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Oracle® Essbase Administration Services

新機能

リリース 11.1.1


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著者: EPM 情報開発チーム

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントが、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供される場合は、次のNoticeが適用されます。U.S. GOVERNMENT RIGHTS: Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations. As such, the use, duplication, disclosure, modification, and adaptation shall be subject to the restrictions and license terms set forth in the applicable Government contract, and, to the extent applicable by the terms of the Government contract, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software License (December 2007). Oracle USA, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.

このソフトウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

このソフトウェアおよびドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても、一切の責任を負いかねます。


目次:

インストールと構成

可変属性

型付きメジャー

トランザクション・ロギング

データベースのバックアップと復元

クエリーの取消し

Smart Searchによる管理の拡張

複製パーティションのターゲットとしての集約ストレージ・データベース

インストールと構成

新しいOracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストーラ, Fusion EditionおよびOracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemコンフィグレータにより、製品のインストール、アップグレード、および構成のプロセスが簡素化されます。Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemコンフィグレータで使用されている新しいOracle Hyperion Shared Servicesレジストリにより、構成情報が保管および再使用されます。

製品コンポーネントが正常にインストール、構成、および実行されることは、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System診断によって確認されます。

インストールおよび構成に関するドキュメントが再編成されました。これによりインストール・ガイドの数が削減され、情報を検索しやすくなりました。

製品ごとのインストール・ガイドに代わって、次のガイドが提供されています:

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストール概要』

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成ガイド』

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemセキュリティ管理ガイド』

また、必要に応じて次のガイドをお使いください:

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemマニュアル配置ガイド』

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System High Availability Guide』

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成トラブルシューティング』

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemバックアップおよびリカバリ・ガイド』

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemライフサイクル管理ガイド』

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System SSL Configuration Guide』

可変属性

Oracle Essbaseの過去のリリースでは、メジャーは属性によって保管および計算されます; たとえば、パッケージ・タイプ属性を使用するとパッケージ・タイプごとに利益を報告できます。ただし、属性は時間や次元によって変化する可能性があります。たとえば、パッケージ・タイプ属性は四半期やマーケットが異なれば変化することがあります。

このリリースのEssbaseでは、次元にわたって可変の属性を保管し、可変属性にわたるメジャーを計算できるようになりました。たとえば、1月に16オンスのパッケージを使用し、5月に20オンスのパッケージを使用する製品は、1月は16オンスのパッケージ・タイプの利益、5月は20オンスのパッケージ・タイプの利益に貢献します。

Essbaseでは、過去の条件を適用した計算も実行できます。たとえば、1月の時点でのパッケージ・タイプ割当てを用いて5月に利益を計算可能です。このようなパースペクティブの設定により、属性が変更されなかった場合の状況を判断できます。

さらに、Essbaseではメンバーを選択する場合に可変属性を使用できます。たとえば、4月に32オンスのパッケージ・タイプを使用する製品をすべて列挙したい場合などに役立ちます。

Oracle Essbase Administration Servicesでは、「アウトラインのプロパティ」タブから可変属性のアウトラインを使用可能にしたり、「メンバーのプロパティ」タブから1つ以上の次元に可変属性を割り当てたりできます。また、連続可変属性や個別可変属性の構成も可能です。

通常は時間次元で使用される連続可変属性は、範囲内の値を割り当てます; たとえば、1月から5月の期間に存在する分岐マネージャの割当てを示す場合に使用できます。個別可変属性は個別の値を割り当てます; たとえば、マーケットごとに変更されるパッケージを示す場合に使用できます。

型付きメジャー

型付きメジャーにより、Oracle Essbaseの分析機能は数値データのみならずテキストベースのコンテンツにまで拡張されます。テキストによるコンテンツの保管と分析は、テキストによる値の確定リストを必要とするセルで役立ちます。たとえば、5種類の色別に販売される製品の場合、型付きメジャーは色であり、値は5色のいずれか1色となります。

Administration Servicesでは、テキストおよび日付という2タイプの型付きメジャーをサポートします。

Administration Services にはスマートリスト・マネージャが組み込まれています。スマートリスト・マネージャは、型付きメジャーとしてマッピング可能なオブジェクトを作成および編集するために使用される機能です。

トランザクション・ロギング

データベースのバックアップ後に実行されるトランザクションは、データベースが復元されると失われてしまいます。ブロック・ストレージ・データベースでは、トランザクション・ロギングにより進行中のトランザクションが取り込まれるので、トランザクションを再実行してデータベースを最新の状態に復元できます。

データベースのバックアップと復元

ブロック・ストレージ・データベースをバックアップして、後でバックアップ時の状態にデータベースを復元できます。

クエリーの取消し

Administration Servicesでは、次のプロセスの実行を取り消すことが可能です。

  • データ・ロード

  • MaxL、MDX、計算スクリプト、またはレポート・スクリプトの実行

  • ブロック・ストレージ・データベースでの計算の実行

  • 集約ビュー

Smart Searchによる管理の拡張

Oracle Essbase Administration Servicesを使用して、Oracle Hyperion Smart Search, Fusion Editionで提供される次のような最新機能を管理できます:

  • Google OneBoxおよびOracle Secure Enterprise Search (SES)機能の拡張構成

  • メタデータ・インデックス作成用にレポート・スクリプト、計算スクリプト、およびLROを選択する機能

  • クローラをバックグラウンド・モードに設定する機能

複製パーティションのターゲットとしての集約ストレージ・データベース

ブロック・ストレージ・データベース同様、集約ストレージ・データベースにパーティションを複製できます。