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Hyperion Reporting and Analysis

新機能ガイド

リリース 11.1.1


Copyright © 1989, 2008, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

著者: EPM 情報開発チーム

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

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このソフトウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

このソフトウェアおよびドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても、一切の責任を負いかねます。


目次:

インストールと構成

統一されたオンライン・ヘルプ

管理拡張機能

EPM Workspace拡張機能

ポータル統合ツールキット

Financial Reportingの拡張機能

Interactive Reportingの拡張機能

ダッシュボード開発サービス拡張機能

SQR Production Reporting拡張機能

Web Analysis拡張機能

Performance Scorecard拡張機能

このドキュメントでは、Oracle Hyperion Reporting and Analysisリリース11.1.1で使用可能な機能が説明されています。これらの機能の使用に関する情報は、このドキュメント・セットを参照してください。

オラクル社では、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントをご利用いただけることを目標としています。『Hyperion Reporting and Analysis新機能ガイド』では、アクセシビリティ機能をサポートしています。アクセシビリティ機能については、『Oracle Enterprise Performance Management Workspaceユーザー・ガイド』の付録で詳しく説明しています。

インストールと構成

新しいOracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installer, Fusion EditionおよびOracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemコンフィグレータでは、合理化および簡易化された製品インストール、アップグレードおよび構成を提供します。Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemコンフィグレータでは、新しいOracle Hyperion Shared Servicesレジストリが使用され、構成情報を保管し再利用することで、製品構成を簡易化しています。

Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System診断は、製品コンポーネントが正常にインストール、構成および実行されたかを確認します。

再編されたインストールおよび構成ドキュメント・セットは、インストール・ガイドの数を減らし、必要な情報を見つける手助けをします。次のガイドは個別の製品インストール・ガイドの代わりとなります。

  • 『Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストール概要』

  • 『Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成ガイド』

  • 『Hyperion Enterprise Performance Management Systemセキュリティ管理者ガイド』

次のガイドも必要になる場合があります。

  • 『Hyperion Enterprise Performance Management Systemマニュアル配置ガイド』

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System High Availability Guide』

  • 『Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成トラブルシューティング』

  • 『Hyperion Enterprise Performance Management System Upgrade Guide』

  • 『Hyperion Enterprise Performance Management Systemバックアップおよびリカバリ・ガイド』

  • 『Hyperion Enterprise Performance Management Systemライフサイクル管理ガイド』

  • 『Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System SSL Configuration Guide』

統一されたオンライン・ヘルプ

Workspaceのオンライン・ヘルプは統一されたユーザー・インタフェースになり、Workspace Webアプリケーション内に登録されたすべての製品のヘルプ・システムへのアクセスを提供しています。ヘルプ・システム内で検索したり、製品やガイド・タイプで検索をフィルタしたりできます。また、「インデックスと目次」にあるドロップダウン・リストを使用して、ヘルプ・システム間を行き来することもできます。

管理拡張機能

ライフサイクル管理

ライフサイクル管理(Lifecycle Management: LCM)は、製品環境やオペレーティング・システムにかかわらず、Hyperion製品がアプリケーション、キューブ、リポジトリ、または個別のアーチファクトを移行できるよう、一貫性のある方法を提供します。LCMのインタフェースはOracle Hyperion(R) Shared Services Consoleと統合されています。また、LCMではコマンド・ラインのユーティリティがサポートされています。

LCMの特長

  • アプリケーションおよびフォルダの閲覧

  • アーチファクトの検索

  • アプリケーションおよびフォルダの比較

  • アプリケーションまたはリポジトリの全体移行、またはアーチファクトの個別移行

  • アプリケーションの移行ウィザード

    • アプリケーションからアプリケーションへ

    • アプリケーションからサーバーのファイル・システムへ

    • エクスポートされたアプリケーションからアプリケーションへ

    • パッケージ・ファイルの保存およびロード

  • 移行ステータス・レポート

  • 移行監査レポート

  • セキュリティ - LCM管理者の役割

  • コマンド・ライン・ユーティリティ

  • API

LCMの詳細は、『EPMライフサイクル管理ガイド』を参照してください。

EPM Workspace拡張機能

  • ユーザー・インタフェースの変更

    • マストヘッド部分 - 1列だったメニューが、上下に重ねられたメニューとツールバーに置き換えられました。グラフィックは操作オプションを表しています。

    • 短くなったタイトル部分の高さ - ビュー・ペインのオブジェクト・パレットが1つしかない時は、ボタンは小さくなり、表示されません。

    • コマンド・ボタンの色が同一 - プライマリ、セカンダリおよび通常のボタンの区別がなくなりました。

    • メッセージ・ボックス - イメージが大きくなりました。

    • グリッド、ツリー、リストに新しい背景色を使用しています。

  • 検索サービス

    • 検索サービスではOracle Enterprise Performance Management Workspace, Fusion Editionのどのリポジトリからでも、レポート、ダッシュボードおよびドキュメントを検索して取得できます。この検索機能は直感的に使用できるので、アーチファクトを探し出し、答えを見つけ、次の手順に進めます。検索操作の結果はドキュメントのリストで示され、それはドキュメント特有のメタデータ(所有者、ドキュメント名および作成日)と、ドキュメントから取得したコンテンツを基にした情報です。次に示すコンテンツではパーサーが使用できます。

      • Oracle Hyperion(R) Interactive Reportingのファイル(.bqy.oceファイル)

      • Oracle Hyperion(R) SQR(R) Production Reportingのファイル(SQRプログラム、レポート)

      • Oracle Hyperion(R) Web Analysisのファイル - (.apt.ard、データベース接続のファイル)

      • Oracle Hyperion(R) Financial Reportingのファイル - (.desのファイル)

      • Oracle Hyperion(R) Annotationsのデータベース・コンテンツ

      • Oracle Hyperion(R) Impact Manageの変換スクリプト(.jsのファイル)

      • HTML、PDF、RTFおよびTXTのファイル

      • Microsoft Officeのドキュメント(.doc.xlsおよび.pptのファイル)

    • 検索サービスは次のアクションを実行します。

      • メタデータとドキュメントのコンテンツを検索します。

      • 所有者、作成日およびタイトルなどのメタデータに基づき、結果を分類します。

      • Oracle Hyperionの移行元のコンテンツを、一つの検索可能なインデックスに連結します。

      • リポジトリ、MIMEタイプ、所有者、日付範囲、キーワードを、選択または除外します。

      • 結果を出し、コンテキストのメニューを表示し、エクスプローラ・ビューに移ります。

      • 結果一式をソートまたは再ソートするか、元の順序に戻します。

      • ドキュメントまたはデータをセキュアにします。検索結果はコンテンツへのユーザーのアクセス認証によって異なります。検索結果は、常にフィルタされ、ユーザーがアクセスできないドキュメントは除外されます。

      • APIを使用して、外部アプリケーション(SESやGoogle OneBoxなど)と統合しています。

      • スペルチェックの検索は、アドバイスのメソッドとして、提案を入力します。

  • アクセシビリティ

    • アクセス・モード - EPM Workspaceは、スクリーン・リーダーやスクリーン拡大鏡などの補助技術が必要なユーザーにも使用可能である必要があります。アクセス・モードは、ユーザー・プリファレンス設定でアクティブ化でき、起動時にアクセシビリティ・モードを使用可能にできます。起動後に「プリファレンス」、「全般」の順に選択し、「アクセス・モードの使用可能」のプリファレンスを変更すると、プリファレンスが更新されます。この変更を有効にするために、ログアウトしてブラウザを再起動するようにユーザーにメッセージが表示されます。

    • タブの順番 - [Tab]キーを押すと、ユーザーはコンポーネントにアクセスできます。

    • EPM Workspaceでは、「標準」のテーマに加えて「コントラスト(高)」のテーマもサポートするようになりました。テーマ・プリファレンスは「プリファレンス」、「全般」、「アクセス」の順に選択して設定できます。テーマはショートカット・キーでも変更できます。ショートカット・キーを押すと、ログオフするようにメッセージが表示されます。

    • ショートカット・キー - 堅牢なキーボード操作。キーボードのみを使用して、すべてのアクションを実行します。

  • Workspaceページ - ユーザーがHyperionおよびHyperion以外のソースからコンテンツを集約することを可能にします。Workspaceページは複数のドキュメント、URLおよびその他のコンテンツ・タイプからの情報のポートレットです。

  • ホーム・ページ - ユーザーの開始画面であり、他のWorkspace機能の起動画面です。ホーム・ページは、Reporting and Analysisの役割を持つユーザーのデフォルト起動ドキュメントです。EPM Workspaceとともにインストールされるホーム・ページ・ファイルが、デフォルト・ホーム・ページになります。このファイルは「共有Workspaceページ」フォルダにあります。

  • Oracle Business Intelligence Enterprise Edition (BI EE)およびBusiness Intelligence (BI) PublisherをEPM Workspaceに統合 - BI EEおよびBI Publisher製品にEPM Workspaceからアクセスするには、「ナビゲート」を選択し、次に「アプリケーション」を選択します。この製品のEPM Workspaceのプリファレンスは、「プリファレンス」ダイアログ・ボックスから設定できます。BI EEおよびBI Publisher製品には、次のものが含まれています。

    • Oracle BI Answers - 純粋なWebアーキテクチャで、エンドユーザーに真のアド・ホック機能を提供します。

    • Oracle BI Interactive Dashboards - アクション可能で個人の役割やIDに基づいて動的にカスタマイズされた情報への直感的で対話型のアクセスを提供します。

    • Oracle BI Delivers - 電子メール、ダッシュボードおよび携帯デバイスなどの複数のチャネルでユーザーに送信できる、ビジネス・アクティビティの監視およびアラートを提供します。

    • Oracle BI Publisher (以前のXML Publisher)では、複雑な分散環境に効率よく拡張性のあるレポート作成ソリューションを提供します。

    • Oracle Siebel Marketing - 強力なセグメンテーション機能を提供し、洗練されたマーケティング担当者が効率よくターゲットの関連メッセージを最適な顧客に伝えられるようになります。

    • Oracle BI Disconnected Analytics - 移動の多い専門家に完全な分析機能を提供し、企業ネットワークから切断されている間も、対話型ダッシュボードとアド・ホック分析を完全に使用可能にします。

  • Oracle Hyperion Profitability and Cost Management, Fusion EditionをEPM Workspaceに統合 - Profitability and Cost ManagementにEPM Workspaceからアクセスするには、「ナビゲート」を選択し、次に「アプリケーション」を選択します。この製品のEPM Workspaceのプリファレンスは、「プリファレンス」のダイアログ・ボックスから設定します。Oracle Hyperion Profitability and Cost Management, Fusion Edition製品は、ビジネス部門の収益性を計算するのに必要な、コストと収益配賦を管理するために使用します。

  • EPM WorkspaceコンテンツをJavaScriptと起動する - ユーザーは、現在のEPM Workspaceに関連していない新規ブラウザのウィンドウ(URI)を起動できます。また、ユーザーはEPM Workspace内にある別のタブから、EPM Workspaceに関連するコンテンツを起動することもできます。

  • ローカル・サービス・コンフィグレータ(Local Service Configurator: LSC) - このWebベースのインタフェース・モジュールは、現在のコマンド・ライン・ユーティリティの代わりとなります。LSCはセントラル・モニタリング・コンソール(Central Monitoring Console: CMC)としても知られています。どのホストで配置されているサービスでも、管理者は構成および監視ができます。

  • Oracle認定資格ログオン・サポート

    • 認証用のOracleのプロキシ・ユーザーの機能がサポートされました。

    • Oracleプロキシのセッションが使用された場合、ユーザーはデータ・アクセス・サービス(Data Access Service: DAS)で認証します。

    • データベースにアクセスしているユーザーに代わり、軽量セッションが作成されます。

    • Oracle接続プールは、データベース接続をより効率良く使用し、拡張性を向上させます。

  • Impact Manager—Harvester - Oracle Hyperion(R) Web Analysisのドキュメントを取り入れられます。Impact of Changeのレポートも、Web Analysisのコンテンツに拡張されました。

Foundation Services

  • 「ジョブ・キュー」および「今すぐ実行」 - BQYジョブのユーザー体験を向上し、既存のBQYジョブの機能を強化します。たとえば、BQYジョブ・ダイアログのフローおよびUI、BQYジョブのデフォルト・パラメータおよび結果を保存のオプションなどがあります。

    注:

    「ジョブ・キュー」および「今すぐ実行」はSQRと汎用ジョブでも使用可能です。

  • アクセス制御の変更 - UIおよびアクセス制御の変更によって、既存の機能、ユーザビリティ主導の要件およびスケジュール設定、イベントなどの新機能が向上します。

  • 所有者の変更 - リポジトリ・オブジェクト、イベント、ジョブ・パラメータ、スケジュールおよび物理リソースの所有者をユーザーが変更できます。オブジェクトの所有者を変更するには、ユーザーはオブジェクトに対してフル・コントロールを持っている必要があります。「プロパティ」のUIでオブジェクトの所有者が表示され、「作成者」のUIラベルが「所有者」に変更されます。

  • Oracle Hyperion Financial Reporting, Fusion Edition、Web AnalysisおよびOracle Hyperion(R) SQR(R) Production Reportingのリポジトリ・アーチファクトの機能をコピー - コピーと貼り付け機能で、BQY、Hyperion以外のコンテンツ、Financial ReportingおよびOracle Hyperion(R) Web Analysisのアーチファクトを、既存のフォルダにコピーできます。「コピー」と「貼り付け」がメニューに追加されました。

    注:

    使用可能なフォルダ、コンテンツおよびジョブの出力ファイルはコピーされません。

  • Workspaceが個別にインストールされる - ディレクトリの構造が変わりました。たとえば、インストール先のディレクトリはBIPlusではなくなり、products/Foundation/Workspaceになりました。

  • Production Reporting Workspace検索 - 「インポート」ダイアログの「実行」オプションの段階で使用可能にすれば、Oracle Hyperion(R) SQR(R) Production ReportingのドキュメントをEPM Workspaceで検索できます。

ポータル統合ツールキット

Oracle Hyperion(R)ポータル統合ツールキットでの変更

  • Oracle Web Centerポータルをサポート

  • Oracle Hyperion Performance Scorecard, Fusion Editionのポートレットをサポート

  • SharePoint Portal - セキュリティの変更

Financial Reportingの拡張機能

  • 注釈 - 総合的な注釈機能により、ユーザーは自由に連携、事実および発見事項をレポートに保存およびツールにアクセスできるようになり、システムのどこからでも手軽に注釈を管理できます。この解説はHyperion Workspaceから対話型で使用でき、印刷済の出力からも同じようにアクセス可能です。またHyperion Financial ManagementおよびHyperion Planningの解説にも、統一された解説を提供します(たとえばセル・テキスト、セル・ファイル添付など)。

  • ランク機能の拡張 - 「ランク」機能が拡張されて新規のパラメータがサポートされ、ランク機能が同等の値、同じランク、または先着で順番が決められる独自のランクの処理方法をレポート・デザイナが指示できるようになりました。

  • 外部ファイルをブックに追加 - レポートをスナップショット・レポートの追加以外に、ブックにはPDFファイル、テキスト・ファイルおよびExcel、PowerPoint、Wordファイルが追加されました。これらのドキュメントはブックの目次にリストされ、「目次」から起動するか、ブックのPDF出力に入れることが可能です。

  • 新しいグリッド・レベルである「欠落しているブロック」がOracle Hyperion Planning, Fusion Editionのデータ・ソースにのみ追加されました。「欠落しているブロック」を選択し、SuppressMissingBlocksと呼ばれるクエリー・レベルのフラグを、そのグリッドにPlanningに発行されるADMデータ・クエリーのどれにでも追加できます。このプロパティは他の抑制プロパティとは異なる動きをし、グリッド・レベルでのみ使用可能です(行および列のレベルでは使用できません)。

  • Hyperion Planningのみ、属性次元に対して使用される場合、プロパティ関数の「次と等しい」(=)以外の演算子も使用可能になりました。使用可能な演算子は「次と等しい」(=)、「次より小さい」(<)、「次と等しいか小さい」(<=)、「次より大きい」(>)および「次と等しいか大きい」(>=)です。

Financial Reporting初期ユーザー・プリファレンスの定義

Financial Reportingの初期ユーザー・プリファレンスを、fr_repserver.propertiesの設定にあるすべてのユーザーに対して定義できます。ユーザーは初めてWorkspaceにログインする時にこの設定を表示でき、希望に応じて「ユーザー・プリファレンス」ダイアログ・ボックスで変更することも可能です。詳細は『Oracle Hyperion Financial Reporting Studioユーザー・ガイド』を参照してください。

ブックから生成されたPDFファイルの機能

ブックで生成されたPDFファイルで使用可能な機能には、次のものがあります。

  • Financial Reportingのレポートから抽出された「セル・ドキュメント」には、PDFとプレーン・テキスト・ファイルがあります。

  • Financial Reportingのレポートに関連するセル・ドキュメントは、PDFファイルにあるブックの目次で「サブアイテム」として表示されます。

    • アイテムがリンクされた目次。目次のアイテムをクリックすると、そのアイテムの最初のページを表示できます。

  • Adobe Readerの左側に、PDFのブックマークが表示されます。ブックマークを使用して、好きな章にジャンプできます。

  • 連続したページ番号。Oracle Hyperion Financial Reporting, Fusion Editionのレポート、スナップショットのExcel、Word、PowerPointおよびプレーン・テキストのファイルでは、連続したページ番号が表示されます。

  • 合計ページ数

Interactive Reportingの拡張機能

  • Interactive Reportingでは、WorkspaceのユーザーでWebブラウザのユーザーのために、508の要件をサポートしています。508のアクセシビリティ・サポートには、次のものがあります。

    • スクリーン・リーダーのサポート

    • スクリーン拡大のサポート

    • キーボードですべての機能にアクセス

    • 高コントラストのディスプレイ

  • Oracleプロキシ・ユーザーで認証 - Oracle Hyperion(R) Interactive Reportingでは、Oracleプロキシ・ユーザーで認証の機能がサポートされました。Oracleのセッションが使用された場合、ユーザーはデータ・アクセス・サービスで認証をし、データベースにアクセスするユーザーの代わりに、軽量セッションを作成します。Oracleの接続プールは、データベース接続をより一層効率良くし拡張性を高め、Oracleのプロキシ接続を使用する方法の1つとなります。プールの管理はOracle Call Interface(OCI)ソフトウェアによって行われます。さらに、Oracleのプロキシ・セッションでは、ユーザーの代わりに動いているアプリケーションを、管理者が監視できます。現在は、クエリー要求がデータ・アクセス・サービスに送られると、別のユーザー接続とセッションが作成され、それがユーザーのログイン情報とともに認証されます。

  • Oracle BIサーバーへの新規接続 - Interactive Reportingは、データベース接続ウィザードを使用して、データ・ソースとしてOracle BIサーバーに接続できるようになりました。そしてユーザーは、データ・モデルのトピックとして表示トピックを選択できるようになりました。ODBC/ODBCは引き続き動作しますが、新規サーバー・コードである「Oracle BIサーバー」が導入され、これによりオプションおよび対話方式をInteractive Reportingで使用不可にできます。ODBC/ODBCはいつでも使用でき、「Oracle BIサーバー」に接続するために特別な方法で処理されていません。

  • ANSI SQLのサポートの強化 - Interactive Reportingでは、以前より多くのANSI機能が追加され、追加が一層簡単になりました。データ型は大きな整数、間隔データ型および拡張されたタイムスタンプをサポートするようになりました。さらに、Interactive Reportingでは、ユーザーがINNER結合構文を使用できます。

  • Teradata関数のサポートを拡張 - Interactive Reportでは、次のTeradata関数に対するサポートを拡張しました。

    • Random

    • ACOS

    • ASIN

    • ATAN

    • ATAN2

    • COSH

    • SINH

    • TANH

    • ACOSH

    • ASINH

    • ATANH

    • CHAR2HEXINT

    • Soundex

    • VARGRAPHIC

    • BYTE

    • FORMAT

    • タイトル

  • Netezza(3.1.2)データベースのサポート - Netezza(3.1.2)データベースがODBC/ODBC接続からのみサポートされるようになりました。

  • UNIXでSybase IQおよびRedbrickをサポート - Sybase IQおよびRedbrickがUNIXで使用可能になりました。

  • ダッシュボード・ゲージ - Interactive Reportingで、ダッシュボード・ゲージおよびアニメーション・チャートが導入されました。これらのオブジェクトは対話型および動的なグラフィックを用い、Interactive Reportingデータ・セットに関連する特定の評価指標やインディケータを図解するのに使用されます。

  • 新規チャート・セクションの「参照」「基点」「トレンド」ライン - 「参照」「基点」「トレンド」ラインが、Interactive Reportingのチャート・セクションで使用可能になりました。これらのラインと、そのシンプルな統計計算は、データ・トレンドに関するステートメントを作成および配置することで便利で視覚的な手段を提供し、Interactive Reportingの図形を充実させます。

  • EPM Workspaceのダッシュボード埋込みセクション・オブジェクトのアクティブ・モード関数 - EPM Workspaceに表示されるダッシュボード・セクションに含まれる、埋込みセクション・オブジェクト(Embedded Section Objects: ESO)で、アクティブ・モードがサポートされました。オブジェクトが「アクティブ」の場合、ユーザーはレポートと交信できます。ライブ・レポートをクリックすると、ドリルダウン、ピボットおよびその他の分析機能をアクティブにします。アクティブ・モードは、クライアント製品全体に対してアクティブ・モードと同じ動作と機能を含みますが、それは各埋込みセクション・タイプに対してEPM Workspaceの制約内にかぎられています。「表示のみ」と「ハイパーリンク・モード」は今でも有効な埋込みセクション・オブジェクト・モードで、Oracle Enterprise Performance Management Workspace, Fusion Editionでも以前のリリースと同様に機能し続けています。

  • CubeQueryのドリルスルー - CubeQueryは拡張され、多次元データベースからリレーショナル・データベースにドリルスルーが可能になりました。ドリルスルーはどのレベルのOLAPメンバーでも可能で、その定義はどのリレーショナル・フィールドがOLAPの次元にマッピングされているかによって異なります。たとえば、リレーショナルの「状態」のフィールドまたは列がEssbaseの「マーケット」の次元にマッピングされている場合、レベル0のマーケットのメンバーをリレーショナル・フィールドにドリルダウンできます。リレーショナルの「地域」のフィールドがEssbaseの「マーケット」にマッピングされている場合は、レベル1および世代2のメンバーをリレーショナル・フィールドにドリルダウンできます。さらに、ドリルスルーはメンバー・ラベルおよびセルにも行えます。セルのドリルは「ドリルスルー設定」のダイアログ・ボックスで新しくオプションを使用可能にすることで可能となります。

  • CubeQueryのスイング機能 - CubeQueryの結果セットにスイング機能が追加され、ラベル軸の再設定が可能になり、また、「ハンドル」を選択してそれを新しいポジションに移動することで、データを新しい方法で表示することが可能になりました。

  • CubeQueryのスマート・ビュー - CubeQueryの結果を、Queryに対応したフォーマットでExcelにエクスポートできるようになりました。

  • リソース・マネージャのオブジェクト・モデルのアクセシビリティ - リソース・マネージャの機能が、Interactive Reportingのオブジェクト・モデルで使用可能になりました。リソース・マネージャはInteractive Reportingのドキュメント・ファイル(BQY)にある画像のロード、管理および共有の目的で使用されるユーティリティです。

  • CubeQueryのデータベース合計のダウンロード機能 - 次元ごとに1列作成し、すべてのメンバーと、結果セットに対応するデータを含めます。さらに、各次元の親メンバーの列も含まれます。

ダッシュボード開発サービス拡張機能

  • Dashboard Studioレイアウト・マネージャ - ダッシュボードのレイアウトが様々な画面のサイズに適応できるメカニズムを提供します。

  • 空白コンポーネント - Orcl_blankのセクションに、次の新しい機能が含まれます。

    • 同期コンポーネントの定義 - コンポーネントであるInteractive Reportingのドキュメントで表示できます。「同期コンポーネントの定義」では、コンポーネントに保存されたセクションを使用して、ComponentDefinitionのコンテンツが更新され、すべてのセクションがコンポーネントの一部で維持される必要があるとみなされます。また、フレーム・タイプに基づいて、構成やプロパティのフレームを識別します。

    • 名前変更コンポーネント - コンポーネント内にあるセクションに、一定の名前変更をするコードが含まれています。名前変更が終了したとき、Interactive Reportingドキュメントがコンポーネントである場合は、「同期コンポーネントの定義」が呼び出されます。

    • コンポーネントに戻す - コンポーネントの一部ではないセクションを破棄します。そのため、コンポーネントをテンプレートから抽出できます。この機能は、Interactive Reportingドキュメントがテンプレートの場合のみ動作します。

    • 名前変更プロパティ・エディタ - 選択済の「プロパティ・エディタ」(構成またはプロパティ・フレーム)の名前を変更し、ComponentDefinitionおよびtxlFrameNameを更新します。

    • 依存関係のバージョンを最新に設定する - txlReqBrioを最新のリリースに更新し、Oracle Hyperion(R) Interactive Reportingのドキュメントがテンプレート、Editable Source Master(ESM)またはランタイムのリリースの場合には、txlReqTemplateを最新のテンプレートのバージョンに設定します。

    • gtxlToolTip (クリックしてコンフィグレータを生成します) - 構成フレームを解析し、コンソール・ウィンドウでデフォルトのポップアップ・コメントをクリック可能な各形状に生成します。開発者はこれをgtxlToolTipのテキスト・ラベルにコピー、貼付けおよび編集します。

    • gtxlLanguageStrings (クリックしてコンフィグレータを生成します) - 構成フレームを解析し、コンソール・ウィンドウでデフォルト・テキスト文字列を、テキスト・プロパティを持つ各形状に生成します。開発者はこれをgtxlLanguageStringsのテキスト・ラベルにコピー、貼付けおよび編集します。

  • ドリル・アクセス・コンポーネント - 次の新機能があります。

    • 同じクエリー構造内のテーブルを、ドリルして分割 - ドリルアクロスの要求に応えて、データ・ソースに対して個別のクエリーを実行することが実用的でない場合には、移行元と移行先を構成して、両者を同じドキュメントに保存します。これにより、同じクエリーが使用できます。通常、移行先は詳細とそこにのみ適応されるローカル・フィルタを持つテーブルです。そのため、ピボットは要約として、テーブルは詳細として動作し、追加データを取得するためにデータ・ソースへ戻る必要性を取り除いています。

    • ピボット・ツリー・コンポーネントをドリルアクロスのソースとして使用 - ドリルアクロスのコンポーネントは、ピボット・ツリー・コンポーネントで使用されるピボットから起動できます。ピボット・ツリー・コンポーネントでは、1つのピボット列に含まれるツリー構造は、階層を展開したり縮小したりするのに使用されます。現在のピボットがドリルアクロスのソースとして定義されている場合には、ツリーのリーフ・ノードの行をユーザーがダブルクリックすると、その時点からドリルアクロスの操作が実行されます。(次の「ピボット・ツリー・コンポーネント」を参照)。

  • ピボット・ツリー・コンポーネント - OnCellDoubleClickイベントを使用すると、情報の階層を展開またはドリルするために埋込みピボットが表示されます。この操作はツリー・コンポーネントでツリー・ビューを使用するのと同様です。コンポーネントは最初にピボットの最上位ノードを表示します。ピボット・ツリー・プロパティを含む行をダブルクリックすると、その子孫が表示されたり、非表示にされたりします。(シン・クライアントでは使用できません。)

  • Workspaceアラート・コンポーネント - 例外条件を定義します。トリガーされるとWorkspaceにアラートを発生するリソースを生成します。(例外がトリガーされない場合にも、アラートを生成できます。)Workspaceの対話型レポートでアラートを定義して生成する方法を、自動化および単純化します。このコンポーネントでは、Dashboard Studioの条件付きサブクエリーと組み合せ、例外がトリガーされた場合に追加の詳細を収集し、結果のジョブとともに保存できます。通常使用されないデータは破棄でき、ダッシュボードで例外を作成するための効率的で便利な方法が提供されています。

  • Webdashコンポーネント - Webdashコンポーネントは「ランタイムの作成」機能を含めて拡張されました。ランタイムとは、ESMの小さくスリムなバージョンで、構築時間や開発構造が必要ありません。11.1.1リリース前は、ランタイムはDashboard Studioウィザードを使用しないと作成できませんでした。今回の拡張により、ユーザーはシン・クライアント環境でもランタイムを作成できます。

  • クイック・クエリー制約条件コンポーネント - 次の新機能が含まれています。

    • すべてのクエリーを処理 - 構成済のクエリーがすべて処理され、その結果は「ホーム」セクションで表示されます。lbxQueryLogというリスト・ボックスがクエリー・パネルに存在する場合、各クエリー要求の始まりと終わりが記録されます。

    • 1つのクエリー、またはすべてのクエリーを処理 - ドロップダウン・リストが表示され、ユーザーは処理するクエリーを選びます。ユーザーはクエリー・パネルに残るので、追加でクエリーを選択し処理することが可能です。ドロップダウン・リストからユーザーが「すべて処理」を選択すると、構成済のすべてのクエリーが処理され、その結果は「ホーム」セクションで表示されます。lbxQueryLogというリスト・ボックスがクエリー・パネルに存在する場合、各クエリー要求の始まりと終わりが記録されます。

    • 1つ以上のクエリーを処理 - lbxQueriesというリスト・ボックスがクエリー・パネルに必要で、そこには選択済のすべてのクエリーが表示されます。ユーザーはそのリストのクエリーを選択解除または選択し、選択したクエリーのみが処理されます。すべてのクエリーが選択された場合、その結果は「ホーム」セクションで表示されます。lbxQueryLogというリスト・ボックスがクエリー・パネルに存在する場合、各クエリー要求の始まりと終わりが記録されます。

    • 「パラメータのリスト」がキャッシュされた結果セクションからきている場合、ユーザーが定義したソート順で表示できます。

    注:

    リリース11.1.1では、lbxQueryLogおよびlbxQueriesがクエリー・パネルにデフォルトで含まれています。

SQR Production Reporting拡張機能

Oracle Hyperion(R) SQR(R) Production Reporting拡張機能には、次のものがあります。

SQR Production Reporting Engine拡張機能

  • BI EEセマンティック・レイヤーの統合 - リリース11.1.1では、SQR Production ReportingのエンジンはBI EEセマンティック・レイヤーと連動し、他のBI EEクライアント・ツールに整合する形でメタデータを提供します。

  • ODBCとNetezzaデータ・ソースの連動 - Netezzaのデータ・ソースをサポートしています。

  • テーブル制御 - テーブルの定義、作成、移入、ダンプおよび印刷。SQR Production Reportingの新規コマンドは、ALTER-TABLECREATE-TABLEDECLARE-TABLEDUMP-TABLEFILL-TABLEおよびPRINT-TABLEです。

  • 行セットのサポート - 行セットのインスタンス化、移入および閉め。行セットのファイルはUTF-8のバイト・オーダー・マーク(BOM)を持つXMLファイルです。SQR Production Reportingの新規コマンドは、OPEN-RSWRITE-RSおよびCLOSE-RSです。XMLファイルと作成するフォーマットは、SQR.INIの[デフォルト設定]セクションのFormatForRowsetXMLで定義されています。有効な値はBIP(BIパブリッシャ)およびSQRです。デフォルト値はSQRに設定されています。

  • 64ビットのサポート - サポートされているすべてのSQR Production Reportingのデータ・ソースに対して、Solaris、SPARC、AIXおよびPowerPCで64ビットがサポートされています。

  • Oracleプロキシのサポート - 新規コマンドラインのフラグである-U{priv_connectivity}は、SQR Production Reportingから権限を持つユーザーに接続させ、その後通常の接続部からの「ユーザー」としてプロキシに接続させます。

SQR Production Reporting Studio拡張機能

  • ユーザー・インタフェースの向上 - Oracle Hyperion(R) SQR(R) Production Reporting Studioのユーザー・インタフェースは以前よりも使用性が向上し、見た目や雰囲気も新しくなっています。

  • 1つのレポートで複数のデータ・ソースをサポート - SQR Production Reportingのレポートを、異なるデータ・ソースを使用して作成します。

    • 1つのレポートに2つのデータ・ソースからのフィールドを配置

    • 複数のデータ・ソースのデータ値を使用して、計算式を作成

    1つのレポート内で複数のデータ・ソースを使用する際は、データ・ソースの種類が同じでないといけません。たとえば、複数のODBCデータ・ソースからのクエリーを使用してレポートを作成できます。また、複数のDDOデータ・ソースからのクエリーを使用してレポートを作成できます。ですが、ODBCデータ・ソースからのクエリーと、DDOデータ・ソースからのクエリーを使用してレポートを作成できません。

    サポートされているDDOデータ・ソースは、JDBC、SAP BW、SAP R/3、Essbase、MS-OLAP、XMLおよびCSVです。サポートされているODBCデータ・ソースはOracle、SQL Server、Sybase、DB2およびInformixです。

  • 定義済のフォーマット・スタイルおよびテンプレート - 改良された「テンプレートとスタイル」ウィザードでは、レポートを作成中または編集中にレポートのテンプレートとスタイルを選択できます。標準テンプレートには、シンプルなレポート・リスト、グループのブレーク・レポート、ビジネス・レポート、従来のプリンタ・レポートおよび個人用レポートがあります。拡張テンプレートには、マスターの詳細レポート、アドレス・ラベル、バーコード送付ラベル、請求書およびビジネス・レターがあります。リリース11.1.1では、ユーザーがレイアウト・テンプレートにプレースホルダを追加でき、そしてそのクエリーの特定のフィールドにマッピングできます。

  • レポートをOracle Hyperion(R) SQR(R) Production Reporting Studioで起動する際は、実行されたSQRのコマンド・ラインを編集します。

  • セキュアなバースト - Oracle Hyperion(R) Shared Services内のOracle Hyperion Reporting and Analysisアプリケーションで定義されたユーザーとグループに基づいて、レポート作成の際のセキュリティ・ルールを定義します。

  • BI EEセマンティック・レイヤーの統合 - BI EEセマンティック・レイヤーのメタデータを、ウィザードをベースとしてレポート構築のパラダイムに組み込みます。

  • ODBCとNetezzaデータ・ソースの連動 - Netezzaのデータ・ソースをサポートしています。

Microsoft Office統合

  • テーブルの制御 - SQR Production Reportingで作成されたテーブルを、WordおよびPowerPointドキュメントにエクスポートします。すべてのテーブル、列ヘッダー、データ・フォーマットがテーブルに継承されます。テーブルがWordまたはPowerPointの場合、ネイティブのMicrosoft Officeのテーブル機能を使用してそのテーブルを編集できます。

  • Excelスプレッドシートの出力が編集可能 - ネイティブのスプレッドシート機能を使用して、SQR Production Reportingのデータを分析、表示できます。

  • SQR Production ReportingのレポートをExcelで表示 - Oracle Hyperion(R) SQR(R) Production Reportingのレポート出力は、1つのExcelのワークブック中に複数のExcelワークシートを作成します。

    • 「シート1」にはデータ、テーブル、線画チャートを表示し、すべてのSQRのフォーマットを継承します。

    • 「シート2」にはセルがマッピングされたExcelコンテンツとして、データとテーブルが表示されます。SQRからは次のフォーマットが継承されます。列ヘッダーの情報(フォント、行揃え、色、前景および背景の色)および例外のハイライト。

Web Analysis拡張機能

  • 計算

    • 「計算」ダイアログは、3つのタブを持つデザインに変更されました。

      • 「メンバー」タブ - 関数以外の計算にメンバーを追加します。

      • 「関数」タブ - 計算に関数を追加します。

      • 「オプション」タブ - スプレッドシートでどこに結果を配置するか、および欠落した値のオプションを指定します。

    • 「計算」では高度な式がサポートされ、複数の計算関数および論理演算子を1つの計算でできるようになりました。

    • エディタ・フィールド、演算子サポートおよび式の検証が、関数リスト、メンバー・リストおよび結果配置制御に追加されました。

    • 絶対値および平方根の関数が現在の計算関数リストに追加されました。

  • フォーマット:

    • どのフォーマット方法を使用するかの優先順位を変更できます(データベース接続方法フォーマット、ユーザー・プリファレンスおよび分析ツール・フォーマット)。

    • 「スプレッドシート・オプション」で列のヘッダー配置を制御し、右、左または両端揃えを選べます。

    • 「スケール」および「負数に色を付ける」が、データベース接続に追加されました。

    • 列と行ごとに個別のメンバーをフォーマットするのではなく、スプレッドシート全体にフォーマットを設定できます。

  • 動的な行および列の関係 - メンバーをレポートから選んで計算やフォーマットを定義するのではなく、行や列の関係を選択でき(Excelと同様)、メンバーの選択に関係なくフォーマットが適応されます。

  • Microsoft Officeおよびスマート・ビュー

    • レポートの複数のオブジェクトをスマート・ビューにインポートします。次の機能がサポートされるようになりました。

      • 複数のレポートのオブジェクトを、Excelの同じワークシート、または別のワークシートにインポート。

      • 複数のレポートのオブジェクトまたはレポート画面のイメージを、WordまたはPowerPointにインポート。

    • ユーザーは(複数のレポートのオブジェクトを持つ)レポート全体を、Microsoft Office(Excel、Word、PowerPoint)にエクスポートできるようになりました。以前はレポートのオブジェクト(スプレッドシート、チャート、ピンボード)は一度に1つしかエクスポートできませんでした。次の機能がサポートされるようになりました。

      • すべてのレポートのオブジェクトをExcelの1つのワークシートにエクスポート。

      • レポート画面のイメージをWordまたはPowerPointにエクスポート。

  • ユーザーは、Excelへのエクスポートをクエリー対応として使用して、クエリーをAnalytic Provider Servicesに起動できます。以前はレポートのオブジェクトをクエリー対応としてExcelにエクスポートすること、スマート・ビューからAnalytic Provider Servicesに手動で接続することおよびデータのリフレッシュがサポートされていました。

  • Web Analysis Studioで開いているすべてのドキュメントを、新しい「すべて印刷」メニュー・アイテムから印刷できます。

  • Essbaseの新拡張機能

    • 文字および日付のセル

Performance Scorecard拡張機能

Hyperion Performance ScorecardはWorkspaceに完全統合されました。新機能については『Hyperion Performance Scorecard新機能ガイド』を参照してください。