Oracle Hyperion® Enterprise® Reporting

リリース6.5.1

Readme

[ナビゲーションリンクをスキップ]

このファイルでは、次の内容を説明します。

目的. 3

新機能. 3

レポートおよびパッケージのナビゲーションツリーにおける検索とソート. 3

拡張機能. 3

WebユーザのためのHyperion Enterprise Reporting Webメッセージング 3

重要な情報. 3

考慮事項. 4

ローカライズ版. 4

Hyperion Enterprise Reporting Windows Client 4

CDA Retrieve. 4

レポートのインポート 4

レポート 4

インストール. 4

データの視点. 5

Excelへのエクスポート 5

データ入力表 6

Analyst 6

Hyperion Enterprise Reporting Web. 6

%HTX_FULLPATH%変数. 6

ネットワークを介したHyperionデータへのアクセス 7

エージェント通知プロパティ 7

エージェントとセキュリティ. 8

APPLISTでの説明の表示に関して 8

自動調査 8

関数 8

外部認証. 8

エージェントモニタ実行中のシステムの日付と時刻の変更. 9

ブラウザより幅の広いレポートでのレポートヘッダーのセンタリング 9

レポートの複数列にまたがる見出しのセンタリング 10

スクリプトチェック機能. 10

複数のユーザによるエージェントの編集 10

条件スクリプトおよびテンプレートファイル 10

Distributed Retrieve. 10

Distributed Schedules 10

Distributed Applications 11

Enterprise Reporting Webセッションの終了. 11

データの視点(POV)編集ページに表示されるディメンションメンバー数の制限. 11

ブラウザにより制限される最大のレポートサイズ 11

Webファイルの編成 11

レポートの書式. 11

サポートされる書式. 11

サポートされない書式. 12

レポートの名前 12

条件ベースのテンプレートファイル移動に関する制限事項 12

エージェント条件のSUBステートメントの自動挿入. 13

動的レポートの展開オプションの無効化 13

Webサイトウィザード 13

Hyperion Enterprise. 13

Hyperion Essbase. 14

Hyperion Reporting Client 14

Hyperion Enterprise Reporting Webのパフォーマンスの向上. 14

Essbase.exeとエージェントモニタサービスの設定. 15

データ入力とセルステータス 15

データ入力レポートのセルの表示色について 15

Hyperion EssbaseとHyperion Distributed Retrieveの互換性. 15

Hyperion Enterprise Reporting Webサーバ上のHyperion Enterprise Reporting Windows ClientでHyperion Essbaseアプリケーションを最初に開く 15

用語の変更(Hyperion Essbaseユーザ対象) 15

Essbaseアウトラインの更新 16

[次のログイン時にパスワードを変更する]オプション. 16

ClearCacheを使用したHyperion Essbaseデータへのアクセス. 16

異なるコンピュータ上でのHyperion Essbaseデータベースの使用 16

このリリースで修正された不具合. 17

Analyst 17

パッケージ. 17

インストール. 17

レポート. 17

データ入力表. 17

Webサーバ 17

マニュアルの更新情報. 18

 

目的

この文書では、今回のリリースのOracle Hyperion® Enterprise® Reportingに関する重要な最新情報を説明しています。この情報をよく確認してから、Hyperion® Enterprise® Reportingをインストールしてください。

サービス修正のみの場合: 今回のリリースは特定の問題に対処することを目的としています。このリリースがユーザのインストール製品に適しているか確認する場合や、サポート対象のプラットフォーム、インストール手順、解決済みの問題またはその他の問題に関する質問がある場合は、このリリースをインストールする前にカスタマサポートにお問い合せください。

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新機能

Hyperion Enterprise Reportingリリース6.5.1には次の機能が新たに導入されました。

レポートおよびパッケージのナビゲーションツリーにおける検索とソート

Hyperion Enterprise Reportingでは、ソートおよび検索の各オプションによってレポート、レポートセット、パッケージまたはパッケージセットを管理できるようになりました。

·         アプリケーション内のレポート、レポートセット、パッケージ、またはパッケージセットをソートできます。デフォルトでは、レポート、レポートセット、パッケージ、またはパッケージセットは昇順にソートされます。

·         ナビゲーションツリーからレポート、レポートセット、パッケージ、またはパッケージセットを検索できます。詳しくは、Oracle Hyperion® Enterprise® Reportingのユーザガイドを参照してください。

拡張機能

Hyperion Enterprise Reportingリリース6.5.1には次の拡張機能が導入されました。

WebユーザのためのHyperion Enterprise Reporting Webメッセージング

メッセージング機能を次のコンポーネントで利用できるようになりました。

·         Hyperion Enterprise Reporting Web

·         Distributed Schedules

·         Distributed Retrieve

詳しくは、Oracle Hyperion® Enterprise® Reportingのユーザガイドを参照してください。

 

重要な情報

·         Hyperion Enterprise Reportingリリース6.5.1は32ビットバージョンのWindows 2003 Standard Editionでサポートされています。64ビットバージョンとも互換性があります。

·         ブラウザを閉じてHyperion Enterprise Reporting Webを終了しても、ユーザがアプリケーションからログアウトしたことにはなりません。ログアウトするには、[ログオフ]ボタンを使用する必要があります。

·         Hyperion Enterprise Reporting Webリリース6.5.1では、Netscapeはサポートされていません。369253

·         今回のリリースのHyperion Enterprise Reportingでは、次のソフトウェア製品およびそのコンポーネントはサポートされていません。

·         Hyperion® Essbaseリリース5

·         Hyperion Essbaseリリース6

·         Lotus 1-2-3

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考慮事項

次の項では、今回のリリースの機能を使用する上で注意が必要な考慮事項について説明します。

ローカライズ版

·         Hyperion Data Extend用の今回のリリースのHyperion Enterprise Reportingでは、英語で作成されたOracle Hyperion® Enterprise®アプリケーションに漢字を入力できません。1-113106415

·         Hyperion Enterprise Reportingでヘルプにアクセス(メインメニューから[ヘルプ] [目次]を選択)すると、目次が英語で出力される場合があります。1-83075440および6548077

Hyperion Enterprise Reporting Windows Client

CDA Retrieve

·         勘定科目の名前にコロン(:)が含まれていると、CDA RetrieveでERRが返されます。25527

レポートのインポート

·         レポートのインポート時にCHG関数によってERRが返された場合は、メインレポートの[表示オプション]/[インポートオプション]ダイアログボックスの[行/列の参照の共有]を選択してください。 36932

·         Hyperion Enterprise Reportingクライアントでサブ勘定科目ディメンションを選択する前に、アプリケーションのデフォルト勘定科目を設定する必要があります。

レポート

·         Hyperion Retrieve、Hyperion AnalystおよびHyperion Schedulesのヘルプトピックを検索する場合は、メニューバーから[ヘルプ]を選択してください。8339182  

·         [ファイルへ出力]を使用する場合は、HRPrinter以外の出力ドライバを選択してください。 6889704  

·         PDF形式で印刷するときは、Hyperion HRPrinterドライバを使用してください。HRPrinterドライバではオープンソースのGhostscript Postscriptファイルプリンタを使用します。これは、別途ダウンロードしてインストールする必要があります。Ghostscriptインストーラは、http://www.sourceforge.netなどのオープンソースレポジトリサイトでダウンロード可能です。6747813

·         Acrobat 7を使用する場合は、Adobeプリンタのプロパティの設定を行うときに、Adobe PDF設定の[Adobe PDFにフォントを送信しない]チェックボックスをオフにします。8-533565930および6570502

·         Report Writerの[印刷]機能を使用するには、レポートエンジンを設定する追加の手順が必要です。ユーザは、[ファイル][印刷][設定]の順に選択してから[HRPrinter]を選択し、[OK]を2回クリックする必要があります。これによって、repeng.iniファイルの[PE]セクションに、詳細が追加されます。6879011  

インストール

·         Hyperion Enterprise Reporting Windows Clientをワークステーションとしてインストールし、プログラムファイルが存在しないネットワーク上の場所を選択した場合でも、インストール処理は続行されます。但し、[スタート]メニューの[プログラム]にあるショートカットからプログラムを起動すると、RW32.exeショートカットが見つからないというメッセージが表示されます。116144

·         アップデートのインストール時は、Hyperion Enterpriseのパスが正しく設定されていることを確認してください。36933

·         Microsoft Windows 2003を使用している場合は、Hyperion Enterprise Reportingをアンインストールした後で、環境システム変数パスを手動で削除する必要があります。[スタート]メニューから[設定][コントロールパネル]を選択し、[システム]アイコンをダブルクリックします。[詳細]タブを選択し、[環境変数]ボタンをクリックします。アンインストール後にシステム変数を削除しないと、Hyperion Enterprise Reportingを再インストールした場合に、パスに2つのエントリが含まれることになります。[コメント:この項には詳細な情報が必要]

·         英語版のHyperion Enterprise Reportingを他の言語のオペレーティングシステムにインストールする場合は、setup.exeではなくinstall.exeを使用する必要があります。157023

Windows 2003 Serverオペレーティングシステムでは、Hyperion Enterprise Reportingを再インストールすると、HSpiderパッケージのインスタンスが複数生成されます。この問題を回避するには、既存のインストールのCOM+ HSpiderアプリケーションエントリを手動で削除する必要があります。

1. [コンポーネント サービス]内の[IIS-{Default Web Site//Root/HSpider}]を右クリックします。

2. [プロパティ]を選択します。

3. [詳細設定]タブで、[保護]の下にある[削除を許可しない]をオフにします。

4. [適用]をクリックし、[OK]をクリックします。

5. HSpiderパッケージを削除します。8-533565836、6570148および6820557

 

·         Hyperion Reporting Webサーバを正しく機能させるには、Hyperion Enterprise Reporting Webサーバの仮想ディレクトリにHSpiderという名前を付ける必要があります。3-D163399および6560124

データの視点

·         [管理プログラムオプション]ダイアログボックスの[オプション]パネルで、ラベル名ではなく説明を使用するオプションを選択した場合には、Hyperion EnterpriseまたはHyperion Essbaseでディメンションメンバーを作成するときにラベル名ではなく説明を使用してください。説明を使用しないと、Webブラウザでレポートを表示した際に、説明のないすべてのディメンションメンバーに対して[データの視点]ボタンに"*エラー*"が表示されます。

Excelへのエクスポート

·         連続した下線は、セル内で1つの勘定科目の下線としてエクスポートされます。3-400064

·         ヘッダーおよびフッターを持つレポートをエクスポートする場合、[ページ設定]で上下の余白を少なくとも2インチ(約5cm)指定する必要があります。401194

·         レポートをExcelにエクスポートする場合、影付きや境界線などのヘッダーおよびフッターの書式はエクスポートされません。3-400579

·         [印刷プレビュー]からレポートをテキストファイルとして出力すると、そのテキストファイル(.txt)には列見出しはエクスポートされません。 1-1236GPおよび6747531

·         Hyperion Enterprise Reporting Windows Clientのレポートを保存するとき、レポートの数値書式が自動的にレポートスクリプトのOptionsセクションに書き込まれます。 27730

·         AVG関数は、表示される値ではなく、保存されている単位付きエンティティの値に基づいて計算されます。 116078

·         レポートの行数が多すぎる場合、レポートの処理中にメモリの使用量がオペレーティングシステムのメモリ制限の2 GBに達することがあります。この問題を回避するには、レポートをいくつかに分割してパッケージにしてください。 41711

·         レポートのコメントは、半角で252文字までです。  118688

·         @RNGを勘定科目ディメンションと使用する場合、Subacc1の値を表示するにはレベルフィルタを1に設定します。指定された範囲内にSubacc1のメンバーが存在しない場合は、勘定科目の値が合計として表示されます。  47402

·         レポートの年次データ種別のバランスシートで、勘定科目に正しい数値が表示されない場合は、行のパラメータのFIELD "CUM"を設定して正しい結果が得られるようにしてください。  27911

·         Hyperion Enterpriseアプリケーションに1月以外のload.perファイルが含まれ、レポートに半年の期間が含まれている場合、レポートには会計年度期間の情報が表示されます。  136421

·         レポートでIF式を使用する場合は、エンティティ一覧の代わりに特定のエンティティを参照する必要があります。  8274

·         レポートを再コンパイルする場合は、再コンパイル前に.rptファイルを削除しておくことをお勧めします。 281747, 167250

·         レポートの列にセクションが含まれている場合、[行項目名表示]オプションを選択するとレポートは正しく保存されません。この場合、行の説明はレポートの最後の列に保存されます。285393および6747678

·         最大65,000行/255列のレポートをエクスポートすることができますが、その処理には時間がかかります。395920

·         行をインポートしたレポートセットを横向きに印刷するように指定すると、正しく印刷されません。但し、インポートした行レポート自体が横向きに印刷されるように設定されている場合は正しく印刷されます。3-396773

データ入力表

·         Hyperion Enterprise Reportingでは、データ入力表によるHyperion Essbaseへのデータ入力が失敗し、Hyperion Enterprise Reporting Webでは、データ入力表により正しいデータステータスがレポートされず、レポートが送信されません。 8-503928862

Analyst

·         Hyperion Enterprise ReportingのHyperion Analystでは、データ種別ディメンションに対するHyperion AnalystワークシートPOVを変更しても、デフォルトファイルload.perが使用されていない場合、期間ディメンションデータは更新されない場合があります。 6549716

·         固定勘定科目一覧を連動サブ勘定科目と併用すると、Analystクエリ内でサブ勘定科目が重複して表示されます。366160

Hyperion Enterprise Reporting Web

Hyperion Enterprise Reporting Windows ClientでHyperion Enterprise Reporting Webアプリケーションを使用する場合は、次の点を考慮してください。

·         Terminal Server(2003または2008)の実行モードでは、ユーザが新規のアプリケーションを作成または追加した場合、このアプリケーションはそのユーザプロファイルのHYPENT.INIファイルのみに追加されて、デフォルトのHYPENT.INI ファイルには追加されません。したがって、このアプリケーションはHyperion Enterprise Reporting Web、Hyperion Distributed RetrieveおよびHyperion Schedulesで表示することはできません。 8880283   

·         Windows 2003 ServerおよびMicrosoft Office 2007とともにHER Webのチャート関数を使用するには、次のURLを使用します。

http://servername/hspider/spider.dll?chart&Enterprise6&appname&reportname &chrteng=1"

最後のパラメータが、chrteng=1の場合はVisual Components First Impressionバージョン2.0チャート作成ツールが使用され、chrteng=2の場合はデフォルトのMicrosoft Excelチャート作成ツールが使用されます。   9035349   

·         アプリケーション名にハイフンが含まれていると、レポートセットがWebで選択されたときにHER Webにはエラーが表示されます。   8370754   

·         使用するコンピュータのシステムパスにHyperion Enterprise Reporting Windows Clientがあることを確認します。Hyperion Enterprise Reportingプログラムディレクトリの下にその他のHyperionプログラムディレクトリを作成することをお勧めします。 

注:ユーザ環境変数ではなく、システム環境変数を変更してください。

%HTX_FULLPATH%変数

·         テンプレートファイルのパスおよびファイル名を挿入する場合は、%HTX_FULLPATH%変数を使用します。例えばreport.htxテンプレートでは、実行時に%HTX_FULLPATH%がテンプレートのパスとファイル名に置換えられます。

ネットワークを介したHyperionデータへのアクセス

Hyperion Enterprise Reporting Webサーバでは、Hyperion Enterprise Reporting Webサーバ以外のネットワークデバイスにインストールされているHyperionアプリケーションにアクセスできます。Hyperion Enterprise Reporting Webサーバがこれらの他のアプリケーションにアクセスできるようにするには、そのアプリケーションが保存されているネットワークデバイスへの適切なアクセス権をシステムに対して設定する必要があります。

1.      Hyperion Enterprise Reporting Webをインストールすると、ユーザ情報を設定するプロンプトがセットアッププログラムで表示されます。ここでは、ホストのWindowsサーバにログオンし、アプリケーションが保存されているネットワークデバイスにアクセスする際に使用するユーザIDおよびパスワードを入力するように求められます。

2.      ユニバーサル命名規則(UNC)に従って、Webサーバ上に保存されている各製品のアプリケーションのINIファイル内のパス名を編集します。アプリケーションのINIファイルの編集方法については、Hyperion製品に付属しているマニュアルを参照してください。

注:Hyperion Enterprise Reportingに含まれるdemo.iniファイルを編集する必要はありません。

Ø       ネットワークを介してHyperionデータにアクセスする手順は次のとおりです。

注:これらの手順は、インストール処理の一部として自動的に実行されます。

1.     サーバにログオンして、コンピュータに設定されているものと同じIDとパスワードをセットアップします。両システムとも、同じIDおよびパスワードを設定する必要があります。設定したIDに、アプリケーションの一般ユーザと同じアクセス権を設定します。

注:NTまたはNovellのいずれを使用している場合でも、ファイルサーバのアカウントは複数ログオン機能が有効になっている必要があります。

2.     [スタート]メニューから、[プログラム] [Hyperion Solutions][Hyperion Enterprise Reporting][Webサーバー管理]の順に選択します。

注:このオプションを設定するには、Hyperion Enterprise Reporting Webサーバ管理をWebサーバから実行する必要があります。このオプションは、ワークステーションからは正しく設定できません。

3.     [オプション]を選択します。

4.     [ネットワーク]タブで、Hyperion Enterprise Reportingから他のネットワークデバイスへのアクセスを許可するためのオプションを選択します。

5.     作成したNTユーザ名とパスワードを入力し、[OK]をクリックします。

6.     ドライブ指定の文字ではなく、ユニバーサル命名規則に従って製品のINIファイル内のパス名を編集します。次の形式を使用します。

\\Server\Sharename

ここで、Serverはホストサーバの名前、Sharenameはアプリケーションが常駐するサーバの共有フォルダの名前です。

エージェント通知プロパティ

Financial Agentsモジュールには、デフォルトで電子メール通知とWeb通知の2種類のアクションがあります。これらのアクションのプロパティは変更しないでください。変更した場合、次の情報を参照して元に戻すことができます。

電子メール通知

アクション名

電子メール

アクションの説明

電子メールの送信

ProgID

SCHD.ACTIONEMAIL

機能

送信

ユーザインターフェイス

編集ボックス

ラベル

電子メールアドレス

Web通知

アクション名

電子メール

アクションの説明

エージェント通知Webページの更新

ProgID

SCHD.ACTIONWEB

機能

追加

ユーザインターフェイス

なし

ラベル

(空白)

エージェントとセキュリティ

·         エージェントを作成する場合、そのエージェントにアクセス可能なユーザおよびグループのIDのリストを定義します。

APPLISTでの説明の表示に関して

·         APPLIST関数を使用してシステムのアプリケーション一覧を表示する場合、アプリケーションのラベルのみが表示され、説明は表示されません。これは、説明が含まれないhypent.ini ファイルから一覧が読み込まれるためです。

自動調査

·         Hyperion Enterprise Reporting Windows Clientで定義したカスタム調査のみがサポートされています。自動調査はサポートされません。

関数

·         Hyperion Enterprise Reporting Webに@ASK関数を使用する場合、1つの要素に複数のディメンションを選択できません。@ASK関数は個々のディメンションメンバーとのみ機能し、レポートまたはリストではサポートされません。8-601793718および6826566

外部認証

·         外部認証がHyperion Enterprise Reporting Webで有効に設定され、Enterpriseアプリケーションでは有効に設定されていない場合、EnterpriseはHyperion Enterprise Reporting Webにログオンすることができません。

·         Hyperion Enterprise Reporting Webをアンインストールすると、外部認証が有効に設定されたEnterpriseアプリケーションは機能しなくなります。

エージェントモニタ実行中のシステムの日付と時刻の変更

·         エージェントモニタサービスの実行中は、システムの日付と時刻を変更しないでください。システムの日付と時刻を変更する場合は、エージェントモニタサービスを終了してから行ってください。

ブラウザより幅の広いレポートでのレポートヘッダーのセンタリング

Webブラウザの表示領域よりもレポートの幅が広い場合、レポートヘッダーは通常、ブラウザの表示領域に対してセンタリングされます。但し、使用しているテンプレートを修正することによって、Webブラウザより幅の広いレポートのヘッダーをレポート全体に対してセンタリングすることができます。この設定は、レポートヘッダー(%HEADER%変数)およびレポートの本文を格納するテーブル(%REPORT%変数)が外側のテーブルに格納されるようにテンプレートを修正し、%HEADER%変数をテーブルの最初の行に、%REPORT%変数を格納するテーブルを2番目の行に記述します。

次の手順では、REPORT.HTXテンプレートを例として使用します。

Ø       Webブラウザよりも幅の広いレポートのヘッダーをレポート全体に対してセンタリングするようテンプレートを修正するには、次のようにします。

1.     テンプレートファイル(.HTX ファイル)をメモ帳またはHTMLエディタで開きます。テンプレートファイルは、scriptsディレクトリにあります。

2.     次の行を変更します。

%HEADER%

<P>

<CENTER><TABLE CELLPADDING=3 CELLSPACING=0>

%REPORT%

</TABLE></CENTER>

次のように変更します(追加する行を太字で示しています)。

<TABLE>

<TR>

<TD>

%HEADER%

<P>

</TD>

</TR>

<TR>

<TD>

<CENTER><TABLE CELLPADDING=3 CELLSPACING=0>

%REPORT%

</TABLE></CENTER>

</TD>

</TR>

</TABLE>

レポートの複数列にまたがる見出しのセンタリング

列見出し行の設定が実際の行数に満たないと、レポートの表示でHTTP 500エラーが発生します。これを修正するには、次のいずれかの操作を行います。

·         [書式][レイアウト]を選択し、列見出し行が切り詰められないように[列見出し行]の値を増やします。 

·         列の行数を減らしてタイトル計算式を変更し、必要な情報だけを表示するようにします。  44203

スクリプトチェック機能

·         条件およびエージェント定義のスクリプトチェック機能では、条件スクリプトまたはエージェント条件に入力したオブジェクトの名前はチェックされません。無効なオブジェクト名は、実行時エラーの原因になります。スクリプトを実行する前に、入力したオブジェクト名を注意して確認してください。

注:スクリプトまたはエージェント条件を定義するときは、スペルを慎重に確認してください。スペルに誤りのあるスクリプト要素は、オブジェクト名として解釈される場合があります。例えば、IF THENステートメントでIFのスペルを間違えた場合、その文字列はオブジェクトとして解釈されるため、エラーとして識別されません。

複数のユーザによるエージェントの編集

·         複数のユーザが同時に同じエージェントを編集する場合、最後に保存したユーザの変更内容が保存されます。他のユーザがエージェントを編集しているときにエージェントから情報を削除すると、他のユーザは変更内容を保存できなくなる可能性があります。この状態が発生した場合は、変更内容をキャンセルし、エージェントを閉じて再び開いてください。

条件スクリプトおよびテンプレートファイル

·         条件ベースのページを定義する場合、システムで正しく処理されるよう、定義する条件スクリプトとそれらが参照するテンプレートをspider.dllファイルのあるコンピュータ上に置く必要があります。発生する可能性のあるエラーについて詳しくは、『Hyperion Enterprise Reportingテクニカルリファレンスガイド』の「エラーとログファイル」の項を参照してください。

Distributed Retrieve

·         Hyperion Distributed Application Clientのワークステーションインストールを実行した場合、Distributed Retrieveの起動時に、認識できない書式を示すエラーメッセージが表示されることがあります。この問題を解決するには、ユーザ環境変数にDistributed Application Clientのパスステートメントを追加します。  116915

·         hsdist.exeのカスタムインストールでHyperion Distributed Retrieveのみをインストールした場合、アプリケーションをExcelで開こうとするとDoManageAppで例外が発生したことを示すエラーメッセージが表示されます。この問題を解決するには、Hyperion Distributed RetrieveおよびHyperion Distributed Schedulesの両方をインストールしてください。35808

·         Hyperion Distributed RetrieveをMicrosoft Excelと使用する場合、Excelのマクロの保護設定を中以下に設定してください。高に設定されている場合、Hyperion Distributed Retrieveは読み込まれません。241140

Distributed Schedules

·         データ入力の検証が含まれる場合、その処理はサーバではなくクライアントコンピュータで行う必要があります。  3614

·         Distributed Schedulesのクライアントのデータの視点(POV)でSUBACC1およびSUBACC2が保存されていない場合、次の手順で問題を回避できます。6649

1.      SUBACC1およびSUBACC2以外のすべてのPOV項目を[なし]以外に設定します。

2.      Distributed Schedulesでレポートを開き、プログラムを終了します。

3.      Distributed Schedulesにログオンし直し、SUBACC1およびSUBACC2のPOV項目を[<なし>]に設定します。

4.      Distributed Schedulesでレポートを開き、プログラムを終了して開き直します。

5.      これでSUBACC1およびSUBACC2のPOVが保存されます。

Ø       [データの視点の編集]機能でchpov.htxファイルの代わりにカスタムテンプレートを使用するには、次の手順に従います。

1)     povedit.htxファイルをコピーします。

2)     povedit.htxファイルのコピーのForm Actionセクションに新しい行を挿入します。

<INPUT TYPE="hidden" NAME="pfile" VALUE="Template.htx">

ここで、VALUEには、chpov.htxの代わりに使用するカスタムテンプレートの名前を指定します。

3)     URLには、次の構文を使用します。

http://Path/spider.dll?editpov&[sys=]System&[app=]Application[&tfile=Template.htx]

tfileテンプレートには、手順1と2で作成したpovedit.htxファイルのコピーを指定します。3-382468、3-402238

Distributed Applications

·         Distributed Applicationsは、SSLが有効なネットワーク上で正しく機能しない場合があります。8-586520271

Enterprise Reporting Webセッションの終了

·         [タスク][Hyperionへのリンク][HER Web]の順に選択してHyperion Enterprise Reporting Webを起動した場合、Hyperion Enterprise Reporting Webブラウザウィンドウを閉じてセッションを終了してください。[ログオフ]ボタンをクリックすると、今回のリリースでは画面が正常に表示されなくなります。6349

データの視点(POV)編集ページに表示されるディメンションメンバー数の制限

·         ユーザがデータの視点(POV)の編集ページでデータの視点ディメンションを編集する場合、選択したディメンションに対して表示できる最大数のディメンションメンバーの値が表示されます。ユーザはこの値を変更できます。MAXENTRIESLISTとspider.iniファイルの[DEFAULT]セクションに値を追加することで、すべてのユーザのすべてのディメンションに対するデフォルトの最大値を設定できます。spider.iniファイルにこのエントリを追加しない場合、100がデフォルト値として使用されます。

ブラウザにより制限される最大のレポートサイズ

·         非常に大きいレポートを実行すると、作成されるHTMLページが大きすぎてクライアントコンピュータのWebブラウザで表示できない場合があります。クライアントコンピュータで表示できる最大のレポートサイズは、クライアントコンピュータのWebブラウザおよび利用可能なメモリによって決まります。

Webファイルの編成

·         カスタムファイルへの完全または部分的なパスをシステムレジストリに指定することで、完全なサーバパスを指定せずにファイルへアクセスできます。HKEY_LOCALMACHINE\SOFTWARE\Hyperion Solutions\Hyperion Enterprise Reportingに新たに追加された[Path]レジストリ設定を使用して、1つまたは複数のディレクトリへの完全または部分的なパスを指定できます。複数のディレクトリを指定する場合は、セミコロンで区切ります。パスステートメントの検索は左から右に行われます。

レポートの書式

·         Hyperion Enterprise Reporting Webでは、Hyperion Enterprise Reporting Windows Clientで定義された書式が保持されます。但し、HTMLの書式機能がHyperion Enterprise Reporting Windows Clientと完全には一致しないため、一部の書式はHyperion Enterprise Reporting Windows Clientと異なる書式でWebブラウザに表示されたり、あるいは表示されないこともあります。6996

サポートされる書式

次に、Hyperion Enterprise Reporting WebでサポートしているHyperion Enterprise Reporting Windows Clientの書式を示します。

·         フォントの種類、サイズ、および色はHTMLタグを使用して指定されますが、一部のブラウザでは認識されません。

·         静的レポートまたはパッケージの場合は、[グリッド上にレポートを表示する]オプションを選択すると、テーブル内のすべてのセルの周囲に罫線が引かれます。動的レポートについては、適切なテンプレートを編集し、BORDER=1を<TABLE>要素に追加する必要があります。

·         下線は次のような定義に従って引かれます。

- 文字(フォント)の下線には<U>タグが使用されます。

- 通常の下線または上線には、<HR>タグが使用されます。

- 二重下線には、<HR SIZE=5>タグが使用されます。このタグは太い横線を意味し、ブラウザではサポートされません。

- 連続下線には、区切られたテーブル行に<HR>タグを使用します。

·         影付き文字は<TD>要素のBGCOLOR属性を使用して実装されます。この機能は、一部のブラウザではサポートされません。

·         セルの配置(左揃え、右揃え、中央揃え)が実装されています。

·         行間隔(前後のスペースおよび行数)がサポートされます。

·         列間隔(前後のスペース)がサポートされます。

·         複数の列にわたって表示される列ヘッダーがサポートされます。

·         列見出しの中央揃えがサポートされます。

サポートされない書式

次に、Hyperion Enterprise Reporting WebでサポートしていないHyperion Enterprise Reporting Windows Clientの書式を示します。

·         レポート内で選択されているセルのグリッド線

·         列間隔(改行後)

·         マージン設定

·         列と行ヘッダーの幅

·         IND関数

·         ヘッダーが保護されているレポートはFirefoxで表示できますが、保護されているヘッダー機能は使用できません。1-345478401、6747786、6822954、6798223

レポートの名前

·         エージェントまたは条件スクリプトとの併用を予定しているレポートでは、レポート名が文字で始まっている必要があります。これらのレポート名の先頭に数字を使用すると、条件スクリプトまたはエージェント条件を評価するときに、システムでレポート名として認識されなくなります。

条件ベースのテンプレートファイル移動に関する制限事項

·         条件スクリプトのテンプレートファイルを、スクリプト作成時のディレクトリ以外の場所に移動する場合、メモ帳などのテキストエディタを使ってスクリプトファイルを手動で編集し、テンプレートの新しい位置を指定する必要があります。例えば、sales.htxテンプレートファイルを参照するslswatch.cbpという名前の条件スクリプトがあるとします。このテンプレートファイルを/hspiderディレクトリから/criteriaという1つ上のディレクトリに移動する場合、テキストエディタでスクリプトファイルslswatch.cbpを編集して、テンプレートファイルへのパスを../criteria/sales.htxに変更する必要があります。

エージェント条件のSUBステートメントの自動挿入

·         『Hyperion Enterprise Reporting管理者用ガイド』で説明されているように、Sub Eval.AgentおよびEnd Subステートメントはエージェント条件に自動的に挿入されます。これらのステートメントを入力すると、システムによる条件評価でエラーメッセージが返されます。

動的レポートの展開オプションの無効化

Hyperion Enterprise Reporting Windows Clientの展開オプションを無効にしても、レポートを再コンパイルしない限りHyperion Enterprise Reporting Webの動的レポートは自動的にオフになりません。

Ø       Hyperion Enterprise Reporting Windows Clientでレポートを再コンパイルするには、次の手順に従います。

1.      レポートツリーを開きます。

2.      コンパイルするレポートを選択します。

3.      選択したレポートを右クリックし、[レポートのチェック]を選択します。

Webサイトウィザード

·         Webサイトウィザードを使用してWebサイトを作成した場合、システムのデータの視点があらかじめ最下位エンティティとして設定されていると、基準ベースのページにある順位付けやスコアカードに基づくリンクをクリックしたときに空白のページが表示されます。この問題を回避するには、最下位以外のエンティティを選択します。

·         Webサイトウィザードを使用して作成したWebページで、ヘッダーが保護されている小さなレポートを表示すると、フッター情報がリンクに影響を与えることがあります。この問題は、ページの左側に多数のリンクが存在し、レポートのサイズが小さい場合のみに発生します。

·         Webサイトウィザードを使用してWebページを作成する場合、Webの名前では大文字と小文字が区別されます。大文字と小文字を間違えると、同じ名前で、大文字と小文字の使い分けが異なる新規のWebサイトが作成されてしまうため、注意してください。

·         WebサーバのWebサイトウィザードの起動時に"ランタイムエラー76"が発生した場合は、Microsoft Front Page 2000(およびそのサーバ拡張機能)がインストールされていないことを意味します。 58932

·         WebサーバのWebサイトウィザードはMicrosoft FrontPage 2000のみと連動します。8-578014988

·         Webサイトウィザードのテンプレートファイルは、WINDOWS\system32\wiztmplディレクトリにインストールされています。Webサイトウィザードをエラーなく実行するには、これらのファイルを<インストールディレクトリ>\Hyperion Solutions\Hyperion Enterprise Reporting Web Server\wiztmplにコピーしてください。6770857

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Hyperion Enterprise

Hyperion Enterprise Reporting WebをHyperion Enterpriseおよびそのコンポーネントと併用している場合、次の事項に注意してください。

·         使用するコンピュータのシステムパスにHyperion Enterpriseがあることを確認してください。

·         Hyperion EnterpriseからサンプルWebサイトを表示するには、IDにadminを使用して(パスワードなし)、デモアプリケーションにログインしてください。サンプルWebサイトでは、repeng.iniファイルの[DRIVERS32]セクションで、EnterpriseがHyperion Enterpriseシステムの製品識別子として使用されます。この作業はインストールプログラムで自動的に行われます。アプリケーションをXA 4.7からHyperion Enterprise 6.5.1に変換する必要があります。

·         イベントログ:

o        イベントログ内では、Distributed RetrieveおよびDistributed SchedulesのソースラベルはDistributed Applicationsとして表示されます。3-401489

o        これらのモジュールの記録は、イベントログ内で製品名として全製品を選択しても、確認できません。

o        Common Security ServicesおよびData ServerでHyperion Enterpriseアプリケーションを有効にしている場合、イベントログ内では、MDBファイルのSpider_Poolerのユーザ情報が_csstoken_userという書式IDで表示されます。1-85906751、3-401489

·         バージョン6.4.x、6.5または6.5.0.1のEnterpriseを使用する際は、[スタート][プログラム][Windows]の順に選択するか、デスクトップ上のショートカットからHERを起動します。    8944785    

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Hyperion Essbase

ここでは、Hyperion EssbaseおよびHyperion Enterprise Reporting Windows ClientとそのWebユーザ向けの重要なリリース情報を記載します。各項目を十分注意してお読みください。

Hyperion Reporting Client

·         Essbase用にHyperion Enterprise Reportingをインストールする際、Enterprise Webサーバを参照するためのページが表示されます。Essbaseユーザの場合、このページを無視してインストール作業を続行できます。3-374190

·         データ入力レポートでは、[レポートにおけるデータの視点]で、すべての属性ディメンションを必ず<なし>に設定してください。また、列または行の計算式に属性ディメンションが含まれていないことも確認してください。

·         列または行に属性ディメンションを使用するレポートでは、データの視点に関わりなく、データのセルステータスは"算出項目"として表示されます。

·         <なし>に設定されていない属性ディメンションがレポートのデータ視点に含まれている場合、レポートには"算出項目"というステータスのデータが表示されます。

·         ファイルまたはURL形式でリンクされたレポートオブジェクトは、Hyperion Enterprise Reportingではテキストが正しく表示されません。121035

·         Retrieveから、Hyperion EssbaseアドインとHyperion Enterprise Reporting Analystの両方を起動しないでください。これらの2つのアドインは、別々に使用する必要があります。163938

·         Essbaseの使用時には、レポートオプションの[ゼロは非表示]および[データなしを非表示]は利用できません。

·         Essbase サーバを起動する前にHyperion Enterprise Reportingにログインしようとすると、“Server Returned an Error. Unable to connect to localhost”(サーバがエラーを返しました。localhostに接続できません。)というメッセージが表示されます。この問題を解決するには、タスクマネージャを使用して、共通ログオン(Hyperion Common Logon)に関連したタスクを終了します。Essbaseサーバを起動して、もう一度Hyperion Enterprise Reportingにログインしてください。383430

·         HTMLでのデータ入力時、Essbaseを使用しているとHyperion Enterprise Reporting WebではPOVを変更できません。レポート入力用にPOVをハードコード化するか、syslistを参照してデータを再入力してください。391993 

Hyperion Enterprise Reporting Webのパフォーマンスの向上

次の方法で、Hyperion Enterprise Reporting Webサーバのパフォーマンスを向上させることができます。

·         Microsoft IISのログ、Hyperion Enterprise Reporting Webのspider.logファイル、およびcda.logログファイルなど、すべてのログファイルの機能を無効にします。IISのログは、IISの一部であるインターネットサービスマネージャを使用して設定を変更できます。spider.logおよびcda.logspider.iniファイル内のエントリによって使用可能になります。これらのログファイルについて詳しくは、『Hyperion Enterprise Reportingテクニカルリファレンスガイド』を参照してください。

·         Hyperion Enterprise Reporting Windows Clientで、[データ量の多いレポートの最適化]オプションをオンにします。24368

·         レポートの動的な機能を可能な限り使用してレポートを最適化します。複数行の複数のアイテムをハードコードしないようにします。

·         Essbase.cfgファイルでNETDELAYを100に設定します。このファイルは、Essbase/binディレクトリにあります。このファイルが見つからない場合は作成してください。

·         Hyperion Essbaseデータベースの設定でデータ取得バッファのサイズを増やします。

注:  ユーザが最初にレポートにアクセスしたとき、レポート定義がキャッシュされます。同じレポートに次回アクセスする場合には、レポート定義がローカルに保存されており、Hyperion Essbaseサーバから検索する必要がないためパフォーマンスが向上します。キャッシュについて詳しくは、『Hyperion Enterprise Reporting Serverセットアップガイド』の索引で「キャッシュ」を参照してください。

Essbase.exeとエージェントモニタサービスの設定

·         WebサーバとHyperion Essbaseサーバが同じコンピュータ上にある場合、REQSTARTセクションをspider.iniファイルに追加して、エージェントモニタサービスとHyperion Essbaseが適切に開始されるようにする必要があります。次の構文を使用します。

[REQSTART]

Proc0=essbase.exe

 

スタートアップ時、エージェントモニタサービスはspider.iniファイルのReqStartセクションで指定されたプロセスを検索し、これらのプロセスが開始されるまで待機します。エージェントは、Hyperion Essbaseが開始されるまで処理されません。エージェントモニタについて詳しくは、『Hyperion Enterprise Reportingセットアップガイド』または『Hyperion Enterprise Reporting管理者用ガイド』のエージェントモニタに関する説明を参照してください。

データ入力とセルステータス

·         データ入力レポートでセルステータスに関する機能を使用するには、Hyperion Enterprise Reporting Windows Clientでレポートを開くか作成します。[タスク]メニューの[レポートオプション]を選択し、[データ量の多いレポートの最適化]の選択を解除します。6820548

このオプションを選択しない場合、データセルは“入力項目”として、つまり入力可能な状態で表示されますが、加えた変更はデータベースに保存されません。

データ入力レポートのセルの表示色について

·         Hyperion Essbaseデータ入力レポート内で、データの含まれていない入力領域のセルの色を正しく表示するには、Hyperion Enterprise Reporting Windows Clientで[データ量の多いレポートの最適化]オプションを無効にします。

Hyperion EssbaseとHyperion Distributed Retrieveの互換性

·         Hyperion Distributed Retrieveは、Hyperion Essbaseではサポートされていません。

Hyperion Enterprise Reporting Webサーバ上のHyperion Enterprise Reporting Windows ClientでHyperion Essbaseアプリケーションを最初に開く

·         Hyperion Essbaseアプリケーションは、Hyperion Enterprise Reporting Webと併用する前に、Hyperion Enterprise Reporting Windows Clientで開き、データの視点(POV)を設定する必要があります。

用語の変更(Hyperion Essbaseユーザ対象)

Hyperion Enterprise Reporting WebをHyperion Essbaseと併用している場合、『Hyperion Enterprise Reporting管理者用ガイド』で使用されていた用語の一部が変更されました。重要な変更は次のとおりです。

·         システム(System)− spider.dll関数構文のパラメータとして使用される場合、およびspider.iniファイルのセクションで使用される場合は、Hyperion EnterpriseなどのHyperion製品を指します。Hyperion Essbaseを使用している場合は、次の構文を使用してください。

Essbase-server\Essbase application name

ここで、Essbase-serverは、repeng.iniファイル内のHyperion Essbaseドライバ名と、Hyperion Essbaseサーバ名をハイフンで区切ったものです。

·         製品(Product)− spider.iniファイルのセクションで使用されている場合は、Hyperion EnterpriseなどのHyperion製品を指します。Hyperion Essbaseを使用している場合は、次の構文を使用してください。

Essbase-server\Essbase application name

ここで、Essbase-serverは、repeng.iniファイル内のHyperion Essbaseドライバ名と、Hyperion Essbaseサーバ名をハイフンで区切ったものです。

·         アプリケーション(Application)− spider.dll関数構文のパラメータとして使用される場合、およびspider.iniファイルのセクションで使用される場合は、Oracle Hyperion® Enterprise®アプリケーションなどのHyperion製品のアプリケーションを指します。Hyperion Essbaseを使用している場合は、Hyperion Essbaseデータベース名を使用してください。

spider.dll関数について詳しくは、『Hyperion Enterprise Reportingテクニカルリファレンスガイド』のHyperion Enterprise Reporting Webサーバのダイナミックリンクライブラリ(DLL)に関する説明を参照してください。

Essbaseアウトラインの更新

·         Essbaseのアウトラインに対してディメンションを追加または削除する場合、レポートライターのレポートスクリプトを再コンパイル(再チェック)する必要があります。  29499、25414

[次のログイン時にパスワードを変更する]オプション

·         Hyperion Essbaseの[次のログイン時にパスワードを変更する]オプションは、Hyperion Enterprise Reporting Webサーバユーザに対して選択しないでください。このオプションは、今回のリリースではサポートされていません。このオプションをHyperion Essbaseで選択すると、ユーザはHyperion Enterprise Reporting WebサーバからHyperion Essbaseデータベースにアクセスできなくなります。

ClearCacheを使用したHyperion Essbaseデータへのアクセス

·         Hyperion Enterprise Reporting WebをHyperion Essbaseと併用しているときにHyperion Essbaseサーバがなんらかの理由で停止した場合、データにアクセスするには通常、Hyperion Enterprise Reporting Webサーバを再起動する必要があります。Hyperion Enterprise Reporting Webサーバを再起動せずに済むようにするには、WebブラウザのURLに[ClearCache]コマンドを入力することで、エンドユーザが再びHyperion Essbaseデータを使用できるようになります。次の[ClearCache]コマンドをWebブラウザのURLに入力します。

http://path/spider.dll?clearcache&sys=&app=

ここで、pathspider.dllファイルへのパスです。

注:[ClearCache]コマンドを使用して特定のアプリケーションのキャッシュをクリアすると、Hyperion Enterprise Reporting Webによって、使用可能なすべてのアプリケーションが再入力されます。

異なるコンピュータ上でのHyperion Essbaseデータベースの使用

·         Hyperion EssbaseのHyperion Enterprise Reporting Windows Client ODBCシステムデータソースまたはHyperion Essbaseレポートがネットワーク上の異なるデバイスに保存されている場合は、ユニバーサル命名規則(UNC)に基づいて、ネットワーク上のそのデバイスに対するすべての参照先を変更する必要があります。Hyperion Essbaseドライバ用のREPENG.INIファイルに一覧表示されているレポートディレクトリ、およびHyperion EssbaseのHyperion Enterprise Reporting Windows Client ODBCシステムデータソースのネットワークパスには、ユニバーサル命名規則(UNC)を使用してください。次の形式を使用します。

\\Server\Sharename

ここで、Serverはホストサーバの名前、Sharenameはサーバの共有フォルダの名前です。

このリリースで修正された不具合

Analyst 

·         Hyperion Analystで、エンティティディメンションの拡張が、前のセッションが開いている場合でも後続のAnalystセッションに適用されるようになりました。   7243946   

パッケージ 

·         パッケージのエクスポートを取り消してから同じパッケージを印刷する場合に、[エクスポート]ダイアログボックスではなく[印刷]ダイアログボックスが正しく表示されるようになりました。    7134055    

インストール

·         [Hyperion Enterprise Reporting]、[Windows Clientツール]の順に選ぶことで[Analyst]メニューオプションを選択すると、Hyperion Retrieve for Reportingの他にHyperion Analystも開かれるようになりました。    6562117   

·         ワークステーションインストールでHRPrinterドライバが正しくインストールされるようになりました。    7678230    

 

レポート

·         期間ごとの親子関係アプリケーションでレポートスクリプトを実行すると、レポートスクリプトにフィールドディメンションPCONS、POWNおよびPCTRLが含まれている場合はエラーが発生します。但し、レポートスクリプトが動的な場合は、@DEP関数のみがレポートの行を返します。その他のエンティティディメンション関数は何も返しません。  6559190    

·         複合レポートを作成した後、レポートのセキュリティクラスを変更しても、このレポートは問題なく再び開くことができます。    8471570    

·         複合レポートをExcelにエクスポートする際、列見出しがスプレッドシートに含まれるようになりました。   8417051    

·         HER Clientで、GDIリソース制限に達すると警告メッセージが表示されるようになりました。   7538226   

·         レポートのデータの視点で@ask関数を使用して指定されたサブ勘定科目表が、レポートの実行時に使用されるようになりました。    6535495    

·         BET関数が、それぞれの勘定科目種別に従って勘定科目の相違を評価するようになりました。    7309489     

·         レポートをExcelにエクスポートする場合、ファイル名にはパスも含めて最大218文字を使用できるようになりました。     6562116    

·         レポートをExcelにエクスポートする場合、[書式]メニューから[スタイル]を選択してもエラーが発生しなくなりました。    6835621    

·         レポートセット内のレポートがアルファベット順にソートされるようになりました。   6558189 および6554713    

データ入力表

·         エンティティにドリルダウンする際、ダブルクリックでPOVのエンティティを選択できるようになりました。   8259439    

Webサーバ

·         Windows 2008 Serverの使用時に、Excelrep関数を使用するため、Desktopというフォルダを<ドライブ名>:\Windows\System32\config\systemprofileの下に作成します。    8934365 次のリリースでは、この情報はreadmeから『HER管理ガイド』に移動する必要がある    

·         Hyperion Enterprise Reporting Webで、@ASK関数を使用して、別のレポートをインポートするレポートをプレビューできるようになりました。    7243965   

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マニュアルの更新情報

·         文書内に記述されているHyperionの会社名および製品名は、現在では適用されません。

·         Oracle Hyperion® Enterprise® ReportingでLotus 1-2-3がサポートされなくなったことに関して、マニュアルが更新されています。8-631041171

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