Oracle Developer Suiteリリース・ノート 10gリリース2(10.1.2)for Solaris Operating System (SPARC), Microsoft Windows, and Linux x86 B25106-03 |
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この章では、Oracle Formsに関する問題について説明します。この章の内容は次のとおりです。
この項では、一般的な問題とその対処方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
Oracle6i Formsからのアップグレード方法については、『Oracle Application Server Forms Services利用ガイド』のOracle AS Forms Servicesへのアップグレードに関する項を参照してください。変更または廃止された機能の詳細は、『Oracle Forms Forms 6iからのFormsアプリケーションの移行』を参照してください。
Oracle9i Formsからアップグレードするには、Upgrade Assistantを使用します。Oracle Application Serverのアップグレードおよび互換性ガイドを参照してください。
下位互換性の詳細は、次のURLにあるMetalink Note 113987.1を参照してください。
Oracle Formsのどのバージョンからアップグレードする場合でも、アプリケーションを再コンパイルして、Oracle Formsを再起動する必要があります。
この項では、Oracle FormsとUNIXに関する問題について説明します。
UNIXのすべてのプラットフォームでは、NLS_LANGにUTF8キャラクタ・セットが含まれている場合、Forms Builderを起動できません。この設定でForms Builderを起動しようとすると、次のエラーが発生します。
FRM-91111: 内部エラー: ウィンドウ・システムの起動に失敗しました。
FRM-10039: Forms Builderを起動できません。
UNIXプラットフォームでは、インストール後に、個別パッチを適用するなどの理由でFormsの実行可能ファイルに再リンクすると、新しく作成された実行可能ファイルの権限が、元の権限とは異なることがあります。手動で変更するには、chmod
を使用します。
この項では、Oracle FormsとSolarisに関する問題について説明します。
フォント・サイズが大きい場合、韓国語のUI文字列は切り捨てられます。対処方法として、ファイルORACLE_HOME/guicommon/tk/admin/KO/Tk2Motif.rgb
の
Tk2Motif*fontList: -*-*-medium-r-normal--16-*-*-*-*-*-*-*:
を
Tk2Motif*fontList: -*-*-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-*-*:
に変更します。
フォント・サイズが大きい場合、日本語のUI文字列は切り捨てられます。対処方法として、ファイルORACLE_HOME/guicommon/tk/admin/JA/Tk2Motif.rgb
の
Tk2Motif*fontList: -misc-fixed-medium-r-normal--14-130-75-75-*-*-*-*:
を
Tk2Motif*fontList: -dt-gothic-medium-r-normal--14-*-*-*-m-*-jisx0208.1983-0:
に変更します。
この項では、Oracle FormsとMicrosoft Windowsに関する問題について説明します。
JACOB 1.8ライブラリは、http://prdownloads.sourceforge.net/jacob-project/
からダウンロードできます。
access-bridge.jarとjaccess-1_3.jarをCLASSPATHに追加する必要があります。
JAWSはOracle Formsとともにインストールされます。これらのスクリプトは、ORACLE_HOME/forms/ScreenReader/
にあります。また、Oracle Technology Network(OTN)(http://www.oracle.com/technology/products/
)からも入手できます。
Microsoft Windows XPクライアントとIEブラウザにJDK 1.5プラグインを実装している場合、フォームを終了した後で、ブラウザを閉じると、ブラウザがハングします。これは、Sun Javaプラグインの既知の問題であり、将来のSun Javaプラグインのリリースで修正される予定です。
この項では、構成に関する問題とその対処方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
Internet Explorer以外のサポートされているブラウザでワンクリック実行を使用するときにFORBIDDENエラーが発生した場合、ブラウザのプロキシ設定として127.0.0.1(ローカルホスト)が指定されているかどうかを確認します。例外リストに127.0.0.1がない場合は、それを追加します。これにより、ブラウザはプロキシ・サーバーをバイパスするようになります。
FORMS_RESTRICT_ENTER_QUERY環境設定のデフォルト値はTRUE
です。この値がFALSE
に設定されるまで、QUERY-WHERE機能は使用できません。
Oracle Forms 10.1.2以降、FormsのPJCウィザードは標準Formsインストールの一部になりました。PJCウィザードは、Oracle Developer Suite 10gの一部であるJDeveloper 10g(10.1.2)とともに動作します。OTNから入手できるJDeveloperバージョンでは、PJCウィザードが別個のJarファイルとして提供されています。このファイルは、ダウンロードしてJDeveloperに取り込めます。
中国語、日本語、韓国語では、インラインIMEでテキストを入力する際に別の項目をクリックすると、Formsクライアントが応答しなくなることがあります。対処方法としては、インラインIMEを無効にします。『Oracle Application Server Forms Services利用ガイド』のインラインIMEのサポートに関する項を参照してください。この問題は、今後のパッチ・セットで修正される予定です。
Web上でフォームを初めて実行するときは、JDK 1.4.2のインストール・ダイアログ・ボックスが表示されます。「インストール」をクリックすると、JDK 1.4.2_06プラグインではなく、JDK 1.4.2プラグインがインストールされます。Internet ExplorerからJDK 1.4.2プラグインを使用する際に、それがマシンにインストールされていない場合、誤ったバージョンがダウンロードされます。対処方法は次のとおりです。
formsweb.cfgで次のパラメータを探します。
jpi_codebase=http://java.sun.com/products/plugin/autodl/jinstall-1_4_2-windows-i586.cab#Version=1,4,2,06
これを次のように変更します。
jpi_codebase=http://java.sun.com/products/plugin/autodl/ jinstall-1_4_2_06-windows-i586.cab#Version=1,4,2,06.
Netscapeからフォームを初めて実行します。これにより、適切なダウンロード場所に移動できます。
適切なダウンロード場所に移動し、JDK 1.4.2_06プラグインを手動でインストールします。
日本語NLS_LANG(JA16SJIS、JA16EUCなど)を使用する際に、問い合せたCLOBデータが対応するテキスト項目の最大長(デフォルトでは240バイト)よりも長い場合、その問合せは実行時に失敗します。この問題の原因は、CLOBデータが、英語のNLS_LANGではテキスト項目の最大長(デフォルトで240バイト)で適切に切り捨てられても、日本語のNLS_LANGでは切り捨てられないことにあります。
Solarisでは、この問題によって「FRM-40505: ORACLEエラー: 問合せを実行できません。
」というエラーが発生することもあります。
また、Linuxではこの問題の発生時にエラーFRM-92101が発生します。
Microsoft Windowsでは、この問題によって「FRM-40505: ORACLEエラー: 問合せを実行できません。
」というエラーが発生することもあります。
対処方法として、CLOBデータの長さに合せてテキスト項目の最大長を増加させます。
新しいユーザーをJAZNに追加した後(「OC4J_BI_FORMS」→「アプリケーション」→「formsapp」→「セキュリティ」)、FRM-92102エラーが表示され、既存のFormsセッションが切断されます。これに対処するには、新しいJAZNユーザーをOC4J_BI_Formsインスタンスに追加する操作を、Formsセッションが実行されていないときに実行します。
Enterprise Managerの「システム・コンポーネント」表は、デフォルトで、CPUとメモリーに関する統計値が分単位で収集されます。これによって、CPUの瞬間的な過負荷がまったく表示されなくなる可能性があります。また、Formsのサーバー・プロセスが休止し、クライアントのアクティビティやリクエストに対して待機状態にある場合は、CPUの使用率が0.0%と報告されてもまったく問題ありません。
Formsの「概要」ページでは、「概要」タブまたはタイムスタンプの横にあるリフレッシュ・アイコンをクリックすると、ページがレンダリングされるたびにCPUとメモリーに関する統計が収集されます。ただし、オペレーティング・システムの制約によって、Forms Servletからのレスポンス時間が16ミリ秒未満の場合は、0.00msと表示されます。