Client Connection Manager
「Oracle Messenger」ウィンドウまたはJavaクライアントをOracleプレゼンス・サーバーに接続するOracle Real-Time Collaborationコア・コンポーネント。 コンポーネント名はrtc-connmgr。
JID
Jabber識別子(ID)。 ドメイン、ノード、および所有者またはOracleプレゼンス・サーバーへのルーティング情報を表すためのリソース名で構成されるID文字列。JIDでは、user@host/resource
または[node@]domain[/resource]
の書式を使用する。
OC4J_imeeting
Oracle Real-Time Collaborationコア・コンポーネント。Oracle10gAS Containers for J2EEで動作するOracle Real-Time Collaboration J2EEアプリケーション。 会議予定の作成およびOracle Real-Time Collaboration機能の管理に使用するWebクライアントを提供したり、ユーザーを管理するためにOracle Internet Directoryとやりとりする。さらに、他のOracle Collaboration Suiteアプリケーション(Oracle Calendarなど)との統合も提供する。 コンポーネント名はocs4j_imeeting。
Oracle Messenger
インスタント・メッセージの送受信、チャット会議の開始または参加、連絡先の管理、および所在の宣言またはネットワーク上の連絡先の所在の検出を実行できる。 Oracle Messengerは、Windows上のネイティブ・クライアントで使用できる。
Oracle Real-Time Collaboration
個人およびグループはOracle Real-Time Collaborationを使用して、シームレスに統合された方法で所在の確認と表示、会議への参加やメッセージのやりとり、および共同作業を実行できる。
Oracle Real-Time Collaboration Webクライアント(Oracle Real-Time Collaboration Web Client)
ユーザーや管理者が、Oracle Web ConferencingおよびOracle Messengerクライアントのダウンロード、会議の予定作成、会議への参加、会議資料の管理、会議やメッセージのアーカイブとレポートの表示および管理、Oracle Real-Time Collaborationシステムの監視を行うWebベースのユーザー・インタフェース。
Oracle Real-Time Collaboration音声サービス(Oracle Real-Time Collaboration Voice Services)
Web会議またはチャット会議での音声ストリーミング、全二重ボイスオーバーIP(VoIP)およびpass-the-mic音声ストリーミングを実現するサービス。
Oracle Real-Time Collaborationグループ・サービス(Oracle Real-Time Collaboration Group Services)
複数のユーザーによる連絡先のグループとの対話、およびグループのメンバーによる相互の対話を可能にするサービス。
Oracle Real-Time Collaborationサーバー(Oracle Real-Time Collaboration Server)
Oracle Real-Time Collaborationサーバーは、Oracle Real-Time Collaboration通信サービス、Oracle Real-Time Collaborationデータ・サービス、Oracle Real-Time Collaborationグループ・サービス、Oracle Real-Time Collaboration統合サービス、Oracle Real-Time Collaborationプレゼンス・サーバー、Oracle Real-Time Collaborationシステム・サービス、Oracle Real-Time Collaboration音声サービス、Oracle Real-Time Collaboration WebクライアントおよびOracle Web Conferencingサーバーで構成される。
Oracle Real-Time Collaborationシステム・サービス(Oracle Real-Time Collaboration System Services)
プロパティ、統計レポートおよびプロセス監視を介したシステム管理などの管理機能を提供するシステム・サービス。
Oracle Real-Time Collaboration通信サービス(Oracle Real-Time Collaboration Communication Services)
Secure Sockets-Layer(SSL)接続、ファイアウォール・トラバース、複数の会議接続のマルチプレクサ処理など、システム通信を有効化するサービス。
Oracle Real-Time Collaborationデータ・サービス(Oracle Real-Time Collaboration Data Services)
Oracle Web Conferencingとチャット・データの転送をサポートするサービス。
Oracle Real-Time Collaboration統合サービス(Oracle Real-Time Collaboration Integration Services)
すべてのアプリケーションを、Oracle Real-Time Collaborationシステムで提供される機能に緊密に統合するためのインタフェース・セット。インテグレータは、エンタープライズ全体用に、またはエンタープライズのビジネス・アプリケーション(営業、研修、カスタマ・サポートなど)用にカスタマイズされたアプリケーションを作成できる。
Oracle Real-Time Collaborationプレゼンス・サーバー(Oracle Real-Time Collaboration Presence Server)
個人およびグループの所在の宣言および検出をサポートし、インスタント・メッセージやチャット会議に必要なサービスを提供するサーバー。 コンポーネント名はrtc_imrtr。
Oracle Web Conferencing
ドキュメントとデスクトップの共有、電子ホワイトボードの使用、音声データのストリーミング、参加者へのアンケートの処理、参加者とのチャット、会議記録の作成など、リアルタイムで参加して共同作業を実行できる。
Oracle Web Conferencingコンソール(Oracle Web Conferencing console)
Oracle Web Conferencingの機能へのインタフェースを提供するクライアント。
Oracle Web Conferencingサーバー(Oracle Web Conferencing Server)
リアルタイム・データのインテリジェントな配布、会議参加者の状態の管理、会議を記録およびアーカイブするためのサービスの提供など、リアルタイムなWeb会議を実現するためのバックエンド・サーバー。クライアントはOracle Web Conferencingサーバーと直接通信できない。かわりに、クライアントはHTTPリスナーと通信し、次に、HTTPリスナーがmod_imeetingを使用して適切なWeb Conferencingサーバーと通信する。 システムのコア・コンポーネントの1つ。コンポーネント名はrtc-confsvr。
Oracle Web Conferencing再生コンソール(Oracle Web Conferencing playback console)
Web会議の記録を再生するためのインタフェース。ユーザーは、すべてまたは一部の会議を再生することも、会議の特定の箇所へ移動することもできる。
pass-the-mic音声ストリーミング(pass-the-mic voice streaming)
Web会議の音声データの一方向ブロードキャスト。ブロードキャストした個々の音声データにより、音声の持ち主のブロードキャスト権限が会議中に別のプレゼンタへ渡される。 音声データをブロードキャストできるのは、一度に1人の参加者のみである。
rtcctl
Oracle Real-Time Collaborationシステムを管理および構成するためのコマンドライン・インタフェース。 Oracle Real-Time Collaborationプロセスの起動と停止、プロセスの現在の状態の表示、およびOracle Real-Time Collaborationシステムの構成を行う様々なコマンドをサポートするユーティリティ。
アーカイブ(archive)
共同イベントの記録。Web会議のアーカイブには、参加者と会議中のイベントについてのデータ、会議の記録、会議中に開催されたチャット・セッションの記録が含まれる。 Oracle Messengerのアーカイブには、すべてのチャット・メッセージの記録が連絡先別に編成されて格納されている。
インスタント会議(instant conference)
ユーザーが作成後すぐに開催する会議。インスタント会議は、会議を事前に計画していなかった場合に共同作業を思い立ったユーザーに適している。
インスタント会議を作成する場合、ユーザーはOracle Web Conferencingに登録しておく必要がある。ただし、参加者は登録済のユーザーでなくてもかまわない。参加者は、「会議に参加」ウィンドウを使用して会議に参加できる。すべてのインスタント会議は、デフォルトで標準の会議となる。
エンド・ユーザー(end user)
Oracle Real-Time Collaborationを使用する一般的なすべてのタスク(会議の予定作成、Oracle Messenger、Oracle Web ConferencingおよびOracle Real-Time Collaboration Add-In for Microsoft Officeコンソールのダウンロード、会議資料のアップロード、会議への参加、および会議とインスタント・メッセージのアーカイブの表示など)を実行できる登録済のユーザー。 「ビジネス管理者」および「ビジネス・モニター」を参照。
音声変換サーバー(Voice Conversion Server)
PSTN電話回線の使用時に、聞取り専用の音声ストリーミングを実現するサーバー。このサーバーは電話の音声信号を取り込み、それをデジタル形式に変換するもので、これを使用してWeb会議やチャット会議、インスタント・メッセージ、および会議の再生の間に音声通信をストリーミングする。 コンポーネント名はrtc-voiceconv。
会議モード(conference mode)
Web会議の内容を共有または表示する方法。各モードには異なる外観、およびそれに関連した機能セットが定義されている。 Oracle Web Conferencingには次のモードがある。
デスクトップ共有モード: アプリケーション、デスクトップの一部の領域、デスクトップ全体、またはブラウザ・ウィンドウを共有する。
ドキュメント・プレゼンテーション・モード: ドキュメントとイメージを表示する。
ホワイトボード・モード: 様々な描画ツールを使用してホワイトボードに描画する。参加者は、ホワイトボード上の描画をリアルタイムで参照できる。
開催者(host)
Web会議またはチャット会議を開始するユーザー。開催者は、プレゼンタに対してWeb会議の操作権を付与できる。
開催者が会議の退出前に参加者に対して開催者ロールを割り当てていない場合は、開催者が会議を退出すると会議が終了する。
開始ページ(start page)
参加者が会議に参加してから開催者が会議に参加するまでの間に、参加者に表示されるWebページ。開催者が会議の開始URLを指定しない場合は、参加者には、会議へ参加したときにOracle Web Conferencingのスプラッシュ・ページが表示される。
強制(force)
プロパティ設定が後続のすべてのプロパティ有効範囲に継承されるようにするsetProperty
コマンドのオプション。 たとえば、システムに対して設定したプロパティの値を、そのシステムのすべてのサイトとインスタンスで使用するように強制できる。 「プロパティ」および「rtcctl」を参照。
クラスタ(cluster)
同じInstanceLocationプロパティを持ち、同じOracle Real-Time Collaborationリポジトリを使用するOracle Real-Time Collaborationインスタンスのグループ。
グループ(group)
Oracle Messengerウィンドウの「連絡先」タブでユーザーが編成した連絡先のグループ、またはコミュニティ・タブでコミュニティとしてリストされている個人のグループ。また管理者は、Oracle Real-Time Collaboration統合サービスで作成されたリクエストに応答するためのグループ所在サービスで使用する特別なグループを、rtcctlユーティリティで作成することもできる。
グループ所在(group presence)
グループ所在は、管理者により作成されたユーザー・グループが、Oracle Real-Time Collaboration統合サービスで作成されたリクエストに応答できるかどうかを識別するために使用される。
グループ所在サービス(group presence services)
複数ユーザーが特別な連絡先のグループと対話したり、そのグループのメンバーが相互に対話できるようにするOracle Real-Time Collaboration統合サービス。たとえば、1つのグループを作成し、カスタマ・サービスの質問に対して論理上の1つのエントリ・ポイントを提供して、通信することを選んだ任意のメンバーに待機チャット・メッセージを配信することができる。このようなグループは、管理者がrtcctlユーティリティを使用して作成する。
ゲスト・チャット・ユーザー(guest chat user)
Oracle Real-Time Collaborationの統合サービスを介してOracle Messengerにチャット・リクエストを作成できる、Oracle Internet Directoryの外部のユーザー。
コア・コンポーネント(core components)
Oracle Real-Time Collaborationの主要コンポーネント。Client Connection Manager、OC4J_imeeting、Oracle Real-Time Collaborationプレゼンス・サーバー、マルチプレクサ、リダイレクタ、Oracle Web Conferencingサーバー、プロセス・マネージャおよびボイス・プロキシ・サーバーがある。 これらのコンポーネントはすべてOracle Real-Time Collaborationのインストール時にインストールされる。
公開会議(public conference)
開催者が「アーカイブ済公開会議」表に公開した終了済会議。 登録済のユーザーと未登録のユーザーは、ログインしているかどうかに関係なく公開会議の記録を参照できる。「公開された会議」を参照。
公開された会議(published conference)
終了した会議のうち、「参加した会議」表にある会議参加者が参照できるように開催者により設定されたもの。開催者は、会議の概要情報のみを参照できるようにするか、記録、会議中にやりとりされた公開チャット・メッセージ、参加者リストなどへのアクセスを公開するかを選択できる。 会議を公開するには、開催者は「アーカイブ済会議」リストの会議記録から「更新」をクリックする。
個人的な資料のリポジトリ(personal materials repository)
会議中および会議の前後で参加者と共有できるよう、ファイル、メッセージおよびアンケートを格納しておく場所。自分の個人的な資料のリポジトリへアクセスするには、Oracle Web Conferencingへログインする必要がある。
コンソール(console)
「Oracle Messengerコンソール」、「Oracle Web Conferencingコンソール」および「Oracle Web Conferencing再生コンソール」を参照。
コンポーネント(component)
コンポーネント間の通信を処理するマルチプレクサなど、同じ機能を実行する1つのインスタンス内の一連のプロセス。各コンポーネントには、コンポーネント・タイプとコンポーネント名が定義されている。 コンポーネントの説明、およびrtcctlユーティリティによるコンポーネントの管理方法は、『Oracle Real-Time Collaboration管理者ガイド』を参照。
サイト(site)
Oracle Real-Time Collaborationプラットフォームにある論理上のサイト。Oracle Real-Time Collaborationの機能を業務ごとにカスタマイズする場合に使用される。管理者は、Web会議のプロパティをカスタマイズしたり、サイトのカスタム・レポートを作成したりできる。
サイトのビジネス管理者(site business administrator)
サイトのデプロイを開始、停止、構成、および管理できる権限を割り当てられた登録済のユーザー。 サイトのビジネス管理者は、サイトのビジネス・モニターのタスクも実行できる。
実際値(actual value)
setProperty
コマンドを使用して、特定の有効範囲(システム、サイト、インスタンスまたはコンポーネント)に対して設定されているOracle Real-Time Collaborationの値。 「有効値」を参照。
所在(presence)
連絡先の現在の在席状況。Oracle Messengerウィンドウに表示される。連絡先の状態は、チャット・メッセージやWeb会議への招待を受け取ることができる「連絡可」、または「離席」となる。連絡先は、これらの所在カテゴリをカスタマイズできる。 「グループ所在」も参照。
待機チャット(queued chat)
グループ所在サービスを使用して、特別なグループ・チャット・キュー内のチャット・メッセージを受け取れるようグループを設定できる。グループのメンバーは、そのグループに対する質問および回答をモニターできる。このタイプのチャットは通常、サポートの質問や販売上の問合せに答えるために、内部ユーザーまたは外部のゲスト・チャット・ユーザーとのグループ通信をサポートする目的で設定される。
対象者(audience)
Web会議に参加できるユーザーを制御するフィールド。いろいろなタイプのユーザーにWeb会議を参照させるかどうかを、この対象者のタイプで制御できる。対象者のタイプは次のとおり。
すべてのユーザー: 登録済、または未登録に関係なくすべてのユーザーが参加できる。
登録済のユーザー: Oracle Internet Directoryによってプロビジョニングされたユーザーのみが参加できる。
招待された登録済のユーザー: Oracle Internet Directoryによってプロビジョニングされたユーザーのうち、開催者に招待されたユーザーのみが参加できる。
「登録済のユーザー」、「未登録のユーザー」および「表示」も参照。
チャット(chat)
2人のOracle Messengerユーザー間で行われるテキストベースまたは音声ベースの会話。あるいは、Web会議の参加者間で行われるテキストベースの会話。 「ボイス・チャット」も参照。
チャット・タイプ(chat types)
Oracle Real-Time Collaborationには、基本的な2つのチャット・タイプがある。
Oracle Messengerチャット: Oracle Messengerのウィンドウで開始されるテキストベースのチャット。このようなチャットには、2人のユーザー間のチャット・セッションやチャット会議がある。
Oracle Web Conferencingチャット: Web会議中にユーザーと開催者が参加できるテキストベースのチャット。 Web会議には、次に示す3つのタイプのチャット・セッションがある。
開催者とのチャット: 参加者は開催者に対して、開催者の画面のみに表示されるインスタント・メッセージを送信する。参加者は、開催者と自分以外の参加者との会話を参照することはできない。
公開チャット: すべての参加者が公開フォーラムに対してチャット・メッセージを送信する。メッセージはすべての参加者から参照可能である。
グループ・チャット: 複数のユーザーがプライベートにメッセージをやりとりする。
チャットの記録(chat transcript)
チャット・セッションのテキスト。Web会議またはチャット会議の間に開催されたチャット・セッションのテキストも含まれる。 Web会議のチャットの記録は会議のアーカイブの一部である。Oracle Messengerのチャット・セッションおよびチャット会議のチャット記録は、「Oracle Messenger」ウィンドウのメッセージ履歴の表示コマンドを使用して、または「アーカイブ」タブで「メッセージを表示」を選択して表示できる。
デスクトップ共有モード(desktop sharing mode)
Web会議で使用するモードの1つ。このモードでは、アプリケーション、デスクトップの特定領域、デスクトップ全体、またはWebブラウザを開催者と共有することができる。
登録済のユーザー(registered user)
Oracle Internet Directoryを介してプロビジョニングされた、Oracle Real-Time Collaborationユーザー。 登録済のユーザーは、会議の予定作成、インスタント会議の開始、会議資料のダウンロード、会議およびメッセージのアーカイブの参照、Oracle Messengerクライアントのダウンロード、インスタント・メッセージの送受信、所在の参照および公開など、Oracle Real-Time Collaborationの基本的なタスクをすべて実行できる。 「未登録のユーザー」を参照。
ドキュメント・プレゼンテーション・モード(document presentation mode)
Web会議で使用するモードの1つ。このモードは、Microsoft Officeドキュメント、および*.txt、*.jpg、*.gifファイルの表示用に最適化されている。開催者およびプレゼンタはスライドショー・タイプのナビゲーション、索引、およびサムネイルを使用できる。ドキュメントをこのモードで共有するには、その前に、ユーザーの個人的な資料のリポジトリにドキュメントを最初に配置する必要がある。
ドキュメント変換サーバー(Document Conversion Server)
サポートされているドキュメント・タイプをHTMLへ変換して、ドキュメント・プレゼンテーション・モードで表示できるようにするサーバー。 コンポーネント名はrtc-docconv。
評価(rating)
Web会議の終了時アンケートに対する、会議の開催者の回答。Web会議の退出時に、開催者はOracle Web Conferencingを評価するよう要求される。「とてもよい」、「よい」、「悪い」のいずれかを選択できる。
表示(visibility)
ユーザーがログインの前または後に、予定されているWeb会議を「今後の会議」リストで参照できるかどうかを表す。
すべてのユーザーに対してオープンで、表示されるように設定されている会議は、ユーザーがOracle Real-Time Collaboration Webクライアント・ページにログインしているかどうかに関係なく、「今後の会議」リストで参照できる。
登録済のユーザーに対してオープンで、表示されるように設定されている会議は、ログインした登録済のユーザーのみが「今後の会議」リストで参照できる。
「対象者」、「登録済のユーザー」および「未登録のユーザー」も参照。
ビジネス管理者(business administrator)
システムのデプロイを開始、停止、構成、および管理できる機能を割り当てられた登録済のユーザー。 ビジネス管理者は、ビジネス・モニターのタスクも実行できる。
ブロードキャスト・メッセージ(broadcast message)
Oracle Messengerで選択した連絡先あるいは1つ以上のグループへ送信されるテキストベースのメッセージ。送信者は、連絡先のユーザーが個別のチャット・メッセージで(のみ)送信者へ応答できるようにするかを選択できる。
プロセス・マネージャ(Process Manager)
その他すべてのOracle Real-Time Collaborationプロセス(OC4J_imeetingプロセスを除く)を監視し、プロセスが停止した場合はこれを再起動することによって高可用性を実現するOracle Real-Time Collaborationコア・コンポーネント。このプロセス自体は、Oracle Process Management and Notificationシステムによって監視される。 コンポーネント名はrtcpm。
プロパティ(properties)
Oracle Real-Time Collaborationのプロパティは、システムの接続情報、セキュリティ・レベル、レポート、Webクライアントのページ、Web会議コンソールの特性、ユーザー権限など、システムの様々な部分を構成するために使用される。 管理者は、rtcctlユーティリティを使用してプロパティを設定する。
ボイス・プロキシ・サーバー(Voice Proxy Server)
Oracle Messengerでのボイス・チャット・セッション中、およびOracle Web ConferencingでのPCマイクロフォンを使用したボイス・チャット中にリアルタイムの双方向音声通信を処理するOracle Real-Time Collaborationコア・コンポーネント。 Oracle Messengerクライアントと直接対話する。 コンポーネント名はrtc-voiceproxy。
ホワイトボード・モード(whiteboard mode)
Web会議で使用するモードの1つ。このモードでは、開催者またはプレゼンタが様々な描画ツールを使用して、ホワイトボード上に描画できる。参加者は、ホワイトボード上の描画をリアルタイムで参照できる。
マルチプレクサ(Multiplexer)
Oracle Web ConferencingクライアントおよびOracle Web Conferencingサーバーからのインバウンド接続を受け入れ、両者間のデータ通信をルーティングするOracle Real-Time Collaborationコア・コンポーネント。Web Conferencingコンポーネントの通信ハブとして機能する。 コンポーネント名はrtc-mx。
未登録のユーザー(nonregistered user)
Oracle Internet Directoryのメンバーではないが、Web会議に招待されているユーザー、またはOracle MessengerへのOracle Real-Time Collaboration統合サービスを使用してWebページ経由でチャット・セッションに参加しているユーザー。 「登録済のユーザー」を参照。
有効値(effective value)
様々なプリファレンス・ダイアログを介して管理者およびユーザーが設定するプロパティと、継承順(システム、サイト、インスタンス、コンポーネント)および -force
によってプロパティ値が強制されるかどうかに基づいて、実行時にシステムが使用するOracle Real-Time Collaborationのプロパティの値。 「実際値」を参照。
有効範囲(scope)
Oracle Real-Time Collaborationシステム内でプロパティの影響を受ける部分。 プロパティは、システム、サイト、コンポーネントおよびインスタンスのレベルで設定できる。
要登録の会議(enrollable conference)
ユーザーが名前、会社、住所、電話番号、電子メール・アドレスを登録フォームに記入して初めて参加できる会議。 このような会議は通常、Webセミナー、販売会議、または開催者によって個人情報が追跡される未登録のユーザーが参加するその他の会議用に作成される。
リソース(resource)
JIDの一部。 ユーザーがOracleプレゼンス・サーバーにアクセスする方法についての追加情報を提供する。 リソースとして、ユーザーの接続場所(家庭や職場など)、ユーザーが接続に使用するデバイスのタイプ(ノートPCやパームトップなど)、ユーザーの特定のクライアント(WindowsやJavaなど)を使用できる。
リダイレクタ(Redirector)
受け取った接続をOracle Real-Time Collaboration通信プロセス(Web会議の場合はマルチプレクサ、チャット・セッションの場合はClient Connection Manager)にリダイレクトし、両者間でロード・バランシングするOracle Real-Time Collaborationコア・コンポーネント。 コンポーネント名はrtc-rdtr。
ロード・バランサ(load balancer)
Webリクエストを多数の物理サーバーに分散できる、非常に高速なネットワーク・デバイス。 ロード・バランサの目的は、クライアント・ブラウザに対して単一の公開アドレスを提供すること、およびOracle Real-Time Collaborationの場合は複数のOracle Real-Time Collaborationコア・コンポーネントのアプリケーション層を提供することである。このアプリケーション層では、ロード・バランサによるリクエストの分散に基づき、リクエストがサービスされる。
ロール(roles)
Oracle Real-Time Collaborationのロールは、ユーザーがシステムで実行できるタスクを制御する。 「ビジネス管理者」、「ビジネス・モニター」および「エンド・ユーザー」を参照。