| Oracle Collaboration Suiteインストレーション・ガイド 10gリリース1(10.1.1)for HP-UX PA-RISC(64-bit) B25362-01 |
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この章では、Oracle Collaboration Suiteのインストールを開始する手順について説明します。インストール・プロセスを正常に実行するには、この章に示す手順に従う必要があります。
この章の内容は次のとおりです。
Oracle Collaboration Suiteには、次の製品をインストールするためのDVD-ROMが含まれています。
Oracle Collaboration Suite
Oracle Calendar Serverスタンドアロン
Oracle Voicemail & FaxおよびOracle Web Conferencing変換サーバーfor Microsoft Windows
パッチ(Portal、Oracle Database、その他の必要なパッチ)
Oracle Collaboration Suiteクライアント
Oracle Cluster Ready Services 10.1.0.4.2
Oracle Collaboration Suiteには、次のような追加サポートを提供する3枚のCD-ROMも同梱されています。
OracleAS Metadata Repository Creation Assistant
OracleAS Metadata Repository Upgrade Assistant and Utilities
Oracle Collaboration Suite JP Documentation Library
Oracle Collaboration SuiteをDVDから直接インストールするか、またはDVDの内容をコピーしてシステムのハード・ディスク・ドライブからインストールするかを選択できます。Oracle Universal Installerを起動する前に、インストール方法に応じて必要な手順を完了する必要があります。
DVDの自動マウントがサポートされないオペレーティング・システムの場合は、DVDを手動でマウントする必要があります。DVDをマウントまたはアンマウントするには、root権限が必要です。DVDをドライブから取り出す前には、必ずアンマウントしてください。
適切なインストールの1枚目のDVDをマウントして開始します。必要であれば、続けてディスクをマウントします。Oracle DVD-ROMを手動でマウントするには、次の手順を実行します。
DVDをDVD-ROMドライブに挿入します。
rootユーザーとしてログインします。DVD-ROMのマウント・ポイント・ディレクトリがない場合は、次のコマンドを使用して作成します。
$ su root
# mkdir dvdrom_mount_point_directory
次のコマンドを使用して、デバイス名を確認します。
$ ioscan -fun -C disk
次のような情報が出力されます。
disk 10 10/12/5.2.0 sdisk CLAIMED DEVICE TOSHIBA DVD-ROM XM-5701TA /dev/dsk/c0t6d0 /dev/rdsk/c0t6d0
/etc/pfs_fstabファイルにDVD-ROMデバイスに対応するエントリがない場合は、エントリを追加する必要があります。rootユーザーとして、システム・エディタを使用して/etc/pfs_fstabファイルに次の書式で行を追加します。
device_file mount_point filesystem_type
この書式では、最初のエントリがDVD-ROMデバイス、次のエントリがマウント・ポイントを示します。
この例ではdevice_fileは/dev/dsk/c0t6d0です。パス/dev/dsk/c0t6d0のDVD-ROMデバイスの場合、次のように入力します。
/dev/dsk/c0t6d0 /DVD pfs-rrip xlat=unix 1 0
次のコマンドを使用してrootユーザーとしてログインします。
$ su root
次のコマンドを入力します。
# nohup /usr/sbin/pfs_mountd & # nohup /usr/sbin/pfsd &
次のコマンドを入力して、DVDをマウントします。
# /usr/sbin/pfs_mount /DVD
rootアカウントからログアウトします。
# exit
現行の作業ディレクトリがDVD上にある場合にOracle Universal Installerを実行するには、次の手順を実行して2枚目以降のDVDをマウントします。
各DVDの内容をシステムのハード・ドライブにコピーすると、インストール中にDVD-ROMをマウントおよびアンマウントする必要がなくなります。他のアプリケーションによって使用されていないファイル・システムおよび十分なディスク領域が必要です。
各DVDの内容をシステムのハード・ドライブにコピーします。ディレクトリは、1枚目のDVDはDisk1というように、DVDの枚数に応じてディスク・セットを構成するディスクの順番で名前を付けます。
Oracle Universal Installerを起動します。
プラットフォームのハード・ディスク要件については、2.1項を参照してください。
Oracle Collaboration Suiteでは、Oracle Universal Installerを使用してインストール・プロセスの手順が説明されます。Oracle Universal Installerでは、次の機能が提供されます。
Oracle Collaboration Suiteのインストール・オプションの説明
事前設定された環境変数および構成設定の検出
インストール中の環境変数および構成の設定
Oracle Collaboration Suite製品の削除
この項では、Oracle Universal Installerの次の機能について説明します。
Oracle Collaboration Suiteをコンピュータ上で初めて実行すると、oraInventoryディレクトリが作成されます。oraInventoryディレクトリには、Oracle Collaboration Suiteでコンピュータ上にインストールされた製品のインベントリ、およびその他のインストール情報が保存されます。インストール済のOracle製品が存在する場合は、すでにoraInventoryディレクトリが存在している可能性があります。
Oracle Collaboration Suiteを所有するUNIXグループには、oraInventoryディレクトリへの書込み権限が付与されている必要があります。この権限なしでOracle Collaboration Suiteを実行すると失敗します。詳細は、2.5項を参照してください。
oraInventoryの場所はoraInst.locファイルで定義されます。このファイルは、オペレーティング・システム上のディレクトリ/var/opt/oracle/oraInst.locにあります。
最新のインストールに関するログ・ファイルは次のファイルです。
$ORACLE_BASE/oraInventory/logs/installActionstodays_date_time.log
ここで、$ORACLE_BASEはインストール・ファイルの場所を示し、todays_date_timeはインストールの日時を示します。
oraInventoryディレクトリまたはこのディレクトリの内容を削除、または手動で変更しないでください。Oracle Universal Installerで、システム上にインストールした製品を検出できなくなる可能性があります。
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注意: ORACLE_HOME/installディレクトリ内のmake.logファイルには、インストール中に実行されたすべてのファイル作成操作が記録されます。また、make.logファイルには、インストール中に発生したすべてのリンク・エラーも記録されます。make.logファイルは削除または変更しないでください。
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同じホスト上に続けてOracle Collaboration SuiteまたはOracle Collaboration Suite 10gインフラストラクチャをインストールする場合は、次の手順を実行することをお薦めします。
第2章に示すインストール前タスクを再確認します。
Oracle Enterprise Manager Websiteを終了します。詳細は、『Oracle Collaboration Suite管理者ガイド』を参照してください。
インストールの開始時に、事前にインストールされた他のすべてのOracle Collaboration Suiteインスタンスが実行されていることを確認します。
最初にインストールしたOracle Collaboration SuiteのOracleホームとは別のOracleホームを指定します。
後続のOracle Collaboration Suiteインストールに対し、同じoraInventoryディレクトリを使用します。
Oracle Universal Installerを起動するには、次の手順を実行します。
DVDが自動的にマウントされない場合は、手動でマウントする必要があります。
oracleユーザーとしてログインします。
Oracle Collaboration SuiteのDVD-ROMをDVD-ROMドライブに挿入します。
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注意:
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1枚目のDVDをDVD-ROMドライブに挿入します。
次のコマンドを使用して、Oracle Universal Installerを実行します。
# cd# /dvdrom/runInstaller
これにより、Oracle Universal Installerが起動するため、このインストーラを使用してOracle Collaboration Suiteをインストールします。