DMZ
非武装地帯(DMZ: Demilitarized Zone)。内側と外側のファイアウォール間の領域。通常は、ネットワークまたはイントラネットへの不正アクセスを試みる第三者による攻撃から、内部アプリケーション・サーバーを保護するために使用する。
HTTP
Hypertext Transfer Protocol(HTTP)。メッセージをフォーマットして転送し、WebサーバーおよびWebブラウザが様々なコマンドに応じて実行するアクションを決定するために、Webで使用される基本的なフォーマット。Oracle Application Serverとクライアント間で使用される。
IMAP4
Internet Message Access Protocol。ローカル・クライアントからリモート・サーバー上の電子メールにアクセスするためのインターネット・プロトコル。電子メールを実際にダウンロードする前に電子メール・ヘッダーを取得することで、重要なデータのみをダウンロードするなど、効率的な操作が可能になる。このため、リモート環境に適したプロトコルである。
LDAP
Lightweight Directory Access Protocol。クライアントがディレクトリ・サーバーの情報にアクセスできるようにするプロトコル。このプロトコルを使用すると、階層構造が地理的および組織的な境界を反映するように、企業のディレクトリ・エントリを編成できる。
OC4J
Oracle Application Server Containers for J2EE。標準Java Development Kit(JDK)のJava仮想マシン(JVM)で実行する、すべてJavaで記述されたJ2EEコンテナ一式。
Oracle Application Server Metadata Repository
Oracle Application Serverインスタンスで必要なメタデータが格納されている事前シード・データベース。
Oracle Collaboration Suite
企業環境での通信、メッセージ機能およびコンテンツ共有を可能にする統合された一連のソフトウェア・アプリケーション。アーキテクチャ・レベルでは、基本的な機能を提供するサーバー・アプリケーションで構成されるアプリケーション層、デスクトップ、ラップトップおよびワイヤレス機器のアプリケーションで構成されるクライアント層、およびID管理やメタデータ・ストレージなど、アプリケーション用に一元化されたサービスを提供するインフラストラクチャ層の3つの層が含まれている。
Oracle Collaboration Suiteアプリケーション(Oracle Collaboration Suite Applications)
Oracle Collaboration Suiteを構成するアプリケーション。
Oracle Collaboration Suiteアプリケーション(Oracle Collaboration Suite Applications)
Oracle Collaboration Suiteを構成する次のアプリケーション。
Oracle Calendar
Oracle Content Services
Oracle Discussions
Oracle Mail
Oracle Mobile Collaboration
Oracle Real-Time Collaboration
Oracle Collaboration Suite Search
Oracle Voicemail & Fax
Oracle Workspaces
これらの各アプリケーションは、Oracle Collaboration Suiteアプリケーションのコンポーネントである。これらのアプリケーションは、インフラストラクチャ層が提供するサービスに依存している。「アプリケーション層」も参照。
Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャ(Oracle Collaboration Suite Infrastructure)
Oracle Collaboration Suiteをサポートし、Oracle Collaboration Suiteアプリケーションに対して一元化された製品メタデータとセキュリティ・サービス、構成情報およびデータ・リポジトリを提供する基礎となるコンポーネント。Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャは、OracleASインフラストラクチャ上で使用および構築される。Oracle Collaboration SuiteデータベースおよびOracle Identity Managementが含まれる。「インフラストラクチャ層」も参照。
Oracle Collaboration Suiteデータベース(Oracle Collaboration Suite Database)
アプリケーション・データとメタデータを保持するために、Oracle Collaboration Suiteに付属しているデフォルト・データベース。Oracle Collaboration Suiteデータベースは、Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャの一部である。
Oracle HTTP Server
Oracle Application Serverが使用する、Apache Webサーバー・テクノロジに基づくWebサーバー。Oracle HTTP Serverは、スケーラビリティ、安定性、速度および拡張性を提供する。Javaサーブレット、JavaServer Pages(JSP)、Perl、PL/SQLおよびCGIアプリケーションもサポートしている。
Oracle Identity Management
Oracle製品に分散セキュリティを提供し、企業のIDに対する一元化された安全なセキュリティ管理および企業のアプリケーションへのアクセスを可能にする統合された一連のコンポーネント。Oracle Internet Directory、Oracle Directory Integration and Provisioning、Oracle Delegated Administration Services、OracleAS Single Sign-OnおよびOracle Application Server Certificate Authorityのコンポーネントが組み込まれている。
Oracle Internet Directory
分散ユーザーやネットワーク・リソースに関する情報の検索を可能にする汎用ディレクトリ・サービス。LDAPバージョン3と、Oracleデータベースの優れたパフォーマンス、スケーラビリティ、耐久性および可用性とが組み合されている。
Oracle Internet Directoryは、Oracleデータベースのアプリケーションとして動作する。同じまたは異なるオペレーティング・システムのデータベースと通信する。
Oracle Real-Time Collaboration Multiplexer(MX)
Oracle Web ConferencingクライアントおよびOracle Web Conferencingサーバーからのインバウンド接続を受け入れ、それらの間のデータ・トラフィックをルーティングする。Web Conferencingコンポーネントの通信ハブとして動作する。
Oracle Real-Time Collaborationサーバー(Oracle Real-Time Collaboration Server)
Oracle Real-Time Collaborationサーバーは、次の要素で構成される。
Oracle Real-Time Collaboration通信サービス: Secure Sockets-Layer(SSL)接続、ファイアウォール・トラバースおよび複数の会議接続のマルチプレクサ処理などのシステム通信を可能にするサービス。
Oracle Real-Time Collaborationデータ・サービス: Oracle Web Conferencingのデータおよびチャット・データの転送をサポートするサービス。
Oracle Real-Time Collaborationグループ・サービス: 複数のユーザーが連絡先グループと対話したり、グループのメンバーが他の各メンバーと対話できるようにするサービス。
Oracle Real-Time Collaboration統合サービス: Oracle Real-Time Collaborationシステムが提供する機能に対してアプリケーションを緊密に統合するために使用できる一連のインタフェース。インテグレータは、企業全体または企業内のビジネス・アプリケーション(営業、研修、カスタマ・サポートなど)用にカスタマイズされたアプリケーションを作成できる。
Oracle Real-Time Collaborationプレゼンス・サーバー: 個人およびグループの所在の宣言と検出をサポートするサーバー。
Oracle Real-Time Collaborationシステム・サービス: プロパティ、統計、レポートおよびプロセス監視を使用したシステム管理などの管理機能を提供するサービス。
Oracle Real-Time Collaborationボイス・サービス: Webまたはチャット会議の音声ストリーミング、全二重Voice over IP(VoIP)およびPass-the-Mic音声ストリーミングを可能にするサービス。
Oracle Real-Time Collaboration Webクライアント: ユーザーおよび管理者が、Oracle Web ConferencingおよびOracle Messengerクライアントのダウンロード、会議のスケジュールと参加、会議資料の管理、会議やメッセージのアーカイブとレポートの表示および管理、Oracle Real-Time Collaborationシステムの監視を実行できるWebベースのユーザー・インタフェース。
Oracle Real-Time Collaboration Web Conferencingサーバー: リアルタイム・データの自動配信、会議参加者の状態の管理、会議の記録サービスとアーカイブ・サービスなどを含めて、リアルタイムWeb会議を可能にするバックエンド・サーバー。クライアントが直接Web Conferencingサーバーと通信することはない。クライアントはHTTPリスナーと通信し、HTTPリスナーがmod_meetingを使用して適切なWeb Conferencingサーバーと通信する。
Oracle Real-Time Collaborationリダイレクタ(Oracle Real-Time Collaboration Redirector)
受け入れた接続をOracle Real-Time Collaborationの通信プロセス(Web会議の場合はReal-Time Collaboration Multiplexer、チャット・セッションの場合はクライアント接続マネージャ)にリダイレクトする。
POP3
Post Office Protocol 3。インターネット経由でクライアントに送信された電子メールを受信するためにクライアントが使用する標準プロトコル。プロトコルは、クライアントの電子メールをサーバーから取得するために使用する。
POP3はこのプロトコルの最新バージョンであり、通常はOutlook Expressなどのソフトウェア電子メール・アプリケーションに付属している。Microsoft ExplorerやNetscapeなどの一般的なブラウザにも組み込まれている。通常、POP3はSMTPとともに使用される。IMAPはPOP3の代替プロトコルで、サーバーの電子メールを処理する多くの機能を備えている。
RAC
Real Application Clusters。Oracleのパラレル・データベース・クラスタリング・テクノロジ。共有ストレージを備えたアクティブ-アクティブ・クラスタであり、複数のサーバーが一連の同じデータをパラレルで処理できる。
SMTP
Simple Mail Transfer Protocol。インターネット上で電子メール・メッセージの転送を制御するために使用するメイン・プロトコル。SMTPはTCP/IPプロトコルであり、メッセージの形式やサーバーと端末の対話方法を指定する。
通常は、メッセージの受信に使用される他のプロトコル(POP3、IMAPなど)とともに、メッセージの送信に使用される。必要に応じて、サーバーから特定の端末へのダウンロード用メールボックスにメッセージを保存できる。ESMTP(Extended Simple Mail Transfer Protocol)を使用すると、マルチメディア・ファイルを電子メールとして送信できるようになる。
VoIP
インターネットを通話の伝達媒体として使用するハードウェアおよびソフトウェアのカテゴリ。回路拘束による伝統的な公衆交換電話網(PSTN)のプロトコルではなく、デジタル形式のパケットで音声データが送信される。VoIPとインターネット・テレフォニの主な利点は、一般通話料金がなくなることである。
source: http://www.google.com/search?hl=en&lr=&oi=defmore&q=define:VoIP
アプリケーション層(Applications tier)
エンド・ユーザーに特定の機能を提供するサーバー・アプリケーションを実行するOracle Collaboration Suiteの層。「アプリケーション層」は以前のリリースで使用していた「中間層」に置き換わる用語である。各アプリケーション層は、Oracle Application Serverのインスタンスに相当する。「Oracle Collaboration Suiteアプリケーション」を参照。
インフラストラクチャ層(Infrastructure tier)
アプリケーション層にID管理やメタデータ・ストレージなどのサービスを提供するコンポーネントで構成されるOracle Collaboration Suiteの層。インフラストラクチャ層のコンポーネントには、Oracle Collaboration SuiteデータベースおよびOracle Identity Managementがある。「Oracle Collaboration Suiteインフラストラクチャ」も参照。
カレンダ・デーモン/サービス(Calendar daemons/services)
次の6種類のUNIXデーモンまたはマルチスレッドWindowsサービス。
Oracle Calendarロック・マネージャ(unilckd
)
Oracle Calendarエンジン(uniengd
)
Oracle Calendar同期ネットワーク接続(unisncd
)
Oracle Calendar全社サービス(unicwsd
)
Oracle Calendarサーバー・マネージャ(unicsmd
)
Oracle Calendarディレクトリ・アクセス・サーバー(unidasd
) - 外部ディレクトリのみ
クライアント層(Client tier)
デスクトップ、ラップトップ、携帯電話、PDAなど、クライアント・デバイス上のエンド・ユーザー・アプリケーションで構成されるOracle Collaboration Suiteの層。「Oracle Collaboration Suiteアプリケーション」を参照。
スキーマ(Schema)
表、ビュー、順序、ストアド・プロシージャ、シノニム、索引、クラスタおよびデータベース・リンクなど、論理構造が含まれているデータベース・オブジェクトの集合。
スキーマには、スキーマを制御するユーザーの名前が付いている。
ディレクトリ・サーバー(directory server)
組織の従業員、部署および他のリソースの階層表示を定義する。アプリケーションの仮想パスへのアクセスをディレクトリ・サーバーの特定の分岐に制限することで、ディレクトリ・サービスを使用してアプリケーションを保護できる。
テレフォニ・サーバー(Telephony Server)
Intel NetMerge Converged Communications Software(CCS)とOracle Containerで構成されている。テレフォニ・サーバーは、Voicemail & Faxアプリケーション・サービスのリソース・マネージャである。PBXからのコールはテレフォニ・サーバーに渡され、その後、適切なOracle Voicemail & Faxサービスに渡される。
ファイアウォール(firewall)
一連のコンピュータまたはネットワークを外部攻撃から保護するために、仲介として動作するマシン。外部からローカル・エリア・ネットワークのコンピュータへのアクセスを規制したり、ローカル・エリア・ネットワーク内部から外部コンピュータへのアクセスを規制する。リクエストを転送するプロキシ・サーバーとして動作し、ファイアウォール・マシンがリクエストを発行したかのように機能することで、あるいはリクエストを検査して疑わしいコールの排除を試みることで役割を果たす。
プロキシ・サーバー(Proxy Server)
通常はネットワーク・ファイアウォールに存在し、ファイアウォールの背後のクライアントがWebリソースにアクセスできるようにする。クライアントからのすべてのリクエストは、宛先サーバーには直接送信されず、プロキシ・サーバーに送信される。プロキシ・サーバーは、宛先サーバーにリクエストを転送し、受信した情報をクライアントに戻す。プリキシ・サーバーは、単一のセキュアなポートを介して、サイトでのすべてのWebトラフィックをチャネリングする。これにより、組織は、内部マシンへのインターネット・アクセスを防止する一方、Webアクセスを許可することでセキュアなファイアウォールを作成できる。