Oracle Collaboration Suiteインストレーション・ガイド 10gリリース1(10.1.1)for HP-UX PA-RISC(64-bit) B25362-01 |
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この章の内容は次のとおりです。
Oracle Collaboration Suite単一クラスタ・アーキテクチャのインストール順序は、次のとおりです。
Oracle Cluster Ready Servicesをインストールします。これは、Oracle Real Application ClustersデータベースにOracle Collaboration Suite 10gデータベースをインストールする際の前提条件です。
使用プラットフォームに対応するOracle Cluster Ready Services 10.1.0.4.2パッチセットを適用します。使用プラットフォームに対応するOracle Cluster Ready Services 10.1.0.2パッチセットは、Oracle Database 10g Patchset (10.1.0.4.2) for HP-UX DVDに含まれています。
Oracle Collaboration SuiteデータベースをRACにインストールします。
ロード・バランサをIdentity Management層向けに適切に構成します。
Identity Managementを高可用性ノードにインストールします。ロード・バランサの仮想サーバー名は、インストール時に「LDAP仮想ホストおよびポートの指定」画面および「HTTPロード・バランサのホストおよびポートの指定」画面で指定する必要があります。
任意のデータベース・ノードでOCSdbSchemaReg.sh
スクリプトを実行します。このスクリプトにより、データベースがOracle Internet Directoryに登録されます。また、各Oracle Collaboration Suiteコンポーネントに対してスキーマ・オブジェクトを作成するコンポーネントのコンフィギュレーション・アシスタントが実行されます。
Oracle Calendar ServerをCold Failover Cluster構成にインストールします。このサーバーでは、vhost.mydomain.com
のような仮想ホスト名を使用する必要があります。oraInventory
ディレクトリとORACLE_HOME
を、コールド・フェイルオーバー用の他のノードにマウントできる共有デバイスにインストールします。
Oracle Calendar Server以外のOracle Collaboration Suiteアプリケーションをインストールします。
この項の内容は次のとおりです。
11.2.7「Oracle Collaboration Suiteアプリケーションの最初のインスタンスのインストール(Oracle Calendar Serverを除く)」
11.2.8「ロード・バランサを使用した最初のOracle Collaboration Suite 10gアプリケーション層の構成」
11.2.9「Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションの後続のインスタンスのインストール」
11.2.10「Oracle Collaboration Suiteアプリケーションの後続のインスタンスとロード・バランサがともに動作するようにするためのインストール後の手順」
この項では、Oracle Cluster Ready Servicesのインストール手順について説明します。また、Oracle Cluster Ready Servicesにパッチを適用する手順についても説明します。
表11-1の手順を実行して、Oracle Cluster Ready Servicesをインストールします。
Cluster Ready Servicesのインストール手順の詳細は、次の場所にある『Oracle Real Application Clustersインストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。
http://otn.oracle.com/pls/db10g/portal.portal_demo3?selected=16
Oracle Collaboration Suite Supplemental DVDからOracle Cluster Ready Servicesソフトウェアをインストールします。
表11-1 Oracle Cluster Ready Servicesのインストール
手順 | 画面 | 操作 |
---|---|---|
1. |
|
/u01/app/oracle |
2. |
|
以前に作成したCRSホーム・ディレクトリを指定するように環境変数 /u01/crs/oracle/product/10.1.0/crs_1 |
3. |
|
Oracle Cluster Ready Servicesリリース1のCD-ROMの最上位ディレクトリまたはDVD-ROMの |
4. |
「ようこそ」ページ |
「次へ」をクリックします。 |
5. |
インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定 (拡張インストールのみ) |
この画面は、コンピュータに最初にOracle製品をインストールする場合にのみ表示されます。 インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください: インストーラのファイルのディレクトリのフルパスを入力します。製品ファイルのOracleホーム・ディレクトリ以外のディレクトリを入力します。 例: 「OK」をクリックします。 |
6. |
UNIXグループ名 (拡張インストールのみ) |
この画面は、コンピュータに最初にOracle製品をインストールする場合にのみ表示されます。 インベントリ・ディレクトリの書込み権限を付与するオペレーティング・システム・グループを入力します。 例: 「次へ」をクリックします。 |
7. |
orainstRoot.shの実行 (拡張インストールのみ) |
この画面は、コンピュータに最初にOracle製品をインストールする場合にのみ表示されます。 別のシェルで 「続行」をクリックします。 |
8. |
ファイルの場所の指定 (拡張インストールのみ) |
必要に応じて、ソース・ディレクトリのフルパスを「ソース」の「パス」フィールドに入力します。 名前: このOracleホームを識別する名前を入力します。名前は最大16文字で、空白を使用することはできません。 例: インストール先パス: インストール先のディレクトリのフルパスを入力します。これがOracleホームです。ディレクトリが存在しない場合は、インストーラによって作成されます。ディレクトリをあらかじめ作成する場合は、 例: 「次へ」をクリックします。 |
9. |
言語の選択 (拡張インストールのみ) |
「使用可能な言語」リストから必要な言語を選択し、「選択された言語」リストに追加します。 「次へ」をクリックします。 |
10. |
クラスタ構成 (拡張インストールのみ) |
クラスタ名: クラスタ名を指定します。 「パブリック・ノード名」でホスト名を指定します。同様に、「プライベート・ノード名」でプライベート名を指定します。これらの名前は、クラスタ内のノード名の相互接続に使用されます。 注意: プライベート名は、パブリック名と同じ名前にできません。IPアドレスをプライベート名として指定することは可能です。 「次へ」をクリックします。 |
11. |
ネットワーク・インタフェース使用方法の指定 (拡張インストールのみ) |
クラスタ内のノードのインタフェース名、サブネットおよびインタフェース・タイプをそれぞれのドロップダウン・リストから選択します。 プライベートとマークを付けたインタフェースは、RACノード間通信にのみ使用されます。 注意: インタフェースに関連付けられたサブネットが複数ある場合、インタフェース・タイプに関連付けるサブネットを指定してください。 |
12. |
Oracle Cluster Registry (拡張インストールのみ) |
OCRの場所の指定: クラスタのすべてのノードから参照可能な共有RAWデバイスまたはクラスタ・ファイル・システムのファイルを指定します。 注意: OCRには100MB以上のディスク領域が必要です。 「次へ」をクリックします。 |
13. |
投票ディスク (拡張インストールのみ) |
投票ディスク・ファイル名の入力: クラスタのすべてのノードから参照可能な投票ディスクのRAWデバイスまたはクラスタ・ファイル・システムのファイルを指定します。 「次へ」をクリックします。 注意: OCRには20MB以上のディスク領域が必要です。 |
14. |
サマリー |
選択内容を確認し、「インストール」をクリックします。 |
15. |
インストールの進捗状況 |
この画面には、インストールの進捗状況が表示されます。 |
16. |
root.shの実行 |
注意: このダイアログ・ボックスが表示されるまで、
|
17. |
コンフィギュレーション・アシスタント |
この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントによって、コンポーネントが構成されます。 |
18. |
インストールの終了 |
「終了」をクリックしてインストーラを終了します。 |
Oracle Cluster Ready Servicesのインストール後、Oracle Cluster Ready Services 10.1.0.4.2パッチセットを適用する必要があります。使用プラットフォームに対応するOracle Cluster Ready Services 10.1.0.2パッチセットは、Oracle Database 10g Patchset (10.1.0.4.2) for HP-UX DVDに含まれています。
表11-2に、その手順を示します。
表11-2 Oracle Cluster Ready Servicesパッチセットの適用
手順 | 画面 | 操作 |
---|---|---|
1. |
ようこそ |
「次へ」をクリックします。 |
2. |
ファイルの場所の指定 |
必要に応じて、ソース・ディレクトリのフルパスを「ソース」の「パス」フィールドに入力します。 インストール先パス: インストール先のディレクトリのフルパスを入力します。これがOracleホームです。 ソースおよびインストール先は、Oracle Cluster Ready Servicesのインストール時に指定したソースおよびインストール先と同じになります。 |
3. |
選択されたノード |
「ノード名」リストに表示されているノードを確認し、「次へ」をクリックします。 |
4. |
サマリー |
選択内容を確認し、「インストール」をクリックします。 |
5. |
なし |
各ノードから、 |
6. |
インストールの終了 |
「終了」をクリックしてインストーラを終了します。 |
クラスタ化されたハードウェアにOracle Collaboration Suite 10gデータベースをインストールするには、表の手順を実行します。
次の表に、Oracle Cluster Ready Services(CRS)ファイル、Oracle DatabaseファイルおよびOracle Databaseリカバリ・ファイルの格納用にサポートされている記憶域オプションを示します。Oracle Databaseファイルには、データファイル、制御ファイル、REDOログ・ファイル、サーバー・パラメータ・ファイルおよびパスワード・ファイルが含まれます。Oracle CRSファイルには、Oracle Cluster Registry(OCR)およびCRS投票ディスクが含まれます。
すべてのインストールに対し、Oracle CRSファイルおよびOracle Databaseファイルに使用する記憶域オプションを選択する必要があります。インストール時に自動バックアップを有効にする場合は、リカバリ・ファイル(フラッシュ・リカバリ領域)に使用する記憶域オプションも選択する必要があります。各ファイル・タイプに同じ記憶域オプションを使用する必要はありません。
記憶域オプション | サポートされるファイル・タイプ | ||
---|---|---|---|
CRS | データベース | リカバリ | |
自動ストレージ管理 | なし | あり | あり |
クラスタ・ファイル・システム
注意: サポートされているクラスタ・ファイル・システムが必要です。 |
あり | あり | あり |
NFSファイル・システム
注意: Fujitsu PRIMECLUSTERおよび動作保証されているNASデバイス(SPARCのみ)とともに使用する場合のみ、現在サポートされています。 |
あり | あり | あり |
共有RAW論理ボリューム(SPARCのみ) | あり | あり | なし |
共有RAWパーティション | あり | あり | なし |
各ファイル・タイプに使用する記憶域オプションを選択する場合は、次のガイドラインを使用します。
選択した記憶域オプションについて記載されている要件を満たしているかぎり、サポートされている記憶域オプションの任意の組合せをファイル・タイプごとに選択できます。
データベース・ファイルおよびリカバリ・ファイルには、記憶域オプションとしてASMを選択することをお薦めします。
Standard Editionインストールの場合、データベース・ファイルまたはリカバリ・ファイルには、ASMのみが記憶域オプションとしてサポートされています。
Oracle CRSファイルはOracleインスタンスの起動前にアクセス可能になる必要があるため、このファイルの格納に自動ストレージ管理は使用できません。
OracleAS Metadata RepositoryデータベースにASMインスタンスを使用する場合は、次の推奨事項を考慮してください。
同じノードの複数のデータベース・ホームからOracleデータベース・インスタンスとともにASMを使用する場合は、データベース・ホームとは異なるOracleホームからASMインスタンスを実行する必要があります。
ASMホームは、すべてのクラスタ・ノードにインストールする必要があります。これにより、データベースのOracleホームを削除するときに、データベースで使用中のASMインスタンスを他のホームから誤って削除することを防止できます。
/response/rawconfig_10g_ocs
にあるテンプレート・ファイルに、RAWデバイスをDBファイルの記憶域オプションとして使用する場合に必要なRAWパーティションの数とサイズが指定されています。すべての表領域が、テンプレートの指定よりも大きいことを確認します。
RACにOracle Collaboration Suite 10gデータベースをインストールするには、表11-3の手順を実行します。
表11-3 Oracle Collaboration Suite 10gデータベースのインストール
手順 | 画面 | 操作 |
---|---|---|
1. |
ようこそ |
「次へ」をクリックします。 |
2. |
ファイルの場所の指定 |
新規Oracleホームの名前およびパスを入力します。 この新規Oracleホームは、Oracle Collaboration Suite 10gデータベースのインストール先Oracleホームになります。 「次へ」をクリックします。 |
3. |
ハードウェアのクラスタ・インストール・モードの指定 |
「クラスタ・インストール」およびOracleソフトウェアをインストールするノードを選択します。ローカル・ノードは常に選択されます。 「次へ」をクリックします。 |
4. |
インストールする製品の選択 |
Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャ10.1.1.0.2を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
5. |
インストール・タイプの選択 |
Collaboration Suite Databaseを選択します。 「次へ」をクリックします。 |
6. |
データベースの作成 |
「新規データベースをここで作成しますか。」に対して「はい」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
7. |
Information Storageの登録 |
「Information Storeをここで登録しますか。」に対して「いいえ」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
8. |
データベースIDの指定 |
「グローバル・データベース名」フィールドおよび「SID」フィールドに、このインストールに使用するグローバル・データベース名およびSIDを入力します。 「次へ」をクリックします。 |
9. |
データベース管理オプションの選択 |
「データベース管理にGrid Controlを使用する」または「データベース管理にDatabase Controlを使用する」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
10. |
データベース・ファイル記憶域オプションの指定 |
「自動ストレージ管理(ASM)」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
11. |
バックアップ・オプションおよびリカバリ・オプションの指定 |
「自動バックアップを有効にしない」を選択します。自動バックアップは無効にすることをお薦めします。自動バックアップを有効にした場合、このオプションではOracle Collaboration Suite 10gデータベースのみがバックアップされ、他のOracle Collaboration Suiteファイルはバックアップされません。 「次へ」をクリックします。 |
12. |
データベース・スキーマのパスワードの指定 |
アカウントごとにパスワードを入力するか、すべてのアカウントに共通のパスワードを使用します。 「次へ」をクリックします。 |
13. |
サマリー |
インストールのすべての設定および選択内容が正しいことを確認します。 「インストール」をクリックします。 |
14. |
インストールの進捗状況 |
この画面には、インストールの進捗状況が表示されます。 |
15. |
root.shの実行 |
注意: このダイアログ・ボックスが表示されるまで、
|
16. |
コンフィギュレーション・アシスタント |
この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントによって、コンポーネントが構成されます。 |
インストール後のタスクには、インストール・エラーのトラブルシューティングが含まれます。
次の問題を解決するには、インストール後の手順を実行する必要があります。
Oracle RACのためにファイルをコピーするプロセスにおいて、「ファイルが見つかりません」という例外が発生することがあります。この例外は無視してインストールを続行してください。
リモート・ノードのデータベース・インスタンスが起動しない。このエラーを解決するには、srvctl start instance
-d
<db_name> -i <instance_name
>を使用して手動で起動します。
Enterprise Managerの構成が失敗する。このエラーを解決するには、ローカル・ノードから手動で$OH/bin/emca -c -r
を実行します。
この項では、高可用性環境におけるIdentity Managementのロード・バランシングの実装について説明します。
この項では、Identity Managementを高可用性ノードにインストールする際の前提条件について説明します。
ロード・バランサは、ノードに対するサービスを検出し、そのノードへの通信を自動的に停止するように構成する必要があります。また、ロード・バランサはフォルト・トレラント・モードにすることをお薦めします。この項では、Identity Managementのロード・バランサを構成する方法を示します。
OracleAS Cluster(Identity Management)のロード・バランサを構成するには、次の手順を実行します。
選択したロード・バランサの仮想サーバー名に、Identity Management内のノードの物理ホスト名が含まれていないことを確認します。
インストーラでファイルがIdentity Management内の別のノードにコピーされる場合、ファイル内の現在のホスト名がターゲット・ノードのホスト名に置換されます。ロード・バランサの仮想サーバー名に、クラスタ内のノードのホスト名が含まれていないことを確認してください。含まれている場合、インストーラによりロード・バランサの仮想サーバー名も変更される可能性があります。
たとえば、rac-1およびrac-2という名前のノードにインストールする場合、ロード・バランサの仮想サーバー名にrac-1またはrac-2が含まれていないことを確認してください。インストーラでファイルがrac-2にインストールされる際、ファイル内のrac-1という文字列が検索され、rac-2に置換されます。ロード・バランサの仮想サーバー名がLB-rac-1xの場合、名前に含まれるrac-1という文字列がインストーラにより検出されrac-2に置換され、LB-rac-2xという不適切な仮想サーバー名になります。
仮想サーバー名および関連ポートを次のように指定して、ロード・バランサを構成します。
LDAP接続用の仮想サーバー名を構成します。この仮想サーバーに、1つのポートをSSL接続用、もう1つのポートを非SSL接続用に構成する必要があります。
HTTP接続用の仮想サーバー名を構成します。この仮想サーバーに、1つのポートをSSL接続用、もう1つのポートを非SSL接続用に構成する必要があります。
リクエストをまず最初のノードに送るようにLDAPサーバーを構成します。この手順は、ロード・バランサ上に構成されたLDAP仮想サーバーにのみ適用されます。この手順は、ロード・バランサ上に構成されたLDAP仮想サーバーにのみ適用されることに注意してください。ロード・バランサ上に構成されたHTTP仮想サーバーには適用されません。
インストーラで仮想サーバー名およびポート番号の入力を求められます。
1つのノードでのインストールを完了した後、そのノードを仮想サーバーに追加できます。たとえば、3つのノードがある場合は、次の手順を実行します。
リクエストをノード1のみに送るようにLDAP仮想サーバーを構成します。
ノード1にIdentity Managementコンポーネントをインストールします。
ノード2にIdentity Managementコンポーネントをインストールします。
ノード2をLDAP仮想サーバーに追加します。
ノード3にIdentity Managementコンポーネントをインストールします。
ノード3をLDAP仮想サーバーに追加します。
ロード・バランサに、HTTPトラフィックに対するCookie永続性を設定します。具体的には、/oiddas/
で始まるURIに対するCookie永続性を設定します。これはOracle Delegated Administration ServicesのURIです。ロード・バランサにURIレベルのCookie永続性を設定できない場合は、HTTPトラフィックに対するCookie永続性を設定します。いずれの場合も、ブラウザ・セッションが期限切れになった場合は失効するようにCookieを設定します。詳細は、ロード・バランサのドキュメントを参照してください。
Oracle Internet DirectoryおよびOracleAS Single Sign-On、Oracle Delegated Administration Servicesの自動監視用にロード・バランサを構成するには、次に対する監視を設定します。
LDAPポート
LDAP SSLポート
HTTPまたはHTTPSリスニング・ポート(デプロイメント・タイプによる)
これらの監視には、サービス監視用のプロトコルを個別に使用することをお薦めします。つまり、LDAPポートにはLDAP、LDAP SSLポートにはSSLによるLDAP、Webサーバー・ポートにはHTTP/HTTPSを使用します。ロード・バランサにこれらの監視の1つまたはすべての監視がない場合、ロード・バランサの最適な設定方法は、ロード・バランサのドキュメントを参照してください。
この項では、Identity Managementを高可用性ノードにインストールする方法を説明します。
Identity Managementの最初のインスタンスをインストールするには、表11-4の手順を実行します。
表11-4 Identity Managementの最初のインスタンスのインストール
手順 | 画面 | 操作 |
---|---|---|
1. |
ようこそ |
「次へ」をクリックします。 |
2. |
ファイルの場所の指定 |
新規Oracleホームの名前およびパスを入力します。この新規Oracleホームは、Identity Managementのインストール先Oracleホームになります。「次へ」をクリックします。 |
3. |
ハードウェアのクラスタ・インストール・モードの指定(オプション) |
「ローカル・インストール」を選択します。この画面は、クラスタにIdentity Managementをインストールする場合にのみ表示されます。「次へ」をクリックします。 |
4. |
インストールする製品の選択 |
Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャ10.1.1.0.2を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
5. |
インストール・タイプの選択 |
「Identity Management」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
6. |
構成オプションの選択 |
「Oracle Internet Directory」を選択します。「OracleAS Single SignOn」を選択します。「OracleAS Delegated Administration Services」を選択します。「Oracle Application Server Directory Integration and Provisioning」を選択します。「Oracle Application Server Certificate Authority (OCA)」は選択しないでください。「高可用性およびレプリケーション」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
7. |
リポジトリの指定 |
ユーザー名: Oracle Collaboration Suite 10gデータベースへのログインに使用するユーザー名を入力します。ユーザーにはDBA権限が必要です。 パスワード: ユーザーのパスワードを入力します。 ホスト名とポート: Oracle Collaboration Suite 10gデータベースを実行しているすべてのノードの名前とポート番号を入力します。次の書式を使用します。 Host1.domain.com:port1,Host2.domain.com:port2,… Service Name: データベースのサービス名を入力します。サービス名にはデータベースのドメイン名が含まれている必要があります。 「次へ」をクリックします。 |
8. |
高可用性またはレプリケーション・オプションの選択 |
「OracleASクラスタ(ID管理)」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
9. |
新規Oracle Application Serverクラスタ名の指定 |
OracleAS Cluster(Identity Management)用に作成するクラスタの名前を、「新規Oracle Application Serverクラスタ名」フィールドに入力します。 「次へ」をクリックします。 |
10. |
Internet Directoryのネームスペースの指定 |
次のようにOracle Internet Directoryのネームスペースを入力するか、推奨ネームスペースを選択します。 dc=us,dc=oracle,dc=com 「次へ」をクリックします。 |
11. |
LDAP仮想ホストおよびポートの指定 |
ホスト名: ロード・バランサ上に構成されているLDAP仮想サーバーの完全修飾仮想サーバー名を入力します。 SSLポート: Oracle Internet DirectoryのSSLポート番号を入力します。 非SSLポート: Oracle Internet Directoryのポート番号を入力します。 「次へ」をクリックします。 |
12. |
HTTPロード・バランサのホストおよびポートの指定 |
HTTPリスナー: ポート: Oracle HTTP Serverでリスニングするポート番号を入力します。 SSL有効: このポートでOracle HTTP ServerをSSL用に構成する場合は、このオプションを選択します。 HTTPロード・バランサ: ホスト名: ロード・バランサ上に構成されているHTTP仮想サーバーの名前を入力します。 HTTPロード・バランサ: ポート: HTTP仮想サーバーのポートを入力します。 SSL有効: このポートがSSL通信専用の場合は、このオプションを選択します。 「次へ」をクリックします。 |
13. |
ゲスト・アカウントのパスワード |
「次へ」をクリックします。 |
14. |
インスタンス名とias_adminパスワードの指定 |
インスタンス名: このIdentity Managementインスタンスの名前を入力します。 ias_adminパスワードおよびパスワードの確認: |
15. |
サマリー |
選択内容を確認し、「インストール」をクリックします。 |
16. |
インストールの進捗状況 |
この画面には、インストールの進捗状況が表示されます。 |
17. |
root.shの実行 |
注意: このダイアログ・ボックスが表示されるまで、
|
18. |
コンフィギュレーション・アシスタント |
この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。 |
19. |
インストールの終了 |
「終了」をクリックしてインストーラを終了します。 |
インストール後のタスクには、インストール・エラーのトラブルシューティングおよび手動によるインストール後の手順の実行が含まれます。
次の問題を解決するには、インストール後の手順を実行する必要があります。
Identity Managementの後続のインスタンスをインストールするときに、SSOUIコンフィギュレーション・アシスタントが失敗することがあります。この問題を解決するには、Identity Managementの最初のインスタンスのインストールにある$ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_SECURITY/applications
のすべてのファイルを、Identity Managementの後続のインスタンスのインストールにある$ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_SECURITY/applications
にコピーしてから、コンフィギュレーション・アシスタントを再試行します。
Oracle Collaboration Suiteが正しく動作するように、Oracle Collaboration Suite 10gデータベースをOracle Internet Directoryに登録する必要があります。また、各Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーション・コンポーネントのデータベース・スキーマをOracle Collaboration Suite 10gデータベースに作成する必要があります。ORACLE_HOME/install/OCSdbSchemaReg.sh
スクリプトを使用して、両方のタスクを実行できます。このスクリプトは、単一のデータベース・ノードに対してのみ実行する必要があります。
OCSdbSchemaReg.sh
スクリプトは、Oracle Collaboration Suite 10gデータベース・ノードのORACLE_HOME/install
ディレクトリにあります。
ORACLE_HOME/install/OCSdbSchemaReg.ini.sample
をORACLE_HOME/install/OCSdbSchemaReg.ini
にコピーします。
ORACLE_HOME/install/OCSdbSchemaReg.ini
スクリプトを、適切な値を使用して変更します。
Oracle Collaboration Suite 10gデータベース・マシンの1つからOCSdbSchemaReg.ini
ファイルの$hostList
オプションに複数のホストを入力することにより、OCSdbSchemaReg.sh
をORACLE_HOME/install
ディレクトリからRACモードで実行します。
次のスクリプトを実行します。
OCSdbSchemaReg.sh –f OCSdbSchemaReg.ini
ORACLE_HOME/install/schemaReg.results
、OCSdbSchemaReg.sh
およびOCSdbSchemaReg.log
をチェックし、すべてのコンフィギュレーション・アシスタントが成功したかどうかを確認します。
この項では、Oracle Calendar Serverのインストールのタスクおよびインストール後のタスクについて説明します。
Cold Failover ClusterにOracle Calendar Serverをインストールする前に、次の手順を実行します。
Cold Failover Clusterでは、クラスタ内の各ノードでハードウェア・ベンダーのクラスタウェアが実行されている必要があります。Oracle Cluster Ready Services(CRS)を実行しているクラスタにCalendar Serverをインストールする場合も、自動コールド・フェイルオーバーをサポートする、ハードウェア・ベンダーのクラスタウェアが必要です。Cold Failover Clusterでは、ハードウェア・ベンダーのクラスタウェアを使用しないでCRSを実行することはできません。
クラスタウェアが実行されていることを確認するには、クラスタウェアの該当するコマンドを使用します。
OracleAS Cold Failover Cluster構成の各ノードには、独自の物理IPアドレスが関連付けられています。また、クラスタ内のアクティブ・ノードには、仮想ホスト名および仮想IPアドレスが関連付けられています。これにより、クライアントは、仮想ホスト名を使用してOracleAS Cold Failover Clusterにアクセスできます。
仮想ホスト名および仮想IPアドレスは、ハードウェア・クラスタを含むサブネットのコンテキストでは任意の有効なホスト名およびIPアドレスです。
注意: 仮想ホスト名と仮想IPアドレスは、アクティブ・ノードにのみマッピングします。仮想ホスト名および仮想IPアドレスをアクティブ・ノードとセカンダリ・ノードの両方に同時にマッピングしないでください。フェイルオーバー時にのみ、セカンダリ・ノードからアクティブ・ノードになったノードに仮想ホスト名および仮想IPアドレスをマッピングします。 |
次の例では、仮想ホスト名vhost.mydomain.com
および仮想IPアドレス138.1.12.191を使用したノードの構成方法を示します。
注意: この手順を実行する前に、システム管理者またはネットワーク管理者にすべての必要な手順を確認するように依頼してください。この手順を実行すると、クラスタ・ノードのネットワーク設定が再構成され、ネットワーク実装の違いによって手順が変わる場合があります。 |
仮想ホスト名とIPアドレスを、ネットワークのDNSに登録します。たとえば、vhost.mydomain.com/138.1.12.191
ペアをDNSに登録します。
アクティブ・ノードの/etc/hostsファイルに次の行を追加します。
ip_address hostname.domain hostname
次に例を示します。
138.1.12.191 vhost.mydomain.com vhost
プライマリ・パブリック・ネットワーク・インタフェースを確認します。
イーサネットのカプセル化に使用するプライマリ・パブリック・ネットワーク・インタフェースはlan0
です。プライマリ・パブリック・ネットワーク・インタフェースを確認するには、次のコマンドを入力して、ノードの物理ホスト名の値がAddress
であるネットワーク・インタフェースを検索します。
/usr/bin/netstat -i
プライマリ・パブリック・ネットワーク・インタフェースに使用可能な索引番号を検索します。
手順3と同じコマンドを使用して、プライマリ・パブリック・ネットワーク・インタフェースへの追加IPアドレスに使用可能な索引番号を確認します。
たとえば、/usr/bin/netstat -i
コマンドの出力が次のとおりで、手順3でlan0
がプライマリ・パブリック・インタフェースと判別された場合、lan0:2
を追加IPアドレスとして使用できます。
名前
|
Mtu
|
ネットワーク
|
アドレス
|
Ipkts
|
Opkts
|
|
---|---|---|---|---|---|---|
lan0:1
|
1500
|
datacenter1
|
www2.mydomain.com
|
1050265
|
734793
|
lan1* 1500 none none 0
|
索引番号として0
は使用しないでください。通常、interface:0
は、ほとんどのシステムでインタフェースと同じになるためです。たとえば、lan0:0
はlan0
と同じです。
root
ユーザーとして次のコマンドを実行することにより、プライマリ・パブリック・ネットワーク・インタフェースに仮想IPアドレスを追加します。
注意: このインタフェースのNETMASKおよびBROADCASTの値には、プライマリ・パブリック・ネットワーク・インタフェース(例ではlan0 )に使用される値と同じ値を使用する必要があります。適切なnetmaskオプションおよびbroadcastオプションが含まれるように、この手順の/usr/sbin/ifconfig コマンドを変更します。
|
手順4で確認した使用可能な索引番号を使用して、次のコマンドを入力します。
/usr/sbin/ifconfig primary_public_interface:available_index ip_address
たとえば、lan0:2
が使用可能な場合、次のコマンドを入力します。
/usr/sbin/ifconfig lan0:2 138.1.12.191
仮想IPアドレスが正しく構成されていることを確認します。
手順3に記載されている方法を使用して、手順5で作成したprimary_public_interface:available_index
エントリの新規エントリを確認します。
仮想ホスト名および仮想IPアドレスを使用して、他のノードからノードに接続します。たとえば、異なるノードから次のコマンドを両方入力すると、この手順で構成したノードにログインできます。
telnet hostname.domain telnet ip_address
たとえば、次のように入力します。
telnet vhost.mydomain.com telnet 138.1.12.191
フェイルオーバー時 アクティブ・ノードに障害が発生した場合は、セカンダリ・ノードが処理を引き継ぎます。クラスタウェア・エージェントを使用して障害が発生したノードからセカンダリ・ノードに仮想IPをマッピングしない場合は、手動でマッピングする必要があります。障害が発生したノードから仮想IPのマッピングを削除し、セカンダリ・ノードにマッピングする必要があります。
可能な場合、障害が発生したノードでスーパーユーザーになり、仮想IPを削除します。
障害発生ノードがまったく動作しない場合(つまり起動しない場合)は、この手順をスキップし、手順2に進みます。ノードの一部が動作していない場合(たとえばディスクまたはメモリーに問題がある場合)で、ノードがまだping可能であるときは、この手順を実行します。
prompt> su Password: root_password # /usr/sbin/ifconfig ge0 removeif 138.1.12.191
ge0およびIPアドレスは、この例に固有の値です。使用しているクラスタに応じて適切な値に置き換えてください。
セカンダリ・ノードで、ge0
ネットワーク・インタフェースに仮想IPを追加します。
# /usr/sbin/ifconfig ge0 addif 138.1.12.191 up
ge0およびIPアドレスは、この例に固有の値です。使用しているクラスタに応じて適切な値に置き換えてください。
セカンダリ・ノードで、新しいインタフェースが追加されたことを確認します。
# /usr/sbin/ifconfig -a
...
ge0:1: flags=1000843<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST,IPv4> mtu 1500 index 2
inet 138.1.12.191 netmask ffff0000 broadcast 138.1.255.255
...
ハードウェア・クラスタには共有ストレージがある場合でも、この共有ストレージにファイル・システムを作成し、Cold Failover Clusterの両方のノードがこのファイル・システムをマウントできるようにする必要があります。このファイル・システムは、次のディレクトリ用に使用します。
インフラストラクチャのOracleホーム・ディレクトリ
oraInventory
ディレクトリ
共有ストレージを管理するためにクラスタでボリューム・マネージャを実行する場合は、ボリューム・マネージャのドキュメントでボリュームを作成する手順を参照してください。ボリュームを作成した後、そのボリュームにファイル・システムを作成できます。
ボリューム・マネージャがない場合は、共有ディスクに直接ファイル・システムを作成できます。ハードウェア・ベンダーでこの方法がサポートされていることを確認します。また、Cold Failover Clusterのいずれのノードからでもファイル・システムをマウントできること、ノードに障害が発生したときにいずれのノードからでもファイル・システムを修復可能であることを確認します。
いずれのノードからでもファイル・システムをマウントできることを確認するには、次の手順を実行します。
Cold Failover Cluster構成にOracle Calendarをインストールする前に、インストール・ノードで仮想IPアドレスおよびホスト名が有効であることを確認します。
Oracle CalendarをCold Failover Cluster構成にインストールするには、表11-5の手順を実行します。
表11-5 Oracle Calendar ServerのCold Failover Cluster構成へのインストール
手順 | 画面 | 操作 |
---|---|---|
1. |
なし |
インストーラを起動します。 |
2. |
ようこそ |
「次へ」をクリックします。 |
3. |
インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定 (拡張インストールのみ) |
この画面は、コンピュータに最初にOracle製品をインストールする場合にのみ表示されます。 インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください: インストーラのファイルのディレクトリのフルパスを入力します。製品ファイルのOracleホーム・ディレクトリ以外のディレクトリを入力します。 例: 「OK」をクリックします。 |
4. |
UNIXグループ名 (拡張インストールのみ) |
この画面は、コンピュータに最初にOracle製品をインストールする場合にのみ表示されます。 インベントリ・ディレクトリの書込み権限を付与するオペレーティング・システム・グループを入力します。 例: 「次へ」をクリックします。 |
5. |
orainstRoot.shの実行 (拡張インストールのみ) |
この画面は、コンピュータに最初にOracle製品をインストールする場合にのみ表示されます。 別のシェルで 「続行」をクリックします。 |
6. |
ファイルの場所の指定 (拡張インストールのみ) |
必要に応じて、ソース・ディレクトリのフルパスを「ソース」の「パス」フィールドに入力します。 名前: このOracleホームを識別する名前を入力します。名前は最大16文字で、空白を使用することはできません。 例: インストール先パス: インストール先のディレクトリのフルパスを入力します。これがOracleホームです。ディレクトリが存在しない場合は、インストーラによって作成されます。ディレクトリをあらかじめ作成する場合は、 例: 「次へ」をクリックします。 |
7. |
ハードウェアのクラスタ・インストール・モードの指定 (拡張インストールのみ) |
この画面は、コンピュータがハードウェア・クラスタの一部である場合にのみ表示されます。 Oracle Collaboration Suiteアプリケーションをインストールしている場合、ハードウェア・クラスタはOracle Collaboration Suiteアプリケーションに対してサポートされていないため、「ローカル・インストール」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
8. |
インストールする製品の選択 (拡張インストールのみ) |
「Oracle Collaboration Suiteアプリケーション」を選択します。 追加の言語をインストールする必要がある場合は、「製品の言語」をクリックします。 「次へ」をクリックします。 |
9. |
構成するコンポーネントの選択 (拡張インストールのみ) |
「Oracle Calendar Server」を選択します。 注意: インストール後でも、任意のコンポーネントを構成できます。 「次へ」をクリックします。 |
10. |
Oracle Internet Directoryへの登録 (拡張インストールのみ) |
ホスト: LDAP仮想サーバー名を入力します。 ポート: LDAP仮想サーバーの非SSLポート番号を入力します。 SSLを使用してOracle Internet Directoryに接続: Oracle Collaboration SuiteのコンポーネントでSSLのみを使用してOracle Internet Directoryに接続する場合は、このオプションを選択します。 「次へ」をクリックします。 |
11. |
Oracle Internet Directoryのユーザー名およびパスワードの指定 (拡張インストールのみ) |
ユーザー名: Oracle Internet Directoryにログインするためのユーザー名を入力します。 パスワード: ユーザーのパスワードを入力します。 「次へ」をクリックします。 注意: Oracle Internet Directoryスーパーユーザーの場合は、ユーザー名に |
12. |
OracleAS Metadata Repository (拡張インストールのみ) |
リストから「Collaboration Suite Database」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
13. |
データベース・コンポーネントの選択 (拡張インストールのみ) |
コンポーネント名: Oracle Calendar Server。 データベース名: Oracle Collaboration Suite 10gデータベースの名前。 「次へ」をクリックします。 注意: Oracle Collaboration Suiteデータベースの複数のインスタンスがOracle Internet Directoryで使用可能になっている場合は、「データベース名」列をクリックし、各コンポーネントに対して適切なデータベースをドロップダウン・リストから選択します。ただし、「次へ」をクリックして次の画面に移動すると、選択内容が保持されないことがあります。選択内容を保持するには、各コンポーネントで必要なデータベースを選択してから、「データベース名」列をもう一度クリックする必要があります。 |
14. |
ポート構成オプションの指定 (拡張インストールのみ) |
「自動ポート選択」を選択するか、「手動」を選択して次のポート番号を入力します。
「次へ」をクリックします。 注意: 手動でポートを構成する場合、ポートごとにポートの値を指定する必要があります。 |
15. |
管理パスワードおよびインスタンス名の指定 (拡張インストールのみ) |
インスタンス名: このCalendar Serverインスタンスの名前を入力します。 管理パスワード: 管理ユーザーのパスワードを入力します。このユーザーは、Calendar Serverインスタンスの管理ユーザーです。 パスワードの確認: パスワードを確認します。 「次へ」をクリックします。 |
16. |
Oracle Calendar Serverホストのエイリアス (拡張インストールのみ) |
ホストまたはエイリアス: Calendar Serverインスタンスの仮想ホスト名を入力します。 「次へ」をクリックします。 注意: 後でカレンダ・サーバー・インスタンスを移動したり、ホスト名を変更する場合は、ホスト名のかわりに別名を使用することをお薦めします。別名が構成されていない場合は、ホスト名を指定します。 |
17. |
サマリー |
選択内容を確認し、「インストール」をクリックします。 |
18. |
インストールの進捗状況 |
この画面には、インストールの進捗状況が表示されます。 |
19. |
root.shの実行 |
注意: このダイアログ・ボックスが表示されるまで、
|
20. |
コンフィギュレーション・アシスタント |
この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントによって、コンポーネントが構成されます。 |
21. |
インストールの終了 |
「終了」をクリックしてインストーラを終了します。 |
この項では、Oracle Calendar Serverを除く、Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションの最初のインスタンスのインストールについて説明します。
インストール前の手順
init.ora
でデータベースのprocessesパラメータを600
以上に増やします。これは、Oracle Collaboration Suiteアプリケーションをインストールする前に設定する必要があります。次のように実行できます。
sysdba
としてsqlplus
に接続し、次のコマンドを発行します。
alter system set processes=600 scope=spfile;
データベースを再起動します。
Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションの最初のインスタンスをインストールするには、表11-6の手順を実行します。
表11-6 Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションの最初のインスタンスのインストール
手順 | 画面 | 操作 |
---|---|---|
1. |
ようこそ |
「次へ」をクリックします。 |
2. |
ファイルの場所の指定 |
新規Oracleホームの名前およびパスを入力します。この新規Oracleホームは、Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションのインストール先Oracleホームになります。 「次へ」をクリックします。 |
3. |
インストールする製品の選択 |
「Oracle Collaboration Suiteアプリケーション」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
4. |
構成するコンポーネントの選択 |
「Oracle Mail」を選択します。「Oracle Mobile Collaboration」を選択します。「Oracle Content Services」を選択します。「Oracle Calendar Server」は選択しないでください。「Oracle Calendar Web Client」を選択します。「Oracle Real-Time Collaboration」を選択します。「Oracle Collaboration Suite Search」を選択します。「Oracle Collaboration Suite Web Access」を選択します。「Oracle Collaborative Portlets」を選択します。「Oracle Workspaces」を選択します。「Oracle Discussions」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
5. |
Oracle Internet Directoryへの登録 |
ホスト: LDAP仮想サーバー名を入力します。 ポート: LDAP仮想サーバーの非SSLポート番号を入力します。 「次へ」をクリックします。 |
6. |
Oracle Internet Directoryのユーザー名およびパスワードの指定 |
ユーザー名: Oracle Internet Directoryにログインするためのユーザー名を入力します。Oracle Internet Directoryのスーパーユーザー( パスワード: ユーザー名に対応するパスワードを入力します。 「次へ」をクリックします。 |
7. |
OracleAS Metadata Repository |
リストから「Collaboration Suite Database」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
8. |
データベース・コンポーネントの選択 |
コンポーネント名: Oracle Mail、Oracle Discussions、Oracle Search、Oracle Real-Time Collaboration、Oracle Collaboration Suite Search、Oracle Workspaces、Oracle Content Services、Oracle Collaboration Suite Web Access。 データベース名: Oracle Collaboration Suite 10gデータベースの名前。 「次へ」をクリックします。 |
9. |
ポート構成オプションの指定 |
「自動ポート選択」を選択するか、「手動」を選択して次のポート番号を入力します。
|
10. |
管理パスワードおよびインスタンス名の指定 |
インスタンス名: このOracle Collaboration Suite 10gアプリケーション・インスタンスの名前を入力します。 管理パスワード: 管理ユーザーのパスワードを入力します。このユーザーは、Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーション・インスタンスの管理ユーザーです。 「次へ」をクリックします。 |
11. |
Oracle Mailドメイン情報の指定 |
Mailドメイン: Oracle Mailサーバーに使用するドメインを入力します。 「次へ」をクリックします。 |
12. |
サマリー |
選択内容を確認し、「インストール」をクリックします。 |
13. |
インストールの進捗状況 |
この画面には、インストールの進捗状況が表示されます。 |
14. |
root.shの実行 |
注意: このダイアログ・ボックスが表示されるまで、
|
15. |
コンフィギュレーション・アシスタント |
この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。 |
16. |
インストールの終了 |
「終了」をクリックしてインストーラを終了します。 |
高可用性デプロイにある複数のOracle Collaboration Suite 10gアプリケーション・インスタンスを、前面にロード・バランサを配置することにより構成できます。ロード・バランサは、リクエストに対するサービスを実際に提供するアプリケーション・サーバーの冗長セットを提供する一方、Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションの単一アドレスを公開します。OCSアプリケーション・インスタンスの1つに障害が発生したことを検出し、他のインスタンスにリクエストをフェイルオーバーするようにロード・バランサを構成できます。
構成は次のとおりです。
ocs_apps1.mycompany.com
およびocs_apps2.mycompany.com
という2つのOracle Collaboration Suite 10gアプリケーション・コンピュータがあります。両方のアプリケーション・サーバーとも非SSLポート7777でリスニングしています。
Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーション・コンピュータは、im_virtual.mycompany.com
にあるSingle Sign-Onサーバーを使用するように構成されています。
ユーザーに公開されるOracle Collaboration Suite 10gアプリケーションの有効なホスト名はapps_virtual.mycompany.com
です。ロード・バランサはこのアドレスをポート80でリスニングするように構成されています。また、ロード・バランシングを実行し、ocs_apps1.mycompany.com
とocs_apps2.mycompany.com
の間でユーザー・リクエストをフェイルオーバーするように構成されています。
Single Sign-Onサーバーおよびディレクトリ・サーバーは、im_virtual.mycompany.com
に配置されています。
Oracle Collaboration Suiteデータベース(Identity Managementメタデータを含む)は、ocs_store1.mycompany.com
およびocs_store2.mycompany.com
(2ノードRAC)に配置されています。
最初の中間層インストールとともに動作するようにロード・バランサを設定するには、次が構成されていることを確認してください。
ポート80でリクエストをリスニングし、ポート7777(HTTPリスニング・ポート)上のocs_apps1.mycompany.com
で実行しているOracle Collaboration Suite 10gアプリケーション層のWeb Cacheにバランシングする仮想サーバー名(apps_virtual.mycompany.com
)。
ポート7777(HTTPリスニング・ポート)でリクエストをリスニングし、ocs_apps1.mycompany.com
のポート7777(HTTPリスニング・ポート)上でOracle Collaboration Suite 10gアプリケーション層のWeb Cacheにバランシングする仮想サーバー名(apps_virtual.mycompany.com
)。ロード・バランサのポート7777は、ocs_apps1.mycompany.com
上のParallel Page Engineによって作成されたHTTPループバック・リクエストを受信します。この7777ポートは、Webプロバイダの設計時メッセージに使用するPortal Metadata Repositoryからもリクエストを受信します。PPEからのループバック・リクエストが成功するように、この構成にはネットワーク・アドレス変換(NAT)ルールが必要な場合があります。
ポート9401(Web Cache Invalidationポート)でリクエストをリスニングし、ポート9401(Web Cache Invalidationポート)上のocs_apps1.mycompany.com
にあるOracle Collaboration Suite 10gアプリケーション層のWeb Cacheにバランシングする仮想サーバー名(apps_virtual.mycompany.com
)。ロード・バランサのポート9401は、OracleAS Web Cache内でキャッシュされたコンテンツが失効した場合に、OracleAS Portalリポジトリから無効化メッセージを受信します。OracleAS Portalリポジトリからの無効化リクエストが成功するように、この構成にはNATルールが必要な場合があります。
ポート25(SMTP)でリクエストをリスニングし、ポート25(SMTPリスニング・ポート)上のocs_apps1.mycompany.com
にあるOracle Collaboration Suite 10gアプリケーション層のSMTPポートにバランシングする仮想サーバー名(apps_virtual.mycompany.com
)。ポート25(SMTP)上の仮想サーバーには、単純永続性も必要です。単純永続性は、以前に接続したノードにクライアントを戻します。単純永続性は、クライアントIPアドレスのみに基づいて接続を追跡します。
ポート143(Oracle Mail IMAP4ポート)でリクエストをリスニングし、ポート143(Oracle Mail IMAP4ポート)上のocs_apps1.mycompany.com
にあるOracle Collaboration Suite 10gアプリケーション層にバランシングする仮想サーバー名(apps_virtual.mycompany.com
)。
注意: apps_virtual.mycompany.com は、80で外部通信を、ポート7777でParallel Page Engineのループバック・メッセージを、ポート9401で無効化メッセージを、ポート25でSMTP通信を、それぞれリスニングします。
|
セキュリティ上の理由により、ロード・バランサのポート9401および7777は、外部ユーザーから参照できないようにする必要があります。
この手順では、OracleAS Portalが依存するコンポーネントを、ロード・バランサの仮想サーバー名およびポートapps_virtual.mycompany.com:80に次のように関連付けます。
Oracle Enterprise ManagerのOracle Collaboration Suite Controlコンソールにアクセスします。
ocs_apps1.mycompany.com
インストールのリンクをクリックします。
「HTTP Server」リンクをクリックします。
「管理」リンクをクリックします。
「拡張サーバー・プロパティ」をクリックします。
httpd.conf
ファイルを開きます。
次の手順を実行します。
LoadModule certheaders_module
ディレクティブを追加します。
LoadModule certheaders_module libexec/mod_certheaders.so
LoadModuleディレクティブ(特にLoadModule rewrite_module
ディレクティブ)は、httpd.confファイル内の、VirtualHostディレクティブの前に表示する必要があります。サーバーはVirtualHostコンテナ内でディレクティブを実行できるようになる前にすべてのモジュールをロードする必要があります。httpd.conf
ファイルの最後にVirtualHostディレクティブを作成するのは良案です。
次の行を追加して、NameVirtualHostディレクティブ、およびapps_virtual.mycompany.com
とポート80に使用するVirtualHostコンテナを作成します。
NameVirtualHost *:7778 <VirtualHost *:7778> ServerName apps_virtual.mycompany.com Port 80 ServerAdmin you@your.address RewriteEngine On RewriteOptions inherit </VirtualHost>
注意: 使用されている7778ポートは一例です。「ポート構成オプションの指定」画面で「自動ポート選択」を選択した場合は、使用可能なポートによって他の値になることがあります。ただし、インストーラによって選択されるデフォルト・ポートを使用するかわりに、コンポーネントに対してカスタム・ポート番号を割り当てるようにインストーラに指定することもできます。この場合は、 コンポーネントに対してカスタム・ポート番号を割り当てる場合は、「ポート構成オプションの指定」画面は表示されません。この場合、インストーラは インストールが終了したら必ず |
apps_virtual.mycompany.com
とポート7777に使用する、2番目のVirtualHostコンテナを作成します。
<VirtualHost *:7778> ServerName apps_virtual.mycompany.com Port 7777 ServerAdmin you@your.address RewriteEngine On RewriteOptions inherit </VirtualHost>
httpd.conf
ファイルを保存し、要求に応じてOracle HTTP Serverを再起動します。
この手順では、ocs_apps1.mycompany.com
におけるロード・バランサとParallel Page Engineとの間の非SSLループバック通信を構成します。この構成を開始する前に、次を確認してください。
ocs_apps1.mycompany.com
からapps_virtual.mycompany.com
を解決して、ロード・バランサに接続できます。apps_virtual.mycompany.com
を解決できることを確認するには、ocs_apps1.mycompany.com
から次のコマンドを発行します。
nslookup apps_virtual.mycompany.com
ロード・バランサのIPアドレスが戻されます。
ocs_apps1.mycompany.com
からapps_virtual.mycompany.com
のポート7777に接続できます。ocs_apps1.mycompany.com
に対して次のコマンドを発行します。
telnet apps_virtual.mycompany.com 7777
接続失敗のメッセージが戻されていないことを確認します。
ループバック構成を作成する手順は、次のとおりです。
ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_Portal/applications/portal/portal/WEB-INF/web.xml
ファイルを開きます。
Pageサーブレット・セクションに移動します。
太字で表示されている行を追加します。
<servlet> <servlet-name>page</servlet-name> <servlet-class>oracle.webdb.page.ParallelServlet</servlet-class> <init-param> <param-name>useScheme</param-name> <param-value>http</param-value> </init-param> <init-param> <param-name>usePort</param-name> <param-value>7777</param-value> </init-param> </servlet>
web.xml
ファイルを保存します。
ORACLE_HOME/dcm/bin
に対して次のコマンドを発行し、DCMリポジトリを更新します。
dcmctl updateConfig
ORACLE_HOME/opmn/bin
に対して次のコマンドを発行し、OCSアプリケーション・インスタンスを再起動します。
opmnctl stopall opmnctl startall
OracleAS Portalへのアクセスを可能にし、OracleAS Web Cache Invalidationを実行するために、Portalの依存性設定ファイルiasconfig.xml
には正しいホスト、ポートおよびファーム名が含まれている必要があります。この情報が含まれるようにファイルを編集する手順は、次のとおりです。
ORACLE_HOME/portal/conf/iasconfig.xml
ファイルのバックアップ・コピーを作成します。
ORACLE_HOME/portal/conf/iasconfig.xml
ファイルを開き、次の手順を実行します。
既存のコードを次のように変更します。
<IASConfig XSDVersion="1.0"> <IASFarm Name="Farm1.apps_virtual.mycompany.com" Host="apps_virtual.mycompany.com"> <WebCacheComponent ListenPort="80" InvalidationPort="9401" InvalidationUsername="invalidator"
InvalidationPassword="welcome1" SSLEnabled="false" AdminPort="9400"/> </IASFarm> <IASInstance Name="ocsapps1.ocs_apps1.mycompany.com" Host="ocs_apps1.mycompany.com"> <WebCacheComponent ListenPort="7777" InvalidationPort="9401" InvalidationUsername="invalidator"
InvalidationPassword="@BYGFsTxYCDGjfP5bbcU8MP20d5Tk6zo8tg==" SSLEnabled="false" AdminPort="9400"/> <EMComponent ConsoleHTTPPort="1156" SSLEnabled="false"/> </IASInstance> <IASInstance Name="iAS-1.im_virtual.mycompany.com" Host="im_virtual.mycompany.com"> <OIDComponent AdminPassword="@BUciwzx4JZPU/BOgKalC6ybcCpt3pVbr0w==" AdminDN="cn=orcladmin"
SSLEnabled="false" LDAPPort="7389"/> </IASInstance> <PortalInstance DADLocation="/pls/portal" SchemaUsername="portal" SchemaPassword="@Bbronzw4685xLaz+WZP6DKVNVpwJLlYJ1w=="
ConnectString="cn=orcl,cn=oraclecontext"> <WebCacheDependency ContainerType="IASFarm" Name="Farm1.apps_virtual.mycompany.com"/> <OIDDependency ContainerType="IASInstance" Name="iAS-1.im_virtual.mycompany.com"/> <EMDependency ContainerType="IASInstance" Name="ocsapps1.ocs_apps1.mycompany.com"/> </PortalInstance> </IASConfig>
iasconfig.xml
ファイルを保存します。
環境変数ORACLE_HOME
を設定し、必要に応じてORACLE_HOME/portal/conf
から次のコマンドを発行して、iasconfig.xml
構成ファイル内のプレーン・テキスト・パスワードを暗号化します。
ptlconfig –encrypt
この手順では、OracleAS Web Cacheのホスト名およびポートではなく、ロード・バランサの仮想サーバー名およびポートを使用してOracleAS PortalのURLを登録します。この項の手順に従い、OracleAS Portalコンフィギュレーション・アシスタントを使用してURLを登録します。
環境変数ORACLE_HOME
が設定されていることを確認します。
Portalの依存性設定ツール(ORACLE_HOME/portal/conf
にある)を使用して、次のようにURLを登録します。
ptlconfig –dad dadname –wc –site
前述の構文で、dadname
はOracleAS Portalのデータベース・アクセス記述子の名前です。
外部からOracle Enterprise Manager 10gにアクセスできないようにするには、OracleAS Portalで提供されるリンクを、内部サーバーを指定するように変更する必要があります。これを実行するには、ORACLE_HOME/portal/conf
に対して次のコマンドを発行します。
ptlconfig –dad dadname –em
ここで、dadname
はOracleAS Portalのデータベース・アクセス記述子の名前です。
OracleAS Web Cacheが正しく動作するように、ロード・バランサを使用してサイト定義、サイトの別名、およびサイトからサーバーへのマッピングを構成する必要があります。
Web Cache Manager(webcache.xmlファイルに格納されている構成の編集用グラフィカル・ユーザー・インタフェース)を使用します。
http://ocs_apps1.mycompany.com:9400/webcacheadmin
でWeb Cache Managerにアクセスします。Web Cache Managerのパスワードのダイアログ・ボックスが表示されます。
OracleAS Web Cache管理者パスワードを入力します。ユーザー名にはias_admin
またはadministrator
と入力し、OracleAS Web Cache管理者パスワードを入力します。
注意: インストール時に、OracleAS Web Cache管理者パスワードはias_admin パスワードと同じパスワードに設定されます。OracleAS Web Cache管理者パスワードは、すべてのキャッシュ・クラスタ・メンバーで同じである必要があります。
|
「Origin Servers, Sites and Load Balancing」セクションにある「Site Definitions」リンクをクリックします。Site Definitionsウィンドウが開きます。
「Add Site」をクリックします。
次の情報を入力し、他のフィールドは空白のままにします。
Host name: apps_virtual.mycompany.com
Port: 80
Client-side Certificate: Not requiredDefault Site: Yes
Create Alias from Site Name with/without www: No
「Submit」をクリックします。
別名を追加するサイト(apps_virtual.mycompany.com
)のラジオ・ボタンを選択します。
「Add Alias」をクリックします。Add Alias for Siteウィンドウが開きます。
ホスト名にapps_virtual.mycompany.com
、ポートに7777と入力します。(7777は、Parallel Page Engine構成にあるweb.xml
ファイル内のusePort parameterの値です。)
「Submit」をクリックします。別名が追加されます。Portalがサイト名と同じ無効化メッセージ内のHOST属性の値(ここではapps_virtual.mycompany.com:80
)を使用して無効化メッセージを送信する一方、OracleAS Web Cacheはapps_virtual.mycompany.com:7777
のようなホストとポートの組合せに対してキーを指定されたポータル・コンテンツをキャッシュするために無効化が実行されないという理由から、構成には別名が必要です。このため、OracleAS Web Cacheがコンテンツのキャッシュを管理してapps_virtual.mycompany.com:80
とapps_virtual.mycompany.com:7777
が同一であると認識するように、別名を定義する必要があります。これにより、OracleAS Portalコンテンツは、サイト名と異なるホストとポートの組合せに対してキーを指定されますが、適切に無効化されます。「Add Alias」をクリックします。ホスト名フィールドおよびポート・フィールドを含むウィンドウが表示されます。
ホスト名にapps_virtual.mycompany.com
、ポートに80と入力します。
「Submit」をクリックします。別名が追加されます。
注意: ブラウザから送信されるHOSTヘッダーがapps_virtual.mycompany.com (ポート番号は追加されない)になるため、ポート80には別名が必要です。OracleAS Web CacheはHTTPポートでリスニングしているため、ポート番号は80であるとみなし、サイトからサーバーへのマッピングの決定やキャッシュ・キーの作成にこのポート番号を使用します。
|
「Apply Changes」をクリックします。
「Origin Servers, Sites, and Load Balancing」セクションにある「Site-to-Server Mapping」リンクをクリックします。「Site-to-Server Mapping」ページが表示されます。ここでオリジナル・サーバーに対してサイトとサイトの別名をマップします。
表にある最初のマッピングを選択し、「Insert Above」をクリックします。「Edit/Add Site-to-Server Mapping」ページが表示されます。
「Select From Site Definitions」オプションを選択します。
「apps_virtual.mycompany.com」を選択します。
「Select Application Web Servers」セクションで、「ocs_apps1.mycompany.com」を選択します。
「Submit」をクリックします。
未使用のマッピングまたはワイルド・カード文字*を含むエントリを削除します。
「Apply Changes」をクリックします。
「Restart」をクリックします。
mod_ossoを再登録する手順は、次のとおりです。
環境変数ORACLE_HOME
を現在のOracleホームに設定します。
SSO登録スクリプトORACLE_HOME/sso/bin/ssoreg
を実行します。
ORACLE_HOME/sso/bin/ssoreg.sh \ -site_name <Partner Application site name> \ -mod_osso_url <The protocol://host.domain.port of the mod_osso partner> \ -config_mod_osso TRUE \ -oracle_home_path <Absolute path to Oracle Home> \ -config_file <config_file_path> \ -admin_info <Administrator info. You can put cn=orcladmin here.> \ -virtualhost
< >内のパラメータ値は実際の値で置き換えられます。
『Oracle Application Server Single Sign-On管理者ガイド』の第4章「パートナ・アプリケーションの構成および管理」を参照してください。
ORACLE_HOME/sso/bin/ssoreg.sh -help
を使用してもssoreg.sh
のすべてのオプションが表示されます。
パートナ・アプリケーションocsapps.apps_virtual.mycompany.com
が作成されます。
管理者としてOracleAS Single Sign-Onの管理ページにログオンし、パートナ・アプリケーションの管理ページを使用してパートナ・アプリケーションocsapp1.ocs_apps1.mycompany.com
のエントリを削除します。
データベースでオブジェクトが変更されると、キャッシュにそのオブジェクトが存在する場合、アプリケーション・メタデータ・リポジトリ・データベースはWeb Cacheに無効化メッセージを送信してオブジェクトを無効化します。ターゲットの構成にはOracleAS Web Cacheインスタンスが2つあるため、無効化メッセージは2つのOracleAS Web Cacheインスタンス間でロード・バランシングされる必要があります。これは、コンポーネント・レベルのロード・バランシングの例です。
この検証を続行する前に、データベースのホスト・コンピュータからロード・バランサにメッセージが送信できることを確認してください。これを実行するには、ocs_store1.mycompany.com
およびocs_store2.mycompany.com
から次のコマンドを発行します。
telnet apps_virtual.mycompany.com 9401
接続失敗のメッセージが戻されていないことを確認します。
OracleAS Portal用ロード・バランサのフロントエンドにあるホストおよびポートの設定に対する監視を有効にする手順は、次のとおりです。
ORACLE_HOME/sysman/emd/targets.xml
ファイルを開きます。
TYPE="oracle_portal
"などのOracleAS Portalターゲットに移動します。
ロード・バランサを参照するように、PortalListeningHostPortプロパティを編集します。たとえば、<Property NAME="PortalListeningHostPort
" VALUE="http://apps_virtual.mycompany.com:80
"/>のように設定します。
targets.xml
ファイルを保存して閉じます。
ORACLE_HOME/bin
に対してこのコマンドを発行し、OracleAS Controlコンソールにtargets.xml
ファイルをリロードします。
emctl reload
Real-Time Collaborationがロード・バランサと統合するように、GlobalWebHost
プロパティおよびGlobalWebPort
プロパティを設定します。
ロード・バランサは、リクエストにサービスを提供する複数のOracle Real-Time Collaborationコア・コンポーネント・アプリケーション層にリクエストを分散する一方、クライアント・ブラウザには単一の公開アドレスを提供します。これは、すべてのリクエストに対するグローバルWebホストとして機能します。
ロード・バランサを追加する場合、次のパラメータを設定します。
GlobalWebHost
はグローバルWebホストの名前です。
たとえば、複数のアプリケーション層(ocs_apps1.mycompany.com
およびocs_apps2.mycompany.com
)をロード・バランサの背後に配置できますが、会議への参加に使用するURLに表示されるWebホスト名はapps_virtual.mycompany.com
になります。
注意: 一度設定した後でこのプロパティの設定を解除する唯一の方法は、–pvaluenull true オプションを指定してSetPropertyコマンドを使用することです。たとえば、グローバルWebホストをapps_virtual.mycompany.com に設定するには、次のコマンドを実行します。
ORACLE_HOME/imeeting/bin/rtcctl rtcctl> setProperty –system true –pname GlobalWebHost –pvalue "apps_virtual.mycompany.com" |
GlobalWebHost
はグローバルWebホストのHTTPポートです。
たとえば、ポート80でHTTPリクエストをリスニングするグローバルWebホストを再設定するには、次のコマンドを実行します。
ORACLE_HOME/imeeting/bin/rtcctl rtcctl> setProperty –system true –pname GlobalWebPort –pvalue 80
SmtpHost
はSMTPホストの名前です。SMTPホストをapps_virtual.mycompany.com
に設定するには、次のコマンドを実行します。
ORACLE_HOME/imeeting/bin/rtcctl rtcctl> setProperty –system true –pname SmtpHost –pvalue "apps_virtual.mycompany.com"
デフォルトのSMTPポートは25であるため、SMTPポートの設定は不要です。
次のコマンドを使用して、OCSアプリケーションを再起動します。
ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl stopall ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl startall
Oracle Internet Directory内のOracle Collaboration Suiteレジストリ・エントリを、Oracle Directory Managerを使用して次のように更新できます。
Oracle Directory Managerを起動します。
ORACLE_HOME/bin/oidadmin
Oracle Directory Managerを起動すると、接続情報の入力を求められます。次の情報を入力して、通常、Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャ上のOracle Collaboration SuiteデータベースによってホストされているOracle Internet Directoryに接続します。
Host: <infrahost.yourdomain.com> Port: 389 Username: cn=orcladmin Password: <password>
ポート389は、Oracle Internet Directoryで使用されるデフォルト・ポートです。他のポートを使用している場合、Oracle Internet Directoryの正しいポートを入力します。
SSLを使用してアクセスするようにOracle Internet Directoryを構成している場合、「SSL有効」チェック・ボックスを選択します。それ以外の場合、空白のままにしておきます。
「ログイン」を選択して、Oracle Internet Directoryにログインします。接続が成功すると、Oracle Internet Directoryの管理画面が表示されます。
サービス・レジストリにアクセスするには、「システム・オブジェクト」ペインで次の項目を選択して、Oracle Internet Directoryにドリルダウンします。
「エントリ管理」を選択します。
cn=OracleContextを選択します。
cn=Servicesを選択します。
「システム・オブジェクト」ペインに、サービス・レジストリ内にエントリがあるOracle Collaboration Suiteアプリケーションのリストが表示されます。「プロパティ」タブに、cn=Services
オブジェクトのプロパティが表示されます。
サービス・レジストリの各コンポーネントに格納されているURIを表示するには、「システム・オブジェクト」ペインでコンポーネントを選択します。ほとんどのコンポーネントに、cn=VirtualServices
オブジェクトが含まれます。このオブジェクトには、他のアプリケーションおよびOracleAS Portalがこのアプリケーションにアクセスする場合に使用する1つ以上のURIが含まれます。アプリケーションは、cn=VirtualServices
オブジェクトの1つ以上の子オブジェクトにURIを格納します。
注意: 各Oracle Collaboration Suiteアプリケーションを構成およびデプロイしていない場合でも、インストール時にOracle Universal Installerによって各アプリケーションのオブジェクトがOracle Internet Directoryに埋め込まれます。これらの未構成のアプリケーション・エントリにはcn=VirtualServices オブジェクトの子オブジェクトが含まれません。子オブジェクトおよび格納されるURIは、各コンポーネントのコンフィギュレーション・アシスタントの最初の起動時に、サービス・レジストリ内に作成されます。
|
構成の確認後、ロード・バランサの仮想ホスト名を使用するために、Oracle Internet Directory内のOracle Collaboration Suiteサービス・レジストリ・エントリを次のように更新します。
Oracle Calendar
dn: cn=OCAS_xxxxx,cn=VirtualServices,cn=Calendar,cn=Services,cn=OracleContext labeleduri;syncserversecureurl labeleduri:syncserverurl labeleduri;webbaseurl labeleduri;webserviceurl
Oracle Collaborative Workspaces
dn:cn=<DBNAME>,cn=VirtualServices,cn=CollaborativeWorkspaces,cn=Services, cn=OracleContext labeleduri;adminurl labeleduri;webbaseurl labeleduri:webui
Oracle Mail
dn: cn=emailadmin,cn=VirtualServices,cn=Email,cn=Services,cn=OracleContext labeleduri;adminurl dn: cn=imap,cn=VirtualServices,cn=Email,cn=Services,cn=OracleContext labeleduri dn: cn=smtp,cn=VirtualServices,cn=Email,cn=Services,cn=OracleContext labeleduri dn: cn=Webmail,cn=VirtualServices,cn=Email,cn=Services,cn=OracleContext labeleduri;peopleurl labeleduri;webbaseurl orclraparameter;webbaseurl dn: cn=webservice,cn=VirtualServices,cn=Email,cn=Services,cn=OracleContext labeleduri;webservices
Oracle Content Services
dn: cn=Content,cn=VirtualServices,cn=Files,cn=Services,cn=OracleContext labeleduri;adminurl labeleduri;s2swebserviceurl labeleduri;webdavurl labeleduri;webservicesurl
Oracle Collaboration Suiteクライアント
dn:cn=IntegratedClient,cn=VirtualServices,cn=OCSClient,cn=Services, cn=OracleContext labeleduri;baseurl labeleduri;popuplibraryurl dn: cn=Search,cn=VirtualServices,cn=OCSClient,cn=Services,cn=OracleContext labeleduri;webbaseurl
OracleAS Portal
dn:cn=ReturnToPortalURL,cn=VirtualServices,cn=Portal,cn=Services, cn=OracleContext labeleduri;
注意: ロード・バランサ仮想ホスト名を使用するようにホスト名を変更するだけでなく、ポートを11.2.8.1項の手順1で使用したリスニング・ポートと一致させる必要があります。この例ではポート80(デフォルト・ポート)が該当するため、ポートの指定は削除することができます。このため、たとえば、PortalのReturnToPortalURLについてOracle Internet Directorylabeleduri が次のように変更されます。
これが次のようになります。
|
Oracle Discussions
dn:cn=Discussions:<DBNAME>:<MailDomain>,cn=VirtualServices, cn=ThreadedDiscusssions,cn=Services,cn=OracleContext labeleduri;adminurl labeleduri;rss labeleduri;webbaseurl labeleduri;webui
Oracle Mobile Collaboration
dn: cn=WIRELESS1,cn=VirtualServices,cn=Wireless,cn=Services,cn=OracleContext labeleduri;adminurl labeleduri;calendarnotificationlistenerurl labeleduri;mobilesetupurl labeleduri;presencewebserviceurl
オブジェクトのプロパティを編集したら、「適用」をクリックして、Oracle Internet Directory内の新しい値を保存します。変更を取り消す場合は、「回復」を選択して、表示されている属性をOracle Internet Directoryに現在格納されている値にリセットします。
opmnctl
またはOracle Enterprise Manager 10gを使用して、Oracle Collaboration SuiteインフラストラクチャおよびすべてのOracle Collaboration Suiteアプリケーション層を再起動し、古いURIを格納している可能性のあるキャッシュを消去して、入力した新しいURIをロードします。
次のコマンドを使用して、Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションを再起動します。
ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl stopall ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl startall
Oracle Collaboration Suiteデータベースの再起動は不要です。
構成をテストする手順は、次のとおりです。
次のURLを使用して、ロード・バランサを介するOracleAS Web CacheおよびOracle HTTP Serverにアクセスします。
次のURLにアクセスして、ロード・バランサを介したOracle Collaboration Suiteデータベースへの接続をテストします。
http://apps_virtual.mycompany.com/pls/portal/htp.p?cbuf=test
レスポンスはテストです。成功した場合、Oracle Collaboration Suiteアプリケーション層はOracle Collaboration Suite 10gデータベースに接続できます。テストが失敗した場合、Oracle HTTP ServerのORACLE_HOME/Apache/Apache/logs/error_log
ファイルを調べて原因を特定します。
次のURLを使用して、OracleAS Portalをテストします(ログイン可能かどうかの確認)。
http://apps_virtual.mycompany.com/pls/portal
Web Cache Managerを使用して、ocs_apps1.mycompany.com
でコンテンツがOracleAS Web Cacheにキャッシュされていることを確認します。「Monitoring」の下で、「Popular Requests」をクリックします。「Filtered Objects」ドロップダウン・リストから「Cached」を選択し、「Update」をクリックします。
OracleAS Portalにアクセスした場合、ポータルのコンテンツが表示されます。ポータルのコンテンツがない場合、他のブラウザを開いてOracleAS Portalにログオンします。「Popular Requests」ページに戻り、「Update」をクリックしてページのコンテンツをリフレッシュします。
この項では、Oracle Calendar Serverを除く、Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションの後続のインスタンスのインストールおよびインストール後のタスクについて説明します。
Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションの後続のインスタンスをインストールするには、表11-7の手順を実行します。
表11-7 Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションの後続のインスタンスのインストール
手順 | 画面 | 操作 |
---|---|---|
1. |
ようこそ |
「次へ」をクリックします。 |
2. |
ファイルの場所の指定 |
新規Oracleホームの名前およびパスを入力します。この新規Oracleホームは、Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションのインストール先Oracleホームになります。 「次へ」をクリックします。 |
3. |
ハードウェアのクラスタ・インストール・モードの指定(オプション) |
「ローカル・インストール」を選択します。この画面は、クラスタにIdentity Managementをインストールする場合にのみ表示されます。 「次へ」をクリックします。 |
4. |
インストールする製品の選択 |
「Oracle Collaboration Suiteアプリケーション」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
5. |
構成するコンポーネントの選択 |
「Oracle Mail」を選択します。「Oracle Mobile Collaboration」を選択します。「Oracle Content Services」を選択します。「Oracle Calendar Server」は選択しないでください。「Oracle Calendar Web Client」を選択します。「Oracle Real-Time Collaboration」を選択します。「Oracle Collaboration Suite Search」を選択します。「Oracle Collaboration Suite Web Access」を選択します。「Oracle Collaborative Portlets」は選択しないでください。「Oracle Workspaces」を選択します。「Oracle Discussions」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
6. |
Oracle Internet Directoryへの登録 |
ホスト: LDAP仮想サーバー名を入力します。 ポート: LDAP仮想サーバーの非SSLポート番号を入力します。 「次へ」をクリックします。 |
7. |
Oracle Internet Directoryのユーザー名およびパスワードの指定 |
ユーザー名: Oracle Internet Directoryにログインするためのユーザー名を入力します。Oracle Internet Directoryのスーパーユーザー( パスワード: ユーザー名に対応するパスワードを入力します。 「次へ」をクリックします。 |
8. |
OracleAS Metadata Repository |
リストから「Collaboration Suite Database」を選択します。 「次へ」をクリックします。 |
|
|
エラー: インストーラにより、選択したMetadata RepositoryにOracle Collaborative Portletsがすでに構成されていることが検出されました。Oracle Collaborative Portletsは構成の際に選択解除されます。 この画面は、「構成するコンポーネントの選択」画面から「Oracle Collaborative Portlets」を選択した場合のみ表示されます。 「はい」をクリックします。 |
9. |
データベース・コンポーネントの選択 |
コンポーネント名: Oracle Mail、Oracle Discussions、Oracle Search、Oracle Real-Time Collaboration、Oracle Collaboration Suite Search、Oracle Workspaces、Oracle Content Services、Oracle Collaboration Suite Web Access。 データベース名: Oracle Collaboration Suite 10gデータベースの名前。 「次へ」をクリックします。 |
10. |
ポート構成オプションの指定 |
「自動ポート選択」を選択するか、「手動」を選択して次のポート番号を入力します。
「次へ」をクリックします。 |
11. |
管理パスワードおよびインスタンス名の指定 |
インスタンス名: このOracle Collaboration Suite 10gアプリケーション・インスタンスの名前を入力します。 管理パスワード: 管理ユーザーのパスワードを入力します。このユーザーは、Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーション・インスタンスの管理ユーザーです。 「次へ」をクリックします。 |
12. |
Oracle Mailドメイン情報の指定 |
ローカル・ドメイン: リストから選択します。 最初のOracle Collaboration Suite 10gアプリケーション・インストールと同じドメインを選択します。 「次へ」をクリックします。 |
13. |
サマリー |
選択内容を確認し、「インストール」をクリックします。 |
14. |
インストールの進捗状況 |
この画面には、インストールの進捗状況が表示されます。 |
15. |
root.shの実行 |
注意: このダイアログ・ボックスが表示されるまで、
|
16. |
コンフィギュレーション・アシスタント |
この画面には、コンフィギュレーション・アシスタントの進捗状況が表示されます。 |
17. |
インストールの終了 |
「終了」をクリックしてインストーラを終了します。 |
インストール後のタスクには、インストール・エラーのトラブルシューティングおよび手動によるインストール後の手順の実行が含まれます。
次の問題を解決するには、インストール後の手順を実行する必要があります。
orclguest
アカウントからOracle Calendarホームページにアクセスできない。このエラーを解決する手順は、次のとおりです。
Oracle OCASコントロール(ocasctl
)を使用して、すべてのFastCGI(FCGI)プロセスを停止します。OPMNコントロール(opmnctl
)を使用してOCSアプリケーション層を起動および停止する場合、OCASは、OPMNと統合されていないため起動および停止されません。
ORACLE_HOME/ocas/bin/ocasctl -stopall
FCGIプロセスを開始します。
ORACLE_HOME/ocas/bin/ocasctl –start –t ochecklet –p 8020 –n 1 ORACLE_HOME/ocasctl –start –t ocas –p 8010 –n 5
デフォルト・ポートは8010および8020です。有効範囲は8010〜8020です。
FCGIプロセスのステータスを確認します。
ORACLE_HOME/ocas/bin/ocasctl –status
新規作成されたユーザーとしてPortalにログオンした場合、カレンダ・ポートレットに「メンテナンス・メッセージが原因でサービスは一時的に使用できません」と表示される。
「Oracle Calendar」リンクをクリックし、「Oracle Calendar」表示ページに移動します。
「ポータルに戻る」リンクをクリックし、ポートレットを適切に表示します。
ワークスペースへのアクセス時に、ユーザーがLDAPディレクトリに見つからない。このエラーを解決するには、次のコマンドを実行します。
$ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl restartproc process-type=OC4J_OCSClient
また、Oracle MailおよびOracle Mobile Collaborationに対して、インストール後の次の追加手順を実行する必要があります。
Oracle Mailに対する手順は、次のとおりです。
Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーション所有者のユーザーIDおよびグループIDを取得します。
使用中のポートが権限ポート(1024未満)の場合、root
としてLISTENER_ES
を起動します。環境変数ORACLE_HOME
、LD_LIBRARY_PATH
およびPATH
が正しく設定されていることを確認します。
ORACLE_HOME/bin/tnslsnr listener_es –user <userid> -group <group_id> &
Oracle Mobile Collaborationカレンダ通知を有効にする手順は、次のとおりです。
Enterprise Managerにログインします。「システム・コンポーネント」→「ワイヤレス」→「サイト管理」に移動します。
「コンポーネント構成」セクションを開き、「XMS構成」をクリックします。
「XMSセンター」の下で「XMSCの有効化」が選択されていることを確認します。
「システム・コンポーネント」→「ワイヤレス」→「通知エンジン」に移動します。「有効化/無効化」リンクをクリックし、通知エンジンが有効になっていることを確認します。
Wirelessコンポーネントを再起動します。
高可用性デプロイにある複数のOracle Collaboration Suite 10gアプリケーション・インスタンスを、前面にロード・バランサを配置することにより構成できます。ロード・バランサは、リクエストに対するサービスを実際に提供するアプリケーション・サーバーの冗長セットを提供する一方、Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーションの単一アドレスを公開します。Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーション・インスタンスの1つに障害が発生したことを検出し、他のインスタンスにリクエストをフェイルオーバーするようにロード・バランサを構成できます。
構成の詳細は、次のとおりです。
ocs_apps1.mycompany.com
およびocs_apps2.mycompany.com
という2つのOracle Collaboration Suite 10gアプリケーション・コンピュータがあります。両方のアプリケーション・サーバーとも非SSLポート7777でリスニングしています。
Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーション・コンピュータは、im_virtual.mycompany.com
にあるSingle Sign-Onサーバーを使用するように構成されています。
ユーザーに公開されるOracle Collaboration Suite 10gアプリケーションの有効なホスト名はapps_virtual.mycompany.com
です。ロード・バランサはこのアドレスをポート80でリスニングするように構成されています。また、ロード・バランシングを実行し、ocs_apps1.mycompany.com
とocs_apps2.mycompany.com
の間でユーザー・リクエストをフェイルオーバーするように構成されています。
Single Sign-Onサーバーおよびディレクトリ・サーバーは、im_virtual.mycompany.com
に配置されています。
Oracle Collaboration Suiteデータベース(Identity Managementメタデータを含む)は、ocs_store1.mycompany.com
およびocs_store2.mycompany.com
(2ノードRAC)に配置されています。
インストール後の手順は、次のとおりです。
最初のタスクは、Oracle Enterprise Manager 10g Collaboration Suites Controlコンソールを使用してOracleAS Portalを構成することです。OracleAS Portalを構成するには、「Oracle Collaboration Suite」ページから次の手順を実行します。
「コンポーネントの構成」をクリックします。「コンポーネントの選択」ページが表示されます。
リストから「Portal」を選択します。
「続行」をクリックします。構成プロセスは、完了まで10〜20分かかります。
OracleAS Portalのアプリケーション・サーバー構成を続行する前に、次が構成されていることを確認します。
ocs_apps2.mycompany.com
からapps_virtual.mycompany.com
を解決して、ロード・バランサに接続できます。apps_virtual.mycompany.com
を解決できることを確認するには、次のコマンドを実行します。
nslookup apps_virtual.mycompany.com
仮想サーバー名のIPアドレスが戻されます。
ocs_apps2.mycompany.com
からapps_virtual.mycompany.com
のポート7777に接続できます。ocs_app2.mycompany.com
に対して次のコマンドを実行します。
telnet apps_virtual.mycompany.com 7777
接続失敗のメッセージが戻されていないことを確認します。
この手順では、OracleAS Portalが依存するコンポーネントを、ロード・バランサの仮想サーバー名およびポートapps_virtual.mycompany.com:80
に関連付けます。ロード・バランサを使用したOracle HTTP Serverの構成手順は、次のとおりです。
Oracle Enterprise ManagerのOracle Collaboration Suite Controlコンソールにアクセスします。
ocs_apps2.mycompany.com
インストールのリンクをクリックします。
「HTTP Server」リンクをクリックします。
「管理」リンクをクリックします。
「拡張サーバー・プロパティ」をクリックします。
httpd.conf
ファイルを開きます。
次の手順を実行します。
LoadModule certheaders_moduleディレクティブを追加します。
LoadModule certheaders_module libexec/mod_certheaders.so
注意: LoadModuleディレクティブ(特にLoadModule rewrite_moduleディレクティブ)は、httpd.conf ファイル内の、VirtualHostディレクティブの前に表示する必要があります。サーバーはVirtualHostコンテナ内でディレクティブを実行できるようになる前にすべてのモジュールをロードする必要があります。httpd.conf ファイルの最後にVirtualHostディレクティブを作成するのは良案です。
|
次の行を追加して、NameVirtualHostディレクティブ、およびapps_virtual.mycompany.com
とポート80に使用するVirtualHostコンテナを作成します。
NameVirtualHost *:7778 <VirtualHost *:7778> ServerName apps_virtual.mycompany.com Port 80 ServerAdmin you@your.address RewriteEngine On RewriteOptions inherit </VirtualHost>
ocs_apps2.mycompany.com
とポート7777に使用する、2番目のVirtualHostコンテナを作成します。
<VirtualHost *:7778> ServerName ocs_apps2.mycompany.com Port 7777 ServerAdmin you@your.address RewriteEngine On RewriteOptions inherit </VirtualHost>
httpd.conf
ファイルを保存し、要求に応じてOracle HTTP Serverを再起動します。
ocs_apps1.mycompany.com
のdads.conf
ファイルをocs_apps2.mycompany.com
のORACLE_HOME/Apache/modplsql/conf
ディレクトリにコピーします。
この手順では、ocs_apps1.mycompany.com
およびocs_apps2.mycompany.com
におけるロード・バランサとParallel Page Engineとの間の非SSLループバック通信を構成します。ocs_app1.mycompany.com
上のOracleAS Web Cacheが停止中の場合、Parallel Page Engineはmod_plsql
に接続するロード・バランサを介してocs_apps2.mycompany.com
上のOracleAS Web Cacheにループバックできます。
ループバック構成を作成する手順は、次のとおりです。
ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_Portal/applications/portal/portal/WEB-INF/web.xml
ファイルを開きます。
Pageサーブレット・セクションに移動します。
太字で表示されている行を追加します。
<servlet> <servlet-name>page</servlet-name> <servlet-class>oracle.webdb.page.ParallelServlet</servlet-class> <init-param> <param-name>useScheme</param-name> <param-value>http</param-value> </init-param> <init-param> <param-name>usePort</param-name> <param-value>7777</param-value> </init-param> </servlet>
web.xml
ファイルを保存します。
ocs_apps2.mycompany.com
でORACLE_HOME/dcm/bin
に対して次のコマンドを実行することにより、手動による構成の変更内容をDCMリポジトリに保存します。
dcmctl updateConfig
ORACLE_HOME/opmn/bin
に対して次のコマンドを実行することにより、ocs_apps2.mycompany.com
上のすべてのコンポーネントを再起動します。
opmnctl stopall opmnctl startall
OracleAS Portalへのアクセスを可能にし、OracleAS Web Cache Invalidationを実行するために、Portalの依存性設定ファイルiasconfig.xml
には正しいホスト、ポートおよびファーム名が含まれている必要があります。この情報が含まれるようにファイルを編集するには、次の手順を実行します。
ORACLE_HOME/portal/conf/iasconfig.xml
ファイルのバックアップ・コピーを作成します。
ocs_apps1.mycompany.com
のiasconfig.xml
ファイルをocs_apps2.mycompany.com
のORACLE_HOME/portal/conf
ディレクトリにコピーします。
要求に応じてocs_apps2.mycompany.com
のファイルを上書きします。
mod_osso
を再登録する手順は、次のとおりです。
ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/osso/conf
のバックアップを作成します。
FTPバイナリ・モードを使用して、ocs_apps1.mycompany.com
のosso.conf
ファイルをocs_apps2.mycompany.com
のORACLE_HOME/Apache/Apache/conf
にコピーします。
FTPを介して次のコマンドを使用し、DCMリポジトリをこのファイルと同期化します。
ORACLE_HOME/Apache/Apache/bin/ssotransfer ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/osso/osso.conf
注意: この方法では、新規パートナ・アプリケーションは作成されません。パートナ・アプリケーションocsapps.apps_virtual.mycompany.com がocs_apps1.mycompany.com およびocs_apps2.mycompany.com に対して有効になります。
|
ocs_apps2.mycompany.com
のORACLE_HOME/opmn/bin
で次のコマンドを実行することにより、ocs_apps2.mycompany.com
上のコンポーネントを再起動します。
opmnctl stopall opmnctl startall
管理者としてOracleAS Single Sign-Onの管理ページにログインし、パートナ・アプリケーションの管理ページを使用してパートナ・アプリケーションocsapp1.ocs_apps2.mycompany.com
のエントリを削除します。
OracleAS Web Cacheインスタンスをクラスタ化するには、ocs_apps1.mycompany.com
に対して構成手順を実行し、ocs_apps2.mycompany.com
に伝播します。
Oracle Enterprise Manager Collaboration Suite Controlコンソールから、Web Cache Manager(webcache.xml
ファイルに格納されている構成の編集用グラフィカル・ユーザー・インタフェース)にアクセスできます。ocs_apps1.mycompany.com
上のOracle Collaboration Suiteアプリケーション・インスタンスを起動し、次の手順を実行して「システム・コンポーネント」ページからWeb Cache Managerにアクセスします。
次のURLにあるWeb Cache Managerにアクセスします。
http://ocs_apps1.mycompany.com:9400/webcacheadmin
Web Cache Managerのパスワードのダイアログ・ボックスが表示されます。
ユーザー名にはias_admin
またはadministrator
と入力し、OracleAS Web Cache管理者パスワードを入力します。
注意: インストール時に、OracleAS Web Cache管理者パスワードはias_adminパスワードと同じパスワードに設定されます。OracleAS Web Cache管理者パスワードは、すべてのキャッシュ・クラスタ・メンバーで同じである必要があります。 |
「Web Cache Manager」ページが表示されます。
「Properties」セクションで「Clustering」をクリックします。「Clustering」ページが表示されます。
「Cluster Members」表で「Add」をクリックします。「Add Cache to Cluster」ページが表示されます。
ocs_apps2.mycompany.com
に関する次の情報を入力します。
ocs_apps2.mycompany.com
ocs_apps2.mycompany.com
-Webcache
「Submit」をクリックします。
「Origin Servers, Sites, and Load Balancing」セクションにある「Origin Server」リンクをクリックします。「Origin Server」ページが表示されます。
「Application Web Servers」表の下の「Add」をクリックします。
次の情報を入力します。
ocs_apps2.mycompany.com
7778
ENABLE
30
5
/
10
HTTP
「Submit」をクリックします。
「Origin Servers, Sites and Load Balancing」セクションにある「Site-to-Server Mapping」リンクをクリックします。「Site-to-Server Mapping」ページが表示されます。
表からロード・バランサのサイト(apps_virtual.mycompany.com
)のマッピングを選択して、「Edit Selected」をクリックします。「Edit/Add Site-to-Server mapping」ページが表示されます。「Select Application Web Servers」セクションで、ocs_apps2.mycompany.com
の「Origin Servers」ページで指定したアプリケーションWebサーバーを選択します(ocs_apps1.mycompany.com
はすでにマップされています)。「Submit」をクリックします。
「Apply Changes」をクリックします。
「Cache Operations」ページで「Propagate」をクリックします。ocs_apps2.mycompany.com
に変更内容が伝播されます。
「Restart」をクリックします。ocs_apps1.mycompany.com
およびocs_apps2.mycompany.com
上のOracleAS Web Cacheが再起動されます。ocs_apps1.mycompany.com
上のOracleAS Web Cacheで、ocs_apps2.mycompany.com
上のOracle HTTP ServerおよびOC4J_Portalインスタンスに対するリクエストのバランシングが開始します。
手順は、次のとおりです。
ORACLE_HOME/sysman/emd/targets.xml
ファイルを開きます。
TYPE="oracle_portal
"などのOracleAS Portalターゲットに移動します。
ロード・バランサを参照するように、PortalListeningHostPort
プロパティを編集します。次に例を示します。
<Property NAME="PortalListeningHostPort" VALUE="http://apps_virtual.mycompany.com:80"/>
targets.xml
ファイルを保存して閉じます。
ORACLE_HOME/bin
に対して次のコマンドを発行し、Oracle Collaboration Suite Controlコンソールにtargets.xml
ファイルをリロードします。
emctl reload
OracleAS Web Cacheのセッション・バインディング機能は、ユーザー・セッションを特定のオリジナル・サーバーにバインドし、一定期間、状態を維持するために使用されます。セッション・バインディングを有効にすると、すべてのユーザー・リクエストが特定のOracleAS Portal中間層に送信されるため、Portalキャッシュのヒット率が向上します。このため、特定のOracleAS Portal中間層で実行されているほぼすべてのコンポーネントがステートレスである場合でも、セッション・バインディングは必要です。
ocs_apps1.mycompany.com
またはocs_apps2.mycompany.com
でOracleAS Web Cacheのセッション・バインディングを有効にする手順は、次のとおりです。
次のURLにあるWeb Cache Managerにアクセスします。
http://ocs_apps1.mycompany.com:9400
Web Cache Managerのパスワードのダイアログ・ボックスが表示されます。
OracleAS Web Cache管理者パスワードを入力します。
注意: インストール時に、OracleAS Web Cache管理者パスワードはias_admin パスワードと同じパスワードに設定されます。OracleAS Web Cache管理者パスワードは、すべてのキャッシュ・クラスタ・メンバーで同じである必要があります。
|
「Web Cache Manager」ページが表示されます。
「Origin Servers, Sites, and Load Balancing」セクションにある「Session Binding」リンクをクリックします。「Session Binding」ページが表示されます。
表からロード・バランシング・ルーターのサイト(apps_virtual.mycompany.com:80
)を選択して、「Edit Selected」をクリックします。Edit Session Bindingウィンドウが開きます。
「Please select a session」リストから「Any Set-Cookie」を選択します。
「Please select a session binding mechanism」リストから「Cookie-based」を選択します。
「Submit」をクリックします。
「Apply Changes」をクリックします。
「Cache Options」ページで「Propagate」をクリックします。他のコンピュータ上のOracleAS Web Cacheインスタンスに変更内容が伝播されます。
「Restart」をクリックします。ocs_apps1.mycompany.com
およびocs_apps2.mycompany.com
上のOracleAS Web Cacheが再起動されます。
Oracle Enterprise Manager 10g Application Server ControlコンソールからCollaborative Portletsを構成します。コンポーネントをインストールしてまだ構成していない場合、「システム・コンポーネント」表の上部に「コンポーネントの構成」ボタンが表示されます。
Collaborative Portletsを構成するには、次の手順を実行します。
Oracle Collaboration Suiteホームページで、「コンポーネントの構成」をクリックします。
「コンポーネントの選択」ページで、ドロップダウン・リストから「Collaborative Portlets」を選択し、「続行」をクリックします。
次の値を入力します。
apps_virtual.mycompany.com
)
ORACLE_HOME/install/portlist.ini – 9401
参照
「続行」をクリックします。構成プロセスは、完了まで10〜15分かかります。
ocs_apps2.mycompany.com
のORACLE_HOME/opmn/bin
に対して次のコマンドを実行することにより、ocs_apps2.mycompany.com
上のコンポーネントを再起動します。
opmnctl stopall opmnctl startall
各Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーション層にある現在のOracleAS WirelessインスタンスのURLを構成します。Oracle Collaboration Suite Mobile Collaborationを構成することにより、アプリケーション・サーバーのインスタンスURLを定義するか、アプリケーション・サーバーでOracleAS Wirelessサイト全体に対して定義されたURLを使用するように指定できます。手順は、次のとおりです。
Oracle Enterprise ManagerのOracle Collaboration Suite Controlコンソールにアクセスします。
ocs_apps1.mycompany.com
インストールのリンクをクリックします。
「ワイヤレス」リンクをクリックします。
「インスタンス構成」の下の「インスタンスURL」リンクをクリックします。
ロード・バランサの仮想サーバー名(apps_virtual.mycompany.com
)を参照するように、ワイヤレス・インスタンスURLを変更します。
Oracle Collaboration Suite 10gアプリケーション層ごとに前述の手順を繰り返します。
フロントエンドでロードバランサを使用する複数のApplications層にOracle Discussionsをデプロイする場合、ロード・バランサのセッション・アフィニティを有効にしてください。Oracle Discussionsでは、1つのOC4Jインスタンスでユーザーが一度セッションを確立したら、後続のすべてのリクエストが同じOC4Jインスタンスに送信される必要があることが必須です。フェイルオーバーが発生すると、元のアプリケーション層は使用不可になり、リクエストは2番目のアプリケーション層に転送されます。Oracle Discussionsでは、新しいOC4Jインスタンス内に新規ユーザー・セッションが自動的に再生成されます。最初のアプリケーション層がオフラインになるときに実行中の操作のデータを除き、データの損失はありません。
予定どおりに動作していることを確認するには、次のテストを実行します。
ocs_apps2.mycompany.com
上のすべてのコンポーネントが実行中であることを確認します。
ORACLE_HOME/opmn/bin
から次のコマンドを実行し、コンポーネントのステータスを問い合せます。
opmnctl status
必要に応じて、ORACLE_HOME/opmn/bin
に対して次のコマンドを実行します。
opmnctl startall
ORACLE_HOME/opmn/bin
に対して次のコマンドを実行することにより、ocs_apps1.mycompany.com
上のすべてのコンポーネントを停止します。
opmnctl stopall
次のURLを使用して、ロード・バランサを介するOracleAS Web CacheおよびOracle HTTP Serverにアクセスします。
次のURLにアクセスして、ロード・バランサを介したOracle Collaboration Suiteデータベースへの接続をテストします。
http://apps_virtual.mycompany.com/pls/portal/htp.p?cbuf=test
レスポンスはテストです。成功した場合、Oracle Collaboration Suiteアプリケーション層はOracle Collaboration Suite 10gデータベースに接続できます。テストが失敗した場合、Oracle HTTP ServerのORACLE_HOME/Apache/Apache/logs/error_log
ファイルを調べて原因を特定します。
次のURLを使用して、OracleAS Portalをテストします(ログイン可能かどうかの確認)。
Web Cache Managerを使用して、ocs_apps1.mycompany.com
でコンテンツがOracleAS Web Cacheにキャッシュされていることを確認します。「Monitoring」の下で、「Popular Requests」をクリックします。「Filtered Objects」ドロップダウン・リストから「Cached」を選択し、「Update」をクリックします。
OracleAS Portalにアクセスした場合、ポータルのコンテンツが表示されます。ポータルのコンテンツがない場合、他のブラウザを開いてOracleAS Portalにログインします。「Popular Requests」ページに戻り、「Update」をクリックしてページのコンテンツをリフレッシュします。
手順3から6を繰り返して、ocs_apps1.mycompany.com
上のすべてのコンポーネントが実行中であり、ocs_apps2.mycompany.com
上のすべてのコンポーネントが停止中であること、およびその逆の場合を確認します。
単一クラスタ高可用性環境でOracle Messengerを使用する場合は、次の手順を実行します。
Oracle Real-Time Collaborationコントロールを次のように起動します。
$ORACLE_HOME/imeeting/bin/rtcctl
Oracle Real-Time Collaborationコントロールから、getstate -v
コマンドを実行して、Oracle Presence Server(インスタント・メッセージ・ルーターimrtr
)のID番号をフェッチします。
Oracle Real-Time Collaborationコントロールから、次のコマンドを実行します。
stop -cid ID_number_for_imrtr
Oracle Real-Time Collaborationコントロールから、次のコマンドを実行します。
start -cid ID_number_for_imrtr