フォルダに新しい名前を付けるか、またはフォルダを別の場所に格納します。 |
メッセージ作成中にエラーが発生しました | Oracle WebMailで新しいメッセージ・オブジェクトを作成できませんでした。 | メッセージを再度作成します。 |
有効なTo:受信者が見つかりません | 「宛先」フィールドに有効な電子メール・アドレスが指定されていません。 | 有効な電子メール・アドレスを指定します。 |
メッセージ作成中にエラーが発生しました | Oracle WebMailで新しいメッセージ・オブジェクトを作成できませんでした。 | メッセージを再度作成します。 |
添付ファイルの削除により無効なパラメータが指定されました | Oracle WebMailで添付ファイルを削除すると問題が発生します。 | システム管理者に連絡してください。 |
受信した添付索引が無効です | Oracle WebMailへの添付索引が不適切です。 | メッセージを再度作成します。 |
削除するメッセージIDが指定されていません | 削除するメッセージが選択されていません。 | 削除するメッセージを選択します。 |
メッセージの削除中にエラーが発生しました | メッセージが存在しません。 | システム管理者に連絡してください。 |
フォルダの圧縮中にエラーが発生しました | フォルダにボイスメール・メッセージが含まれていることが原因です。 | システム管理者に連絡してください。 |
転送するメッセージIDが指定されていません | メッセージが選択されていない状態で「転送」が選択されました。 | 「転送」を選択する前にメッセージを選択します。 |
転送するメッセージが複数指定されました | 転送するためにメッセージが複数選択されています。 | メッセージを転送するには一度に1つのメッセージを選択します。 |
メッセージの指定が不正です | 選択されたメッセージを転送できませんでした。 | 別のメッセージを選択します。問題が解決しない場合、システム管理者に連絡してください。 |
メッセージ転送の準備中にエラーが発生しました | 選択されたメッセージを転送するように処理できませんでした。 | 再実行するか、システム管理者に連絡してください。 |
宛先のフォルダは存在しません | 選択された宛先フォルダが存在しません。 | 別の宛先フォルダを選択します。 |
移動するメッセージIDが指定されていません | メッセージが選択されていない状態で「移動」が選択されました。 | 「移動」を選択する前にメッセージを選択します。 |
メッセージの移動中にエラーが発生しました | Oracle WebMailで移動要求を処理できませんでした。 | 再実行するか、システム管理者に連絡してください。 |
このフォルダにはファイルが存在しません | 現在のメッセージの前後にメッセージが存在しません。 | 別のフォルダで試行します。 |
次のメッセージを開く時にエラーが発生しました | Oracle WebMailで次のメッセージを開くことができませんでした。 | 再実行するか、システム管理者に連絡してください。 |
このフォルダには、これ以上メッセージがありません | 現在のメッセージの前後にメッセージが存在しません。 | 別のフォルダで試行します。 |
前のメッセージを開く時にエラーが発生しました | Oracle WebMailで前のメッセージを開くことができませんでした。 | 再実行するか、システム管理者に連絡してください。 |
フォルダの検索 | フォルダにアクセスできません。 | 共有権限を調べるか、またはシステム管理者に連絡してください。 |
フォルダが存在しません | アカウントにこのフォルダが存在しません。 | システム管理者に連絡してください。 |
フォルダのオープン中にエラーが発生しました | Oracle WebMailでフォルダを開くと問題が発生します。 | システム管理者に連絡してください。 |
メッセージ・ストアへの通信中にエラーが発生しました | ネットワークの問題である可能性があります。 | システム管理者に連絡してください。 |
メッセージIDが指定されていません | 内部エラーです。 | システム管理者に連絡してください。 |
メッセージ受信エラー | メッセージが削除されているにもかかわらず、キャッシュされたページまたは古いページがブラウザに表示されています。 | メッセージ・リストをリフレッシュし、再実行します。 |
返信するメッセージIDが指定されていません | メッセージが選択されていない状態で「返信」が選択されました。 | 「返信」を選択する前にメッセージを選択します。 |
返送するメッセージが1つ以上指定されています | 返信するためにメッセージが複数選択されています。 | 一度に1つのメッセージのみを選択します。 |
メッセージの指定が不正です | Oracle WebMailで返信するメッセージを処理できませんでした。 | 再実行するか、システム管理者に連絡してください。 |
メッセージ返送の準備中にエラーが発生しました | 内部エラーです。 | システム管理者に連絡してください。 |
メッセージ送信時のエラー | 内部エラーです。 | システム管理者に連絡してください。 |
編集するフォルダが指定されていません | 「編集」を選択する前にフォルダ・リストからフォルダが選択されていません。 | フォルダ・リストからフォルダを選択します。 |
メール・ストア上に指定したフォルダが存在しません | 選択されたフォルダは使用できません。 | フォルダが存在することを確認するか、またはシステム管理者に連絡してください。 |
編集するフォルダの準備中にエラーが発生しました | 内部エラーです。 | システム管理者に連絡してください。 |
システム・フォルダは改名できません | 受信ボックスの名前を変更しようとしています。 | ありません。受信ボックスの名前は変更できません。 |
フォルダ名が指定されていません | フォルダの名前が指定されていません。 | フォルダの名前を指定します。 |
すでに存在するフォルダ名です | 内部エラーです。 | システム管理者に連絡してください。 |
フォルダ名を変更できません | 内部エラーです。 | システム管理者に連絡してください。 |
フォルダの更新中にエラーが発生しました | 内部エラーです。 | システム管理者に連絡してください。 |
前の状態の設定中にエラーが発生しました | 内部エラーです。 | システム管理者に連絡してください。 |
メール・ストアへの接続が切断されました | セッションがタイムアウトになっています。 | システム管理者に連絡してください。 |