この章では、Oracle Identity Managerコネクタ・パック(リリース9.0.2)のMicrosoft Windows 2000用のコネクタとドキュメントに関する更新の概要を示します。
この章で説明する更新内容は、次のカテゴリに分類されます。
コネクタのソフトウェアに対する更新が含まれます。
コネクタのドキュメントに対する主な変更が含まれます。この変更はソフトウェアの更新には関係ないものです。
関連資料: 『Oracle Identity Managerリリース・ノート』 |
ここでは、このリリースのコネクタに実装された次のようなソフトウェアの更新について説明します。
多言語サポートの導入
このリリースのコネクタでは、英語のみでなく、フランス語および日本語もサポートしています。次に、この機能の導入に関連するドキュメントの更新内容を示します。
インストール・メディア・ディレクトリに、コネクタでサポートされている言語に対応するリソース・バンドル・ファイルが含まれています。これらのリソース・バンドル・ファイルについては、「コネクタを構成するファイルおよびディレクトリ」で説明しています。
「手順3: コネクタ・ファイルのコピー」では、デプロイ手順でリソース・バンドル・ファイルをコピーする必要があるコピー先ディレクトリを指定します。
「手順4: Oracle Identity Managerサーバーの構成」で、必要な入力ロケールに変更する手順と、コネクタ・リソース・バンドルの関連コンテンツをサーバー・キャッシュから消去する手順を説明します。
第3章「既知の問題」では、英語以外のロケールの使用に関連する新しい問題を説明します。
コネクタのリリース番号の確認
コネクタのリリース番号の確認手順は、「コネクタのリリース番号の確認」の項で説明されています。
USNのかわりにADユーザーobjectGUIDを使用するよう変更された機能
このリリースのコネクタでは、USNのかわりにADユーザーobjectGUIDが使用されます。
このリリースのガイドでは、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。
コネクタのJARファイルおよびアダプタ・ファイルをクラスタ環境のすべてのノードにコピーする手順が、次の項に追加されました。
Oracle Identity Managerでは、Microsoft Windows 2000ユーザー・アカウントを使用して、Microsoft Windows 2000との接続およびデータ交換を行います。「手順6: アダプタのコンパイル」で、このユーザー・アカウントに割り当てる必要がある最低限の権限に関する情報を示します。
Microsoft Windows 2000の複数インストールをリンクするためにOracle Identity Managerを使用する手順が、「ターゲット・システムの複数のインストールに対するコネクタの構成」で説明されています。
Oracle Identity ManagerとMicrosoft Windows 2000の間の属性マッピングの情報は、付録Aに示しています。