Oracle HTML DBユーザーズ・ガイド
リリース2.0
B25045-01
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21 SQLワークショップ・ユーティリティの使用

このセクションでは、SQLワークショップ・ユーティリティを使用して、データベースからのデータのインポートおよびエクスポート、DDLの生成、オブジェクト・レポートの表示、データベースの監視、削除されたデータベース・オブジェクトのリストアを行う方法について説明します。

内容は次のとおりです。

データベースとのデータのインポートおよびエクスポート

「データのインポート/エクスポート」ページを使用すると、ホスティングされたデータベースとの間でデータをインポートまたはエクスポートできます。インポート可能な形式は次のとおりです。

エクスポート可能な形式は次のとおりです。

内容は次のとおりです。

「データのインポート/エクスポート」ページへのアクセス

「データのインポート/エクスポート」ページにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

    SQLワークショップのホームページが表示されます。

  2. 「ユーティリティ」をクリックします。

  3. 「データのインポート/エクスポート」をクリックします。

    「データのインポート/エクスポート」ページが表示されます。

  4. データのインポート、データのエクスポートまたはインポート・リポジトリの表示を行うには、該当するアイコンをクリックします。

データのインポート

Oracle HTML DBを使用して、次の方法でOracleデータベースにデータをインポートできます。

  • スプレッドシートからデータをコピー・アンド・ペーストする。

  • 区切り形式(カンマ区切り(.csv)、タブ区切りなど)でスプレッドシート・ファイルをアップロードする。

  • カンマ区切りデータまたはタブ区切りデータを含むテキスト・ファイルをアップロードする。

このセクションの構成は次のとおりです。

テキスト・ファイルのインポート

30KB未満のファイルの場合、タブ区切りデータを「テキストのインポート」ウィザードに直接コピー・アンド・ペーストできます。30KBより大きいファイルの場合、別のファイルをアップロードする必要があります。

テキスト・ファイルをインポートするには、次のステップを実行します。

  1. 「データのインポート/エクスポート」ページにナビゲートします。

    1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

    2. 「ユーティリティ」をクリックします。

    3. 「データのインポート/エクスポート」をクリックします。

  2. 「インポート」をクリックします。

  3. 「テキスト・データのインポート」をクリックします。

    「テキストまたはスプレッドシート・データのインポート」ウィザードが表示されます。

  4. 「インポート先」で、「既存の表」または「新しい表」のいずれかを選択します。

  5. 「インポート元」で、「ファイルをアップロード」または「コピー・アンド・ペースト」のいずれかを選択します。

  6. 画面に表示されるステップに従います。

XML文書のインポート

データ・ワークショップでは、標準XML仕様に準拠したXML文書のインポートがサポートされています。

XML文書をインポートするには、次のステップを実行します。

  1. 「データのインポート/エクスポート」ページにナビゲートします。

    1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

    2. 「ユーティリティ」をクリックします。

    3. 「データのインポート/エクスポート」をクリックします。

  2. 「インポート」をクリックします。

  3. 「XMLデータのインポート」をクリックします。

    XMLのインポート」ウィザードが表示されます。

  4. 画面に表示されるステップに従います。

スプレッドシート・データのインポート

テキストをコピー・アンド・ペーストするか、またはファイルをインポートして、スプレッドシート・データをロードできます。テキストをコピー・アンド・ペーストするには、スプレッドシート・ファイルが30KB未満である必要があります。30KBより大きいファイルの場合、区切り形式(カンマ区切り(.csv)、タブ区切りなど)でファイルをインポートしてから、そのファイルをアップロードして、データを新しい表または既存の表にロードします。

スプレッドシート・データをインポートするには、次のステップを実行します。

  1. 「データのインポート/エクスポート」ページにナビゲートします。

    1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

    2. 「ユーティリティ」をクリックします。

    3. 「データのインポート/エクスポート」をクリックします。

  2. 「インポート」をクリックします。

  3. スプレッドシート・データのインポート」をクリックします。

    スプレッドシート・データのインポート」ウィザードが表示されます。

  4. 「インポート先」で、「既存の表」または「新しい表」のいずれかを選択します。

  5. 「インポート元」で、「ファイルをアップロード」または「コピー・アンド・ペースト」のいずれかを選択します。

  6. 画面に表示されるステップに従います。

インポート・データ・リポジトリの表示

インポートしたデータをテキスト・データのインポート・リポジトリに表示できます。

インポートしたデータを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「データのインポート/エクスポート」ページにナビゲートします。

    1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

    2. 「ユーティリティ」をクリックします。

    3. 「データのインポート/エクスポート」をクリックします。

  2. 「インポート・リポジトリ」をクリックします。

  3. ビューにフィルタを適用するには、「表示」リストでフィルタを選択して、「実行」をクリックします。

  4. インポートされたファイルの詳細を表示するには、「詳細」 アイコンをクリックします。

  5. ファイルをダウンロードするには、ファイル名をクリックします。

  6. ファイルを削除するには、ファイル名の横のチェック・ボックスを選択して、「チェックした項目の削除」をクリックします。

データのエクスポート

「データのインポート/エクスポート」ページを使用して、表のコンテンツをテキスト・ファイルまたはXML文書にエクスポートすることもできます。

このセクションの構成は次のとおりです。

テキスト・ファイルへのエクスポート

テキスト・データのエクスポート」ウィザードを使用すると、表のコンテンツをテキスト・ファイルにエクスポートできます。たとえば、表全体をカンマ区切りファイル(.csv)にエクスポートできます。

表をテキスト・ファイルにエクスポートするには、次のステップを実行します。

  1. 「データのインポート/エクスポート」ページにナビゲートします。

    1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

    2. 「ユーティリティ」をクリックします。

    3. 「データのインポート/エクスポート」をクリックします。

  2. エクスポート」をクリックします。

  3. 「テキストにエクスポート」をクリックします。

    「テキストにエクスポート」ウィザードが表示されます。

  4. 画面に表示されるステップに従います。

スキーマを選択し、エクスポートする表と列を選択します。列値を区切るセパレータのタイプ、および一重引用符または二重引用符を使用して列のテキスト文字列を識別するかどうかも指定できます。

XML文書へのエクスポート

XMLのエクスポート」ウィザードを使用すると、表のコンテンツを標準XML仕様に準拠したXML文書にエクスポートできます。

表をXML文書にエクスポートするには、次のステップを実行します。

  1. 「データのインポート/エクスポート」ページにナビゲートします。

    1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

    2. 「ユーティリティ」をクリックします。

    3. 「データのインポート/エクスポート」をクリックします。

  2. エクスポート」をクリックします。

  3. 「XMLにエクスポート」をクリックします。

    「XMLにエクスポート」ウィザードが表示されます。

  4. 画面に表示されるステップに従います。

スキーマを選択し、エクスポートする表と列を選択します。

テキスト・データのインポート・リポジトリの使用

インポートされたファイルはテキスト・データのインポート・リポジトリに格納されます。

テキスト・データのインポート・リポジトリにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. 「データのインポート/エクスポート」ページにナビゲートします。

    1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

    2. 「ユーティリティ」をクリックします。

    3. 「データのインポート/エクスポート」をクリックします。

  2. 「インポート・リポジトリ」をクリックします。

  3. 表示にフィルタを適用するには、「表示」リストでフィルタを選択して、「実行」をクリックします。

  4. 特定のファイルの詳細を表示するには、「ビュー」アイコンをクリックします。

  5. インポートされたファイルを削除するには、そのファイルのチェック・ボックスを選択して「チェックした項目の削除」をクリックします。

DDLの生成

Oracle HTML DBをOracle Database 10g リリース1(10.1)以上で実行している場合は、Oracleデータ・ディクショナリからデータ定義言語(DDL)文を生成できます。 それらのスクリプトを使用して、データベース・スキーマ・オブジェクトを作成または再作成できます。 スクリプトは画面上で作成するか、SQLスクリプトとして保存することができます。 特定のスキーマのすべてのオブジェクト、特定のオブジェクト・タイプまたは特定のオブジェクトに対して、作成スクリプトを生成できます。

DDL文を生成するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

  2. 「ユーティリティ」「DDLの生成」の順にクリックします。

    「DDLの生成」ウィザードが表示されます。

  3. 画面に表示されるステップに従います。


参照:

  • DDL文については、『Oracle Database SQLリファレンス』を参照してください。

  • データ・ディクショナリについては、『Oracle Database概要』を参照してください。


オブジェクト・レポートの表示

SQLワークショップには、データベース内のオブジェクトをより効率的に管理できる様々なオブジェクト・レポートが含まれます。

このセクションの構成は次のとおりです。

すべてのオブジェクト・レポートの表示

「すべてのオブジェクト」ページのレポートを使用して、選択したスキーマのすべてのオブジェクトを表示できます。 使用可能なレポートには、「すべてのオブジェクト」、「無効なオブジェクト」、「オブジェクト・カレンダ」および「タイプ別オブジェクト数」が含まれます。

「すべてのオブジェクト」ページで使用可能なレポートにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

    SQLワークショップのホームページが表示されます。

  2. 「ユーティリティ」「オブジェクト・レポート」「すべてのオブジェクト」の順にクリックします。

  3. 次のいずれかのレポートを選択します。

    • すべてのオブジェクト: 作成日および最後のDDL(データ定義言語)の日付でオブジェクトをソートします。 レポートにフィルタを適用するには、オブジェクト・タイプを選択し、オブジェクト名を指定して、「実行」をクリックします。

    • 無効なオブジェクト: データベース内のすべての無効なオブジェクトをオブジェクト・タイプ別に表示します。 レポートにフィルタを適用するには、オブジェクト名を入力し、オブジェクト・タイプを選択して、「実行」をクリックします。

    • オブジェクト・カレンダ: 各データベース・オブジェクトの作成日に基づいて、すべてのオブジェクトをカレンダ形式で表示します。

    • タイプ別オブジェクト数: 選択したスキーマのデータベース・オブジェクト・タイプの数を表示します。

  4. 「スキーマ」リストから選択します(オプション)。

  5. レポートにフィルタを適用するには、オブジェクト・タイプを選択し、オブジェクト名を指定して、「実行」をクリックします。

データ・ディクショナリへのアクセス

各Oracleデータベースには、データ・ディクショナリが含まれています。Oracleデータ・ディクショナリは、データベースに関する読取り専用の参照として使用される一連の表とビューです。たとえば、データ・ディクショナリには、データベースの論理的構造と物理的構造の両方に関する情報が格納されています。また、データ・ディクショナリには、有効なOracleデータベース・ユーザー、データベース内の表の整合性制約、およびスキーマ・オブジェクトに割り当てられた領域のサイズとその使用率も格納されています。

データ・ディクショナリを参照するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

    SQLワークショップのホームページが表示されます。

  2. 「ユーティリティ」「オブジェクト・レポート」「データ・ディクショナリ」の順にクリックします。

    データ・ディクショナリが表示され、すべてのOracleデータ・ディクショナリ・ビューが表示されます。

  3. レポートにフィルタを適用するには、「検索」フィールドに問合せを入力して、「実行」をクリックします。

    データ・ディクショナリ・ブラウザで、データベース・オブジェクトの詳細を問い合せることができます。

  4. データ・ディクショナリ・ブラウザを表示するには、「ビュー」アイコンをクリックします。このフォームを使用すると、データベース・オブジェクトの詳細をOracleデータ・ディクショナリに問い合せることができます。

  5. データ・ディクショナリ・ブラウザで、適切なビューを選択して「問合せ」をクリックします。


参照:

データ・ディクショナリについては、『Oracle Database概要』を参照してください。

PL/SQLレポートの表示

PL/SQLレポートを使用すると、プログラム・ユニット引数またはユニット行数の表示あるいはPL/SQLソース・コードの検索を行うことができます。

このセクションの構成は次のとおりです。

プログラム・ユニット引数の表示

プログラム・ユニット引数レポートを使用して、パッケージの入出力パラメータを表示します。

PL/SQL引数のレポートを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

  2. 「ユーティリティ」「オブジェクト・レポート」の順にクリックします。

  3. 「PL/SQL」「プログラム・ユニット引数」の順にクリックします。

  4. レポートにフィルタを適用するには、「オブジェクト名」に問合せを入力して、「実行」をクリックします。

ユニット行数の表示

ユニット行数レポートを使用して、オブジェクトごとのコードの行数を表示します。このレポートは、大きいPL/SQLプログラム・ユニットの識別に使用します。

ユニット行数のレポートを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

  2. 「ユーティリティ」「オブジェクト・レポート」の順にクリックします。

  3. 「PL/SQL」「ユニット行数」の順にクリックします。

  4. レポートにフィルタを適用するには、オブジェクト名を入力して、「実行」をクリックします。

PL/SQLソース・コードの検索

「PL/SQLソース・コードを検索」ページを使用して、PL/SQLコード内のテキストを検索します。このレポートは、削除する表またはファンクションへの参照の検索に使用します。また、このページを使用して、コード・スニペットのみを再コールできるときにコードを検索することもできます。

PL/SQLソース・コードを検索するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

  2. 「ユーティリティ」「オブジェクト・レポート」の順にクリックします。

  3. 「PL/SQL」「PL/SQLソース・コードを検索」の順にクリックします。

  4. レポートにフィルタを適用するには、次のステップを実行します。

    1. 「オブジェクト名」に、問合せを入力します。

    2. 「テキスト」に、検索するPL/SQLコードを入力します。

    3. 実行」をクリックします。

セキュリティ・レポートの表示

セキュリティ・レポートを使用すると、他のスキーマが所有するデータベース・オブジェクトに付与された権限を表示できます。このレポートを使用して、データベース・ロールおよびシステム権限も表示できます。SQLインジェクション・レポートは、Oracle Database 10g リリース2(10.2)以上でのみ使用可能です。

このセクションの構成は次のとおりです。

ロール権限の表示

ロール権限レポートには、選択したスキーマに付与されているデータベース・ロールが表示されます。ロールは、様々な権限のコレクションです。

ロール権限を表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

  2. 「ユーティリティ」「オブジェクト・レポート」の順にクリックします。

  3. 「セキュリティ」「ロール権限」の順にクリックします。

    ロール権限レポートが表示されます。

オブジェクト権限付与の表示

オブジェクト権限付与レポートには、選択したデータベース・スキーマから付与された権限、または選択したデータベース・スキーマに付与された権限が表示されます。このレポートは、既存のスキーマの権限を判別したり、選択したスキーマから他のスキーマに付与された権限について理解するために使用します。

オブジェクト権限付与レポートを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

  2. 「ユーティリティ」「オブジェクト・レポート」「セキュリティ」の順にクリックします。

  3. 「ユーザー権限」「オブジェクト権限付与」の順にクリックします。

    オブジェクト権限付与レポートが表示されます。

  4. 「スキーマ」から、データベース・スキーマの所有者を選択します。

  5. レポートにフィルタを適用するには、「表示」リストでフィルタを選択して、「実行」をクリックします。

列権限の表示

列権限レポートには、選択したデータベース・スキーマから付与された権限、または選択したデータベース・スキーマに付与された権限が表示されます。このレポートは、既存のスキーマの権限を判別したり、選択したスキーマから他のスキーマに付与された権限について理解するために使用します。

列権限レポートを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

  2. 「ユーティリティ」「オブジェクト・レポート」「セキュリティ」の順にクリックします。

  3. 「ユーザー権限」「列権限」の順にクリックします。

    列権限レポートが表示されます。

  4. 「スキーマ」から、データベース・スキーマの所有者を選択します。

  5. レポートにフィルタを適用するには、「表示」リストでフィルタを選択して、「実行」をクリックします。

SQLインジェクションの脆弱性に関するアプリケーションの評価

SQLインジェクションは、データベース・ドリブンのアプリケーションでセキュリティの脆弱性をもたらす恐れがあります。SQLインジェクション攻撃では、攻撃者は、データベースに渡されるSQL文を変更する目的でアプリケーションのパラメータを変更します。たとえば、SQLインジェクション攻撃では、アプリケーションUIからのユーザー・データではなく、SQL文または句のテキストが渡される可能性があります。SQLインジェクション攻撃が成功すると、データベースが破壊されたり、権限付きデータへのアクセス権が付与される可能性があります。


注意:

SQLインジェクション・レポートは、Oracle Database 10g リリース2(10.2)以上でのみ使用可能です。

次の2つのレポートを使用すると、任意のスキーマ内に脆弱性が存在するかどうか確認できます。

  • PL/SQLのコンパイル: このレポートは、動的SQL文のテキストに連結されたユーザー値が変換され、アプリケーション全体を通過する方法を分析してレポートします。

  • 脆弱性の確認: 潜在的に脆弱なコードのレポートを表示します。

PL/SQLのコンパイル・レポートの実行

PL/SQLインジェクションのコンパイル・レポートを実行するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

  2. 「ユーティリティ」「オブジェクト・レポート」「セキュリティ」の順にクリックします。

  3. 「SQLインジェクション」「PL/SQLのコンパイル」の順にクリックします。

  4. ページの右側の「スキーマ」リストから、スキーマを選択します。

    カレント・スキーマ内のオブジェクトだけが表示されます。スキーマで使用可能な値は、ユーザーの作業領域権限によって異なることに注意してください。

  5. オブジェクトを検索するには、「オブジェクト」フィールドに大/小文字を区別しない問合せ入力して、「実行」をクリックします。

  6. コンパイルするプログラム・ユニットを選択し、「コンパイル」をクリックします。

  7. プログラム・ユニットを削除するには、削除するプログラム・ユニットを選択して「チェックした項目の削除」をクリックします。

脆弱性の確認レポートの表示

脆弱性の確認レポートを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 前述のステップに従って、PL/SQLインジェクションのコンパイル・レポートを実行します。

  2. 「脆弱性の確認」アイコンをクリックします。

    潜在的に脆弱なコード・レポートに、パッケージ、プロシージャおよび脆弱性が存在する可能性のあるプログラム・ユニットへのリンクが表示されます。

  3. パッケージまたはプロセスを検索するには、「検索」フィールドに大/小文字を区別しない問合せを入力して、「実行」をクリックします。

  4. 特定のプログラム・ユニットについての詳細を表示するには、該当するリンクをクリックします。

  5. 「SQLインジェクション」ツリー・ビューにアクセスするには、「ツリー」アイコンをクリックします。

データベース内の表の詳細の表示

データベース内の表に関する特定の詳細を表示するには、「表」ページで使用可能なレポートにアクセスします。

「表」ページで使用可能なレポートを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

  2. 「ユーティリティ」をクリックします。

  3. 「オブジェクト・レポート」「表」の順にクリックします。

    「表」ページが表示されます。

  4. 確認するレポートを選択します。

  5. 各レポートにフィルタを適用するには、フィールドに検索基準を入力して、「実行」をクリックします。

データベースの監視

「データベース監視」ページには、現行のデータベース・インスタンスのアクティビティ、記憶域および構成について説明する各種レポートがあります。


注意:

DBAロールを付与されたデータベース・ユーザー・アカウントを持つユーザーのみがこのページにアクセスできます。

内容は次のとおりです。

データベース・アクティビティの監視

「アクティビティ」で使用可能なレポートには、データベース・セッション、システム統計、SQL文および長時間操作に関するデータベース全体のビューが表示されます。これらのレポートを使用すると、パフォーマンスの悪いSQLを識別したり、データベースのワークロードについてより深く理解することができます。

データベース・アクティビティ・レポートにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

  2. 「ユーティリティ」「データベース監視」の順にクリックします。

    「データベース監視」ページにアクセスするには、データベース管理者権限が必要です。DBAロールを付与されているデータベース・アカウントを所有している必要があります。

  3. プロンプトが表示されたら、適切なユーザー名およびパスワードを入力して、「ログイン」をクリックします。

  4. 「アクティビティ」で、該当するレポートを選択します。

    次のセクションでは、各レポート・ページについて説明します。

セッション

セッションとは、ユーザーとOracleデータベース・インスタンスの接続のことです。セッションは、ユーザーが接続してから、ユーザーが切断またはデータベース・アプリケーションを終了するまで存続します。

「セッション」ページには、表21-1に示す6つのレポートが含まれています。レポートを表示するには、該当するタブを選択します。

表21-1 データベース監視アクティビティ・レポート

レポート名 説明
セッション データベースでのカレント・セッションのレポートを表示します。
ロック 別のセッションをブロックするロックが設定されたセッションのレポートを表示します。
待機 各セッションの待機イベントのレポートを表示します。
I/O 各セッションのI/Oのレポートを表示します。
SQL 各セッションで現在実行されているSQL文、または最後に実行されたSQL文を示すレポートを表示します。
オープン・カーソル 各セッションのオープン・カーソル数のレポートを表示します。

システム統計

システム統計レポートには、次の統計が表示されます。

  • 物理I/O: 物理I/Oは、ディスク・アクセスが必要なI/Oです。このレポートには、物理的な読取りおよび書込みに関するディスク・アクセス統計が表示されます。

  • 論理I/O: 論理I/Oは、メモリーまたはディスク内で満たされるI/Oです。 一貫性読取りまたは現行モード読取りの可能性のあるバッファ読取りの総数を表示します。 REDOは、変更に関する情報を含むSGA内のバッファです。

  • メモリー: データベースのメモリー使用量を表示します。

  • 時間: データベースによって使用される様々な時間を表示します。

  • SQLカーソル: Oracleデータベース内のカーソルに関する統計を表示します。

  • トランザクション: 実行されたトランザクションの数を表示します。

「システム統計」ページの追加コントロールには、次のものがあります。

  • レポートのリフレッシュ: システム統計レポートをリフレッシュするには、このボタンをクリックします。

  • 統計を保存: 現行のレポートを保存するには、このボタンをクリックします。

  • 保存された統計の削除: 後続のページのリフレッシュ時に使用するベースラインを作成するには、このリンクをクリックします。 この場合、保存された値と現在の値のデルタが統計に表示されます。


    参照:

    『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』のメモリーと構成の使用に関する項およびカーソル・アクセスと管理に関する項を参照してください。

上位SQL

「上位SQL」ページは、パフォーマンスの悪いSQLの識別に使用します。ページ上部の検索フィールドおよびリストを使用して、表示を絞り込みます。

「SQL計画」ページにアクセスするには、「ビュー」アイコンをクリックします。「SQL計画」ページには、次のセクションがあります。

  • 問合せ計画: 色分けされた実行計画が含まれています。索引付けされていない列は赤で表示されることに注意してください。

  • SQLテキスト: SQL文の全文が表示されています。

  • 索引: 問合せの表にあるすべての索引を表示します。 その索引が問合せに使用される場合は、チェックマークが表示されます。

  • 表の列: 問合せのすべての表またはビューにあるすべての列が表示されます。

長時間操作

このビューには、実行時間が6秒を超える(絶対時間で)様々な操作のステータスが表示されます。 現在、この操作には多くのバックアップおよびリカバリ機能、統計収集、問合せの実行が含まれており、Oracleリリースごとにさらに操作が追加されます。


参照:

『Oracle Databaseリファレンス』のV$SESSION_LONGOPSに関する項を参照してください。

データベース記憶域の監視

Oracleでは、データを表領域に論理的に格納し、対応する表領域に関連付けられたデータファイルに物理的に格納します。「記憶域」で使用可能なレポートには、表領域、データファイルおよび空き領域に関する情報が表示されます。

データベース記憶域レポートにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

  2. 「ユーティリティ」「データベース監視」の順にクリックします。

    「データベース監視」ページにアクセスするには、データベース管理者権限が必要です。DBAロールを付与されているデータベース・アカウントを所有している必要があります。

  3. プロンプトが表示されたら、適切なユーザー名およびパスワードを入力して、「ログイン」をクリックします。

  4. 「記憶域」で、該当するアイコンを選択します。

    • 表領域: 各表領域のサイズ(MB)および関連するデータファイルの数を表示します。

    • データファイル: 各データファイルに関する情報(関連する表領域、関連するファイル名、サイズ(MB)、自動拡張可能ステータスなど)を表示します。

    • 空き領域: 表領域ごとにデータベースの空き領域を表示します。


参照:

表領域およびデータファイルについては、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。

データベース構成の監視

「データベース監視」の「構成」セクションのレポートには、データベースの構成の詳細が表示されます。 この情報は、ご使用のデータベースのバージョンおよび構成オプションの理解に役立ちます。

データベース記憶域レポートにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

  2. 「ユーティリティ」「データベース監視」の順にクリックします。

    「データベース監視」ページにアクセスするには、データベース管理者権限が必要です。DBAロールを付与されているデータベース・アカウントを所有している必要があります。

  3. プロンプトが表示されたら、適切なユーザー名およびパスワードを入力して、「ログイン」をクリックします。

  4. 「構成」で、該当するアイコンを選択します。

    • データベース

      現行のデータベース・インスタンスの詳細を表示するには、データベースをクリックします。 「データベースのバージョン情報」ページは「データベース」と「バージョン」の2つのセクションに分かれています。 インストールされているオプション、現在使用されている機能、または各国語サポートの詳細を表示するには、次の項目を拡張します。

      • オプション

      • 機能の使用状況

      • 各国語サポート

      • CGI環境

    • パラメータ

      現行のデータベース・インスタンスの構成パラメータを表示するには、「パラメータ」をクリックします。

ごみ箱を使用した、削除されたオブジェクトの表示およびリストア

Oracle Database 10g リリース1(10.1)以上でOracle HTML DBを実行している場合は、削除されたデータベース・オブジェクトの表示およびリストアにごみ箱を使用できます。表を削除した場合、表に関連付けられた領域はすぐには削除されません。Oracleデータベースによってこの表の名前が変更され、すべての関連オブジェクトとともにごみ箱へ入れられます。後で、ごみ箱からリカバリすることができます。

内容は次のとおりです。


注意:

ごみ箱機能は、Oracle Database 10g以上でOracle HTML DBを実行している場合にのみ使用可能です。

ごみ箱内のオブジェクトの管理

ごみ箱内のオブジェクトを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

  2. 「ユーティリティ」をクリックします。

  3. 「ごみ箱」をクリックします。

  4. 「オブジェクトの表示」をクリックします。

  5. レポートにフィルタを適用するには、オブジェクト・タイプを選択し、「元の名前」フィールドにオブジェクト名を入力して、「実行」をクリックします。

  6. 「オブジェクトの詳細」ページにアクセスするには、「ビュー」アイコンをクリックします。このページでは、次の操作を実行できます。

  7. オブジェクトの詳細を表示するには、元の名前の横にある「ビュー」アイコンをクリックします。

    「オブジェクトの詳細」ページでは、次の操作を実行できます。

    • オブジェクトをリストア」をクリックして、現行のオブジェクトをリストアできます。

    • 消去」をクリックして、現行のオブジェクトを完全に削除できます。

ごみ箱を空にする

オブジェクトを表示せずにごみ箱を空にするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで「SQLワークショップ」アイコンをクリックします。

  2. 「ユーティリティ」をクリックします。

  3. 「ごみ箱」をクリックします。

  4. ページの右側の「タスク」リストから、「ごみ箱を空にする」を選択します。