10 Oracle Virtual Directory

この章では、Oracle Virtual Directory 10g（10.1.4.0.1）に関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

• 10.1項「一般的な問題および回避方法」

• 10.2項「不具合の修正」

10.1 一般的な問題および回避方法

Oracle Virtual Directory 10g（10.1.4.0.1）に関するリリースの時点での既知の問題はありません。

10.2 不具合の修正

Oracle Virtual Directory 10g（10.1.4.0.1）に含まれる不具合の修正は次のとおりです。

• Kerberosのバインドが機能するにはkrb5login.confファイルにセミコロンを付加する必要がありました。

• マッピング・ファイルがインストールされている場合、OBJECTGUIDなどのバイナリ属性を検索できませんでした。

• インストール時にOracle Virtual DirectoryがWeb Listenerに設定されたポート番号を無視していました。

• DN値を戻すように指定した場合、Oracle Virtual Directoryはobjectclassなどの指定されていない他の属性を戻しました。

• 複数のLDAPアダプタに複数のActive Directoryサーバーが構成されている場合、Oracle Virtual DirectoryはKerberosを使用して認証できませんでした。

• 同じ問合せを複数回実行した場合、グループ・メンバーシップの問合せからデータが返されませんでした。

• 大きな問合せの実行中に、LDAPアダプタで過剰なメモリーが使用されていました。