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Oracle Application Serverインストレーション・ガイド
10g (10.1.4.0.1) for Solaris Operating System (x86) and Solaris Operating System (x86-64)

E05379-01
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4 OracleAS Infrastructureのインストール

この章の内容は次のとおりです。

表4-1    この章の内容 
トピック  手順 
   

4.1 インフラストラクチャのインストール・タイプ

インフラストラクチャ・コンポーネントは、Oracle Identity ManagementコンポーネントとOracleAS Metadata Repositoryコンポーネントに分けられます。表4-2に、これらのコンポーネントの説明を示します。

表4-2    OracleAS Infrastructureコンポーネント 
インフラストラクチャ・コンポーネント  説明 

Oracle Identity Management コンポーネント 

これらのコンポーネントでは、ディレクトリ、セキュリティおよびユーザー管理機能を提供します。一部のコンポーネントでは、OracleAS Metadata Repositoryにスキーマがあります。

  • Oracle Internet Directory

  • OracleAS Single Sign-On

  • Oracle Delegated Administration Services

  • Oracle Directory Integration Platform

  • OracleAS Certificate Authority

 

OracleAS Metadata Repository 

OracleAS Metadata Repositoryは、他のOracle Application Serverコンポーネントにより使用されるスキーマの集合です。スキーマは、次のカテゴリに分けられます。

  • 製品メタデータ

  • Oracle Identity Managementメタデータ

  • 管理メタデータ

詳細は、4.11項「OracleAS Metadata Repositoryの内容」を参照してください。 

インフラストラクチャのインストール時に、インストーラによって、Oracle Identity ManagementコンポーネントまたはOracleAS Metadata Repositoryのいずれか、あるいは両方をインストールするかどうかを尋ねられます。OracleAS Infrastructureのインストール・タイプは次のとおりです。

表4-2に示したコンポーネントに加えて、OracleAS Infrastructureをインストールするときには、Oracle HTTP Server、Oracle Containers for J2EEおよびOracle Enterprise Manager 10g コンポーネントもインストールされます。これらのコンポーネントは、選択したインストール・タイプに関係なく常にインストールおよび構成されます。

次の項の、4.2項「異なるインフラストラクチャのインストール・タイプを選択する理由」を参照してください。

4.2 異なるインフラストラクチャのインストール・タイプを選択する理由

インフラストラクチャをOracle Identity ManagementコンポーネントとOracleAS Metadata Repositoryに分けることにより、インストーラではOracleAS Infrastructureコンポーネントを複数のコンピュータにインストールすることが可能になります。たとえば、OracleAS Metadata Repositoryを1つのコンピュータに、Oracle Identity Managementコンポーネントを別のコンピュータにインストールできます。Oracle Identity Managementオプションでは、Oracle Identity Managementコンポーネントを複数のコンピュータにインストールすることもできます。

また、これらのオプションにより、OracleAS Metadata Repository用の新規データベースを作成するかまたは既存のデータベースを使用できます。「OracleAS Metadata Repository」オプションまたは「OracleAS Metadata Repository and Identity Management」オプションのいずれかを選択すると、インストーラは新規データベースを作成して、そのデータベースにOracleAS Metadata Repositoryを移入します。

既存のデータベースを使用するには、4.8項「OracleAS Metadata Repositoryに対する既存のデータベースの使用」を参照してください。

4.3 インフラストラクチャのインストールの順序

OracleAS Metadata RepositoryおよびOracle Identity Managementコンポーネントの両方を同じコンピュータにインストールする場合は、「Oracle Identity Management and OracleAS Metadata Repository」オプションを選択します。インストーラにより、コンポーネントが適切な順序でインストールされます。段階的な手順については、4.20項「OracleAS Infrastructureのインストール」を参照してください。

インフラストラクチャ・コンポーネントを別々のコンピュータにインストールする場合は、次の順序でインストールします。

  1. OracleAS Metadata Repositoryをインストールします。

    インストーラで新規データベースを作成し、そのデータベースにOracleAS Metadata Repositoryを移入するか、またはOracle Application Server Repository Creation Assistantを実行して既存のデータベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールできます。

    Oracle Internet Directoryがまだインストールされていないので、この時点ではOracleAS Metadata RepositoryをOracle Internet Directoryに登録できないことに注意してください。登録は、次の手順で行います。

    参照:

  2. Oracle Identity Managementコンポーネントをインストールします。

    インストーラにより、OracleAS Metadata Repositoryデータベース用の接続情報を入力するよう要求されます。

    段階的な手順については、4.23項「Oracle Identity Managementコンポーネントのみ(Oracle Internet Directoryを含む)のインストール」を参照してください。

    インストーラにより、OracleAS Metadata Repositoryが新しく作成されたOracle Internet Directoryに登録されます。登録の詳細は、4.10項「OracleAS Metadata RepositoryのOracle Internet Directoryへの登録とパスワードのランダム化」を参照してください。

OracleAS Metadata RepositoryのみをインストールしてもOracle Application Serverインスタンスは生成されない

インフラストラクチャのインストール時にOracleAS Metadata Repositoryのみをインストールする場合は、インストーラでは新規データベースを作成し、そのデータベースにOracleAS Metadata Repositoryスキーマを移入します。このインスタンスは、次の点で他のOracle Application Serverインスタンスと異なります。

4.4 コンポーネントの別々のコンピュータへのインストール

前述したように、Oracle Application Serverインスタンスは別々のコンピュータにインストールできます。それに加えて、コンポーネントを複数のコンピュータに分散することもできます。これは、特にインフラストラクチャ・コンポーネントで役立ちます。分散すると、インフラストラクチャ・サービスのパフォーマンス、セキュリティ、スケーラビリティおよび可用性を向上させることができます。

次に例を示します。

表4-3に、OracleAS Infrastructureの可能な構成を示します。

表4-3    OracleAS Infrastructureの構成 
構成  説明/インストール方法 

画像の説明

 

この構成では、OracleAS Metadata RepositoryとOracle Identity Managementコンポーネントが同じOracleホームから実行されます。

この構成をインストールするには、OracleAS Metadata RepositoryとOracle Identity Managementコンポーネントを同時にインストールします。インストール手順については、4.20項「OracleAS Infrastructureのインストール」を参照してください。 


画像の説明

 

この構成では、OracleAS Metadata RepositoryとOracle Identity Managementコンポーネントが別々のコンピュータで実行されます。

この構成をインストールするには、次の手順を実行します。

  1. OracleAS Metadata Repositoryをインストールします。詳細は、4.22項「OracleAS Metadata Repositoryの新規データベースへのインストール」を参照してください。


    または、OracleAS Metadata Repositoryを既存のデータベースにインストールします。詳細は、Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantのユーザーズ・ガイドを参照してください。

  2. Oracle Identity Managementコンポーネントをインストールします。詳細は、4.23項「Oracle Identity Managementコンポーネントのみ(Oracle Internet Directoryを含む)のインストール」を参照してください。

 

画像の説明

 

この構成では、OracleAS Metadata Repositoryが1つ目のコンピュータで実行され、Oracle Internet Directoryが2つ目のコンピュータで実行され、残りのOracle Identity Managementコンポーネントが3つ目のコンピュータで実行されます。

この構成をインストールするには、次の手順を実行します。

  1. OracleAS Metadata Repositoryをインストールします。詳細は、4.22項「OracleAS Metadata Repositoryの新規データベースへのインストール」を参照してください。


    または、OracleAS Metadata Repositoryを既存のデータベースにインストールします。詳細は、Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantのユーザーズ・ガイドを参照してください。

  2. Oracle Internet Directoryをインストールします。詳細は、4.25項「Oracle Internet Directoryのみのインストール」を参照してください。

  3. 残りのOracle Identity Managementコンポーネントをインストールします。詳細は、4.24項「Oracle Identity Managementコンポーネントのみ(Oracle Internet Directoryを除く)のインストール」を参照してください。

 

画像の説明

 

この構成では、(セキュリティ上の理由で)OCAにそれ専用のOracleAS Metadata Repositoryを使用します。他のOracle Identity Managementコンポーネントには、別のOracleAS Metadata Repositoryを使用します。

この構成をインストールするには、次の手順を実行します。

  1. OracleAS Metadata RepositoryとOracle Identity Managementコンポーネントをインストールしますが、OCAはインストールしません。


    これらすべてのコンポーネントを同じOracleホームにインストールできます(最初の構成を参照)。または、複数のコンピュータに分散することもできます。この図では、分散構成を示しています。

  2. OCAをそれ専用のOracleAS Metadata Repositoryとともにインストールします。詳細は、4.21項「既存のOracle Internet Directoryに対するOracleAS Infrastructureのインストール」を参照してください。

 

OracleAS Metadata Repositoryとは別のコンピュータにOracle Identity Managementコンポーネントをインストールする場合は、OracleAS Metadata RepositoryではOracle Identity Managementコンポーネントへのネットワーク・アクセスが必要となることに注意してください。

複数のコンピュータや分散コンポーネントを含む構成については、第1章「製品およびインストールの概要」を参照してください。

4.5 Oracle Identity Managementコンポーネントを別々にインストールするためのヒント

Oracle Identity Managementコンポーネントを別々にインストールする場合、「構成オプションの選択」画面で構成するコンポーネントを選択するときには次のガイドラインを念頭においてください。

4.6 Oracle Delegated Administration ServicesまたはOracle Directory Integration Platformコンポーネントの必要性

これらのコンポーネントはオプションですが、次のサービスを提供しているためインストールすることをお薦めします。

4.7 インストール後のコンポーネントの構成

インストール時にコンポーネントを構成しなかった(つまり、「構成オプションの選択」画面でコンポーネントを選択しなかった)場合は、インストール後に一部のコンポーネントを構成できます。

インストール後に、Oracle Internet Directoryを構成することはできません。Oracle Internet Directoryは、インストーラを使用してインストールおよび構成する必要があります。

詳細は、11.7項「インストール後のコンポーネントの構成」を参照してください。

4.8 OracleAS Metadata Repositoryに対する既存のデータベースの使用

OracleAS Metadata Repositoryを新規データベースまたは既存のデータベースにインストールできます。

既存のデータベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールする場合の詳細は、Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantのユーザーズ・ガイドを参照してください。

4.9 既存のOracle Internet Directoryの使用

インストーラで新規のOracle Internet Directoryを作成するかわりに、既存のものを使用できます。アプリケーションでOracle Internet Directoryにすでに格納されているユーザーを認証する必要がある場合には、既存のものを使用できます。インフラストラクチャのインストール時に、「構成オプションの選択」画面で「Oracle Internet Directory」を選択しないでください。

既存のOracle Internet Directoryの接続情報(ホスト名、ポート、ユーザー名、パスワード)を入力する必要があります。

Oracle Internet Directoryは、リリース9.0.4以上である必要があります。Oracle Internet Directoryリリース9.2.xは、サポートされていないことに注意してください。

Oracle Internet Directoryのリリースを確認するには、Oracle Internet Directoryが稼働していることを確認します。その後で、次のコマンドを実行します。

prompt> oidldapd -version

oidldapdコマンドは、ORACLE_HOME/binディレクトリにあります。ここでORACLE_HOMEは、Oracle Internet Directoryをインストールしたルート・ディレクトリです。

4.10 OracleAS Metadata RepositoryのOracle Internet Directoryへの登録とパスワードのランダム化

OracleAS Metadata RepositoryとOracle Internet Directoryは緊密に連携して動きます。OracleAS Metadata Repositoryを使用する前に(ほとんどの場合)、Oracle Internet Directoryに登録されていることを確認してください。

Database-Based Farm機能を使用し、Oracle Identity Management Access機能を使用せずにJ2EE and Web Cache中間層を使用する場合は例外です。この場合は、OracleAS Metadata Repositoryが必要ですが、Oracle Internet Directoryに登録する必要はありません。

表4-4に、インストーラがOracleAS Metadata RepositoryをOracle Internet Directoryに自動的に登録するシナリオとユーザーが登録を決定するシナリオを示します。

表4-4    データベース登録シナリオ 
シナリオ  登録  スキーマ・パスワード 

同じインストール・セッションでOracleAS Metadata RepositoryおよびOracle Internet Directoryをインストールし構成する

手順については、4.20項「OracleAS Infrastructureのインストール」を参照してください。 

自動 

ランダム化 

既存のOracle Internet Directoryに対してOracleAS Metadata Repositoryをインストールする

詳細は、4.21項「既存のOracle Internet Directoryに対するOracleAS Infrastructureのインストール」を参照してください。 

自動 

ランダム化 

既存のOracleAS Metadata Repositoryに対してOracle Internet Directoryをインストールする

詳細は、4.25項「Oracle Internet Directoryのみのインストール」を参照してください。 

自動 

ランダム化(メタデータ・リポジトリ・スキーマには新しいランダム化されたパスワードが与えられます) 

OracleAS Metadata Repositoryのみをインストールし(Oracle Identity Managementコンポーネントはインストールしない)、Oracle Internet Directoryに登録することを選択する

このシナリオは、新規データベースまたは既存のデータベースにインストールする場合に該当します。

新規データベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールするには、4.22項「OracleAS Metadata Repositoryの新規データベースへのインストール」を参照してください。

既存のデータベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールするには、Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantのユーザーズ・ガイドを参照してください。 

する 

ランダム化 

OracleAS Metadata Repositoryのみをインストールし(Oracle Identity Managementコンポーネントはインストールしない)、Oracle Internet Directoryに登録しないことを選択する

このシナリオは、新規データベースまたは既存のデータベースにインストールする場合に該当します。 

しない 

スキーマはロックされ、パスワードは期限切れになります。 

最後の2つのシナリオでは、インストーラによりOracleAS Metadata RepositoryをOracle Internet Directoryに登録するかどうかを尋ねられます。「はい」と答える場合は、Oracle Internet Directoryの接続情報を入力します。「いいえ」と答える場合は、インストーラはOracleAS Metadata RepositoryをOracle Internet Directoryに登録しません。


注意:

インストール中にOracleAS Metadata RepositoryをOracle Internet Directoryに登録しなかった場合は、後でOracle Application Server Repository Creation Assistantを使用して登録できます。詳細は、Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantのユーザーズ・ガイドを参照してください。 


4.11 OracleAS Metadata Repositoryの内容

OracleAS Metadata Repositoryには、次のカテゴリに分類されるスキーマが含まれています。

すべてのスキーマの名前の表示については、Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantのユーザーズ・ガイドを参照してください。

4.12 複数のメタデータ・リポジトリの使用

複数のメタデータ・リポジトリをインストールしてパフォーマンスを向上させることができます。このようにすると、トポロジ内の異なるコンポーネントで異なるメタデータ・リポジトリを使用できるようになります。複数のメタデータ・リポジトリを使用するには、次のガイドラインに従います。

図4-1に、2つのメタデータ・リポジトリを持つトポロジを示します。ここでは、4つのコンピュータを使用しています。

4.13 Oracle Application Serverでサポートされる高可用性オプション

次の高可用性環境でOracle Application Serverを実行できます。

詳細は、第7章「高可用性環境へのインストール: 概要」を参照してください。

4.14 SYS、SYSTEM、SYSMANおよびDBSNMPユーザー用のパスワードの制限

OracleAS Metadata Repositoryを新規データベースにインストールするとき、インストーラにより、そのデータベースの特権ユーザーであるSYS、SYSTEM、SYSMANおよびDBSNMPユーザーのパスワードを設定するように求められます。これらのユーザーのパスワードには、次のような制限があります。

4.15 NE8ISO8859P10およびCEL8ISO8859P14キャラクタ・セットのサポート

NE8ISO8859P10またはCEL8ISO8859P14キャラクタ・セットの文字を使用する場合は、データベースでUnicodeキャラクタ・セットAL32UTF8を使用する必要があります。新しいデータベースをインストールする場合は、「データベース構成オプションの指定」画面で「AL32UTF8」を選択します。

これは、JavaではNE8ISO8859P10またはCEL8ISO8859P14キャラクタ・セットがサポートされていないためです。Javaでサポートされていないキャラクタ・セットを使用するようにデータベースを構成すると、OracleAS Portalに「サポートされていないIANAキャラクタ・エンコーディング」エラーが表示されます。

4.16 「Internet Directoryのネームスペースの指定」画面での入力

この画面で指定する識別名(DN)は、ユーザーおよびグループを管理するOracle Internet Directory内のネームスペースに指定されます。

推奨されるネームスペースが配置要件を満たす場合は、そのネームスペースを選択します。そうでない場合は、「カスタム・ネームスペース:」フィールドに必要なDNを入力します。インストーラは、推奨されるネームスペースを/etc/hostsファイルで確認します。詳細は、2.11項「/etc/hostsファイル」を参照してください。

Oracle Identity Managementコンポーネントをサード・パーティのディレクトリと統合する場合は、サード・パーティのディレクトリ内にあるデフォルトのネームスペースのDNに一致するネームスペースのDNを指定する必要があります。サード・パーティのディレクトリとの統合の詳細は、『Oracle Internet Directory管理者ガイド』を参照してください。

4.17 コンポーネントが使用するポート番号の確認方法

インストール時に、特定のOracle Application Serverコンポーネントが使用するポート番号を確認する必要がある場合があります。たとえば、既存のOracle Internet Directoryに対してOracleAS Infrastructureをインストールする場合、インストーラによりOracle Internet Directoryのホスト名とポート番号の入力を求められます。

ポート番号のリストは、次の方法で取得できます。

4.18 インストール後のOCAの追加

OracleAS InfrastructureをインストールしたがOCAを構成していない場合に、後でOCAを使用することに決めたときは、別のOracleホームにインストールする必要があります。既存のOracleホームにインストールすることはできません。

新しいOracleホームにOCAをインストールする場合は、OracleAS Infrastructureと同じまたは異なるコンピュータのいずれにもインストールできます。これ独自のOracleAS Metadata Repositoryとともにインストールするか、または既存のOracleAS Metadata Repositoryに対してインストールできます。

4.19 個別のホストでのOracle Delegated Administration Servicesの配置

個別のOracleホームでOracle Delegated Administration Servicesを構成するには、スタンドアロン・インストールを実行します。これを行うには、Identity Managementインストール・タイプを選択し、「構成オプション」画面で「Delegated Administration Services」を選択します。

4.20 OracleAS Infrastructureのインストール

OracleAS Metadata RepositoryおよびOracle Identity Managementコンポーネントをインストールするには、この手順を実行します。この手順を実行すると、1つのOracleホームに完全なOracleAS Infrastructureがインストールされます。

既存のOracle Internet Directoryを使用する場合は、4.21項「既存のOracle Internet Directoryに対するOracleAS Infrastructureのインストール」を参照してください。

OracleAS Metadata Repositoryに既存のデータベースを使用する場合は、Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantのユーザーズ・ガイドを参照してください。

表4-5    OracleAS Infrastructureのインストール手順 
  画面  操作 

1. 

-- 

インストーラを起動して、最初のいくつかの画面で情報を入力します。詳細は、4.27項「インストールの一部: インストールの最初のいくつかの画面」を参照してください。

注意:

  • 「インストール・タイプの選択」画面で、「Identity Management and Metadata Repository」を選択します。

 

2. 

構成オプションの選択 

Oracle Internet Directory」を選択します。

Oracle Application Server Single Sign-On」を選択します。

「Oracle Application Server Delegated Administration Services」を選択します。

Oracle Directory Integration Platform」を選択します。

ユーザーおよびサーバーに対して証明書を発行できる独自の認証局を構成する場合は、「Oracle Application Server Certificate Authority (OCA)」を選択します。

高可用性およびレプリケーション」は選択しないでください。

次へ」をクリックします。 

3. 

ポート構成オプションの指定 

コンポーネントにデフォルトのポートを使用する場合は、「自動」を選択します。

staticports.iniファイルをすでに作成していて、デフォルトのポートを使用しない場合は、「手動」を選択し、staticports.iniファイルへのフルパスを入力します。

次へ」をクリックします。 

4. 

Internet Directoryのネームスペースの指定 

推奨されるネームスペースを選択するか、またはデフォルトのOracle Identity Managementレルムの場所のカスタム・ネームスペースを入力します。

推奨されるネームスペース:」に表示された値が配置要件を満たしていることを確認します。要件を満たさない場合は、「カスタム・ネームスペース:」に必要な値を入力します。詳細は、4.16項「「Internet Directoryのネームスペースの指定」画面での入力」を参照してください。

次へ」をクリックします。 

5. 

OCAの画面 

「構成オプションの選択」画面で「Oracle Application Server Certificate Authority (OCA)」を選択すると、インストーラによりOCAの情報を入力するための画面が表示されます。詳細は、4.30項「インストールの一部: OCAの画面」を参照してください。 

6. 

Oracle Databaseの画面 

OracleAS Metadata Repositoryデータベースの情報を入力します。詳細は、4.29項「インストールの一部: Databaseの画面」を参照してください。 

7. 

インスタンス名とias_adminパスワードの指定 

インスタンス名: インフラストラクチャ・インスタンスの名前を入力します。インスタンス名には、英数字および_(アンダースコア)文字を使用できます。1つのコンピュータに複数のOracle Application Serverインスタンスがある場合は、インスタンス名は一意である必要があります。インスタンス名の詳細は、3.5項「Oracle Application Server インスタンスとインスタンス名」を参照してください。

例: infra

ias_adminパスワード」および「パスワードの確認」: ias_adminユーザーのパスワードを設定します。これはインスタンスの管理ユーザーです。パスワードの制限については、3.6項「ias_adminユーザーとそのパスワードの制限」を参照してください。

例: welcome99

次へ」をクリックします。 

8. 

-- 

インストールを終了します。詳細は、4.28項「インストールの一部: インストールの最後のいくつかの画面」を参照してください。 

4.21 既存のOracle Internet Directoryに対するOracleAS Infrastructureのインストール

Oracle Identity Managementコンポーネント(Oracle Internet Directoryを除く)およびOracleAS Metadata Repositoryをインストールするには、この手順を実行します。

前提条件: Oracle Internet Directoryリリース9.0.4以上

この手順は、すでにOracle Internet Directory(およびそれに関連付けられたOracleAS Metadata Repository)があり、次のいずれかを行う必要がある場合に実行します。

この手順を使用して、他のOracle Identity Managementコンポーネント(OracleAS Single Sign-On、Oracle Delegated Administration ServicesまたはOracle Directory Integration Platform)をインストールすることはできません。OracleAS Metadata RepositoryなしでOracle Identity Managementコンポーネントをインストールするには、4.24項「Oracle Identity Managementコンポーネントのみ(Oracle Internet Directoryを除く)のインストール」の手順に従います。

表4-6    既存のOracle Internet Directoryに対するOracleAS Infrastructureのインストール手順 
  画面  操作 

1. 

-- 

インストーラを起動して、最初のいくつかの画面で情報を入力します。詳細は、4.27項「インストールの一部: インストールの最初のいくつかの画面」を参照してください。

注意:

  • 「インストール・タイプの選択」画面で、「Identity Management and Metadata Repository」を選択します。

 

2. 

構成オプションの選択 

既存のものを使用するため、「Oracle Internet Directory」は選択しないでください。

Oracle Application Server Single Sign-On」は選択しないでください。

「Oracle Application Server Delegated Administration Services」は選択しないでください。

Oracle Directory Integration Platform」は選択しないでください。

ユーザーおよびサーバーに対して証明書を発行できる独自の認証局を構成する場合は、「Oracle Application Server Certificate Authority (OCA)」を選択します。

高可用性およびレプリケーション」は選択しないでください。

次へ」をクリックします。 

3. 

ポート構成オプションの指定 

コンポーネントにデフォルトのポートを使用する場合は、「自動」を選択します。

staticports.iniファイルをすでに作成していて、デフォルトのポートを使用しない場合は、「手動」を選択し、staticports.iniファイルへのフルパスを入力します。

次へ」をクリックします。 

4. 

Oracle Internet Directoryへの登録 

ホスト名: Oracle Internet Directoryを実行しているコンピュータの名前を入力します。

SSLポート: Oracle Internet DirectoryがリスニングしているSSLポートのポート番号を入力します。ポート番号がわからない場合は、4.17項「コンポーネントが使用するポート番号の確認方法」を参照してください。

次へ」をクリックします。 

5.  

Oracle Internet Directoryへのログインの指定 

ユーザー名: Oracle Internet Directoryにログインするためのユーザー名を入力します。Oracle Internet Directoryの必要なグループに属しているユーザーとしてログインする必要があります。必要なグループは、インストールするコンポーネントによって異なります。詳細は、5.3項「コンポーネントの構成または削除に必要なグループ」を参照してください。

パスワード: ユーザー名のパスワードを入力します。

レルム: ユーザー名の妥当性を検証するレルムを入力します。このフィールドは、Oracle Internet Directoryに複数のレルムがある場合にのみ表示されます。

次へ」をクリックします。 

6. 

OCAの画面 

「構成オプションの選択」画面で「Oracle Application Server Certificate Authority (OCA)」を選択すると、インストーラによりOCAの情報を入力するための画面が表示されます。詳細は、4.30項「インストールの一部: OCAの画面」を参照してください。 

7. 

Oracle Databaseの画面 

OracleAS Metadata Repositoryデータベースの情報を入力します。詳細は、4.29項「インストールの一部: Databaseの画面」を参照してください。 

8. 

インスタンス名とias_adminパスワードの指定 

インスタンス名: インフラストラクチャ・インスタンスの名前を入力します。インスタンス名には、英数字および_(アンダースコア)文字を使用できます。1つのコンピュータに複数のOracle Application Serverインスタンスがある場合は、インスタンス名は一意である必要があります。インスタンス名の詳細は、3.5項「Oracle Application Server インスタンスとインスタンス名」を参照してください。

例: infra

ias_adminパスワード」および「パスワードの確認」: ias_adminユーザーのパスワードを設定します。これはインスタンスの管理ユーザーです。パスワードの制限については、3.6項「ias_adminユーザーとそのパスワードの制限」を参照してください。

例: welcome99

次へ」をクリックします。 

9. 

-- 

インストールを終了します。詳細は、4.28項「インストールの一部: インストールの最後のいくつかの画面」を参照してください。 

4.22 OracleAS Metadata Repositoryの新規データベースへのインストール

新規データベースを作成し、OracleAS Metadata Repositoryを移入するには、この手順を実行します。この手順では、Oracle Identity Managementコンポーネントはインストールされません。

表4-7    新規データベースへのOracleAS Metadata Repositoryのインストール手順 
  画面  操作 

1. 

-- 

インストーラを起動して、最初のいくつかの画面で情報を入力します。詳細は、4.27項「インストールの一部: インストールの最初のいくつかの画面」を参照してください。

注意:

  • 「インストール・タイプの選択」画面で、「Metadata Repository」を選択します。

 

2. 

構成オプションの選択 

高可用性およびレプリケーション」は選択しないでください。

次へ」をクリックします。 

3. 

OracleAS Metadata Repositoryの登録 

Oracle Internet Directoryがすでにあり、その接続情報がわかっている場合は、「はい」を選択し、Oracle Internet Directoryが実行されているコンピュータの名前とポート番号を入力します。ポート番号がわからない場合は、4.17項「コンポーネントが使用するポート番号の確認方法」を参照してください。

Oracle Internet DirectoryにはSSL接続のみ使用: Oracle Application ServerコンポーネントがOracle Internet Directoryへの接続にSSLのみを使用するようにする場合は、このオプションを選択します。

Oracle Internet Directoryがない場合、またはその接続情報がわからない場合は、「いいえ」を選択します。

次へ」をクリックします。 

4. 

Oracle Internet Directoryへのログインの指定 

この画面は、前の画面で「はい」を選択した場合にのみ表示されます。

ユーザー名: Oracle Internet Directoryへログインするためのユーザー名を入力します。ユーザーは、Oracle Internet DirectoryのiAS Adminsグループに属している必要があります。

パスワード: パスワードを入力します。

レルム: このフィールドは、Oracle Internet Directoryに複数のレルムがある場合にのみ表示されます。ユーザーの認証に使用するレルムの名前を入力します。

次へ」をクリックします。 

5. 

Oracle Databaseの画面 

OracleAS Metadata Repositoryデータベースの情報を入力します。詳細は、4.29項「インストールの一部: Databaseの画面」を参照してください。 

6. 

-- 

インストールを終了します。詳細は、4.28項「インストールの一部: インストールの最後のいくつかの画面」を参照してください。 

7. 

-- 

dcmスキーマをロック解除し、そのパスワードを設定します。この手順は、中間層インスタンスのデータベース・クラスタリングにメタデータ・リポジトリを使用する場合にのみ必要です。

  1. 環境変数ORACLE_HOMEにOracleAS Metadata Repositoryをインストールしたディレクトリのフルパスを設定します。

  2. 環境変数ORACLE_SIDにOracleAS Metadata RepositoryのSIDを設定します。

  3. SQL*Plusを使用して、dcmスキーマをロック解除し、そのパスワードを設定します。


    次のalter userコマンドは、パスワードを「welcome1」に設定しますが、パスワードには任意の値を設定できます。

    prompt> $ORACLE_HOME/bin/sqlplus "sys/password as sysdba"
    SQL> alter user dcm identified by welcome1 account unlock;
    
 

4.23 Oracle Identity Managementコンポーネントのみ(Oracle Internet Directoryを含む)のインストール

OracleAS Metadata Repositoryをインストールしないで、Oracle Identity Managementコンポーネントをインストールするには、この手順を実行します。

リモートOracleAS Metadata Repositoryに対してOracle Internet Directoryを構成するには、この手順に従います。OracleAS Metadata Repositoryは、既存のデータベース(Oracle Application Server Metadata Repository Creation Assistantのユーザーズ・ガイドを参照)、または新規データベース(4.22項「OracleAS Metadata Repositoryの新規データベースへのインストール」を参照)にインストール済です。

前提条件: Oracle Internet Directoryに登録されていないOracleAS Metadata Repository

表4-8    Oracle Identity Managementコンポーネントのみ(Oracle Internet Directoryを含む)のインストール手順 
  画面  操作 

1. 

-- 

インストーラを起動して、最初のいくつかの画面で情報を入力します。詳細は、4.27項「インストールの一部: インストールの最初のいくつかの画面」を参照してください。

注意:

  • 「インストール・タイプの選択」画面で、「Oracle Identity Management」を選択します。

 

2. 

構成オプションの選択 

Oracle Internet Directory」を選択します。

Oracle Application Server Single Sign-On」を選択します。

「Oracle Application Server Delegated Administration Services」や「Oracle Directory Integration Platform」が提供するサービスが必要な場合は、これらの両方またはいずれかを選択します。4.6項「Oracle Delegated Administration ServicesまたはOracle Directory Integration Platformコンポーネントの必要性」を参照してください。

ユーザーおよびサーバーに対して証明書を発行できる独自の認証局を構成する場合は、「Oracle Application Server Certificate Authority (OCA)」を選択します。

高可用性およびレプリケーション」は選択しないでください。

次へ」をクリックします。 

3. 

ポート構成オプションの指定 

コンポーネントにデフォルトのポートを使用する場合は、「自動」を選択します。

staticports.iniファイルをすでに作成していて、デフォルトのポートを使用しない場合は、「手動」を選択し、staticports.iniファイルへのフルパスを入力します。

次へ」をクリックします。 

4. 

リポジトリの指定 

ユーザー名: OracleAS Metadata Repositoryデータベースにログインするために使用するユーザー名を入力します。ユーザーは、DBA権限を持っている必要があります。

パスワード: ユーザーのパスワードを入力します。

ホスト名とポート: データベースが稼働しているコンピュータの名前を入力し、そのコンピュータがリスニングしているポートのポート番号を入力します。書式には、host:portを使用します。

サービス名: データベースのサービス名を入力します。サービス名には、データベースのドメイン名が含まれている必要があります。

例: orcl.mydomain.com

次へ」をクリックします。 

5. 

Internet Directoryのネームスペースの指定 

推奨されるネームスペースを選択するか、またはデフォルトのOracle Identity Managementレルムの場所のカスタム・ネームスペースを入力します。

推奨されるネームスペース:」に表示された値が配置要件を満たしていることを確認します。要件を満たさない場合は、「カスタム・ネームスペース:」に必要な値を入力します。詳細は、4.16項「「Internet Directoryのネームスペースの指定」画面での入力」を参照してください。

次へ」をクリックします。 

6. 

OCAを構成するための情報の入力 

OCAの画面に従って情報を入力します。詳細は、4.30項「インストールの一部: OCAの画面」を参照してください。 

7. 

インスタンス名とias_adminパスワードの指定 

インスタンス名: インフラストラクチャ・インスタンスの名前を入力します。インスタンス名には、英数字および_(アンダースコア)文字を使用できます。1つのコンピュータに複数のOracle Application Serverインスタンスがある場合は、インスタンス名は一意である必要があります。インスタンス名の詳細は、3.5項「Oracle Application Server インスタンスとインスタンス名」を参照してください。

例: id_mgmt

ias_adminパスワード」および「パスワードの確認」: ias_adminユーザーのパスワードを設定します。これはインスタンスの管理ユーザーです。パスワードの制限については、3.6項「ias_adminユーザーとそのパスワードの制限」を参照してください。

例: welcome99

次へ」をクリックします。 

8. 

-- 

インストールを終了します。詳細は、4.28項「インストールの一部: インストールの最後のいくつかの画面」を参照してください。 

4.24 Oracle Identity Managementコンポーネントのみ(Oracle Internet Directoryを除く)のインストール

OracleAS Metadata RepositoryまたはOracle Internet Directoryをインストールしないで、Oracle Identity Managementコンポーネントをインストールするには、この手順を実行します。

追加のOracleAS Single Sign-On、Oracle Delegated Administration ServicesまたはOracle Directory Integration Platformコンポーネントを既存のOracle Internet Directoryに対してインストールするには、この手順を使用します。

前提条件: OracleAS Metadata Repository、Oracle Internet Directoryリリース9.0.4以上

表4-9    Oracle Identity Managementコンポーネントのみ(Oracle Internet Directoryを除く)のインストール手順 
  画面  操作 

1. 

-- 

インストーラを起動して、最初のいくつかの画面で情報を入力します。詳細は、4.27項「インストールの一部: インストールの最初のいくつかの画面」を参照してください。

注意:

  • 「インストール・タイプの選択」画面で、「Oracle Identity Management」を選択します。

 

2. 

構成オプションの選択 

Oracle Internet Directory」は選択しないでください。

Oracle Application Server Single Sign-On」を選択します。

「Oracle Application Server Delegated Administration Services」や「Oracle Directory Integration Platform」が提供するサービスが必要な場合は、これらの両方またはいずれかを選択します。4.6項「Oracle Delegated Administration ServicesまたはOracle Directory Integration Platformコンポーネントの必要性」を参照してください。

ユーザーおよびサーバーに対して証明書を発行できる独自の認証局を構成する場合は、「Oracle Application Server Certificate Authority (OCA)」を選択します。

高可用性およびレプリケーション」は選択しないでください。

次へ」をクリックします。 

3. 

ポート構成オプションの指定 

コンポーネントにデフォルトのポートを使用する場合は、「自動」を選択します。

staticports.iniファイルをすでに作成していて、デフォルトのポートを使用しない場合は、「手動」を選択し、staticports.iniファイルへのフルパスを入力します。

次へ」をクリックします。 

4. 

Oracle Internet Directoryへの登録 

ホスト名: Oracle Internet Directoryを実行しているコンピュータの名前を入力します。

SSLポート: Oracle Internet DirectoryがリスニングしているSSLポートのポート番号を入力します。ポート番号がわからない場合は、4.17項「コンポーネントが使用するポート番号の確認方法」を参照してください。

次へ」をクリックします。 

5.  

Oracle Internet Directoryへのログインの指定 

ユーザー名: Oracle Internet Directoryにログインするためのユーザー名を入力します。Oracle Internet Directoryの必要なグループに属しているユーザーとしてログインする必要があります。必要なグループは、インストールするコンポーネントによって異なります。詳細は、5.3項「コンポーネントの構成または削除に必要なグループ」を参照してください。

パスワード: ユーザー名のパスワードを入力します。

レルム: ユーザー名の妥当性を検証するレルムを入力します。このフィールドは、Oracle Internet Directoryに複数のレルムがある場合にのみ表示されます。

次へ」をクリックします。 

6. 

ODSパスワードの指定 

OracleAS Metadata Repository内のODSスキーマのパスワードを入力します。ODSスキーマは、Oracle Internet Directoryで使用される主要スキーマです。

デフォルトでは、ODSパスワードはias_adminパスワード(「インスタンス名とias_adminパスワードの指定」画面で入力したパスワード)と同じです。

次へ」をクリックします。 

7. 

OCAを構成するための情報の入力 

OCAの画面に従って情報を入力します。詳細は、4.30項「インストールの一部: OCAの画面」を参照してください。 

8. 

インスタンス名とias_adminパスワードの指定 

インスタンス名: インフラストラクチャ・インスタンスの名前を入力します。インスタンス名には、英数字および_(アンダースコア)文字を使用できます。1つのコンピュータに複数のOracle Application Serverインスタンスがある場合は、インスタンス名は一意である必要があります。インスタンス名の詳細は、3.5項「Oracle Application Server インスタンスとインスタンス名」を参照してください。

例: id_mgmt

ias_adminパスワード」および「パスワードの確認」: ias_adminユーザーのパスワードを設定します。これはインスタンスの管理ユーザーです。パスワードの制限については、3.6項「ias_adminユーザーとそのパスワードの制限」を参照してください。

例: welcome99

次へ」をクリックします。 

9. 

-- 

インストールを終了します。詳細は、4.28項「インストールの一部: インストールの最後のいくつかの画面」を参照してください。 

4.25 Oracle Internet Directoryのみのインストール

Oracle Internet Directoryをインストールするには、この手順を実行します。

前提条件: OracleAS Metadata Repository

表4-10    Oracle Internet Directoryのインストール手順 
  画面  操作 

1. 

-- 

インストーラを起動して、最初のいくつかの画面で情報を入力します。詳細は、4.27項「インストールの一部: インストールの最初のいくつかの画面」を参照してください。

注意:

  • 「インストール・タイプの選択」画面で、「Identity Management」を選択します。

 

2. 

構成オプションの選択 

Oracle Internet Directory」を選択します。

Oracle Application Server Single Sign-On」は選択しないでください。

「Oracle Application Server Delegated Administration Services」は選択しないでください。

Oracle Directory Integration Platform」は選択しないでください。

「OracleAS Certificate Authority (OCA)」は選択しないでください。

高可用性およびレプリケーション」は選択しないでください。

次へ」をクリックします。 

3. 

ポート構成オプションの指定 

コンポーネントにデフォルトのポートを使用する場合は、「自動」を選択します。

staticports.iniファイルをすでに作成していて、デフォルトのポートを使用しない場合は、「手動」を選択し、staticports.iniファイルへのフルパスを入力します。

次へ」をクリックします。 

4. 

リポジトリの指定 

ユーザー名: OracleAS Metadata Repositoryデータベースにログインするために使用するユーザー名を入力します。ユーザーは、DBA権限を持っている必要があります。

パスワード: ユーザーのパスワードを入力します。

ホスト名とポート: データベースが稼働しているコンピュータの名前を入力し、そのコンピュータがリスニングしているポートのポート番号を入力します。書式には、host:portを使用します。

サービス名: データベースのサービス名を入力します。サービス名には、データベースのドメイン名が含まれている必要があります。

例: orcl.mydomain.com

次へ」をクリックします。 

5. 

Internet Directoryのネームスペースの指定 

推奨されるネームスペースを選択するか、またはデフォルトのOracle Identity Managementレルムの場所のカスタム・ネームスペースを入力します。

推奨されるネームスペース:」に表示された値が配置要件を満たしていることを確認します。要件を満たさない場合は、「カスタム・ネームスペース:」に必要な値を入力します。詳細は、4.16項「「Internet Directoryのネームスペースの指定」画面での入力」を参照してください。

次へ」をクリックします。 

6. 

インスタンス名とias_adminパスワードの指定 

インスタンス名: インフラストラクチャ・インスタンスの名前を入力します。インスタンス名には、英数字および_(アンダースコア)文字を使用できます。1つのコンピュータに複数のOracle Application Serverインスタンスがある場合は、インスタンス名は一意である必要があります。インスタンス名の詳細は、3.5項「Oracle Application Server インスタンスとインスタンス名」を参照してください。

例: infra

ias_adminパスワード」および「パスワードの確認」: ias_adminユーザーのパスワードを設定します。これはインスタンスの管理ユーザーです。パスワードの制限については、3.6項「ias_adminユーザーとそのパスワードの制限」を参照してください。

例: welcome99

次へ」をクリックします。 

7. 

-- 

インストールを終了します。詳細は、4.28項「インストールの一部: インストールの最後のいくつかの画面」を参照してください。 

4.26 OCAとOracleAS Metadata Repositoryのみのインストール

OCAおよびOracleAS Metadata Repositoryコンポーネントのみをインストールするには、この手順を実行します。

前提条件: Oracle Internet Directoryリリース9.0.4以上

表4-11    OCAとOracleAS Metadata Repositoryのインストール手順 
  画面  操作 

1. 

-- 

インストーラを起動して、最初のいくつかの画面で情報を入力します。詳細は、4.27項「インストールの一部: インストールの最初のいくつかの画面」を参照してください。

注意:

  • 「インストール・タイプの選択」画面で、「Identity Management and Metadata Repository」を選択します。

 

2. 

構成オプションの選択 

既存のものを使用するため、「Oracle Internet Directory」は選択しないでください。

Oracle Application Server Single Sign-On」は選択しないでください。

「Oracle Application Server Delegated Administration Services」は選択しないでください。

Oracle Directory Integration Platform」は選択しないでください。

「Oracle Application Server Certificate Authority (OCA)」を選択します。

高可用性およびレプリケーション」は選択しないでください。

次へ」をクリックします。 

3. 

ポート構成オプションの指定 

コンポーネントにデフォルトのポートを使用する場合は、「自動」を選択します。

staticports.iniファイルをすでに作成していて、デフォルトのポートを使用しない場合は、「手動」を選択し、staticports.iniファイルへのフルパスを入力します。

次へ」をクリックします。 

4. 

Oracle Internet Directoryへの登録 

ホスト名: Oracle Internet Directoryを実行しているコンピュータの名前を入力します。

SSLポート: Oracle Internet DirectoryがリスニングしているSSLポートのポート番号を入力します。ポート番号がわからない場合は、4.17項「コンポーネントが使用するポート番号の確認方法」を参照してください。

次へ」をクリックします。 

5.  

Oracle Internet Directoryへのログインの指定 

ユーザー名: Oracle Internet Directoryにログインするためのユーザー名を入力します。Oracle Internet Directoryの信頼できるアプリケーションの管理者グループおよびiAS Adminsグループに属しているユーザーとしてログインする必要があります。

パスワード: ユーザー名のパスワードを入力します。

レルム: ユーザー名の妥当性を検証するレルムを入力します。このフィールドは、Oracle Internet Directoryに複数のレルムがある場合にのみ表示されます。

次へ」をクリックします。 

6. 

OCAの画面 

OCAを構成するための情報を入力します。詳細は、4.30項「インストールの一部: OCAの画面」を参照してください。 

7. 

Oracle Databaseの画面 

OracleAS Metadata Repositoryデータベースの情報を入力します。詳細は、4.29項「インストールの一部: Databaseの画面」を参照してください。 

8. 

インスタンス名とias_adminパスワードの指定 

インスタンス名: インフラストラクチャ・インスタンスの名前を入力します。インスタンス名には、英数字および_(アンダースコア)文字を使用できます。1つのコンピュータに複数のOracle Application Serverインスタンスがある場合は、インスタンス名は一意である必要があります。インスタンス名の詳細は、3.5項「Oracle Application Server インスタンスとインスタンス名」を参照してください。

例: infra_oca

ias_adminパスワード」および「パスワードの確認」: ias_adminユーザーのパスワードを設定します。これはインスタンスの管理ユーザーです。パスワードの制限については、3.6項「ias_adminユーザーとそのパスワードの制限」を参照してください。

例: welcome99

次へ」をクリックします。 

9. 

-- 

インストールを終了します。詳細は、4.28項「インストールの一部: インストールの最後のいくつかの画面」を参照してください。 

4.27 インストールの一部: インストールの最初のいくつかの画面

インストーラの最初のいくつかの画面はすべてのインストールで同じであるため、ここで説明します。この章のほとんどのインストール手順では、この項を開始点として参照しています。

表4-12    インストールの最初のいくつかの画面 
  画面  操作 

1. 

-- 

インストーラを起動します。詳細は、3.14項「Oracle Universal Installerの起動」を参照してください。 

2. 

ようこそ 

次へ」をクリックします。 

3. 

インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定 

この画面は、このコンピュータに初めてOracle製品をインストールする場合にのみ表示されます。

インベントリ・ディレクトリのフルパスを入力してください: インベントリ・ディレクトリへのフルパスを入力します。製品ファイル用のOracleホーム・ディレクトリとは異なるディレクトリを入力します。

例: /opt/oracle/oraInventory

オペレーティング・システム・グループ名の指定: インベントリ・ディレクトリの書込み権限を持つオペレーティング・システム・グループを選択します。

例: oinstall

次へ」をクリックします。 

4. 

orainstRoot.shの実行 

この画面は、このコンピュータに初めてOracle製品をインストールする場合にのみ表示されます。

別のシェルでrootユーザーとしてorainstRoot.shスクリプトを実行します。このスクリプトは、oraInventoryディレクトリにあります。

スクリプトを実行した後で、「続行」をクリックします。 

5. 

ファイルの場所の指定 

名前: このOracleホームを識別する名前を入力します。Oracleホームの名前には英数字およびアンダースコア(_)のみを使用でき、最大128文字です。

例: OH_INFRA

パス: インストール先のディレクトリへのフルパスを入力します。これはOracleホームです。Oracleホーム・ディレクトリが存在しない場合は、インストーラによって作成されます。事前にディレクトリを作成する場合は、oracleユーザーとして作成します。rootユーザーとして作成しないでください。

例: /opt/oracle/infra

次へ」をクリックします。 

6. 

ハードウェアのクラスタ・インストール・モードの指定 

この画面は、コンピュータがハードウェア・クラスタの一部である場合にのみ表示されます。

インフラストラクチャをインストールする場合は、インフラストラクチャをインストールするハードウェア・クラスタ内のコンピュータを選択します。複数のコンピュータを選択することも、現在のコンピュータのみを選択することもできます。

次へ」をクリックします。 

7. 

インストールする製品の選択 

Oracle Application Server Infrastructure 10g」を選択します。

追加の言語をインストールする必要がある場合は、「製品の言語」をクリックします。詳細は、3.4項「追加の言語のインストール」を参照してください。

次へ」をクリックします。 

8. 

インストール・タイプの選択 

この画面に表示されるオプションは、「インストールする製品の選択」画面で選択したものによって異なります。

OracleAS Infrastructureのインストール・タイプには次のものがあります。

  • Identity Management および Metadata Repository

  • Identity Management

  • Metadata Repository

次へ」をクリックします。

環境変数TMPが設定されていないことを示すエラー・メッセージが表示された場合は、デフォルトの一時ディレクトリの領域が十分ではないことを示しています。異なるディレクトリを指すように環境変数TMPを設定するか、またはデフォルトの一時ディレクトリに十分な領域を確保する必要があります。

環境変数TEMPの詳細は、2.10.6項「TMPおよびTMPDIR」を参照してください。 

9. 

既存のOracle9i AS Infrastructureのアップグレード 

この画面は、インストーラがコンピュータ上にInfrastructure リリース2(9.0.2)インスタンスを検出し、OracleAS Infrastructureをインストールすることを選択したときに表示されます。

この画面には、既存のリリース2(9.0.2)のインフラストラクチャをアップグレードするオプション、または現行のリリースのOracleAS Infrastructureをインストールするオプションが表示されます。アップグレードする場合は、Oracle Application Serverのアップグレードおよび互換性ガイドを参照してください。 

10. 

インストール前の要件の確認 

使用しているコンピュータがすべての要件を満たしていることを確認します。「次へ」をクリックします。 

図4-2に、画面の表示順を示します。

図4-2    インストールの最初のいくつかの画面の順序


画像の説明

4.28 インストールの一部: インストールの最後のいくつかの画面

インストーラの最後のいくつかの画面はすべてのインストールで同じであるため、この項で説明します。この章のほとんどのインストール手順では、この項を終了点として参照しています。

表4-13    インストールの最後のいくつかの画面 
  画面  操作 

1. 

サマリー 

選択した内容を確認し、「インストール」をクリックします。 

2. 

インストール進捗 

この画面には、インストールの進捗状況が表示されます。 

3. 

root.shの実行 

注意: このダイアログ・ボックスが表示されるまで、root.shスクリプトを表示しないでください。

  1. このダイアログ・ボックスが表示された場合、別のシェルでrootユーザーとしてroot.shスクリプトを実行します。このスクリプトは、このインスタンスのOracleホーム・ディレクトリにあります。

  2. OK」をクリックします。

 

4. 

コンフィギュレーション・アシスタント 

この画面には、Configuration Assistantの進捗状況が表示されます。Configuration Assistantによって、コンポーネントが構成されます。 

5. 

インストールの終了 

終了」をクリックして、インストーラを終了します。 

4.29 インストールの一部: Databaseの画面

OracleAS Metadata Repository用の新規データベースをインストールすると、インストーラに次の画面が表示されます。

表4-14    Databaseの画面 
  画面  操作 

1. 

データベース構成オプションの指定 

グローバル・データベース名: OracleAS Metadata Repositoryデータベースの名前を入力します。ドメイン名をデータベース名に追加します。グローバル・データベース名でのこのドメイン名は、ご使用のネットワーク・ドメイン名とは異なる名前にすることができます。

グローバル・データベース名のドメイン名の部分には、次のネーミング制限があります。

  • 英数字、アンダースコア(_)、マイナス(-)およびシャープ(#)文字のみを使用できます。

  • 最大128文字です。

グローバル・データベース名のデータベース名の部分には、次のネーミング制限があります。

  • 英数字、アンダースコア(_)およびシャープ(#)文字のみを使用できます。

  • 最大8文字です。

  • PORTまたはHOSTを大文字で使用することはできません。「host」または「port」を含む名前にする場合は、小文字を使用します。

例: orcl.mydomain.com

注意: 2つ以上のピリオドを一緒に入力しないでください(例: orcl.mydomain.com)。これに関してインストーラはチェックを行わないので、後で、これがインストール・プロセス中のエラーの原因になります。

SID: OracleAS Metadata Repositoryデータベースのシステム識別子を入力します。通常、これはグローバル・データベース名と同じですが、ドメイン名は含まれません。SIDは、すべてのデータベースで一意である必要があります。

SIDには、次のネーミング制限があります。

  • 英数字のみを使用できます。

  • 最大8文字です。

  • PORTまたはHOSTを大文字で使用することはできません。「host」または「port」を含む名前にする場合は、小文字を使用します。

例: orcl

データベース・キャラクタ・セット: 使用するキャラクタ・セットを選択します。4.15項「NE8ISO8859P10およびCEL8ISO8859P14キャラクタ・セットのサポート」も参照してください。

データベース・ファイルの場所: データ・ファイル・ディレクトリの親ディレクトリへのフルパスを入力します。この親ディレクトリはすでに存在している必要があり、このディレクトリへの書込み権限を所有している必要があります。

インストーラによって、この親ディレクトリにサブディレクトリが作成されます。サブディレクトリはSIDと同じ名前になります。データ・ファイルは、このサブディレクトリに配置されます。

たとえば、/u02/oradataと入力し、SIDがorclである場合、データ・ファイルは/u02/oradata/orclに配置されます。

次へ」をクリックします。 

2. 

データベース・スキーマのパスワードの指定 

権限付きデータベース・スキーマ(SYS、SYSTEM、SYSMANおよびDBSNMP)のパスワードを設定します。各スキーマに対して異なるパスワードを設定することも、すべてのスキーマに同じパスワードを設定することもできます。

次へ」をクリックします。 

4.30 インストールの一部: OCAの画面

OracleAS Infrastructureのインストール時に「構成オプションの選択」画面で「Oracle Application Server Certificate Authority (OCA)」を選択すると、表4-15に示す画面が表示されます。

同じOracleAS Metadata Repositoryに対して複数のOCAをインストールすることはできません。Oracle Identity Managementコンポーネントを既存のOracleAS Metadata Repositoryに対してのみインストールするときには、Metadata Repositoryに対してすでにOCAのインスタンスが構成されていないことを確認します。

例: OCAを含むOracleAS Metadata RepositoryおよびOracle Identity Managementコンポーネントをコンピュータにインストールします。次に、同じOracleAS Metadata Repositoryに対して追加のOracle Identity Managementコンポーネント(OCAを含む)を同じまたは別のコンピュータにインストールすると、このインストールは失敗します。

表4-15    OCAの画面 
  画面  操作 

1. 

OracleAS Metadata Repositoryの選択 

この画面は、OCAを構成するときに、既存のOracle Internet Directoryおよび既存のOracleAS Metadata Repositoryを使用している場合にのみ表示されます。Oracle Internet Directoryには、使用するOracleAS Metadata Repositoryが登録されている必要があります。

OCAで使用するOracleAS Metadata Repositoryを選択します。

次へ」をクリックします。 

2. 

OCA識別名の指定 

OCAでは、この画面で指定されたDNを、発行される証明書の「発行者」フィールドに移入します。

標準DN: DNにこのセクションに一覧表示された属性のみを使用する場合は、このセクションを使用します。このセクションで指定された属性をすべて入力する必要はありません。o(組織)属性のみが必須です。どの属性でも、'(一重引用符)文字は無効です。

  • 一般名(CN): 証明書に必要な名前を入力します。この名前は、ホスト名とは異なる必要があります。例: John Doe

  • 組織単位(OU): 地区または部門の名前を入力します。例: Sales

  • 組織(O)*: 会社または組織の名前を入力します。例: Oracle

  • 国(C): ドロップダウン・リストから国を選択します。

カスタムDN: DNに標準DNセクションで一覧表示されない属性を使用する場合は、このセクションでDNを指定します。

次へ」をクリックします。 

3. 

OCA鍵の長さの指定 

鍵の長さ(ビット): OCAで発行されるすべての証明書に署名するためにRSAアルゴリズムで使用される鍵の長さを選択します。2048ビット以上の鍵の長さを使用することをお薦めします。鍵の長さが長いほどセキュリティが強化されますが、新しい証明書を発行するための時間が長くなります。

次へ」をクリックします。 

4. 

OCA管理者パスワードの指定 

管理者のパスワード」および「パスワードの確認」: OCA管理者のパスワードを指定して、確認します。パスワードには、次の制限があります。

  • 8文字以上である必要があります。

  • 英字を1文字以上使用する必要があります。

  • 英字以外の文字(数字など)を1文字以上使用する必要があります。

  • 先頭の文字を数字にすることはできません。

OCAを管理するには、このパスワードが必要です。このパスワードは、OCA Configuration Assistantでも使用します。

インストール後に、ocactlコマンドを使用してパスワードを変更できます。詳細は、OCAのオンライン・ヘルプを参照してください。

次へ」をクリックします。 


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