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Oracle Database Application Expressユーザーズ・ガイド
リリース2.2
B31492-01
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20 Application Expressのユーティリティの使用

このセクションでは、Oracle Application Expressのユーティリティを使用して、Oralceデータベースからのデータのロードおよびアンロード、DDLの生成、オブジェクト・レポートの表示、削除されたデータベース・オブジェクトのリストアを行う方法について説明します。

内容は次のとおりです。

データのインポート、エクスポート、ロードおよびアンロード

Oracleデータベース間、またはOracleデータベースと外部ファイル間でデータをコピーする際には、多くのオプションがあります。 データ・コピーを実行するには、データのエクスポートおよびインポート、データのアンロードおよびロードを行います。 次の表にはこれらの用語が定義されています。

用語 定義
エクスポート 別のOracleデータベースのみにインポートするためにデータベース・データを外部ファイルにコピーすることです。 ファイルは独自のバイナリ形式です。
インポート 別のOracleデータベースからエクスポートして作成された外部ファイルからデータをデータベースにコピーすることです。
アンロード 別のOracleデータベースまたは別のアプリケーション(スプレッドシート・アプリケーションなど)で使用するためにデータベース・データを外部テキスト・ファイルにコピーすることです。 テキスト・ファイルは、タブ区切りまたはカンマ区切り(CSV)などの業界標準の形式です。
ロード 標準の区切り形式、またはOracle SQL*Loaderユーティリティでサポートされているいずれかの形式の外部テキスト・ファイルからデータをデータベースにコピーすることです。

Oracle Databaseエディション(Express Edition、Standard EditionおよびEnterprise Edition)からその他のエディションにデータをエクスポートできます。

内容は次のとおりです。

正しいインポート/エクスポート/ロード/アンロード・オプションの選択

Oracle DatabaseおよびOracle Application Expressによって、データをインポート、エクスポート、ロードおよびアンロードするための多くの強力なオプションが提供されます。 表20-1に、これらのオプションのサマリーを示します。

表20-1 Oracle Application Expressのインポート/エクスポート・オプションのサマリー

機能またはユーティリティ 説明

Oracle Application Expressの「データのロード/アンロード」ウィザード

  • 使いやすいグラフィカル・インタフェース

  • 外部テキスト・ファイル(区切りフィールド)またはXMLファイルとのロード/アンロード

  • 表のみ(表を1つずつ)のロード/アンロード

  • ログイン・ユーザーのスキーマのみへのアクセス

  • データ・フィルタ処理なし

SQL*Loaderユーティリティ

  • sqlldrコマンドを使用して起動したコマンドライン・インタフェース

  • 外部ファイルからデータベースへのデータのバルク・ロード

  • 区切り、固定レコード、可変レコード、ストリームなどの多くの入力形式のサポート

  • 複数の表の同時ロード

  • 強力なデータ・フィルタ処理機能

Data Pump ExportおよびData Pump Importユーティティ

  • expdpおよびimpdpコマンドを使用して起動したコマンドライン・インタフェース

  • Oracleデータベース間でのエクスポートおよびインポート(独自のバイナリ形式)

  • すべてのスキーマ・オブジェクト・タイプのインポート/エクスポート

  • データベース全体、スキーマ全体、複数のスキーマ、複数の表領域または複数の表のインポート/エクスポート

  • 強力なデータ・フィルタ処理機能

  • 高速

  • XMLTypeデータは非サポート

エクスポートおよびインポート・ユーティリティ

  • expおよびimpコマンドを使用して起動したコマンドライン・インタフェース

  • Oracleデータベース間でのエクスポートおよびインポート(独自のバイナリ形式)

  • XMLTypeデータのサポート

  • FLOATおよびDOUBLEデータ型は非サポート

  • Data Pumpと同様。XMLTypeデータをインポートまたはエクスポートする必要がない場合は、Data Pumpが優先される。


表20-2に、多くのロード、アンロード、インポートおよびエクスポートの使用例と、各例で使用する適切なオプションを示します。

表20-2 インポート/エクスポートの使用例および推奨オプション

インポート/エクスポートの使用例 推奨オプション

ロードする10個未満の表があり、データはスプレッドシート、タブ区切りまたはカンマ区切り・テキスト・ファイルで、複雑なデータ型(オブジェクトや複数値フィールドなど)はありません。

Oracle Application Expressの「データのロード/アンロード」ウィザード

区切られていないデータをロードする必要があります。 レコードは固定長で、フィールド定義は列の位置によって異なります。

SQL*Loader

ロードするタブ区切りのテキスト・データがあり、10個を超える表があります。

SQL*Loader

ロードするテキスト・データがあり、特定の選択基準(部門番号3001の従業員のレコードのみなど)を満たすレコードのみをロードします。

SQL*Loader

別のOracleデータベースとスキーマ全体をインポートまたはエクスポートします。 データにXMLTypeデータはありません。

Data Pump ExportおよびData Pump Import

別のOracleデータベースとデータをインポートまたはエクスポートします。 データには、XMLTypeデータが含まれており、FLOATまたはDOUBLEデータ型はありません。

インポート(imp)およびエクスポート(exp



参照:

Data Pump、インポートおよびエクスポート・ユーティリティ、SQL*Loaderについては、『Oracle Databaseユーティリティ』を参照してください。

データベースからのデータのロードおよびアンロード

Oracle Application Expressの「データのロード/アンロード」ウィザードを使用すると、データベースとの間で区切りテキスト・データを容易にロードおよびアンロードできます。 ウィザードには次の特徴があります。

次のような制限があります。

アンロード可能な形式は次のとおりです。

内容は次のとおりです。

「データのロード/アンロード」ページへのアクセス

「データのロード/アンロード」ページにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. データのロード/アンロード」をクリックします。

    「データのロード/アンロード」ページが表示されます。

  3. 該当するアイコンをクリックして、データのロード、データのアンロードまたはリポジトリの表示を行います。

データのロード

次の方法で、Oracle Application Expressデータベースにデータをロードできます。

  • スプレッドシートからデータをコピー・アンド・ペーストする。

  • 区切り形式(カンマ区切り(.csv)、タブ区切りなど)でスプレッドシート・ファイルをアップロードする。

  • カンマ区切りデータまたはタブ区切りデータを含むテキスト・ファイルをアップロードする。

このセクションの内容は次のとおりです。

テキスト・ファイルのロード

30KB未満のファイルの場合、タブ区切りデータを「データのロード」ウィザードに直接コピー・アンド・ペーストできます。 30KBより大きいファイルの場合、別のファイルをアップロードする必要があります。

テキスト・ファイルをロードするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. データのロード/アンロード」をクリックします。

  3. ロード」をクリックします。

  4. 「テキスト・データのロード」をクリックします。

    データのロード」ウィザードが表示されます。

  5. 「ロード先」で、既存の表または新しい表のいずれかを選択します。

  6. 「ロード元」で、「ファイルをアップロード」または「コピー・アンド・ペースト」のいずれかを選択します。

  7. 画面に表示されるステップに従います。

XML文書のロード

Oracle Application Expressでは、Oracleの標準XML形式のXML文書をサポートしています。

Oracleの標準XML形式では、各要素は列値を表し、列に基づいて名前が付けられます。同じ行の一部であるすべての要素は、<ROW>要素の子であり、すべての<ROW>要素は、<ROWSET>要素の子です。

XML文書をロードするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. データのロード/アンロード」をクリックします。

  3. ロード」をクリックします。

  4. XMLデータのロード」をクリックします。

    XMLデータのロード」ウィザードが表示されます。

  5. 画面に表示されるステップに従います。

スプレッドシート・データのロード

テキストをコピー・アンド・ペーストするか、またはファイルをロードして、スプレッドシート・データをロードできます。 テキストをコピー・アンド・ペーストするには、スプレッドシート・ファイルが30KB未満である必要があります。 30KBより大きいファイルの場合、区切り形式(カンマ区切り(.csv)、タブ区切りなど)でファイルをインポートしてから、そのファイルをアップロードして、データを新しい表または既存の表にロードします。

スプレッドシート・データをロードするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. データのロード/アンロード」をクリックします。

  3. ロード」をクリックします。

  4. スプレッドシート・データのロード」をクリックします。

    「データのロード」ウィザードが表示されます。

  5. 「ロード先」で、既存の表または新しい表のいずれかを選択します。

  6. 「ロード元」で、「ファイルをアップロード」または「コピー・アンド・ペースト」のいずれかを選択します。

  7. 画面に表示されるステップに従います。

データのアンロード

「アンロード」ページを使用して、表のコンテンツをテキスト・ファイルまたはXML文書にエクスポートできます。

このセクションの内容は次のとおりです。

テキスト・ファイルへのアンロード

テキストへのアンロード」ウィザードを使用すると、表のコンテンツをテキスト・ファイルにエクスポートできます。 たとえば、表全体をカンマ区切りファイル(.csv)にエクスポートできます。

表をテキスト・ファイルにアンロードするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. データのロード/アンロード」をクリックします。

  3. アンロード」をクリックします。

  4. 「テキストへのアンロード」をクリックします。

    「テキストへのアンロード」ウィザードが表示されます。

  5. 画面に表示されるステップに従います。

スキーマを選択し、エクスポートする表と列を選択します。 列値を区切るセパレータのタイプ、および一重引用符または二重引用符を使用して列のテキスト文字列を識別するかどうかも指定できます。

XML文書へのアンロード

XMLへのアンロード」ウィザードを使用すると、表のコンテンツを標準XML仕様に準拠したXML文書にエクスポートできます。

表をXML文書にアンロードするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. データのロード/アンロード」をクリックします。

  3. アンロード」をクリックします。

  4. XMLへのアンロード」をクリックします。

    「XMLへのアンロード」ウィザードが表示されます。

  5. 画面に表示されるステップに従います。

スキーマを選択し、エクスポートする表と列を選択します。

テキスト・データのロード・リポジトリの使用

ロードされたテキスト・データ・ファイルはテキスト・データのロード・リポジトリに格納されます。

テキスト・データのロード・リポジトリにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. データのロード/アンロード」をクリックします。

  3. リポジトリ」をクリックします。

  4. 表示にフィルタを適用するには、「表示」リストでフィルタを選択して、「実行」をクリックします。

  5. 特定のファイルの詳細を表示するには、「ビュー」アイコンをクリックします。

  6. インポートされたファイルを削除するには、そのファイルのチェック・ボックスを選択して「チェックした項目の削除」をクリックします。

DDLの生成

Oracle Application Expressを使用して、Oracleデータ・ディクショナリからデータ定義言語(DDL)文を生成できます。 それらのスクリプトを使用して、データベース・スキーマ・オブジェクトを作成または再作成できます。 スクリプトは、生成してインライン表示するか、SQLスクリプトとして保存することができます。 特定のスキーマのすべてのオブジェクト、特定のオブジェクト・タイプまたは特定のオブジェクトに対して、作成スクリプトを生成できます。

Oracle Application ExpressをOracle Database 10g リリース1(10.1)以上で実行している場合は、Oracleデータ・ディクショナリからデータ定義言語(DDL)文を生成できます。 それらのスクリプトを使用して、データベース・スキーマ・オブジェクトを作成または再作成できます。 スクリプトは画面上で作成するか、SQLスクリプトとして保存することができます。 特定のスキーマのすべてのオブジェクト、特定のオブジェクト・タイプまたは特定のオブジェクトに対して、作成スクリプトを生成できます。

DDL文を生成するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. DDLの生成」をクリックします。

    「DDLの生成」ページが表示されます。

  3. スクリプトの作成」をクリックします。

    「DDLの生成」ウィザードが表示されます。

  4. データベース・スキーマを選択して、「次へ」をクリックします。

  5. オブジェクト・タイプを定義します。

    1. 出力: 出力形式を指定します。 「インライン表示」または「スクリプト・ファイルで保存」のいずれかを選択します。

    2. オブジェクト・タイプ: DDLを生成するオブジェクト・タイプを選択します。

    3. 選択したオブジェクト・タイプのオブジェクト名を選択するには、「次へ」をクリックして、画面に表示されるステップに従います。

  6. DDLの生成」をクリックします。


参照:

  • DDL文については、『Oracle Database SQLリファレンス』を参照してください。

  • データ・ディクショナリについては、『Oracle Database概要』の「データ・ディクショナリ」を参照してください。


オブジェクト・レポートの表示

SQLワークショップには、データベース内のオブジェクトをより効率的に管理できる様々なオブジェクト・レポートが含まれます。

このセクションの内容は次のとおりです。

すべてのオブジェクト・レポートの表示

「すべてのオブジェクト」ページのレポートを使用して、選択したスキーマのすべてのオブジェクトを表示できます。 使用可能なレポートには、「すべてのオブジェクト」、「無効なオブジェクト」、「オブジェクト・カレンダ」および「タイプ別オブジェクト数」が含まれます。

「すべてのオブジェクト」ページで使用可能なレポートにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. オブジェクト・レポート」、「すべてのオブジェクト」の順にクリックします。

  3. 次のいずれかのレポートを選択します。

    • すべてのオブジェクト: 作成日および最後のDDL(データ定義言語)の日付でオブジェクトをソートします。 レポートにフィルタを適用するには、オブジェクト・タイプを選択し、オブジェクト名を指定して、「実行」をクリックします。

    • 無効なオブジェクト: データベース内のすべての無効なオブジェクトをオブジェクト・タイプ別に表示します。 レポートにフィルタを適用するには、オブジェクト名を入力し、オブジェクト・タイプを選択して、「実行」をクリックします。

    • オブジェクト・カレンダ: 各データベース・オブジェクトの作成日に基づいて、すべてのオブジェクトをカレンダ形式で表示します。

    • タイプ別オブジェクト数: 選択したスキーマのデータベース・オブジェクト・タイプの数を表示します。

  4. レポートにフィルタを適用するには、オブジェクト・タイプを選択し、オブジェクト名を指定して、「実行」をクリックします。

データ・ディクショナリへのアクセス

各Oracleデータベースには、データ・ディクショナリが含まれています。 Oracleデータ・ディクショナリは、データベースに関する読取り専用の参照として使用される一連の表とビューです。 たとえば、データ・ディクショナリには、データベースの論理的構造と物理的構造の両方に関する情報が格納されています。 また、データ・ディクショナリには、有効なOracleデータベース・ユーザー、データベース内の表の整合性制約、およびスキーマ・オブジェクトに割り当てられた領域のサイズとその使用率も格納されています。

データ・ディクショナリを参照するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. オブジェクト・レポート」、「すべてのオブジェクト」の順にクリックします。

    データ・ディクショナリが表示され、すべてのOracleデータ・ディクショナリ・ビューが表示されます。

  3. レポートにフィルタを適用するには、「検索」フィールドに問合せを入力して、「実行」をクリックします。

    データ・ディクショナリで、データベース・オブジェクトの詳細を問い合せることができます。

  4. データ・ディクショナリ・ブラウザを表示するには、「ビュー」アイコンをクリックします。

    データ・ディクショナリ・ブラウザが表示されます。 このページを使用すると、データベース・オブジェクトの詳細をOracleデータ・ディクショナリに問い合せることができます。

  5. データ・ディクショナリ・ブラウザで、適切なビューを選択して「問合せ」をクリックします。 すべてのビューを選択するには、「すべてをチェック」、「問合せ」の順にクリックします。

    レポートが表示されます。

  6. 新しい問合せを作成するには、「新しい問合せ」をクリックして、ステップ5を繰り返します。

  7. 別のビューを参照するには、「別のビューを参照」をクリックして、ステップ4および5を繰り返します。


参照:

データ・ディクショナリについては、『Oracle Database概要』を参照してください。

PL/SQLレポートの表示

PL/SQLレポートを使用すると、プログラム・ユニット引数またはユニット行数の表示あるいはPL/SQLソース・コードの検索を行うことができます。

このセクションの内容は次のとおりです。

プログラム・ユニット引数の表示

プログラム・ユニット引数レポートを使用して、パッケージの入出力パラメータを表示します。

PL/SQL引数のレポートを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. オブジェクト・レポート」、「PL/SQL」、「プログラム・ユニット引数」の順にクリックします。

  3. レポートにフィルタを適用するには、「PL/SQLパッケージ」または「プログラム・ユニット」に問合せを入力して、「実行」をクリックします。

ユニット行数の表示

ユニット行数レポートを使用して、オブジェクトごとのコードの行数を表示します。 このレポートは、大きいPL/SQLプログラム・ユニットの識別に使用します。

ユニット行数のレポートを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. オブジェクト・レポート」、「PL/SQL」、「ユニット行数」の順にクリックします。

  3. レポートにフィルタを適用するには、オブジェクト名を入力して、「実行」をクリックします。

PL/SQLソース・コードの検索

「PL/SQLソース・コードを検索」ページを使用して、PL/SQLコード内のテキストを検索します。 このレポートは、削除する表またはファンクションへの参照の検索に使用します。 また、このページを使用して、コード・スニペットのみを再コールできるときにコードを検索することもできます。

PL/SQLソース・コードを検索するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. オブジェクト・レポート」、「PL/SQL」、「PL/SQLソース・コードを検索」の順にクリックします。

  3. レポートにフィルタを適用するには、次のステップを実行します。

    1. 「オブジェクト名」に、問合せを入力します。

    2. 「テキスト」に、検索するPL/SQLコードを入力します。

    3. 実行」をクリックします。

セキュリティ・レポートの表示

セキュリティ・レポートを使用すると、他のスキーマが所有するデータベース・オブジェクトに付与された権限を表示できます。 このレポートを使用して、データベース・ロールおよびシステム権限も表示できます。

このセクションの内容は次のとおりです。

ロール権限の表示

ロール権限レポートには、選択したスキーマに付与されているデータベース・ロールが表示されます。 ロールは、様々な権限のコレクションです。

ロール権限を表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. オブジェクト・レポート」、「セキュリティ」、「ロール権限」の順にクリックします。

    ロール権限レポートが表示されます。

オブジェクト権限付与の表示

オブジェクト権限付与レポートには、選択したデータベース・スキーマから付与された権限、または選択したデータベース・スキーマに付与された権限が表示されます。 このレポートは、既存のスキーマの権限を判別したり、選択したスキーマから他のスキーマに付与された権限について理解するために使用します。

オブジェクト権限付与レポートを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. オブジェクト・レポート」、「セキュリティ」の順にクリックします。

  3. ユーザー権限」、「オブジェクト権限付与」の順にクリックします。

    オブジェクト権限付与レポートが表示されます。

  4. 「スキーマ」から、データベース・スキーマの所有者を選択します。

  5. レポートにフィルタを適用するには、「表示」リストでフィルタを選択して、「実行」をクリックします。

列権限の表示

列権限レポートには、選択したデータベース・スキーマから付与された権限、または選択したデータベース・スキーマに付与された権限が表示されます。 このレポートは、既存のスキーマの権限を判別したり、選択したスキーマから他のスキーマに付与された権限について理解するために使用します。

列権限レポートを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. オブジェクト・レポート」、「セキュリティ」の順にクリックします。

  3. ユーザー権限」、「列権限」の順にクリックします。

    列権限レポートが表示されます。

  4. 「スキーマ」から、データベース・スキーマの所有者を選択します。

  5. レポートにフィルタを適用するには、「表示」リストでフィルタを選択して、「実行」をクリックします。

データベース内の表の詳細の表示

データベース内の表に関する特定の詳細を表示するには、「表」ページで使用可能なレポートにアクセスします。

「表」ページで使用可能なレポートを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. オブジェクト・レポート」、「」の順にクリックします。

    「表」ページが表示されます。

  3. 確認するレポートを選択します。 使用可能なレポートは次のとおりです。

    • コメント

    • 制約

    • 統計

    • 記憶域サイズ

    • 主キーなし

    • 索引付けされていない

    • 索引付けされていない外部キー

  4. レポートにフィルタを適用するには、フィールドに検索基準を入力して、「実行」をクリックします。

ごみ箱を使用した、削除されたオブジェクトの表示およびリストア

ごみ箱を使用すると、削除されたデータベース・オブジェクトを表示およびリストアできます。 表を削除した場合、表に関連付けられた領域はすぐには削除されません。 Oracleデータベースによってこの表の名前が変更され、すべての関連オブジェクトとともにごみ箱へ入れられます。 後でごみ箱のオブジェクトをリカバリすることができます。

内容は次のとおりです。


注意:

ごみ箱機能は、Oracle 10g以上のデータベースで実行している場合にのみ使用可能です。


参照:

『Oracle Database Express Edition 2日でDBA』のデータベースのバックアップおよびリカバリに関する項

ごみ箱内のオブジェクトの管理

「削除されたオブジェクト」ページでごみ箱にオブジェクトを表示できます。 オブジェクトを選択して、「オブジェクトの詳細」ページを選択した後、該当するボタンをクリックして、オブジェクトを消去するか、またはオブジェクトをリストアできます。

ごみ箱内のオブジェクトを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. ごみ箱」、「削除されたオブジェクト」の順にクリックします。

    「削除されたオブジェクト」ページが表示されます。

  3. レポートにフィルタを適用するには、オブジェクト・タイプを選択し、「元の名前」フィールドにオブジェクト名を入力して、「実行」をクリックします。

  4. オブジェクトの詳細を表示するには、オブジェクト名をクリックします。

    「オブジェクトの詳細」ページが表示されます。

  5. 現行のオブジェクトをリストアするには、「オブジェクトをリストア」をクリックします。

  6. 現行のオブジェクトを完全に削除するには、「オブジェクトの消去」をクリックします。

オブジェクトを表示せずにごみ箱を空にする

オブジェクトを表示せずにごみ箱を空にするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコンをクリックします。

  2. ごみ箱」をクリックします。

  3. ごみ箱を空にする」をクリックします。

    「ごみ箱を空にする」ページが表示されます。

  4. ごみ箱を空にする」を再度クリックして、リクエストを確定します。

データベースの監視

「データベース監視」ページで使用可能なレポートには、データベース・セッション、システム統計、SQL文および長時間操作に関するデータベース全体のビューが表示されます。 これらのレポートを使用すると、パフォーマンスの悪いSQLを識別したり、データベースのワークロードについてより深く理解することができます。

「データベース監視」ページのアイコンにアクセスするには、管理者ロールが付与されたアカウントを所有する必要があります。

内容は次のとおりです。


参照:

『Oracle Database Express Edition 2日でDBA』のデータベースの監視に関する項

セッション

セッションとは、ユーザーとOracleデータベース・インスタンスの接続のことです。 セッションは、ユーザーが接続してから、ユーザーが切断またはデータベース・アプリケーションを終了するまで存続します。

「セッション」ページにアクセスするには、データベース管理者権限を所有する必要があります。

「セッション」ページのレポートにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコン、「監視」の順にクリックします。

  2. セッション」をクリックします。

  3. プロンプトが表示されたら、管理者の適切なユーザー名およびパスワードを入力して、「ログイン」をクリックします。

    「セッション」ページが表示されます。

  4. レポートを表示するには、ページ上部にある次のいずれかのタブを選択します。

    • セッション

    • ロック

    • 待機

    • I/O

    • SQL

    • オープン・カーソル

    次のセクションでは、各レポートについて説明します。

セッション・レポート

セッション・レポートでは、データベースのカレント・セッションが表示されます。 結果を絞り込むには、ページ上部にあるコントロールを使用します。

  • 検索: 検索基準を入力して「実行」をクリックします。 「検索」ラベルをクリックすると、検索の詳細が表示されます。

  • ステータス: ステータスを選択して「実行」をクリックします。

  • 表示: 表示する列数を選択して「実行」をクリックします。

  • 表示: レポートに表示する行数を選択して、「実行」をクリックします。

セッションの詳細を表示するには、セッションID(SID)をクリックします。 「セッションの詳細」ページが表示されます。 カレント・セッションを削除するには、「セッションの詳細」ページにナビゲートして「セッションの中断」をクリックします。

「ロック」レポート

「ロック」レポートには、他のセッションをブロックしているロックが設定されたセッションのレポートが表示されます。 表示される行数を制御するには、「表示」リストで行数を選択して、「実行」をクリックします。

「待機」レポート

「待機」レポートには、各セッションの待機イベントが表示されます。 結果を絞り込むには、ページ上部にあるコントロールを使用します。

  • 検索: 検索基準を入力して「実行」をクリックします。 「検索」ラベルをクリックすると、検索の詳細が表示されます。

  • ステータス: ステータスを選択して「実行」をクリックします。

  • 表示: 表示する列数を選択して「実行」をクリックします。

  • 表示: レポートに表示する行数を選択して、「実行」をクリックします。

セッションの詳細を表示するには、セッションID(SID)をクリックします。 「セッションの詳細」ページが表示されます。 カレント・セッションを削除するには、「セッションの中断」をクリックします。

「I/O」レポート

「I/O」レポートには、各セッションのI/Oのレポートが表示されます。 結果を絞り込むには、ページ上部にあるコントロールを使用します。

  • 検索: 検索基準を入力して「実行」をクリックします。 「検索」ラベルをクリックすると、検索の詳細が表示されます。

  • 表示: レポートに表示する行数を選択して、「実行」をクリックします。

セッションの詳細を表示するには、セッションID(SID)をクリックします。 「セッションの詳細」ページが表示されます。 カレント・セッションを削除するには、「セッションの中断」をクリックします。

「SQL」レポート

「SQL」レポートには、各セッションで現在実行されているSQL文、または最後に実行されたSQL文の詳細が表示されます。 結果を絞り込むには、ページ上部にあるコントロールを使用します。

  • 検索: 検索基準を入力して「実行」をクリックします。 「検索」ラベルをクリックすると、検索の詳細が表示されます。

  • ステータス: ステータスを選択して「実行」をクリックします。

  • 表示: 表示する列数を選択して「実行」をクリックします。

  • 表示: レポートに表示する行数を選択して、「実行」をクリックします。

セッションの詳細を表示するには、セッションID(SID)をクリックします。 「セッションの詳細」ページが表示されます。 カレント・セッションを削除するには、「セッションの中断」をクリックします。

オープン・カーソル

「オープン・カーソル」レポートには、各セッションのオープン・カーソル数の詳細が表示されます。 結果を絞り込むには、ページ上部にあるコントロールを使用します。

  • 検索: 検索基準を入力して「実行」をクリックします。 「検索」ラベルをクリックすると、検索の詳細が表示されます。

  • ステータス: ステータスを選択して「実行」をクリックします。

  • 表示: レポートに表示する行数を選択して、「実行」をクリックします。

特定のオープン・カーソル数の詳細を表示するには、「オープン・カーソル数」列の数値リンクをクリックします。

セッションの詳細を表示するには、セッションID(SID)をクリックします。 「セッションの詳細」ページが表示されます。 カレント・セッションを削除するには、「セッションの中断」をクリックします。

システム統計

「システム統計」ページには、次の統計が表示されます。

  • 物理I/O: 物理I/Oは、ディスク・アクセスが必要なI/Oです。 このレポートには、物理的な読取りおよび書込みに関するディスク・アクセス統計が表示されます。

  • 論理I/O: 論理I/Oは、メモリーまたはディスク内で満たされるI/Oです。 一貫性読取りまたは現行モード読取りの可能性のあるバッファ読取りの総数を表示します。 REDOは、変更に関する情報を含むSGA内のバッファです。

  • メモリー統計: データベースのメモリー使用量を表示します。

  • 時間統計: データベースによって使用される様々な時間を表示します。

  • SQLカーソル統計: Oracleデータベース内のカーソルに関する統計を表示します。

  • トランザクション統計: 実行されたトランザクションの数を表示します。

「システム統計」ページを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコン、「監視」の順にクリックします。

  2. システム統計」をクリックします。

  3. プロンプトが表示されたら、管理者の適切なユーザー名およびパスワードを入力して、「ログイン」をクリックします。

    「システム統計」ページが表示されます。

「システム統計」ページの追加コントロールには、次のものがあります。

  • レポートのリフレッシュ:「システム統計」レポートをリフレッシュします。

  • 統計を保存: 現行のレポートを保存します。

  • 現在の値と保存された値のデルタの表示: このチェック・ボックスをクリックすると、実際の統計値を表示するか、または保存された値と現在の値のデルタを表示します。


    参照:

    『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』のメモリーの構成と使用に関する項

上位SQL

上位SQL文とは、最も頻繁に実行されるSQL文、他のSQL文より多くのシステム・リソースを使用するSQL文、または他のSQL文より頻繁にシステム・リソースを使用するSQL文を表します。

「上位SQL」ページは、パフォーマンスの悪いSQLの識別に使用します。

「上位SQL」ページを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコン、「監視」の順にクリックします。

  2. 上位SQL」をクリックします。

  3. プロンプトが表示されたら、管理者の適切なユーザー名およびパスワードを入力して、「ログイン」をクリックします。

    「上位SQL」ページが表示されます。 ページ上部にある検索フィールドおよびリストを使用して、「実行」をクリックして、表示を絞り込みます。 「検索」ラベルをクリックすると、各フィールドまたはリストの詳細が表示されます。

  4. 「SQL計画」ページにアクセスするには、「ビュー」アイコンをクリックします。

    view_icon.gifの説明が続きます。
    view_icon.gifの説明

「SQL計画」ページが表示されます。

「SQL計画」ページには、次のセクションがあります。

長時間操作

「長時間操作」ページには、実行時間が6秒(絶対時間)を超える様々な操作のステータスが表示されます。 現在、この操作には多くのバックアップおよびリカバリ機能、統計収集、問合せの実行が含まれており、Oracleリリースごとにさらに操作が追加されます。

「長時間操作」ページを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコン、「監視」の順にクリックします。

  2. 長時間操作」をクリックします。

  3. プロンプトが表示されたら、管理者の適切なユーザー名およびパスワードを入力して、「ログイン」をクリックします。


  4. 参照:

    『Oracle Databaseリファレンス』の「V$SESSION_LONGOPS」

データベースの詳細の表示

「データベースのバージョン情報」ページで、データベースの詳細を表示できます。

データベースの詳細にアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「ユーティリティ」アイコン、「監視」の順にクリックします。

  2. データベースのバージョン情報」をクリックします。

  3. プロンプトが表示されたら、管理者の適切なユーザー名およびパスワードを入力して、「ログイン」をクリックします。

    「データベースのバージョン情報」ページが表示されます。 「データベースのバージョン情報」ページは「データベース」と「バージョン」の2つのセクションに分かれています。

  4. インストールされているオプション、現在使用されている機能、または各国語サポートの詳細を表示するには、次のいずれかのチェック・ボックスを選択して、「実行」をクリックします。

    • バージョン

    • 設定

    • オプション

    • 各国語サポート

    • CGI環境

    • パラメータ