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オラクル社では、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントをご利用いただけることを目標としています。Oracle Hyperion Planning, Fusion Editionでは、アクセシビリティ機能をサポートしています。アクセシビリティ機能については、Oracle Hyperion Planningのアクセシビリティ追加情報に記載されています。
新しいOracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installer, Fusion EditionおよびOracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemコンフィグレータは、製品のインストール、アップグレード、構成に対し合理化され簡易化された方法を提供します。Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemコンフィグレータは、新しいOracle Hyperion Shared Servicesレジストリを使用します。構成情報を保存・再利用することにより、製品の構成を簡単にします。
Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System診断は製品コンポーネントが正常にインストール、構成され、稼働中であることを確認します。
再編成されたインストールおよび構成マニュアルセットではインストール・ガイドの数を減らし、必要な情報をより簡単に見つけることができるようにしています。個別の製品インストール・ガイドは次のガイドに差し替えられています。
『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストール概要』
『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成トラブルシューティング・ガイド』
『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemセキュリティ管理ガイド』
また、次のガイドを1冊以上必要とする場合があります。
『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemマニュアル配置ガイド』
『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System High Availability Guide』
『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成トラブルシューティング・ガイド』
『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemバックアップおよびリカバリ・ガイド』
『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemライフサイクル管理ガイド』
『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System SSL構成ガイド』
中核となるPlanningの新機能:
クラシック・アプリケーションでは、管理者は、計算モジュールとしてHyperion Calculation ManagerまたはOracle Hyperion(R) Business Rulesのいずれを使用するかを選択できます。この新規オプションは、アプリケーション作成ウィザードおよび「システム設定」ページにあります。
アウトライン・ロード・ユーティリティでは、次の機能がサポートされるようになりました:
.CSVロード・ファイルでのドライバ・メンバーの指定によるデータのロード
以前のリリースでは、ドライバ・メンバーがPlanningの「データ・ロード管理」ページで指定されている場合にのみデータをロードできました。現在では、/TRオプションを指定したユーティリティを実行し、ドライバ・メンバーを.CSVロード・ファイルにリストして、データをロードできます。
為替レートのロードと為替レート・テーブルの作成用の新規オプション
この新規オプション/DX:HSP_Rates (/DX:HSP_Rates:ExchangeRatesTableNameのかわりに使用)を使用すると、HSP_Rates次元のロードのみでなく、為替レート・テーブルが存在しない場合にそのテーブルを作成できます。
最新の製品ドキュメントは、Oracle技術ネットワークから入手できます。
Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Fusion Editionを使用してデータまたはメタデータをロードしたら、プランナはPlanningデータ・フォーム内からセル・データのFDMソースの詳細にドリルスルーできます。このリリースでは、FDMは自動的に使用可能になります。管理者がアプリケーション設定として使用可能にする必要はありません。ユーザーはOracle Hyperion Smart View for Office, Fusion EditionまたはOracle Hyperion Financial Reporting, Fusion EditionからFDMにドリルスルーすることもできます。
Oracle Hyperion Financial Data Quality Management ERP Integration Adapter for Oracle Applicationsは、次の機能を装備したFDMのモジュールです:
Enterprise Resource Planning(ERP)ソース・システムのデータとメタデータを、Oracle Hyperion EPMターゲット・アプリケーションに統合します。
EPMアプリケーションから(Oracle Hyperion Financial Management, Fusion EditionまたはPlanningからWebフォーム、スマート・ビューまたはOracle Hyperion Financial Reporting, Fusion Editionを使用して)ドリルスルーし、ERPソース・システムで詳細を表示します。
ERP Integratorは、次の製品の総勘定元帳データをサポートしています:
PeopleSoft 9.0
Oracle E-Business Suite 11.5.10 CU2
Oracle E-Business Suite 12.0.6
Oracle E-Business Suite 12.1.1
ERP Integratorの詳細は、Oracle Hyperion Financial Data Quality Management ERP Integration Adapter for Oracleの管理者ガイドを参照してください。
Calculation Managerは次のユーザーが使用できます:
Oracle Hyperion EPM Architect, Fusion Editionアプリケーションを使用しているFinancial ManagementユーザーおよびPlanningユーザー
クラシック・アプリケーションを使用しているFinancial ManagementおよびPlanningユーザー
Essbaseブロック・ストレージ・アプリケーションを使用しているOracle Essbaseユーザー
Performance Management ArchitectアプリケーションはCalculation Managerで作成されたビジネス・ルールを使用します。クラシックPlanning、クラシックFinancial ManagementおよびEssbaseブロック・ストレージ・アプリケーションはOracle Hyperion(R) Business RulesまたはCalculation Managerで作成されたビジネス・ルールを使用します(Essbaseルールでは実行時プロンプトはサポートされません)。
以前のリリースと同様に、Financial Managementビジネス・ルールセットとPlanningビジネス・ルールをOracle Hyperion Financial Management, Fusion EditionおよびPlanningからそれぞれ起動できます。ただし、Oracle Essbaseビジネス・ルールは、Hyperion Calculation ManagerまたはOracle Essbase Administration Servicesのいずれかから起動できます。
ウィザード・デザイナ
カスタム定義のテンプレートを設計する際、テンプレート・ユーザーがテンプレートとその設計時プロンプトを作成および編集できるように、ウィザードの手順を定義できます。テンプレート・ウィザードを使用すると、各手順で表示する設計時プロンプトを決定したり、定義する条件に基づいて手順の表示または非表示を選択したりすることで、テンプレート内の設計時プロンプトの表示を編成できます。直前の手順やテンプレートが使用されるビジネス・ルールの上位Fixステートメントで選択されたメンバーまたは次元に基づいて、条件を設定できます。
上位POVシステム設計時プロンプト
新規システム設計時プロンプトである上位POVは、各テンプレートの設計時プロンプト・リストに表示されます。これは、ルールに使用されているメンバー範囲を取得するメンバー範囲設計時プロンプトです。
設計時プロンプトのプロパティ
設計時プロンプトで新規プロパティを使用できます。設計時プロンプトは、ウィザードで読取り専用として表示できます。この機能は、前の手順で選択したメンバーを表示する場合に便利ですが、ユーザーは編集できません。
設計時プロンプトに値を割り当てるDTP割当てコンポーネント
設計時プロンプトへの値の割当てに、カスタム定義テンプレートで使用可能な新規コンポーネントであるDTP割当てを使用できます。テンプレート・フロー・チャートで、このコンポーネントを条件コンポーネント内に配置すると、条件に基づいて設計時プロンプトに値を割り当てられます。DTP割当てコンポーネントをビジネス・ルールで使用すると、テンプレートのフロー・チャートの複雑さを低減し、テンプレートの論理の開発と維持が容易になります。
注: | DTP割当てコンポーネントは、システム・テンプレートの設計にも使用されます。 |
式およびスクリプト・コンポーネント内の条件と条件グリッド
カスタム定義テンプレートの場合、式およびスクリプト・コンポーネントには新規条件グリッドがあり、それを使用してコンポーネントの条件を定義できます。これによってフロー・チャートが簡素化され、別の条件コンポーネントを追加する必要がなくなります。別の条件コンポーネントの追加は、テンプレートのフロー・チャートを過密にする可能性があります。
また、設計時プロンプトのタイプ・メンバーが疎と密のどちらであるかをテストできる新規条件もあります。
印刷の機能強化:
フロー・チャートを何ページにわたって印刷するかを定義できます。さらに、フロー・チャート内のコンポーネントを上方向に(列のように縦方向に)印刷してから左右に(行のように横方向に)印刷するかを指定するか、左右に印刷してから下方向に印刷するかを指定できます。これらのオプションは、ビジネス・ルールに多数のコンポーネントが含まれている場合に役立ちます。
コンポーネントは、ルール・デザイナまたはテンプレート・デザイナ・フロー・チャートに表示される順番に印刷できます。
新規セクション(つまり、ルールの作成日や所有者などの情報を含んでいる要約セクション、ルールで使用される変数に関する情報を含んでいる変数セクション、ルール内のコンポーネントに関する詳細情報を含んでいる詳細セクション)の前に改ページを挿入できます。
ネストされたビジネス・ルールおよびルールセットを印刷できます。
「名前を付けて保存」を使用して、同じアプリケーションに異なる名前で変数を保存できます。以前のリリースでは、アプリケーション間で変数をコピーできましたが、同じアプリケーションに保存できませんでした。
フロー・チャート内でズーム・モードで作業しているとき、コンポーネントを選択して、そのプロパティを表示して編集できます。ズーム・モードでコンポーネントをドラッグしてフロー・チャート内の別の場所にドロップすることもできます。以前は、フロー・チャート内のコンポーネントが小さいサイズで表示されている場合、コンポーネントはビットマップで表示され、選択できませんでした。
Performance Management Architectの機能強化:
インタフェース・テーブル
データベース管理者は、IM_Load_Infoインタフェース・テーブルのi_Load_ID列に移入して、Performance Management Architectにインポート済の次元とメンバーのフィルタを使用可能にできます。i_Load_ID列に移入した後、ロードIDを入力して、Performance Management Architect内でのインポート・プロファイルまたはインポート次元の作成時にインタフェース・テーブルからのアーチファクトをフィルタできます。
Performance Management Architectの取引履歴の消去ユーティリティ
Performance Management Architectは、Performance Management Architectデータベース内にトランザクションを作成します。データベース・サイズが時間の経過とともに増大する可能性があるため、トランザクション履歴除去ユーティリティを使用してデータベースからトランザクションを除去し、データベース・サイズを低減できます。
Performance Management Architectバッチ・クライアント
バッチ・クライアントには、Oracle Hyperion EPM Architect, Fusion Editionタスクをスクリプト化して完全に自動化された方法で実行できるコマンドライン・インタフェースが用意されています。新規バッチ・クライアント・コマンドは次のとおりです:
アプリケーションのコピー
アプリケーションの検証
次元のコピー
次元の含有
次元の除去
次元の添付解除
次元の共有
メンバーのコピー
メンバーの挿入
メンバーの除外
メンバー名の変更
メンバーの移動
関連付けの作成
関連付けの削除
『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Architectバッチ・クライアント・ユーザー・ガイド』では、すべてのバッチ・クライアント・コマンドについて説明しています。
Smart Viewを介してPlanningに接続している場合は、Oracle Hyperion Smart View for Office, Fusion Editionのドリルスルー機能を使用してPlanningアプリケーションをOracle Hyperion Financial Data Quality Management ERP Integration Adapter for Oracle ApplicationsまたはOracle Hyperion Financial Data Quality Management, Fusion Editionのデータ・ソースにある詳細なデータまでドリルスルーできます。