Oracle® Hyperion Planning, Fusion Edition

新機能

リリース 11.1.1.3


Copyright © 2009, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved., Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

著者: EPM 情報開発チーム

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。 ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。 このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。 ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。 誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントが、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供される場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT RIGHTS: Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations. As such, the use, duplication, disclosure, modification, and adaptation shall be subject to the restrictions and license terms set forth in the applicable Government contract, and, to the extent applicable by the terms of the Government contract, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software License (December 2007). Oracle USA, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.

このソフトウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。 このソフトウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。 このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。 このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

Oracleは、Oracle Corporationまたはその関連会社,、あるいはその両方の登録商標です。 他の名称は、それぞれの所有者の商標である可能性があります。

このソフトウェアおよびドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。 オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。 オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても、一切の責任を負いかねます。


目次:

アクセシビリティ

インストールと構成

中核となるPlanningの機能強化

FDMの機能強化

Calculation Managerの機能強化

Performance Management Architectの機能強化

Smart Viewの機能強化

ローカライズ済リリース

アクセシビリティ

オラクル社では、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントをご利用いただけることを目標としています。Oracle Hyperion Planning, Fusion Editionでは、アクセシビリティ機能をサポートしています。アクセシビリティ機能については、Oracle Hyperion Planningのアクセシビリティ追加情報に記載されています。

インストールと構成

新しいOracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installer, Fusion EditionおよびOracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemコンフィグレータは、製品のインストール、アップグレード、構成に対し合理化され簡易化された方法を提供します。Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemコンフィグレータは、新しいOracle Hyperion Shared Servicesレジストリを使用します。構成情報を保存・再利用することにより、製品の構成を簡単にします。

Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System診断は製品コンポーネントが正常にインストール、構成され、稼働中であることを確認します。

再編成されたインストールおよび構成マニュアルセットではインストール・ガイドの数を減らし、必要な情報をより簡単に見つけることができるようにしています。個別の製品インストール・ガイドは次のガイドに差し替えられています。

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストール概要』

  • Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成トラブルシューティング・ガイド

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemセキュリティ管理ガイド』

また、次のガイドを1冊以上必要とする場合があります。

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemマニュアル配置ガイド』

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System High Availability Guide』

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成トラブルシューティング・ガイド』

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemバックアップおよびリカバリ・ガイド』

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemライフサイクル管理ガイド』

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System SSL構成ガイド』

中核となるPlanningの機能強化

中核となるPlanningの新機能:

  • クラシック・アプリケーションでは、管理者は、計算モジュールとしてHyperion Calculation ManagerまたはOracle Hyperion(R) Business Rulesのいずれを使用するかを選択できます。この新規オプションは、アプリケーション作成ウィザードおよび「システム設定」ページにあります。

  • アウトライン・ロード・ユーティリティでは、次の機能がサポートされるようになりました:

    • .CSVロード・ファイルでのドライバ・メンバーの指定によるデータのロード

      以前のリリースでは、ドライバ・メンバーがPlanningの「データ・ロード管理」ページで指定されている場合にのみデータをロードできました。現在では、/TRオプションを指定したユーティリティを実行し、ドライバ・メンバーを.CSVロード・ファイルにリストして、データをロードできます。

    • 為替レートのロードと為替レート・テーブルの作成用の新規オプション

      この新規オプション/DX:HSP_Rates (/DX:HSP_Rates:ExchangeRatesTableNameのかわりに使用)を使用すると、HSP_Rates次元のロードのみでなく、為替レート・テーブルが存在しない場合にそのテーブルを作成できます。

最新の製品ドキュメントは、Oracle技術ネットワークから入手できます。

FDMの機能強化

Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Fusion Editionを使用してデータまたはメタデータをロードしたら、プランナはPlanningデータ・フォーム内からセル・データのFDMソースの詳細にドリルスルーできます。このリリースでは、FDMは自動的に使用可能になります。管理者がアプリケーション設定として使用可能にする必要はありません。ユーザーはOracle Hyperion Smart View for Office, Fusion EditionまたはOracle Hyperion Financial Reporting, Fusion EditionからFDMにドリルスルーすることもできます。

ERP Integrator

Oracle Hyperion Financial Data Quality Management ERP Integration Adapter for Oracle Applicationsは、次の機能を装備したFDMのモジュールです:

  • Enterprise Resource Planning(ERP)ソース・システムのデータとメタデータを、Oracle Hyperion EPMターゲット・アプリケーションに統合します。

  • EPMアプリケーションから(Oracle Hyperion Financial Management, Fusion EditionまたはPlanningからWebフォーム、スマート・ビューまたはOracle Hyperion Financial Reporting, Fusion Editionを使用して)ドリルスルーし、ERPソース・システムで詳細を表示します。

ERP Integratorは、次の製品の総勘定元帳データをサポートしています:

  • PeopleSoft 9.0

  • Oracle E-Business Suite 11.5.10 CU2

  • Oracle E-Business Suite 12.0.6

  • Oracle E-Business Suite 12.1.1

ERP Integratorの詳細は、Oracle Hyperion Financial Data Quality Management ERP Integration Adapter for Oracleの管理者ガイドを参照してください。

Calculation Managerの機能強化

クラシック・アプリケーションとEssbaseブロック・ストレージ・アプリケーションにおけるCalculation Managerのサポート

Calculation Managerは次のユーザーが使用できます:

  • Oracle Hyperion EPM Architect, Fusion Editionアプリケーションを使用しているFinancial ManagementユーザーおよびPlanningユーザー

  • クラシック・アプリケーションを使用しているFinancial ManagementおよびPlanningユーザー

  • Essbaseブロック・ストレージ・アプリケーションを使用しているOracle Essbaseユーザー

Performance Management ArchitectアプリケーションはCalculation Managerで作成されたビジネス・ルールを使用します。クラシックPlanning、クラシックFinancial ManagementおよびEssbaseブロック・ストレージ・アプリケーションはOracle Hyperion(R) Business RulesまたはCalculation Managerで作成されたビジネス・ルールを使用します(Essbaseルールでは実行時プロンプトはサポートされません)。

以前のリリースと同様に、Financial Managementビジネス・ルールセットとPlanningビジネス・ルールをOracle Hyperion Financial Management, Fusion EditionおよびPlanningからそれぞれ起動できます。ただし、Oracle Essbaseビジネス・ルールは、Hyperion Calculation ManagerまたはOracle Essbase Administration Servicesのいずれかから起動できます。

テンプレート・デザイナの機能強化

  • ウィザード・デザイナ

    カスタム定義のテンプレートを設計する際、テンプレート・ユーザーがテンプレートとその設計時プロンプトを作成および編集できるように、ウィザードの手順を定義できます。テンプレート・ウィザードを使用すると、各手順で表示する設計時プロンプトを決定したり、定義する条件に基づいて手順の表示または非表示を選択したりすることで、テンプレート内の設計時プロンプトの表示を編成できます。直前の手順やテンプレートが使用されるビジネス・ルールの上位Fixステートメントで選択されたメンバーまたは次元に基づいて、条件を設定できます。

  • 上位POVシステム設計時プロンプト

    新規システム設計時プロンプトである上位POVは、各テンプレートの設計時プロンプト・リストに表示されます。これは、ルールに使用されているメンバー範囲を取得するメンバー範囲設計時プロンプトです。

  • 設計時プロンプトのプロパティ

    設計時プロンプトで新規プロパティを使用できます。設計時プロンプトは、ウィザードで読取り専用として表示できます。この機能は、前の手順で選択したメンバーを表示する場合に便利ですが、ユーザーは編集できません。

  • 設計時プロンプトに値を割り当てるDTP割当てコンポーネント

    設計時プロンプトへの値の割当てに、カスタム定義テンプレートで使用可能な新規コンポーネントであるDTP割当てを使用できます。テンプレート・フロー・チャートで、このコンポーネントを条件コンポーネント内に配置すると、条件に基づいて設計時プロンプトに値を割り当てられます。DTP割当てコンポーネントをビジネス・ルールで使用すると、テンプレートのフロー・チャートの複雑さを低減し、テンプレートの論理の開発と維持が容易になります。

    注:

    DTP割当てコンポーネントは、システム・テンプレートの設計にも使用されます。

  • 式およびスクリプト・コンポーネント内の条件と条件グリッド

    カスタム定義テンプレートの場合、式およびスクリプト・コンポーネントには新規条件グリッドがあり、それを使用してコンポーネントの条件を定義できます。これによってフロー・チャートが簡素化され、別の条件コンポーネントを追加する必要がなくなります。別の条件コンポーネントの追加は、テンプレートのフロー・チャートを過密にする可能性があります。

    また、設計時プロンプトのタイプ・メンバーが疎と密のどちらであるかをテストできる新規条件もあります。

印刷の機能強化

印刷の機能強化:

  • フロー・チャートを何ページにわたって印刷するかを定義できます。さらに、フロー・チャート内のコンポーネントを上方向に(列のように縦方向に)印刷してから左右に(行のように横方向に)印刷するかを指定するか、左右に印刷してから下方向に印刷するかを指定できます。これらのオプションは、ビジネス・ルールに多数のコンポーネントが含まれている場合に役立ちます。

  • コンポーネントは、ルール・デザイナまたはテンプレート・デザイナ・フロー・チャートに表示される順番に印刷できます。

  • 新規セクション(つまり、ルールの作成日や所有者などの情報を含んでいる要約セクション、ルールで使用される変数に関する情報を含んでいる変数セクション、ルール内のコンポーネントに関する詳細情報を含んでいる詳細セクション)の前に改ページを挿入できます。

  • ネストされたビジネス・ルールおよびルールセットを印刷できます。

同じアプリケーション内での変数の保存

「名前を付けて保存」を使用して、同じアプリケーションに異なる名前で変数を保存できます。以前のリリースでは、アプリケーション間で変数をコピーできましたが、同じアプリケーションに保存できませんでした。

ズーム・モードの機能強化

フロー・チャート内でズーム・モードで作業しているとき、コンポーネントを選択して、そのプロパティを表示して編集できます。ズーム・モードでコンポーネントをドラッグしてフロー・チャート内の別の場所にドロップすることもできます。以前は、フロー・チャート内のコンポーネントが小さいサイズで表示されている場合、コンポーネントはビットマップで表示され、選択できませんでした。

式グリッドの機能強化

コンポーネントの式グリッドにおいて、式のセル内でダブルクリックすると、長い式を表示して編集できる大きいテキスト・ボックスが表示されます。

Performance Management Architectの機能強化

Performance Management Architectの機能強化:

  • インタフェース・テーブル

    データベース管理者は、IM_Load_Infoインタフェース・テーブルのi_Load_ID列に移入して、Performance Management Architectにインポート済の次元とメンバーのフィルタを使用可能にできます。i_Load_ID列に移入した後、ロードIDを入力して、Performance Management Architect内でのインポート・プロファイルまたはインポート次元の作成時にインタフェース・テーブルからのアーチファクトをフィルタできます。

  • Performance Management Architectの取引履歴の消去ユーティリティ

    Performance Management Architectは、Performance Management Architectデータベース内にトランザクションを作成します。データベース・サイズが時間の経過とともに増大する可能性があるため、トランザクション履歴除去ユーティリティを使用してデータベースからトランザクションを除去し、データベース・サイズを低減できます。

  • Performance Management Architectバッチ・クライアント

    バッチ・クライアントには、Oracle Hyperion EPM Architect, Fusion Editionタスクをスクリプト化して完全に自動化された方法で実行できるコマンドライン・インタフェースが用意されています。新規バッチ・クライアント・コマンドは次のとおりです:

    • アプリケーションのコピー

    • アプリケーションの検証

    • 次元のコピー

    • 次元の含有

    • 次元の除去

    • 次元の添付解除

    • 次元の共有

    • メンバーのコピー

    • メンバーの挿入

    • メンバーの除外

    • メンバー名の変更

    • メンバーの移動

    • 関連付けの作成

    • 関連付けの削除

    『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Architectバッチ・クライアント・ユーザー・ガイド』では、すべてのバッチ・クライアント・コマンドについて説明しています。

Smart Viewの機能強化

Smart Viewを介してPlanningに接続している場合は、Oracle Hyperion Smart View for Office, Fusion Editionのドリルスルー機能を使用してPlanningアプリケーションをOracle Hyperion Financial Data Quality Management ERP Integration Adapter for Oracle ApplicationsまたはOracle Hyperion Financial Data Quality Management, Fusion Editionのデータ・ソースにある詳細なデータまでドリルスルーできます。

ローカライズ済リリース

Oracle Hyperion Planning, Fusion Editionのこのリリースは、次の言語にローカライズされています:

  • ブラジル・ポルトガル語

  • デンマーク語

  • フランス語

  • ドイツ語

  • イタリア語

  • 日本語

  • 韓国語

  • ロシア語

  • スペイン語

  • スウェーデン語

  • 簡体字中国語

  • 繁体字中国語

  • トルコ語