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Oracle Collaboration Suite動作要件ガイド
10gリリース1(10.1.2) for UNIX Systems
B31244-01
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1 Oracle Collaboration Suite 10gの動作要件


注意:

オラクル社は、製品のテストと動作保証を継続的に行っています。このOracle Collaboration Suite 10gの動作要件に関するドキュメントは、新たな動作要件が確定し次第、更新されます。

Oracle Collaboration Suite 10gは、幅広いオペレーティング・システム、機器および言語での動作が保証されています。このドキュメントでは、次の分野を取り上げます。

1.1 構成

Oracle Collaboration Suiteの主な構成を次に示します。

1.2 オペレーティング・システム

オラクル社は、オペレーティング・システムの開発者向けリリースにインストールされた製品はサポートしません。

1.3 Oracle Collaboration Suite

シングル・ボックス構成または分散型単一オペレーティング・システム構成の場合、Oracle Collaboration Suiteリリース1(10.1.2)は次のプラットフォームでの動作が保証されています(表1-1)。

表1-1 単一オペレーティング・システムにおけるOracle Collaboration Suiteリリース10.1.2.x

オペレーティング・システム Oracle Database Serverのリリース Oracle Application Serverのリリース 備考

Solaris 9

リリース10.2.x.x(64ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1

Solaris 8

リリース10.2.x.x(64ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1


Solaris 10

リリース10.2.x.x(64ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1


Solaris 9

リリース10.1.x.x(64ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1 脚注2 脚注3

Solaris 8

リリース10.1.x.x(64ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1 脚注2

Solaris 10

リリース10.1.x.x(64ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1 脚注2

Linux(x86)SLES-9

リリース10.2.x.x(32ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1 脚注4

Linux(x86)Red Hat Enterprise AS/ES 4

リリース10.2.x.x(32ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1 脚注4

Linux(x86)Red Hat Enterprise AS/ES 3

リリース10.2.x.x(32ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1 脚注4

Linux(x86)SLES-9

リリース10.1.x.x(32ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1 脚注2 脚注4

Linux(x86)SLES-8

リリース10.1.x.x(32ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1 脚注2 脚注4

Linux(x86)Red Hat Enterprise AS/ES 4

リリース10.1.x.x(32ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1 脚注2 脚注4

Linux(x86)Red Hat Enterprise AS/ES 3

リリース10.1.x.x(32ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1 脚注2 脚注4

HP-UX PA-RISC 11i v2(11.23)

リリース10.2.x.x(64ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1

HP-UX PA-RISC 11i v1(11.11)

リリース10.2.x.x(64ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1


HP-UX PA-RISC 11i v2(11.23)

リリース10.1.x.x(64ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1 脚注2

HP-UX PA-RISC 11i v1(11.11)

リリース10.1.x.x(64ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1 脚注2

IBM AIX 5L

リリース10.2.x.x(64ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1

IBM AIX 5L

リリース10.1.x.x(64ビット)

リリース10.1.2.0.2

脚注1 脚注2


脚注1 Oracle Database 10.xの顧客は、制限事項がないかどうかをOracle Collaboration Suiteのリリース・ノートで必ず確認してください。

脚注2 Oracle Databaseにパッチを適用して、リリース10.1.0.4.2以上にアップグレードする必要があります。

脚注3 Microsoft Windows上のOracle Collaboration Suiteリリース10.1.2.2は、Oracle Databaseリリース10.1.0.5に対して動作保証されています。リリース10.1.0.xより前のOracle Databaseに対しては動作保証されていません。

脚注4 x86アーキテクチャに準拠したIntelまたはAMDプロセッサ・チップ上のLinux x86がサポートされています。

1.4 Oracle Collaboration Suiteデータベース

分割構成の場合、次のリリースのOracle Collaboration Suiteデータベースが動作保証されています(表1-2)。

表1-2 分割構成データベース層におけるOracle Collaboration Suiteリリース10.1.2.0.0

オペレーティング・システム Oracle Database Serverのリリース 備考

IBM Linux on POWER SLES-9

リリース10.2.x.x(64ビット)

脚注1 脚注2

IBM Linux on POWER Red Hat Enterprise AS/ES 4

リリース10.2.x.x(64ビット)

脚注1 脚注2

Linux Itanium SLES-9

リリース10.2.x.x(64ビット)

脚注2

Linux Itanium Red Hat Enterprise AS/ES 4

リリース10.2.x.x(64ビット)

脚注2

Linux Itanium Red Hat Enterprise AS/ES 3

リリース10.2.x.x(64ビット)

脚注2

Linux x86-64(AMD64/EM64T)SLES-9

リリース10.2.x.x(64ビット)

脚注2

Linux x86-64(AMD64/EM64T)Red Hat Enterprise AS/ES 4

リリース10.2.x.x(64ビット)

脚注2

Linux x86-64(AMD64/EM64T)Red Hat Enterprise AS/ES 3

リリース10.2.x.x(64ビット)

脚注2

HP-UX Itanium 11i v2(11.23)

リリース10.2.x.x(64ビット)

脚注2

Solaris 10(x86-64)

リリース10.2.x.x(64ビット)

脚注2 脚注3


脚注1 このプラットフォームではVerityフィルタは使用できません。そのため、このプラットフォームではOracle Content Servicesと一部の検索機能の動作が保証されていません。

脚注2 Oracle Database 10.xの顧客は、制限事項がないかどうかをOracle Databaseのリリース・ノートで必ず確認してください。

脚注3 このプラットフォームではVerityフィルタは使用できません。そのため、このプラットフォームでは一部の検索機能の動作が保証されていません。

1.5 サーバー・サポート

この項では、次のコンポーネントのサポートについて説明します。

1.5.1 Oracle Real-Time Collaborationサーバー

ボイス・プロキシ・サーバーおよびドキュメント変換サーバーをMicrosoft Windowsにインストールする必要があります。

1.5.2 Oracle Calendar

スタンドアロン・インストールの場合、Oracle Calendarは次のLDAPサーバーをサポートします。

  • Sun ONE Directory Server

  • OpenLDAPディレクトリ・サーバー

1.6 Oracle Collaboration Suiteクライアント・アプリケーション

この項では、Oracle Collaboration Suiteクライアント・アプリケーションの動作要件に加え、次のクライアント・アプリケーションと連携するOracle Collaboration Suiteコンポーネントの動作要件について説明します。

1.6.1 Oracle Calendarデスクトップ・クライアント

Oracle Calendarデスクトップ・クライアントは、次のプラットフォームでサポートされています。

  • Microsoft Windows 2000

  • Microsoft Windows XP

  • Macintosh OS X 10.1.5〜10.4

  • Red Hat Linux 9以上

  • SuSE Linux 9以上

  • Linux x86(カーネル2.4.9以上)

  • Sun SPARC Solaris 8または9

1.6.2 Oracle Calendar Sync

Oracle Calendar Syncは、PalmおよびPocket PCオペレーティング・システムでサポートされています。

1.6.2.1 Palmオペレーティング・システム

Oracle Calendar Syncは、Palmオペレーティング・システムを使用する次のモバイル機器での動作が保証されています(表1-3)。Oracle Calendar SyncはすべてのPalm互換機器で動作します。

表1-3 Palmオペレーティング・システムでOracle Calendar Syncに対して動作保証されたPDA

Oracle Calendar Syncのプラットフォーム モバイル機器のモデル モバイル機器のオペレーティング・システム

Microsoft Windows 2000、Microsoft Windows XP

Tungsten T

Palm 5.0以上


Tungsten T3

Palm 5.2.1以上


Tungsten T5

Palm 5.4以上


Treo 600

Palm 4.5以上


Treo 650

Palm 5.4.5以上


Sony Clie PEG-TG50C

Palm 5.0以上


Zire 72

Palm 5.2.8以上




Macintosh X 10.2.x〜10.4.1脚注1

Tungsten T

Palm 5.0以上


Tungsten T3

Palm 5.2.1以上


Treo 600

Palm 4.5以上


Sony Clie PEG-TG50C

Palm 5.0以上


Zire 72

Palm 5.2.8以上


Handspring Visor

Palm 3.1以上


脚注1 Treo 650は動作保証されていませんが、Palm 5.4.8以上であれば動作することがわかっています。

1.6.2.2 Pocket PCオペレーティング・システム

Oracle Calendar Syncは、Pocket PCオペレーティング・システムを使用する次の機器での動作が保証されています(表1-4)。Oracle Calendar SyncはすべてのPocket PC互換機器で動作します。

表1-4 Pocket PCでOracle Calendar Syncに対して動作保証されたPDA

Oracle Calendar Syncのプラットフォーム モバイル機器のモデル モバイル機器のオペレーティング・システム

Microsoft Windows 2000、Microsoft Windows XP

Dell Axim X50

Microsoft Windows Mobile 2003 – Second Edition


HP iPAQ H1910

Pocket PC 2002


HP iPAQ 3600

Pocket PC 2002


HP iPAQ h550

Microsoft Windows Mobile 2003 – Premium Edition


HP iPAQ h6300

Microsoft Windows – Phone Edition


1.6.3 Oracle Connector for Outlook

Microsoft Outlook 2000、2003およびXP向けのOracle Connector for Outlookは、次のプラットフォームでサポートされています。

  • Microsoft Windows NT 4.0

  • Microsoft Windows 2000

  • Microsoft Windows XP

Oracle Connector for Outlookは、Microsoft Outlook 2003 Service Pack 1での動作が完全に保証されています。Microsoft Outlook 2003を使用している顧客は、さらに詳しい確認が取れるまでMicrosoft Outlook 2003 Service Pack 2にアップグレードしないでください。Service Pack 2には既知の問題があります。

1.6.4 Oracle Mobile Data Sync

Oracle Mobile Data Syncは次の機器でサポートされています(表1-5)。オラクル社はOMA-DS標準をサポートしていますが、OMA-DS標準準拠のすべての機器でOracle Mobile Data Syncが動作するわけではありません。オラクル社がサポートするのは動作保証された機器のみです。

サポートされる機器のイメージについては、次のURLを参照してください。

http://www.oracle.com/technology/products/cs/user_info/omobile_collaboration/html/mobile_data_sync_get_started.html

表1-5 Oracle Mobile Data Syncのモバイル機器サポート

モデル モデル番号

Sony Ericsson

K700i、K750i、P800、P900、P910a/P910i、S700i/S710a、T68i、T610/T616、T630/T637、Z500、Z600、Z800i

Ericsson

T39m、T68

Nokia

3650、6020、6021、6230i、6260、6600、6620、6630、6680、6800、6810、6820、6822、7250、7260、7270、7610、7650、9200シリーズ、9300、9500

Siemens

C65、CX65、M55、S55、S65およびS66、SX1

Palm OS

次の要件に適合するPalm OSベースのすべての機器(Palm、Treo、Sony、Clieなど)で、Mobile Data Syncが正しく機能します。

  • ワイヤレス・インターネット接続が可能であること。

  • 4MBのRAMを搭載し、Palm OS 3.5以上をサポートしていること。

  • 適切なSynthesis SyncMLクライアント(http://www.synthesis.ch/から入手可能)がインストールされていること。30日間のトライアル版を使用してソフトウェアをテストし、後日Synthesis SyncML Client Standardの永久ライセンスを購入することが可能です。

Pocket PC

次の要件に適合するすべてのPocket PC機器で、Mobile Data Syncが正しく機能します。

  • インターネット接続(クレードル、モデム、または携帯電話経由)が可能であること。ワイヤレス対応のPocket PC機器は不要です。

  • SynthesisはPocket PC 2002およびPocket PC 2003の機器のみをサポート。

  • 適切なSynthesis SyncMLクライアント(http://www.synthesis.ch/から入手可能)がインストールされていること。30日間のトライアル版を使用してソフトウェアをテストし、後日Synthesis SyncML Client Standardの永久ライセンスを購入することが可能です。

Smartphone 2003

次の要件に適合するすべてのSmartphone 2003機器で、Mobile Data Syncが正しく機能します。

  • インターネット接続(クレードル、モデム、または携帯電話経由)が可能であること。

  • 適切なSynthesis SyncMLクライアント(http://www.synthesis.ch/から入手可能)がインストールされていること。30日間のトライアル版を使用してソフトウェアをテストし、後日Synthesis SyncML Client Standardの永久ライセンスを購入することが可能です。


言語サポート

Oracle Mobile Data Syncは、機器でサポートされるすべての言語をサポートしています。

1.6.5 Oracle Mobile Push Mail

Oracle Mobile Push Mailは、Windows Mobile for Pocket PC Phone Edition 2003オペレーティング・システムをサポートするすべてのPocket PC機器でサポートされています。

Oracle Mobile Push Mailは、Windows Mobile 2003オペレーティング・システムで使用可能な10種類の言語をサポートしています。

  • 中国語(簡体字)

  • 中国語(繁体字)

  • 英語

  • フランス語

  • ドイツ語

  • イタリア語

  • 日本語

  • 韓国語

  • ポルトガル語(ブラジル)

  • スペイン語

1.6.6 Oracle Mobile Browser

Oracle Mobile Browserは、ワイヤレス・ブラウザをサポートするすべての機器でサポートされ、すべての言語をサポートしています。

1.6.7 Oracle Text Access

Oracle Text Accessは、テキスト・メッセージ機能を持つすべての電話でサポートされています。サポートされる言語は英語のみです。

1.6.8 Oracle Voice Access

Oracle Voice Accessは、すべての携帯電話または加入者電話でサポートされています。サポートされる言語は米国英語のみです。

1.6.9 Oracle Content Services

Oracle Content Servicesは、次のクライアント・アプリケーションに対して動作保証されています。

1.6.9.1 FTPおよびFTPS

FTPおよびFTPSアクセスに対しては、次のクライアントが動作保証されています。カッコ内は、FTPSでの動作が保証されたアクセス方法です。

  • Cute FTP Pro 7 for Microsoft Windows(暗黙的および明示的)

  • WS_FTP Pro 8.0+ for Microsoft Windows(暗黙的)

  • Transmit 3.2 for Macintosh(暗黙的および明示的)


注意:

明示的FTPSアクセスに対してサポートされているのはAuth -TSLのみです。Auth -SSLはサポートされていません。

1.6.9.2 Microsoft Webフォルダへのアクセス

Oracle Content Servicesリリース10.1.2.xには、Microsoft WindowsおよびMacintoshでWebDAVを介してアクセスできます。

1.6.9.2.1 Microsoft WindowsでのWebDAV

Oracle Content Servicesは、MSDAIPP.DLLバージョン11.0.6715.15に対してのみ動作保証されています。このDLLは次の場所からダウンロードできます。

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=17C36612-632E-4C04-9382-987622ED1D64&displaylang=en

このパッチは、Microsoft Webフォルダの既知の不具合を多数修正します。

次のアプリケーションは、Microsoft Windows XP Professional Service Pack 2での動作が保証されています。

  • Microsoft Office XP Service Pack 2

    • Microsoft Word 2002

    • Microsoft Excel 2002

    • Microsoft PowerPoint 2002

    • Microsoft FrontPage 2002

    • Microsoft Visio 2002

    • Microsoft Project 2002

  • Microsoft Office 2000 Service Pack 1

    • Microsoft Word 2000

    • Microsoft Excel 2000

    • Microsoft PowerPoint 2000

    • Microsoft FrontPage 2000

    • Microsoft Visio 2000

    • Microsoft Project 2000

  • Microsoft Office 2003

    • Microsoft Word 2003

    • Microsoft Excel 2003

    • Microsoft PowerPoint 2003

    • Microsoft FrontPage 2003

    • Microsoft Visio 2003

    • Microsoft Project 2003

  • Adobe Acrobat 5.0

  • Adobe Acrobat 6.0

次のアプリケーションは、Microsoft Windows 2000 Professional Service Pack 4での動作が保証されています。

  • Microsoft Office XP Service Pack 2

    • Microsoft Word 2002

    • Microsoft Excel 2002

    • Microsoft PowerPoint 2002

    • Microsoft FrontPage 2002

    • Microsoft Visio 2002

    • Microsoft Project 2002

  • Microsoft Office 2000 Service Pack 1

    • Microsoft Word 2000

    • Microsoft Excel 2000

    • Microsoft PowerPoint 2000

    • Microsoft FrontPage 2000

    • Microsoft Visio 2000

    • Microsoft Project 2000

  • Adobe Acrobat 5.0

1.6.9.2.2 MacintoshでのWebDAV

WebDAVは、Microsoft Office 2004がインストールされたMac OS X.3(10.3)でサポートされています。

1.6.9.2.3 その他のプラットフォームでのWebDAV

Microsoft WindowsまたはMacintosh以外のプラットフォームからのWebDAVアクセスはサポートされていません。

1.6.9.3 Antivirus Scan Engine

Oracle Content Servicesリリース10.1.2.xは、Symantec Antivirus Scan Engineバージョン4.3.0.15および5.0に対して動作保証されています。

1.6.9.4 レコード管理用リテンション・ハードウェア

Oracle Content Servicesは、次のレコード管理用リテンション・ハードウェアに対して動作保証されています。

  • Network Appliance SnapLock(ONTAP 7.1)およびONTAP API(manageontap.jar)1.5。Oracle Content Servicesリリース10.1.2.1.0以上に対して動作保証されています。

  • EMC Centera SDK 3.1。Oracle Content Servicesリリース10.1.2.2.0以上に対して動作保証されています。

1.6.10 Oracle Collaboration Suiteアプリケーション層

アプリケーション層のOracle Collaboration Suiteリリース10.1.2.xアプリケーションは、Symantec Antivirus Scan Engineバージョン4.3.0.15および5.0に対して動作保証されています。

1.6.11 Oracle Drive

Oracle Driveリリース10.1.2.xは、Oracle Content Servicesリリース10.1.2.xと併用した場合の動作が保証されています。この後の項では、Oracle Driveと併用した場合の動作が保証されているソフトウェアについて説明します。

1.6.11.1 サーバーの動作要件

Oracle Driveリリース10.1.2.xは、次のサーバーに対して動作保証されています。

  • Oracle Content Servicesリリース10.1.2.x

  • Oracle Filesリリース9.0.4.x

  • Oracle CM SDKリリース9.0.4.2.x

1.6.11.2 クライアントの動作要件

次のクライアント・ソフトウェアは、Oracle Driveに対してテスト済であり、動作保証されています。オペレーティング・システムおよびアプリケーションの以後のサービス・パックやマイナー・バージョン番号はサポートの対象になりますが、動作保証はされていません。

  • Internet Explorer 6.0以上(「拡張プロパティ」ダイアログに必要)がインストールされたMicrosoft Windows 2000 Professional Service Pack 4。

  • Internet Explorer 6.0以上(「拡張プロパティ」ダイアログに必要)がインストールされたMicrosoft Windows XP Professional Service Pack 2。

次のアプリケーションは、動作保証されたオペレーティング・システムでの動作が保証されています。

  • Microsoft Office 2000 Service Pack 1(次のアプリケーションを含む)

    • Microsoft Word 2000

    • Microsoft Excel 2000

    • Microsoft PowerPoint 2000

    • Microsoft FrontPage 2000

  • Microsoft Office XP Service Pack 2(次のアプリケーションを含む)

    • Microsoft Word 2002

    • Microsoft Excel 2002

    • Microsoft PowerPoint 2002

    • Microsoft FrontPage 2002

    • Microsoft Project 2002

    • Microsoft Visio 2002

  • Microsoft Office 2003(次のアプリケーションを含む)

    • Microsoft Word 2003

    • Microsoft Excel 2003

    • Microsoft PowerPoint 2003

  • Microsoft Windows Notepad 5.0

  • Adobe Acrobat 6.0

  • Microsoft Paint 5.0

  • WinZip 8.1

  • Macromedia Dreamweaver 7.0.1

Oracle Driveをクライアント・アプリケーションとして実行した場合の動作は、いかなるタイプの仮想プラットフォーム環境または仮想セッション環境(Citrix、WinFrame、Windows NT Terminal Server、Windows 2000 Terminal Servicesなど)でも保証されていません。

Oracle Driveは多くの言語で使用できます。サポートされる言語の一覧は、表1-10を参照してください。

1.7 Oracle Voicemail & Fax

この項では、次の項目の動作要件について説明します。

1.7.1 PBXの動作要件

次のPBXは、Oracle Voicemail & Faxリリース10.1.2.xに対して動作保証されています(表1-6)。また、PBXがDTMFを介したメッセージ待機インジケータの設定をサポートしている場合は、アナログまたは帯域内統合を利用するPBXのほとんどがサポートされます。

表1-6 Oracle Voicemail & Faxリリース10.1.2.xに対して動作保証されたPBX

メーカー モデル 統合方式 サポートされるCT Mediaのバージョン

Siemens

8004 VSCBX/M Dump 19

D/82JCTU

NetMerge CCS脚注1 30 SP1


9751Mod 10/9005.2.78

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1


9571Mod 30/9006.3

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1


Hicom 300E/9006.3

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1


Hicom 150E Office Pro(HE500M.04.020)

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1


Realitis

SMDI/アナログ/ラインサイドT1

NetMerge CCS 30 SP1


EWSD

SMDI/T1 PRI

NetMerge CCS 30 SP1

Lucent

System 75/R1V3

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1

Avaya

Definity G3/R3V4以上

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1

Lucent/Avaya

5ESS

SMDI/アナログ/ラインサイドT1

NetMerge CCS 30 SP1

Nortel

Meridian SI-1 Generic 11 Rel 17

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1


Meridian SI-1 Generic 11 Rel 22

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1


Meridian 11

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1


Meridian 21A

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1


Merdian 51

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1


Merdian 61

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1


Meridian 71

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1


Norstar

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1


SL100

SMDI/ラインサイドT1

NetMerge CCS 30 SP1


SL100

SMDI/アナログ

NetMerge CCS 30 SP1


DMS 100

SMDI/アナログ/ラインサイドT1

NetMerge CCS 30 SP1

Mitel

SX-50

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1


SX-200Light/Lightware 15

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1


SX2000/Lightware 30

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1

Alcatel

Omni PCX 4400バージョン3.2.712.5

SMDI

NetMerge CCS 30 SP1

Siemens(Rolm)

CBX 9751

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1

Cisco

Call Manager

D/82JCTU

NetMerge CCS 30 SP1

富士通

9600

SMDI/アナログ/ラインサイドT1

NetMerge CCS 30 SP1

東芝

DK280

SMDI/アナログ/ラインサイドT1

NetMerge CCS 30 SP1

Ericsson

MD 110

SMDI/アナログ/ラインサイドT1

NetMerge CCS 30 SP1

NEC

NEAX 2400 IPX

SMDI/アナログ/ラインサイドT1

NetMerge CCS 30 SP1


NEAX 2000 IPX

SMDI/アナログ/ラインサイドT1

NetMerge CCS 30 SP1


脚注1 このソフトウェアの正式名称は、Intel NetMerge Converged Communications Software(CCS)です。

1.7.2 Oracle Voicemail & Faxアプリケーション層

Oracle Voicemail & Faxは、Microsoft Windows 2000または2003にインストールする必要があります。

1.8 Webブラウザ

次のWebブラウザは、Oracle Collaboration Suite Webクライアント・アプリケーションに対して動作保証されています(表1-7)。

表1-7 Oracle Collaboration Suite 10g Webクライアントに対して動作保証されたWebブラウザ

Oracle Collaboration Suite 10gのコンポーネント Internet Explorer 6.0 Netscape 7.1以上 Macintosh OS X上のInternet Explorer 5.2.3以上 Firefox脚注1 Macintosh OS X上のSafari 1.2以上 Mozilla 1.7.3

Oracle Calendar Webクライアント

Oracle Content Services



脚注2


Oracle Discussions

脚注3

脚注3

Oracle Web Accessクライアント




Oracle Web Conferencing



Oracle Workspaces Webクライアント

脚注3

脚注3

Oracle WebMail




脚注1 Firefoxは、バージョン1.0.3とそれ以上のバージョン1.0.xがサポートされています。

脚注2 Oracle Content Servicesは、Firefox 1.0.5以上に対して動作保証されています。Firefox 1.5以上に対しては動作保証されていません。

脚注3 Oracle WorkspacesおよびOracle Discussionsにはリッチテキスト・エディタが付属していますが、これはMacintosh OS Xプラットフォーム上のSafariまたはInternet Explorerでは使用できません。回避策として、フォーラムなどへの投稿方式をデフォルトのプレーン・テキストに設定するか、Macintosh OS XプラットフォームではFirefoxを使用します。

1.9 グローバリゼーション

この項では、次の項目について説明します。

1.9.1 キャラクタ・セット・サポート

この後の表では、次のクライアント・アプリケーションのキャラクタ・セット・サポートについて説明します。

  • Oracle Web Accessクライアント(表1-8

  • Oracle Content Services(表1-9

表1-8 Oracle Web Accessクライアントのキャラクタ・セット・サポート

言語 キャラクタ・セット

すべての言語

UTF-8

アラビア語

ISO 8859-6、Windows 1256

中央ヨーロッパ言語

ISO 8859-2、Windows 1250

中国語(簡体字)

GBK、GB18030

中国語(繁体字)

Big5、Big5-HKSCS

キリル語

ISO 8859-5、KOI8-R、Windows 1251

ギリシャ語

ISO 8859-7、Windows 1253

ヘブライ語

ISO 8859-8-I、Windows 1255

日本語

ISO 2022-JP、EUC-JP、Shift-JIS

韓国語

EUC-KR、ISO 2022-KR

タイ語

TIS-620

トルコ語

ISO 8859-9、Windows 1254

ベトナム語

Windows 1258

西ヨーロッパ言語

ISO 8859-1、ISO 8859-15、Windows 1252


表1-9 Oracle Content Servicesでサポートされるキャラクタ・セット

言語 キャラクタ・セット

すべての言語

UTF8、UTF-16BE、UTF-16LE

アラビア語

ISO 8859-6、Windows 1256

バルト語

ISO 88959-4、Windows 1257

中央ヨーロッパ言語

IBM 852、ISO 8859-2、Windows 1250

中国語

ISO 2022-CN

中国語(簡体字)

GB 2312、GB 18030、GBK

ベトナム語

Windows 1258

西ヨーロッパ言語

IBM 850、ISO 8859-1、Windows 1252


1.9.2 言語サポート

Oracle Collaboration Suite 10gのコンポーネントは、次の言語でサポートされています(表1-10)。

表1-10 Oracle Collaboration Suite 10gコンポーネントの言語サポート

コンポーネント名 アラビア語 中国語(簡体字) 中国語(繁体字) チェコ語 デンマーク語 オランダ語 英語(米国) 英語(英国) フィンランド語 フランス語 フランス語(カナダ) ドイツ語 ギリシャ語 ハンガリー語 イタリア語 日本語 韓国語 ラテン語 ノルウェー語 ポーランド語 ポルトガル語 ポルトガル語(ブラジル) ルーマニア語 ロシア語 スペイン語 スペイン語(南米) トルコ語

Oracle eMail Server


Oracle Web Accessクライアント


Oracle WebMail


Oracle Voicemailプロンプト


Oracle Calendarデスクトップ・クライアント(Microsoft Windows)

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Oracle Calendarデスクトップ・クライアント(Macintosh)

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Oracle Calendarデスクトップ・クライアント(LinuxおよびSolaris)

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Oracle Calendar Server

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Oracle Calendar Webクライアント

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Oracle Calendar Sync Server

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Oracle Calendar Sync(Microsoft Windows)

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Oracle Connector for Outlook

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Oracle Mobile Access


Oracle Voice Access

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Oracle Collaboration Suite Search


Oracle Real-Time Collaboration Webクライアント


Oracle Workspaces






























Oracle Content Services Webクライアント

脚注1


Oracle Drive


Oracle Discussions Webクライアント





























脚注1 Content Servicesは、アクセシビリティ・ユーザー・インタフェースでのみアラビア語をサポートしています。

Oracle Collaboration Suite 10gのインストールおよび管理は、次の言語でサポートされています(表1-11)。

表1-11 Oracle Collaboration Suite 10gのインストールおよび管理における言語サポート

コンポーネント名 中国語(簡体字) 中国語(繁体字) 英語(米国) フランス語 ドイツ語 イタリア語 日本語 韓国語 ポルトガル語(ブラジル) スペイン語

Oracle Collaboration Suiteインストール・ユーザー・インタフェース

Oracle Email管理

Oracle Voicemail管理

Oracle Collaboration Suite Search管理

Oracle Calendar Server管理

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Oracle Content Services管理

Oracle Mobile Access管理

Oracle Real-Time Collaboration管理

Oracle Workspaces管理

Oracle Discussions管理


1.10 Oracle Enterprise Manager

Oracle Collaboration Suite 10gは、Oracle Enterprise Manager Grid Controlリリース10.1.0.4以上を使用して監視および管理できます。それより前のリリースのEnterprise Manager Grid Controlは、Oracle Collaboration Suite 10gのターゲットをサポートしていません。

Oracle Collaboration Suiteリリース9.0.4.xからOracle Collaboration Suite 10gにアップグレードする際には、まずEnterprise Manager Grid Controlと、Oracle Collaboration Suiteリリース9.0.4.xを実行している各マシンのEnterprise Managerエージェントをアップグレードしてから、Oracle Collaboration Suite 10gにアップグレードすることをお薦めします。システムのアップグレード順序を逆にしても問題はありません。ただし、アップグレードしたOracle Collaboration Suite 10gのターゲットは、Enterprise ManagerエージェントとOracle Management Systemをアップグレードするまで管理できません。

1.10.1 Enterprise Managerリリース10.1.0.4

Oracle Collaboration Suiteリリース10.1.1および10.1.2は、Enterprise Managerリリース10.1.0.4および10.2を使用して監視および管理できます。Enterprise Managerリリース10.1.0.4の動作保証されたターゲットを次に示します(表1-12)。

表1-12 Enterprise Managerリリース10.1.0.4の動作保証された管理対象ターゲット

Enterprise Managerターゲット リリース

Oracle Database脚注1 脚注2およびリスナー

次のリリースのOracle Databaseおよびリスナーが動作保証されています。

  • リリース10.1.0.2以上

  • リリース10.2.0.1以上

RACデータベース

次のリリースのRACデータベースが動作保証されています。

  • リリース10.1.0.2以上

  • リリース10.2.0.1以上

ホスト

次のプラットフォームがホスト・コンピュータとしてサポートされています。

  • Microsoft Windows NT 4.0 SP6a

  • Microsoft Windows 2000 SP4

  • Microsoft Windows XP Professional Edition

  • Microsoft Windows 2003 Standard Edition

  • Sun x86 Solaris 9

  • Sun SPARC Solaris 8および9

  • Linux(x86)Red Hat Enterprise AS/ES 2.1および3.0

  • HP-UX(64ビット)PA-RISC 11i v1(11.11)および11i v2(11.23)

  • IBM AIX(64ビット)5.2および5.3脚注3

Oracle Application Server

次のリリースのOracle Application Serverが動作保証されています。

  • リリース9.0.2.x脚注4

  • リリース9.0.3.x

  • リリース9.0.4.x

  • リリース10.1.2.x脚注5

管理サービスおよびリポジトリ脚注6

リリース10.1.0.4(削除予定)

エージェント(ビーコンを含む)

リリース10.1.0.2以上


脚注1 Oracle Databaseには、単一インスタンスのEnterprise Edition、Standard EditionおよびPersonal Editionが含まれます。

脚注2 オラクル社は、Oracle Databaseの主要リリースにおける最終リリースまたは入手可能な最新リリースに対する動作を保証しています。品質保証の対象となるのは、サポートされている中で最も数字が小さいリリースからです。それより後のリリースについては、主要リリースにおける入手可能な最新リリースがテストされます。サポートされる最小リリースと入手可能な最新リリースの間にあるリリースはテストされませんが、これもオラクル社によるサポートの対象となります。したがって、顧客はデータベースにパッチを適用して、動作保証されたリリースにアップグレードすることもできます。Enterprise Managerで動作保証されているのは、サーバー・テクノロジ部門が現在サポートしているデータベース・ターゲットです。Oracle Databaseリリース9.0.1.4は2003年12月にサポート対象外となりました。そのため、Enterprise Manager 10gで動作保証された管理対象データベース・ターゲットではありません。

脚注3 Oracle Database 10g for AIX 5LはpSeriesハードウェアの能力を十分に引き出す目的で開発されたものであり、サポートされる最小オペレーティング・システム・レベルはAIX 5L 5.2です。エージェントはOracle Database 10gの一部として構築されているため、Oracle Databaseと同じオペレーティング・システム要件を持ちます。したがって、AIX 5.1はサポートされません。

脚注4 これには、Oracle HTTP Server、OC4J、Web Cache、Oracle Internet DirectoryおよびSingle Sign-Onが含まれます。

脚注5 Enterprise Manager Grid Controlリリース10.1.0.3.0では、Enterprise Managerリリース10.1.2.xで導入された新しいパフォーマンス・メトリック(Oracle HTTP Serverのmod_OC4Jメトリックなど)や新しいコンポーネント(Oracle BPEL Process Manager、Oracle Integration B2B、Oracle Integration InterConnectなど)の認識、表示および監視が行えません。

脚注6 Enterprise Manager Grid Controlは自己監視機能を備えています。そのため、リリース10.1.0.3の管理サービスおよびリポジトリは管理対象ターゲット・タイプとしてGrid Controlに表示されます。リポジトリとして使用するOracle Databaseのリリースに関係なく、リポジトリ自体はリリース10.1.0.3としてGrid Controlに登録されます。組込み型のOracle9i Enterprise Editionリリース1(9.0.1.5)データベースでは、管理リポジトリの作成がサポートされています。それ以外の場合は、Oracle Database 10g Enterprise Editionリリース1(このリリース内の10.1.0.3以上)、Oracle Real Application Clusters 10gリリース1(このリリース内の10.1.0.3以上)データベース、Oracle9i Enterprise Editionリリース2(このリリース内の9.2.0.4以上)データベース、Oracle Real Application Clusters 9iリリース2(このリリース内の9.2.0.4以上)データベースのいずれかの既存データベースに管理リポジトリをインストールすることしかできません。

1.10.2 Enterprise Managerリリース10.2

Enterprise Managerリリース10.2.0.1の動作保証されたターゲットを次に示します(表1-13)。

表1-13 Enterprise Managerリリース10.2.0.1の動作保証された管理対象ターゲット

Enterprise Managerターゲット リリース

Oracle Database脚注1 脚注2およびリスナー

次のリリースのOracle Databaseおよびリスナーが動作保証されています。

  • リリース10.1.0.4以上

  • リリース10.2

ターゲット・サポートの対象となるのは、10.xエージェントに対してサポートされているプラットフォームのみです。

RACデータベース

次のリリースのRACデータベースが動作保証されています。

  • リリース10.1.0.4

  • リリース10.2

ホスト

次のプラットフォームがホスト・コンピュータとしてサポートされています。

  • Sun SPARC Solaris 8、9および10脚注3

  • Linux(x86)(32ビット)Red Hat Enterprise AS/ES 3.0

Oracle Application Server

次のリリースのOracle Application Serverが動作保証されています。

  • リリース9.0.4.2以上

  • リリース10.1.2.0.0(フェーズ1)

  • リリース10.1.2.0.1(SEONE)

  • リリース10.1.2.0.2(フェーズ2)

  • リリース10.1.2.1パッチセット

  • リリース10.1.3(スタンドアロンOC4J)

Oracle Collaboration Suite

次のリリースのOracle Collaboration Suiteが動作保証されています。

  • リリース9.0.4.2

  • リリース10.1.1

  • リリース10.1.2

管理サービスおよびリポジトリ

リリース10.2

エージェント(ビーコンを含む)

次のリリースのエージェントが動作保証されています。

  • リリース10.1.0.2以上

  • リリース10.2


脚注1 Oracle Databaseには、単一インスタンスのEnterprise Edition、Standard EditionおよびPersonal Editionが含まれます。

脚注2 オラクル社は、Oracle Databaseの主要リリースにおける最終リリースまたは入手可能な最新リリースに対する動作を保証しています。品質保証の対象となるのは、サポートされている中で最も数字が小さいリリースからです。それより後のリリースについては、主要リリースにおける入手可能な最新リリースがテストされます。サポートされる最小リリースと入手可能な最新リリースの間にあるリリースはテストされませんが、これもオラクル社によるサポートの対象となります。したがって、顧客はデータベースにパッチを適用して、動作保証されたリリースにアップグレードすることもできます。Enterprise Managerで動作保証されているのは、サーバー・テクノロジ部門が現在サポートしているデータベース・ターゲットです。Oracle Databaseリリース9.0.1.4は2003年12月にサポート対象外となりました。そのため、Enterprise Manager 10gで動作保証された管理対象データベース・ターゲットではありません。

脚注3 Oracle Management AgentはSolaris 10のローカル・コンテナで実行可能です。また、これはサポートされている構成です。

1.11 Oracle Portal

Oracle Collaboration Suiteリリース10.1.2は、Oracle Portalリリース10.1.2.0.2に対して動作保証されています。

1.12 Oracle Identity Management

Oracle Collaboration Suiteリリース10.1.2は、Oracle Identity Managementリリース10.1.2.0.2に対して動作保証されています。

1.13 Oracle Collaboration Suite移行ツール

Oracle Collaboration Suite移行ツールは、動作保証されたソースからOracle Mailリリース10.1.2.xおよびOracle Calendarリリース10.1.2.xへのデータ移行の動作が保証されています。

1.13.1 Oracle Mailへの移行

Oracle Collaboration Suite移行ツールは、次のソース・システムからOracle Mailリリース10.1.2.xへの電子メール移行の動作が保証されています。

  • Microsoft Exchange Serverバージョン5.0および5.5

  • Microsoft Exchange Server 2000および2003

  • Lotus Domino Serverリリース5

  • Novell GroupWise 6.0

  • Samsung Contact 7.1.0(旧HP OpenMail)

  • IMAP4 rev1に準拠したその他の電子メール・サーバー

Microsoft Windows 2000 Workstationは、Oracle Collaboration Suite移行ツールに対して動作保証された移行ワークステーションです。Microsoft Exchange Serverから移行する場合は、Microsoft Outlook 2000とMicrosoft Exchange Administration Clientも移行ワークステーションにインストールする必要があります。

表1-14は、Oracle Collaboration Suite移行ツールがサポートする各種ソース電子メール・システムと、対応するソース電子メール・システムの各プラグインがサポートする移行タスクをまとめたものです。

表1-14 サポートされるソース電子メール・システムおよび移行タスク

オブジェクト MS Exchange 5.5 MS Exchange 2000 MS Exchange 2003 Lotus Domino Novell GroupWise Samsung Contact OES 5.2

LDAPベースのユーザー・プロビジョニング

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LDIFベースのユーザー・プロビジョニング

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パブリック・エイリアス

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×

配信リスト

アドレス帳

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×

IMAPベースのデータ移行

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MBOXベースのデータ移行

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サーバーサイド・ルール

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×

共有フォルダ

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×

ルーティング

×


1.13.2 Oracle Calendarへの移行

Oracle Collaboration Suite移行ツールは、Microsoft ExchangeおよびMeetingMakerの各バージョンからのデータ移行の動作が保証されています。

1.13.2.1 Microsoft Exchange

Oracle Collaboration Suite移行ツールは、ソース・システムとしてのMicrosoft Exchange 5.5、Microsoft Exchange 2000およびMicrosoft Exchange 2003からOracle Calendarリリース10.1.2.xへのデータ移行の動作が保証されています。

Microsoft Windows 2000 Workstationは、Oracle Collaboration Suite移行ツールに対して動作保証された移行ワークステーションです。Microsoft Exchange Serverのいずれかからデータを移行するには、Microsoft Outlook 2000およびOracle Outlook Connectorリリース9.0.4.2も移行ワークステーションにインストールする必要があります。

Microsoftオブジェクトである予定表、履歴、連絡先、仕事およびメモの移行がサポートされています。

1.13.2.2 MeetingMaker

Oracle Calendarは、バージョン5.x、6.x、7.0、7.0.1、7.0.2、7.1、7.2および7.5.3のMeetingMakerに対して動作保証されています。移行がサポートされているMeetingMakerオブジェクトは、会議、バナー、行動予定、プロキシ、アクティビティおよびユーザー定義グループです。

1.14 開発ツール

すべてのSDK機能は、UTF-8でエンコードされたテキストにのみ動作します。