| Oracle Collaboration Suiteインストレーション・ガイド 10gリリース1(10.1.2) for Solaris Operating System(SPARC) B25673-03 |
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この章では、Oracle Collaboration Suiteのインストールを開始する手順について説明します。インストール・プロセスを正常に実行するには、この章に示す手順に従う必要があります。
この章の内容は次のとおりです。
Oracle Collaboration Suiteには、次の製品をインストールするためのDVD-ROMが含まれています。
Oracle Collaboration Suite
Oracle Calendar Serverスタンドアロン
Oracle Voicemail & FaxおよびOracle Web Conferencing変換サーバーfor Microsoft Windows
パッチ(OracleAS Portal、Oracle Database、その他の必要なパッチ)
Oracle Collaboration Suiteクライアント
Oracle Cluster Ready Services 10.1.0.2
Oracle Collaboration Suiteには、Oracle Collaboration Suite JP Documentation Libraryも同梱されています。
次のユーティリティは、Oracle Collaboration Suite 10gメディア・セットの一部として同梱されなくなりました。
OracleASメタデータ・リポジトリ作成アシスタント
OracleASメタデータ・リポジトリ・アップグレード・アシスタントおよびユーティリティ
これらは、次のURLのOracle Application Serverダウンロードからダウンロードできます。
http://www.oracle.com/technology/index.html
「Metadata Repository Upgrade Assistant and Utilities」オプションまたは「Metadata Repository Creation Assistant」オプションを見つけてください。
Oracle Collaboration SuiteをDVDから直接インストールするか、またはDVDの内容をコピーしてシステムのハード・ディスク・ドライブからインストールするかを選択できます。Oracle Universal Installerを起動する前に、インストール方法に応じて必要な手順を完了する必要があります。
DVDの自動マウントがサポートされないオペレーティング・システムの場合は、DVDを手動でマウントする必要があります。DVDをマウントまたはアンマウントするには、root権限が必要です。DVDをドライブから取り出す前には、必ずアンマウントしてください。
1枚目のDVDをマウントしてインストールを開始します。DVDをマウントするには、次の手順を実行します。
この項の内容は次のとおりです。
ボリューム管理ソフトウェア(Solarisにデフォルトで提供される)を使用している場合、DVDをDVD-ROMドライブに挿入すると、/dvdrom/volume_nameディレクトリにDVDが自動的にマウントされます。3.4項に進みます。
ボリューム管理ソフトウェアがインストールされているかどうかを確認するには、次のコマンドを使用します。
$ ps -e | grep vold
ボリューム管理ソフトウェアがインストールされている場合、出力は次のようになります。
404 ? 16:03 vold
ボリューム管理ソフトウェアが実行中の場合、DVDは自動的にマウントされます。2枚目以降のDVDをアンマウントするには、次のコマンドを使用します。
$ cd / $ eject
コマンドを入力したら、3.4項に進みます。
行が返されない場合は、ボリューム管理ソフトウェアが実行されていないため、DVD-ROMを手動でマウントする必要があります。3.1.1.2項に進みます。
2枚目以降のDVDをマウントするには、次の手順を実行します。
DVDを手動でマウントするには、次の手順を実行します。
適切なインストールの1枚目のDVDをDVD-ROMドライブに挿入します。
rootユーザーとしてログインし、必要に応じて、次のコマンドを使用してDVD-ROMのマウント・ポイント・ディレクトリを作成します。
$ su root
$ mkdir dvdrom_mount_point_directory
次のコマンドを使用して、マウント・ポイント・ディレクトリにDVD-ROMドライブをマウントし、rootアカウントを終了します。
# mount options device_name dvdrom_mount_point_directory
# exit
正しいdevice_nameが不明な場合は、システム管理者に問い合せてください。通常、device_nameは/dev/dsk/c0t6d0s0です。次に例を示します。
$ su root # mkdir /dvdrom # mount -r -F hsfs /dev/dsk/c0t6d0s0 /dvdrom # exit
現行の作業ディレクトリがDVD-ROM上にある場合にOracle Universal Installerを実行するには、次の手順を実行して2枚目以降のDVD-ROMをマウントします。
各DVDの内容をシステムのハード・ドライブにコピーすると、インストール中にDVD-ROMをマウントおよびアンマウントする必要がなくなります。他のアプリケーションによって使用されていないファイル・システムおよび十分なディスク領域が必要です。
各DVDの内容をシステムのハード・ドライブにコピーします。ディレクトリは、1枚目のDVDはDisk1というように、DVDの枚数に応じてディスク・セットを構成するディスクの順番で名前を付けます。
Oracle Universal Installerを起動します。
プラットフォームのハード・ディスク要件については、2.1項を参照してください。
Oracle Collaboration Suiteでは、Oracle Universal Installerを使用してインストール・プロセスの手順が説明されます。Oracle Universal Installerでは、次の機能が提供されます。
Oracle Collaboration Suiteのインストール・オプションの説明
事前設定された環境変数および構成設定の検出
インストール中の環境変数および構成の設定
Oracle Collaboration Suite製品の削除
この項では、Oracle Universal Installerの次の機能について説明します。
Oracle Collaboration Suiteをコンピュータ上で初めて実行すると、oraInventoryディレクトリが作成されます。oraInventoryディレクトリには、Oracle Collaboration Suiteでコンピュータ上にインストールされた製品のインベントリ、およびその他のインストール情報が保存されます。インストール済のOracle製品が存在する場合は、すでにoraInventoryディレクトリが存在している可能性があります。
Oracle Collaboration Suiteを所有するUNIXグループには、oraInventoryディレクトリへの書込み権限が付与されている必要があります。この権限なしでOracle Collaboration Suiteを実行すると失敗します。詳細は、2.5項を参照してください。
oraInventoryの場所はoraInst.locファイルで定義されます。このファイルは、オペレーティング・システム上のディレクトリ/var/opt/oracleにあります。
最新のインストールに関するログ・ファイルは次のファイルです。
$ORACLE_BASE/oraInventory/logs/installActionstodays_date_time.log
ここで、$ORACLE_BASEはインストール・ファイルの場所を示し、todays_date_timeはインストールの日時を示します。
oraInventoryディレクトリまたはこのディレクトリの内容を削除、または手動で変更しないでください。Oracle Universal Installerで、システム上にインストールした製品を検出できなくなる可能性があります。
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注意: $ORACLE_HOME/installディレクトリ内のmake.logファイルには、インストール中に実行されたすべてのファイル作成操作が記録されます。また、make.logファイルには、インストール中に発生したすべてのリンク・エラーも記録されます。make.logファイルは削除または変更しないでください。
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同じホスト上に続けてOracle Collaboration SuiteまたはOracle Collaboration Suite 10gインフラストラクチャをインストールする場合は、次の手順を実行することをお薦めします。
第2章に示すインストール前タスクを再確認します。
Oracle Enterprise Managerを停止します。詳細は、『Oracle Collaboration Suite管理者ガイド』を参照してください。
インストールの開始時に、事前にインストールされた他のすべてのOracle Collaboration Suiteインスタンスが実行されていることを確認します。
最初にインストールしたOracle Collaboration SuiteのOracleホームとは別のOracleホームを指定します。
後続のOracle Collaboration Suiteインストールに対し、同じoraInventoryディレクトリを使用します。
インストーラの起動
Oracle Universal Installerを起動するには、次の手順を実行します。
DVDが自動的にマウントされない場合は、手動でマウントする必要があります。
oracleユーザーとしてログインします。
Oracle Collaboration SuiteのDVD-ROMをDVD-ROMドライブに挿入します。
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注意:
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1枚目のDVDをDVD-ROMドライブに挿入します。
次のコマンドを使用して、Oracle Universal Installerを実行します。
# cd# /dvdrom/runInstaller
これにより、Oracle Universal Installerが起動するため、このインストーラを使用してOracle Collaboration Suiteをインストールします。